JPH07115695A - イヤホン装置 - Google Patents

イヤホン装置

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JPH07115695A
JPH07115695A JP25861693A JP25861693A JPH07115695A JP H07115695 A JPH07115695 A JP H07115695A JP 25861693 A JP25861693 A JP 25861693A JP 25861693 A JP25861693 A JP 25861693A JP H07115695 A JPH07115695 A JP H07115695A
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JP
Japan
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earphone
housing
unit
sound
hole
Prior art date
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Application number
JP25861693A
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English (en)
Inventor
Takayuki Tatewaki
孝行 舘脇
Katsunobu Miyahara
勝伸 宮原
Yukio Kaneko
幸男 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH07115695A publication Critical patent/JPH07115695A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1083Reduction of ambient noise
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1016Earpieces of the intra-aural type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 外部の音声を集音するためにハウジング1の
内部1cにマイクロホンユニット3を設けたインナー型
のイヤホン装置であって、発音する音声の低中域の音響
特性の向上を図るために設ける音響的抵抗である孔5
を、ハウジング1の、当該イヤホン装置を耳介に装着し
たときに耳珠と対珠との間の珠間切痕に相当する部分に
設ける。 【効果】 ハウジング1内に発生し上記孔5を介して洩
れる音声を、上記コード保持部1bでガードし、マイク
ロホンユニット3により集音されないようにすることが
できるため、ハウリングを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばインナー型のイ
ヤホン装置,補聴器等に設けて好適なイヤホン装置に関
し、特に、周囲の音声を集音するためのマイクロホンユ
ニットが設けられたイヤホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図10に示すような、いわ
ゆるインナー型のイヤホン装置が知られている。このイ
ンナー型のイヤホン装置は、略々円錐台形状を有するイ
ヤホンユニット保持部101及び該イヤホンユニット保
持部101の背面側に設けられたコード保持部102と
からなるハウジング103と、上記イヤホンユニット保
持部101に設けられるイヤホンユニット104とで構
成されている。
【0003】上記イヤホンユニット104には、振動板
104aに対向する位置にメッシュ状のプロテクタ10
5が設けられており、このプロテクタ105を介して発
音されるようになっている。
【0004】このようなイヤホン装置は、図11に示す
ようにイヤホンユニット保持部101が耳介Aの凹部B
に挿入され、該イヤホンユニット保持部101の一部が
耳珠C及び対珠Dで抑えられることにより、耳介Aに係
止されるようになっている。この状態で、コード106
を介して、例えば携帯用テープレコーダ装置等の外部機
器からの音声信号が供給されると、上記イヤホンユニッ
ト104が外耳道Fに向かって発音をなす。これによ
り、上記音声信号に応じた音声を聴取することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記インナー
型のイヤホン装置は、装着した状態が耳栓をしているの
と同じ状態であるため、装着中には外部(周辺)の音声
を聴取することができなかった。このため、外部の音声
を聴取するには、装着しているイヤホン装置を一旦外す
か、或いは、上記携帯用テープレコーダ装置を再生停止
状態とし音声信号の供給を停止してイヤホン装置から発
音がなされないようにする必要があり、大変面倒であっ
た。
【0006】本発明は上述の課題に鑑みて成されたもの
であり、装着中であっても周辺の音声を聴取することが
できるようなイヤホン装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るイヤホン装
置は、耳介の凹部に装着したときに該耳介の一部によっ
て係止される形状であるイヤホンユニット保持部、及
び、コードを保持するコード保持部からなり、上記イヤ
ホンユニット保持部からコード保持部にかけてその内部
が1つの筐体となっているハウジングと、上記ハウジン
グを耳介の凹部に装着したときに外部の音声を集音する
ように設けられるマイクロホンユニットと、上記ハウジ
ングのイヤホンユニット保持部に設けられ、少なくとも
上記マイクロホンユニットからの音声信号に応じた発音
をなすイヤホンユニットと、上記ハウジングに設けられ
る音響的抵抗である孔とを有し、上記音響的抵抗である
孔は、上記ハウジング内に発生して該孔から洩れる音声
が上記マイクロホンユニットにより集音されないよう
に、該マイクロホンユニットから適宣離れた位置に設け
られることを特徴として上述の課題を解決する。
【0008】また、本発明に係るイヤホン装置は、上記
音響的抵抗である孔は、ハウジングのイヤホンユニット
保持部を耳介の凹部に装着したときに、該耳介と接触し
ない位置に設けられることを特徴として上述の課題を解
決する。
【0009】また、本発明に係るイヤホン装置は、上記
音響的抵抗である孔は、上記ハウジングの、該ハウジン
グを耳介の凹部に装着したときにおける耳珠と対珠との
間の珠間切痕に相当する部分に設けられることを特徴と
して上述の課題を解決する。
【0010】また、本発明に係るイヤホン装置は、上記
音響的抵抗である孔は、上記ハウジングのコード保持部
に設けられることを特徴として上述の課題を解決する。
【0011】また、本発明に係るイヤホン装置は、上記
マイクロホンユニットは、上記ハウジングの内部で、イ
ヤホンユニット保持部に対向する位置に設けられること
を特徴として上述の課題を解決する。
【0012】また、本発明に係るイヤホン装置は、上記
音響的抵抗である孔には、通気性を有する部材が設けら
れていることを特徴として上述の課題を解決する。
【0013】また、本発明に係るイヤホン装置は、上記
ハウジングのイヤホンユニット保持部は、その正面形状
が、耳介の凹部に装着したときにおける対珠側の面積よ
りも耳珠側の面積が大きいような涙形の形状であること
を特徴として上述の課題を解決する。
【0014】また、本発明に係るイヤホン装置は、上記
イヤホンユニットは、上記涙形の形状を有するイヤホン
ユニット保持部の耳珠側に、外耳孔と対向するように設
けられることを特徴として上述の課題を解決する。
【0015】また、本発明に係るイヤホン装置は、上記
ハウジングのイヤホンユニット保持部を覆うように設け
られ、該イヤホンユニットから発音された音声を耳の外
耳孔に誘導するための、該外耳孔に挿入可能な突起状の
開口部を備えるイヤホンキャップを有することを特徴と
して上述の課題を解決する。
【0016】また、本発明に係るイヤホン装置は、上記
イヤホンキャップは、その横断面形状が、耳介の凹部に
装着したときにおける対珠側よりも耳珠側の面積が大き
いような涙形の形状であり、上記突起状の開口部は、上
記耳珠側で、且つ、外耳孔に対向する位置に設けられる
ことを特徴として上述の課題を解決する。
【0017】
【作用】本発明に係るイヤホン装置は、耳介の凹部に装
着したときに該耳介の一部によって係止される形状であ
るイヤホンユニット保持部、及び、コードを保持するコ
ード保持部からなるハウジングに、該ハウジングを耳介
の凹部に装着したときに外部の音声を集音するようにマ
イクロホンユニットを設けるとともに、該ハウジングの
イヤホンユニット保持部にイヤホンユニットを設けるこ
とにより構成されている。
【0018】上記マイクロホンユニットは、周囲の音声
を集音し、これを電気信号である音声信号としてイヤホ
ンユニットに供給する。上記イヤホンユニットは、上記
マイクロホンユニットからの音声信号に応じた発音をな
す。これにより、装着中であっても周囲の音声を聴取す
ることができる。このため、周囲の音声を聴取するため
に装着中のイヤホン装置を一旦外したり、外部機器等か
らの音声信号の供給を一旦停止したりする等の面倒な手
間を省くことができる。
【0019】なお、上記イヤホンユニットに、上記マイ
クロホンユニットからの音声信号の他、例えば携帯用テ
ープレコーダ装置等の外部機器からの音声信号を供給す
ることにより、周囲の音声の他、カセットテープからの
再生信号による音声も聴取することができる。
【0020】ここで、このイヤホンユニットから発音さ
れる音声の低中域の音響特性を向上させるためには、上
記ハウジングに音響的抵抗である孔を設ける必要があ
る。
【0021】しかし、上記ハウジングは、イヤホンユニ
ット保持部からコード保持部にかけてその内部が1つの
筐体であるため、上記ハウジングに音響的抵抗である孔
を設けると、上記イヤホンユニットが発音することによ
りハウジング内に生ずる音声、及び、外部からハウジン
グを介して該ハウジング内に入り込んだ音声等が、上記
孔から洩れることとなる。このため、上記マイクロホン
ユニットの近傍に上記孔を設けると、上記孔から洩れた
音声が上記マイクロホンユニットにより集音されてしま
い、ハウリングが発生する等の不都合を生ずる。
【0022】従って、本発明に係るイヤホン装置は、上
記ハウジング内に発生して該孔から洩れる音声が上記マ
イクロホンユニットにより集音されないように、上記音
響的抵抗である孔を該マイクロホンユニットから適宣離
れた位置に設けている。なお、この孔は通気性を有せば
良く、その形状は、丸,四角,三角,台形,平行四辺形
等何でもよい。
【0023】また、上記孔を設ける位置は、該孔から洩
れる音声がマイクロホンユニットにより集音されない位
置であれば何処でも良く、逆に、マイクロホンユニット
の位置も、上記孔から洩れる音声を集音しない位置であ
れば何処でも良い。
【0024】具体的には、上記音響的抵抗である孔は、
上記マイクロホンユニットとの位置関係を満たし、且
つ、イヤホンユニット保持部を耳介の凹部に装着したと
きに、該耳介と接触しない位置に設けられている。上述
のように、上記孔は低中域の音響特性の向上のために設
けられるものであるため、当該イヤホン装置の装着時に
耳に接触しない部分に設けることが好ましいからであ
る。
【0025】さらに具体的には、上記音響的抵抗である
孔は、上記ハウジングの、該ハウジングを耳介の凹部に
装着したときにおける耳珠と対珠との間の珠間切痕に相
当する部分に設けられている。上記ハウジングを耳介の
凹部に装着すると、該ハウジングの上記珠間切痕に相当
する部分は耳に接触しない。また、上記マイクロホンユ
ニットは、外部の音声を集音できる位置に設けられる。
このため、上記ハウジングの上記珠間切痕に相当する部
分に上記孔を設けることにより、該孔が耳と接触するこ
とがなく、また、上記孔から洩れる音声はハウジングの
コード保持部の部分でガードされることとなるため、上
記孔から洩れた音声が上記マイクロホンユニットにより
集音されることがなく、ハウリングを防止することがで
き、また、低中域の音響特性を向上させることができ
る。
【0026】或いは、上記音響的抵抗である孔は、上記
ハウジングのコード保持部に設けられている。上述のよ
うに上記マイクロホンユニットは、このハウジングのコ
ード保持部に設けられた孔から洩れる音声を集音しない
位置に設けられるため、ハウリングを防止することがで
き、また、低中域の音響特性を向上させることができ
る。
【0027】上記マイクロホンユニットは、例えば上記
ハウジングの内部で、イヤホンユニット保持部に対向す
る位置に設けられる。この部分は、上記コード保持部よ
りも領域的に余裕があり、無理なくマイクロホンユニッ
トを設けることができる。また、この部分にマイクロホ
ンユニットを設け、上記珠間切痕に相当する部分に上記
孔を設けることにより、上記マイクロホンユニットと孔
との距離が充分なものとなるうえ、該孔が耳と接触する
ことがなく、また、上記孔から洩れる音声はハウジング
のコード保持部の部分でガードされることとなるため、
上記マイクロホンユニットに上記孔から洩れた音声が集
音されることがなく、ハウリングを防止することがで
き、また、低中域の音響特性を向上させることができ
る。
【0028】次に、上記音響的抵抗である孔には、例え
ばいわゆるABS樹脂,スポンジ,プレスウレタン等の
通気性を有する部材が設けられている。この通気性を有
する部材を設けることにより、外部から上記孔を介して
ハウジング内に塵等が入り込んでしまうような不都合を
防止することができ、設計時の音響特性を維持すること
ができる。
【0029】次に、上記ハウジングのイヤホンユニット
保持部は、その正面形状が、耳介の凹部に装着したとき
における対珠側の面積よりも耳珠側の面積が大きいよう
な涙形の形状を有している。人間の耳介の凹部の形状
は、横長の形状となっている。このため、上記ハウジン
グのイヤホンユニット保持部をこのような形状とするこ
とにより、上記耳珠側の面積が大きい部分で当該イヤホ
ン装置が確実に耳介に係止されるうえ、違和感無く当該
イヤホン装置を耳に装着することができる。また、違和
感無く当該イヤホン装置を耳に装着することができるた
め長時間の装着を可能とすることができる。
【0030】次に、上記イヤホンユニットは、上記涙形
の形状を有するイヤホンユニット保持部の耳珠側に、外
耳孔と対向するように設けられている。これにより、上
記イヤホンユニットは、外耳孔に向かって発音すること
となるため、ボリュームを上げ過ぎることなく所望の音
声を聴取することができ、該聴取している音声が外に洩
れ、周囲の人の迷惑となるような騒音公害を防止するこ
とができる。
【0031】次に、上記ハウジングには、イヤホンユニ
ットから発音された音声を耳の外耳孔に誘導するため
の、該外耳孔に挿入可能な突起状の開口部を備えるイヤ
ホンキャップが、該イヤホンユニット保持部を覆うよう
に設けられている。
【0032】具体的には、上記イヤホンキャップは、例
えばその横断面形状が、耳介の凹部に装着したときにお
ける対珠側よりも耳珠側の面積が大きいような涙形の形
状である。また、上記突起状の開口部は、上記耳珠側
で、且つ、外耳孔に対向する位置に設けられている。上
述のように、人間の耳介の凹部の形状は横長の形状とな
っているため、上記イヤホンキャップの耳珠側の面積が
大きい部分で当該イヤホン装置が確実に耳介に係止され
るうえ、違和感無く当該イヤホン装置を耳に装着するこ
とができる。また、違和感無く当該イヤホン装置を耳に
装着することができるため、長時間の装着を可能とする
ことができる。さらに、上記突起状の開口部が、イヤホ
ンユニットから発音された音声を耳の外耳孔に誘導する
ため、ボリュームを上げ過ぎることなく所望の音声を聴
取することができ、該聴取している音声が外に洩れ、周
囲の人の迷惑となるような騒音公害を防止することがで
きる。
【0033】
【実施例】以下、本発明に係るイヤホン装置の好ましい
実施例について図面を参照しながら説明する。
【0034】まず、図1において、本発明の第1の実施
例に係るイヤホン装置は、耳介の凹部に装着したときに
該耳介の一部によって係止される形状であるイヤホンユ
ニット保持部1a、及び、コードを保持するコード保持
部1bからなり、上記イヤホンユニット保持部1aから
コード保持部1bにかけてその内部1cが1つの筐体と
なっているハウジング1と、上記ハウジング1のイヤホ
ンユニット保持部1aに設けられるイヤホンユニット2
と、上記ハウジング1の内部1cに上記イヤホンユニッ
ト2の裏面と対向するように設けられるマイクロホンユ
ニット3とで構成されている。
【0035】上記イヤホンユニット2は、例えばムービ
ングコイル型のダイナミックイヤホンユニットであり、
その放音面2aは略々円形状となっている。このため、
上記イヤホンユニット保持部1aは、上記イヤホンユニ
ット2が隙間なく収納されるように略々円形状となって
いる。
【0036】また、上記イヤホンユニット2は、上記マ
イクロホンユニット3に接続されるとともに、例えば携
帯用テープレコーダ装置等の外部機器からの音声信号が
供給される図示しない音声信号出力端子にコードを介し
て接続されている。
【0037】このイヤホン装置は、図2に示すように上
記イヤホンユニット2が耳介Aの凹部Bに挿入され、該
イヤホンユニット2が耳珠C及び対珠Dで抑えられるこ
とにより耳介Aに係止されるようになっている。また、
自然な周囲の音声を集音するには、なるべく外耳道に近
い位置で該音声を集音することが好ましい。このため、
上記マイクロホンユニット3は、ハウジング1の内部1
cの、上記イヤホンユニット2の裏面と対向する位置に
設けられている。また、上記ハウジング1の上記マイク
ロホンユニット3の集音部に相当する部分には、集音用
孔4が設けられている。上記マイクロホンユニット3
は、上記集音用孔4を介して周囲の音声を集音し、この
音声信号を上記イヤホンユニット2に供給するようにな
っている。
【0038】このように、本実施例に係るイヤホン装置
は、上記マイクロホンユニット3により集音された周囲
の音声がイヤホンユニット2を介して発音されるため、
装着中であっても周囲の音声を聴取することができる。
このため、周囲の音声を聴取するために装着中のイヤホ
ン装置を一旦外したり、外部機器等からの音声信号の供
給を一旦停止したりする等の面倒な手間を省くことがで
きる。
【0039】なお、上記イヤホンユニット2に、上記マ
イクロホンユニット3からの音声信号の他、上記携帯用
テープレコーダ装置等の外部機器からの音声信号を供給
することにより、周囲の音声の他、該カセットテープか
らの再生信号による音声も聴取することができる。
【0040】ここで、このイヤホンユニット2から発音
される音声の低中域の音響特性を向上させるためには、
上記ハウジング1に音響的抵抗である孔を設ける必要が
ある。
【0041】しかし、上記ハウジング1は、イヤホンユ
ニット保持部1aからコード保持部1bにかけてその内
部1cが1つの筐体であるため、上記ハウジング1に音
響的抵抗である孔を設けると、上記イヤホンユニットが
発音することにより内部1cに生ずる音声、及び、外部
から当該ハウジング1内に入り込んだ音声等が、上記孔
から洩れることとなる。このため、上記マイクロホンユ
ニット3の近傍に上記孔を設けると、上記孔から洩れた
音声が上記マイクロホンユニット3により集音されてし
まい、ハウリングが発生する等の不都合を生ずる。
【0042】本実施例に係るイヤホン装置は、上記ハウ
ジング1内に発生して該孔から洩れる音声が上記マイク
ロホンユニット3により集音されないように、上記音響
的抵抗である孔を該マイクロホンユニット3から適宣離
れた位置に設けている。また、上記孔は低中域の音響特
性の向上のために設けられるものであるため、当該イヤ
ホン装置の装着時に耳に接触しない部分に設けている。
【0043】具体的には、図1に示すように上記音響的
抵抗である孔5は、ハウジング1の、イヤホンユニット
保持部1aの下側部分とコード保持部1bとのつなぎ目
の部分に設けられている。この部分は、図2に点線で示
すように当該イヤホン装置を耳介Aに装着したときにお
ける耳珠Cと対珠Dとの間の珠間切痕Eに相当する部分
である。
【0044】当該イヤホン装置を耳介Aの凹部Bに装着
すると、ハウジング1の上記珠間切痕Eに相当する部分
は耳に接触することがない。また、上記マイクロホンユ
ニット3は、外部の音声を集音できる位置に設けられ
る。このため、上記ハウジング1の上記珠間切痕Eに相
当する部分に上記孔5を設けることにより、該孔5が耳
と接触することがなく、また、上記マイクロホンユニッ
ト3と孔5との距離が充分なものとなるうえ、上記孔5
から洩れる音声はハウジング1のコード保持部1bの部
分でガードされることとなるため、上記孔5から洩れた
音声が上記マイクロホンユニット3により集音されるこ
とがなく、ハウリングを防止することができ、また、低
中域の音響特性を向上させることができる。
【0045】また、上記音響的抵抗である孔5には、例
えばいわゆるABS樹脂,スポンジ,プレスウレタン等
の通気性を有する部材6が設けられている。この通気性
を有する部材6を設けることにより、外部から上記孔5
を介してハウジング1内に塵等が入り込んでしまうよう
な不都合を防止することができ、設計時の音響特性を維
持することができる。
【0046】次に、本実施例に係るイヤホン装置は、図
3に示すようにステレオ仕様となっている。すなわち、
この図3に示すイヤホン装置は、それぞれ上述の構成を
有する右チャンネル用イヤホン装置1R,左チャンネル
用イヤホン装置1Lと、各イヤホン装置1R,1Lを駆
動する駆動回路ボックス20とをコード11で接続する
ことにより構成されている。
【0047】上記駆動回路ボックス20は、例えば胸ポ
ケットに収まるような小型の箱形状に形成されており、
その内部には、図4に示すような構成を有する回路が設
けられている。この図4では片チャンネルのみ示してい
るが、実際には、右チャンネル用及び左チャンネル用の
2系統が設けられている。
【0048】上記各イヤホン装置1R,1Lの各マイク
ロホンユニット3は、入力端子20aを介して駆動回路
ボックス20のマイクアンプ21に接続されており、各
イヤホンユニット2は、出力端子20bを介して駆動回
路ボックス20のパワーアンプ24に接続されている。
【0049】また、上記駆動回路ボックス20は、例え
ば携帯用テープレコーダ装置の音声出力端子に接続され
る音声入力端子20cを有している。
【0050】次に、このような構成を有するイヤホン装
置の動作説明をする。まず、上記各イヤホン装置1R,
1Lがユーザの右耳及び左耳にそれぞれ装着され、駆動
回路ボックス20の音声入力端子20cが例えば携帯用
テープレコーダ装置の音声出力端子に接続されることに
より、スタンバイ状態となる。
【0051】この状態で、ユーザは上記携帯用テープレ
コーダ装置を再生とすると、該携帯用テープレコーダ装
置からの音声信号が音声入力端子20cを介して減衰器
(アッテネータ)25に供給される。上記アッテネータ
25は、図3に示すように操作つまみが設けられてお
り、手動で減衰率が可変できるようになっている。ユー
ザは、所望の音量となるように上記アッテネータ25を
操作する。これにより、上記操作に応じた減衰率で減衰
された音声信号がバッファアンプ26を介してミキシン
グアンプ23に供給される。
【0052】一方、マイクロホンユニット3で集音され
た周囲の音声に係る音声信号は、音声入力端子20aを
介してマイクアンプ21に供給され、所定の利得で増幅
されてボリューム22に供給される。上記ボリューム2
2も、図3に示すように操作つまみが設けられており、
手動で音量が可変できるようになっている。ユーザは、
所望の音量となるように上記ボリューム22を操作す
る。これにより、上記操作に応じた音量の音声信号が上
記ミキシングアンプ23に供給される。
【0053】上記ミキシングアンプ23は、上記マイク
ロホンユニット3で集音された音声に係る音声信号、及
び、上記携帯用テープレコーダ装置からの音声信号を混
合して混合音声信号を形成し、これをパワーアンプ24
に供給する。上記パワーアンプ24は、上記混合音声信
号を所定の利得で増幅し、これを音声出力端子20bを
介してイヤホンユニット2に供給する。
【0054】これにより、上記イヤホンユニット2を介
して、上記マイクロホンユニット3からの音声信号に係
る音声、及び、上記携帯用テープレコーダ装置からの音
声信号に係る音声が発音される。
【0055】上述のように、上記イヤホンユニット2は
ムービングコイル型のダイナミックイヤホンユニットで
あるため、良質な再生音を得ることができる。また、上
記マイクロホンユニット3は、外耳道の近傍で周囲の音
声を集音しているため、上記イヤホンユニット2から発
音される上記マイクロホンユニット3で集音した音声
を、耳で直接的に集音した音声と略々同様の音声とする
ことができる。また、上記ボリューム22及びアッテネ
ータ25により、上記マイクロホンユニット3からの音
声信号及び上記携帯用テープレコーダ装置からの音声信
号の音量をそれぞれ調整することができるため、該マイ
クロホンユニット3からの音声信号の音量を0とするこ
とによりイヤホン装置として用いることができ、また、
該携帯用テープレコーダ装置からの音声信号の音量を0
とすることにより補聴器として用いることができる。
【0056】なお、上記駆動回路ボックス20は、ミキ
シングアンプ23からの混合音声信号をバッファアンプ
27を介して音声出力端子20dに供給している。この
音声出力端子は、例えば上記携帯用テープレコーダ装置
が録音機能を有している場合、該テープレコーダ装置の
外部音声入力端子に接続される。これにより、上記左右
のマイクロホンユニット3により、いわゆるバイノーラ
ル集音した音声を録音することができる。このようなバ
イノーラル集音した音声は、外耳道の近傍に設けられた
上記マイクロホンユニット3で集音しているため、非常
に臨場感のある再生音となる。
【0057】次に、本発明の第2の実施例に係るイヤホ
ン装置の説明をする。上述の第1の実施例に係るイヤホ
ン装置は、イヤホンユニット保持部1aを直接耳介の凹
部に挿入するようにしたが、この第2の実施例に係るイ
ヤホン装置では、上記イヤホンユニット2に図5に示す
ようなイヤホンキャップ30を設けるようにした。な
お、内部構造等は第1の実施例に係るイヤホン装置と同
じであるため、その詳細な説明は省略する。
【0058】すなわち、図5(a)において、上記イヤ
ホンキャップ30は、上記イヤホンユニット保持部1a
を隙間なく覆う形状の第1の開口部30aと、上記イヤ
ホンユニット2から発音された音声を耳の外耳孔に誘導
するための、該外耳孔に挿入可能な突起状の第2の開口
部30bとを有しており、その右側面は、上記第1の開
口部30aから第2の開口部30bにかけて徐々に窄ま
るような形状となっている。
【0059】上記イヤホンキャップ30は、その正面及
び背面が図5(b),(c)に示すように耳に装着され
たときの、対珠側の面積よりも耳珠側の面積の方が大き
い、いわゆるティアドロップ(涙形)の形状を有してお
り、該面積の大きい耳珠側の部分に上記外耳孔に合わせ
て楕円形状とされた上記第2の開口部30bが設けられ
ている。また、図5(a)に示すA−A線で切断した場
合の断面も、図6に示すように対珠側の面積よりも耳珠
側の面積の方が大きい、ティアドロップの形状となって
いる。
【0060】このような形状を有するイヤホンキャップ
30は、第1の開口部30aがイヤホンユニット保持部
1aを隙間なく覆うような形状となっているうえ、該第
1の開口部30aから第2の開口部30bにかけて窄ま
るような形状となっているため、図7に示すように上記
イヤホン装置のイヤホンユニット保持部1aが上記第1
の開口部30aに丁度嵌まり込むような形となり、該イ
ヤホン装置に装着される。
【0061】ユーザは、上記第2の開口部30bを外耳
道に挿入するように、上記イヤホン装置を耳介の凹部に
挿入すると、上述のように人間の耳介の凹部の形状は横
長の形状となっているため、上記イヤホンキャップ30
の耳珠側の面積が大きい部分で当該イヤホン装置が確実
に耳介に係止される。
【0062】この装着した状態で上記イヤホンユニット
2が発音すると、この音声は上記イヤホンキャップ30
の第2の開口部30bに誘導され、該第2の開口部30
bを介して外耳道に放音される。
【0063】この第2の実施例に係るイヤホン装置は、
上述の第1の実施例の説明で述べた効果の他に、イヤホ
ンキャップ30が耳介の凹部に応じた形状となっている
ため、違和感無く当該イヤホン装置を耳に装着すること
ができ、長時間の装着を可能とする効果を得ることがで
きる。また、上記第2の開口部30bによりイヤホンユ
ニット2からの音声が外耳道に誘導されるため、ボリュ
ームを上げ過ぎることなく所望の音声を聴取することが
でき、また、聴取している音声が外に洩れるのを防止す
ることができ、聴取している音声が外に洩れ周囲の人達
の迷惑となるような、いわゆる騒音公害を防止すること
ができる。
【0064】なお、図7に示すように上記イヤホンキャ
ップ30の底面部に音響的抵抗として音抜き孔31を設
けてもよい。これにより、上記音抜き孔31を介してイ
ヤホンユニット2から発音された音声が外に洩れるた
め、低中域の音響特性を向上させることができる。
【0065】また、上記音抜き孔31を設けた際、該音
抜き孔31に、例えばいわゆるABS樹脂,スポンジ,
プレスウレタン等の通気性を有する部材32を設けるよ
うにしてもよい。この通気性を有する部材32を設ける
ことにより、外部から上記音抜き孔31を介してイヤホ
ンキャップ30内に塵等が入り込んでしまうような不都
合を防止することができ、設計時の音響特性を維持する
ことができる。
【0066】次に、本発明の第3の実施例に係るイヤホ
ン装置の説明をする。上述の第1の実施例の説明では、
上記イヤホンユニット保持部1aは略々円形状であるこ
ととし、上述の第2の実施例の説明では、このイヤホン
ユニット保持部1aに耳介の凹部の形状に対応する形状
を有するイヤホンキャップ30を設けることとしたが、
この第3の実施例の説明では、上記イヤホンユニット保
持部1aの形状を耳介の凹部の形状に対応する形状とし
た。
【0067】すなわち、この第3の実施例に係るイヤホ
ン装置は、その内部構造は第1,第2の実施例に係るイ
ヤホン装置と同じであり、図8(a)に示すようにイヤ
ホンユニット2は円形状であるが、イヤホンユニット保
持部1aの正面形状が、耳介の凹部に装着したときにお
ける対珠側の面積よりも耳珠側の面積が大きいティアド
ロップの形状となっている。
【0068】具体的には、上記イヤホンユニット保持部
1aは、図8(a)に示すようにイヤホン装置を地面に
垂直に立て、イヤホンユニット2の中心点を通る該地面
と平行な直線を引き、この直線から例えば15度の角度
の部分に凸部を設けることにより、上記ティアドロップ
の形状となっている。
【0069】なお、この第3の実施例に係るイヤホン装
置において、上記イヤホンユニット保持部1aに凸部を
設ける角度は、人間の耳介の凹部の一般的な形状に基づ
いて計算された角度であるが、これはほんの一例であ
り、例えば13度,14度或いは16度,17度とする
等のように適宣変更してもよい。
【0070】このようなイヤホン装置は、図2に示すよ
うに耳介Aの凹部Bに挿入すると、上記イヤホンユニッ
ト保持部1aの一部が耳珠C及び対珠Dにより抑え込ま
れ、確実に耳に係止される。
【0071】この第3の実施例に係るイヤホン装置は、
上述の第1の実施例の説明で述べた効果の他に、イヤホ
ンユニット保持部1aが耳介の凹部に応じた形状となっ
ているため、違和感無く当該イヤホン装置を耳に装着す
ることができ、長時間の装着を可能とする効果を得るこ
とができる。
【0072】次に、この第3の実施例に係るイヤホン装
置は、図8(b)に示すようにイヤホンユニット2の形
状を外耳道と同じ楕円形状とするとともに、当該イヤホ
ン装置を装着したときにこのイヤホンユニット2が外耳
孔と対向するように、該イヤホンユニット2を上記イヤ
ホンユニット保持部1aの耳珠側に設けるようにしても
よい。
【0073】この場合、上記違和感無く当該イヤホン装
置を耳に装着することができ、長時間の装着を可能とす
る効果を得ることができるうえ、上記イヤホンユニット
2が装着時に外耳道と対向するように設けられているた
め、ボリュームを上げ過ぎることなく所望の音声を聴取
できる効果を得ることができる。また、ボリュームを上
げ過ぎることなく所望の音声を聴取することができるた
め、聴取している音声が外に洩れるのを防止することが
でき、聴取している音声が外に洩れ周囲の人達の迷惑と
なるような、いわゆる騒音公害を防止することができ
る。
【0074】なお、上述の第1の実施例の説明では、上
記音響的抵抗である孔5をハウジング1の珠間切痕に相
当する部分に設けることとしたが、上記音響的抵抗であ
る孔5を設ける位置は、該孔5から洩れる音声がマイク
ロホンユニット3により集音されない位置であれば何処
でも良く、逆に、マイクロホンユニット3の位置も、上
記孔5から洩れる音声を集音しない位置であれば何処で
も良い。
【0075】すなわち、この条件を満たすのであれば上
記孔5を、例えば上記ハウジング1のコード保持部1b
に設けるようにしてもよい。この場合でも、上記孔5か
ら洩れる音声がマイクロホンユニットにより集音されな
いため、上述と同じ効果を得ることができる。
【0076】また、上記マイクロホンユニット3の集音
用孔4及び音響的抵抗である孔5は、それぞれ複数個設
けるようにしてもよい。
【0077】また、本発明に係るイヤホン装置は、ステ
レオ仕様であることとして説明したが、これは、右チャ
ンネルのみ或いは左チャンネルのみのいずれか一方のみ
の仕様としてもよい。
【0078】また、上記イヤホンユニット2には、マイ
クロホンユニット3からの音声信号と、携帯用テープレ
コーダ装置等の外部機器からの音声信号が供給されるよ
うにしたが、これは、上記マイクロホンユニット3から
の音声信号のみを供給するようにして、当該イヤホン装
置をいわゆる補聴器として用いるようにしてもよい。
【0079】この場合、上記外部機器からの音声信号の
信号処理系を省略することができ、図9に示すようにマ
イクロホンユニット3からの音声信号を所定の利得で増
幅するプリアンプ40,上記プリアンプ40からの音声
信号の音量調整を行う音量調整回路41,上記音声信号
のトーンの調整を行うトーン調整回路42、及び、音
量,トーン調整の行われた音声信号を増幅してイヤホン
ユニット2に供給するメインアンプ43で構成すること
ができる。従って、これらの回路を上記ハウジング1内
に設けることも可能となり、より小型化を図ることがで
きるうえ、安価に作製することができる。
【0080】
【発明の効果】本発明に係るイヤホン装置は、周囲の音
声をマイクロホンユニットで集音するため、装着中であ
っても周囲の音声を聴取することができる。このため、
周囲の音声を聴取するために装着中のイヤホン装置を一
旦外したり、外部機器等からの音声信号の供給を一旦停
止したりする等の面倒な手間を省くことができる。
【0081】また、低中域の音響特性の向上を図るため
に設けられる音響的抵抗である孔から洩れる音声がマイ
クロホンユニットで集音されることがないため、ハウリ
ングを防止することができ、また、低中域の音響特性を
向上させることができる。また、当該イヤホン装置を、
違和感無く確実に耳介に係止させることができ、長時間
の装着を可能とすることができる。
【0082】また、ボリュームを上げ過ぎることなく所
望の音声を聴取することができ、該聴取している音声が
外に洩れ、周囲の人の迷惑となるような騒音公害を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るイヤホン装置の縦
断面図である。
【図2】上記第1の実施例に係るイヤホン装置を耳に装
着した様子を示す図である。
【図3】上記第1の実施例に係るイヤホン装置をステレ
オ仕様とした場合の構成を示す図である。
【図4】上記第1の実施例に係るイヤホン装置をステレ
オ仕様とした場合に設けられる駆動回路ボックス20の
片チャンネルのブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係るイヤホン装置に設
けられるイヤホンキャップを示す図である。
【図6】上記イヤホンキャップの横断面図である。
【図7】上記イヤホンキャップを設けた第2の実施例に
係るイヤホン装置の縦断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係るイヤホン装置のイ
ヤホンユニット保持部の正面形状を示す図である。
【図9】本発明に係るイヤホン装置を補聴器に適用した
場合のブロック図である。
【図10】従来のインナー型のイヤホン装置の側面図で
ある。
【図11】従来のインナー型イヤホン装置を耳に装着し
た様子を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・ハウジング 1a・・・・・・・・・・・・・・ハウジングのイヤホ
ンユニット保持部 1b・・・・・・・・・・・・・・ハウジングのコード
保持部 2・・・・・・・・・・・・・・・イヤホンユニット 2a・・・・・・・・・・・・・・イヤホンユニットの
放音面 3・・・・・・・・・・・・・・・マイクロホンユニッ
ト 4・・・・・・・・・・・・・・・マイクロホンユニッ
トの集音用孔 5・・・・・・・・・・・・・・・音響的抵抗である孔 6・・・・・・・・・・・・・・・通気性を有する部材 1R・・・・・・・・・・・・・・右チャンネル用イヤ
ホン装置 1L・・・・・・・・・・・・・・左チャンネル用イヤ
ホン装置 11・・・・・・・・・・・・・・コード 20・・・・・・・・・・・・・・駆動回路ボックス 21・・・・・・・・・・・・・・マイクアンプ 22・・・・・・・・・・・・・・ボリューム 23・・・・・・・・・・・・・・ミキシングアンプ 24・・・・・・・・・・・・・・パワーアンプ 25・・・・・・・・・・・・・・アッテネータ 26,27・・・・・・・・・・・バッファアンプ 30・・・・・・・・・・・・・・イヤホンキャップ 30a・・・・・・・・・・・・・イヤホンキャップの
第1の開口部 30b・・・・・・・・・・・・・イヤホンキャップの
第2の開口部 40・・・・・・・・・・・・・・プリアンプ 41・・・・・・・・・・・・・・音量調整回路 42・・・・・・・・・・・・・・トーン調整回路 43・・・・・・・・・・・・・・メインアンプ A・・・・・・・・・・・・・・・耳介 B・・・・・・・・・・・・・・・耳介の凹部 C・・・・・・・・・・・・・・・耳珠 D・・・・・・・・・・・・・・・対珠 E・・・・・・・・・・・・・・・珠間切痕

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耳介の凹部に装着したときに該耳介の一
    部によって係止される形状であるイヤホンユニット保持
    部、及び、コードを保持するコード保持部からなり、上
    記イヤホンユニット保持部からコード保持部にかけてそ
    の内部が1つの筐体となっているハウジングと、 上記ハウジングを耳介の凹部に装着したときに外部の音
    声を集音するように設けられるマイクロホンユニット
    と、 上記ハウジングのイヤホンユニット保持部に設けられ、
    少なくとも上記マイクロホンユニットからの音声信号に
    応じた発音をなすイヤホンユニットと、 上記ハウジングに設けられる音響的抵抗である孔とを有
    し、 上記音響的抵抗である孔は、上記ハウジング内に発生し
    て該孔から洩れる音声が上記マイクロホンユニットによ
    り集音されないように、該マイクロホンユニットから適
    宣離れた位置に設けられることを特徴とするイヤホン装
    置。
  2. 【請求項2】 上記音響的抵抗である孔は、ハウジング
    のイヤホンユニット保持部を耳介の凹部に装着したとき
    に、該耳介と接触しない位置に設けられることを特徴と
    するイヤホン装置。
  3. 【請求項3】 上記音響的抵抗である孔は、上記ハウジ
    ングの、該ハウジングを耳介の凹部に装着したときにお
    ける耳珠と対珠との間の珠間切痕に相当する部分に設け
    られることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のイ
    ヤホン装置。
  4. 【請求項4】 上記音響的抵抗である孔は、上記ハウジ
    ングのコード保持部に設けられることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のイヤホン装置。
  5. 【請求項5】 上記マイクロホンユニットは、上記ハウ
    ジングの内部で、イヤホンユニット保持部に対向する位
    置に設けられることを特徴とする請求項1,請求項2,
    請求項3又は請求項4記載のイヤホン装置。
  6. 【請求項6】 上記音響的抵抗である孔には、通気性を
    有する部材が設けられていることを特徴とする請求項
    1,請求項2,請求項3,請求項4又は請求項5記載の
    イヤホン装置。
  7. 【請求項7】 上記ハウジングのイヤホンユニット保持
    部は、その正面形状が、耳介の凹部に装着したときにお
    ける対珠側の面積よりも耳珠側の面積が大きいような涙
    形の形状であることを特徴とする請求項1,請求項2,
    請求項3,請求項4,請求項5又は請求項6記載のイヤ
    ホン装置。
  8. 【請求項8】 上記イヤホンユニットは、上記涙形の形
    状を有するイヤホンユニット保持部の耳珠側に、外耳孔
    と対向するように設けられることを特徴とする請求項7
    記載のイヤホン装置。
  9. 【請求項9】 上記ハウジングのイヤホンユニット保持
    部を覆うように設けられ、上記イヤホンユニットから発
    音された音声を耳の外耳孔に誘導するための、該外耳孔
    に挿入可能な突起状の開口部を備えるイヤホンキャップ
    を有することを特徴とする請求項1,請求項2,請求項
    3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7又は請求
    項8記載のイヤホン装置。
  10. 【請求項10】 上記イヤホンキャップは、その横断面
    形状が、耳介の凹部に装着したときにおける対珠側より
    も耳珠側の面積が大きいような涙形の形状であり、上記
    突起状の開口部は、上記耳珠側で、且つ、外耳孔に対向
    する位置に設けられることを特徴とする請求項9記載の
    イヤホン装置。
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