JPH0711215Y2 - 屋根材の接合構造 - Google Patents
屋根材の接合構造Info
- Publication number
- JPH0711215Y2 JPH0711215Y2 JP1987079324U JP7932487U JPH0711215Y2 JP H0711215 Y2 JPH0711215 Y2 JP H0711215Y2 JP 1987079324 U JP1987079324 U JP 1987079324U JP 7932487 U JP7932487 U JP 7932487U JP H0711215 Y2 JPH0711215 Y2 JP H0711215Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- roof panel
- gutter
- sides
- gutter member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【技術分野】 本考案は急勾配の屋根に葺設された屋根材の接合構造に
関する。
関する。
従来より、棟軒方向及び母屋方向で複数の屋根パネルが
葺設され、屋根パネルに瓦が葺かれて屋根が形成されて
いるが、急勾配の屋根にあっては、屋根パネル自体の取
付けが困難で、危険であるだけでなく、瓦同士の接合部
の防水性及び踏み割れ強度の確保が困難となって施工性
に劣ったものであった。
葺設され、屋根パネルに瓦が葺かれて屋根が形成されて
いるが、急勾配の屋根にあっては、屋根パネル自体の取
付けが困難で、危険であるだけでなく、瓦同士の接合部
の防水性及び踏み割れ強度の確保が困難となって施工性
に劣ったものであった。
本考案は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、急勾配の屋根において、屋根材を簡
単に葺設でき、しかも防水性の確保も容易で施工性を向
上させ、更に踏み割れ強度を向上させることにある。
的とするところは、急勾配の屋根において、屋根材を簡
単に葺設でき、しかも防水性の確保も容易で施工性を向
上させ、更に踏み割れ強度を向上させることにある。
【考案の開示】 本考案の屋根材の接合構造は、枠体１に表面板２を張設
して形成された棟軒方向の略全長に亘る長さの屋根パネ
ルＡの表面板２の棟軒方向に沿って位置する側端部を下
方に凹成して段部３を形成し、屋根パネルＡの母屋方向
の長さと略等しい幅の瓦５を棟軒方向に沿って複数枚取
付けて屋根材Ｒを形成し、屋根材Ｒ同士を母屋方向で突
き合わせて接合し、段部３に配置された樋部材４の中程
に下方に凹曲した樋部を形成し、その樋部の両側に上面
が平坦となった当たり部８を設け、その両当たり部8,8
の側方に先端が折り返った水切り片10を各々連設して、
前記樋部材４の全体の幅寸法を、前記両段部3,3に略合
致させ、その当たり部８を瓦５の裏面に対向させて成る
ものであり、この構成により上記目的が達成されたもの
である。即ち、屋根葺き施工に際して、複数の屋根材Ｒ
を、母屋６方向に沿って取付けていくことにより、簡単
に葺設でき、しかも屋根パネルＡの表面板２の段部３に
樋部材４を配置させているので、この樋部材４により瓦
５の接合部Ｂの防水性が確保でき、又この樋部材４の両
側に形成された当たり部８を瓦５の裏面に対向させてい
るので、接合部Ｂでの踏み割れ強度が向上するものであ
る。 以下、本考案を添付の図面に示す実施例に基づいて説明
する。 屋根パネルＡは枠体１に合板である表面板２が張設され
て構成されたものである。この実施例では、枠体１は格
子状に組まれた本体1aと本体1aの長手方向に沿って配置
される補助材1bとから成り、本体1aの高さを補助材1bの
高さよりも低くすると共に本体1aに張設される表面板本
体2aの厚みよりも補助材1bに張設される補助板2bの厚み
を小さくすることにより、表面板２の長手方向に沿った
一側端部に段部３が形成されている。尚、屋根パネルの
両側端部に段部３が設けられていてもよい。この屋根パ
ネルＡの長手方向の長さは取付け施工する屋根の棟軒方
向の長さと略等しくなっており、短手方向は瓦５の幅と
略等しくなっている。 この屋根パネルＡには、スレート板のような複数枚の瓦
５がその母屋方向の一側を段部３の略中央にまで位置さ
せ、他側を屋根パネルＡの他側端部より突出させて屋根
パネルＡの棟軒方向に沿って取着されて屋根材Ｒが構成
されている。この実施例のように屋根パネルＡの両側端
部に段部３を有する場合には、巾方向でぴったりと納ま
るように瓦５が取着される。 この実施例では屋根パネルＡとして両側端部に段部３を
有する複数の屋根材Ｒが、第２図に示すように母屋６方
向に沿って段部３同士で突き合わされ、段部３上で瓦５
同士を接合させて順次たる木７に取付けられている。両
段部３に亘って樋部材４が配置されて、第１図に示すよ
うに瓦５同士の接合部Ｂの隙間９から浸入する雨水を軒
先へと排水できるようになっている。又、樋部材４の両
側は当たり部８となっており、接合部Ｂの瓦５の裏面に
対向している。さらに樋部材４の両側部からは水切り片
10が連出しており、確実な防水性を確保している。
して形成された棟軒方向の略全長に亘る長さの屋根パネ
ルＡの表面板２の棟軒方向に沿って位置する側端部を下
方に凹成して段部３を形成し、屋根パネルＡの母屋方向
の長さと略等しい幅の瓦５を棟軒方向に沿って複数枚取
付けて屋根材Ｒを形成し、屋根材Ｒ同士を母屋方向で突
き合わせて接合し、段部３に配置された樋部材４の中程
に下方に凹曲した樋部を形成し、その樋部の両側に上面
が平坦となった当たり部８を設け、その両当たり部8,8
の側方に先端が折り返った水切り片10を各々連設して、
前記樋部材４の全体の幅寸法を、前記両段部3,3に略合
致させ、その当たり部８を瓦５の裏面に対向させて成る
ものであり、この構成により上記目的が達成されたもの
である。即ち、屋根葺き施工に際して、複数の屋根材Ｒ
を、母屋６方向に沿って取付けていくことにより、簡単
に葺設でき、しかも屋根パネルＡの表面板２の段部３に
樋部材４を配置させているので、この樋部材４により瓦
５の接合部Ｂの防水性が確保でき、又この樋部材４の両
側に形成された当たり部８を瓦５の裏面に対向させてい
るので、接合部Ｂでの踏み割れ強度が向上するものであ
る。 以下、本考案を添付の図面に示す実施例に基づいて説明
する。 屋根パネルＡは枠体１に合板である表面板２が張設され
て構成されたものである。この実施例では、枠体１は格
子状に組まれた本体1aと本体1aの長手方向に沿って配置
される補助材1bとから成り、本体1aの高さを補助材1bの
高さよりも低くすると共に本体1aに張設される表面板本
体2aの厚みよりも補助材1bに張設される補助板2bの厚み
を小さくすることにより、表面板２の長手方向に沿った
一側端部に段部３が形成されている。尚、屋根パネルの
両側端部に段部３が設けられていてもよい。この屋根パ
ネルＡの長手方向の長さは取付け施工する屋根の棟軒方
向の長さと略等しくなっており、短手方向は瓦５の幅と
略等しくなっている。 この屋根パネルＡには、スレート板のような複数枚の瓦
５がその母屋方向の一側を段部３の略中央にまで位置さ
せ、他側を屋根パネルＡの他側端部より突出させて屋根
パネルＡの棟軒方向に沿って取着されて屋根材Ｒが構成
されている。この実施例のように屋根パネルＡの両側端
部に段部３を有する場合には、巾方向でぴったりと納ま
るように瓦５が取着される。 この実施例では屋根パネルＡとして両側端部に段部３を
有する複数の屋根材Ｒが、第２図に示すように母屋６方
向に沿って段部３同士で突き合わされ、段部３上で瓦５
同士を接合させて順次たる木７に取付けられている。両
段部３に亘って樋部材４が配置されて、第１図に示すよ
うに瓦５同士の接合部Ｂの隙間９から浸入する雨水を軒
先へと排水できるようになっている。又、樋部材４の両
側は当たり部８となっており、接合部Ｂの瓦５の裏面に
対向している。さらに樋部材４の両側部からは水切り片
10が連出しており、確実な防水性を確保している。
本考案にあっては、枠体に表面板を張設して形成された
棟軒方向の略全長に亘る長さの屋根パネルの表面板の棟
軒方向に沿って位置する側端部を下方に凹成して段部を
形成し、屋根パネルの母屋方向の長さと略等しい幅の瓦
を棟軒方向に沿って複数枚取付けて屋根材を形成し、屋
根材同士を母屋方向で突き合わせて接合し、段部に配置
された樋部材の中程に下方に凹曲した樋部を形成し、そ
の樋部の両側に上面が平坦となった当たり部を設け、そ
の両当たり部の側方に先端が折り返った水切り片を各々
連設して、前記樋部材の全体の幅寸法を、両段部に略合
致させ、その当たり部を瓦の裏面に対向させているの
で、屋根葺き施工に際して、複数の屋根材を、母屋方向
に沿って取付けていくことにより、瓦同士を突き合わせ
て簡単に葺設でき、しかも屋根パネルの段部に樋部材を
配置させているので、この樋部材により瓦の接合部の防
水性を確保でき、また、この樋部材の両側に形成された
当たり部を瓦の裏面に対向させているので、接合部での
踏み割れ強度を向上でき、さらに瓦の端縁付近を当たり
部の平坦な上面で確実に支持できるものでありながら、
段部の奥方部分においても万一当たり部を乗り越えた雨
水は、先端が折り返った水切り片によって水切り処理さ
れるなどの効果がある。
棟軒方向の略全長に亘る長さの屋根パネルの表面板の棟
軒方向に沿って位置する側端部を下方に凹成して段部を
形成し、屋根パネルの母屋方向の長さと略等しい幅の瓦
を棟軒方向に沿って複数枚取付けて屋根材を形成し、屋
根材同士を母屋方向で突き合わせて接合し、段部に配置
された樋部材の中程に下方に凹曲した樋部を形成し、そ
の樋部の両側に上面が平坦となった当たり部を設け、そ
の両当たり部の側方に先端が折り返った水切り片を各々
連設して、前記樋部材の全体の幅寸法を、両段部に略合
致させ、その当たり部を瓦の裏面に対向させているの
で、屋根葺き施工に際して、複数の屋根材を、母屋方向
に沿って取付けていくことにより、瓦同士を突き合わせ
て簡単に葺設でき、しかも屋根パネルの段部に樋部材を
配置させているので、この樋部材により瓦の接合部の防
水性を確保でき、また、この樋部材の両側に形成された
当たり部を瓦の裏面に対向させているので、接合部での
踏み割れ強度を向上でき、さらに瓦の端縁付近を当たり
部の平坦な上面で確実に支持できるものでありながら、
段部の奥方部分においても万一当たり部を乗り越えた雨
水は、先端が折り返った水切り片によって水切り処理さ
れるなどの効果がある。
第１図は本考案の一実施例を示す断面図、第２図は同上
の施工を示す一部省略破断斜視図、第３図及び第４図は
同上における屋根材を示す斜視図及び断面図、第５図、
第６図及び第７図は同上における屋根パネルを示す平面
図、側面図及び一部破断斜視図であって、Ｒは屋根材、
Ａは屋根パネル、１は枠体、２は表面板、３は断部、４
は樋部材、５は瓦、８は当たり部、10は水切り片であ
る。
の施工を示す一部省略破断斜視図、第３図及び第４図は
同上における屋根材を示す斜視図及び断面図、第５図、
第６図及び第７図は同上における屋根パネルを示す平面
図、側面図及び一部破断斜視図であって、Ｒは屋根材、
Ａは屋根パネル、１は枠体、２は表面板、３は断部、４
は樋部材、５は瓦、８は当たり部、10は水切り片であ
る。
Claims (1)
- 【請求項１】枠体に表面板を張設して形成された棟軒方
向の略全長に亘る長さの屋根パネルの表面板の棟軒方向
に沿って位置する側端部を下方に凹成して段部を形成
し、屋根パネルの母屋方向の長さと略等しい幅の瓦を棟
軒方向に沿って複数枚取付けて屋根材を形成し、屋根材
同士を母屋方向で突き合わせて接合し、段部に配置され
た樋部材の中程に下方に凹曲した樋部を形成し、その樋
部の両側に上面が平坦となった当たり部を設け、その両
当たり部の側方に先端が折り返った水切り片を各々連設
して、前記樋部材の全体の幅寸法を、前記両段部に略合
致させ、その当たり部を瓦の裏面に対向させて成る屋根
材の接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987079324U JPH0711215Y2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 屋根材の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987079324U JPH0711215Y2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 屋根材の接合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63187636U JPS63187636U (ja) | 1988-12-01 |
| JPH0711215Y2 true JPH0711215Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=30929079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987079324U Expired - Lifetime JPH0711215Y2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 屋根材の接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711215Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50118719U (ja) * | 1974-03-12 | 1975-09-27 | ||
| JPS5169427U (ja) * | 1974-11-28 | 1976-06-01 | ||
| JPS55166806U (ja) * | 1979-05-18 | 1980-12-01 |
-
1987
- 1987-05-26 JP JP1987079324U patent/JPH0711215Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63187636U (ja) | 1988-12-01 |
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