JPH0711567Y2 - ポータブル園芸バリカン - Google Patents

ポータブル園芸バリカン

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JPH0711567Y2
JPH0711567Y2 JP1097189U JP1097189U JPH0711567Y2 JP H0711567 Y2 JPH0711567 Y2 JP H0711567Y2 JP 1097189 U JP1097189 U JP 1097189U JP 1097189 U JP1097189 U JP 1097189U JP H0711567 Y2 JPH0711567 Y2 JP H0711567Y2
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JP
Japan
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gear
movable
electric motor
blade
base
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Expired - Lifetime
Application number
JP1097189U
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JPH02102938U (ja
Inventor
泰人 酒井
Original Assignee
株式会社トヨトミ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は固定刃に対して可動刃を揺動させて芝草や小
枝を刈り取る園芸バリカンに関する。
〔従来の技術〕
取手を有する枠体内に電動機を内装し、固定刃に対して
揺動自在に取付けた可動刃を減速した歯車の突起によっ
て揺動させ、固定刃と可動刃の間で芝草や小枝を刈り取
る園芸バリカンが知られている。そして電動機はギアベ
ースに取付けられ、ギアベース底板を兼ねる固定刃との
間に複数個の歯車を設け、電動機の回転数を落すことに
よって芝草とか小枝に適する可動刃の揺動速度を得てい
る。
ところで電動機は園芸バリカンを取扱やすくする為に重
い大形の電動機を使用することができず、出力の制限を
受けてしまうものである。また歯車は騒音の少いものに
する為にはプラスチック製が好んで使われるものであ
る。そしてバリカン作動する固定刃と可動刃との間に小
石や硬い太い枝をカミ込むことがあり、この時は強制的
に可動刃の動きが止ってしまうから、プラスチック製な
どの歯車の強度が弱い時には歯が欠けてしまったり、電
動機の出力が弱い時には回転が止められて大電流が流
れ、電動機が焼損するトラブルを起すことがあった。
この為減速歯車の側面にクラッチ機構を取付け、強制的
に可動刃がロックした時にはクラッチの係止部が外れ電
動機が空転することによって安全性を高める提案が実公
昭58-45554号で行なわれている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで歯車の側面にクラッチ機構を備えたものはこの
クラッチ機構の為に実質的な歯車の厚さが大となり、ポ
ータブル園芸バリカンのように小形で軽く製造したい時
には歯車及び歯車の収容部が大きくなってしまい、すべ
ての園芸バリカンに実施できる構造にはならなかった。
〔問題点を解決する為の手段〕
この考案は減速歯車の厚さを変えたり、クラッチ部の厚
さ増によるギアベース形状を変えることなく、従来と変
らない形状の中に組込みできるクラッチ機構を内装した
ポータブル園芸バリカンに係るもので、1は電動機、2
は取手を有するバリカン枠体、3は枠体2の下部を封鎖
するギアベースであり、該ギアベース3から枠体2内に
のぞませて電動機1が取付けてある。4はギアベース3
の底板を兼ねる固定刃、6は固定刃4の上に取付軸4′
を介して揺動自在に取付した可動刃であり、バリカン作
動する可動刃6によって芝草や小枝を刈取ることができ
る。
7はギアベース3に取付けた支軸、8は支軸7に嵌合し
て回転する減速歯車、9は減速歯車8に偏心して取付し
た突起、5は突起9と嵌合する可動刃6の駆動孔であ
り、前記減速歯車8が回転すると偏心して取付けた突起
によって可動刃6が往復揺動するものである。10は電動
機1のシャフトに取付けられた駆動歯車、11は駆動歯車
10の回転を減速歯車8に伝達する連動歯車、12は連動歯
車11の回転軸であり、該連動歯車11は直径の異った2つ
の歯車から構成され、大径の歯車部分は駆動歯車10とカ
ミ合い、小径の歯車部分は減速歯車8とカミ合ってお
り、減速歯車8の回転数は電動機1の回転数と比べて大
巾に減速されている。
13はギアベース3と固定刃4との間に装着した可動枠
体、14は可動枠体13とギアベース3との間に取付けたク
ラッチバネであり、前記連動歯車11の回転軸12は可動枠
体13に取付けられ、クラッチバネ14によって連動歯車11
を駆動歯車10・減速歯車8に押付している。
15は枠体2の取手に取付けた電源スイッチ、16は電源コ
ードである。
〔作用の説明〕
叙上の構成であるこの考案は電源コード16の先端をコン
セントに差込み、取手を持って電源スイッチ15を操作す
ると電動機1が回転し、枠体2に固定された固定刃4の
上を可動刃6が往復揺動し、切刃部はバリカン作動をし
て芝草や小枝を刈取ることができる。
この考案のギアベース3と固定刃6との間に形成したギ
アボックスには駆動歯車10・連動歯車11・減速歯車8が
取付けられており、該連動歯車11の回転軸12は可動枠体
13に取付けられ、連動歯車11も可動枠体13と一緒に可動
するものであり、通常時はクラッチバネ14によって連動
歯車11が駆動歯車10・減速歯車8と歯合するように押付
られている。
而して固定刃4と可動刃6との刃先に小石や小枝をカミ
込んで可動刃6の動きがロックした時にも、前記電動機
1は無理に回転するものであり、この時固定した減速歯
車8は動かないから連動歯車11は歯先がすべってクラッ
チバネ14を押し、可動枠体13ごと連動歯車11が逃げてし
まうものである。
この為連動歯車11が止った状態で駆動歯車10が回転を続
けるものであり、該電動機1がロックして異常電流が流
れて電動機1のコイルを焼切ってしまうトラブルが防止
できたものである。
〔効果の説明〕
以上の様に固定刃4と可動刃6との間に小石や小枝をは
さんで可動刃6がロックした時には、連動歯車11が可動
枠体13ごと逃げて駆動歯車10が空転するようになり、電
動機1がロックして過電流が流れる異常状態は全く起き
なくなったものである。
この時クラッチ機構を構成する連動歯車11は減速歯車8
や駆動歯車10の横方向に逃げる構造であるから、ギアベ
ース3と固定刃4との寸法関係にはクラッチ機構が関係
せず、従来品のクラッチ機構付のように枠体が大きくな
ることはない。従ってクラッチ機構のない安価なタイプ
と同一枠体でクラッチ機構付が構成できるようになり、
かつ使用部品のほとんどが共通部品となるから安価に製
造できるようになり、高級タイプのポータブル園芸バリ
カンの普及が促進できるようになった。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案品の断面図である。 1……電動機、2……バリカン枠体、3……ギアベー
ス、4……固定刃、5……駆動孔、6……可動刃、7…
…支軸、8……減速歯車、9……突起、10……駆動歯
車、11……連動歯車、12……回転軸、13……可動枠体、
14……クラッチバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機1を内装した取手を有する枠体2
    と、電動機1を取付けたギアベース3と、ギアベース3
    の底板を兼ねる固定刃4とを一体に組付する園芸バリカ
    ンに於て、固定刃4の上に駆動孔5をあけた可動刃6を
    取付け、ギアベース3に取付けた支軸7を回転中心とす
    る減速歯車8を設け、該減速歯車8には前記可動刃6の
    駆動孔5と嵌合して減速歯車8回転時可動刃6を揺動す
    る突起9を設け、電動機1の駆動歯車10と減速歯車8と
    歯合する連動歯車11を設け、該連動歯車11の回転軸には
    ギアベース3と固定刃4との間に位置させて可動枠体13
    に取付け、該可動枠体13とギアーベース3との間に連動
    歯車11を駆動歯車10と減速歯車8に押付するクラッチバ
    ネ14を取付けたことを特徴とするポータブル園芸バリカ
    ン。
JP1097189U 1989-01-31 1989-01-31 ポータブル園芸バリカン Expired - Lifetime JPH0711567Y2 (ja)

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JP1097189U JPH0711567Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 ポータブル園芸バリカン

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JPH02102938U JPH02102938U (ja) 1990-08-16
JPH0711567Y2 true JPH0711567Y2 (ja) 1995-03-22

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JP1097189U Expired - Lifetime JPH0711567Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 ポータブル園芸バリカン

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