JPH07110443A - 非球面テレセントリックレンズ - Google Patents

非球面テレセントリックレンズ

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JPH07110443A
JPH07110443A JP27600193A JP27600193A JPH07110443A JP H07110443 A JPH07110443 A JP H07110443A JP 27600193 A JP27600193 A JP 27600193A JP 27600193 A JP27600193 A JP 27600193A JP H07110443 A JPH07110443 A JP H07110443A
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aspherical
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lens group
array
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Hitonobu Ootsu
人宣 大津
Junichiro Yamashita
純一郎 山下
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 たとえ、アレイピッチが異なる光導波路アレ
イ同士でも、軸上、軸外を問わず高い結合効率を得られ
るとともに実用化に耐えうる程度に諸収差が小さく且つ
コンパクトで安価な非球面テレセントリックレンズを提
供する。 【構成】 第1群レンズ4と第2群レンズ5とからなる
両テレセントリック光学系は、光結合装置用の結合光学
系を構成する。LDアレイをこの結合光学系の物体面の
物体高範囲内に配置し、光ファイバーアレイをこの結合
光学系に関してその共役点に配置する。この結果、LD
アレイからの出射光が、像位置に配置された光ファイバ
ーアレイに全て同じ角度状態で入射し、物体距離が変化
しても倍率が変化しないから、光結合するアレイ同士の
間において一定した高い光結合効率が得られる。また、
組立時に特段の注意を払わなくても精度の高い光結合を
実現できる。この結合光学系は、第1群、第2群レンズ
4、5の各第2面を非球面としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アレイ状に配置されて
いる光導波路アレイ同士の光結合に用いて好適な非球面
テレセントリックレンズの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、LD素子がアレイ状に並んでい
るLDアレイと光ファイバーがアレイ状に並んでいる光
ファイバーアレイとの間の光結合を行う有限倍率光学系
(以下、単に「光学系」と称する)に関する技術は、例
えば実開平 4-133208 号公報において既に知られてい
る。
【0003】この実開平 4-133208 号公報には、光結合
装置に用いる2種類の光学系技術が開示されているが、
その第1の技術は、図17に示すように、所要数のLD
素子81から成るLDアレイ82を共通レンズLの物体
位置に並列的に配置し、さらに、同数の光ファイバー8
3から成る光ファイバーアレイ84を共通レンズLの像
位置に並列的に配置して、LDアレイ82上の各LD素
子81から出射された光束が、共通レンズLを介して光
ファイバーアレイ84上の各光ファイバー83に入射す
るように構成したものである。
【0004】この場合、LDアレイ82側の各LD素子
81の間隔(以下、「アレイピッチ」という)と光ファ
イバーアレイ84側の各光ファイバー83のアレイピッ
チとの比は、当然のことながら共通レンズLの結像倍率
に依存することになる。
【0005】一方、第2の技術は、図18に示すよう
に、所要数(例えば4個)の単レンズL1 〜L4 から成
るレンズアレイL0 を設け、それぞれの単レンズL1 〜
L4 の物***置に、LDアレイ92を構成する各LD素
子91a〜91dを配置すると共に、それぞれの像位置
に光ファイバーアレイ94を構成する各光ファイバー9
3a〜93dを配置して、各々の光結合部分を、1つの
LD素子91(例えば91a)と1つの単レンズL(例
えばL1 )と1つの光ファイバー93(例えば93a)
を1組とする独立した単位ユニットとして構成したもの
である。
【0006】この技術では、各々の単位ユニット(光結
合部分)の間のアレイピッチが同一のピッチとなり、各
単位ユニットのLD素子91a〜91dから出射した光
束が、それぞれの単レンズL1 〜L4 を介して、各素子
91a〜91dとペアになっている各光ファイバー93
a〜93dに入射することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された第1の技術では、並設された複数の光フ
ァイバー83の内、単レンズLの光軸近くに配置されて
いる光ファイバーについては高い光結合効率が得られる
が、光軸から離れた位置に配置された光ファイバーには
LD素子81からの出射光束が斜めに入射する関係で、
光軸から離れた位置に配置された光ファイバーに係る光
結合効率は低下する結果となる。
【0008】そのため、各々の光結合部分における光結
合効率が「バラ」つくことになり、「各々の光結合部分
において一定の高い光結合効率を得る」というこの種の
光結合装置に本来的に求められている目的を果し得ない
という問題が生じる。
【0009】しかも、この第1の技術では、LDアレイ
82側のアレイピッチと光ファイバーアレイ84のアレ
イピッチとを単レンズLの結像倍率に一致させる必要が
あるため、これら三者82、84、Lを光結合装置とし
て組立てるときに、LDアレイ82と単レンズLと光フ
ァイバーアレイ84との3者間の距離を、正確に調整し
なければならないという問題も生じる。
【0010】一方、第2の技術では、それぞれの光結合
部分が単位ユニット化されているため、個々の光導波路
素子間の光結合部分において一定の高い光結合効率を得
ることが原理的に可能ではあるが、アレイピッチの異な
る光導波路アレイ同士の光結合に適用することができな
いということが構成上の大きな欠陥となっている。
【0011】加えて、複数の単レンズから成るレンズア
レイL0 を製造するには複雑な工程を必要とするため、
その製造が容易ではなく、当然のことながら製造コスト
の増大を招くという問題があり、さらには、LDアレイ
92、レンズアレイL0 、光ファイバーアレイ94を光
結合装置として組立てる際に、3つのアレイ92、L0
、94の各光軸を正確に合致させながら、これら3者
の組立て位置を正確に位置決めしければならないため、
組立て作業に要するコストの上昇を招くという問題をも
発生する。
【0012】本発明者等は、これら従来技術の持つ欠陥
ないし問題を解決することを鋭意研究した結果、光導波
路アレイを構成する個々の光導波路素子を結合するとき
の光学系に、物体側および像側の光路が共にテレセント
リックとなる光学系(以下、「両テレセントリック光学
系」という)を用いれば、アレイピッチの異なる光導波
路アレイ同士の光結合が可能であり、しかも、光導波路
アレイを構成する個々の光導波路素子の間が一定の高い
光結合効率で結合され、さらに、光導波路アレイ同士を
結合するときの光学系の製造が容易で、製造コストおよ
び組立てコストの上昇を招くことのない光結合装置が得
られるということを見出した。
【0013】ところで、両テレセントリック光学系は、
物体空間および像空間において軸外の主光線が光軸と平
行になる光学系として知られているが、本発明者等の研
究の結果、この光学系を光導波路アレイ同士の光結合に
用いると次のような大きな利点が生じることが分った。
【0014】すなわち、 (a) アレイピッチが異なる光導波路アレイ同士の光
結合に関しては、両テレセントリック光学系の結像倍率
を両方のアレイピッチの比に設定することにより可能に
なる。
【0015】(b) 両テレセントリック光学系を光結
合に使用した場合には、物体面に配置された一方の光導
波路アレイからの出射光が、軸上および軸外を問わず
に、全て同じ角度状態で像面に配置された他方の光導波
路アレイに入射することになるので、光導波路アレイを
構成する各光導波路素子の間で一定した高い光結合効率
を実現することができる。
【0016】(c) 両テレセントリック光学系におい
て物体高および像高の範囲を光導波路アレイの幅(アレ
イピッチ×光導波路数)に対して充分に広くすることに
より、光結合装置として組立てる際における光軸方向と
垂直方向の光導波路アレイの位置決め精度を緩和するこ
とができる。
【0017】何故ならば、両テレセントリック光学系に
おいては、一方の光導波路アレイを物体高の範囲内に配
置し、他方の光導波路アレイをこの光学系に関してその
共役点に配置すれば、自動的に精度の高い光結合を実現
することができるので、必ずしも、各々の光導波路アレ
イを構成する各素子間の光軸を合わせる必要がないから
である。
【0018】(d) 両テレセントリック光学系におい
ては、物体距離が変化しても倍率が変化しないから、こ
の特徴を利用すれば、光軸方向における光導波路アレイ
の位置決め精度を緩和することもできる。
【0019】このように、両テレセントリック光学系を
光導波路アレイ同士の光結合に使用した場合には、上述
したような優れた特性を得ることができるが、これを実
現するには、次に述べるような問題を解決しなければな
らない。
【0020】それは、従来から知られている両テレセン
トリック光学系は、主に半導体集積回路の製造に用いら
れる回路パターン露光装置内の光学系や投影検査装置の
光学系として実用化されている関係で、その光学系がい
ずれも多数枚のレンズを組合せた複雑で且つ大型な構成
のものとなり、且つ、著しく高価なものであった。
【0021】従って、このような従来型の両テレセント
リック光学系を、小型で安価であることが要求される光
導波路アレイ同士の光結合を目的とする光学系にそのま
ま適用することは、余りにも障害が多く且つ著しく困難
なことであった。
【0022】そのため、光導波路アレイ同士の光結合に
関して実用に耐え得る程度にコンパクト化され、しか
も、軸上から軸外まで良好に収差補正がなされ、さら
に、製造が容易で且つ安価な両テレセントリック光学系
を開発し、これを光結合装置用の有限倍率光学系として
使用する必要が生じた。
【0023】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その第1の目的は、アレイピッチが異なる光
導波路アレイ同士の光結合を実現することが可能であ
り、しかも、一方の光導波路アレイからの出射光を他方
の光導波路アレイに入射させる際に、軸上および軸外を
問わず、自動的に一定した高い光結合効率で入射させる
ことができ、さらに、光結合装置として組立てる際に、
必ずしも光導波路アレイを構成する各素子間の光軸を合
わせる必要がなく、且つ、光軸方向と垂直方向の光導波
路アレイの位置決め精度を緩和し得る非球面テレセント
リックレンズを提供することにある。
【0024】本発明の第2の目的は、実用化に耐え得る
程度にコンパクトで、製造が容易で且つ安価でありなが
ら、諸収差が良好な非球面テレセントリックレンズを提
供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記第1および第2の目
的を達成するために、本発明は、少なくとも1面の非球
面を含む両テレセントリック光学系であって、物体面と
像面との間に結像レンズが配置される有限倍率光学系に
おいて、前記物体面とこの物体面よりTT/( |M| + 1 )
だけ離れた光軸上の位置に設定されたP点との間に存在
するレンズ群を第1レンズ群とし、前記P点と前記像面
との間に存在するレンズ群を第2レンズ群としたとき、 (1) 0.5 |M| < f2 / f1 < 2.0|M| (2) 0.01 < △/|Ra|(NA)4 < 0.3 (3) 1/4.5 < |M||Ra|/|Rb| < 4.5 但し、TT:物像間距離 M:倍率 f1:第1レンズ群の焦点距離 f2:第2レンズ群の焦点距離 Ra:|M| ≧1のときは、第1レンズ群中の曲率半径の絶
対値が最も小さい面の曲率半径であり、この面は非球面
である |M| < 1のときは、第2レンズ群中の曲率半径の絶対
値が最も小さい面の曲率半径であり、この面は非球面で
ある NA:上記Raの属するレンズ群側の開口数 △:上記Raの面の非球面量に関するものであり、上記定
義のNAの軸上周辺光線がレンズ面と交差する点の光軸か
らの高さにおける、非球面と近軸曲率半径Raの基準球面
との間の光軸に平行な方向への変位量を示し、その符号
は、Ra<0のときは像側への変位が正となる Ra > 0のときは物体側への変位が正となる Rb:|M| ≧1のときは、第2レンズ群中の曲率半径の絶
対値が最も小さい面の曲率半径 |M|<1のときは、第1レンズ群中の曲率半径の絶対値が
最も小さい面の曲率半径 の諸条件を満足するように構成したことを特徴とするも
のである。
【0026】
【作用】上記のように構成された本発明の非球面テレセ
ントリックレンズは、物体面に配置された一方の光導波
路アレイからの出射光が、軸上および軸外を問わずに全
て同じ角度状態で像位置に配置された他方の光導波路ア
レイに入射するから、光結合するアレイ同士の間におい
て一定した高い光結合効率が得られる。
【0027】また、一方の光導波路アレイを物体高の範
囲内に配置し、他方の光導波路アレイをこの光学系に関
してその共役点に配置すれば、自動的に精度の高い光結
合を実現することができ、さらには、物体距離が変化し
ても倍率が変化しない、という両テレセントリック光学
系の有利な特性を活用して、一方の光導波路アレイと他
方の光導波路アレイとを光結合させるようにしたもので
ある。
【0028】
【実施例】本発明に係る非球面テレセントリックレンズ
は、物体面と像面との間に結像レンズが配置される有限
倍率光学系において、前記物体面とこの物体面よりTT/
(|M| + 1 )だけ離れた光軸上の位置に設定されたP点
との間に存在するレンズ群を第1レンズ群とし、前記P
点と前記像面との間に存在するレンズ群を第2レンズ群
としたとき、 (1) 0.5 |M| < f2 / f1 < 2.0|M| (2) 0.01 < △/|Ra|(NA)4 < 0.3 (3) 1/4.5 < |M||Ra|/|Rb| < 4.5 但し、TT:物像間距離 M:倍率 f1:第1レンズ群の焦点距離 f2:第2レンズ群の焦点距離 Ra:|M| ≧1のときは、第1レンズ群中の曲率半径の絶
対値が最も小さい面の曲率半径であり、この面は非球面
である |M| <1のときは、第2レンズ群中の曲率半径の絶対値
が最も小さい面の曲率半径であり、この面は非球面であ
る NA:上記Raの属するレンズ群側の開口数 △:上記Raの面の非球面量に関するものであり、上記定
義のNAの軸上周辺光線がレンズ面と交差する点の光軸か
らの高さにおける、非球面と近軸曲率半径Raの基準球面
との間の光軸に平行な方向への変位量を示し、その符号
は、 Ra<0のときは像側への変位が正となる Ra>0のときは物体側への変位が正となる Rb:|M| ≧1のときは、第2レンズ群中の曲率半径の絶
対値が最も小さい面の曲率半径 |M| <1のときは、第1レンズ群中の曲率半径の絶対値
が最も小さい面の曲率半径 の諸条件を満足するように構成されている。本発明は、
物体面に配置された一方の光導波路アレイから出射され
た光束を、例えばLD素子がアレイ状にLDアレイから
出射された光束を、結像光学系(有限倍率光学系)を介
して、像面に配置された他方の、例えば光ファイバーア
レイのような光導波路アレイに入射させるに際して、そ
の結像光学系に両テレセントリック光学系を用いるとい
うことを根幹とするものであるが、結像光学系が両テレ
セントリックであるためには、入射瞳と射出瞳とがレン
ズより略無限遠の位置にあることが必要である。この必
要性を実現するための条件が(1)式の条件である。
【0029】この場合、 f2 / f1 の値が(1)式の上
限を超えると、射出瞳が像面よりレンズ側方向の有限距
離に位置するか、または、入射瞳が物体側よりレンズか
ら離れる方向の有限距離に位置することになって、両テ
レセントリック光学系を構成し得ないことになる。
【0030】逆に、 f2 / f1 の値が(1)式の下限を
下回ると、射出瞳が像側でレンズから離れる方向の有限
距離に位置するか、或いは、入射瞳が物体面よりレンズ
側方向の有限距離に位置することになって、両テレセン
トリック光学系を構成することができなくなる。
【0031】さて、(2)式の条件であるが、これは光
学系における球面収差およびコマ収差の補正を良好に行
うための条件である。この場合、△/|Ra|(NA)4 の値が
(2)式の上限を超えると、球面収差が補正過剰になる
と共に上方性のコマが発生し、逆に(2)式の下限を下
回ると、球面収差が補正不足になると同時に下方性のコ
マが発生して、球面収差およびコマ収差の補正が共に困
難となる。
【0032】さらに、(3)式の条件であるが、これは
像面湾曲と歪曲収差の補正を良好に行うための条件であ
る。この場合、|M| ≧1のときに、|M||Ra| /|Rb|の値
が(3)式の上限を超えると、像面湾曲は補正不足とな
り歪曲収差は樽型となる。逆に(3)式の下限を下回る
と、像面湾曲は補正過剰になり歪曲収差は糸巻き型とな
っていずれも補正が困難になる。一方、|M| <1のとき
に、|M||Ra| /|Rb|の値が(3)式の上限および下限を
超えると、|M| ≧1の場合と逆の理由によっていずれも
補正困難になる。
【0033】次に、本発明に係る非球面テレセントリッ
クレンズの具体的な実施例について説明するが、各実施
例における最大物体高は0.2mmであり、また、レンズ
の各光学面は、特段の記載がない限り球面として形成さ
れている。なお、各図および各実施例の数値表に用いら
れている記号の意味は、次の通りである。
【0034】M:倍率 f1:第1レンズ群の焦点距離 f2:第2レンズ群の焦点距離 Ra:|M| ≧1のときは、第1レンズ群中の曲率半径の絶
対値が最も小さい面の曲率半径であり、この面は非球面
である |M| <1のときは、第2レンズ群中の曲率半径の絶対値
が最も小さい面の曲率半径であり、この面は非球面であ
る NA:上記Raの属するレンズ群側の開口数 △:上記Raの面の非球面量に関するものであり、上記定
義のNAの軸上周辺光線がレンズ面と交差する点の光軸か
らの高さにおける、非球面と近軸曲率半径Raの基準球面
との間の光軸に平行な方向への変位量を示し、その符号
は Ra<0のときは、像側への変位が正となる Ra>0のときは、物体側への変位が正となる。
【0035】Rb:|M| ≧1のときは、第2レンズ群中の
曲率半径の絶対値が最も小さい面の曲率半径 |M| <1のときは、第1レンズ群中の曲率半径の絶対値
が最も小さい面の曲率半径 r:各レンズの入射面、出射面、接合面における曲率半
径および非球面での近軸曲率半径で、添数字は、物体側
(図の左側)から数えて付したものである d:各レンズの軸上厚およびレンズ間の軸上間隔で、添
数字は、物体側から数えて付したものである n:波長1550nmにおける各レンズ硝材の屈折率
【0036】図1は、本発明の第1実施例に係る非球面
テレセントリックレンズの構成を示す断面図である。こ
の光学系は、光軸O上に物体側(図の左側)から順次に
配置された両凸単レンズの第1群レンズ1と2枚接合レ
ンズの第2群レンズ2、3から成る2群3枚の結合光学
系として、構成されている。
【0037】この場合、第2群レンズ2、3の内、前方
に位置するレンズ2は、凸面を物体側に向けたメニスカ
スレンズとして、また、後方のレンズ3は、両凸レンズ
として構成され、且つ、第1群レンズ1の像側の面r2
のみが非球面として構成されている例である。
【0038】そして、この非球面形状は、光軸O方向の
距離をZ、光軸Oに対する垂直方向の距離をY、近軸曲
率半径をr、円錐定数をk、非球面係数をそれぞれA、
B、C、Dとしたときに、 Z=(Y2 /r)/[1+{1-(1+ k)(Y/r)2}]1/2+AY4 +BY6 +CY8 +DY10…(4) の式で表される形状として構成されている。そして、こ
の2群3枚の結合光学系は、下記の第1実施例の数値表
に掲げた数値をもって構成されている。
【0039】 [第1実施例の数値表] f2 / f1 = 3.0 Δ/ |Ra|(NA)4 = 0.234 |M||Ra| / |Rb|= 1.965 倍率=3 物体側NA=0.3 r1= 17.55844 d1 = 1.0 n = 1.717329 r2= -1.52509(非球面) d2 = 7.215369 r3= 4.77048 d3 = 0.7 n = 1.800211 r4= 2.32825 d4 = 1.3 n = 1.500992 r5= -3.75985
【0040】第二面非球面係数 K = -0.091109 A = 0.969523 ×10-1 B = -0.466481 C = 0.115503 ×10+1 D = -0.100208 ×10+1
【0041】このように構成された第1実施例の光学系
は、図9に示すように、球面収差、非点収差、歪曲収
差、コマ収差がいずれも良好に補正されていて、本発明
の有用性を充分に実証している。
【0042】図2は、本発明の第2実施例に係る非球面
テレセントリックレンズの構成を示す断面図である。こ
の光学系は、光軸O上に物体側から順次に配置されたい
ずれも両凸単レンズの第1群レンズ4と第2群レンズ5
から成る2群2枚の結合光学系として構成され、且つ、
第1群レンズ4の像側の面r2 と第2群レンズ5の像側
の面r4 がそれぞれ非球面として構成されている例であ
る。
【0043】なお、これらの非球面形状は、第1実施例
のときの(4)式で表される形状として構成されてい
る。そして、この2群2枚の結合光学系は、下記の第2
実施例の数値表に掲げた数値をもって構成されている。
【0044】 [第2実施例の数値表] f2 / f1 = 3.0 Δ/ |Ra|(NA)4 = 0.131 |M||Ra| / |Rb|= 1.234 倍率=3 物体側NA=0.3 r1= 3.66462 d1 = 2.1 n = 1.781632 r2= -2.04125(非球面) d2 = 6.434874 r3= 70.41386 d3 = 2.0 n = 1.781632 r4= -4.96129(非球面)
【0045】第2面非球面係数 K = -30.944427 A = -0.336889 B = 0.547098 C = -0.605930 D = 0.351683
【0046】第4面非球面係数 K = 2.434663 A = 0.278724 ×10-2 B = 0.274238 ×10-2 C = -0.177119 ×10-2 D = 0.400610 ×10-3 このように構成された第2実施例の光学系は、図10に
示すように、2群2枚の結合光学系でありながら、球面
収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差がいずれも良好に
補正されていて本発明の有用性を充分に実証している。
【0047】図3は、本発明の第3実施例に係る非球面
テレセントリックレンズの構成を示す断面図である。こ
の光学系は、光軸O上に物体側から順次に配置された単
レンズの第1群レンズ6と第2群レンズ7から成る2群
2枚の結合光学系として構成され、且つ、第1群レンズ
21と第2群レンズ22の全ての面r1 〜r4 がいずれ
も非球面として構成されている例である。
【0048】なお、これらの非球面形状も、第1実施例
のときの(4)式で表される形状として構成されてい
る。そして、この2群2枚の結像光学系は、下記の第3
実施例の数値表に掲げた数値を有するように構成されて
いる。
【0049】 [第3実施例の数値表] f2 / f1 = 7.5 Δ/ |Ra|(NA)4 = 0.086 |M||Ra| / |Rb|= 0.773 倍率=5 物体側NA=0.5 r1= 4.67763 (非球面) d1 = 1.8 n = 1.781632 r2= -1.95156 (非球面) d2 =21.843434 r3= 12.61547 (非球面) d3 = 2.5 n = 1.781632 r4=-151.57302 (非球面)
【0050】第1面非球面係数 K = -4.753964 A = 0.323109 ×10-2 B = -0.359152 ×10-1 C = 0.224084 D = -0.246315
【0051】第2面非球面係数 K = -0.895544 A = -0.185074 ×10-2 B = 0.552512 ×10-2 C = -0.152644 ×10-2 D = 0.257684 ×10-2
【0052】第3面非球面係数 K = -1.436050 A = 0.124723 ×10-4 B = -0.799087 ×10-6 C = -0.452088 ×10-7 D = -0.256539 ×10-8
【0053】第4面非球面係数 K = -1008.730697 A = 0.139842 ×10-4 B = -0.837037 ×10-6 C = -0.916792 ×10-7 D = -0.144690 ×10-8
【0054】このように構成された第3実施例の光学系
も、図11に示すように、2群2枚の結合光学系であり
ながら、球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差がい
ずれも良好に補正されていて本発明の有用性を充分に証
明している。
【0055】図4〜図8は、本発明の第4〜第8実施例
に係る非球面テレセントリックレンズの構成を示す断面
図である。これらの光学系は、第3実施例と同様に、光
軸O上に物体側から順次に配置された、いずれも単レン
ズの第1群レンズ8,10,12,14,16と第2群
レンズ9,11,13,15,17から成る2群2枚の
結合光学系として構成され、且つ、第1群レンズ8,1
0,12,14,16と第2群レンズ9,11,13,
15,17の全ての面r1 〜r4 が、いずれも非球面と
して構成されている。
【0056】なお、これらの非球面形状も、第1実施例
のときの(4)式で表される形状として構成されてい
る。そして、これら第4〜第8実施例に係る非球面テレ
セントリックレンズは、それぞれ下記に第4〜第8実施
例の数値表に掲げる数値の通りに構成されている。
【0057】 [第4実施例の数値表] f2 / f1 = 3.0 Δ/ |Ra|(NA)4 = 0.017 |M||Ra| / |Rb|= 2.170 倍率=5 物体側NA=0.5 r1= 4.20861 (非球面) d1 = 2.0 n = 1.781632 r2= -1.96855 (非球面) d2 = 2.465197 r3= -111.01157 (非球面) d3 = 2.0 n = 1.781632 r4= -4.53526 (非球面)
【0058】第1面非球面係数 K = -9.201722 A = -0.388873 ×10-1 B = -0.336547 C = 0.125637 ×10+1 D = -0.160432 ×10+1
【0059】第2面非球面係数 K = -0.821093 A = -0.701470 ×10-2 B = -0.686934 ×10-2 C = 0.204066 ×10-2 D = -0.997296 ×10-3
【0060】第3面非球面係数 K = 8227.615826 A = -0.588077 ×10-2 B = -0.235515 ×10-2 C = -0.722101 ×10-3 D = 0.223291 ×10-3
【0061】第4面非球面係数 K = -0.035207 A = -0.692868 ×10-3 B = -0.130206 ×10-2 C = -0.203669 ×10-4 D = 0.710131 ×10-5
【0062】 [第5実施例の数値表] f2 / f1 = 4.0 Δ/ |Ra|(NA)4 = 0.131 |M||Ra| / |Rb|= 3.984 倍率=4 物体側NA=0.4 r1= 3.85359(非球面) d1 = 2.0 n = 1.885302 r2= -2.48972(非球面) d2 = 7.54 r3= -6.21570(非球面) d3 = 2.0 n = 1.447093 r4= -2.5(非球面)
【0063】第1面非球面係数 K = -1.516928 A = -0.804004 ×10-2 B = 0.564553 ×10-1 C = -0.642494 ×10-1 D = 0.262041 ×10-1
【0064】第2面非球面係数 K = -4.879199 A = -0.195682 ×10-1 B = 0.138083 ×10-2 C = 0.153172 ×10-1 D = -0.752284 ×10-2
【0065】第3面非球面係数 K = 14.074074 A = -0.666089 ×10-2 B = -0.865276 ×10-2 C = 0.251266 ×10-2 D = -0.686215 ×10-3
【0066】第4面非球面係数 K = 0.355031 A = 0.146480 ×10-2 B = 0.372368 ×10-5 C = -0.340039 ×10-3 D = 0.113078 ×10-3
【0067】 [第6実施例の数値表] f2 / f1 = 3.984 Δ/ |Ra|(NA)4 = 0.229 |M||Ra| / |Rb|= 0.419 倍率=4 物体側NA=0.4 r1= 1.71573(非球面) d1 = 2.1 n = 1.500992 r2= -1.42631(非球面) d2 = 8.57 r3= 13.62915(非球面) d3 = 2.0 n = 1.885302 r4= -13.62915(非球面)
【0068】第1面非球面係数 K = 3.085359 A = 0.941270 ×10-1 B = -0.506864 ×10+1 C = 0.277788 ×10+2 D = -0.522989 ×10+2
【0069】第2面非球面係数 K = -0.792813 A = 0.750659 ×10-2 B = -0.457900 ×10-1 C = 0.777945 ×10-1 D = -0.486099 ×10-1
【0070】第3面非球面係数 K = -0.820118 A = 0.191981 ×10-3 B = 0.646080 ×10-4 C = 0.202339 ×10-4 D = -0.305816 ×10-5
【0071】第4面非球面係数 K = -0.889164 A = 0.239131 ×10-3 B = 0.214253 ×10-3 C = -0.232320 ×10-4 D = 0.118753 ×10-5
【0072】 [第7実施例の数値表] f2 / f1 = 3.985 Δ/ |Ra|(NA)4 = 0.249 |M||Ra| / |Rb|= 0.713 倍率=4 物体側NA=0.4 r1= 1.74073(非球面) d1 = 2.1 n = 1.500992 r2= -1.41304(非球面) d2 = 8.191007 r3= 56.81675(非球面) d3 = 2.0 n = 1.885302 r4= -7.93027(非球面)
【0073】第1面非球面係数 K = 0.885109 A = 0.133848 B = -0.455078 ×10+1 C = 0.256103 ×10+2 D = -0.487610 ×10+2
【0074】第2面非球面係数 K = -0.972848 A = 0.316990 ×10-2 B = -0.611655 ×10-1 C = 0.112321 D = -0.747379 ×10-1
【0075】第3面非球面係数 K = 45.307039 A = -0.117275 ×10-2 B = 0.117779 ×10-3 C = 0.286070 ×10-4 D = -0.807520 ×10-5
【0076】第4面非球面係数 K = 0.946657 A = -0.551475 ×10-3 B = 0.262789 ×10-3 C = -0.306713 ×10-4 D = 0.744380 ×10-7
【0077】 [第8実施例の数値表] f2 / f1 = 3.0 Δ/ |Ra|(NA)4 = 0.051 |M||Ra| / |Rb|= 0.981 倍率=3 物体側NA=0.3 r1= 9.39463(非球面) d1 = 2.0 n = 1.885302 r2= -1.95352(非球面) d2 = 6.858767 r3= 39.27386(非球面) d3 = 2.0 n = 1.885302 r4= -5.97607(非球面)
【0078】第1面非球面係数 K = -918.144282 A = -0.120003 ×10-1 B = 0.720885 C = -0.225511 ×10+1 D = 0.732515
【0079】第2面非球面係数 K = -0.777750 A = -0.505298 ×10-2 B = -0.809391 ×10-2 C = 0.554615 ×10-1 D = -0.631385 ×10-1
【0080】第3面非球面係数 K = -944.890668 A = 0.104411 ×10-2 B = -0.192351 ×10-2 C = -0.419458 ×10-3 D = 0.225927 ×10-3
【0081】第4面非球面係数 K = -1.487734 A = -0.214640 ×10-3 B = -0.999795 ×10-3 C = -0.267828 ×10-3 D = 0.119987 ×10-3
【0082】このように構成された第4〜第8実施例の
光学系も、それぞれ図12〜図16に示すように、いず
れも2群2枚の結合光学系でありながら、本発明が利用
されるところの光結合、例えば、LD素子がアレイ状に
並んでいるLDアレイと、光ファイバーがアレイ状に並
んでいる光ファイバーアレイとの光結合に好適に用いら
れる程度に、その球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ
収差のいずれもが良好に補正されている。
【0083】以上、基本となる実施例および複数の具体
的実施例について説明したが、本発明は、これに限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々
に変形実施することが可能である。
【0084】例えば、本発明を単一の光導波路同士の光
結合に適用するところは当然に可能であり、この場合で
も上記の経済的効果が得られることはいうまでもない。
また、本発明を応用して、光アイソレータなどの光学素
子を光導波路アレイ間に配置することも可能であるが、
この場合は、前記の実施例に若干の手直しを行うことで
対応が可能である。尚、物体、像面に光導波路以外のも
のが配置される光学系にも本発明を適用することができ
る。
【0085】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、両
テレセントリック光学系の結像倍率を両方のアレイピッ
チの比に設定することにより、アレイピッチが異なる光
導波路アレイ同士の光結合を実現することが可能であ
り、しかも、一方の光導波路アレイからの出射光を他方
の光導波路アレイに入射させる際に、軸上および軸外を
問わず、自動的に一定した高い光結合効率で入射させる
ことができ、さらに、光結合装置として組立てる際に、
必ずしも光導波路アレイを構成する各素子間の光軸を合
わせる必要がなく、且つ、光軸方向と垂直方向の光導波
路アレイの位置決め精度を緩和することができ、延いて
は、組み上げコストの大幅な低減化を実現し得る非球面
テレセントリックレンズを提供することができる。
【0086】また、本発明によれば、上記の効果を奏し
得る上に、光導波路アレイ同士の光結合において実用化
に耐え得る程度にコンパクトで、諸収差の補正がなされ
た非球面テレセントリックレンズを安価に提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る非球面テレセントリ
ックレンズの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る非球面テレセントリ
ックレンズの構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る非球面テレセントリ
ックレンズの構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る非球面テレセントリ
ックレンズの構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第5実施例に係る非球面テレセントリ
ックレンズの構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第6実施例に係る非球面テレセントリ
ックレンズの構成を示す断面図である。
【図7】本発明の第7実施例に係る非球面テレセントリ
ックレンズの構成を示す断面図である。
【図8】本発明の第8実施例に係る非球面テレセントリ
ックレンズの構成を示す断面図である。
【図9】第1実施例に係る非球面テレセントリックレン
ズの示す球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を表
す総合収差図である。
【図10】第2実施例に係る非球面テレセントリックレ
ンズの示す球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を
表す総合収差図である。
【図11】第3実施例に係る非球面テレセントリックレ
ンズの示す球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を
表す総合収差図である。
【図12】第4実施例に係る非球面テレセントリックレ
ンズの示す球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を
表す総合収差図である。
【図13】第5実施例に係る非球面テレセントリックレ
ンズの示す球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を
表す総合収差図である。
【図14】第6実施例に係る非球面テレセントリックレ
ンズの示す球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を
表す総合収差図である。
【図15】第7実施例に係る非球面テレセントリックレ
ンズの示す球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を
表す総合収差図である。
【図16】第8実施例に係る非球面テレセントリックレ
ンズの示す球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を
表す総合収差図である。
【図17】従来から知られた光結合装置用の有限倍率光
学系の代表的な1つの例を説明するための説明図であ
る。
【図18】従来から知られた光結合装置用の有限倍率光
学系の代表的な他の例を説明するための説明図である。
【符号の説明】
O 光軸 L0 レンズアレイ 1,4,6,8,10,12,14,16 第1群レン
ズ 2,3,5,7,9,11,13,15,17 第2群
レンズ 81,91a〜91d LD素子 82,92 LDアレイ 83,93a〜93d 光ファイバー 84,94 光ファイバーアレイ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1面の非球面を含む両テレセ
    ントリック光学系であって、物体面と像面との間に結像
    レンズが配置される有限倍率光学系において、前記物体
    面とこの物体面よりTT/( |M| + 1 )だけ離れた光軸上
    の位置に設定されたP点との間に存在するレンズ群を第
    1レンズ群とし、前記P点と前記像面との間に存在する
    レンズ群を第2レンズ群としたとき、 (1) 0.5 |M| < f2 / f1 < 2.0|M| (2) 0.01 < △/|Ra|(NA)4 < 0.3 (3) 1/4.5 < |M||Ra|/|Rb| < 4.5 但し、TT:物像間距離 M:倍率 f1:第1レンズ群の焦点距離 f2:第2レンズ群の焦点距離 Ra:|M| ≧1のときは、第1レンズ群中の曲率半径の絶
    対値が最も小さい面の曲率半径であり、この面は非球面
    である。|M| <1のときは、第2レンズ群中の曲率半径
    の絶対値が最も小さい面の曲率半径であり、この面は非
    球面である。 NA:上記Raの属するレンズ群側の開口数 △:上記Raの面の非球面量に関するものであり、上記定
    義のNAの軸上周辺光線がレンズ面と交差する点の光軸か
    らの高さにおける、非球面と近軸曲率半径Raの基準球面
    との間の光軸に平行な方向への変位量を示し、その符号
    は、Ra<0のときは像側への変位が正となる。Ra>0の
    ときは物体側への変位が正となる。 Rb:|M| ≧1のときは、第2レンズ群中の曲率半径の絶
    対値が最も小さい面の曲率半径 |M| <1のときは、第1レンズ群中の曲率半径の絶対値
    が最も小さい面の曲率半径 の諸条件を満足するように構成したことを特徴とする非
    球面テレセントリックレンズ。
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