JPH07102510A - シート舗装 - Google Patents

シート舗装

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Publication number
JPH07102510A
JPH07102510A JP25332193A JP25332193A JPH07102510A JP H07102510 A JPH07102510 A JP H07102510A JP 25332193 A JP25332193 A JP 25332193A JP 25332193 A JP25332193 A JP 25332193A JP H07102510 A JPH07102510 A JP H07102510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
sheet
adhesive
pavement
aggregates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25332193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Hashimoto
修治 橋本
Rikuo Sakaguchi
陸男 坂口
Daiki Nakahara
大磯 中原
Shinya Nakamura
信也 中村
Hidekatsu Morita
英克 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical MKV Co
Nippon Road Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical MKV Co
Nippon Road Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical MKV Co, Nippon Road Co Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical MKV Co
Priority to JP25332193A priority Critical patent/JPH07102510A/ja
Publication of JPH07102510A publication Critical patent/JPH07102510A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に工事が完了すると共に、道路表面性状
及び耐流動性の改善を図る。 【構成】 被舗装路面G上に熱硬化性の接着剤が一定の
厚みで塗布された接着層11と、上面側に骨材15又は
溝が設けられ表面層aが形成される一方、裏面側に、ウ
レタン一液系処理面17が設けられると共に、前記接着
層11の上面とウレタン一液系処理面17が接着し合う
よう敷設された塩化ビニール製のシート13から成るこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表面性状の回復を図
り、維持・修繕を容易にしたシート舗装に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に道路の舗装には、アスファルト舗
装,コンクリート舗装等が知られている。しかし、経年
変化によりすべり抵抗性が劣化したり、アスファルト舗
装では、轍掘れが大きくなる等、多くの損傷を受けるた
め維持・修繕が必要となる。この工法としては、損傷路
面上に直接・新規にアスファルト混合物やセメントコン
クリートを舗装したり、あるいは、損傷路面を切削した
後、同様の処置を施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した如く従来の舗
装は、アスファルト又はセメントをベースとした舗装路
面となるため、すべり抵抗性が劣化したり、轍掘れが発
生したり、ひび割れたりする等の問題を招来していた。
【0004】そこで、この発明は、すべり抵抗性、耐流
動性の改善並びに、ひび割れ修復後の舗装構造体の保護
が図れると共に、しかも、比較的施工が簡単に行なえる
シート舗装を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、被舗装路面上に付加反応により硬化す
る接着剤が一定の厚みで塗布された接着層と、上面側に
骨材又は溝が設けられた表面層が形成される一方、裏面
側に、熱可塑性ウレタン樹脂が塗布された処理面が設け
られると共に、前記接着層の上面とウレタン処理面が接
着し合うよう敷設された塩化ビニール製のシートから成
っている。
【0006】
【作用】かかるシート舗装によれば、被舗装路面上の塵
埃等を取除いた後、所定の厚みで接着剤を塗布していき
接着層を形成する。次に、接着層の上面に、骨材等によ
って表面層が形成されたシートを敷設していくことで、
舗装工事が迅速に完了するようになる。
【0007】舗装完了後のシートは、処理面によって接
着層と確実に接着し合うと共に路面は、骨材等による表
面層ですべり抵抗性が向上すると共に、耐流動性も大巾
に改善されるようになる。
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図5の図面を参照しながらこ
の発明の一実施例を詳細に説明する。
【0009】図1において、1は舗装層を示しており、
舗装層1は路盤3と、アスファルト層5と、シート舗装
層7とからなっている。
【0010】路盤3は、砕石等の粒状材料や、この粒状
材料にセメントなどを加えて安定処理を施した材料等が
用いられており、路床9の上面に所定の厚みに形成され
ている。
【0011】アスファルト層5は、アスファルト混合物
を路盤3の上面に一定の厚さで締め固めることで形成さ
れ、アスファルト層5の上面は接着層11となってい
る。
【0012】接着層11は、主剤及び硬化剤の二液を混
ぜ合す付加反応型の速硬性タイプとなっていて、エポキ
シ系樹脂から成っている。
【0013】この場合、接着層11は、必ずしもエポキ
シ系樹脂に限定されず、ビニルエステル系樹脂又はアク
リル系樹脂、ウレタン系樹脂のいずれかであってもよ
い。
【0014】一方、シート舗装層7を形成するシート1
3は、コストが安く、強度面で有利な塩化ビニール製
で、日中の舗装体温度上昇の緩和を図るために白色系の
カラーシートとなっている。なお、白色以外のシートを
用いてもよく、この実施例にあっては、景観の向上が図
れるようになる。
【0015】シート13の上面には、粒径の小さい砂
利,砕砂,砕石等の骨材15から成る表面層aが形成さ
れている。この表面層aは、シート13及び骨材15と
一緒に加熱しながらプレス成形することで表面層aを含
む5〜7mmの厚さで一体形成され、工場において一定の
巾のロール状に作られている。この場合、表面層a を図
4に示すように、くの字状に連続した溝14を形成した
り、あるいは図5に示すように亀の甲のような溝14を
入れて模様を形成し、景観の向上を図ることも可能であ
る。
【0016】また、シート13の裏面側には、シート生
地の強靭性を確保する織布14と、ウレタン処理面17
が全領域にわたって施されている。これにより、接着し
にくい塩化ビニール性のシート13が、接着層11に対
して確実な接着状態が確保されるようになってる。
【0017】このように構成されたシート舗装の施工手
順を説明する。
【0018】まず、図3に示すように、作業機19に、
散布用のノズル21と連通し合うと共に、二液が混合さ
れて接着剤となる主剤の入った第1のタンク23及び硬
化剤の入った第2のタンク25と、上面側に表面層a
が、裏面側に処理面17がそれぞれ設けられたロール状
のシート13とをセットする。次に、アスァルト層5の
上面の塵埃等をきれいに取除いた後、作業機19をゆっ
くり走行させながらノズル21から接着剤を散布し、舗
装路面Gの上面に接着層11を形成する。続いて、ロー
ル状のシート13を順次繰出しながら接着層11の上面
に敷設していく。次に、軽ローラ27によってシート1
3の上面を転圧することで作業が迅速に完了するように
なる。
【0019】作業完了時において、シート13は処理面
17によって接着層11に対して確実に接着し合うと共
に実験では接着剤硬化のための養生時間が最長で3時間
まで短縮し、早期に交通封鎖解除が行なえるようになっ
た。また、骨材15による表面層aによってすべり抵抗
性が向上し、しかも、白色系のカラーシートによって直
射日光による舗装体温度上昇の緩和が認められ、耐流動
性状の大巾な改善が認められ、轍のできにくい路面が得
られた。
【0020】この実施例では、被舗装路面がアスファル
トである場合について述べたが、被舗装路面はコンクリ
ート等他の材質の面であってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明のシー
ト舗装によれば、シートの確実な接着状態が得られると
共に接着剤硬化までの養生時間を短くでき、早期に交通
封鎖解除ができるようになる。
【0022】また、すべり抵抗を改善でき、道路表面性
状の向上が図れると共に耐流動性の大巾な改善が図れ、
轍のできにくい路面が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した舗装断面図。
【図2】図1Aの拡大図。
【図3】作業状態示す概要説明図。
【図4】表面層にくの字状に連続する溝を入れた説明
図。
【図5】表面層に亀の甲のように溝を入れた説明図。
【符号の説明】
11 接着層 15 骨材 17 ウレタン一液系処理面 a 表面層 G 舗装路面
フロントページの続き (72)発明者 中原 大磯 東京都大田区多摩川2丁目11番20号 日本 道路株式会社内 (72)発明者 中村 信也 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2号 三 菱化成ビニル株式会社名古屋工場内 (72)発明者 森田 英克 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2号 三 菱化成ビニル株式会社名古屋工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被舗装路面上に付加反応により硬化する
    接着剤が所定の厚みで塗布された接着層と、上面側に骨
    材又は溝が設けられた表面層が形成される一方、裏面側
    に、熱可塑性ウレタン樹脂が塗布された処理面が設けら
    れると共に、前記接着層の上面とウレタン処理面が接着
    し合うよう敷設された塩化ビニール製のシートから成る
    ことを特徴とするシート舗装。
JP25332193A 1993-10-08 1993-10-08 シート舗装 Pending JPH07102510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25332193A JPH07102510A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 シート舗装

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25332193A JPH07102510A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 シート舗装

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07102510A true JPH07102510A (ja) 1995-04-18

Family

ID=17249680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25332193A Pending JPH07102510A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 シート舗装

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JP (1) JPH07102510A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003064609A (ja) * 2001-08-22 2003-03-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性舗装材、弾性舗装体およびその舗装方法
JP2004343038A (ja) * 2003-05-12 2004-12-02 Jettech Ltd サイドフラッシュに切取溝を有する半導体パッケージおよびその切取溝の形成方法、並びに切取溝を有する半導体パッケージにおけるデフラッシュ方法
US7051824B1 (en) 2003-11-03 2006-05-30 Accessible Technologies, Inc. Supercharged motorcycle

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JP2004343038A (ja) * 2003-05-12 2004-12-02 Jettech Ltd サイドフラッシュに切取溝を有する半導体パッケージおよびその切取溝の形成方法、並びに切取溝を有する半導体パッケージにおけるデフラッシュ方法
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