JPH0710453B2 - パイプの自動切断装置 - Google Patents

パイプの自動切断装置

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JPH0710453B2
JPH0710453B2 JP5880789A JP5880789A JPH0710453B2 JP H0710453 B2 JPH0710453 B2 JP H0710453B2 JP 5880789 A JP5880789 A JP 5880789A JP 5880789 A JP5880789 A JP 5880789A JP H0710453 B2 JPH0710453 B2 JP H0710453B2
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pipe
conveyor
cutting
holding
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Inventor
進 今西
藤平 梁木
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丸昌工業株式会社
有限会社ハリキ・マシンエンジニアリング
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はパイプの自動切断装置に関する。
[従来の技術] 従来より、例えば管継手の1つであるニップルを製造す
る工程で、長尺の鋼管を所定寸法に切断するパイプの切
断装置として、例えば、第15図に示すのものが知られて
いる。図において、Aは無端環状のコンベア、Bは心押
し台でコンベアAに取付けられ、その上部がベースC上
に露出し、コンベアAが矢印a方向に前進するのに伴っ
て、ベースCの面上を前進移動する。そして保持台Dお
よび1対の保持ローラE,Eによって保持されかつ周方向
に回転する長尺パイプPの先端面が当り部材Fに当接し
た時点で、コンベアAを停止させ、保持ローラE,Eの上
側に対向配設されているカッタGを回転させながら下降
させて、長尺パイプPを所定の長さl寸法に切断し、切
断されたパイプΔPを保持ローラE,EとカッタGの回転
によって径外方向に飛び出させ、ついでカッタGを上昇
退避させたのち、コンベアAを前進移動させ、以後は前
述の作動を反復しながら、長尺パイプPを順次所定の長
さlに切断して、製品を得るように構成されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前記従来のパイプ切断装置では、心押し台B
が長尺パイプPを押し始める始端位置P1からコンベアA
とともに終端位置P2まで移動して、長尺パイプPの切断
が完了した時点で、コンベアAを反転させて、心押し台
Bを始端位置P1に後退復帰させなければ、つぎの長尺パ
イプPを保持台Dおよび保持ローラE上にセットして、
切断に備える準備状態を得ることができない。
即ち、長尺パイプPの切断完了毎に、切断作業を一時停
止しなければならない無駄な時間が必要であり、きわめ
て生産性に劣る欠点を有している。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、切断作
業が一時停止される無駄を省いて、連続切断を可能に
し、生産性の大幅な向上を実現することができるととも
に、切断寸法にばらつきが生じない、高品質の製品を得
ることができるパイプの自動切断装置の提供を目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明は無端環状のコンベ
アと、 このコンベアに等間隔で取付けられるとともに昇降可能
な心押しヘッドを有する少なくとも1対の心押し台と、 これら心押し台の間に位置して所定間隔を有してコンベ
アに取付けられ、パイプの軸線をコンベアの送り方向に
指向させて、該パイプを水平かつ周方向の回転可能に保
持する複数の保持台と、 前記コンベアの上流端部から下流端部にわたって前記保
持台に保持されているパイプの終端面を押圧できる上死
点レベルに、心押しヘッドを保持する心押しヘッド保持
機構と、 前記保持台に水平保持されているパイプの軸線延長上の
コンベア下流側に配置され、前記心押しヘッドに押圧さ
れてコンベアから押し出されるパイプを通過させる案内
筒と、 この案内筒の下流に配置されて案内筒から押し出された
パイプの一部円周を少なくとも2点保持して、パイプに
周方向の回転を与える保持回転ローラと、 この保持回転ローラに対向して設けられたパイプカッタ
と、 このパイプカッタを切断位置から非切断位置にかけて往
復移動させるパイプカッタ送り機構と、 パイプカッタの下流側に配置されパイプの切断面が当接
する当り部材と、 パイプの切断長さを調整するために、前記当り部材をパ
イプの軸線方向に進退移動させる切断長さ調整機構と、 前記当り部材をパイプの切断面に当接させる切断長さ設
定位置と、パイプの始端切れはし部および終端切れはし
部が前記案内筒から押し出された時に当り部材を前記切
断長さ設定位置から離れる退避位置に往復移動させる当
り部材往復移動機構と、 前記コンベアと案内筒との間にパイプに接離可能に配設
されて、前送パイプの終端部と次送パイプの始端部がそ
れぞれ案内筒内に送り込まれるまで、両パイプに当接し
て両者の相対芯振れを防止する案内部材と、 前記心押しヘッド保持機構の下流端部に設けられて心押
しヘッドをパイプの終端面押圧位置から離隔する下死点
レベルに下降させる心押しヘッド下降機構と、 前記コンベアを回転駆動する駆動源と、 この駆動源の出力軸とコンベアの入力軸との間に介設さ
れて、パイプの切断面が前記当り部材に当接している高
負荷時に前記入力軸への動力伝達を遮断し、当り部材が
パイプの端面に当接しない低負荷時に入力軸への動力伝
達を可能にする動力断続機構とを具備したものである。
[作用] 本発明によれば、所定間隔を有してコンベアに取付けら
れた複数の保持台により、長尺パイプを順次水平かつ周
方向に回転可能に保持できる。
保持台によって保持された長尺パイプは、心押し台の心
押しヘッドによって順次押圧前進され、案内筒の通過に
よって芯出しを行ったのち、保持回転ローラによって周
方向の回転が与えられる。
心押しヘッドによって押圧前進されるパイプは、その切
断面が当り部材に当接することで、切断長さを設定さ
れ、パイプカッタの回転と、パイプカッタ送り機構の作
動によって所定の長さに切断される。
心押しヘッド保持機構によって、心押し台の心押しヘッ
ドを保持台に水平保持されているパイプの終端面に同芯
状に当接可能な上死点レベルに保持して、長尺パイプを
適正状態で押圧前進させることができる。
切断長さ調整機構によって、当り部材を進退移動させる
ことで、パイプの切断長を任意に調整できる。
当り部材往復移動機構によって、当り部材がパイプの切
断面に当接してパイプの切断長さを設定できる位置と、
パイプの始端切れはし部または終端切れはし部のよう
に、所定切断長さと異なる長さの不用部分(へた)が案
内筒から押し出されたときに、不用部分との当接を回避
させる退避位置に往復移動させることができる。
保持台による保持状態が解除された前送パイプの終端部
と、この終端部に連続している次送パイプの始端部がそ
れぞれ案内筒内に送り込まれるまで、案内部材を両パイ
プに当接させて、両パイプ間の相対芯振れを防止して、
パイプの連続移動状態を安定させる。
心押しヘッド下降機構により、心押しヘッドをコンベア
の終端部において上死点レベルから下死点レベルに急降
下させて、心押しヘッドによるパイプ終端の押圧を解除
し、これにより、心押しヘッドがコンベア終端部の反転
位置で徐々に偏心しながら、パイプの終端を押圧するこ
とがなくなり、パイプの不確実な回転を避け、適正な切
断状態を確保することができる。
駆動源の出力軸とコンベアの入力軸との間に介設した動
力断続機構によって、駆動源の連続運転状態でパイプの
切断面が当り部材に当接している高負荷時にコンベアを
停止させ、切断面またはパイプの始端が当り部材に当接
しない低負荷時にコンベアを運転させることができる。
つまり常時駆動源を運転させておくことができるので、
コンベアの停止状態から運転状態への立上り速度が大き
くなる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の全体構成を示す概略側面図、第2図は
同平面図を示し、これらの図において、1は無端環状の
コンベア、2A,2Bは1対の心押し台、3A,3Bは保持台、4
は心押しヘッド保持機構、5は案内筒、6は保持回転ロ
ーラ、7はパイプカッタ、8はパイプカッタ送り機構、
9は当り部材、100は切断長さ調整機構、110は当り部材
往復移動機構、120は案内部材、130は心押しヘッド下降
機構、140は駆動源、150は動力断続機構を示す。
無端環状のコンベア1はチエンコンベアによってなり、
このコンベア1に等間隔で1対の心押し台2A,2Bが取付
けられている。
心押し台2A,2Bは、コンベア1を取付けているフレーム1
0に対して、コンベア1の送り側では、第3図および第
4図に示すように、フレーム10の左右両端部上面に取付
けられているガイドレール11に対して、両側に突設した
ガイドローラ21を嵌合させること、で水平移動できるよ
うになっており、前記ガイドローラ21を取付けたベース
部22と、ベース部22の上側で昇降可能に配設された昇降
板23を有し、昇降板23はベース部22を昇降自在に貫通し
て設けられた1対の脚24,24の上端に支持されるととも
に、脚24,24の後方において、昇降板23を貫通してベー
ス部22に立設された1対のポール25,25の頭部と昇降板2
3との間に介装されるスプリング26によって常時下方に
付勢され、昇降板23の上面に心押しヘッド27がコンベア
1の送り方向に指向し、かつ周方向に回転自在に取付け
られている。
第1図および第2図の保持台3A,3Bは心押し台2A,2Bの間
に位置して、所定間隔を有してコンベア1に取付けら
れ、後述するパイプ搬入機構の作動によって、フレーム
10の側方に隣接配置されているパイプストッカー12から
1本づつ順次送り出される長尺パイプPを、回転可能に
水平保持するためのもので、これら保持台3A,3Bによっ
て保持された長尺パイプPは、その軸線C1をコンベア1
の送り方向(矢印x1)に指向し、所定の高さに設定され
る。
即ち、保持台3A,3Bは、第5図に示すように、起立板31
と、この起立板31の左右両側に回転自在に取付けられた
保持ローラ32,32を有し、一側に落下防止突片33を上向
きに突設した構成になっている。
第1図および第2図の心押しヘッド保持機構4は、コン
ベア1の上流端部(図面左端部)から下流端部(図面右
端部)にわたって、保持台3A,3Bによって水平保持され
ている長尺パイプPの終端面(図面左端面)を押圧でき
る上死点レベルに、心押しヘッド27を保持するためのも
ので、第3図に示すように、前記1対の心押し台2A,2B
の脚24,24の下側に対向してフレーム10に取付けられた
コンベア1の長軸方向にのびる左右1対のレール41,41
と、前記脚24,24の下端に取付けられているローラ24aを
レール41,41に押圧させる前述のスプリング26によって
構成されている。
第1図および第2図の案内筒5は、保持台3A,3Bに水平
保持されている長尺パイプPの軸線C1の延長上における
コンベア1の下流側に配置されており、両端が開口され
た筒体によってなる。即ち、案内筒5はコンベア1の下
流端前側(図面右側)における一側に片寄った位置(第
1図の紙面方向に片寄った位置)に配置されている箱形
フレーム160の上端部後側から、他側(第1図の反紙面
側)に向けて延出されている延出部161上に固定され、
その軸線C2を保持台3A,3Bに水平保持されている長尺パ
イプPの軸線C1と同心に設定してある。
保持回転ローラ6は前記箱形フレーム160の延出部161に
組込まれて案内筒5の直下流位置に配置され、案内筒5
から押し出されたパイプの一部円周を例えば3点保持し
て、パイプに周方向の回転を与えるためのものであり、
第6図および第7図に示すように、回転駆動源(図示省
略)によって矢印x2,x2方向に回転する左右一対のロー
ラ6A,6Bによって構成され、一側上方にけり出し案内部
材61が配置されている。
第1図および第2図のパイプカッタ7はディスクカッタ
によってなり、保持回転ローラ6の上方に対向して設け
られている。即ち、パイプカッタ7はボックス71から突
出している出力軸72に着脱可能に固定され、ボックス71
の入力軸73はカップリング74を介して駆動モータ75に接
続され、駆動モータ75によって回転駆動されるようにな
っている。そして駆動モータ75は箱形フレーム160上に
軸受162,162を介して揺動自在に取付けられた揺動ベー
ス170の上面に搭載されており、この揺動ベース170の他
側に前記ボックス71が取付けられている。
パイプカッタ送り機構8は箱形フレーム160の内部に配
置されているシリンダ81と、第8図に示すように、シリ
ンダ81におけるピストンロッド82の先端に一端が連結さ
れ、かつ軸83Aを揺動中心に揺動可能に軸支されている
レバー83およびレバー83の他端と揺動ベース170を連結
する上下方向の連結部材84とから構成されている。
第1図および第2図の当り部材9は、長尺パイプPの切
断面が当接するストッパの機能を有するものであり、第
8図ないし第10図に示すように、箱形フレーム160の他
側面における上端部前側に、ピン91によってヒンジ結合
されている揺動部材92に切断長さ調整機構100とともに
取付けられている。即ち、切断長さ調整機構100は揺動
部材92の幅方向中央部を前後に貫通して延出されるねじ
棒101と、揺動部材92に回転自在かつ軸方向の移動不能
に組込まれ、前記ねじ棒101に外嵌して螺合する雌ねじ
(図示省略)を形成した調整ハンドル102、送りねじ101
の両側において揺動部材92を前後に貫通して摺動自在に
取付けられた左右1対のガイド棒103,103およびこれら
ガイド棒103,103の後端を橋絡連結させるとともに、ね
じ棒101の後端部を接続固定している連結板104とから構
成され、当り部材9は前記連結板104の幅方向中央部上
側に保持部材93を介して回転自在に後方に突出して保持
されている。したがって、調整ハンドル102を正逆方向
に回転させることによって、ねじ棒101が進退移動し、
当り部材9が進退移動して、パイプカッタ7によるパイ
プの切断軌跡の位置から当り部材9までの長さ、つまり
パイプの切断長さlを任意に調整することができる。
第1図および第2図の当り部材往復移動機構110は、当
り部材9を長尺パイプPの切断面に当接させる切断長さ
設定位置と、後述するパイプの始端切れはし部および終
端切れはし部などの不用部分が案内筒5から押し出され
た時に、当り部材9を前記切断長さ設定位置から離れる
退避位置に往復移動させるためのもので、第8図および
第10図に示すように、ボックス71の前端面と揺動部材92
の揺動先端部の間に介設したシリンダによって構成され
ており、このシリンダの作動により、当り部材9は第11
図の実線で示す切断長さ設定位置と、仮想線で示す退避
位置の間を往復移動する。
第1図および第2図の案内部材120は、パイプストッカ
ー12の前端にブラケット121を介してフレーム10の上側
に延出して取付けられたシリンダ122と、このシリンダ1
22の作動によって上下移動し、下降時にパイプに当接し
てパイプの振れを防止する振れ止め板123とから構成さ
れている。即ち、第12図に示すように、既に所定長さに
順次切断がなされて、前方に送り込まれている前送のパ
イプPAの終端部ΔPaと次送のパイプPBの始端部ΔPbがそ
れぞれ案内筒5内に送り込まれるまで、終端部ΔPaと始
端部ΔPbの上面に振れ止め板123を当接させて、両パイ
プPA,PBの相対芯振れを防止する。
第1図および第2図の心押しヘツド下降機構130は、心
押しヘツド保持機構4を構成している左右1対のレール
41,41の下流端に形成した前方に向って比較的急峻に下
降する下降部41Aと、第3図および第4図に示すスプリ
ング26によって構成されている。したがって、心押しヘ
ツド27は、心押し台2A,2Bにおける脚24,24の下端に取付
けられているローラ24aが心押しヘツド保持機構4によ
って保持されている間、即ち、スプリング26のばね力に
よってローラ24aがレール41,41の上面に圧接転動してい
る間は、上死点レベルに位置して長尺パイプPの終端面
を同心状に押圧し、また、心押しヘツド下降機構130に
よって下降させられる場合、つまりローラ24aが下降部4
1Aにさしかかり、スプリング26のばね力によってローラ
24aを下降部41Aに圧接転動させながら、脚24,24および
昇降板23を下降させることによって下死点レベルに急降
下された場合には、心押しヘツド27によるパイプ終端面
の押圧が解除されるので、心押しヘツド27がコンベア1
終端部の反転位置で徐々に偏心しながらパイプの終端面
を押圧することによって生じる、パイプの不確実な回転
を避けて、パイプを適正に回転させることができるの
で、パイプカッタ7によってパイプを容易かつ確実に切
断することができ、パイプカッタ7の刃先が短期間でへ
たるのを防止して、パイプカッタ7の延命化を図る。
第1図および第2図において、駆動源140はパイプスト
ッカー12の前端に取付けられたベース141に載置されて
いるモータによってなり、その出力軸142とコンベア1
の入力軸13との間に動力断続機構150が介設されてい
る。該動力断続機構150は、パイプの切断面が当り部材
9に当接しているコンベア1の高負荷時に、出力軸142
から入力軸13への動力伝達を遮断してコンベア1を停止
させ、かつ当り部材9がパイプの端面に当接しないコン
ベア1の低負荷時には、出力軸142から入力軸13へ動力
を伝達して、コンベア1の運転を行う機構、例えば磁気
粉体クラッチによって構成されている。
尚、第2図および第6図において、180はシャッタを示
し、シリンダ181によって実線で示す後端開放位置と仮
想線で示す前端遮蔽位置にわたって往復移動するように
設けられており、通常のパイプ切断作業断続時には後端
開放位置にあって、切断された製品が軌跡y1に沿って落
下し、下方に設けられている収容ケース(図示省略)内
に投入され、パイプの始端切れはし部または終端切れは
し部のような所定切断長さと異なる長さの不用部分(お
およそ前述のΔPa,ΔPbに相当する)が案内筒5から押
し出された時、詳しくは始端部がパイプカッタ7により
切断されて不用部分として分離された時および終端部が
案内筒5から押し出された時には、前端遮蔽位置にあっ
て、不用部分を衝突させ、軌跡y2に沿って前記収容ケー
スと異なる位置に落下させるように配置されている。
また、第1図,第2図,および第13図において、190は
パイプ搬入機構を示し、パイプストッカー12の搬入端に
取付けられているストッパ12Aにより、位置決めされて
いる最前列の長尺パイプPを下から押し上げ、ストッパ
12Aを乗り越えてコンベア1側に落下移動させるための
もので、シリンダ191と、このシリンダ191のピストンロ
ッド上端に固定された押し上げ部材192によって構成さ
れている。
さらに、第2図においてLS1〜LS4はリミットスイッチを
示し、コンベア1を取付けているフレーム10の上面の所
定位置に所定の間隔を有して取付けられており、保持台
3Aに取付けられている当り部材(図示省略)が係脱して
作動するようになっている。
つぎに、前記構成の作動について説明する。
コンベア1の前進移動によって、リミットスイッチLS
1が保持台3Aを検出すると、動力断続機構150を構成して
いる磁気粉体クラッチに、磁場をとりさる信号が送ら
れ、動力断続機構150を遮断状態にしてコンベア1を停
止させるとともに、第13図のパイプ搬入機構190のシリ
ンダ191が作動し、最前列の長尺パイプPをコンベア1
方向に落下させ、このパイプを第14A図に示すように、
1対の保持台3A,3Bによって水平かつ回転自在に保持す
る。
前記の直後に、第12図に示す案内部材120を構成し
ているシリンダ122が作動して振れ止め板123を下降さ
せ、保持台3A,3Bに保持されている長尺パイプPの始端
部と、既に案内筒5内に挿入されて回転している前送パ
イプPAの終端部に当接させて、両パイプP,PA間の相対芯
振れを防止して一直線上に並べる。
前記の直後に前記で述べた断続機構150を構成し
ている磁気粉体クラッチに磁場が形成され、コンベア1
が運転を開始する。これにより、長尺パイプPは保持台
3A,3Bに保持された状態で保持台3A,3Bとともに少し前進
移動し、前送パイプPAに当接した時点で停止する。
前記のコンベア運転開始より、心押し台2Aは、心押
しヘツド17を上死点レベルに設定した状態で前進し、第
14B図に示すように、長尺パイプPの終端に当接し、コ
ンベア1の前進に伴って長尺パイプPおよび前送のパイ
プPAを押圧前進させる。
前記により前送パイプPAが前進して、第14C図に示
すように、切断面が当り部材9に当接すると、この当接
状態が、例えば当り部材9の後方に取付けられているリ
ミットスイッチ(図示省略)によって検出され、この検
出信号がパイプカッタ送り機構8を構成しているシリン
ダ81に出力される。前記切断面が当り部材9に当接する
ことによって、コンベア1が高負荷状態になると、動力
断続機構150が遮断されてコンベア1を停止させるか
ら、シリンダ81の作動によってパイプカッタ7を下降さ
せて、前送パイプPAを所定の長さ寸法に切断することが
できる。これによって切断された製品は、切断された直
後に第6図の保持回転ローラ6A,6Bおよびパイプカッタ
7の回転により、一旦けり出し案内部材61側に飛ばされ
てこれに衝突し、この時の反力によって軌跡y1に沿って
落下し収容される。
前記の作動継続によってリミットスイッチLS2が保
持台3Aを検出すると、第12図の案内部材120が復帰作動
して第14D図に示すように、パイプから離れる。この場
合、長尺パイプPの始端部は案内筒5内に挿入されてい
る。
前記の作動継続によって、リミットスイッチLS3が
保持台3Aを検出すると、第2図のシリンダ181が作動し
てシャッタ180を仮想線で示す前端遮蔽位置に移動させ
るとともに、当り部材往復移動機構110を作動させて、
当り部材9を退避位置に下降させる(第14E図参照)。
前記の直後に前送パイプPAの終端不用部分が案内筒
5から押し出され、第6図の保持回転ローラ6A,6Bおよ
びパイプカッタ7の回転により、一旦けり出し案内部材
61側に飛ばされてこれに衝突し、この時の反力によって
シャッタ180に衝突したのち、軌跡y2に沿って前記で
述べた製品と異なる位置に落下する。
リミットスイッチLS4が保持台3Aを検出すると、動力
断続機構150を構成している磁気粉体クラッチに、磁場
をとりさる信号が送られ、コンベア1を停止させるとと
もに、パイプカッタ送り機構8の作動によってパイプカ
ッタ7を下降させて長尺パイプPの始端不用部分を切断
する。切断された始端不用部分は前記で述べた終端不
用部分と同様に軌跡y2に沿って落下し収容される。
前記で述べた始端不用部分の切断が終了して、パイ
プカッタ送り機構8が復帰作動し、パイプカッタ7が上
昇すると、シャッタ180が第14F図に示す後端開放位置に
復帰し、かつ当り部材往復移動機構110を復帰作動させ
て、当り部材9を切断長さ設定位置に復帰させる。
以後、コンベア1の前進移動に伴って、長尺パイプP
を心押しヘツド27で押圧前進させながら、所定の長さに
順次切断して行く。これにより、第1図においてコンベ
ア1の戻り側に位置している保持台3A,3Bが送り側に移
動してリミットスイッチLS1に検出されることになり、
この時点から前記〜が反復され、長尺パイプPを順
次所定の長さに切断するものである。
[発明の効果] 本発明は、上述のとおり構成されているので、つぎに記
載する効果を奏する。
無端環状コンベアに取付けられている保持台によって長
尺パイプを順次水平保持し、この保持された長尺パイプ
を心押し台によって順次前進させることができるので、
連続的なパイプ切断が可能になって、生産性を大幅に向
上させることができる。
保持台によって保持されている長尺パイプは案内筒の通
過によって芯出しされ、かつ保持回転ローラによって回
転が与えられるから、パイプカッタによる切断を容易か
つ迅速に行うことができる。
パイプの切断面が当り部材に当接することで切断長さが
設定され、その切断長さは切断長さ調整機構によって任
意に調整できる。
心押しヘツド保持機構により長尺パイプの軸線に偏心す
ることなく心押しヘツドを対向当接させて、長尺パイプ
を適正に押圧移動させることができる。
当り部材往復移動機構により、当り部材を切断長さ設定
位置と退避位置に往復移動させることができるので、不
用部分の当りを回避でき、無駄な切断作動が避けられ
る。
案内部材によって、前送パイプと後送パイプ間に相対芯
振れが防止され、パイプの連続移動状態を安定させて適
正な切断作業を可能にする。
心押しヘツド下降機構により心押しヘツドを下死点に急
降下させ、パイプの不確実な回転を回避することができ
るので、適正な切断状態が確保され、製品精度を向上さ
せる。
動力断続機構によって高負荷時にコンベアを停止させ、
低負荷時にコンベアを運転させて常時駆動源を運転させ
ることができるので、コンベアの停止状態から運転状態
への立上り速度が大きくなって、生産性の向上に寄与す
るとともに、コンベア停止時における長尺パイプの押圧
力、即ち心押しヘツドによってパイプの切断面を当り部
材に押圧させる押圧力を常時一定に保持できるから、製
品の設定長さにばらつきを生じないので製品精度が向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第14F図は本発明の実施例を示し、第1図
は全体構成を示す概略側面図、第2図は同平面図、第3
図は心押し台とコンベアフレームおよび心押しヘツド保
持機構の関係を示す正面図、第4図は心押し台の側面
図、第5図は保持台の正面図、第6図は保持回転ローラ
とパイプカッタの関係を示す説明正面図、第7図は保持
回転ローラの平面図、第8図は箱形フレームとボックス
および揺動ベースの関係を示す概略正面図、第9図は当
り部材近傍の側面図、第10図は同平面図、第11図は当り
部材の揺動状態を示す説明正面図、第12図は案内部材と
パイプの始端および終端との関係を示す説明側面図、第
13図はパイプ搬入機構の概略正面図、第14A図ないし第1
4F図は作動手順を示す概略説明図、第15図は従来例の概
略側面図である。 1……無端環状のコンベア 2A,2B……心押し台 3A,3B……保持台 4……心押しヘツド保持機構 5……案内筒 6……保持回転ローラ 7……パイプカッタ 8……パイプカッタ送り機構 9……当り部材 13……入力軸 27……心押しヘツド 100……切断長さ調整機構 110……当り部材往復移動機構 120……案内部材 130……心押しヘツド下降機構 140……駆動源 142……出力軸 150……動力断続機構 P……パイプ C1……パイプの軸線 C2……案内筒の軸線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺のパイプを所定の長さ寸法に切断する
    パイプの自動切断装置であって、 無端環状のコンベアと、 このコンベアに等間隔で取付けられるとともに昇降可能
    な心押しヘッドを有する少なくとも1対の心押し台と、 これら心押し台の間に位置して所定間隔を有してコンベ
    アに取付けられ、パイプの軸線をコンベアの送り方向に
    指向させて、該パイプを水平かつ周方向の回転可能に保
    持する複数の保持台と、 前記コンベアの上流端部から下流端部にわたって前記保
    持台に保持されているパイプの終端面を押圧できる上死
    点レベルに、心押しヘッドを保持する心押しヘッド保持
    機構と、 前記保持台に水平保持されているパイプの軸線延長上の
    コンベア下流側に配置され、前記心押しヘッドに押圧さ
    れてコンベアから押し出されるパイプを通過させる案内
    筒と、 この案内筒の下流に配置されて案内筒から押し出された
    パイプの一部円周を少なくとも2点保持して、パイプに
    周方向の回転を与える保持回転ローラと、 この保持回転ローラに対向して設けられたパイプカッタ
    と、 このパイプカッタを切断位置から非切断位置にかけて往
    復移動させるパイプカッタ送り機構と、 パイプカッタの下流側に配置されパイプの切断面が当接
    する当り部材と、 パイプの切断長さを調整するために、前記当り部材をパ
    イプの軸線方向に進退移動させる切断長さ調整機構と、 前記当り部材をパイプの切断面に当接させる切断長さ設
    定位置と、パイプの始端切れはし部および終端切れはし
    部が前記案内筒から押し出された時に当り部材を前記切
    断長さ設定位置から離れる退避位置に往復移動させる当
    り部材往復移動機構と、 前記コンベアと案内筒との間にパイプに接離可能に配設
    されて、前送パイプの終端部と次送パイプの始端部がそ
    れぞれ案内筒内に送り込まれるまで、両パイプに当接し
    て両者の相対芯振れを防止する案内部材と、 前記心押しヘッド保持機構の下流端部に設けられて心押
    しヘッドをパイプの終端面押圧位置から離隔する下死点
    レベルに下降させる心押しヘッド下降機構と、 前記コンベアを回転駆動する駆動源と、 この駆動源の出力軸とコンベアの入力軸との間に介設さ
    れて、パイプの切断面が前記当り部材に当接している高
    負荷時に前記入力軸への動力伝達を遮断し、当り部材が
    パイプの端面に当接しない低負荷時に入力軸への動力伝
    達を可能にする動力断続機構とを具備したことを特徴と
    するパイプの自動切断装置。
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