JPH07106962A - 高速アナログpll回路および高速アナログpll回路におけるプリセット値の温度補償方法 - Google Patents

高速アナログpll回路および高速アナログpll回路におけるプリセット値の温度補償方法

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JPH07106962A
JPH07106962A JP5248194A JP24819493A JPH07106962A JP H07106962 A JPH07106962 A JP H07106962A JP 5248194 A JP5248194 A JP 5248194A JP 24819493 A JP24819493 A JP 24819493A JP H07106962 A JPH07106962 A JP H07106962A
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pll circuit
characteristic curve
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JP5248194A
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Tsutomu Sano
勉 佐野
Jun Yamada
山田  純
Yoshitomo Kuwamoto
良知 桑本
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Hitachi Information Technology Co Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境温度に追従して一定かつ短いロックアッ
プタイムでフェーズロックできる高速アナログPLL回
路を提供する。 【構成】 PLLシンセサイザ回路1と、電圧制御発振
器2と、該電圧制御発振器の制御電圧−発振周波数特性
曲線を記憶した記憶手段と、該記憶手段から読み出した
制御電圧初期設定値F2および回路1からの位相比較結
果に基づく制御電圧Veとを加算する電圧加算器3と、
PLL回路のフェーズロック後の制御電圧を用いて前記
記憶装置に記憶された前記電圧制御発振器の制御電圧−
発振周波数特性曲線を現実の環境温度に対応した制御電
圧−発振周波数特性曲線に更新する手段6,4を設けた
高速アナログPLL回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログPLL回路に
関し、特に高速でのフェーズロックを可能とするように
された高速アナログPLL回路に関する。本発明は、移
動体通信端末等の機器に用いられるアナログPLL回路
のように、短いロックアップタイムを得られるように構
成された高速アナログPLL回路において、環境温度の
変動に追従してVCO制御電圧−発振周波数特性曲線を
変更して常に一定の短いロックアップタイムを得ること
のできるようにした高速アナログPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信のサービスエリアは細分化し
た複数の無線ゾーンで構成されることから、移動体通信
端末が隣接する無線ゾーン間を移動しながら通話を継続
するには、通話中に高速でチャネル切り替え、すなわち
周波数切り替えを行う必要がある。このことから、移動
体通信端末等に使用されているアナログPLL回路は、
周波数を設定した時に設定周波数に高速で引き込まれフ
ェーズロックすること、すなわち、ロックアップタイム
が短くかつ一定の時間内で行われることが要求される。
この要求に応えるために、従来の移動体通信端末におい
ては、高速アナログPLL回路を制御する制御装置の記
憶装置に、電圧制御発振器(VCO)の制御電圧−発振
周波数特性曲線を予め記憶させておき、この記憶内容か
ら指定された発振周波数に対応したVCO制御電圧の初
期値を推定し、指定された発振周波数に対応するVCO
制御電圧の付近の初期値電圧をVCOに予め与え、次に
PLLシンセサイザに指定した周波数デ−タを与え、指
定周波数に高速で引き込みフェーズロックを可能として
きた。すなわち、チャネル設定用のPLLシンセサイザ
に設定すべき周波数デ−タを転送する前に、PLL回路
を構成する電圧制御発振器(VCO)に与える制御電圧
Vcとして、フェーズロックされることが予想される周
波数に対応した制御電圧に近い電圧を初期値として予め
設定して供給し、VCOの発振周波数をフェーズロック
を必要とされる周波数の付近に予め変化させ、その後、
周波数デ−タをPLLシンセサイザに転送して前記予め
設定された周波数からロックアップ動作させることによ
って、短かくかつ一定のロックアップタイムで高速にフ
ェーズロックする高速アナログPLL回路方式が採用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような高速アナログPLL回路では、電圧制御発振器
(VCO)の制御電圧−発振周波数特性が周囲の温度す
なわち環境温度の変動にともない特性曲線の傾き等に変
動を生じるので、環境温度の変化があったときに予め所
定の電圧をVCOに供給しても発振周波数が環境温度に
追従できず、初期設定される周波数が変化してしまい、
ロックアップタイムに変動を生じて一定のロックアップ
タイムを供することできなくなって、一定の時間で高速
にロックアップすることが不可能となる問題を有してい
る。常に一定でかつ短いロックアップタイムで設定周波
数にフェーズロックすることを実現するには、常時環境
温度を監視測定してVCOの制御電圧−発振周波数特性
曲線を測定した温度で補正することで解決することが可
能であるが、反面、個々の温度特性の違いによる誤差を
生じることとソフトウェア処理が徒に複雑化されること
は避けられないものになっている。本発明の第1の目的
は、環境温度(周囲温度)の変動に影響されることなく
常に一定の短いロックアップタイムでフェーズロックす
ることを容易に実現できる高速アナログPLL回路を供
するにある。本発明の第2の目的は、電圧制御発振器
(VCO)の制御電圧−発振周波数特性曲線を、環境温
度(周囲温度)を監視して温度補正するためのソフトウ
ェアを必要としないでしかもPLLを構成する要素個々
が持つ固有の温度特性を考慮せずに一定の短いロックア
ップタイムでフェーズロックすることを容易に実現でき
る高速アナログPLL回路の温度補償方法を得ることに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、PL
Lシンセサイザ回路と電圧制御発振器と該電圧制御発振
器の制御電圧−発振周波数特性曲線を記憶した記憶手段
と該記憶手段から読み出した制御電圧初期設定値および
前記シンセサイザ回路からの位相比較結果に基づく制御
電圧とを加算する電圧加算器とからなる高速PLL回路
において、前記PLL回路のフェーズロック後の制御電
圧を用いて前記記憶装置に記憶された前記電圧制御発振
器の制御電圧−発振周波数特性曲線を現実の環境温度に
対応した制御電圧−発振周波数特性曲線に更新する手段
を設けることによって達成される。さらに、制御電圧−
発振周波数特性曲線は2点間のデ−タを補間し記憶する
ことにより達成される。上記第2の目的は、PLLシン
セサイザと電圧制御発振器と該電圧制御発振器の制御電
圧−発振周波数特性曲線を記憶した記憶装置からなり該
電圧制御発振器に印加する制御電圧を前記記憶装置に記
憶された制御電圧−発振周波数特性曲線から所望の発振
周波数に対応した制御電圧を推定して初期値に設定する
高速引込みおよび高速フェーズロックを可能とした高速
アナログPLL回路における初期設定値の温度補償方法
において、前記アナログPLL回路がフェーズロックし
た後の前記電圧制御発振器の制御電圧を用いて前記記憶
装置に記憶された電圧制御発振器の制御電圧−発振周波
数特性曲線を現実の環境温度に対応した制御電圧−発振
周波数特性曲線に更新することにより達成される。
【0005】
【作用】PLLシンセサイザがフェーズロックされた時
の電圧制御発振器のVCO制御電圧を定期的に監視し、
測定結果をもちいて既に記憶装置に記憶されている制御
電圧−発振周波数特性曲線の前回の初期値を更新するこ
とによって、常に環境温度に追従したVCOの制御電圧
−発振周波数特性曲線を容易にかつ確実に得られる。し
たがって、更新された初期値を次回指定された周波数に
切り換えたとき利用することによって、環境温度の変動
があっても一定の短いロックアップタイムでフェーズロ
ックが容易に実現され得る。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図1〜図3を用いて説明す
る。本発明による高速アナログPLLの構成について図
1を用いて説明する。本発明による高速アナログPLL
は、位相比較器および低域通過フィルタ等からなるPL
Lシンセサイザ回路1と、電圧制御発振器(VCO)2
と、電圧加算器3と、マイクロコンピュータおよび記憶
装置等からなる制御演算装置4と、初期値用ディジタル
−アナログ変換器5と、VOC制御電圧監視用アナログ
−ディジタル変換器6とから構成される。
【0007】制御演算装置4のマイクロコンピュータか
らは、周波数設定用データF1がPLLシンセサイザ回
路1に、初期値設定用データF2が初期値用ディジタル
−アナログ変換器5に出力されるとともに、VCO制御
電圧監視用アナログ−ディジタル変換器6からは、制御
電圧測定データVcdが制御演算装置4の記憶装置に入
力される。PLLシンセサイザ回路1の出力Veと初期
値用ディジタル−アナログ変換器5からの出力V’cが
電圧加算器3に入力され、その出力Vcは、電圧制御発
振器2およびVCO制御電圧監視用アナログ−ディジタ
ル変換器6に入力される。VCO2の出力foはPLL
シンセサイザ回路1に帰還11される。
【0008】初期状態の時、制御演算装置4の記憶装置
に記憶された制御電圧−周波数特性曲線データから所定
の周波数を得るに必要な制御電圧に対応する初期値設定
デ−タF2を読み出し、初期値用デジタル−アナログ変
換器5に出力され、ここで電圧V’cに変換される。す
なわち、要求された発振周波数foの制御電圧Vcの付
近の直流電圧V’cが、電圧制御発振器VCO2に印加
される。VCO2は、制御電圧V’cに対応する発振周
波数f’oで発振を開始する。この発振周波数f’oは
目標とする発振周波数foに極めて近い発振周波数とな
っている。
【0009】その後、制御演算装置4からPLLシンセ
サイザ回路1に周波数設定デ−タF1が転送されPLL
がフェーズロックして電圧制御発振器2は設定周波数f
oの電圧を出力する。PLLループがフェーズロックし
た後、VCO制御電圧VcをVCO制御電圧監視用アナ
ログ−デジタル変換器6により制御電圧測定デ−タVc
dとして制御演算装置4の記憶装置に転送し、該記憶装
置に記憶された前回の初期値設定デ−タを更新する。こ
の結果記憶装置に記憶された制御電圧−発振周波数特性
曲線は、現在の周囲温度に追従した値に更新される。
【0010】VCO制御電圧(Vc)−VCO発振周波
数(fo)特性曲線の温度特性について図3を用いて説
明する。同図に、概念的に示されるように、環境温度が
A℃のときのVc−fo曲線Aは、a1,a3,a2を
結ぶ線で示される。また環境温度がB℃のときのVc−
fo曲線Bは、b1,b3,b2を結ぶ線で示される。
【0011】いま、図1の高速アナログPLL回路を周
波数f3で発振させようとして、VCO制御電圧V’c
がVa3(V)となるような初期値設定データF2を出
力したとき、環境温度がA℃であるときには、PLL回
路は急速に設定周波数f3にフェーズロックされるが、
環境温度がB℃であるときには、VCO制御電圧Va3
(V)は周波数f4を発振させる電圧b’3であるの
で、PLL回路がフェーズロックするにはA℃のときに
比べて周波数をf4からf3に移行させるためのロック
アップタイムが余分に必要となる。
【0012】ここでフェーズロックした後、電圧制御発
振器2の現実の制御電圧VcはVb3(V)になってお
り、この制御電圧を制御演算装置4へ取り込むと、発振
周波数foおよび制御電圧Vcから記憶装置に記憶され
た制御電圧−発振周波数特性曲線の中からB℃の特性曲
線を選択することができる。以後、チャネル移行時に、
この曲線Bに基づいて初期値設定データを出力すれば、
制御電圧V’cを環境温度B℃で補正した値とすること
ができ、ロックアップタイムを一定値にかつ短縮するこ
とができる。
【0013】この実施例では、制御電圧−周波数特性曲
線を環境温度に対応して複数本記憶し、環境温度に対応
してこの曲線を選択して読みだす例を示したが、記憶装
置に初期設定用の曲線を少なくとも一つ記憶しておき、
このデータに基づいて、複数の発振周波数における現実
の制御電圧を検出することによって、環境温度に対応し
た初期値データに書き替えるようにしてもよい。
【0014】すなわち、代替策についてより詳細に説明
すれば、初期状態で記憶装置には図3のVCO制御電圧
−発振周波数特性曲線Aで表現される初期値デ−タが記
憶されている。つまり、VCO発振周波数がf1(H
z)およびf2(Hz)の時の制御電圧Va1(V),
Va2(V)として記憶されている。仮に、周波数f3
(Hz)を発振する要求があった時、初期値として予
め、記憶されているVCO制御電圧−発振周波数特性曲
線Aから演算し、VCO制御電圧Va3(V)を得る。
この値を初期値設定デ−タF2として初期値設定用ディ
ジタル−アナログ変換器5に転送し、その後、PLLシ
ンセサイザ回路1に周波数設定デ−タF1を転送してP
LLを周波数f3フェーズロックする。しかしながら、
環境温度が変動してVCO制御電圧−発振周波数特性曲
線がBに変動した状況で、次回に発振周波数f3(H
z)を要求された場合、既に記憶されている特性曲線A
を使用すると、実際は制御電圧Vb3(V)が必要であ
るにも係らず、制御電圧Va3(V)として初期値設定
デ−タを転送するので、VCOの実際の発振周波数は、
周波数f4(Hz)となる。このことは、ロックアップ
タイムを一定することを妨げる。
【0015】ここで、定期的に発振周波数f1,f2に
おけるVCO制御電圧を監視して現実の環境温度におけ
るVCO制御電圧Vb1,Vb2を取得し、その結果で
記憶装置に記憶された初期値を更新することによって、
現実の環境温度B℃のVCO制御電圧−発振周波数特性
曲線Bを作成できる。次回に、発振周波数f3を指定さ
れたとき、初期値設定デ−タF2は、更新されたVCO
制御電圧−発振周波数特性曲線Bによる制御電圧Vb3
で設定されるので、一定のロックアップタイムで周波数
f3にフェーズロックすることができる。
【0016】図2は、図1に示した高速アナログPLL
を用いた位相同期発振回路の具体的構成を示した図であ
る。本発明の位相同期発振回路は、PLLシンセサイザ
回路1と、電圧制御発振器(VCO)2と、電圧加算器
3と、制御演算装置4と、初期値用ディジタル−アナロ
グ変換器5と、VCO制御電圧監視用アナログ−ディジ
タル変換器6と、PLL基準発振器21とから構成され
る。PLLシンセサイザ回路1は、位相比較器11と、
積分器12と、1/M分周器13と、プログラマブルカ
ウンタ14とから構成されている。
【0017】発振周波数設定デ−タF1は、1/Nに分
周するプログラマブルカウンタ14に入力され、電圧制
御発振器(VCO)2の出力を分周する分周数を決定す
る。PLL基準発振器21の安定した出力fsが、入力
を任意の整数Mに分周する1/M分周器13に入力さ
れ、fs/Mの基準周波数faとなって位相比較器11
に入力される。一方、位相比較器11の他の入力には、
電圧制御発振器(VCO)2の出力foを1/Nに分周
するプログラマブルカウンタ14の出力fbが入力され
る。位相比較器11で位相比較された比較結果feは、
積分器12で平滑され出力Veとして出力される。制御
演算装置4の記憶装置から読みだされた初期値デ−タF
2は、初期値用ディジタル−アナログ変換器6に入力さ
れ、ここで直流電圧V’cに変換されて加算器3に出力
される。加算器3では、積分器12からの出力Veと初
期値用ディジタル−アナログ変換器5からの出力V’c
とが加算され、VCO制御電圧Vcとして電圧制御発振
器(VCO)2に印加される。この加算器3の出力Vc
によって、PLLは、フェーズロックした状態になる。
【0018】PLLがフェーズロックされると、位相比
較器11の二つの入力信号周波数fa,fbの間には、 fa=fb の関係が成り立つ。フィードバックループに1/Nのプ
ログラムカウンタ14が挿入されているので、 fb=fo・1/N であり、 fo=N・fb=N・fa となって、これにfa=fs・1/Mの関係を代入する
と fo=N・fa=fs・N/M が得られ、PLL基準発振器21の安定した出力fsを
N/M倍した安定した出力信号foが得られる。
【0019】PLL回路がフェーズロックした後、電圧
制御発振器2に印加されているVCO制御電圧VcをV
CO制御電圧監視用アナログ−ディジタル変換器6でデ
ィジタル値に変換して、制御電圧測定データVcdを得
て、このデータVcdを用いて制御演算装置4内の記憶
装置に記憶した制御電圧−周波数特性曲線を現実の環境
温度をパラメータとした曲線に書き替える。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、f1,f2なる発
振周波数でPLLシンセサイザがフェーズロックしたと
きに電圧制御発振器に印加されている制御電圧を定期的
に取得して予め記憶されているVCO制御電圧−発振周
波数特性曲線を更新することによって、現実の環境温度
に対応した制御電圧をプリセットすることとなって所望
の発振周波数に近い周波数を直ちに発振させることがで
き、ロックアップタイムを一定にするとともに短いロッ
クアップタイムで所定の発振周波数にフェーズロックす
ることができる。したがって温度監視結果を使用して温
度補償する方式をとらないでかつソフトウェアによる煩
雑な処理や回路構成要素が個々に持つ固有の温度特性を
考慮せずにロックアップタイムの温度補償をすることが
できる。即ち、PLL回路が所望の発振周波数でフェー
ズロックした状態の制御電圧を定期的に監視するので、
現実にPLL回路が動作している環境温度におけるVC
O制御電圧を取得でき、既に記憶装置に記憶されている
初期値デ−タを取得した最新のデ−タで更新することに
よって、環境温度に追従した次回の初期値をより正確に
設定することが容易に実現され得る。従って、環境温度
に追従し常に一定したロックアップタイムで所望の発振
周波数に高速にフェーズロックできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高速アナログPLLの要部ブロック構
成を示す図。
【図2】本発明の高速アナログPLLシンセサイザの具
体的構成を示す図。
【図3】本発明のVCO制御電圧−発振周波数特性の一
例を示す図。
【符号の説明】
1 PLLシンサイザ回路 2 電圧制御発振器(VCO) 3 電圧加算器 4 制御演算装置 5 初期値用ディジタル−アナログ変換機 6 VCO制御電圧監視用アナログ−ディジタル変換器 11 位相比較器 12 積分器 13 1/M分周器 14 プログラマブルカウンタ 21 PLL基準発振器
フロントページの続き (72)発明者 桑本 良知 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日 立通信システム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PLLシンセサイザ回路と電圧制御発振
    器と該電圧制御発振器の制御電圧−発振周波数特性曲線
    を記憶した記憶手段と該記憶手段から読み出した制御電
    圧初期設定値および前記シンセサイザ回路からの位相比
    較結果に基づく制御電圧とを加算する電圧加算器とから
    なる高速PLL回路において、 前記PLL回路のフェーズロック後の制御電圧を用いて
    前記記憶装置に記憶された前記電圧制御発振器の制御電
    圧−発振周波数特性曲線を現実の環境温度に対応した制
    御電圧−発振周波数特性曲線に更新する手段を設けたこ
    とを特徴とする高速アナログPLL回路。
  2. 【請求項2】 少なくとも二つの制御電圧−発振周波数
    特性曲線を記憶装置に記憶した請求項1記載の高速アナ
    ログPLL回路。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの発振周波数の制御電圧
    に基づいて電圧制御発振器の制御電圧−発振周波数特性
    曲線を現実の環境温度に対応した制御電圧−発振周波数
    特性曲線に更新する手段を設けた請求項1記載の高速ア
    ナログPLL回路。
  4. 【請求項4】 PLLシンセサイザと電圧制御発振器と
    該電圧制御発振器の制御電圧−発振周波数特性曲線を記
    憶した記憶装置からなり該電圧制御発振器に印加する制
    御電圧を前記記憶装置に記憶された制御電圧−発振周波
    数特性曲線から所望の発振周波数に対応した制御電圧を
    推定して初期値に設定する高速引込みおよび高速フェー
    ズロックを可能とした高速アナログPLL回路における
    初期設定値の温度補償方法において、 前記アナログPLL回路がフェーズロックした後の前記
    電圧制御発振器の制御電圧を用いて前記記憶装置に記憶
    された電圧制御発振器の制御電圧−発振周波数特性曲線
    を現実の環境温度に対応した制御電圧−発振周波数特性
    曲線に更新することを特徴とする高速アナログPLL回
    路における初期設定値の温度補償方法。
JP5248194A 1993-10-04 1993-10-04 高速アナログpll回路および高速アナログpll回路におけるプリセット値の温度補償方法 Pending JPH07106962A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6114917A (en) * 1997-10-29 2000-09-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Analog PLL circuit and method of controlling the oscillation of a voltage controlled oscillator
US6863720B2 (en) 2001-06-08 2005-03-08 Matsui Shikiso Chemical Co., Ltd. Thermosensitive color-changing dry offset ink and a printed material using the same
JP2009246744A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujitsu Ltd クロック発生機能付き装置、基準周波数等設定方法、および基準周波数等調整方法

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