JP3594369B2 - 自然石様コンクリート製品の製造方法 - Google Patents

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柳 浩 武 高
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面を自然石やタイル状とした自然石様コンクリート製品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
公園や歩道あるいはプール等の施工地表面の舗装には、平板ブロック、タイル、または自然石が用いられている。
【0003】
しかし、平板ブロックによる舗装は、平板ブロックの重量が重いため、平板ブロックの搬送や設置工事に手間がかかり、また、タイルによる舗装は、タイル片の価格が高いため、コスト高になり、さらに、自然石による舗装は、平板ブロックと同様に重量が重いため、平板ブロックの搬送や設置工事に手間がかかる。
【0004】
そこで、上記問題点を解消するために、打設したコンクリートの表面を自然石やタイルと同じような面とした自然石様コンクリート製品が開発された。(特開平2−61205号公報参照)
上記自然石様コンクリート製品の製造方法は、施工地表面に打設したコンクリートの表面に、打設コンクリートが半乾状態において、適宜の模様を有する弾性材型を置き、弾性材型を加圧して打設コンクリートの表面に弾性材型の模様を写し、打設コンクリートから弾性材型を取り除いて打設コンクリートを硬化させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記自然石様コンクリート製品の製造方法は、半乾状態の打設コンクリートの表面に弾性材型を置き、弾性材型を押圧して打設コンクリートの表面に適宜の模様を形成するが、押圧した弾性材型を打設コンクリートから簡単に取り外すためには、半乾状態の打設コンクリートの表面に粉末状の離型材を散布する必要がある。
【0006】
しかしながら、半乾状態の打設コンクリートの表面への粉末状の離型材の散布は、散布時に離型材の粉末が周囲に飛散するため、離型材粉末が周囲に飛散しないように別の飛散防止手段を設ける必要がある。
【0007】
また、半乾状態の打設コンクリートの表面へ粉末状の離型材を散布して自然石様コンクリート製品を製造する場合、夏期のように温度の高い時では、打設したコンクリートが半乾状態から硬化するまでの時間が1〜2時間であるから、その限られた時間内に全作業を行なわなければならず、作業員の負担が大きくなってしまう。しかも、打設コンクリートの養生時間も短くなる、コンクリートの強度が低下したり、コンクリートにひび割れが生じてしまうことがある。
【0008】
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、柔らかい状態の打設コンクリートの上に粉体を石油系溶剤または界面活性剤に混入した離型材を設けることで、離型材の粉末が周囲に飛散することを防ぎ、打設コンクリートの養生時間を長くすることで、コンクリートの強度低下やコンクリートにひび割れをなくす自然石様コンクリート製品の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の自然石様コンクリート製品の製造方法は、施工地表面に打設されたコンクリートの上に粉体を石油系溶剤または界面活性剤に混入した液状離型材を設けることで、離型材粉末の周囲への飛散を防ぎ、液状離型材の石油系溶剤または界面活性剤の蒸発に要する時間を利用して、打設コンクリートの養生時間を長くし、打設コンクリートの強度低下や打設コンクリートのひび割れを防ぎ、製造コストを下げた自然石様コンクリート製品を製造する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面につき説明する。
図1は本発明による自然石様コンクリート製品の製造方法の製造工程を示すブロック図である。
【0011】
まず、自然石様コンクリート製品の施工地を選定する。この施工地は、公園、並木道、パーキングエリエまたはプール等である。
施工地が選定されたら、その施工地表面にコンクリートを打設する。このコンクリートは、施工地が道路であれば長尺状に打設し、施工地が公園であれば面状に打設する。施工地表面にコンクリートが打設されたら、打設されたコンクリートの面を作業員が機械を用いまたは手動で均一にならす。
【0012】
ついで、打設コンクリートが柔らかい(半乾き)状態において、打設コンクリートの上にカラーハードナ(着色剤)を塗布し均一にならす。このカラーハードナは、打設コンクリートの余剰水を利用してコンクリートと一体化する。
【0013】
つぎに、柔らかい状態の打設コンクリートの着色剤の上に粉体と石油系溶剤または界面活性剤を混合した液状離型材を塗布する。この液状離型材は、粉体と石油系溶剤または界面活性剤を重量比1:2.5で混合したものである。石油系溶剤または界面活性剤としては、塗布した後30分程度で乾燥するものが選定される。石油系溶剤は、好ましくは、石油系溶剤は石油化学系炭化水素とアロマチックハイドロカーボンを混合したものである。界面活性剤は、好ましくは、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(n=4〜12)である。
【0014】
つぎに、ゴム板の一面に適宜の模様を設けて形成される弾性材製型を柔らかい打設コンクリートの液状離型材の上にを置き、この弾性材製型を通常の機械的手段により振動および加圧することで打設コンクリートに押圧し、柔らかい打設コンクリートの表面に弾性材製型の模様を写す。弾性材製型の模様は、たとえば自然石状やタイル状である。
【0015】
最後に、弾性材製型を打設コンクリートから取り除いて打設コンクリートを硬化(乾燥養生)させる。これにより、自然石様コンクリート製品が作られる。
【0016】
このようにして作られる自然石様コンクリート製品を図2に示す。
【0017】
自然石様コンクリート製品1は、路床2に打設されたコンクリート層3とコンクリート層3の表面に塗布された着色剤4から構成され、コンクリート層3の表面には液状離型材の押圧により模様5が形成されている、この着色剤4の模様5は、液状離型材の石油系溶剤または界面活性剤の蒸発時間に応じて濃淡ができるので立体感のあるものとなる。
【0018】
上記実施の形態では、自然石様コンクリート製品を、公園や道路等の施工地の上にコンクリートを打設することで形成したが、施工地を工場内または特定地とし、ここで製造をされた自然石様コンクリート製品を公園や道路等の施工地の上に敷設することもできる。
【0019】
なお、打設コンクリートの表面を保護するために、打設コンクリートを硬化させた後、打設コンクリートの表面に被覆材(クリヤシール)を設けることができる。施工地表面の着色剤を被覆材(クリヤシール)で覆うことで、長期間にわたり美しい仕上げ面を維持できる。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、離型材粉末の周囲への飛散を防ぐことが作業効率が上がり、また、液状離型材を打設コンクリートの上に設けることで、打設コンクリートの養生効果が離型材粉末に比べて向上し、打設コンクリートの強度低下や打設コンクリートのひび割れ発生を防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自然石様コンクリート製品の製造方法の製造工程を示すブロック図。
【図2】図1で作られた自然石様コンクリート製品の断面図。
【符号の説明】
1 自然石様コンクリート製品
2 路床
3 コンクリート層
4 着色剤
5 模様

Claims (2)

  1. 施工地表面にコンクリートを打設し、柔らかい状態の打設コンクリートの上に着色剤を設け、この着色剤の上に粉体を石油系溶剤または界面活性剤に混入した液状離型材を設け、この離型材の上に適宜の模様を有する弾性材製型を置き、この弾性材製型を押圧して柔らかい状態の打設コンクリートの表面に弾性材製型の模様を写し、打設コンクリートから弾性材製型を取り除いて打設コンクリートを硬化させることを特徴とする自然石様コンクリート製品の製造方法。
  2. 打設コンクリートを硬化させた後、打設コンクリートの表面に被覆材を設けることを特徴とする請求項1に記載の自然石様コンクリート製品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101045939B1 (ko) * 2010-11-30 2011-07-05 (주)신화엔지니어링종합건축사사무소 아트스톤의 시공방법

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