JPH07107397A - テレビジョン受像機、記録装置および再生装置 - Google Patents

テレビジョン受像機、記録装置および再生装置

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JPH07107397A
JPH07107397A JP24333293A JP24333293A JPH07107397A JP H07107397 A JPH07107397 A JP H07107397A JP 24333293 A JP24333293 A JP 24333293A JP 24333293 A JP24333293 A JP 24333293A JP H07107397 A JPH07107397 A JP H07107397A
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JP
Japan
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color video
video signal
output
signal
standard
Prior art date
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Application number
JP24333293A
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English (en)
Inventor
Yutaka Suzuki
裕 鈴木
Toshiyuki Watanabe
俊幸 渡辺
Tetsuhisa Araki
哲久 荒木
Minoru Yahiro
稔 八尋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テレビジョン受像機とマルチ方式VTRとを接
続する際のユーザの負担を軽減する。 【構成】単一方式TV100とマルチ方式VTR200
とをケーブル300で接続する。ID出力回路106よ
りチューナ部101の出力カラー映像信号SVaの標準
方式を示すIDをVTR200のID検出回路206に
供給する。ID検出回路206は、デッキ部201を信
号SVaの標準方式に対応した状態に自動的に設定す
る。デッキ部201を記録状態とすることで、信号SV
aを記録できる。また、ID検出回路206は、コンバ
ータ203の出力カラー映像信号SVo′の標準方式を
信号SVaの標準方式に一致するように、従ってTV1
00(モニタ部105)に対応するように自動的に設定
する。VTR200を再生状態とし、TV100のスイ
ッチ102をb側に接続することで、信号SVo′によ
る画像をモニタ部105に表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオシステムを構
成するテレビジョン受像機、記録装置および再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】カラー映像信号の標準方式はNTSC方
式、PAL方式、SECAM方式など多数あり、各標準
方式に合わせたテレビジョン受像機やVTR等が市販さ
れている。また、VTRのソフトテープとしても、記録
されるカラー映像信号の標準方式によって数種類のソフ
トテープが出回っている。これらのテープの録画、再生
のためにマルチ方式VTRが発売されている。そして、
マルチ方式VTRとして、再生時に標準方式を変換して
任意の標準方式のカラー映像信号を出力できるコンバー
タ内蔵のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したコンバータ内
蔵のマルチ方式VTRをテレビジョン受像機に接続する
場合には、そのテレビジョン受像機にあった標準方式の
カラー映像信号が出力されるようにVTR側のコンバー
タを設定する必要があった。この設定は手動でもって行
なわれており、ユーザにとって非常に煩わしものであっ
た。
【0004】また、チューナのないマルチ方式VTRの
場合、例えばテレビジョン受像機のチューナからのカラ
ー映像信号を記録することになるが、このカラー映像信
号の標準方式に合わせてVTR側を設定する必要があっ
た。この設定も手動でもって行なわれており、ユーザに
とって非常に煩わしいものであった。
【0005】そこで、この発明では、テレビジョン受像
機とマルチ方式VTRとを接続する際のユーザの負担を
軽減するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、単一
の標準方式のカラー映像信号を得るチューナ部と、この
チューナ部より出力されるカラー映像信号による画像を
表示するモニタ部とを有するテレビジョン受像機におい
て、上記単一の標準方式を示すインデックス信号を出力
するインデックス信号出力手段を備えるものである。
【0007】請求項2の発明は、カラー映像信号を得る
チューナ部と、このチューナ部より出力されるカラー映
像信号の標準方式を判別する方式判別手段と、この方式
判別手段で判別される標準方式に応じて状態が切り換え
られると共にチューナ部より出力されるカラー映像信号
による画像を表示するモニタ部とを有するテレビジョン
受像機において、方式判別手段で判別される標準方式を
示すインデックス信号を出力するインデックス信号出力
手段を備えるものである。
【0008】請求項3の発明は、入力端子に供給される
単一の標準方式のカラー映像信号による画像を表示する
モニタ部を有するテレビジョン受像機において、上記単
一の標準方式を示すインデックス信号を出力するインデ
ックス信号出力手段を備えるものである。
【0009】請求項4の発明は、入力端子に供給される
カラー映像信号の標準方式を判別する方式判別手段と、
この方式判別手段で判別された標準方式に応じて状態が
切り換えられると共に入力端子に供給されるカラー映像
信号による画像を表示するモニタ部を有するテレビジョ
ン受像機において、特定のコードのインデックス信号を
出力するインデックス信号出力手段を備えるものであ
る。
【0010】請求項5の発明は、複数の標準方式のカラ
ー映像信号を記録し得るデッキ部を有する記録装置にお
いて、デッキ部に供給されるカラー映像信号の標準方式
を示すインデックス信号を検出するインデックス信号検
出手段を備え、インデックス信号検出手段の検出出力に
応じてデッキ部の状態を切り換えるものである。
【0011】請求項6の発明は、所定の標準方式のカラ
ー映像信号を出力するデッキ部と、このデッキ部より出
力されるカラー映像信号の標準方式を変換するコンバー
タとを有する再生装置において、標準方式等を示すイン
デックス信号を検出するインデックス信号検出手段を備
え、インデックス信号検出手段で検出されるインデック
ス信号が標準方式を示すときは、その検出出力に応じて
コンバータより出力されるカラー映像信号の標準方式を
制御するものである。
【0012】請求項7の発明は、所定の標準方式のカラ
ー映像信号を出力するデッキ部と、このデッキ部より出
力されるカラー映像信号の標準方式を変換するコンバー
タとを有する再生装置において、標準方式等を示すイン
デックス信号を検出するインデックス信号検出手段を備
え、インデックス信号検出手段で検出されるインデック
ス信号が特定のコードのインデックス信号であるとき
は、その検出出力に応じてコンバータでは方式変換を行
わないものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明においては、このテレビジョン
受像機にマルチ方式VTRを接続してチューナ部より出
力されるカラー映像信号を記録する場合、VTR側では
インデックス信号を検出し、その検出出力でもってカラ
ー映像信号の標準方式に合うように記録系を自動的に設
定することが可能となる。
【0014】請求項2の発明においては、このテレビジ
ョン受像機(マルチ方式TV)にマルチ方式VTRを接
続してチューナ部より出力されるカラー映像信号を記録
する場合、VTR側ではインデックス信号を検出し、そ
の検出出力でもってカラー映像信号の標準方式に合うよ
うに記録系を自動的に設定することが可能となる。
【0015】請求項3の発明においては、このテレビジ
ョン受像機にマルチ方式VTRを接続し、モニタ部でマ
ルチ方式VTRより出力される再生カラー映像信号によ
る画像を表示する場合、VTR側ではインデックス信号
を検出し、その検出出力でもって出力カラー映像信号の
標準方式がテレビジョン受像機に合うように自動的に設
定することが可能となる。
【0016】請求項4の発明においては、このテレビジ
ョン受像機(マルチ方式TV)にマルチ方式VTRを接
続し、モニタ部でマルチ方式VTRより出力される再生
カラー映像信号による画像を表示する場合、VTR側で
はインデックス信号を検出し、その検出出力でコンバー
タにおける標準方式の変換処理を行わないようにでき、
方式変換による信号劣化を回避することが可能となる。
【0017】請求項5の発明においては、この記録装置
にテレビジョン受像機を接続し、そのチューナ部より出
力されるカラー映像信号を記録する場合、カラー映像信
号の標準方式に合うようにデッキ部の記録系を自動的に
設定することが可能となる。
【0018】請求項6の発明においては、この再生装置
にテレビジョン受像機を接続し、そのモニタ部に再生カ
ラー映像信号による画像を表示する場合、再生カラー映
像信号の標準方式がテレビジョン受像機に合うように自
動的に設定することが可能となる。
【0019】請求項7の発明においては、この再生装置
にテレビジョン受像機(マルチ方式TV)を接続し、そ
のモニタ部に再生カラー映像信号による画像を表示する
場合、コンバータで標準方式の変換処理が行われないの
で、方式変換による信号劣化を回避することが可能とな
る。
【0020】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の第1
実施例について説明する。本例は、単一の標準方式(本
例ではNTSC方式、PAL方式、SECAM方式のい
ずれか)に対応したテレビジョン受像機(単一方式T
V)100とマルチ方式VTR200とをケーブル30
0で接続して構成されるビデオシステムの例である。
【0021】まず、単一方式TV100について説明す
る。101は単一の標準方式の複合カラー映像信号SV
aが出力されるチューナ部である。このチューナ部10
1より出力されるカラー映像信号SVaは切換スイッチ
102のa側の固定端子に供給されると共に、ラインア
ウト端子103に供給される。
【0022】また、切換スイッチ102のb側の固定端
子にはラインイン端子104に供給さされるカラー映像
信号が供給される。切換スイッチ102にはユーザのキ
ー操作部(図示せず)による操作に応じた切換制御信号
SWが供給され、その切り換えが制御される。切換スイ
ッチ102より出力されるカラー映像信号はモニタ部1
05に供給される。モニタ部105は輝度/色処理回
路、偏向回路、受像管等を備えてなるものであり、カラ
ー映像信号による画像の表示が行なわれる。
【0023】また、106はインデックス信号出力回路
(ID出力回路)である。このID出力回路106から
は上述したカラー映像信号SVaの標準方式、従ってT
V100(モニタ部105)にあった標準方式を示すイ
ンデックス信号IDが出力され、このインデックス信号
IDはインデックス出力端子107に供給される。例え
ば、インデックス信号IDは3ビットのコードとされ、
NTSC方式のときは「000」、PAL方式のときは
「010」、SECAM方式のときは「011」とされ
る。
【0024】次に、マルチ方式VTR200について説
明する。201は複数の標準方式(本例では、NTSC
方式、PAL方式、SECAM方式のカラー映像信号)
の記録再生を行うことができるデッキ部である。このデ
ッキ部201には、ラインイン端子202に供給される
カラー映像信号が記録信号として供給される。また、デ
ッキ部201で再生されるカラー映像信号SVoは標準
方式を変換するコンバータ203に供給され、このコン
バータ203より出力されるカラー映像信号SVo′は
ラインアウト端子204に供給される。
【0025】また、インデックス入力端子205に供給
されるインデックス信号IDはマイコンを有して構成さ
れるインデックス信号検出回路(ID検出回路)206
に供給される。このID検出回路206はインデックス
信号IDを検出し、そのインデックス信号IDが示す標
準方式に応じて記録時にはデッキ部201の記録系の状
態を制御し、再生時にはコンバータ203より出力され
るカラー映像信号SVo′の標準方式を制御する。
【0026】図2は、デッキ部201の記録信号処理系
の構成例を示している。図において、入力カラー映像信
号SViは切換スイッチ11のn側、p側、s側を介し
てそれぞれ輝度信号/色信号分離回路(以下、「Y/C
分離回路」という)12N,12P,12Sに供給され
る。Y/C分離回路12N,12P,12Sは、それぞ
れNTSC方式、PAL方式、SECAM方式のカラー
映像信号より輝度信号Yおよび色信号Cを分離するため
のものである。切換スイッチ11は入力カラー映像信号
SViの標準方式がNTSC方式、PAL方式、SEC
AM方式であるとき、それぞれn側、p側、s側に切り
換えられる。
【0027】Y/C分離回路12N,12P,12Sよ
り出力される輝度信号Yは、それぞれ切換スイッチ13
のn側、p側、s側の固定端子に供給される。この切換
スイッチ13も、切換スイッチ11と同様に入力カラー
映像信号SViの標準方式がNTSC方式、PAL方
式、SECAM方式であるとき、それぞれn側、p側、
s側に切り換えられる。
【0028】切換スイッチ13より出力される輝度信号
Yはプリエンファシス回路14で高域強調された後にF
M変調器15に供給されてFM変調される。16Nは入
力カラー映像信号SViの標準方式がNTSC方式であ
る場合におけるキャリア周波数調整用のボリュームであ
り、その可動子に得られる信号は切換スイッチ17のn
側を介してFM変調器15に供給される。
【0029】また、16Cは入力カラー映像信号SVi
の標準方式がPAL方式およびSECAM方式である場
合におけるキャリア周波数調整用のボリュームであり、
その可動子に得られる信号は切換スイッチ17のc側の
固定端子を介してFM変調器15に供給される。
【0030】切換スイッチ17は、入力カラー映像信号
SViの標準方式がNTSC方式であるときはn側に接
続され、PAL方式およびSECAM方式であるときは
c側に接続される。FM変調器15では、入力カラー映
像信号SViの標準方式がNTSC方式であるときは、
シンクチップが3.4MHz、ホワイトピークが4.4
MHzとなるようにFM変調され、また標準方式がPA
L方式およびSECAM方式であるときは、シンクチッ
プが3.8MHz、ホワイトピークが4.8MHzとな
るようにFM変調される。このFM変調器15より出力
される変調輝度信号YFMは加算器18に供給される。
【0031】また、Y/C分離回路12N,12Pより
出力される色信号Cは、それぞれ切換スイッチ19のn
側、p側の固定端子に供給される。この切換スイッチ1
9は、入力カラー映像信号SViの標準方式がNTSC
方式、PAL方式であるとき、それぞれn側、p側に切
り換えられる。切換スイッチ19より出力される色信号
Cは周波数変換器20に供給されて低域変換処理が行な
われる。
【0032】21NはNTSC方式の色副搬送波周波数
(3.58MHz)と同じ発振周波数の水晶発振器であ
り、切換スイッチ22,23のn側を介して周波数変換
器20に接続される。21PはPAL方式の色副搬送波
周波数(4.43MHz)と同じ発振周波数の水晶発振
器であり、切換スイッチ22,23のp側を介して周波
数変換器20に接続される。切換スイッチ22,23
は、切換スイッチ19と同様に入力カラー映像信号SV
iの標準方式がNTSC方式、PAL方式であるとき、
それぞれn側、p側に切り換えられる。これにより、低
域変換色副搬送波周波数は、NTSC方式のときは62
9kHzとされ、PAL方式のときは627kHzとさ
れる。
【0033】周波数変換器20より出力される低域変換
色信号CLは、切換スイッチ24のn側、p側を介して
位相シフト回路25N,25Pに供給される。切換スイ
ッチ24は、切換スイッチ19と同様に入力カラー映像
信号SViの標準方式がNTSC方式、PAL方式であ
るとき、それぞれn側、p側に切り換えられる。位相シ
フト回路25NはNTSC方式用であり、位相シフト回
路25PはPAL方式用である。これら位相シフト回路
25N,25Pでは、周知のように再生系でくし形フィ
ルタを使用して隣接トラックからのクロストーク成分を
除去し得るように位相シフト処理が行なわれる(例えば
PSカラー方式)。
【0034】位相シフト回路25N,25Pで位相シフ
ト処理された低域変換色信号CLは、それぞれ切換スイ
ッチ26のn側、p側を介して切換スイッチ27のa側
に供給される。切換スイッチ26は、入力カラー映像信
号SViの標準方式がNTSC方式、PAL方式である
とき、それぞれn側、p側に切り換えられる。
【0035】また、SECAM方式用のY/C分離回路
12Sより出力される色信号Cは分周器28に供給され
て1/4分周される。この分周器28より出力される分
周色信号CDは切換スイッチ27のb側に接続される。
切換スイッチ27は、入力カラー映像信号SViの標準
方式がNTSC方式およびPAL方式であるときはa側
に接続され、SECAM方式であるときはb側に接続さ
れる。これにより、切換スイッチ27からは、入力カラ
ー映像信号SViの標準方式がNTSC方式およびPA
L方式であるときはそれぞれ低域変換色副搬送波周波数
が629kHzおよび627kHzの低域変換色信号C
Lが得られ、一方SECAM方式であるときは分周色信
号CDが得られる。
【0036】切換スイッチ27の出力信号は加算器18
に供給される。加算器18では、入力カラー映像信号S
Viの標準方式がNTSC方式およびPAL方式である
ときはFM変調輝度信号YFMに低域変換色信号CLが加
算されて記録ビデオ信号が形成され、SECAM方式で
あるときはFM変調輝度信号YFMに分周色信号CDが加
算されて記録ビデオ信号が形成される。この記録ビデオ
信号は記録アンプ29を介して回転磁気ヘッド30に供
給されて、磁気テープ31の傾斜トラックに順次記録さ
れる。
【0037】図3は、デッキ部201の再生信号処理系
の構成例を示している。図において、磁気テープ31よ
り回転磁気ヘッド30で再生されるビデオ信号は再生ア
ンプ41で増幅された後に、切換スイッチ42のa側、
b側を介してイコライザ回路43A,43Bに供給され
る。切換スイッチ42は、再生ビデオ信号がNTSC方
式およびPAL方式に係るものであるときはa側に接続
され、SECAM方式に係るものであるときはb側に接
続される。イコライザ回路43AはNTSC方式および
PAL方式用であり、電磁変換特性等に対する特性補償
機能の他に、低域変換色信号CLのトラップ機能を備え
ている。また、イコライザ回路43BはSECAM方式
用であり、同様に特性補償機能の他に、分周色信号CD
のトラップ機能を備えている。
【0038】イコライザ回路43A,43Bより出力さ
れるFM変調輝度信号YFMは切換スイッチ44のa側、
b側を介してFM復調器45に供給される。切換スイッ
チ44は、切換スイッチ42と同様に、再生ビデオ信号
がNTSC方式およびPAL方式に係るものであるとき
はa側に接続され、SECAM方式に係るものであると
きはb側に接続される。この切換スイッチ44より出力
されるFM変調輝度信号YFMはFM復調器45に供給さ
れて復調され、このFM復調器45より出力される輝度
信号Yはデエンファシス回路46を介して加算器47に
供給される。
【0039】また、再生アンプ41で増幅された再生ビ
デオ信号はローパスフィルタ48に供給される。再生ビ
デオ信号がNTSC方式、PAL方式に係るものである
ときは低域変換色信号CLが抜き出され、SECAM方
式に係るものであるときは分周色信号CDが抜き出され
る。ローパスフィルタ48の出力信号は切換スイッチ4
9のa側を介して周波数変換器50に供給される。切換
スイッチ49は、再生ビデオ信号がNTSC方式および
PAL方式に係るものであるときはa側に接続され、S
ECAM方式に係るものであるときはb側に接続され
る。
【0040】51NはNTSC方式の色副搬送波周波数
(3.58MHz)と同じ発振周波数の水晶発振器であ
り、切換スイッチ52,53のn側を介して周波数変換
器50に接続される。51PはPAL方式の色副搬送波
周波数(4.43MHz)と同じ発振周波数の水晶発振
器であり、切換スイッチ52,53のp側を介して周波
数変換器50に接続される。切換スイッチ52,53
は、切換スイッチ49と同様に再生ビデオ信号がNTS
C方式、PAL方式に係るものであるとき、それぞれn
側、p側に切り換えられる。これにより、周波数変換器
50からは、再生ビデオ信号がNTSC方式に係るもの
であるときは色副搬送波周波数が3.58MHzの色信
号Cが出力され、PAL方式に係るものであるときは色
副搬送波周波数が4.43MHzの色信号Cが出力され
る。
【0041】周波数変換器50より出力される色信号C
は切換スイッチ54のn側、p側を介して位相シフト回
路55N,55Pに供給される。切換スイッチ54は、
再生ビデオ信号がNTSC方式、PAL方式に係るもの
であるとき、それぞれn側、p側に切り換えられる。位
相シフト回路55NはNTSC方式用であり、位相シフ
ト回路55PはPAL方式用である。これら位相シフト
回路55N,55Pでは、上述したように記録系の位相
シフト回路25N,25Pでそれぞれシフトされた位相
の復元が行なわれる。
【0042】位相シフト回路55N,55Pで位相復元
された色信号Cは、それぞれ切換スイッチ56,57の
n側、p側を介して隣接トラックからのクロクトーク成
分除去用のくし形フィルタ58N,58Pに供給され
る。くし形フィルタ58NはNTSC方式用であり、周
知のように1水平期間(1H)の遅延時間を持つ遅延回
路を使用して構成されている。くし形フィルタ58Pは
PAL方式用であり、周知のように2水平期間(2H)
の遅延時間を持つ遅延回路を使用して構成されている。
切換スイッチ56および57は、再生ビデオ信号がNT
SC方式、PAL方式に係るものであるとき、それぞれ
n側、p側に切り換えられる。
【0043】くし形フィルタ58N,58Pで隣接トラ
ックからのクロストーク成分が除去されたNTSC方
式、PAL方式の色信号Cは、それぞれ切換スイッチ5
9のn側、p側を介して切換スイッチ60のa側に供給
される。切換スイッチ59は、切換スイッチ57と同様
に再生ビデオ信号がNTSC方式、PAL方式に係るも
のであるとき、それぞれn側、p側に切り換えられる。
【0044】また、切換スイッチ49のb側に得られる
分周色信号CDは逓倍回路61で4逓倍される。逓倍回
路61より出力されるSECAM方式の色信号Cは切換
スイッチ60のb側の固定端子に供給される。切換スイ
ッチ60は、再生ビデオ信号がNTSC方式およびPA
L方式に係るものであるときはa側に接続され、SEC
AM方式に係るものであるときはb側に接続される。こ
れにより、切換スイッチ60からは、再生ビデオ信号が
NTSC方式、PAL方式、SECAM方式に係るもの
であるときはそれぞれの方式の色信号Cが出力される。
切換スイッチ60より出力される色信号Cは加算器47
に供給されて輝度信号Yと加算され、この加算器47か
らは出力カラー映像信号SVoutが得られる。
【0045】図1に戻って、TV100の端子103,
104,107は、それぞれケーブル300でもってV
TR200の端子202,204,205に接続され
る。
【0046】以上の構成において、TV100のチュー
ナ部101より出力されるカラー映像信号SVaの標準
方式を示すインデックス信号IDがID出力回路106
より端子107および端子205を介してVTR200
のID検出回路206に供給され、このID検出回路2
06によってデッキ部201の記録信号処理系(図2参
照)の各切換スイッチは、カラー映像信号SVaの標準
方式に対応した状態に自動的に切り換えられる。したが
って、ユーザがVTR200のデッキ部201の状態を
手動で設定することなく、デッキ部201を記録状態と
することで、TV100のチューナ部101より出力さ
れるカラー映像信号SVaを良好に記録することができ
る。
【0047】また、TV100のチューナ部101より
出力されるカラー映像信号SVaの標準方式、したがっ
てTV100(モニタ部105)に対応する標準方式を
示すすインデックス信号IDがID出力回路106より
端子107および端子205を介してVTR206のI
D検出回路206に供給され、VTR200のコンバー
タ203より出力されるカラー映像信号SVo′の標準
方式が自動的に設定される。したがって、ユーザがコン
バータ203より出力されるカラー映像信号SVo′の
標準方式を手動で設定することなく、VTR200を再
生状態とすると共に、TV100の切換スイッチ102
をb側に接続することで、デッキ部201より出力され
る再生カラー映像信号SVoによる画像をモニタ部10
5で良好に表示できる。
【0048】次に、図4を参照しながら、この発明の第
2実施例について説明する。本例は、複数の標準方式
(本例ではNTSC方式、PAL方式、SECAM方式
の3方式)に対応したテレビジョン受像機(マルチ方式
TV)400とマルチ方式VTR200とをケーブル3
00で接続して構成されるビデオシステムの例である。
【0049】まず、TV400について説明する。40
1は複数の標準方式のカラー映像信号SVaが出力され
るチューナ部である。このチューナ部401より出力さ
れるカラー映像信号SVbは切換スイッチ402のa側
の固定端子に供給されると共に、ラインアウト端子40
3に供給される。
【0050】また、切換スイッチ402のb側の固定端
子にはラインイン端子404に供給されるカラー映像信
号が供給される。切換スイッチ402にはユーザのキー
操作部(図示せず)による操作に応じた切換制御信号S
Wが供給され、その切り換えが制御される。切換スイッ
チ402より出力されるカラー映像信号はモニタ部40
5に供給される。モニタ部405は輝度/色処理回路、
偏向回路、受像管等を備えてなるものであり、カラーテ
レビ信号による画像の表示が行なわれる。このモニタ部
405はNTSC方式、PAL方式、SECAM方式の
3方式に対応するものであり、後述する方式判別回路の
判別出力によって状態の切り換えが行なわれる。
【0051】図5は、モニタ部405の信号処理系の構
成を示している。同図において、入力カラー映像信号)
SViは切換スイッチ71のn側、p側、s側を介して
それぞれY/C分離回路72N,72P,72Sに供給
される。Y/C分離回路72N,72P,72Sは、そ
れぞれNTSC方式、PAL方式、SECAM方式のカ
ラー映像信号より輝度信号Yおよび色信号Cを分離する
ためのものである。切換スイッチ71は入力カラー映像
信号SViの標準方式がNTSC方式、PAL方式、S
ECAM方式であるとき、それぞれn側、p側、s側に
切り換えられる。
【0052】Y/C分離回路72N,72P,72Sよ
り出力される輝度信号Yは、それぞれ切換スイッチ73
のn側、p側、s側の固定端子に供給される。この切換
スイッチ73も、切換スイッチ71と同様に入力カラー
映像信号SViの標準方式がNTSC方式、PAL方
式、SECAM方式であるとき、それぞれn側、p側、
s側に切り換えられる。
【0053】また、切換スイッチ73より出力される輝
度信号Yは同期分離回路74に供給され、この同期分離
回路74より水平同期信号HDが出力される。また、同
期分離回路74より出力される水平同期信号HDは切換
スイッチ75のa側、b側を介して分周器76A,76
Bに供給される。切換スイッチ75は、入力カラー映像
信号SViの標準方式がNTSC方式であるときはa側
に接続され、PAL方式およびSECAM方式であると
きはb側に接続される。
【0054】分周器76Aの分周比は1/262.5で
あり、入力カラー映像信号SViの標準方式がNTSC
方式であるときは、この分周器76AよりNTSC方式
の垂直同期信号VD(60Hz)が出力される。また、
分周器76Bの分周比は1/312.5であり、入力カ
ラー映像信号SViの標準方式がPAL方式およびSE
CAM方式であるときは、この分周器76BよりPAL
方式およびSECAM方式の垂直同期信号VD(50H
z)が出力される。
【0055】分周器76A,76Bより出力される垂直
同期信号VDは切換スイッチ77のa側、b側を介して
出力される。切換スイッチ77は、切換スイッチ75と
同様に入力カラー映像信号SViの標準方式がNTSC
方式であるときはa側に接続され、PAL方式およびS
ECAM方式であるときはb側に接続される。
【0056】これにより入力カラー映像信号SViの標
準方式がNTSC方式、PAL方式、SECAM方式で
あるとき、それぞれの方式に応じた同期信号HD,VD
が出力される。この同期信号HD,VDは偏向系等に基
準同期信号として供給されて使用される。
【0057】また、Y/C分離回路72N,72Pより
出力される色信号Cは、それぞれ切換スイッチ78のn
側、p側の固定端子に供給される。この切換スイッチ7
8は、入力カラー映像信号SViの標準方式がNTSC
方式、PAL方式であるとき、それぞれn側、p側に切
り換えられる。切換スイッチ78より出力される色信号
Cはデコーダ(色復調回路)79に供給される。
【0058】80NはNTSC方式の色副搬送波周波数
(3.58MHz)と同じ発振周波数の水晶発振器であ
り、切換スイッチ81,82のn側を介してデコーダ7
9に接続される。80PはPAL方式の色副搬送波周波
数(4.43MHz)と同じ発振周波数の水晶発振器で
あり、切換スイッチ81,82のp側を介してデコーダ
79に接続される。切換スイッチ81,82は、切換ス
イッチ78と同様に入力カラー映像信号SViの標準方
式がNTSC方式、PAL方式であるとき、それぞれn
側、p側に切り換えられる。
【0059】デコーダ79では、図示せずも基準副搬送
波(NTSC方式では3.58MHz、PAL方式では
4.43MHz)の0°および90°の復調軸でもって
同期検波が行われて青色差信号B−Yおよび赤色差信号
R−Yが得られる。デコーダ79より出力される赤色差
信号R−Yはそのまま切換スイッチ83のa側の固定端
子に供給されると共に、インバータ84を介して切換ス
イッチ83のa′側の固定端子に供給される。また、デ
コーダ79より出力される青色差信号B−Yは切換スイ
ッチ85のa側に供給される。
【0060】また、Y/C分離回路72Sより出力され
る色信号Cはデコーダ(色復調回路)86に供給され
る。デコーダ86はSECAM方式用であり、周知のよ
うにFM復調器を有して構成される。このデコーダ86
より出力される赤色差信号R−Yは切換スイッチ83の
b側の固定端子に供給され、青色差信号B−Yは切換ス
イッチ85のb側の固定端子に供給される。
【0061】切換スイッチ83は、入力カラー映像信号
SViの標準方式がNTSC方式であるときはa側に接
続され、SECAM方式のときはb側に接続される。ま
た、PAL方式のときは1ライン毎にa側およびa′側
に接続される。これは、PAL方式では、周知のように
赤色差信号R−Yの色副搬送波が1ライン毎に位相反転
されており、赤色差信号R−Yを1ライン毎に位相反転
する必要があるからである。これにより、切換スイッチ
83からは入力カラー映像信号SViの標準方式がいず
れであっても赤色差信号R−Yが得られる。
【0062】また、切換スイッチ85は、入力カラー映
像信号SViの標準方式がNTSC方式およびPAL方
式であるときはa側に接続され、SECAM方式のとき
はb側に接続される。これにより、切換スイッチ85か
らは入力カラー映像信号SViの標準方式がいずれであ
っても青色差信号B−Yが得られる。
【0063】図示せずも、上述のように出力される輝度
信号Y、色差信号R−Y,B−Yは、例えばマトリック
ス回路で3原色信号R,G,Bに変換され、この3原色
信号R,G,Bを使用して受像管に入力カラー映像信号
SViによる画像が表示される。
【0064】図4に戻って、チューナ部401より出力
されるカラー映像信号SVbは切換スイッチ406のa
側の固定端子に供給される。この切換スイッチ406の
b側の固定端子には、ラインイン端子404に供給され
るカラー映像信号が供給される。この切換スイッチ40
6には切換制御信号SWが供給され、切換スイッチ40
2がa側、b側に接続されるとき、それぞれa側、b側
に接続される。
【0065】切換スイッチ406より出力されるカラー
映像信号は方式判別回路407に供給される。方式判別
回路407では、カラー映像信号のフィールド周波数
や、カラーバーストの有無等でもってNTSC方式、P
AL方式、SECAM方式の判別が行なわれる。例え
ば、フィールド周波数が60HzのときはNTSC方式
であり、50HzのときはPAL方式またはSECAM
方式である。また、フィールド周波数が50Hzであっ
て、カラーバーストがあるときはPAL方式であり、カ
ラーバーストがないときはSECAM方式である。
【0066】方式判別回路407より出力される判別信
号はモニタ部405に供給され、この判別信号でもって
モニタ部405の信号処理系(図5参照)の切換スイッ
チの接続が制御されることになる。また、方式判別回路
407より出力される判別信号はインデックス信号出力
回路(ID出力回路)408に供給される。このID出
力回路408には切換制御信号SWが供給される。
【0067】切換スイッチ402,406がa側に接続
されるとき、ID出力回路408からは、方式判別回路
407で判別された標準方式を示すインデックス信号I
Dが出力される。例えば、インデックス信号は3ビット
コードで構成され、NTSC方式のときは「000」、
PAL方式のときは「010」、SECAM方式のとき
は「011」とされる。一方、切換スイッチ402,4
06がb側に接続されるとき、ID出力回路408から
は、特定のコード、例えば「111」のインデックス信
号が出力される。このID出力回路408より出力され
るインデックス信号IDはインデックス出力端子409
に供給される。
【0068】マルチ方式VTR200は図1の例と同様
に構成され、TV400の端子403,404,409
は、それぞれケーブル300でもってVTR200の端
子202,204,205に接続される。
【0069】以上の構成において、TV400の切換ス
イッチ402,406をa側に接続し、チューナ部40
1より出力されるカラー映像信号SVbをモニタ部40
5に供給して画像を表示すると共に、このカラー映像信
号SVbをVTR200のデッキ部201で記録する場
合を考える。
【0070】この場合、カラー映像信号SVbは切換ス
イッチ406のa側を介して方式判別回路407に供給
されるため、方式判別回路407からはカラー映像信号
SVbの標準方式を示す判別信号が得られる。この判別
信号は上述したようにモニタ部405に供給されて信号
処理系の切り換えが行なわれるので、カラー映像信号S
Vbの標準方式がいずれであってもモニタ部405の受
像管には良好に画像が表示される。
【0071】また、方式判別回路407より出力される
判別信号はID出力回路408に供給され、このカラー
映像信号SVbの標準方式を示すインデックス信号ID
がID出力回路408より端子409および端子205
を介してVTR206のID検出回路206に供給さ
れ、このID検出回路206によってデッキ部201の
記録信号処理系(図2参照)の各切換スイッチは、カラ
ー映像信号SVaの標準方式に対応した状態に自動的に
切り換えられる。したがって、ユーザがVTR200の
デッキ部201の状態を手動で設定することなく、デッ
キ部201を記録状態とすることで、TV400のチュ
ーナ部401より出力されるカラー映像信号SVaを良
好に記録できる。
【0072】次に、TV400の切換スイッチ402,
406をb側に接続し、VTR200のラインアウト端
子204に得られるカラー映像信号SVo′をモニタ部
405に供給して画像を表示する場合を考える。
【0073】この場合、カラー映像信号SVo′は切換
スイッチ406のb側を介して方式判別回路407に供
給されるため、方式判別回路407からはカラー映像信
号SVo′の標準方式を示す判別信号が得られる。この
判別信号は上述したようにモニタ部405に供給されて
信号処理系の切り換えが行なわれるので、カラー映像信
号SVo′の標準方式がいずれであってもモニタ部40
5の受像管には良好に画像が表示される。
【0074】またこの場合には、ID出力回路408よ
り特定のコードのインデックス信号が出力され、このイ
ンデックス信号IDが端子409および205を介して
ID検出回路206に供給されるので、上述せずもコン
バータ203では方式変換処理が行われることがなく、
デッキ部201より出力されるカラー映像信号SVoが
そのままカラー映像信号SVo′として端子204に出
力される。これにより、コンバータ203で方式変換処
理が行われないので、方式変換処理による信号劣化を防
止でき、画質の向上を図ることができる。
【0075】なお、上述実施例においては、カラー映像
信号の標準方式がNTSC方式、PAL方式、SECA
M方式の3方式である例を示したが、この発明はこれら
3方式の他に4.43NTSC方式、PAL−M方式、
PAL−N方式等にも対処できるマルチ方式TV、マル
チ方式VTRを備えるビデオシステムにも同様に適用で
きることは勿論である。
【0076】この場合、NTSC方式、PAL方式、S
ECAM方式、4.43NTSC方式、PAL−M方
式、PAL−N方式の判別は、例えばフィールド周波数
(Hz)、カラーバーストの有無、色副搬送波周波数
(クロマ周波数)、カラーバースト位相を使用して、図
6のフローチャートでもって行なわれる。
【0077】すなわち、ステップST1では、フィール
ド周波数が50Hzであるか60Hzであるかを判定す
る。50HzであるときはステップST2に進み、60
HzであるときはステップST4に進む。
【0078】ステップST2では、カラーバーストの有
無が判定される。カラーバーストがないときはSECA
M方式と判定する。カラーバーストがあるときは、ステ
ップST3に進んでクロマ周波数が3.58MHzであ
るか4.43MHzであるかを判定する。3.58MH
zであるときはN−PAL方式と判定し、一方4.43
MHzであるときはPAL方式と判定する。
【0079】ステップST4では、クロマ周波数が3.
58MHzであるか4.43MHzであるかを判定す
る。4.43MHzであるときは4.43NTSC方式
と判定する。3.58MHzであるときはステップST
5に進んでカラーバースト位相が0°であるか90°で
あるかを判定する。0°であるときはNTSC方式と判
定し、一方90°であるときはM−PAL方式と判定す
る。
【0080】また、図7はNTSC方式、PAL方式、
SECAM方式、4.43NTSC方式、PAL−M方
式、PAL−N方式に対応する3ビットコードのインデ
ックス信号IDの一例を示している。NTSC方式は
「000」、4.43NTSC方式は「001」、PA
L方式は「010」、SECAM方式は「011」、P
AL−M方式は「100」、PAL−N方式は「10
1」に設定される。ここで、「110」のコードは使用
されず、「111」のコードは特定コードとされる。
【0081】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、このテレビジ
ョン受像機にマルチ方式VTRを接続してチューナ部よ
り出力されるカラー映像信号を記録する場合、VTR側
ではインデックス信号を検出し、その検出出力でもって
カラー映像信号の標準方式に合うように記録系を自動的
に設定でき、ユーザは手動設定の煩わしさを回避でき
る。
【0082】請求項2の発明によれば、このテレビジョ
ン受像機(マルチ方式TV)にマルチ方式VTRを接続
してチューナ部より出力されるカラー映像信号を記録す
る場合、VTR側ではインデックス信号を検出し、その
検出出力でもってカラー映像信号の標準方式に合うよう
に記録系を自動的に設定でき、ユーザは手動設定の煩わ
しさを回避できる。
【0083】請求項3の発明によれば、このテレビジョ
ン受像機にマルチ方式VTRを接続し、モニタ部でマル
チ方式VTRより出力される再生カラーテ映像信号によ
る画像を表示する場合、VTR側ではインデックス信号
を検出し、その検出出力でもって出力カラー映像信号の
標準方式がテレビジョン受像機に合うように自動的に設
定でき、ユーザは手動設定の煩わしさを回避できる。
【0084】請求項4の発明によれば、このテレビジョ
ン受像機(マルチ方式TV)にマルチ方式VTRを接続
し、モニタ部でマルチ方式VTRより出力される再生カ
ラー映像信号による画像を表示する場合、VTR側では
インデックス信号を検出し、その検出出力でコンバータ
における標準方式の変換処理を行わないようにでき、方
式変換による信号劣化を回避でき、画質の向上を図るこ
とができる。
【0085】請求項5の発明によれば、この記録装置に
テレビジョン受像機を接続し、そのチューナ部より出力
されるカラー映像信号を記録する場合、カラー映像信号
の標準方式に合うようにデッキ部の記録系を自動的に設
定でき、ユーザは手動設定の煩わしさを回避できる。
【0086】請求項6の発明によれば、この再生装置に
テレビジョン受像機を接続し、そのモニタ部に再生カラ
ー映像信号による画像を表示する場合、再生カラー映像
信号の標準方式がテレビジョン受像機に合うように自動
的に設定でき、ユーザは手動設定の煩わしさを回避でき
る。
【0087】請求項7の発明によれば、この再生装置に
テレビジョン受像機(マルチ方式TV)を接続し、その
モニタ部に再生カラー映像信号による画像を表示する場
合、コンバータで標準方式の変換処理が行われないの
で、方式変換による信号劣化を回避でき、画質の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す構成図である。
【図2】デッキ部の記録信号処理系の一例を示す構成図
である。
【図3】デッキ部の再生信号処理系の一例を示す構成図
である。
【図4】この発明の第2実施例を示す構成図である。
【図5】モニタ部の信号処理系の一例を示す構成図であ
る。
【図6】方式判別のフローを示すフローチャートであ
る。
【図7】インデックス信号IDの一例を示す図である。
【符号の説明】
100 テレビジョン受像機(単一方式TV) 101,401 チューナ部 102,402,406 切換スイッチ 103,204,403 ラインアウト端子 104,202,404 ラインイン端子 105,405 モニタ部 106,408 インデックス信号出力回路(ID出力
回路) 107,409 インデックス出力端子 200 マルチ方式VTR 201 デッキ部 203 コンバータ 205 インデックス入力端子 206 インデックス信号検出回路(ID検出回路) 300 ケーブル 400 テレビジョン受像機(マルチ方式TV) 407 方式判別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八尋 稔 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の標準方式のカラー映像信号を得る
    チューナ部と、 このチューナ部より出力されるカラー映像信号による画
    像を表示するモニタ部とを有するテレビジョン受像機に
    おいて、 上記単一の標準方式を示すインデックス信号を出力する
    インデックス信号出力手段を備えることを特徴とするテ
    レビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 複数の標準方式のカラー映像信号を得る
    チューナ部と、 このチューナ部より出力されるカラー映像信号の標準方
    式を判別する方式判別手段と、 上記方式判別手段で判別される標準方式に応じて状態が
    切り換えられると共に、上記チューナ部より出力される
    カラー映像信号による画像を表示するモニタ部とを有す
    るテレビジョン受像機において、 上記方式判別手段で判別される標準方式を示すインデッ
    クス信号を出力するインデックス信号出力手段を備える
    ことを特徴とするテレビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 入力端子に供給される単一の標準方式の
    カラー映像信号による画像を表示するモニタ部を有する
    テレビジョン受像機において、 上記単一の標準方式を示すインデックス信号を出力する
    インデックス信号出力手段を備えることを特徴とするテ
    レビジョン受像機。
  4. 【請求項4】 入力端子に供給されるカラー映像信号の
    標準方式を判別する方式判別手段と、 上記方式判別手段で判別される標準方式に応じて状態が
    切り換えられると共に、上記入力端子に供給されるカラ
    ー映像信号による画像を表示するモニタ部を有するテレ
    ビジョン受像機において、 特定のコードのインデックス信号を出力するインデック
    ス信号出力手段を備えることを特徴とするテレビジョン
    受像機。
  5. 【請求項5】 複数の標準方式のカラー映像信号を記録
    し得るデッキ部を有する記録装置において、 上記デッキ部に供給されるカラー映像信号の標準方式を
    示すインデックス信号を検出するインデックス信号検出
    手段を備え、 上記インデックス信号検出手段の検出出力に応じて上記
    デッキ部の状態を切り換えることを特徴とする記録装
    置。
  6. 【請求項6】 所定の標準方式のカラー映像信号を出力
    するデッキ部と、 このデッキ部より出力されるカラー映像信号の標準方式
    を変換するコンバータとを有する再生装置において、 標準方式等を示すインデックス信号を検出するインデッ
    クス信号検出手段を備え、 上記インデックス信号検出手段で検出されるインデック
    ス信号が標準方式を示すときは、その検出出力に応じて
    上記コンバータより出力されるカラー映像信号の標準方
    式を制御することを特徴とする再生装置。
  7. 【請求項7】 所定の標準方式のカラー映像信号を出力
    するデッキ部と、 このデッキ部より出力されるカラー映像信号の標準方式
    を変換するコンバータとを有する再生装置において、 標準方式等を示すインデックス信号を検出するインデッ
    クス信号検出手段を備え、 上記インデックス信号検出手段で検出されるインデック
    ス信号が特定のコードのインデックス信号であるとき
    は、その検出出力に応じて上記コンバータでは方式変換
    を行わないことを特徴とする再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0687107A2 (en) * 1994-06-07 1995-12-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Television receiver incorporating video recording and reproducing apparatus
WO2007094143A1 (ja) * 2006-02-16 2007-08-23 Pioneer Corporation 情報処理装置、その方法、そのプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、dj用再生装置、および再生装置

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WO2007094143A1 (ja) * 2006-02-16 2007-08-23 Pioneer Corporation 情報処理装置、その方法、そのプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、dj用再生装置、および再生装置

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