JPH07116462A - 脱硝率制御装置 - Google Patents

脱硝率制御装置

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JPH07116462A
JPH07116462A JP5267256A JP26725693A JPH07116462A JP H07116462 A JPH07116462 A JP H07116462A JP 5267256 A JP5267256 A JP 5267256A JP 26725693 A JP26725693 A JP 26725693A JP H07116462 A JPH07116462 A JP H07116462A
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JP
Japan
Prior art keywords
nox
analyzer
exhaust gas
detected
denitration
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Pending
Application number
JP5267256A
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English (en)
Inventor
Toshio Inoue
敏男 井上
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入側NOx分析計と出側NOx分析計による夫
々の検出NOx値によりタイミングを合わせて脱硝率を
求める。 【構成】 燃焼炉1に接続された脱硝反応器3の排ガス
2入側に配設したアンモニア注入装置7と、脱硝反応器
3の排ガス2入側に配設した入側NOx分析計9と、脱
硝反応器3の排ガス2出側に配設した出側NOx分析計
11と、入側NOx分析計9及び出側NOx分析計11か
らの検出NOx値12,13より脱硝率14を演算する
演算回路15と、脱硝率14に基づいてアンモニア注入
装置7の注入量を調節する制御器16と、燃焼炉1の負
荷変化信号20に基づいて指令を発する信号発生器2
1,22からの指令により検出NOx値12と検出NOx
値13がむだ時間要素を用いて同一タイミングで演算回
路15に入力されるように補正する補正回路17,18
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボイラ等の燃焼炉に備え
る脱硝反応器の脱硝率制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はボイラ等の燃焼炉に備える従来の
脱硝率制御装置の一例を示すもので、ボイラ等の燃焼炉
1からの排ガス2が脱硝反応器3に導かれて脱硝されて
煙突4等から外部に排出されるようになっている。
【0003】脱硝反応器3の排ガス入側には、アンモニ
ア注入管5が接続され、該アンモニア注入管5に設けた
注入弁6を介して排ガス2中にアンモニア(NH3
ス)を注入するようにしたアンモニア注入装置7が配設
されている。
【0004】又、脱硝反応器3の排ガス入側には入側の
サンプリングライン8を介して入側NOx分析計9が配
設してあると共に、脱硝反応器3の排ガス出側には出側
のサンプリングライン10を介して出側NOx分析計1
1が配設されており、上記入側NOx分析計9による検
出NOx値12(a)と出側NOx分析計11による検出
NOx値13(b)を入力して脱硝率14〔(a−b)
/a×100〕を演算する演算回路15を設け、該演算
回路15にて演算した脱硝率14に基づいて前記アンモ
ニア注入装置7の注入弁6の調節を行う制御器16を備
えた構成を有している。
【0005】上記従来の脱硝率制御装置においては、入
側NOx分析計9及び出側NOx分析計11による換算N
Ox値12及び13から演算回路15によって求めた脱
硝率14に基づいて、前記アンモニア注入装置7の注入
弁6の開度を調節してアンモニアの注入量を調節するこ
とにより所定の脱硝率となるように制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の脱
硝率制御装置においては、脱硝反応器3の排ガス入側と
出側に配設されたNOx分析計9,11は排ガス2の流
れに対してタイミングがずれた状態でNOxの分析を行
っており、しかも通常脱硝反応器3は高い位置に設置さ
れていてサンプリングライン8と10の長さも異なって
おり、このために同じタイミングで脱硝反応器3の脱硝
率が計測されていなかった。
【0007】即ち、今入側NOx分析計9で検出NOx値
12が検出された排ガス2は、脱硝反応器3を通過して
所要の時間を経過した後、出側NOx分析計11によっ
て検出NOx値13が求められることになり、更にサン
プリングライン8と11の長さが異なることによっても
入側NOx分析計9と出側NOx分析計11による検出の
タイミングがずれたものとなり、このタイミングがずれ
た検出NOx値12,13によって脱硝率14が求めら
れているために、特に燃焼炉1の負荷変動等によって排
ガス2中のNOx濃度が変化したような過渡的状態にお
いて、排ガス2の流れに基づく真の脱硝率に対して誤差
を生じ、よって煙突4から高濃度のNOxが排出された
り、或いは不必要に過剰のアンモニアが供給される等の
問題を生じていた。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなし
たもので、入側NOx分析計による検出NOx値と出側N
Ox分析計による検出NOx値とを補正によりタイミング
を合わせて演算回路に導いて脱硝率を求めることによ
り、排ガスの流れに沿った同一タイミングでの脱硝率に
基づいてアンモニアの注入量を制御し得るようにした脱
硝率制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃焼炉に接続
された脱硝反応器の排ガス入側に配設したアンモニア注
入装置と、脱硝反応器の排ガス入側に配設した入側NO
x分析計と、脱硝反応器の排ガス出側に配設した出側N
Ox分析計と、前記入側NOx分析計及び出側NOx分析
計からの検出NOx値より脱硝率を演算する演算回路
と、該演算回路にて演算した脱硝率に基づいて前記アン
モニア注入装置の注入量を調節する制御器と、燃焼炉の
負荷変化信号に基づいて指令を発する信号発生器と、該
信号発生器からの指令により前記入側NOx分析計から
の検出NOx値と出側NOx分析計からの検出NOx値が
むだ時間要素を用いて同一タイミングで前記演算回路に
入力されるように補正する補正回路とを備えたことを特
徴とする脱硝率制御装置、に係るものである。
【0010】
【作用】本発明では、脱硝反応器の排ガス入側において
入側NOx分析計により入側のNOx値が計測され、脱硝
反応器の排ガス出側において出側NOx分析計により出
側のNOx値が計測される。前記入側NOx分析計と出側
NOx分析計によって検出された検出NOx値は、夫々補
正回路を介して演算回路に入力され、演算回路により脱
硝反応器における脱硝率が演算される。
【0011】この時、燃焼炉の負荷変化信号に基づいて
指令を発する信号発生器からの指令が前記補正回路に入
力されていることにより、燃焼炉の負荷に応じた大きさ
で、前記入側NOx分析計からの検出NOx値と出側NO
x分析計からの検出NOx値がむだ時間要素を用いて同一
タイミングで演算回路に入力されるように補正される。
【0012】従って、脱硝反応器の入側から出側に至る
排ガスの流れに対して、同一タイミングで脱硝率が演算
されることになり、従ってアンモニア注入装置のアンモ
ニア注入量が的確に制御されて大気に排出される排ガス
中のNOx値が規定値以下に確実に制御され、またアン
モニアが過剰に供給されるようなことがなくなる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0014】図1は前記図2の従来装置に適用した本発
明の一実施例を示すもので、図中同一のものには同一の
符号を付すことによって説明の重複を省略している。
【0015】図1に示すように、脱硝反応器3の排ガス
入側に配設した入側NOx分析計9と演算回路15との
間、及び脱硝反応器3の排ガス出側に配設した出側NO
x分析計11と前記演算回路15との間の夫々に、排ガ
ス2が前記脱硝反応器3を通過するのに要する時間及び
サンプリングライン8及び10の長さに基づく検出遅れ
等によるむだ時間要素によって、排ガス2の流れに対し
て前記検出NOx値12,13を同一タイミングで演算
回路15に入力するように補正する補正回路17,18
を配設する。補正回路17,18のむだ時間要素は、ラ
プラス演算子е- TiS(入側)及びе-ToS(出側)によっ
て設定することができる。
【0016】又、燃焼炉1の出側に配設した流量計19
により排ガス2の流量を検出することによって燃焼炉1
の負荷変化信号20を求めるようにし、該負荷変化信号
20を入力して該負荷変化信号20の大きさに応じて前
記各補正回路17,18のむだ時間要素を調節するため
の信号を発生する信号発生器21,22を前記補正回路
17,18に接続して設ける。
【0017】以下に、上記実施例の作用を説明する。
【0018】脱硝反応器3の排ガス入側に設けた入側N
Ox分析計9によって検出した検出NOx値12が補正回
路17を介して演算回路15に送られ、又脱硝反応器3
の排ガス出側に設けた出側NOx分析計11によって検
出した検出NOx値13が補正回路18を介して前記演
算回路15に送られることにより、該演算回路15は前
記両検出NOx値12と13から脱硝反応器における脱
硝率14を演算する。
【0019】この時、燃焼炉1の負荷変化信号20に基
づいて指令を発する信号発生器21,22からの指令が
前記補正回路17,18に入力されていることにより、
燃焼炉1の負荷に応じた大きさで、而も前記入側NOx
分析計9からの検出NOx値12と出側NOx分析計11
からの検出NOx値13がむだ時間要素に基づいて同一
タイミングで演算回路15に入力されるように補正され
る。
【0020】従って、脱硝反応器3の入側から出側に至
る排ガス2の流れに対して、同一タイミングで脱硝率1
4が演算されるようになるため、アンモニア注入装置7
によるアンモニア注入量が的確に制御されることにな
り、よって大気に排出される排ガス中のNOx値が規定
値を超えるようなことを防止し、またアンモニアが過剰
に供給されるという様なことを防止できる。
【0021】尚、前記実施例では、入側NOx分析計9
と演算回路15との間、及び出側NOx分析計11と前
記演算回路15との間の夫々に補正回路17,18を配
設し、且つ夫々の補正回路17,18に信号発生器2
1,22を配設した構成としているが、通常は排ガス2
の流れに対して上流側の入側NOx分析計9による検出
が行われた後に、下流側の出側NOx分析計11による
検出が行われるので、この場合は入側NOx分析計9に
よる検出NOx値12を基準時間として出側NOx分析計
11による検出NOx値13のみを補正するようにする
ことができ、従ってこの場合は補正回路17と信号発生
器21は補正機能を有しない、単に基準時間を設定でき
る機能をもつものとすることができる。
【0022】しかし、前記入側のサンプリングライン8
の長さが出側のサンプリングライン10の長さより長い
ような場合等に、排ガス2の流れに対して入側NOx分
析計9より出側NOx分析計11の方が先に検出を行う
という様なことも考えられるので、図1においては入側
NOx分析計9にも補正回路17と信号発生器22を備
えるようにしている。
【0023】また図1では流量計19によって検出した
排ガス2の流量を負荷変化信号20とした場合について
説明したが、負荷変化信号20として燃焼炉1に供給す
る空気流量、或いは燃料流量、更には発電量等を用いる
ようにすることもできる。
【0024】尚、本発明は前記実施例にのみ限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に於い
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】本発明の脱硝率制御装置によれば、入側
NOx分析計からの検出NOx値と出側NOx分析計から
の検出NOx値を、補正回路を介してむだ時間要素に基
づいて同一タイミングで演算回路に入力するようにして
いるので、脱硝反応器の入側から出側に至る排ガスの流
れに対して、同一タイミングで脱硝率が演算されるよう
になるため、アンモニア注入装置によるアンモニア注入
量が的確に制御されることになり、よって大気に排出さ
れる排ガス中のNOx値が規定値を超えたり、またアン
モニアが過剰に供給されるという様な問題の発生を防止
できる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来の脱硝率制御装置の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 燃焼炉 2 排ガス 3 脱硝反応器 7 アンモニア注入装置 9 入側NOx分析計 11 出側NOx分析計 12 検出NOx値 13 検出NOx値 14 脱硝率 15 演算回路 16 制御器 17 補正回路 18 補正回路 20 負荷変化信号 21 信号発生器 22 信号発生器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼炉に接続された脱硝反応器の排ガス
    入側に配設したアンモニア注入装置と、脱硝反応器の排
    ガス入側に配設した入側NOx分析計と、脱硝反応器の
    排ガス出側に配設した出側NOx分析計と、前記入側N
    Ox分析計及び出側NOx分析計からの検出NOx値より
    脱硝率を演算する演算回路と、該演算回路にて演算した
    脱硝率に基づいて前記アンモニア注入装置の注入量を調
    節する制御器と、燃焼炉の負荷変化信号に基づいて指令
    を発する信号発生器と、該信号発生器からの指令により
    前記入側NOx分析計からの検出NOx値と出側NOx分
    析計からの検出NOx値がむだ時間要素を用いて同一タ
    イミングで前記演算回路に入力されるように補正する補
    正回路とを備えたことを特徴とする脱硝率制御装置。
JP5267256A 1993-10-26 1993-10-26 脱硝率制御装置 Pending JPH07116462A (ja)

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