JPH0710353U - クォータウインドゥ開閉装置 - Google Patents

クォータウインドゥ開閉装置

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JPH0710353U
JPH0710353U JP036240U JP3624093U JPH0710353U JP H0710353 U JPH0710353 U JP H0710353U JP 036240 U JP036240 U JP 036240U JP 3624093 U JP3624093 U JP 3624093U JP H0710353 U JPH0710353 U JP H0710353U
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quarter window
state
torsion coil
coil spring
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幹也 石原
高廣 山田
文啓 清水
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05CBOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
    • E05C17/00Devices for holding wings open; Devices for limiting opening of wings or for holding wings open by a movable member extending between frame and wing; Braking devices, stops or buffers, combined therewith
    • E05C17/02Devices for holding wings open; Devices for limiting opening of wings or for holding wings open by a movable member extending between frame and wing; Braking devices, stops or buffers, combined therewith by mechanical means
    • E05C17/04Devices for holding wings open; Devices for limiting opening of wings or for holding wings open by a movable member extending between frame and wing; Braking devices, stops or buffers, combined therewith by mechanical means with a movable bar or equivalent member extending between frame and wing
    • E05C17/32Devices for holding wings open; Devices for limiting opening of wings or for holding wings open by a movable member extending between frame and wing; Braking devices, stops or buffers, combined therewith by mechanical means with a movable bar or equivalent member extending between frame and wing consisting of two or more pivoted rods
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/60Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators
    • E05F15/603Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors
    • E05F15/611Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for swinging wings
    • E05F15/63Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for swinging wings operated by swinging arms
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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    • E05Y2900/53Type of wing
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クォータウインドゥが全開及び全閉以外の状
態とされた場合に、クォータウインドゥにガタつきが生
じることを防止する。 【構成】 第1リンク24と第2リンク26とを連結す
る連結ピン37の回りには、ねじりコイルスプリング4
0が巻装されている。このねじりコイルスプリング40
の一端部は第1リンク24の切欠42に係止されてお
り、又他端は第2リンク26の頂壁部26Bの下面に当
接係止されている。従って、リンク機構20の系全体と
しては、クォータウインドゥ16の開方向(矢印A方
向)への付勢力(押圧力)を作用させていることにな
る。従って、クォータウインドゥ16が半開状態とされ
た場合においても、クォータウインドゥ16にガタつき
が生じることはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のクォータウインドゥをリンク機構を用いて開閉するクォータ ウインドゥ開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
所謂1ボックスカーや2ドア車のクォータウインドゥを開閉させるため、チル ト式のクォータウインドゥ開閉装置を備えたものがある。この種のチルト式のク ォータウインドゥ開閉装置では、一端部が車体側に回転自在に取り付けられた第 1のリンクと、一端部が第1のリンクの他端部に回転自在に連結され他端部がク ォータウインドゥにブラケットを介して回転自在に連結された第2のリンクと、 を備えており、第1のリンクをその一端部を回転中心として回転させることによ り、第2のリンクが強制的に回転されてクォータウインドゥが開閉されるように なっている。
【0003】 また、この種のチルト式のクォータウインドゥ開閉装置では、車両走行時に作 用する風圧や車体振動等によって、クォータウインドゥがガタつくことがないよ うに構成する必要がある。以下、特開昭64−66387号公報に開示された構 造を例にして、クォータウインドゥのガタつき防止について説明することにする 。
【0004】 図11及び図12には、この公報に開示されたチルト式のクォータウインドゥ 開閉装置のリンク機構100が示されており、図11はクォータウインドゥ10 2が全閉状態とされたときの縦断面図であり、図12はクォータウインドゥ10 2が全開状態とされたときの縦断面図である。
【0005】 第1リンク104はその一端部が回転軸106に取り付けられており、図示し ないモータの駆動力によって回転軸106回りに回転するようになっている。こ の第1リンク104の他端部には、第2リンク108の一端部がピン110によ って相対回転自在に連結されている。また、第2リンク108の他端部は、クォ ータウインドゥ102に取り付けられたブラケット112にボールジョイント1 14を介して回転自在に連結されている。従って、モータの駆動力を受けて、第 1リンク104が回転軸106回りに回転すると、クォータウインドゥ102が 図11に示される如く(全開状態から)全閉状態に、あるいは図12に示される 如く(全閉状態から)全開状態になる。
【0006】 また、このチルト式のクォータウインドゥ開閉装置では、クォータウインドゥ 102が全閉状態(又は全開状態)とされたときに、クォータウインドゥ102 が不測の外力によって開く(又は閉まる)ことを防止するため、以下に説明する ロック機構が設けられている。
【0007】 すなわち、全閉状態では、回転軸106とボールジョイント114とを結ぶ直 線Yに対してピン110が下側に位置し、かつ、第1リンク104のボスの周面 一部が第2リンク108の閉状態ストッパ部116に当接するようになっている 。一方、全開状態では、回転軸106とボールジョイント114とを結ぶ直線Y に対してピン110が下側に位置し、かつ、第1リンク104の突出部の側面が 第2リンク108の開状態ストッパ部118に当接するようになっている。これ により、全閉状態とされたクォータウインドゥ102が不測の外力によって開く ことが防止されると共に、全開状態とされたクォータウインドゥ102が不測の 外力によって閉まることが防止される。そして、このロック機構は、全閉状態、 全開状態においてクォータウインドゥ102がガタつくことを防止するという効 果をも奏す。つまり、ロック機構がガタつき防止機構をも兼ねている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この公報に開示された構造による場合、全閉状態及び全開状態 においては上述したロック機構によるクォータウインドゥ102のガタつき防止 効果が得られるが、図13に示されるように、クォータウインドゥ102が全開 及び全閉以外の状態(例えば、半開状態)とされた場合には、閉状態ストッパ部 116、開状態ストッパ部118を設けたことが無意味に帰するので、ロック機 構を備えていないのと同じである。このため、クォータウインドゥ102が半開 状態とされた場合には、同図に矢印で示す如く回転軸106、ピン110回りに ガタが生じ、ひいてはクォータウインドゥ102にガタつきが生じることになる 。なお、クォータウインドゥ102にガタつきが生じると、異音が生じることに もなる。
【0009】 本考案は上記事実を考慮し、クォータウインドゥが全開及び全閉以外の状態と された場合に、クォータウインドゥにガタつきが生じることを防止することがで きるクォータウインドゥ開閉装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るクォータウインドゥ開閉装置は、一端部が車体側に回転自在に取 り付けられた第1のリンクと、一端部が第1のリンクの他端部に回転自在に連結 され、他端部が車両のクォータウインドゥに回転自在に取り付けられた第2のリ ンクと、第1のリンクの他端部と第2のリンクの一端部との連結部に設けられ、 クォータウインドゥが全開及び全閉以外の状態とされたときに、第2のリンクを 介してクォータウインドゥを開方向又は閉方向へ付勢する付勢手段と、を有する ことを特徴としている。
【0011】
【作用】
上記構成によれば、クォータウインドゥを全開状態又は全閉状態にするには、 第1のリンクをその一端部を回転中心として回転させればよい。これにより、第 2のリンクが第1のリンクの他端部を回転中心として相対的に回転し、車両のク ォータウインドゥが全開状態又は全閉状態とされる。
【0012】 ここで、クォータウインドゥが全開及び全閉以外の状態とされた場合(例えば 、半開状態とされた場合)、付勢手段によるクォータウインドゥの開方向又は閉 方向への付勢力が、第2のリンクを介してクォータウインドゥに作用している。 このため、クォータウインドゥが全開及び全閉以外の状態とされても、クォータ ウインドゥがガタつくことはない。従って、異音が生じることもない。
【0013】
【実施例】
以下、図1〜図5を用いて、本考案の一実施例に係るクォータウインドゥ開閉 装置10について説明する。
【0014】 図5には、2ドアタイプの車両12のリヤシート14付近が室内側から見た状 態で示されている。クォータウインドゥ16は、その前端部が回転可能に支持さ れている。そして、このクォータウインドゥ16をその前端部を回転中心として 回転させてクォータウインドゥ16を開閉させるべく、クォータウインドゥ開閉 装置10が配設されている。
【0015】 クォータウインドゥ開閉装置10は、駆動部18及びリンク機構20によって 概ね構成されている。
【0016】 駆動部18は、クォータピラー22の室内側の所定部位(リヤシート14のヘ ッドレスト14A付近)に配設されている。駆動部18は、図示しない操作スイ ッチを操作することにより正逆転するモータ及びピニオン、減速ギヤ等の連結手 段を備えている。
【0017】 図1乃至図4にはクォータウインドゥ16の開度に応じたリンク機構20の状 態が示されている。ちなみに、図4にはクォータウインドゥ16が全閉状態とさ れたときのリンク機構20の状態が側面視(図5の矢印P方向)で示されており 、図2及び図3にはクォータウインドゥ16が全開状態とされたときのリンク機 構20の状態が側面視及び底面視で示されており、更に図1にはクォータウイン ドゥ16が半開状態とされたときのリンク機構20の状態が側面視で示されてい る。以下、主として図2及び図3を用いながら、リンク機構20の構成について 詳細に説明する。
【0018】 リンク機構20は、第1リンク24及び第2リンク26を備えている。 第1リンク24は、円筒形のボス24Aと、このボス24Aから半径方向へ突 出された突出部24Bと、この突出部24Bの肉厚方向中間部から更に同方向へ 突出された薄肉の連結部24Cと、を備えている。ボス24Aの軸芯部の貫通孔 28の内周面にはセレーションが形成されており、この貫通孔28へはモータの 出力軸と図示しない連結手段を介して連結されたスプライン軸29(図5参照) が嵌合されるようになっている。
【0019】 一方、第2リンク26は、略円筒形のボス26Aと、このボス26Aの周面か ら半径方向へ延設された頂壁部26Bと、この頂壁部26Bの両側から同方向へ 屈曲されて互いに平行とされた一対の側壁部26C、26Dと、を備えている。 ボス26Aの軸方向中間部には、スリット状の開口30が形成されており、この 開口30内にブラケット32のフランジ32Aが挿入配置されている。第2リン ク26のボス26Aとブラケット32のフランジ32Aとは、連結ピン34によ って相対回転自在に連結されている。なお、ブラケット32はフランジ32Aに 対して直角に配置された基板32Bを備えており、この基板32Bがクォータウ インドゥ16に固定されている。
【0020】 第2リンク26の頂壁部26Bは、車両上方側へ向けて凸となる凸曲面状に形 成されている。これにより、この頂壁部26Bと一対の側壁部26C、26Dと の間に所定の空間部36が形成されており、クォータウインドゥ16が全閉状態 とされた際に第1リンク24がこの空間部36内に格納されるようになっている (図4参照)。また、一対の側壁部26C、26Dには両者を掛け渡す連結ピン 37が貫通配置されており、更にこの連結ピン37の外周部には円筒形のカラー 38が装着されている。このカラー38の軸方向中間部には、前述した第1リン ク24の連結部24Cが相対回転自在に挿入配置されている。これにより、第1 リンク24と第2リンク26とが連結されている。
【0021】 また、カラー38には、第1リンク24の連結部24Cを挟む両側に、ねじり コイルスプリング40が巻装されている。付言すれば、カラー38の両側にねじ りコイルスプリング40を配置するべく、第1リンク24の連結部24Cを突出 部24Bに対して薄肉化して収納スペースを設けている。ねじりコイルスプリン グ40の両端部は互いに近接する方向へ屈曲されており、共に第2リンク26の 頂壁部26Bの下面に当接係止されている。また、ねじりコイルスプリング40 の中間部はコ字形に屈曲されて(図3参照)、第1リンク24の連結部24Cと 突出部24Bとの接続部位に形成された切欠42に係止されている。なお、この ねじりコイルスプリング40の付勢力については、実施例の作用の中で詳述する ことにする。
【0022】 また、図2に示されるように、クォータウインドゥ16が全開状態のときには 、第1リンク24のボス24Aの中心と第2リンク26のボス26Aの中心とを 結ぶ直線Xに対して、第1リンク24と第2リンク26とを連結する連結ピン3 7が下側に位置されている。更にこの状態においては、第1リンク24の連結部 24Cの上端面が第2リンク26の頂壁部26Bの先端部(以下、「開状態スト ッパ44」という)に当接している。従って、第1リンク24は、この図2に示 される位置を越えて更に反時計方向へ回転することはできない。
【0023】 一方、図4に示されるように、クォータウインドゥ16が全閉状態のときには 、前記直線Xに対して連結ピン37が下側に位置されている。この点については 、全開状態のときと同様である。更にこの状態においては、第1リンク24のボ ス24Aの周面一部が第2リンク26の頂壁部26Bの下面の所定部位(以下、 「閉状態ストッパ46」という)に当接している。従って、第1リンク24は、 この図4に示される位置を越えて更に時計方向へ回転することはできない。
【0024】 以下に、本実施例の作用を説明する。 図4に示されるように、クォータウインドゥ16が全閉状態とされている場合 には、第1リンク24が第2リンク26の空間部36内に格納された状態にある 。このとき、第1リンク24と第2リンク26とを連結する連結ピン37が直線 Xに対して下側に位置しており、かつ、第1リンク24のボス24Aの周面一部 が第2リンク26の頂壁部26Bにおける閉状態ストッパ46に当接しているの で、第1リンク24は図4図示位置よりも更に時計方向へ回転することはできな い。従って、この状態で、乗員が不用意にクォータウインドゥ16を開方向へ押 圧しても、クォータウインドゥ16が開状態になることはない。また、車両走行 時の風圧や車体振動等によってクォータウインドゥ16が開方向への外力を受け たとしても、クォータウインドゥ16がガタつくことはない。
【0025】 また、この全閉状態下においては、ねじりコイルスプリング40に蓄積された 付勢力(弾性復元力)は最大である。ちなみに、ねじりコイルスプリング40の 中間部は第1リンク24を図4の矢印A1 方向へ押圧し、ねじりコイルスプリン グ40の両端部は第2リンク26を図4の矢印A2 方向へ押圧している。従って 、リンク機構20の系全体として観れば、ねじりコイルスプリング40は、第2 リンク26を介してクォータウインドゥ16を閉方向(図4の矢印B方向)へ付 勢していることになる。このため、ねじりコイルスプリング40の付勢力(クォ ータウインドゥ16の閉方向への付勢力)は、この状態におけるガタつき防止を より一層確実なものとする。
【0026】 この状態から、クォータウインドゥ16を全開状態にするには、図示しない操 作スイッチ(開)を押せばよい。これにより、スイッチ押圧時間に応じてモータ が正転する。この駆動力を受けて、第1リンク24がボス24A回りに反時計方 向へ回転する。このため、第2リンク26は、第1リンク24に押されて連結ピ ン37回りに相対回転し、図2に示される状態に至る。
【0027】 この際、第1リンク24と第2リンク26とを連結する連結ピン37は直線X に対して下側に位置しており、かつ、第1リンク24の連結部24Cの上端面が 第2リンク26の頂壁部26Bの開状態ストッパ44に当接しているので、第1 リンク24は図2図示位置よりも更に反時計方向へ回転することはできない。従 って、この状態で、乗員が不用意にクォータウインドゥ16を閉方向へ引っ張っ ても、クォータウインドゥ16が閉状態になることはない。また、車両走行時の 風圧や車体振動等によってクォータウインドゥ16が閉方向への外力を受けたと しても、クォータウインドゥ16がガタつくことはない。
【0028】 また、この全開状態下においては、ねじりコイルスプリング40に蓄積された 付勢力(弾性復元力)は最小である。ちなみに、ねじりコイルスプリング40の 中間部は第1リンク24を図2の矢印A3 方向へ押圧し、ねじりコイルスプリン グ40の両端部は第2リンク26を図2の矢印A4 方向へ押圧している。従って 、リンク機構20の系全体として観れば、ねじりコイルスプリング40は、第2 リンク26を介してクォータウインドゥ16を閉方向(図2の矢印B方向)へ付 勢していることになる。つまり、前述した全閉状態の場合と同様である。このた め、ねじりコイルスプリング40の付勢力(クォータウインドゥ16の閉方向へ の付勢力)は、この状態におけるガタつき防止をより一層確実なものとする。
【0029】 ここで、図1に示されるように、クォータウインドゥ16を全閉状態から半開 状態にするには、操作スイッチ(開)の押圧時間を全開操作時のそれよりも短く すればよい。これにより、全開時の作動と同様にして第1リンク24及び第2リ ンク26がそれぞれ回転して、図1図示状態となる。
【0030】 この半開状態のときには、第1リンク24の連結部24Cの上端面が第2リン ク26の頂壁部26Bの開状態ストッパ44に当接するには至らないので、従来 ならばクォータウインドゥ16は不安定な状態になる。しかしながら、本実施例 では、この状態下においても、ねじりコイルスプリング40の付勢力(前述した 最大と最小との中間的な付勢力)が作用している。更に言及すると、この半開状 態下では、第1リンク24と第2リンク26とを連結する連結ピン37が直線X に対して上側に位置しており、かつ、ねじりコイルスプリング40の中間部は第 1リンク24を図1の矢印A5 方向へ押圧し、ねじりコイルスプリング40の両 端部は第2リンク26を図1の矢印A6 方向へ押圧している。従って、リンク機 構20の系全体として観れば、ねじりコイルスプリング40は、第2リンク26 を介してクォータウインドゥ16を開方向(図1の矢印A方向)へ付勢している ことになる。つまり、ねじりコイルスプリング40のリンク機構20の系全体に 対する付勢方向は、図2に示される全開状態及び図4に示される全閉状態に対し て反転したことになる。このため、クォータウインドゥ16は第2リンク26を 介して開方向へ押されることになる。従って、クォータウインドゥ16は安定的 な状態を維持し、風圧や車体振動等によってガタつくことが防止される。
【0031】 このように本実施例では、クォータウインドゥ16を開閉するための第1リン ク24と第2リンク26との連結部に、クォータウインドゥ16の半開状態にお いてクォータウインドゥ16の開方向への付勢力を有するねじりコイルスプリン グ40を配設したので、クォータウインドゥ16が半開状態とされた場合におい ても、クォータウインドゥ16等が風圧や車体振動等によってガタつくことを効 果的に防止することができる。従って、異音が生じることもない。
【0032】 次に、図6乃至図9を用いて、ねじりコイルスプリング40の代わりにぜんま いばね50を用いた例について説明する。ちなみに、図9にはクォータウインド ゥ16が全閉状態とされたときのリンク機構20の状態が側面視で示されており 、図7及び図8にはクォータウインドゥ16が全開状態とされたときのリンク機 構20の状態が側面視及び底面視で示されており、更に図6にはクォータウイン ドゥ16が半開状態とされたときのリンク機構20の状態が側面視で示されてい る。なお、前述したねじりコイルスプリング40を用いた例と同一構成部分につ いては、同一番号を付してその説明を省略する。
【0033】 これらの図に示されるように、ぜんまいばね50は、第1リンク52と第2リ ンク54とを連結している連結ピン37の外周部(正確には、カラー38の外周 部)に配設されている。ぜんまいばね50の内端は、連結ピン37に形成された スリットに挿入係止されている。なお、前述したねじりコイルスプリング40を 用いた実施例では、連結ピン37が第1リンク52に対して相対回転してもかま わないが、この実施例における連結ピン37は第1リンク52と一体であり、第 1リンク52と共に回転する。また、ぜんまいばね50の外端は、第2リンク5 4の頂壁部に形成された突起56に係止されている。
【0034】 このぜんまいばね50自体は、径が増加して自然状態に復帰する方向への付勢 力を有している。このため、ぜんまいばね50は、外端の接線方向へ第2リンク 54を付勢している。すなわち、ぜんまいばね50は、図9に示されるクォータ ウインドゥ16の全閉状態では第2リンク54をB1 方向へ押圧し、図6に示さ れるクォータウインドゥ16の半開状態では第2リンク54をB2 方向へ押圧し 、更に図7に示されるクォータウインドゥ16の全開状態では第2リンク54を B3 方向へ押圧している。従って、リンク機構58の系全体として観れば、全閉 、半開、全開のすべての状態において、ぜんまいばね50はクォータウインドゥ 16をその閉方向(図6、図7、図9の矢印B方向)へ押圧していることになる 。
【0035】 上述したぜんまいばね50を用いた実施例によっても、ぜんまいばね50がク ォータウインドゥ16の閉方向への付勢力を有するので、クォータウインドゥ1 6が半開状態とされた場合においても、クォータウインドゥ16のガタつきを防 止することができる。また、ぜんまいばね50を用いたこの実施例では、第1リ ンク52及び第2リンク54を共に薄型化することができるので(図8参照)、 リンク機構58の小型化を図ることができる。
【0036】 なお、上述した実施例では、駆動部18を備えており、電動式のクォータウイ ンドゥ開閉装置10であるが、これに限らず、手動式の構成にしてもよい。
【0037】 また、上述した実施例では、付勢手段としてねじりコイルスプリング40又は ぜんまいばね50を用いたが、これに限らず、クォータウインドゥが全開及び全 閉以外の状態とされた場合に、第2のリンクを介してクォータウインドゥを開方 向又は閉方向へ付勢する付勢手段であればすべて適用することができる。つまり 、ねじりコイルスプリング40を用いた場合には、クォータウインドゥ16の開 度によって付勢方向が異なるが(全開状態及び全閉状態では閉方向、半開状態で は開方向)、ぜんまいばね50を用いた場合には、クォータウインドゥ16の開 度に拘わらず付勢方向は同じである(閉方向)ように、クォータウインドゥ16 のガタつき防止という観点から付勢手段を観れば、その付勢方向は開方向、閉方 向のいずれであってもよいといえる。例えば、ぜんまいばね50を用いた実施例 においても、その外端の第2リンク54への係止位置を変更すれば、半開状態に おいてリンク機構58の系全体に対する付勢力をクォータウインドゥ16の開方 向へ作用させることも可能であるが、開方向にしたとしてもガタつき防止効果は 得られる。
【0038】 さらに、上述した実施例では、第1リンク24のボス24Aの貫通孔28にス プライン軸29が嵌合されて、このスプライン軸29とモータの出力軸とが連結 手段を介して連結される構成を採ったが、これに限らず、図10に示されるよう に、モータの出力軸を直接第1リンク24に連結する構成にしてもよい。すなわ ち、第1リンク24のボス24Aの一方の端部を閉止端にすると共に、その中央 部に略楕円形の係合孔60を形成し、この係合孔60にモータの出力軸を嵌入さ せる構成としてもよい。なお、この点は、図6〜図9に示されるぜんまいばね5 0を用いた例においても同様に当てはまる。
【0039】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るクォータウインドゥ開閉装置は、クォータ ウインドゥが全開及び全閉以外の状態とされた場合に、クォータウインドゥにガ タつきが生じることを防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るクォータウインドゥ開閉装置の
要部を示しており、クォータウインドゥが半開状態とさ
れたときのリンク機構の状態を示す作動説明図である。
【図2】クォータウインドゥが全開状態とされたときの
リンク機構の状態を示す作動説明図である。
【図3】図2に示されるリンク機構の底面図である。
【図4】クォータウインドゥが全閉状態とされたときの
リンク機構の状態を示す作動説明図である。
【図5】クォータウインドゥ開閉装置の外観を示す外観
斜視図である。
【図6】ねじりコイルスプリングに代えてぜんまいばね
を用いた実施例の要部を示しており、図1に対応する作
動説明図である。
【図7】図2に対応する作動説明図である。
【図8】図7に示されるリンク機構の底面図である。
【図9】図4に対応する作動説明図である。
【図10】第1リンクにモータを直接連結させた構造
(変形例)を示す底面図である。
【図11】従来例に係り、図4に対応する作動説明図で
ある。
【図12】図11に示される従来例における図2に対応
する作動説明図である。
【図13】図11に示される従来例における図1に対応
する作動説明図である。
【符号の説明】
10 クォータウインドゥ開閉装置 16 クォータウインドゥ 20 リンク機構 24 第1リンク 26 第2リンク 37 連結ピン 40 ねじりコイルスプリング(付勢手段) 50 ぜんまいばね(付勢手段) 52 第1リンク 54 第2リンク 58 リンク機構
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部が車体側に回転自在に取り付けら
    れた第1のリンクと、 一端部が第1のリンクの他端部に回転自在に連結され、
    他端部が車両のクォータウインドゥに回転自在に取り付
    けられた第2のリンクと、 第1のリンクの他端部と第2のリンクの一端部との連結
    部に設けられ、クォータウインドゥが全開及び全閉以外
    の状態とされたときに、第2のリンクを介してクォータ
    ウインドゥを開方向又は閉方向へ付勢する付勢手段と、 を有することを特徴とするクォータウインドゥ開閉装
    置。
JP036240U 1993-07-01 1993-07-01 クォータウインドゥ開閉装置 Pending JPH0710353U (ja)

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CA002125624A CA2125624C (en) 1993-07-01 1994-06-10 Quarter window opening/closing apparatus
US08/258,058 US5438801A (en) 1993-07-01 1994-06-10 Quarter window opening/closing apparatus

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