JPH07115458A - 電話機のキャラクタ情報入力方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】安価でかつ操作性を大幅に改善した電話機のキ
ャラクタ情報入力方式を提供する。 【構成】電話機に設置されているキーのうち、第１のキ
ー操作により、キャラク情報の、例えばカナ文字を該カ
ナ文字の配列に対して列方向に順次を選択してディスプ
レイに表示させ、第２のキー操作により、前記カナ文字
の配列に対して行方向を選択してディスプレイに表示さ
せ、第３のキー操作により、入力確定させて、所望のキ
ャラクタ情報を入力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電話機のキャラクタ情報
入力方式に関し、特に操作性を改善した電話機のキャラ
クタ情報入力方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】複数のボタン電話機と複数の局線とを収
容するボタン電話装置においては、各ボタン電話機に各
種の機能が付加されている。その中の一つとして、電話
機本体に設置されたＬＣＤ等のディスプレイにユーザが
ダイヤルした電話番号と、その相手方の名前を表示させ
る機能がある。かかる機能は、ボタン電話装置に限ら
ず、一般の多機能電話機に搭載可能である。

【０００３】上記機能を達成させるためには、電話番号
と、該電話番号をもつ相手方の名前を対応付けて、予め
メモリに記憶しておく、数字、記号、文字等のキャラク
タ情報を入力させる必要がある。この場合、電話番号
は、ダイヤルキーを、そのまま操作（押下）すれば入力
できるが、名前を入力するときには、カナ文字、アルフ
ァベットでの入力が一般的である。

【０００４】従来、カナ文字等のキャラクタ情報の入力
は、ディスプレイ上に入力可能なキャラクタ情報をすべ
て表示させておき、キーやダイヤルボタン等を操作して
必要なキャラクタ情報を順次選択する方式と、一つのキ
ーに全ての文字等のキャラクタ情報を割り当てておき、
このキーの操作を繰り返すことによってディスプレイに
順次文字を表示させ、希望の文字が表示された時点で確
定キーを操作する方式とがある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
電話機のキャラクタ情報入力方式は、ディスプレイ上に
表示されたキャラクタ情報からキーやボタン操作により
所望の情報を選択したり、一つのキーやボタン操作の繰
り返しにより順次ディスプレイに表示される情報の中か
ら必要な情報を選択する方式である。しかしながら、前
者の方式は、電話機に設定されるディスプレイ面積は比
較的小さく、したがって、ディスプレイに表示される情
報の量にも限界があり、また、ディスプレイの大型化は
コスト面での問題が生ずる。後者の方式は、小面積のデ
ィスプレイで済むものの、多数の文字の中から一つの文
字を選択するのにボタン操作を多数回繰り返さなければ
ならないので、操作性の面で問題があった。

【０００６】そこで、本発明の目的は、安価でかつ操作
性を大幅に改善した電話機のキャラクタ情報入力方式を
提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による電話機のキャラクタ情報入力方式は、
各種機能用の複数のキーと、ディスプレイを有する電話
機にカナ文字、記号、数字等のキャラクタ情報を入力せ
しめる電話機のキャラクタ情報・入力方式において、前
記キャラクタ情報を記憶するメモリから読み出したキャ
ラクタ情報を該キャラクタ情報の配列に対して列方向に
順次、選択して前記ディスプレイに表示させるキーを前
記複数のキーの第１のキーに割り当て、前記カナ文字の
配列に対して行方向に順次、選択して前記ディスプレイ
に表示させるキーを前記複数のキーの第２のキーに割り
当て、前記複数のキーの第３のキー操作により入力確定
させ、所望のキャラクタ情報を入力するように構成され
る。

【０００８】

【作用】本発明では、電話機に設置されているキーのう
ち、第１のキー操作により、キャラクタ情報の、例えば
カナ文字を該カナ文字の配列に対して列方向に順次を選
択してディスプレイに表示させ、第２のキー操作によ
り、前記カナ文字の配列に対して行方向を選択してディ
スプレイに表示させ、第３のキー操作により、入力確定
させて、所望のキャラクタ情報を入力する。

【０００９】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図１は、本発明による電話機のキャラ
クタ情報入力方式を採用した電話機の正面図である。電
話機本体１００と送受話器２００とはコード３００で接
続されている。電話機本体１００には、ディスプレイ１
０１と、ワンタッチキー群１０２と、アップダウンキー
（音量調整用）１０３、チェックキー１０４と、短縮、
発信、フック、応答、再送、スピーカ、転送、保留キー
等の第１の機能キー群１０５と、ダイヤルキー群１０６
と、外線ボタンや不在転送等の第２の機能キー群１０７
等が装備されている。

【００１０】本実施例では、例えば、カナ文字配列から
必要な文字を選択する場合には、行選択と列選択のよう
に２段階の選択操作により所望の文字の選択が行われ
る。そのため、電話機上の所定のキー（ボタン）にカナ
（列）順方向、逆方向選択を割り付け、“列”を選択
後、他のキー（ボタン）により“行”を選択し、確定入
力ボタン押下により、文字入力を行う。このとき、使用
頻度の高い記号等に対しては特定のキーを割り当ててワ
ンタッチ入力を可能とし、操作性を更に改善することが
できる。

【００１１】上記の如き操作を行うため、本実施例で
は、次のように、装備されているキーが文字情報入力の
ために用いられている。ワンタッチキー群１０２のう
ち、ワンタッチキー１０２１は、図２（Ａ）に示すよう
に、カタカナの行を順方向に選択するために用いられて
いる。また、ワンタッチキー１０２２は、同図（Ｂ）に
示すように、カタカナの行の逆方向選択、ワンタッチキ
ー１０２３は、同図（Ｃ）に示すように、アルファベッ
トの順方向選択、ワンタッチキー１０２４は、同図
（Ｄ）に示すように、アルファベットの逆方向選択、ワ
ンタッチキー１０２５と１０２６は、同図（Ｅ）と
（Ｆ）に示すように、特殊文字（漢字）と特殊文字（句
読点ほか）の選択のために用いられる。

【００１２】更に、ワンタッチキー１０２７は、同図
（Ｇ）に示す如く、スペースの入力の、ワンタッチキー
１０２８は、同図（Ｈ）に示すように、ハイフンの入力
の、ワンタッチキー１０２９は、同図（Ｉ）に示す如
く、コロンの入力の、ワンタッチキー１０２０は、同図
（Ｊ）に示す如く、特殊文字（記号）の選択のために用
いられる。

【００１３】アップダウンキー１０３は、カタカナの段
を選択するために用いられる。すなわち、アップキー１
０３１とダウンキー１０３２の操作により、同図（Ｋ）
に示すように、カタカナの段が選択される。

【００１４】チェックキー１０４は、ディスプレイに表
示されている文字を選択してメモリに書き込むための文
字の確定を行うためのものである。

【００１５】機能キー群１０５の中の転送キー１０５１
は、バックスペースキーとして使われ、表示している文
字を確定していないときには、一度に２文字を画面上か
ら削除することができる。

【００１６】発信キー１０５２は、アルファベットの大
文字、小文字の選択をする。このキーのランプが点灯し
ているときは大文字、消えているときには小文字とされ
る。

【００１７】ダイヤルキー１０６は、１〜９，０，＊，
＃を入力するためのキーで、ダイヤルは入力と同時に確
定するのでチェックキーを押す必要がない。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明による電話
機のキャラクタ情報入力方式は、簡単な操作でカナ文字
等のような多数の情報から所望の情報の選択が可能とな
るだけでなく小さなディスプレイ画面で済むので安価に
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による電話機のキャラクタ情報入力方式
を採用した電話機の正面図である。

【図２】図１に示す実施例の動作を説明するための図で
ある。

【符号の説明】

１００ 電話機本体 ２００ 送受話器 ３００ コード １０１ ディスプレイ １０２ ワンタッチキー群 １０３ アップダウンキー（音量調整用） １０４ チェックキー １０５ 第１の機能キー群 １０６ ダイヤルキー群 １０７ 第２の機能キー群

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】各種機能用の複数のキーと、ディスプレイ
   を有する電話機にカナ文字、アルファベット文字、記
   号、数字等のキャラクタ情報を入力せしめる電話機のキ
   ャラクタ情報・入力方式において、 前記キャラクタ情報を記憶するメモリから読み出したキ
   ャラクタ情報を該キャラクタ情報の配列に対して列方向
   に順次、選択して前記ディスプレイに表示させるキーを
   前記複数のキーの第１のキーに割り当て、前記カナ文字
   の配列に対して行方向に順次、選択して前記ディスプレ
   イに表示させるキーを前記複数のキーの第２のキーに割
   り当て、前記複数のキーの第３のキー操作により入力確
   定させ、所望のキャラクタ情報を入力することを特徴と
   する電話機のキャラクタ情報入力方式。