JPH0711697Y2 - 気密コンパクト容器 - Google Patents

気密コンパクト容器

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JPH0711697Y2
JPH0711697Y2 JP3265890U JP3265890U JPH0711697Y2 JP H0711697 Y2 JPH0711697 Y2 JP H0711697Y2 JP 3265890 U JP3265890 U JP 3265890U JP 3265890 U JP3265890 U JP 3265890U JP H0711697 Y2 JPH0711697 Y2 JP H0711697Y2
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JP
Japan
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compact container
groove
airtight compact
container according
flange portion
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JP3265890U
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JPH03123416U (ja
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征一 袴田
雅久 古山
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Shiseido Co Ltd
Hidan Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
Hidan Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、化粧料を収納するコンパクト容器に関し、と
くに気密性を要する気密コンパクト容器に関する。
【従来の技術】
従来の気密コンパクト容器の中皿14は、一般に第12図示
の如く、皿部の周縁に扁平のフランジ部15が設けられ、
このフランジ部15に弾力性素材からなるパッキング16の
無端状の突条部17を当接させ、気密性を保っていた。
【考案が解決しようとする問題点】
しかし、かかる構造であると、フランジ部15を十分な扁
平に加工することが技術上難しいため、フランジ部15の
外周縁のばりが大きいと、このばりがパッキング16に当
たり、突条部17がフランジ部15に当接されない箇所がで
きる場合があった。またフランジ部15の屈曲度が大き過
ぎたり小さ過ぎたり変形していると、突条部17がフラン
ジ部15に達しない箇所ができる場合があった。このた
め、パッキング16の突条部17とフランジ部15の当接が断
続的になり、十分な気密性を得られないでいた。 かかる事態に対処すべく第13図に示すように、皿部とフ
ランジ部15の屈曲線に沿って第2突条部18を設け、これ
により気密性を確保しようとするものがあった。しか
し、かかる従来例であっても中皿14が方形その他円形以
外の形状になると、中皿14の中心からフランジ部15の外
周縁までの距離が円形の場合に比して大きいため、フラ
ンジ部15の扁平誤差が大となり、ばりや変形による当接
不良が起き易いという欠点があった。コンパクト容器は
需要者が女性であるため、種々の形状の中皿14を用意し
なければならないので、かかる欠点は看過できないので
ある。しかしながら、パッキング16の位置合わせにより
上記当接不良に対処するのは困難であるため、従来にお
いては、十分な気密性を得られないでいた。 第12図、第13図に示す如き容器において、上記当接不良
を回避すべく、フランジ部15にパッキング16の突条部17
や第2突条部18を強く当接させると、パッキング16は弾
性変形により突条部17や第2突条部18が第14図及び第15
図に示す如くしなってずれ込むため、当接面に部分的に
間隙が生じる場合があり、十分な気密性が得られなかっ
た。また、パッキング16自体の損耗も早まるという欠点
があった。 この結果、従来においては、より揮発性の高い化粧料に
対応することができないでいた。 本考案は、上記欠点を解決し、中皿のフランジ部にパッ
キングを十分当接させ、容器の気密性に十全を期する気
密コンパクト容器を供することを目的とする。またかか
る気密性の確保が中皿の形状によって左右されない気密
コンパクト容器を供することをも目的とする。
【問題点を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案は、上蓋と下蓋とからなる
容器本体に中皿が内蔵され、該中皿のフランジ部に当接
されるパッキングを介して密閉製造となる気密コンパク
ト容器において、フランジ部に中皿の皿部を囲繞する線
に沿って無端状の凹溝が設けられ、該凹溝に対応する部
分のパッキングが突条に形成され、上記凹溝に着脱自在
に当接されたことを特徴とする気密コンパクト容器を供
する。 この気密コンパクト容器は、上記凹溝が単一である点、
上記凹溝が複数段設けられた点及び上記凹溝が複数列設
けられた点をも特徴とする。 また、この気密コンパクト容器は、上記凹溝に代え、フ
ランジ部が断面凹弧状に形成された点をも特徴とする。
この場合において、上記フランジ部に中皿の皿部を囲繞
する線に沿って無端状の凹溝が設けられた点、上記凹溝
が単一である点、上記凹溝が複数段設けられた点及び上
記凹溝が複数列設けられた点をも特徴とする。 さらに、この気密コンパクト容器は、上記凹溝に代え、
フランジ部が断面凹角状に形成された点をも特徴とす
る。この場合において、上記フランジ部に中皿の皿部を
囲繞する線に沿って無端状の凹溝が設けられた点、上記
凹溝が単一である点、上記凹溝が複数段設けられた点及
び上記凹溝が複数列設けられた点をも特徴とする。
【実施例】
次に、本考案にかかる気密コンパクト容器を図面に示す
実施例に基ずいて説明する。 容器本体1は上蓋2及び下蓋3からなる。上蓋2は一端
部がピン4により下蓋3に枢着され、他端部が下蓋3に
開閉自在に嵌着される。下蓋3には、アルミニウム、黄
銅、鉄等の硬質素材からなる中皿5が載置される。該中
皿5は化粧料を収納する皿部6と、該皿部6の上端に連
続するフランジ部7とからなる。該フランジ部7には、
皿部6を囲繞する線に沿って無端状の凹溝8が設けられ
る。9は下蓋3に固着される中枠である。皿部6及びフ
ランジ部7の平面視形状は円形、方形その他、任意であ
る。上蓋2には、NBRゴム、シリコンゴムのような軟質
素材からなるパッキング10が固着され、その周縁部11に
上記凹溝8に当接される三次元形状の突条12が設けられ
る。当接の程度は、接触する程度の強さから圧接まで含
むが、強く圧接されるのが望ましい。 凹溝8の断面形状は三次元的に凹設されれば、わん曲、
屈曲、扁平いずれであってもよく任意である。第1図は
断面半円形の場合、第3図は断面三角形の場合、第4図
は断面方形の場合である。凹溝8の凹設位置は任意であ
るが、フランジ部7の外周縁や屈曲縁よりも、図示例の
ように中央部の方が望ましい。凹溝8の数は任意であ
る。第1図乃至第4図は単一の場合であり、第5図は凹
溝8の下にさらに凹溝8aが複数段設けられた場合、第6
図は複数列の凹溝8が設けられた場合である。凹溝8の
凹みの程度は、パッキング10の素材等により適宜に設計
される。13は上記パッキング10を上蓋2に固定する枠体
である。Gはフランジ部7と周縁部11との間の間隙であ
る。 上記凹溝8に代えて、フランジ部7全体を三次元的に凹
設することにより、同様の機能を奏することができる。
第7図はフランジ部7を断面凹弧状7aに形成した他の実
施例は、第8図はフランジ部7を断面凹角状7bに形成し
た他の実施例である。いずれの場合も、第9図に示す如
く凹設して形成されたフランジ部7aにさらに凹溝8bを設
けることができる。この凹溝8bの数は単一であっても複
数であってもよく、、かつ複数列に設けることもでき
る。 本考案にかかる気密コンパクト容器は、上蓋2と下蓋3
との間に中蓋(図示省略)がある容器にも適用すること
ができる。また図示例の如く開閉式ではなく、スライド
式の容器にも適用可能である。 さらに凹溝8の平面視形状は、皿部6が円形なら円形
に、方形なら方形にというように皿部6の形状に沿って
設けられるが、花柄模様の如き皿部6の形状に沿わずに
設けることも可能である。後者の場合は、意匠的効果が
一層向上するので、需要者が女性であるコンパクト容器
には有利となる。
【作用】
本考案にかかる気密コンパクト容器は、閉蓋すると、上
蓋2によりパッキング10が押圧されるので、フランジ部
7の凹溝8にパッキング10の周縁部11の突条12が三次元
的に喰い込む。このため、仮りにフランジ部7の外周縁
にばり19があってもこれが吸収され、またフランジ部7
の屈曲度に過度の大小があって変形していても、この誤
差量が吸収されるのである(第10図、第11図参照)。さ
らに凹溝8に突条12が三次元的に喰い込んでいるから、
フランジ部7が平面視方形等に形成され、かつその扁平
度が粗雑であっても、その誤差に影響されず、誤差量が
吸収されるのである。 凹溝8は三次元的に凹設されているため、パッキング周
縁部11の突条12はいずれかの部分において必ず接触す
る。しかもこの接触は、三次元的に凹設された凹溝8に
パッキング周縁部11の突条12が押し込まれてなされるた
め、必ず一定圧で圧設されることになり、強く当接させ
る程パッキングが変形して凹溝8と突条12との接触面積
が増大し、密着性が良好となるのである。 したがって、本考案にかかる気密コンパクト容器におい
ては、パッキング10とフランジ部7は当接不良を起こす
余地がなく、容器の気密性が十分に確保されるのであ
る。 上述の理は、凹溝8に代えて、フランジ部7を断面凹弧
状又は凹角状に形成した場合も同様である。 なお、本考案にかかる気密コンパクト容器においては、
フランジ部7に凹溝8が設けられているので、パフで化
粧料を掻き取るとき、掻き取られた化粧料のうち余剰部
分が凹溝8に落下するため、容器の他の部分を汚さない
利益がある。
【考案の効果】
このように、本考案にかかる気密コンパクト容器によれ
ば、上蓋と下蓋とからなる容器本体に中皿が内蔵され、
該中皿のフランジ部に当接されるパッキングを介して密
閉構造となる気密コンパクト容器において、フランジ部
に中皿の皿部を囲繞する線に沿って無端状の凹溝が設け
られ、該凹溝に対応する部分のパッキングが突条に形成
され、上記凹溝に着脱自在に当接されているため、容器
の気密性に十全を期することができる。また中皿の形状
の如何にかかわらず、容器の気密性が確保されるという
効果がある。この結果、より揮発性の高い化粧料に対応
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は本考案にかかる気密コンパクト容器
の実施例を示し、第1図はその正面断面図、第2図は第
1図A部拡大図、第3図乃至第9図は突条の他の実施例
を示す正面断面図、第10図及び第11図は作用の説明図で
ある。 第12図及び第13図は従来の気密コンパクト容器の一例を
示す要部正面断面図、第14図乃び15図はその作用の説明
図である。 1……容器本体、2……上蓋、3……下蓋、4……ピ
ン、5……中皿、6……皿部、7……フランジ部、8…
…凹溝、8a……凹溝、8b……凹溝、9……中枠、10……
パッキング、11……周縁部、12……突条、13……枠体、
14……中皿、15……フランジ部、16……パッキング、17
……突条部、18……第2突条部、19……ばり

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上蓋と下蓋とからなる容器本体に中皿が内
    蔵され、該中皿のフランジ部に当接されるパッキングを
    介して密閉構造となる気密コンパクト容器において、フ
    ランジ部に中皿の皿部を囲繞する線に沿って無端状の凹
    溝が設けられ、該凹溝に対応する部分のパッキングが突
    条に形成され、上記凹溝に着脱自在に当接されたことを
    特徴とする気密コンパクト容器。
  2. 【請求項2】上記凹溝が単一である請求項1記載の気密
    コンパクト容器。
  3. 【請求項3】上記凹溝が複数段設けられた請求項1記載
    の気密コンパクト容器。
  4. 【請求項4】上記凹溝が複数列設けられた請求項1又は
    3記載の気密コンパクト容器。
  5. 【請求項5】上記凹溝に代え、フランジ部が断面凹弧状
    に形成された請求項1記載の気密コンパクト容器。
  6. 【請求項6】上記凹溝に代え、フランジ部が断面凹角状
    に形成された請求項1記載の気密コンパクト容器。
  7. 【請求項7】上記フランジ部に中皿の皿部を囲繞する線
    に沿って無端状の凹溝が設けられた請求項5又は6記載
    の気密コンパクト容器。
  8. 【請求項8】上記凹溝が単一である請求項7記載の気密
    コンパクト容器。
  9. 【請求項9】上記凹溝が複数段設けられた請求項7記載
    の気密コンパクト容器。
  10. 【請求項10】上記凹溝が複数列設けられた請求項7記
    載の気密コンパクト容器。
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JPH03123416U JPH03123416U (ja) 1991-12-16
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