JPH07100837A - 自動車内装材の製造方法 - Google Patents
自動車内装材の製造方法Info
- Publication number
- JPH07100837A JPH07100837A JP24519493A JP24519493A JPH07100837A JP H07100837 A JPH07100837 A JP H07100837A JP 24519493 A JP24519493 A JP 24519493A JP 24519493 A JP24519493 A JP 24519493A JP H07100837 A JPH07100837 A JP H07100837A
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- Japan
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- mold
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表皮端末処理が適切に行われて外観のよい自
動車内装材を安価に量産できる表皮一体樹脂成形による
自動車内装材の製造方法を提供すること。 【構成】 端部周縁に端部折曲用のスライド型とクラン
プ機構が設けられた真空吸引用の雌型に表皮材をその周
縁が前記クランプ機構に保持された状態としてセットし
たうえ吸引圧を作用させて表皮材を雌型に形成された略
芯材厚相当の型凹部に密着させ、次いで、雌型を前進さ
せてカッタによる表皮材端部のトリミングを行うととも
に前記スライド型を前進させて表皮材端部を内向きに屈
曲し、次いで、雄型をその型面が前記スライド型の表皮
材支持面と略同一面となるまで前進させて該雄型と雌型
との間に形成されるキャビティ部に溶融合成樹脂材料を
注入して芯板の成形と同時に表皮材を芯板の表面から裏
面周縁にわたり接着一体化する。
動車内装材を安価に量産できる表皮一体樹脂成形による
自動車内装材の製造方法を提供すること。 【構成】 端部周縁に端部折曲用のスライド型とクラン
プ機構が設けられた真空吸引用の雌型に表皮材をその周
縁が前記クランプ機構に保持された状態としてセットし
たうえ吸引圧を作用させて表皮材を雌型に形成された略
芯材厚相当の型凹部に密着させ、次いで、雌型を前進さ
せてカッタによる表皮材端部のトリミングを行うととも
に前記スライド型を前進させて表皮材端部を内向きに屈
曲し、次いで、雄型をその型面が前記スライド型の表皮
材支持面と略同一面となるまで前進させて該雄型と雌型
との間に形成されるキャビティ部に溶融合成樹脂材料を
注入して芯板の成形と同時に表皮材を芯板の表面から裏
面周縁にわたり接着一体化する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表皮一体樹脂成形によ
る自動車内装材の製造方法に関するものである。
る自動車内装材の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】表皮一体樹脂成形による自動車内装材の
製造方法は多く見られるが、その端末処理が的確に行わ
れ難いために外観が損なわれる虞がある。また、特開平
２−２０３８９１号公報に見られるように表皮を予め所
定形状に成形し端末をカットしたうえ芯板成形型にセッ
トし、ここで芯板を成形することも行われているが、製
造工程が複雑なうえに位置決め制度が要求されるなど生
産性も悪く、さらに、端末での樹脂の滲みだしなどの不
具合が生ずるなどの問題点が残されている。
製造方法は多く見られるが、その端末処理が的確に行わ
れ難いために外観が損なわれる虞がある。また、特開平
２−２０３８９１号公報に見られるように表皮を予め所
定形状に成形し端末をカットしたうえ芯板成形型にセッ
トし、ここで芯板を成形することも行われているが、製
造工程が複雑なうえに位置決め制度が要求されるなど生
産性も悪く、さらに、端末での樹脂の滲みだしなどの不
具合が生ずるなどの問題点が残されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような問題点を解決し、表皮端末処
理が適切に行われて外観のよい表皮一体樹脂成形による
自動車内装材を安価に量産できる表皮一体樹脂成形によ
る自動車内装材の製造方法を提供しようとすることにあ
る。
するところは前記のような問題点を解決し、表皮端末処
理が適切に行われて外観のよい表皮一体樹脂成形による
自動車内装材を安価に量産できる表皮一体樹脂成形によ
る自動車内装材の製造方法を提供しようとすることにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明に係る自動車内装材の製造方法は、端部周縁
に端部折曲用のスライド型とクランプ部材が設けられた
真空吸引用の雌型に表皮材をその周縁が前記クランプ部
材に保持された状態としてセットしたうえ吸引圧を作用
させて表皮材を雌型に形成された略芯材厚相当の型凹部
に密着させ、次いで、雌型を前進させてカッタによる表
皮材端部のトリミングを行うとともに前記スライド型を
前進させて表皮材端部を内向きに屈曲し、次いで、雄型
をその型面が前記スライド型の表皮材支持面と略同一面
となるまで前進させて該雄型と雌型との間に形成される
キャビティ部に溶融合成樹脂材料を注入して芯板の成形
と同時に表皮材を芯板の表面から裏面周縁にわたり接着
一体化することを特徴とするものである。
した本発明に係る自動車内装材の製造方法は、端部周縁
に端部折曲用のスライド型とクランプ部材が設けられた
真空吸引用の雌型に表皮材をその周縁が前記クランプ部
材に保持された状態としてセットしたうえ吸引圧を作用
させて表皮材を雌型に形成された略芯材厚相当の型凹部
に密着させ、次いで、雌型を前進させてカッタによる表
皮材端部のトリミングを行うとともに前記スライド型を
前進させて表皮材端部を内向きに屈曲し、次いで、雄型
をその型面が前記スライド型の表皮材支持面と略同一面
となるまで前進させて該雄型と雌型との間に形成される
キャビティ部に溶融合成樹脂材料を注入して芯板の成形
と同時に表皮材を芯板の表面から裏面周縁にわたり接着
一体化することを特徴とするものである。
【０００５】
【実施例】次に、本発明を図面を参考にしつつ詳細に説
明する。図１において、１は吸引用細孔１ｂをもって吸
引源１ｃに連通された型凹部１ａを下向きとする昇降動
自在な真空吸引用の雌型であって、該雌型１の端部周縁
にはシリンダ２により進退動されて前進時に表皮材端部
を内向きに折曲するのスライド型３が設けられている。
４はスライド型３の後部下面にばね５を介して取付けら
れた支持板であって、該支持板４にはクランプ部材６が
駆動機構７により下方に垂下された状態と、内側に水平
に張出された状態の２態様をとるように設けられてお
り、また、スライド型３の中間部下面にはトリミング用
のカッタ８が設けられている。
明する。図１において、１は吸引用細孔１ｂをもって吸
引源１ｃに連通された型凹部１ａを下向きとする昇降動
自在な真空吸引用の雌型であって、該雌型１の端部周縁
にはシリンダ２により進退動されて前進時に表皮材端部
を内向きに折曲するのスライド型３が設けられている。
４はスライド型３の後部下面にばね５を介して取付けら
れた支持板であって、該支持板４にはクランプ部材６が
駆動機構７により下方に垂下された状態と、内側に水平
に張出された状態の２態様をとるように設けられてお
り、また、スライド型３の中間部下面にはトリミング用
のカッタ８が設けられている。
【０００６】９はスライド型３の直下に位置されるよう
にベース上に立設されているクランプ受け材であって、
該クランプ受け材９はバネ１０により常時上方に弾発さ
れている。１１はクランフ受け材９の内側においてベー
ス上に立設されている雄型であって、該雄型１１は前進
状態で雌型１が下降したときに型面がスライド型３の上
面である表皮材支持面と略同一面となるまで上昇し、雌
型１との間にキャビティ部が形成されるようになってい
る。
にベース上に立設されているクランプ受け材であって、
該クランプ受け材９はバネ１０により常時上方に弾発さ
れている。１１はクランフ受け材９の内側においてベー
ス上に立設されている雄型であって、該雄型１１は前進
状態で雌型１が下降したときに型面がスライド型３の上
面である表皮材支持面と略同一面となるまで上昇し、雌
型１との間にキャビティ部が形成されるようになってい
る。
【０００７】このように構成された装置を用いて自動車
内装材を製造するには、まず、図１に示すように、第１
工程として前記スライド型３に付設したクランプ部材６
に周縁がクランプされるように表皮材２１をセットした
うえ吸引源１ｃを駆動させて雌型１の型凹部１ａに吸引
圧を作用させれば、この表皮材２１は図２に示すように
雌型１の型凹部１ａの内面に吸引密着保持されて該型凹
部１ａに対応する所定の形状に成形される第２工程が終
了するから、次に、図３に示すごとく、雌型１をその下
部のスライド型３の下面にあるクランプ部材６がクラン
プ受け材９をバネ１０の弾発力に抗して下押されるまで
降下させれば、表皮材１の端部はスライド型３に付設し
たカッタ８により切断され所定寸法にトリミングされる
とともに、クランプが解かれた状態となる第３工程が終
了することとなる。
内装材を製造するには、まず、図１に示すように、第１
工程として前記スライド型３に付設したクランプ部材６
に周縁がクランプされるように表皮材２１をセットした
うえ吸引源１ｃを駆動させて雌型１の型凹部１ａに吸引
圧を作用させれば、この表皮材２１は図２に示すように
雌型１の型凹部１ａの内面に吸引密着保持されて該型凹
部１ａに対応する所定の形状に成形される第２工程が終
了するから、次に、図３に示すごとく、雌型１をその下
部のスライド型３の下面にあるクランプ部材６がクラン
プ受け材９をバネ１０の弾発力に抗して下押されるまで
降下させれば、表皮材１の端部はスライド型３に付設し
たカッタ８により切断され所定寸法にトリミングされる
とともに、クランプが解かれた状態となる第３工程が終
了することとなる。
【０００８】そこで、図４に示すごとく、第４工程とし
てシリンダ２を作動させてスライド型８を前進させれ
ば、クランプ部材６による端部のクランプが解かれてト
リミングされた表皮材２１の端部が内向きに折り曲げら
れるから、その後は図５に示すように、雄型１１をその
型面が前記スライド型３の表皮材支持面と略同一面とな
るまで上昇させて該雄型１１と雌型１との間に形成され
るキャビティ部に雄型１１の所要箇所に設けてある図示
しない材料供給孔を通じて溶融合成樹脂材料を注入する
第５工程を行えば、キャビティ部には芯板３１が成形さ
れると同時に表皮材２１が成形された芯板の表面から裏
面周縁にわたり全面的に接着一体化されることとなるか
ら、しかるのちに型開きして脱型すれば、図６に示すよ
うに表皮材２１が合成樹脂製の芯板に的確に接着一体化
された製品３１が得られることとなる。
てシリンダ２を作動させてスライド型８を前進させれ
ば、クランプ部材６による端部のクランプが解かれてト
リミングされた表皮材２１の端部が内向きに折り曲げら
れるから、その後は図５に示すように、雄型１１をその
型面が前記スライド型３の表皮材支持面と略同一面とな
るまで上昇させて該雄型１１と雌型１との間に形成され
るキャビティ部に雄型１１の所要箇所に設けてある図示
しない材料供給孔を通じて溶融合成樹脂材料を注入する
第５工程を行えば、キャビティ部には芯板３１が成形さ
れると同時に表皮材２１が成形された芯板の表面から裏
面周縁にわたり全面的に接着一体化されることとなるか
ら、しかるのちに型開きして脱型すれば、図６に示すよ
うに表皮材２１が合成樹脂製の芯板に的確に接着一体化
された製品３１が得られることとなる。
【０００９】なお、スライド型３と雄型１１とのクリア
ランスは、供給される溶融合成樹脂材料が流出しないよ
うに５／１００ｍｍ程度に設定し大きくても１０／１０
０ｍｍ以下に設定することが好ましく、また、溶融合成
樹脂材料の供給は雄型１１から供給するほか押出機等に
より直接キャビティに供給するなどこの種成形法に用い
られる供給手段でよく、さらに、真空吸引用の雌型１を
ポーラス体により構成してもよいことは勿論のこと、表
皮材端部を折り曲げるスライド型３もポーラス体により
構成するようにしてもよい。
ランスは、供給される溶融合成樹脂材料が流出しないよ
うに５／１００ｍｍ程度に設定し大きくても１０／１０
０ｍｍ以下に設定することが好ましく、また、溶融合成
樹脂材料の供給は雄型１１から供給するほか押出機等に
より直接キャビティに供給するなどこの種成形法に用い
られる供給手段でよく、さらに、真空吸引用の雌型１を
ポーラス体により構成してもよいことは勿論のこと、表
皮材端部を折り曲げるスライド型３もポーラス体により
構成するようにしてもよい。
【００１０】
【発明の効果】本発明は前記説明から明らかなように、
スライド型を巧みに利用することにより表皮端末処理が
適切に行われて外観のよい表皮一体樹脂成形による自動
車内装材を安価に量産できることとなる。また、表皮材
端部の折り返し部などの破れや皺或いは芯板となる溶融
合成樹脂材料の滲みだしも全くなくなるので、品質が向
上し商品価値が高められるとともに、歩留りも向上する
ことができる。さらに、一連の工程を連続的に行えるの
で複雑な手作業がなくなり生産性を著しく向上すること
ができる等の優れた効果が得られる。従って、本発明は
従来の表皮一体樹脂成形による自動車内装材の製造方法
の問題点を解決したものとして業界の発展に寄与すると
ころ極めて大きいものがある。
スライド型を巧みに利用することにより表皮端末処理が
適切に行われて外観のよい表皮一体樹脂成形による自動
車内装材を安価に量産できることとなる。また、表皮材
端部の折り返し部などの破れや皺或いは芯板となる溶融
合成樹脂材料の滲みだしも全くなくなるので、品質が向
上し商品価値が高められるとともに、歩留りも向上する
ことができる。さらに、一連の工程を連続的に行えるの
で複雑な手作業がなくなり生産性を著しく向上すること
ができる等の優れた効果が得られる。従って、本発明は
従来の表皮一体樹脂成形による自動車内装材の製造方法
の問題点を解決したものとして業界の発展に寄与すると
ころ極めて大きいものがある。
【図１】本発明方法の実施例の第１工程を説明する要部
の一部切欠正面図である。
の一部切欠正面図である。
【図２】本発明方法の実施例の第２工程を説明する要部
の断面図である。
の断面図である。
【図３】本発明方法の実施例の第３工程を説明する要部
の断面図である。
の断面図である。
【図４】本発明方法の実施例の第４工程を説明する要部
の断面図である。
の断面図である。
【図５】本発明方法の実施例の第５工程を説明する要部
の断面図である。
の断面図である。
【図６】本発明方法により製造された自動車用内装板の
要部の断面図である。
要部の断面図である。
１ 雌型 1a 型凹部 1b 吸引用細孔 1c 吸引源 ３ スライド型 ６ クランプ部材 ８ カッタ ９ クランプ受け材 11 雄型 21 表皮材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｌ 31:58
Claims (1)
- 【請求項１】 端部周縁に端部折曲用のスライド型とク
ランプ部材が設けられた真空吸引用の雌型に表皮材をそ
の周縁が前記クランプ部材に保持された状態としてセッ
トしたうえ吸引圧を作用させて表皮材を雌型に形成され
た略芯材厚相当の型凹部に密着させ、次いで、雌型を前
進させてカッタによる表皮材端部のトリミングを行うと
ともに前記スライド型を前進させて表皮材端部を内向き
に屈曲し、次いで、雄型をその型面が前記スライド型の
表皮材支持面と略同一面となるまで前進させて該雄型と
雌型との間に形成されるキャビティ部に溶融合成樹脂材
料を注入して芯板の成形と同時に表皮材を芯板の表面か
ら裏面周縁にわたり接着一体化することを特徴とする自
動車内装材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24519493A JPH07100837A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 自動車内装材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24519493A JPH07100837A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 自動車内装材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07100837A true JPH07100837A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17130025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24519493A Withdrawn JPH07100837A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 自動車内装材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07100837A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010054181A (ko) * | 1999-12-03 | 2001-07-02 | 임재원 | 내장재의 성형, 트리밍, 톱날절단 및 피어싱작업이 가능한금형 |
| KR100294533B1 (ko) * | 1999-04-20 | 2001-07-04 | 전성도 | 자동차의 발포층이 있는 엔.브이.에이치용 내장재의 성형방법및성형장치 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24519493A patent/JPH07100837A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100294533B1 (ko) * | 1999-04-20 | 2001-07-04 | 전성도 | 자동차의 발포층이 있는 엔.브이.에이치용 내장재의 성형방법및성형장치 |
| KR20010054181A (ko) * | 1999-12-03 | 2001-07-02 | 임재원 | 내장재의 성형, 트리밍, 톱날절단 및 피어싱작업이 가능한금형 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |