JPH07111163B2 - 自動車用燃料タンクの旋回槽 - Google Patents

自動車用燃料タンクの旋回槽

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JPH07111163B2
JPH07111163B2 JP1789590A JP1789590A JPH07111163B2 JP H07111163 B2 JPH07111163 B2 JP H07111163B2 JP 1789590 A JP1789590 A JP 1789590A JP 1789590 A JP1789590 A JP 1789590A JP H07111163 B2 JPH07111163 B2 JP H07111163B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業の上の利用分野) この発明は、自動車用燃料タンクの旋回槽に関し、特
に、燃料タンクからこの旋回槽へ燃料を導入するための
導入手段に係るものであるる (従来の技術) 一般に旋回槽は燃料タンクにおけるタンク本体の底壁に
取付けられ、自動車の旋回走行時などに燃料が遠心作用
等をうけて一方に偏倚しても燃料ポンプの吸込みに支障
をきたさないように、所要量の燃料を貯留するようにし
たものである。
従来のこの種の旋回槽としては、例えば実開昭61−5703
4号公報に記載された第11図および第12図に示すような
ものがある。
この旋回槽211は例えば樹脂性のタンク本体201の底壁に
溶着され、全体が有底無蓋の箱形に形成されて燃料の貯
留部となる槽本体213と、タンク本体201からこの槽本体
213内へ燃料を導入するための樋状の燃料流路211とを備
えている。
燃料流路221は槽本体213の隣合う側壁215,217の外方に
あって平面視L字形に形成され、側壁217に対する流路
外壁223の上縁223aは下向きに傾斜して底壁203の近傍ま
で延びている。また、上記側壁215はその上縁215aが傾
斜して隣りの側壁219に接近し、側壁219との間に送出口
225が形成されている。
槽本体213内には燃料ポンプの吸込み管227の管端部が直
接、またはフィルタを介して配置される。また通常は、
例えば実開昭61−59432号公報に開示されているよう
に、エンジンからの戻し燃料がリターンチューブ229に
よって槽本体213内に導かれてくる。
そして、タンク本体201内の燃料が比較的少量となった
状態でこの燃料が前記遠心作用等を受けると、第11図、
第12図に示したように導入口221aまたは送出口225を通
る線AまたはBによって貯留される燃料の最大量が決ま
り、これによって旋回走行、登降坂の運転などに備えら
れる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、燃料ポンプによる吸込み容量は決っており、
遠心作用等を受けたときに線AまたはBで規定される旋
回槽211内の燃料容量を前記吸込み容量に合わせて確保
し、吸込みを維持できるようにすることが必要である。
このため、旋回槽211の容量をある程度大きくしなけれ
ばならないが、旋回槽211を燃料タンク上壁の作業窓か
ら挿入して後組付けする場合には旋回槽211の大きさに
制約を受けてしまうものとなる。特に樹脂製の燃料タン
クはブロー成形されるが、パリソンにエアを吸込みつつ
型締めするときに旋回槽211を予め挿入して同時に溶着
するという煩雑な作業を避けると、前記作業窓からの挿
入組付けが必要となり、上記問題が顕著となる。
一方、燃料流路221の導入口221a,送出口225をタンク本
体201の底壁203よりもある程度高くすると、旋回槽211
を作業窓から組付けられる大きさとしながら遠心力等の
作用時に線AまたはBで規定される液面を高くして必要
量の燃料を確保することが可能となる。
しかしながら、タンク本体201内の燃料残量が減少して
いるとき、導入口221a、送出口225よりも下位にある燃
料を旋回槽221内に導くことができなくなり、タンク本
体201内には多くの吸い残し燃料が残留してしまうとと
いう難点がある。
そして、このような多くの吸い残し燃料が残留するとい
うことは、燃料を極限まで使用しなければならないよう
な状況におかれたときなどに、その余裕度を低下させて
しまうものである。
そこで、本願出願人は、旋回槽を小形としながら必要量
の燃料を旋回槽内に確保でき、しかもタンク本体内の燃
料残量が極く少くなっても、これを滞りなく旋回槽へ導
入できるようにした自動車用燃料タンクの旋回槽を既に
提案している(特開昭63−307781号公報参照)。
この旋回槽301は、例えば第13図乃至第15図に示すよう
に、全体が有底無蓋の箱形に形成されて燃料の貯留部と
なる槽本体303と、タンク本体から槽本体303内へ燃料を
導入するための燃料流路305とを備えている。
この燃料流路305は、第15図に示したように、旋回槽301
の底部にトンネル状に構成されている。この燃料流路30
5の天井面と両側面とは槽本体303の底壁307周囲を上方
へ凹陥させて形成した溝309の内面により形成し、また
底面は溝309に下方から挿入し底壁307に接着したチャン
バープレート311により形成している。そして、燃料流
路305の導入口313から送出口315に至る経路中に前記導
入口313よりも高位の部分317を設けている。
従って、この高位の部分317が堰の作用を営み、液面傾
斜時に旋回槽301内の液面を高くすることができる。
そして、このように流路305の途中に高位の部分317が存
在する構造でも、燃料流路305をチャンバープレート311
を嵌め込むことにより構成しているため、槽本体303の
製造は極めて容易となっている。
反面、このような旋回槽301にあっては、燃料流路305の
シール性を確保するためチャンバープレート311と旋回
槽301の溝309との形状精度を高めたり、両者を接着剤に
より接着したりする等しなければならず、その加工およ
び組付けが著しく煩雑なものとなる。
そこでこの発明は、接着剤等を用いることなく、チャン
バープレートの固定を行ないながら、シール性を確保す
ることができる自動車用燃料タンクの旋回槽の提供を目
的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためこの発明は、自動車用燃料タン
クの底壁に取付けられた槽本体に前記底壁の燃料を槽本
体内へ導入可能とする燃料流路を備えた自動車用燃料タ
ンクの旋回槽において、前記燃料流路を槽本体の底壁を
上方へ凹陥させた溝及びこの溝に下方から嵌合させたチ
ャンバープレートにより形成し、前記チャンバープレー
トを前記槽本体より燃料による膨潤量が大きい別部材と
したことを特徴とする。
(作用) 上記の構成によれば、チャンバープレートが燃料によっ
て膨潤することにより槽本体の溝に密着して燃料流路を
確実にシールする。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第7図はこの発明の一実施例に係る旋回槽を
示すものである。
これらの図面において第1図乃至第5図では左側が自動
車の前側である。
まず周辺の説明をすると、旋回槽1はガラス繊維含有ナ
イロンなどの繊維強化樹脂で作られ、その槽本体3は四
方を左右の側壁5a,5bと前壁7と後壁9とで囲まれて全
体として有底無蓋の箱形に形成され燃料タンク201の作
業窓205から挿入できるように全体的に細長く形成され
ている。後壁9は上部を除いて前方へ傾斜しているとと
もにその幅方向中央部に溝部13が形成され、溝部13の取
付板15は後壁9とほぼ同傾向に傾斜して槽本体3の底壁
11に連なっている。取付板15には電磁燃料ポンプ101
(第2図)が取付けられている。また、槽本体3の下位
には、この槽本体3の中解から後壁9の下端部近傍まで
延びるフランジ19を形成してある。さらに槽本体3の上
部前寄りは下方傾斜していて、この傾斜部に蓋体21を取
付けてある。この蓋体21は、自動車が急停車時などの際
に槽内の燃料が前方へ溢れ出るのを阻止する。
前記燃料ポンプ101は、それぞれナイロンなどの弾性の
ある樹脂で作られたベース103と、このベース103に係着
したカバー105との間に、クッションラバ107,109,111等
を介して挾持されている。そして、燃料ポンプ101を挾
持した状態でベース103を前記取付板15の前面に取付け
られ、燃料ポンプ101の吸込用フィルタ113が槽本体3の
底壁11に接しないしは近接して配置されるようになって
いる。かかる旋回槽1は、第2図に示したように、前記
タンク本体201の底壁203に溶着したアダプタ23にフラン
ジ19を介して装着されている。
つぎに、第3図乃至第6図も用いてこの発明の実施例に
係る燃料流路25について述べる。
この燃料流路25は旋回槽1の底部にトンネル状に構成さ
れている。この燃料流路25の天井面と両側面との槽本体
3の前記底壁11を上方へ凹陥させて形成した溝27の内面
により形成し、またその底面を上記底壁11に嵌合させた
チャンバープレート29によって形成してある。
第3図〜第7図に示したように溝27の下端にはチャンバ
ープレート29を嵌め込むための装着部27aが形成されて
いる。溝27の後端部は槽本体3の左側後方に開放されて
この開放部27bは槽本体3の前記溝部13にも通じてい
る。
チャンバープレート29は旋回槽1よりも燃料による膨潤
量が大きい部材、例えば12ナイロン系樹脂で成形され、
第1図,第3図〜第6図に示したように平面視でほぼU
字形を呈する板体部31と、この板体部31の前側に形成し
た嵌合部33とを備えている。この嵌合部33の両外側壁33
a,33bには適宜な間隔をもって複数の突出リブ34が設け
られている。この突出リブ34は下端が板体部31に一体化
され、嵌合部33の全高さに渡って設けられている。そし
て、嵌合部33が溝27の前側に下方から挿入され、板体部
31が溝27の下側の挿着部27aに嵌め込まれている。
従って、第3図に示すように、燃料流路25は上記開放部
27bのやや前方に燃料の導入口35を有した、この導入口3
5から槽本体3の前壁7に沿って形成した反転流路25aに
至る往路25bと、この反転流路25aから槽本体3の右側壁
5bに沿って後方へ伸びたのち後壁9の近傍で行き止まる
復路25dとによってほぼU字形の迂回経路で構成され、
行き止まり部は上方へ開口してここに送出口37を形成し
てある。
さらに、往路25bは前寄りに立上り部25cを備える。この
立上り部25cは前方へ斜めに立上りつつ槽本体3の左側
壁5aに近づき、この間に幅を漸減するとともに高さを漸
増して流路面積が同じ縦長の流路に形態を変換している
(第3図および第4図参照)。
反転流路25bはその両側に往路25aと後路25bとが異なる
湾曲部を備えるほかは上記縦長の流路形態を備える。そ
して、復路25dは往路25aとほぼ対称形に形成されて、そ
の途中には第5図に示したように立上り部25eを備え、
ここで幅を漸増するとともに高さを漸減して流路形態を
復元している。なお、燃料流路25の前部を上述のように
縦長にしたのは該部の流路を全体として高位にするため
である。また、反転流路25aには上記湾曲部とともにな
立上り部25cと立下り部25eとの折曲部には可及的に大き
なアールを付しておく。これは該部が角張っていると、
燃料が高速で流れるとき角部に渦が発生してベーパが折
出されるからである。
このようにして、燃料流路25の導入口35から送出口37に
至る経路中に導入口35よりも高位の部分を設けた構成と
なっている。
一方、エンジンからの戻し燃料が導かれるリターンチュ
ーブ39がクリップ41を介して槽本体3における後壁9の
左側に係着されている。このリターンチューブ39の下部
は湾曲部を介して前方へ向い、この下部を溝27の開放部
27b内に収容するとともにその先端部を前記導入口35の
やや後位から燃料流路25の往路25b内へ指向させてあ
る。この実施例では上記先端部を挾縮してノズル39aを
形成してある。従って、この部分に戻し燃料を駆動流体
とするエジェクタが構成されている。開放部27bは前述
したように槽本体3の溝部13に連通している。そして、
この連通部には第4図に示すようにメッシュ43を設けて
ある。このメッシュ43は燃料が吸出されるとき、この燃
料中にしばしば混入される異物を捕捉するものである。
他方、前記送出口37には第3図および第5図に示したよ
うに障壁部材45を装着してある。また、障壁部材45はそ
の上面に逆止弁47を備えている。この逆止弁47は送出口
37が障壁部材45を経て燃料が送出されると開放し、また
旋回槽1内から燃料が逆流しようとすると閉塞してこの
逆流を阻止する。
この実施例は以上のように構成されており、第2図に示
すようにリターンチューブ39にフレキシブルなリターン
ホース49が接続され、燃料ポンプ101にはフレキシブル
なフィードホース51が接続されている。このリターンホ
ース49,フィードホース51はリターンパイプ53,フィード
パイプ55に接続され、これらリターンパイプ53,フィー
ドパイプ55は燃料ポンプ101のリード線102とともに、前
記作業窓205を閉塞するためのアッパプレート207を介し
て外部に連通させている。
このように、ホース49,51で接続するときは、旋回槽1
がアダプタ23から離脱した後もパイプ53,55とリターン
チューブ39,燃料ポンプ101との接続を維持することがで
き、そのままの走行を可能とする。
つぎに、上記一実施例の作用を説明する。
リターンチューブ39にエンジンからの戻し燃料が導かれ
てくると、この燃料が該チューブ39の先端部から導入口
35を経て燃料流路25の往路25b内へ勢いよく噴出する。
この場合、上記先端部をノズル39aで形成してあるの
で、噴出の流勢が一層加熱される。したがって、ここに
有効なエジェクタ作用が営まれるので、溝27の開放部27
aへはこの開放部の後方と溝部13とから燃料が流入し、
これらが上記の噴流に吸い込まれて燃料流路25の往路25
bへ導入される。そして昇温した戻し燃料が吸い込まれ
た燃料と混って冷却される。上記のエジェクタ作用はタ
ンク本体201内の燃料残量が微量になっても営まれる。
そして、往路25bに導入された燃料は反転流路25aを経て
復路25dを滞りなく流進する。
このようにして燃料流路25を流過した燃料は送出口37が
障壁部材45を経て槽本体へ送出される。
ところで、この実施例はチャンバープレート29を旋回槽
1よりも燃料による膨潤量が大きい部材としているた
め、膨潤によってチャンバープレート29の板体部31の周
縁が溝27下端の装着部27aに密着し、燃料流路25を確実
にシールすることができる。
従って、チャンバープレート29と挿着部とのシール性向
上のために接着剤を用いたり、形状精度を高める必要が
なく、製造,組立てが著しく容易となる。
また、この実施例では嵌合部33に複数の突出リブ34を設
けているため、この突出リブ34の部分で膨潤度合が増
し、突出リブ34の先端が第6図および第7図に示したよ
うに溝27の両内側面に密着する。従って、チャンバープ
レート29を溝27へ確実に固定することができ、燃料流路
25のシール性を確実に確保することができる。
また、反転流路25aは高位にあって上記のようにシール
性が確保されているから、その堰の作用により、液面傾
斜時に第5図の線C,第6図の線Dで示す液面を最大とし
て燃料を保存することができる。すなわち、板体部31が
装着部27aに密着し、突出リブ34が溝27内面に密着する
ことで、燃料流路25内の燃料が板体部31と装着部27aと
の間から漏れたり、嵌合部33と溝27との間で燃料が流路
方向導入口35側へ流れ出るようなことがない。このた
め、第5図,第6図のような液面傾斜に対し、燃料流路
25内の液面を嵌合部33上縁に保持することができ、上記
線C,線Dで示す液面を保持することができる。
第8図および第9図はチャンバープレートの他の実施例
を示すものである。この実施例のチャンバープレート57
は、平面視で略U字形を呈する板体部59と、この板体部
59の前側部に嵌合部61とを有することは上記実施例のチ
ャンバープレート29で略同様である。
一方、この実施例のチャンバープレート57では嵌合部61
が中空となって第9図のようにハット断面形状を呈し、
この嵌合部61の内面に適宜な間隔をもって複数の閉塞リ
ブ63を設けている。閉塞リブ63は、嵌合部61の断面を略
全体で閉塞するように設けられ、両側壁を連結してい
る。
従って、この実施例では膨潤によって嵌合部61全体が溝
27内に密接すると共に、閉塞リブ63の部分とその周囲に
おいて、嵌合部61の外面が溝27へより強固に密接され
る。このため、嵌合部61と溝27との密接度合がより高ま
り、上記実施例の効果に加えよりシール性を向上させる
ことができる。
第10図はさらに他の実施例を示すものである。
この実施例のチャンバープレート65は二重構造となって
いる。すなわち、平面視で略U字形を呈する板体部67及
び、この板体部67の前側部にハット断面形状の嵌合部69
とを備えた外側部材71と、前記外側部材71の嵌合部69の
ハット断面内に大入される内側部材73とからなってい
る。
内側部材73の内側部材本体73aの両側面には、適宜な間
隔をもって複数の突出リブ74が上下に渡って形成されて
いるとともに、板体部67より一回り大きいフランジ部73
bが該内側部材本体73aと連続して一体的に形成されてい
る。
従って、この実施例では外側部材の71の膨潤によって嵌
合部69が全体的に溝27へ密着すると共に、内側部材本体
73aの膨潤、特に突出リブ75の部分の大きな膨潤によっ
て外側部材71が拡げられ、突出リブ75の対応箇所及びそ
の周辺で外側部材71の溝27への密着度合をより高めるこ
とができ、第8図,第9図の実施例と同様な作用効果を
奏することができる。尚、フランジ部73bはその周縁が
槽本体3の底面に、燃料流路25に沿って溶着部により固
着されるため、燃料流路のシール性をより確実に向上さ
せ得る。
[発明の効果] 以上の説明より明らかなように、この発明の構成によれ
ば、チャンバープレートを用いることにより、槽本体に
形成する燃料流路の形状自由度を容易に高めながら、燃
料によってチャンバープレートが膨潤し槽本体の溝に密
接するので、燃料流路のシール性能をより向上すること
ができる。しかも、接着剤を用いたり、形状精度を高め
たりする必要がなく、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る旋回槽の分解斜視
図、第2図は上記旋回槽の装着状態の説明図、第3図は
上記旋回槽の一部切欠底面図、第4図および第5図はそ
れぞれ第3図のIV−IV線矢視およびV−V線矢視断面
図、第6図は第5図のVI−VI線矢視断面図、第7図は第
6図の要部拡大図、第8図はチャンバープレートの他の
実施例を示す斜視図、第9図は第8図のIX−IX線矢視断
面図、第10図はチャンバープレートの更に他の実施例を
示す分解説明図、第11図は従来例に係る旋回槽の斜視
図、第12図は第11図のXII−XII線矢視断面図、第13図は
別の従来例に係る旋回槽の側断面図、第14図は上記旋回
槽の一部切欠底面図、第15図は上記旋回槽の分解斜視図
である。 1……旋回槽、3……槽本体 11……底壁、27……溝 29,57,65……チャンバープレート 34,75……突出リブ 63……閉塞リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 克則 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 木村 茂 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 (72)発明者 富岡 和幸 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 (56)参考文献 特開 平2−155832(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用燃料タンクの底壁に取付けられた
    槽本体に前記底壁の燃料を槽本体内へ導入可能とする燃
    料流路を備えた自動車用燃料タンクの旋回槽において、
    前記燃料流路を槽本体の底壁を上方へ凹陥させた溝及び
    この溝に下方から嵌合させたチャンバープレートにより
    形成し、前記チャンバープレートを前記槽本体より燃料
    による膨潤量が大きい別部材としたことを特徴とする自
    動車用燃料タンクの旋回槽。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の自動車用燃料タンクの
    旋回槽であって、前記チャンバープレートに前記溝内へ
    の嵌合部を設け、この嵌合部の縦壁に溝の壁面に当接可
    能な突出リブを設けたことを特徴とする自動車用燃料タ
    ンクの旋回槽。
  3. 【請求項3】請求項(1)記載の自動車用燃料タンクの
    旋回槽であって、前記チャンバープレートの少なくとも
    一部を前記溝に嵌合するハット断面形状とし、このハッ
    ト断面形状の内面に両側壁を連結するリブを設けたこと
    を特徴とする自動車用燃料タンクの旋回槽。
  4. 【請求項4】請求項(1)記載の自動車用燃料タンクの
    旋回槽であって、前記チャンバープレートを溝に嵌合す
    る外側部材及びこの外側部材に嵌合する内側部材の二重
    構造とし、前記内側部材に突出リブを設けたことを特徴
    とする自動車用燃料タンクの旋回槽。
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