JPH0711088A - ポリテトラフルオロエチレン組成物 - Google Patents
ポリテトラフルオロエチレン組成物Info
- Publication number
- JPH0711088A JPH0711088A JP5180694A JP18069493A JPH0711088A JP H0711088 A JPH0711088 A JP H0711088A JP 5180694 A JP5180694 A JP 5180694A JP 18069493 A JP18069493 A JP 18069493A JP H0711088 A JPH0711088 A JP H0711088A
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- JP
- Japan
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- powder
- average particle
- filler
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- average
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】平均粒径２０μｍ以下のポリテトラフルオロエ
チレン粉末と、平均粒径５０μｍ以下あるいは平均繊維
長３００μｍ以下で平均繊維径３０μｍ以下のその他の
フィラーを含むポリテトラフルオロエチレン組成物。 【効果】本発明の組成物は、極めて優れた粉末流動性と
高い見掛け密度を有し、成形の自動化、生産性の向上等
の適用に極めて有用である。また高い引張伸びを有して
いるので、ショックアブソーバーへのシールリングの装
着等のように延伸装着される用途への適用にも有用であ
る。
チレン粉末と、平均粒径５０μｍ以下あるいは平均繊維
長３００μｍ以下で平均繊維径３０μｍ以下のその他の
フィラーを含むポリテトラフルオロエチレン組成物。 【効果】本発明の組成物は、極めて優れた粉末流動性と
高い見掛け密度を有し、成形の自動化、生産性の向上等
の適用に極めて有用である。また高い引張伸びを有して
いるので、ショックアブソーバーへのシールリングの装
着等のように延伸装着される用途への適用にも有用であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリテトラフルオロエ
チレン組成物に関するものである。
チレン組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ポリテトラフルオロエチレン（以下ＰＴ
ＦＥと略記する）粉末は懸濁重合して得られる粗粉を微
粉砕したもので、圧縮成形またはラム押出法による成形
に使用される。粉砕後の平均粒径は、通常は平均粒径が
２５μｍ以上のものである。この成形粉末に２００〜１
０００μｍのフイラーを均一に混合したフイラー入りＰ
ＴＦＥ成形粉末は、ＰＴＦＥそのものより成形品の耐摩
耗性、硬度などの向上に効果あるものとして使用されて
いる。
ＦＥと略記する）粉末は懸濁重合して得られる粗粉を微
粉砕したもので、圧縮成形またはラム押出法による成形
に使用される。粉砕後の平均粒径は、通常は平均粒径が
２５μｍ以上のものである。この成形粉末に２００〜１
０００μｍのフイラーを均一に混合したフイラー入りＰ
ＴＦＥ成形粉末は、ＰＴＦＥそのものより成形品の耐摩
耗性、硬度などの向上に効果あるものとして使用されて
いる。
【０００３】近年成形の自動化および生産性の向上が重
視して行われるのに伴い、粉末の取扱い性特に粉末流動
性に優れた、見掛密度の高いフイラー入り成形粉末の要
求が強く要望されるようになってきた。即ち成形金型
（特に薄肉あるいは小型成形品）への自動化充填には優
れた粉末流動性が必要であり、同容積の成形金型では見
掛密度が高いほど成形金型１台当たりの生産性が向上す
ることになる。
視して行われるのに伴い、粉末の取扱い性特に粉末流動
性に優れた、見掛密度の高いフイラー入り成形粉末の要
求が強く要望されるようになってきた。即ち成形金型
（特に薄肉あるいは小型成形品）への自動化充填には優
れた粉末流動性が必要であり、同容積の成形金型では見
掛密度が高いほど成形金型１台当たりの生産性が向上す
ることになる。
【０００４】しかしながら、従来からフイラー入りＰＴ
ＦＥとして使用されている平均粒径２５〜３５μｍのＰ
ＴＦＥ粉末を使用して、ヘンシェルミキサー等で混合
し、有機溶媒の存在下に、転動型、撹拌型もしくは流動
層型等の造粒機で得られるいわゆる乾式法により製造さ
れる造粒粉末品は、粉末流動性が悪く、見掛密度が低い
ために成形の自動化および生産性向上の要請に供与され
るには物性が不十分であった。
ＦＥとして使用されている平均粒径２５〜３５μｍのＰ
ＴＦＥ粉末を使用して、ヘンシェルミキサー等で混合
し、有機溶媒の存在下に、転動型、撹拌型もしくは流動
層型等の造粒機で得られるいわゆる乾式法により製造さ
れる造粒粉末品は、粉末流動性が悪く、見掛密度が低い
ために成形の自動化および生産性向上の要請に供与され
るには物性が不十分であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の欠点を解消しようとするものである。すなわち優れた
粉末流動性、極めて高い見掛密度を有するＰＴＦＥのフ
イラー入り造粒粉末を提供することにある。
の欠点を解消しようとするものである。すなわち優れた
粉末流動性、極めて高い見掛密度を有するＰＴＦＥのフ
イラー入り造粒粉末を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされたものであり、平均粒径２０μｍ以
下のＰＴＦＥ粉末とその他のフイラーを均一に混合した
造粒粉末組成物を提供するものである。
を解決すべくなされたものであり、平均粒径２０μｍ以
下のＰＴＦＥ粉末とその他のフイラーを均一に混合した
造粒粉末組成物を提供するものである。
【０００７】本発明において用いるＰＴＦＥ粉末の平均
粒径は、２０μｍ以下、好ましくは３〜１５μｍが用い
られる。粉末状のものを粒状あるいは顆粒状のものにす
るとき、すなわち粉末状のものに結合バインダーを添加
して粒状のものをつくるとき、粉末の粒径が小さければ
小さいほど粉末同志の密着性が増し、造粒され易くな
る。ＰＴＦＥ粉末の平均粒径が２０μｍを超えるとＰＴ
ＦＥ粉末同志の密着性が悪くなり、造粒性が低下して、
粉末流動性に優れた、見掛密度の高い造粒粉末を得るこ
とができなくなる。
粒径は、２０μｍ以下、好ましくは３〜１５μｍが用い
られる。粉末状のものを粒状あるいは顆粒状のものにす
るとき、すなわち粉末状のものに結合バインダーを添加
して粒状のものをつくるとき、粉末の粒径が小さければ
小さいほど粉末同志の密着性が増し、造粒され易くな
る。ＰＴＦＥ粉末の平均粒径が２０μｍを超えるとＰＴ
ＦＥ粉末同志の密着性が悪くなり、造粒性が低下して、
粉末流動性に優れた、見掛密度の高い造粒粉末を得るこ
とができなくなる。
【０００８】本発明において用いられるＰＴＦＥ粉末以
外のフイラー（以下単にフイラーという）の平均粒径
は、粉末状のもので５０μｍ以下、好ましくは３５μｍ
以下、繊維状のもので平均繊維長３００μ以下で平均繊
維径３０μｍ以下、好ましくは平均繊維長１５０μｍ以
下で平均繊維径２０μｍ以下のものが用いられる。フイ
ラーの平均粒径も小粒径のものが望ましく、大きくなる
と造粒性が低下する。
外のフイラー（以下単にフイラーという）の平均粒径
は、粉末状のもので５０μｍ以下、好ましくは３５μｍ
以下、繊維状のもので平均繊維長３００μ以下で平均繊
維径３０μｍ以下、好ましくは平均繊維長１５０μｍ以
下で平均繊維径２０μｍ以下のものが用いられる。フイ
ラーの平均粒径も小粒径のものが望ましく、大きくなる
と造粒性が低下する。
【０００９】本発明に用いるＰＴＦＥ粉末中には平均粒
径２０μｍを超える、好ましくは２５〜１００μｍ、さ
らに好ましくは２５〜４０μｍのＰＴＦＥ粉末が５〜９
５ｗｔ％、より好ましくは１０〜９０ｗｔ％含まれてい
てもよい。平均粒径２０μｍを超えるＰＴＦＥ粉末が９
５ｗｔ％より多く含まれていると、造粒性が低下し粉末
流動性に優れた、高い見掛密度を有する造粒粉末が得ら
れなくなる。
径２０μｍを超える、好ましくは２５〜１００μｍ、さ
らに好ましくは２５〜４０μｍのＰＴＦＥ粉末が５〜９
５ｗｔ％、より好ましくは１０〜９０ｗｔ％含まれてい
てもよい。平均粒径２０μｍを超えるＰＴＦＥ粉末が９
５ｗｔ％より多く含まれていると、造粒性が低下し粉末
流動性に優れた、高い見掛密度を有する造粒粉末が得ら
れなくなる。
【００１０】本組成物を用いて造粒粉末品を製造する方
法として、大別して乾式法と湿式法とがある。このうち
前者は水を使用しない方法をいい、後者は水を使用する
方法をいう。乾式法では、ＰＴＦＥ粉末とフイラーをヘ
ンシェルミキサー等で混合し、この混合粉末を結合バイ
ンダーとしての有機溶媒の存在下に、転動型、撹拌型も
しくは流動層型等の造粒機で得られる。
法として、大別して乾式法と湿式法とがある。このうち
前者は水を使用しない方法をいい、後者は水を使用する
方法をいう。乾式法では、ＰＴＦＥ粉末とフイラーをヘ
ンシェルミキサー等で混合し、この混合粉末を結合バイ
ンダーとしての有機溶媒の存在下に、転動型、撹拌型も
しくは流動層型等の造粒機で得られる。
【００１１】湿式法はＰＴＦＥ粉末とフイラーの混合粉
末を水不溶性の有機液体を結合バインダーとして、水中
で撹拌して得られる。本組成物は乾式法あるいは湿式法
どちらの方法でも製造できる。後者の湿式法では親水性
あるいは半親水性フイラーを使用する場合はフイラーを
あらかじめ疎水化表面処理を施すとよい。
末を水不溶性の有機液体を結合バインダーとして、水中
で撹拌して得られる。本組成物は乾式法あるいは湿式法
どちらの方法でも製造できる。後者の湿式法では親水性
あるいは半親水性フイラーを使用する場合はフイラーを
あらかじめ疎水化表面処理を施すとよい。
【００１２】本組成物を用いた造粒粉末品の改良される
点として、極めて優れた粉末流動性と極めて高い見掛密
度および成形品が高い引張伸びを有することである。本
組成物の特長は成形の自動化および生産性向上の要請に
対して十分に応えるものである。
点として、極めて優れた粉末流動性と極めて高い見掛密
度および成形品が高い引張伸びを有することである。本
組成物の特長は成形の自動化および生産性向上の要請に
対して十分に応えるものである。
【００１３】本発明において用いるＰＴＦＥ粉末として
は、テトラフルオロエチレンの単独重合体にとどまら
ず、溶融流動性を付与するには到らない小量、例えば
０．５モル％程度以下の他の共単量体を共重合せしめて
変成したものも含まれる。かかる単量体としては、ヘキ
サフルオロプロピレン、クロロトリフロオロエチレン、
パーフルオロ（アルキルビニルエーテル）、パーフルオ
ロ（アルコキシアルキルビニルエーテル）、トリフルオ
ロエチレンあるいはパーフルオロアルキルエチレン等が
例示される。
は、テトラフルオロエチレンの単独重合体にとどまら
ず、溶融流動性を付与するには到らない小量、例えば
０．５モル％程度以下の他の共単量体を共重合せしめて
変成したものも含まれる。かかる単量体としては、ヘキ
サフルオロプロピレン、クロロトリフロオロエチレン、
パーフルオロ（アルキルビニルエーテル）、パーフルオ
ロ（アルコキシアルキルビニルエーテル）、トリフルオ
ロエチレンあるいはパーフルオロアルキルエチレン等が
例示される。
【００１４】本発明において用いるフイラーとしては、
平均繊維長３００μｍ以下で平均繊維径３０μｍ以下の
ガラス繊維、カーボン繊維、チタン酸カリウム繊維、粒
径５０μｍ以下のガラスビーズ、シリカ粉末、アルミナ
粉末、カーボン粉末、青銅粉末、タルク粉末、炭酸カル
シウム粉末、弗化カルシウム粉末、炭化ケイ素粉末、窒
化ホウ素粉末、窒化ケイ素粉末、球状カーボン粉末、二
硫化モリブデン粉末、グラファイト粉末、ポリアミドイ
ミド樹脂粉末、ポリイミド樹脂粉末、ポリエーテルサル
ホン樹脂粉末、ポリフェニレンサルファイド樹脂粉末、
ポリエーテルエーテルケトン樹脂粉末、酸化亜鉛粉末、
酸化スズ粉末、等が例示される。本組成物中のフィラー
の配合割合は、１〜８０ｗｔ％、好ましくは３〜６０ｗ
ｔ％である。
平均繊維長３００μｍ以下で平均繊維径３０μｍ以下の
ガラス繊維、カーボン繊維、チタン酸カリウム繊維、粒
径５０μｍ以下のガラスビーズ、シリカ粉末、アルミナ
粉末、カーボン粉末、青銅粉末、タルク粉末、炭酸カル
シウム粉末、弗化カルシウム粉末、炭化ケイ素粉末、窒
化ホウ素粉末、窒化ケイ素粉末、球状カーボン粉末、二
硫化モリブデン粉末、グラファイト粉末、ポリアミドイ
ミド樹脂粉末、ポリイミド樹脂粉末、ポリエーテルサル
ホン樹脂粉末、ポリフェニレンサルファイド樹脂粉末、
ポリエーテルエーテルケトン樹脂粉末、酸化亜鉛粉末、
酸化スズ粉末、等が例示される。本組成物中のフィラー
の配合割合は、１〜８０ｗｔ％、好ましくは３〜６０ｗ
ｔ％である。
【００１５】
【作用】本発明において、特に平均粒径の小さいＰＴＦ
Ｅ粉末と特定の粒径あるいは繊維長、繊維径のフイラー
を使用することにより、ＰＴＦＥ粉末同志あるいはＰＴ
ＦＥ粉末とフイラーとの密着性が増すことにより造粒性
が向上し、緻密な粒子が形成されることにより、優れた
粉末流動性と極めて高い見掛密度を有する造粒粉末が得
られるものと考えられる。
Ｅ粉末と特定の粒径あるいは繊維長、繊維径のフイラー
を使用することにより、ＰＴＦＥ粉末同志あるいはＰＴ
ＦＥ粉末とフイラーとの密着性が増すことにより造粒性
が向上し、緻密な粒子が形成されることにより、優れた
粉末流動性と極めて高い見掛密度を有する造粒粉末が得
られるものと考えられる。
【００１６】
【実施例】以下に、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明するが、かかる説明によって本発明がなんら限定
されるものでないことは勿論である。なお、造粒粉末の
試験は次の要領で測定した。
に説明するが、かかる説明によって本発明がなんら限定
されるものでないことは勿論である。なお、造粒粉末の
試験は次の要領で測定した。
【００１７】平均粒径（μｍ）：上から順に１０、２
０、３５、４０、６０メッシュ標準フルイを重ね、１０
メッシュフルイ上に粉末をのせてふるい各フルイ上に残
る粉末の重量を求め、この各重量に基づいて対数確率紙
での５０％粒径を平均粒径と定める。
０、３５、４０、６０メッシュ標準フルイを重ね、１０
メッシュフルイ上に粉末をのせてふるい各フルイ上に残
る粉末の重量を求め、この各重量に基づいて対数確率紙
での５０％粒径を平均粒径と定める。
【００１８】見掛密度（ｇ／ｃｃ）：ＪＩＳ Ｋ−６８
９１に準じる。内容積１００ｃｃのステンレス製円筒容
器にダンパーより落として平板で擦り落とした資料の重
さ（ｇ）を内容積（ｃｃ）で割った値を見掛密度と定め
る。
９１に準じる。内容積１００ｃｃのステンレス製円筒容
器にダンパーより落として平板で擦り落とした資料の重
さ（ｇ）を内容積（ｃｃ）で割った値を見掛密度と定め
る。
【００１９】粉末流動性［スリットフロー値（ｍ
ｍ）］：底部が一定の速度で開くようになっているホッ
パー形状をした容器に試料１００ｇを投入し、ホッパー
の底部を一定の速度で開いて試料が約半分落下した時の
開口部（スリット）の大きさをスリットフロー値として
定める。
ｍ）］：底部が一定の速度で開くようになっているホッ
パー形状をした容器に試料１００ｇを投入し、ホッパー
の底部を一定の速度で開いて試料が約半分落下した時の
開口部（スリット）の大きさをスリットフロー値として
定める。
【００２０】引張強さ（ｋｇ／ｃｍ2 ）および伸び
（％）：６００ｋｇ／ｃｍ2 の圧力下で予備成形を行
い、３７０℃で４時間焼成したのち、炉外で放冷して得
られた厚さ２ｍｍのシートよりＪＩＳ Ｋ−６８９１に
規定されたダンベル３号型で打ち抜いた試料による破断
時の強度および伸びを測定した値を引張強さおよび伸び
と定める。
（％）：６００ｋｇ／ｃｍ2 の圧力下で予備成形を行
い、３７０℃で４時間焼成したのち、炉外で放冷して得
られた厚さ２ｍｍのシートよりＪＩＳ Ｋ−６８９１に
規定されたダンベル３号型で打ち抜いた試料による破断
時の強度および伸びを測定した値を引張強さおよび伸び
と定める。
【００２１】［実施例１〜３］ＰＴＦＥ樹脂粉末８００
ｇに平均繊維長４０μｍ、平均繊維径９μｍのガラス繊
維２００ｇを添加して、ヘンシェルミキサーで撹拌翼周
速度４０ｍ／ｓｅｃで６０秒間混合した。混合粉末を石
油ナフサをバインダーとして造粒し、パン整粒機で整粒
したのち、乾燥工程を経て、粒状組成物を得る。得られ
た造粒粉末の平均粒径、見掛密度、粉末流動性、引張強
さおよび伸びを表１に示す。
ｇに平均繊維長４０μｍ、平均繊維径９μｍのガラス繊
維２００ｇを添加して、ヘンシェルミキサーで撹拌翼周
速度４０ｍ／ｓｅｃで６０秒間混合した。混合粉末を石
油ナフサをバインダーとして造粒し、パン整粒機で整粒
したのち、乾燥工程を経て、粒状組成物を得る。得られ
た造粒粉末の平均粒径、見掛密度、粉末流動性、引張強
さおよび伸びを表１に示す。
【００２２】
【表１】
【００２３】［比較例１〜２］表２に示す原料を用いた
ほかは実施例１と同様にして造粒粉末を得る。得られた
造粒粉末の物性を実施例１と同様に調べた。結果を表２
に示す。
ほかは実施例１と同様にして造粒粉末を得る。得られた
造粒粉末の物性を実施例１と同様に調べた。結果を表２
に示す。
【００２４】
【表２】
【００２５】［実施例４〜５］表３に示す原料を用いた
ほかは実施例１同様にして造粒粉末を得る。得られた造
粒粉末の物性を実施例１と同様に調べた。結果を表３に
示す。なお、グラファイト粉末、青銅粉末の平均粒径は
それぞれ２５μｍ、２７μｍである。
ほかは実施例１同様にして造粒粉末を得る。得られた造
粒粉末の物性を実施例１と同様に調べた。結果を表３に
示す。なお、グラファイト粉末、青銅粉末の平均粒径は
それぞれ２５μｍ、２７μｍである。
【００２６】
【表３】
【００２７】［比較例３〜４］表４に示す原料を用いた
ほかは実施例１と同様にして造粒粉末を得る。得られた
造粒粉末の物性を実施例１と同様に調べた。結果を表４
に示す。なお、グラファイト粉末、青銅粉末の平均粒径
はそれぞれ２５μｍ、２７μｍである。
ほかは実施例１と同様にして造粒粉末を得る。得られた
造粒粉末の物性を実施例１と同様に調べた。結果を表４
に示す。なお、グラファイト粉末、青銅粉末の平均粒径
はそれぞれ２５μｍ、２７μｍである。
【００２８】
【表４】
【００２９】［実施例６〜９］平均粒径５μｍのＰＴＦ
Ｅ粉末と平均粒径２５μｍのＰＴＦＥ粉末をブレンドし
て用いたほかは実施例１と同様にして造粒粉末を得る。
得られた造粒粉末の物性を実施例１と同様に調べた。結
果を表５に示す。
Ｅ粉末と平均粒径２５μｍのＰＴＦＥ粉末をブレンドし
て用いたほかは実施例１と同様にして造粒粉末を得る。
得られた造粒粉末の物性を実施例１と同様に調べた。結
果を表５に示す。
【００３０】
【表５】
【００３１】
【発明の効果】本発明の組成物は、極めて優れた粉末流
動性と高い見掛け密度を有し、成形の自動化、生産性の
向上等の適用に極めて有用である。また高い引張伸びを
有しているので、ショックアブソーバーへのシールリン
グの装着等のように延伸装着される用途への適用にも有
用である。
動性と高い見掛け密度を有し、成形の自動化、生産性の
向上等の適用に極めて有用である。また高い引張伸びを
有しているので、ショックアブソーバーへのシールリン
グの装着等のように延伸装着される用途への適用にも有
用である。
Claims (3)
- 【請求項１】ポリテトラフルオロエチレン粉末およびそ
の他のフイラーからなるテトラフルオロエチレン組成物
において、ポリテトラフルオロエチレン粉末の平均粒径
が２０μｍ以下であり、その他のフイラーの平均粒径が
５０μｍ以下、あるいは平均繊維長が３００μｍ以下で
平均繊維径が３０μｍ以下であるポリテトラフルオロエ
チレン組成物。 - 【請求項２】ポリテトラフルオロエチレン粉末中には平
均粒径２０μｍを超えるポリテトラフルオロエチレン粉
末が５〜９５ｗｔ％含まれている請求項１の組成物。 - 【請求項３】その他のフイラーがガラス繊維粉末、グラ
ファイト粉末、青銅粉末、およびカーボン繊維粉末から
選ばれる少なくとも１種である請求項１の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18069493A JP3347823B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | ポリテトラフルオロエチレン造粒物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18069493A JP3347823B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | ポリテトラフルオロエチレン造粒物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711088A true JPH0711088A (ja) | 1995-01-13 |
| JP3347823B2 JP3347823B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=16087677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18069493A Expired - Lifetime JP3347823B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | ポリテトラフルオロエチレン造粒物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3347823B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11293076A (ja) * | 1998-04-10 | 1999-10-26 | Ntn Corp | 摺動部材用樹脂組成物および摺動部材 |
| US6538051B1 (en) | 1997-03-27 | 2003-03-25 | Dow Corning Asia, Ltd. | Aqueous coating agent of hydrophilic resin, MoS2 and Sb2S3 and/or Sb2S5 |
| JP2004250605A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Asahi Glass Co Ltd | ポリテトラフルオロエチレン組成物、造粒物および成形物 |
| JP2007321157A (ja) * | 2001-10-24 | 2007-12-13 | Daikin Ind Ltd | Ｐｔｆｅ粉末及びｐｔｆｅ成形用粉末製造方法 |
| JP2010163629A (ja) * | 2001-10-24 | 2010-07-29 | Daikin Ind Ltd | Ｐｔｆｅ粉末及びｐｔｆｅ成形用粉末製造方法 |
| JP2019203055A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | ダイキン工業株式会社 | ポリテトラフルオロエチレン組成物 |
| US11168210B2 (en) | 2018-05-22 | 2021-11-09 | Daikin Industries, Ltd. | Resin composition |
| CN114163816A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-03-11 | 金发科技股份有限公司 | 一种耐磨的增强pps组合物及其制备方法和应用 |
| CN114369320A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-04-19 | 浙江博瑞中硝科技有限公司 | 一种用于氟气管道密封用含氟聚合物密封件组合物及其制备方法 |
| CN115819904A (zh) * | 2022-12-26 | 2023-03-21 | 济南赛诺富隆新材料有限公司 | 一种玻璃纤维填充聚四氟乙烯防浸透水复合材料及其制备方法与应用 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP18069493A patent/JP3347823B2/ja not_active Expired - Lifetime
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