JPH07102602B2 - 射出成形機の制御方法及び装置 - Google Patents
射出成形機の制御方法及び装置Info
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- JPH07102602B2 JPH07102602B2 JP4174873A JP17487392A JPH07102602B2 JP H07102602 B2 JPH07102602 B2 JP H07102602B2 JP 4174873 A JP4174873 A JP 4174873A JP 17487392 A JP17487392 A JP 17487392A JP H07102602 B2 JPH07102602 B2 JP H07102602B2
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- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/77—Measuring, controlling or regulating of velocity or pressure of moulding material
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B49/00—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
- F04B49/06—Control using electricity
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B2203/02—Motor parameters of rotating electric motors
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-
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は油圧ポンプ、特に、入力
する流量指令信号の大きさに基づいて吐出流量が変化す
る電磁比例式可変吐出量形ピストンポンプを備える射出
成形機の制御方法及び装置に関する。
する流量指令信号の大きさに基づいて吐出流量が変化す
る電磁比例式可変吐出量形ピストンポンプを備える射出
成形機の制御方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、油圧ポンプとして電磁比例式可変
吐出量形ピストンポンプを用いて油圧アクチュエータを
駆動制御するようにした油圧回路は、例えば、特開昭６
２−２７０８０３号公報等で知られている。
吐出量形ピストンポンプを用いて油圧アクチュエータを
駆動制御するようにした油圧回路は、例えば、特開昭６
２−２７０８０３号公報等で知られている。
【０００３】この種の油圧回路を図３に示す。同図に示
す油圧回路Ｃｏは、入力する指令信号の大きさに対応し
て斜板角度が直接的に変化し、かつ斜板角度に対応して
吐出流量、吐出圧力が変化する電磁比例式可変吐出量形
ピストンポンプ５０を備え、このピストンポンプ５０は
四方切換弁５１を介して油圧アクチュエータ５２に接続
する。また、ピストンポンプ５０にはコントローラ５３
を接続するとともに、ピストンポンプ５０に備えるポン
プ本体５４のポンプシャフトにはポンプモータ５５を接
続する。なお、５６はオイルタンクを示す。
す油圧回路Ｃｏは、入力する指令信号の大きさに対応し
て斜板角度が直接的に変化し、かつ斜板角度に対応して
吐出流量、吐出圧力が変化する電磁比例式可変吐出量形
ピストンポンプ５０を備え、このピストンポンプ５０は
四方切換弁５１を介して油圧アクチュエータ５２に接続
する。また、ピストンポンプ５０にはコントローラ５３
を接続するとともに、ピストンポンプ５０に備えるポン
プ本体５４のポンプシャフトにはポンプモータ５５を接
続する。なお、５６はオイルタンクを示す。
【０００４】一方、ピストンポンプ５０は次のように動
作する。まず、吐出流量の制御時には、流量設定器５７
により設定された設定値に対応する流量指令信号が、コ
ントローラ５３からピストンポンプ５０に付与される。
ピストンポンプ５０は、この設定値と斜板角度センサ５
８から検出される斜板角度の検出値を比較し、得られる
偏差に基づいて制御弁５９を切換制御する。これによ
り、制御弁５９は斜板のバランスをとっている一方の操
作ピストン６０に対して圧油の供給又は圧油の排出を行
い、設定値と検出値が一致するように制御する。なお、
斜板は当該一方の操作ピストン６０と他方のスプリング
６１及びバイアスピストン６２によってバランスし、こ
のバランスを変更することによって斜板角度を可変す
る。このスプリング６１は立ち上がり特性を確保するた
め、斜板を最大に傾転するように付勢している。
作する。まず、吐出流量の制御時には、流量設定器５７
により設定された設定値に対応する流量指令信号が、コ
ントローラ５３からピストンポンプ５０に付与される。
ピストンポンプ５０は、この設定値と斜板角度センサ５
８から検出される斜板角度の検出値を比較し、得られる
偏差に基づいて制御弁５９を切換制御する。これによ
り、制御弁５９は斜板のバランスをとっている一方の操
作ピストン６０に対して圧油の供給又は圧油の排出を行
い、設定値と検出値が一致するように制御する。なお、
斜板は当該一方の操作ピストン６０と他方のスプリング
６１及びバイアスピストン６２によってバランスし、こ
のバランスを変更することによって斜板角度を可変す
る。このスプリング６１は立ち上がり特性を確保するた
め、斜板を最大に傾転するように付勢している。
【０００５】他方、吐出圧力の制御時には、圧力設定器
６３により設定された設定値に対応した圧力指令信号
が、コントローラ５３からピストンポンプ５０に付与さ
れる。ピストンポンプ５０では、この設定値と圧力セン
サ６４から検出される吐出圧力の検出値を比較し、得ら
れる偏差に基づいて制御弁５９を切換制御する。これに
より、制御弁５９は操作ピストン６０に対して圧油の供
給又は圧油の排出を行い、設定値と検出値が一致するよ
うに制御する。
６３により設定された設定値に対応した圧力指令信号
が、コントローラ５３からピストンポンプ５０に付与さ
れる。ピストンポンプ５０では、この設定値と圧力セン
サ６４から検出される吐出圧力の検出値を比較し、得ら
れる偏差に基づいて制御弁５９を切換制御する。これに
より、制御弁５９は操作ピストン６０に対して圧油の供
給又は圧油の排出を行い、設定値と検出値が一致するよ
うに制御する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の油圧回路Ｃｏを射出成形機に用いた場合、次のような
弊害を生ずる問題があった。
の油圧回路Ｃｏを射出成形機に用いた場合、次のような
弊害を生ずる問題があった。
【０００７】即ち、図２に示すように、射出工程におけ
る吐出流量の設定値（速度の設定値）Ｆｓと圧力の設定
値Ｐｓを一定とした場合、射出時にはスクリュの前進に
より、加熱筒内の樹脂が金型キャビティ内に充填される
ため、スクリュの前進位置に応じてスクリュに対する負
荷圧Ｐｒが増加するとともに、ピストンポンプ５０を駆
動するポンプモータ５５の負荷も増加する。通常、ポン
プモータ５５はインダクションモータが用いられるた
め、負荷の増加によりすべりも増加する。この結果、ポ
ンプモータ５５の回転速度Ｖｍも変動（減少）すること
になり、ピストンポンプ５０からの吐出流量も変動（減
少）する。
る吐出流量の設定値（速度の設定値）Ｆｓと圧力の設定
値Ｐｓを一定とした場合、射出時にはスクリュの前進に
より、加熱筒内の樹脂が金型キャビティ内に充填される
ため、スクリュの前進位置に応じてスクリュに対する負
荷圧Ｐｒが増加するとともに、ピストンポンプ５０を駆
動するポンプモータ５５の負荷も増加する。通常、ポン
プモータ５５はインダクションモータが用いられるた
め、負荷の増加によりすべりも増加する。この結果、ポ
ンプモータ５５の回転速度Ｖｍも変動（減少）すること
になり、ピストンポンプ５０からの吐出流量も変動（減
少）する。
【０００８】一方、ピストンポンプ５０の作動時には、
斜板角度センサ５８により斜板角度を検出し、この検出
値により吐出流量をフィードバック制御する。つまり、
ポンプモータ５５に基づく吐出流量の変動（減少）は斜
板角度に対して影響を与えない。
斜板角度センサ５８により斜板角度を検出し、この検出
値により吐出流量をフィードバック制御する。つまり、
ポンプモータ５５に基づく吐出流量の変動（減少）は斜
板角度に対して影響を与えない。
【０００９】よって、ピストンポンプ５０における吐出
流量のフィードバック制御系が正常に機能しているにも
拘わらず、実際の吐出流量はポンプモータ５５の負荷の
大きさに対応して変動することになり、この種の油圧回
路Ｃｏを射出成形機に用いた場合には油圧アクチュエー
タ５２の速度制御等を安定かつ高精度に行うことができ
ない難点があった。
流量のフィードバック制御系が正常に機能しているにも
拘わらず、実際の吐出流量はポンプモータ５５の負荷の
大きさに対応して変動することになり、この種の油圧回
路Ｃｏを射出成形機に用いた場合には油圧アクチュエー
タ５２の速度制御等を安定かつ高精度に行うことができ
ない難点があった。
【００１０】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、油圧アクチュエータの速度
制御等を安定かつ高精度に行うことができる射出成形機
の制御方法及び装置の提供を目的とする。
課題を解決したものであり、油圧アクチュエータの速度
制御等を安定かつ高精度に行うことができる射出成形機
の制御方法及び装置の提供を目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形機
の制御方法は、油圧ポンプ２、例えば、入力する流量指
令信号Ｓｆの大きさに対応して斜板角度が変化し、かつ
斜板角度に対応して吐出流量Ｆｏが変化する電磁比例式
可変吐出量形ピストンポンプを備えてなる射出成形機Ｍ
を制御するに際し、この油圧ポンプ２を駆動するポンプ
モータ３のすべりを検出するとともに、検出したすべり
の増加による吐出流量Ｆｏの減少を補償するように流量
指令信号Ｓｆの大きさを補正するようにしたことを特徴
とする。この場合、すべりはポンプモータ３の回転速度
により検出できる。
の制御方法は、油圧ポンプ２、例えば、入力する流量指
令信号Ｓｆの大きさに対応して斜板角度が変化し、かつ
斜板角度に対応して吐出流量Ｆｏが変化する電磁比例式
可変吐出量形ピストンポンプを備えてなる射出成形機Ｍ
を制御するに際し、この油圧ポンプ２を駆動するポンプ
モータ３のすべりを検出するとともに、検出したすべり
の増加による吐出流量Ｆｏの減少を補償するように流量
指令信号Ｓｆの大きさを補正するようにしたことを特徴
とする。この場合、すべりはポンプモータ３の回転速度
により検出できる。
【００１２】また、本発明に係る射出成形機の制御装置
１は、油圧ポンプ２を駆動するポンプモータ３のすべり
を検出するすべり検出手段４、例えば、ポンプモータ３
の回転速度を検出する回転速度センサ４ｓと、この回転
速度センサ４ｓから得る検出信号Ｓｄから、すべりの増
加による吐出流量Ｆｏの減少を補償する流量指令補正信
号Ｓａを得る演算回路６及び流量指令補正信号Ｓａを、
流量指令信号Ｓｆに加える加算回路７を有する指令信号
補正手段５を備えてなることを特徴とする。
１は、油圧ポンプ２を駆動するポンプモータ３のすべり
を検出するすべり検出手段４、例えば、ポンプモータ３
の回転速度を検出する回転速度センサ４ｓと、この回転
速度センサ４ｓから得る検出信号Ｓｄから、すべりの増
加による吐出流量Ｆｏの減少を補償する流量指令補正信
号Ｓａを得る演算回路６及び流量指令補正信号Ｓａを、
流量指令信号Ｓｆに加える加算回路７を有する指令信号
補正手段５を備えてなることを特徴とする。
【００１３】
【作用】本発明に係る射出成形機の制御方法及び制御装
置１によれば、油圧ポンプ２は入力する流量指令信号Ｓ
ｆの大きさに対応して斜板角度が直接的に変化し、これ
により、吐出流量Ｆｏが変化する。
置１によれば、油圧ポンプ２は入力する流量指令信号Ｓ
ｆの大きさに対応して斜板角度が直接的に変化し、これ
により、吐出流量Ｆｏが変化する。
【００１４】一方、射出工程における射出時にはスクリ
ュの前進位置に対応してポンプモータ３の負荷が増加す
るため、ポンプモータ３のすべりも増加する。ポンプモ
ータ３のすべりは回転速度センサ４ｓからポンプモータ
３の回転速度として検出され、得られた検出信号Ｓｄは
演算回路６に付与される。演算回路６ではすべりの増加
による吐出流量Ｆｏの減少を補償する流量指令補正信号
Ｓａが、例えば、予め設定したデータテーブル等に基づ
いて生成され、この流量指令補正信号Ｓａは加算回路７
に付与される。そして、加算回路７では流量指令信号Ｓ
ｆに流量指令補正信号Ｓａが加えられる。よって、ポン
プモータ３におけるすべりの変動（増加）による吐出流
量Ｆｏの減少が補償され、油圧アクチュエータの速度制
御等が常に安定かつ高精度に行われる。
ュの前進位置に対応してポンプモータ３の負荷が増加す
るため、ポンプモータ３のすべりも増加する。ポンプモ
ータ３のすべりは回転速度センサ４ｓからポンプモータ
３の回転速度として検出され、得られた検出信号Ｓｄは
演算回路６に付与される。演算回路６ではすべりの増加
による吐出流量Ｆｏの減少を補償する流量指令補正信号
Ｓａが、例えば、予め設定したデータテーブル等に基づ
いて生成され、この流量指令補正信号Ｓａは加算回路７
に付与される。そして、加算回路７では流量指令信号Ｓ
ｆに流量指令補正信号Ｓａが加えられる。よって、ポン
プモータ３におけるすべりの変動（増加）による吐出流
量Ｆｏの減少が補償され、油圧アクチュエータの速度制
御等が常に安定かつ高精度に行われる。
【００１５】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【００１６】まず、本発明に係る制御装置１を備える射
出成形機Ｍの概略構成について、図１を参照して説明す
る。
出成形機Ｍの概略構成について、図１を参照して説明す
る。
【００１７】１１は射出成形機Ｍにおける射出装置であ
る。射出装置１１は前部に加熱筒１２を備え、加熱筒１
２の前端には射出ノズル１３を有するとともに、後部に
はホッパ１４を備える。また、加熱筒１２の後端は射出
シリンダ１５の前端に結合するとともに、射出シリンダ
１５の内部に備える射出ラム１６の先端にはスクリュ１
７の後端を結合する。そして、スクリュ１７の前側は加
熱筒１２の内部に挿通する。なお、１８は射出ラム１６
にスプライン結合した回転シャフト１８ｓを有するオイ
ルモータである。
る。射出装置１１は前部に加熱筒１２を備え、加熱筒１
２の前端には射出ノズル１３を有するとともに、後部に
はホッパ１４を備える。また、加熱筒１２の後端は射出
シリンダ１５の前端に結合するとともに、射出シリンダ
１５の内部に備える射出ラム１６の先端にはスクリュ１
７の後端を結合する。そして、スクリュ１７の前側は加
熱筒１２の内部に挿通する。なお、１８は射出ラム１６
にスプライン結合した回転シャフト１８ｓを有するオイ
ルモータである。
【００１８】また、Ｃは油圧回路であり、油圧ポンプ２
を備える。この場合、油圧ポンプ２としては電磁比例式
可変吐出量形ピストンポンプを用いることが望ましい。
電磁比例式可変吐出量形ピストンポンプは、入力する流
量指令信号Ｓｆ、圧力指令信号Ｓｐの大きさに対応して
斜板角度が直接的かつ能動的に変化し、斜板角度に対応
して吐出流量Ｆｏ、吐出圧力Ｐｏが変化する。即ち、油
圧ポンプ（電磁比例式可変吐出量形ピストンポンプ）２
はポンプ本体２０を内蔵し、このポンプ本体２０には吐
出流量Ｆｏ、吐出圧力Ｐｏを可変可能な斜板２１を備え
る。斜板２１は一方の操作ピストン２２と他方のスプリ
ング２３及びバイアスピストン２４の押圧力がバランス
した位置で停止し、操作ピストン２２に圧油を供給した
場合には、ポンプ本体２０の吐出量が減少する方向へ斜
板２１が変位する。一方、ポンプ本体２０の吐出側にお
ける分岐路には制御弁２６を接続し、この制御弁２６は
安全弁２７を介して操作ピストン２２に接続する。な
お、２８はポンプ本体２０の吐出圧力を検出する圧力セ
ンサ、２９は斜板角度を検出する斜板角度センサ（ポテ
ンショメータ）である。
を備える。この場合、油圧ポンプ２としては電磁比例式
可変吐出量形ピストンポンプを用いることが望ましい。
電磁比例式可変吐出量形ピストンポンプは、入力する流
量指令信号Ｓｆ、圧力指令信号Ｓｐの大きさに対応して
斜板角度が直接的かつ能動的に変化し、斜板角度に対応
して吐出流量Ｆｏ、吐出圧力Ｐｏが変化する。即ち、油
圧ポンプ（電磁比例式可変吐出量形ピストンポンプ）２
はポンプ本体２０を内蔵し、このポンプ本体２０には吐
出流量Ｆｏ、吐出圧力Ｐｏを可変可能な斜板２１を備え
る。斜板２１は一方の操作ピストン２２と他方のスプリ
ング２３及びバイアスピストン２４の押圧力がバランス
した位置で停止し、操作ピストン２２に圧油を供給した
場合には、ポンプ本体２０の吐出量が減少する方向へ斜
板２１が変位する。一方、ポンプ本体２０の吐出側にお
ける分岐路には制御弁２６を接続し、この制御弁２６は
安全弁２７を介して操作ピストン２２に接続する。な
お、２８はポンプ本体２０の吐出圧力を検出する圧力セ
ンサ、２９は斜板角度を検出する斜板角度センサ（ポテ
ンショメータ）である。
【００１９】さらにまた、ポンプ本体２０の吸込側はオ
イルタンク３０に接続するとともに、ポンプ本体２０の
吐出側及びオイルタンク３０は、四方切換弁３１を介し
て射出シリンダ１５の前油室及び後油室に接続する。
イルタンク３０に接続するとともに、ポンプ本体２０の
吐出側及びオイルタンク３０は、四方切換弁３１を介し
て射出シリンダ１５の前油室及び後油室に接続する。
【００２０】一方、ポンプ本体２０のポンプシャフト２
０ｓには伝動継手３５を介してポンプモータ３の回転シ
ャフト３ｓを接続する。なお、ポンプモータ３はインダ
クションモータである。
０ｓには伝動継手３５を介してポンプモータ３の回転シ
ャフト３ｓを接続する。なお、ポンプモータ３はインダ
クションモータである。
【００２１】次に、本発明に係る制御装置１の構成につ
いて、図１を参照して詳細に説明する。
いて、図１を参照して詳細に説明する。
【００２２】４１はコントローラであり、流量設定器４
２…、圧力設定器４３…を備える。コントローラ４１は
油圧ポンプ２に対して流量指令信号Ｓｆ、圧力指令信号
Ｓｐを付与する機能を有する。この場合、流量指令信号
Ｓｆは流量設定器４２…により設定された設定値に対応
し、圧力指令信号Ｓｐは圧力設定器４３…により設定さ
れた設定値に対応する。
２…、圧力設定器４３…を備える。コントローラ４１は
油圧ポンプ２に対して流量指令信号Ｓｆ、圧力指令信号
Ｓｐを付与する機能を有する。この場合、流量指令信号
Ｓｆは流量設定器４２…により設定された設定値に対応
し、圧力指令信号Ｓｐは圧力設定器４３…により設定さ
れた設定値に対応する。
【００２３】一方、ポンプモータ３には同モータ３のす
べりを検出、即ち、すべりに対して関数関係を有する回
転速度を検出する回転速度センサ（パルスゼネレータ）
４ｓを付設し、この回転速度センサ４ｓは演算回路６に
接続する。また、７は加算回路であり、一方の入力側に
はコントローラ４１を接続して、流量指令信号Ｓｆを付
与するとともに、他方の入力側には演算回路６の出力側
を接続する。そして、加算回路７の出力側は油圧ポンプ
２に内蔵する比較演算器４４の一方の入力側に接続す
る。なお、比較演算器４４の他方の入力側には斜板角度
センサ２９を接続する。
べりを検出、即ち、すべりに対して関数関係を有する回
転速度を検出する回転速度センサ（パルスゼネレータ）
４ｓを付設し、この回転速度センサ４ｓは演算回路６に
接続する。また、７は加算回路であり、一方の入力側に
はコントローラ４１を接続して、流量指令信号Ｓｆを付
与するとともに、他方の入力側には演算回路６の出力側
を接続する。そして、加算回路７の出力側は油圧ポンプ
２に内蔵する比較演算器４４の一方の入力側に接続す
る。なお、比較演算器４４の他方の入力側には斜板角度
センサ２９を接続する。
【００２４】他方、油圧ポンプ２に内蔵する比較演算器
４５の一方の入力側にはコントローラ４１を接続して、
圧力指令信号Ｓｐを付与する。なお、比較演算器４５の
他方の入力側には圧力センサ２８を接続する。
４５の一方の入力側にはコントローラ４１を接続して、
圧力指令信号Ｓｐを付与する。なお、比較演算器４５の
他方の入力側には圧力センサ２８を接続する。
【００２５】次に、本発明に係る射出成形機の制御方法
について、油圧回路Ｃの動作と併せて説明する。
について、油圧回路Ｃの動作と併せて説明する。
【００２６】まず、吐出流量の制御時には、流量設定器
４２…により設定された設定値に対応する流量指令信号
Ｓｆが、コントローラ４１から油圧ポンプ２に付与され
る。なお、流量指令信号Ｓｆが付与されない場合には、
制御弁２６が図１中右側のシンボルに切換制御され、圧
油は制御弁２６を介して操作ピストン２２に供給され
る。これにより、斜板２１はスプリング２３の付勢力に
抗して起立し、油圧ポンプ２の吐出流量Ｆｏを零にす
る。一方、流量指令信号Ｓｆが付与されれば、この設定
値と斜板角度センサ２９から検出される斜板角度の検出
値は比較演算器４４により比較され、得られる偏差によ
り制御弁２６は図１中左側のシンボルに切換えられる。
よって、スプリング２３の付勢力で斜板２１は変位し、
同時に操作ピストン２２の油はオイルタンク３０に戻さ
れ、制御すべき所定の斜板角度に設定される。この結
果、射出シリンダ１５は設定された吐出流量Ｆｏにより
駆動せしめられ、スクリュ１７は目標速度で前進する。
４２…により設定された設定値に対応する流量指令信号
Ｓｆが、コントローラ４１から油圧ポンプ２に付与され
る。なお、流量指令信号Ｓｆが付与されない場合には、
制御弁２６が図１中右側のシンボルに切換制御され、圧
油は制御弁２６を介して操作ピストン２２に供給され
る。これにより、斜板２１はスプリング２３の付勢力に
抗して起立し、油圧ポンプ２の吐出流量Ｆｏを零にす
る。一方、流量指令信号Ｓｆが付与されれば、この設定
値と斜板角度センサ２９から検出される斜板角度の検出
値は比較演算器４４により比較され、得られる偏差によ
り制御弁２６は図１中左側のシンボルに切換えられる。
よって、スプリング２３の付勢力で斜板２１は変位し、
同時に操作ピストン２２の油はオイルタンク３０に戻さ
れ、制御すべき所定の斜板角度に設定される。この結
果、射出シリンダ１５は設定された吐出流量Ｆｏにより
駆動せしめられ、スクリュ１７は目標速度で前進する。
【００２７】この際、スクリュ１７の前進初期では、ス
クリュ１７に対する負荷圧も比較的小さいため、ポンプ
モータ３の負荷も小さく、そのすべりは定常値、即ち、
３パーセント程度を維持する。しかし、スクリュ１７の
前進に伴って負荷圧が増加し、これにより、ポンプモー
タ３の負荷も増加するとともに、すべりも増加してポン
プモータ３の回転速度は低下する。この回転速度の低下
は回転速度センサ４ｓにより検出され、得られた検出信
号Ｓｄは演算回路６に付与される。これにより、演算回
路６はすべりの増加分に対応して、予め設定されたデー
タテーブル等に基づいて吐出流量Ｆｏの減少を補償する
流量指令補正信号Ｓａを生成する。そして、流量指令補
正信号Ｓａは加算回路７に付与され、この流量指令補正
信号Ｓａは本来の流量指令信号Ｓｆに加算される。よっ
て、ポンプモータ３におけるすべりの変動による吐出流
量Ｆｏの減少が補償され、射出速度は安定かつ高精度に
制御される。
クリュ１７に対する負荷圧も比較的小さいため、ポンプ
モータ３の負荷も小さく、そのすべりは定常値、即ち、
３パーセント程度を維持する。しかし、スクリュ１７の
前進に伴って負荷圧が増加し、これにより、ポンプモー
タ３の負荷も増加するとともに、すべりも増加してポン
プモータ３の回転速度は低下する。この回転速度の低下
は回転速度センサ４ｓにより検出され、得られた検出信
号Ｓｄは演算回路６に付与される。これにより、演算回
路６はすべりの増加分に対応して、予め設定されたデー
タテーブル等に基づいて吐出流量Ｆｏの減少を補償する
流量指令補正信号Ｓａを生成する。そして、流量指令補
正信号Ｓａは加算回路７に付与され、この流量指令補正
信号Ｓａは本来の流量指令信号Ｓｆに加算される。よっ
て、ポンプモータ３におけるすべりの変動による吐出流
量Ｆｏの減少が補償され、射出速度は安定かつ高精度に
制御される。
【００２８】一方、吐出圧力の制御時には、圧力設定器
４３…により設定された設定値に対応した圧力指令信号
Ｓｐが、コントローラ４１から油圧ポンプ２に付与され
る。油圧ポンプ２では、この設定値と圧力センサ２８か
ら検出される吐出圧力の検出値が比較され、得られた偏
差に基づいて制御弁２６が切換制御される。よって、制
御弁２６は操作ピストン２２に対して圧油の供給又は圧
油の排出を行い、設定値と検出値が一致するように制御
する。
４３…により設定された設定値に対応した圧力指令信号
Ｓｐが、コントローラ４１から油圧ポンプ２に付与され
る。油圧ポンプ２では、この設定値と圧力センサ２８か
ら検出される吐出圧力の検出値が比較され、得られた偏
差に基づいて制御弁２６が切換制御される。よって、制
御弁２６は操作ピストン２２に対して圧油の供給又は圧
油の排出を行い、設定値と検出値が一致するように制御
する。
【００２９】なお、実施例においては、コントローラ４
１から得る流量指令信号Ｓｆを流量指令補正信号Ｓａに
より補正した場合を示したが、同様に、斜板角度センサ
２９から得る検出信号を補正してもよいし、比較演算器
４４の出力信号を補正してもよい。したがって、本発明
において、すべりを検出して流量指令信号を補正する際
の「流量指令信号」とは、コントローラ４１から制御弁
２６に至るまでの各種信号を包含する概念である。
１から得る流量指令信号Ｓｆを流量指令補正信号Ｓａに
より補正した場合を示したが、同様に、斜板角度センサ
２９から得る検出信号を補正してもよいし、比較演算器
４４の出力信号を補正してもよい。したがって、本発明
において、すべりを検出して流量指令信号を補正する際
の「流量指令信号」とは、コントローラ４１から制御弁
２６に至るまでの各種信号を包含する概念である。
【００３０】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、すべりを検出するに際して回転速度を検出した
が、ポンプモータにおける電力（電流）やトルク等を検
出してもよい。また、指令信号補正手段は演算回路と加
算回路の組合わせを例示したが、他の回路構成及び手法
であってもよい。さらにまた、油圧ポンプは電磁比例式
可変吐出量形ピストンポンプを例示したが、他形式の油
圧ポンプにも同様に適用できる。その他、細部の構成、
手法等において本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に
変更できる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、すべりを検出するに際して回転速度を検出した
が、ポンプモータにおける電力（電流）やトルク等を検
出してもよい。また、指令信号補正手段は演算回路と加
算回路の組合わせを例示したが、他の回路構成及び手法
であってもよい。さらにまた、油圧ポンプは電磁比例式
可変吐出量形ピストンポンプを例示したが、他形式の油
圧ポンプにも同様に適用できる。その他、細部の構成、
手法等において本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に
変更できる。
【００３１】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機の
制御方法は油圧ポンプを備える射出成形機を制御するに
際し、油圧ポンプを駆動するポンプモータのすべりを検
出するとともに、検出したすべりの増加による吐出流量
の減少を補償するように流量指令信号の大きさを補正す
るようにしたため、油圧アクチュエータの速度制御等を
安定かつ高精度に行うことができるとともに、成形品の
品質向上及び不良品低減を図れるという顕著な効果を奏
する。
制御方法は油圧ポンプを備える射出成形機を制御するに
際し、油圧ポンプを駆動するポンプモータのすべりを検
出するとともに、検出したすべりの増加による吐出流量
の減少を補償するように流量指令信号の大きさを補正す
るようにしたため、油圧アクチュエータの速度制御等を
安定かつ高精度に行うことができるとともに、成形品の
品質向上及び不良品低減を図れるという顕著な効果を奏
する。
【００３２】また、本発明に係る射出成形機の制御装置
は、油圧ポンプを駆動するポンプモータのすべりを検出
するすべり検出手段と、このすべり検出手段から得る検
出信号に基づいて、すべりの増加による吐出流量の減少
を補償するように前記流量指令信号の大きさを補正する
指令信号補正手段を備えてなるため、上記制御方法を容
易かつ的確に実施できるという顕著な効果を奏する。
は、油圧ポンプを駆動するポンプモータのすべりを検出
するすべり検出手段と、このすべり検出手段から得る検
出信号に基づいて、すべりの増加による吐出流量の減少
を補償するように前記流量指令信号の大きさを補正する
指令信号補正手段を備えてなるため、上記制御方法を容
易かつ的確に実施できるという顕著な効果を奏する。
【図１】本発明に係る制御装置を含む射出成形機の油圧
回路図、
回路図、
【図２】射出成形機のスクリュ位置に対する各種特性
図、
図、
【図３】従来の技術に係る制御装置を含む射出成形機の
油圧回路図、
油圧回路図、
１ 制御装置 ２ 油圧ポンプ（電磁比例式可変吐出量形ピストンポ
ンプ） ３ ポンプモータ ４ すべり検出手段 ４ｓ 回転速度センサ ５ 指令信号補正手段 ６ 演算回路 ７ 加算回路 Ｍ 射出成形機 Ｓｆ 流量指令信号 Ｓａ 流量指令補正信号 Ｓｄ 検出信号 Ｆｏ 吐出流量
ンプ） ３ ポンプモータ ４ すべり検出手段 ４ｓ 回転速度センサ ５ 指令信号補正手段 ６ 演算回路 ７ 加算回路 Ｍ 射出成形機 Ｓｆ 流量指令信号 Ｓａ 流量指令補正信号 Ｓｄ 検出信号 Ｆｏ 吐出流量
Claims (7)
- 【請求項１】 油圧ポンプを備える射出成形機を制御す
るに際し、前記油圧ポンプを駆動するポンプモータのす
べりを検出するとともに、検出したすべりの増加による
吐出流量の減少を補償するように前記流量指令信号の大
きさを補正することを特徴とする射出成形機の制御方
法。 - 【請求項２】 油圧ポンプは入力する流量指令信号の大
きさに対応して斜板角度が変化し、かつ斜板角度に対応
して吐出流量が変化する電磁比例式可変吐出量形ピスト
ンポンプであることを特徴とする請求項１記載の射出成
形機の制御方法。 - 【請求項３】 すべりはポンプモータの回転速度により
検出することを特徴とする請求項１記載の射出成形機の
制御方法。 - 【請求項４】 油圧ポンプを備える射出成形機におい
て、前記油圧ポンプを駆動するポンプモータのすべりを
検出するすべり検出手段と、このすべり検出手段から得
る検出信号に基づいて、すべりの増加による吐出流量の
減少を補償するように前記流量指令信号の大きさを補正
する指令信号補正手段を備えてなることを特徴とする射
出成形機の制御装置。 - 【請求項５】 油圧ポンプは入力する流量指令信号の大
きさに対応して斜板角度が変化し、かつ斜板角度に対応
して吐出流量が変化する電磁比例式可変吐出量形ピスト
ンポンプであることを特徴とする請求項４記載の射出成
形機の制御装置。 - 【請求項６】 すべり検出手段はポンプモータの回転速
度を検出する回転速度センサであることを特徴とする請
求項４記載の射出成形機の制御装置。 - 【請求項７】 指令信号補正手段は検出信号からすべり
の増加による吐出流量の減少を補償する流量指令補正信
号を得る演算回路と、流量指令補正信号を前記流量指令
信号に加える加算回路を備えることを特徴とする請求項
４記載の射出成形機の制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174873A JPH07102602B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 射出成形機の制御方法及び装置 |
| US08/073,599 US5443587A (en) | 1992-06-09 | 1993-06-09 | Injection molding machine control having motor slip compensator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174873A JPH07102602B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 射出成形機の制御方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338001A JPH05338001A (ja) | 1993-12-21 |
| JPH07102602B2 true JPH07102602B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=15986157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4174873A Expired - Fee Related JPH07102602B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 射出成形機の制御方法及び装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5443587A (ja) |
| JP (1) | JPH07102602B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4327667A1 (de) * | 1993-08-17 | 1995-02-23 | Sauer Sundstrand Gmbh & Co | Steuerungsvorrichtung für verstellbare Hydromaschinen |
| US5668328A (en) * | 1996-07-17 | 1997-09-16 | Applied Power Inc. | Method and apparatus for hydraulically tightening threaded fasteners |
| US5890877A (en) * | 1996-12-26 | 1999-04-06 | Dana Corporation | Cavitation control for swash-plate hydraulic pumps |
| JP3427171B2 (ja) * | 1998-05-01 | 2003-07-14 | 日創電機株式会社 | 成形機 |
| TWI233388B (en) * | 2003-03-13 | 2005-06-01 | Sumitomo Heavy Industries | Molding device and control method thereof |
| DE102004061630C5 (de) * | 2004-12-17 | 2015-12-24 | Dorma Deutschland Gmbh | Türantrieb, insbesondere Drehtürantrieb |
| JP4355309B2 (ja) * | 2005-09-08 | 2009-10-28 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機 |
| JP4324148B2 (ja) * | 2005-09-08 | 2009-09-02 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機及びその制御方法 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3785754A (en) * | 1972-04-27 | 1974-01-15 | Caterpillar Tractor Co | Manual override system for a variable volume pump |
| US4103489A (en) * | 1977-04-15 | 1978-08-01 | Deere & Company | Total power fluid system |
| JPS62228701A (ja) * | 1986-03-10 | 1987-10-07 | Nissei Plastics Ind Co | 射出成形機の制御方法 |
| JPH0639951B2 (ja) * | 1986-05-19 | 1994-05-25 | 日精樹脂工業株式会社 | 油圧回路の制御方法 |
| DE3780292T2 (de) * | 1986-08-15 | 1993-01-07 | Komatsu Mfg Co Ltd | Steuerungseinheit einer hydraulischen pumpe. |
| JP2755469B2 (ja) * | 1989-09-27 | 1998-05-20 | 株式会社日立製作所 | 空気調和機 |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP4174873A patent/JPH07102602B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-06-09 US US08/073,599 patent/US5443587A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05338001A (ja) | 1993-12-21 |
| US5443587A (en) | 1995-08-22 |
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