JPH07100548A - 対向液圧成形装置 - Google Patents

対向液圧成形装置

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JPH07100548A
JPH07100548A JP5252661A JP25266193A JPH07100548A JP H07100548 A JPH07100548 A JP H07100548A JP 5252661 A JP5252661 A JP 5252661A JP 25266193 A JP25266193 A JP 25266193A JP H07100548 A JPH07100548 A JP H07100548A
Authority
JP
Japan
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punch
hydraulic chamber
pressure
hydraulic
cylinder device
Prior art date
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Pending
Application number
JP5252661A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kishida
坦 岸田
Yoshihito Sakai
良仁 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Publication of JPH07100548A publication Critical patent/JPH07100548A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フレーム1の上下部に、ポンチ12および液圧
室14を有するダイ本体15を配置し、このダイ本体15の液
圧室14内に突出するピストン部を有するピストン体17を
配置し、ブランク材保持用の保持板体23を昇降させるホ
ルダー用シリンダー装置22およびダイ本体15をピストン
体17側に付勢する付勢用シリンダー装置26を具備し、か
つ液圧室14内の圧力が、ポンチ12の押し込み量に応じて
設定された設定圧力となるように、付勢用シリンダー装
置26の付勢力を調節する制御装置31を具備したものであ
る。 【効果】 ポンチが液圧室内に押し込まれた際に、ポン
チの押し込み量に応じて、付勢用シリンダー装置に作用
させる付勢力を大きくしてダイ本体を下方に押圧し、ブ
ランク材の保持力を弱めることができ、したがってブラ
ンク材自体に、割れ・しわなどが発生するのを防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば絞り成形などを
行うための対向液圧成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の対向液圧成形装置として
は、特公昭60−31600号公報に開示されたものが
ある。
【0003】この対向液圧成形装置は、図3に示すよう
に、スタンド101 内に、上から順番に、成形室102 が形
成されたユニット103 、金型リング104 、中間板105 、
アウターピストン106 、このアウターピストン106 を内
蔵するシリンダー107 とが配置されたものである。
【0004】そして、さらに金型リング104 内にはポン
チ111 が配置されるとともに、このポンチ111 を昇降さ
せるインナーピストン112 が配置されている。この構成
において、被加工材であるブランク材100 をプレスする
場合、金型リング104 の内周部に配置された内周支持部
材104aにブランク材100 を支持させるとともに、その上
面に所定厚さの膜材121 を配置する。すなわち、成形室
102 内に、膜材121 を介してブランク材100 が配置保持
されたことになる。
【0005】そして、この状態で、インナーピストン11
2 内部の液体室113 に所定圧力の液体を供給して、イン
ナーピストン112 を上昇させる。すると、ポンチ111 が
成形室102 内に突出して、金型リング104 の内周支持部
材104aに保持されたブランク材100 が所定形状に成形さ
れることになる。
【0006】また、このプレス機械には、成形室102 内
の圧力を、所望のタイプに応じて変化させるために、液
体室113 の圧力調節用の制御弁114 を調節するファンク
ションジェネレータ115 が設けられている。
【0007】なお、プレス加工時においては、成形室10
2 内にポンチ111 が入り込み、その容積が減少すること
になるが、この減少した容積分だけ、逆に、ユニット10
3 が下降することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構成によると、プレス成形時には、成形室102 内の圧力
が制御されているが、ブランク材100 の保持力は、その
成形圧力と同じ圧力であるため、ブランク材100 の保持
力を、例えば成形圧力に応じたものに制御することがで
きず、したがってブランク材100 の絞り込み量によって
は、ブランク材100 自体に割れ・しわなどが発生して、
良好な製品が得られないという問題があった。
【0009】そこで、本発明は上記問題を解消し得る対
向液圧成形装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の対向液圧成形装置は、フレームの上下いず
れかの一端側に、プレス用ポンチをプレス用シリンダー
装置を介して昇降自在に取り付け、フレームの他端側
に、液圧室を有するダイ部材を配置するとともに、この
ダイ部材を、内部に液圧室形成用のシリンダー室が形成
されたダイ本体と、このダイ本体のシリンダー室内に突
出するピストン部を有するピストン体とから構成し、フ
レーム側に、ブランク材保持用の保持部材を昇降させる
ホルダー用シリンダー装置を設けるとともに、上記ダイ
本体をピストン体側に付勢する付勢用シリンダー装置を
設け、かつ上記液圧室内の圧力が、プレス用ポンチの押
し込み量に応じて設定された設定圧力となるように、上
記付勢用シリンダー装置の付勢力を調節する制御装置を
設けたものである。
【0011】
【作用】上記の構成によると、液圧成形時に、プレス用
ポンチが液圧室内に押し込まれた際に、プレス用ポンチ
の押し込み量に応じて、付勢用シリンダー装置に作用さ
せる付勢力を大きくしてダイ本体を下方に押圧し、ブラ
ンク材の保持力を弱めるようにしているため、ブランク
材の周縁部の保持力は、液圧室内に発生する液圧による
そのままの押付力ではなく、適正なものとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例における対向液圧成
形装置を図1および図2に基づき説明する。
【0013】図1において、1はベッド部2と、クラウ
ン部3と、これら両者を連結するコラム部4とからなる
正面視矩形状のフレームで、その中央部が作業用空間部
5とされている。
【0014】上記クラウン部3には、プレス用シリンダ
ー装置11が鉛直方向で取り付けられるとともに、その
ロッド部11aの先端である下端部には、プレス用のポ
ンチ部材12が設けられている。
【0015】上記ベッド部2には、中央に液圧室14を
有するダイ部材13が配置され、またこのダイ部材13
は、液圧室14を構成する円柱状のシリンダー室16が
中央に形成されたダイ本体15と、このダイ本体15の
下方に配置されるとともにそのシリンダー室16内に嵌
入するピストン部18を有するピストン体17とから構
成されている。
【0016】上記クラウン部3には、ダイ本体15の周
縁部上に載置されたブランク材Aを保持するためのブラ
ンクホルダー装置21が設けられている。このブランク
ホルダー装置21は、クラウン部3におけるプレス用シ
リンダー装置11の両側部に配置された複数個のホルダ
ー用シリンダー装置22と、これらホルダー用シリンダ
ー装置22のロッド部22aの先端である下端部に連結
されるとともにダイ本体15の周縁部の上面に載置され
たブランク材Aを保持するための環状の保持板体(保持
部材の一例で、ブランクホルダーともいう)23とから
構成されている。
【0017】また、上記ベッド部2には、ダイ本体15
を下方に押圧してブランク材Aの保持力を調節するため
の保持力調節装置25が配置されている。この保持力調
節装置25は、ベッド部2側に設けられた付勢用シリン
ダー装置26と、この付勢用シリンダー装置26のロッ
ド部26aの先端である下端部に取り付けられたフラン
ジ部材27と、このフランジ部材27とダイ本体15の
周縁部とを連結する連結部材28とから構成されてい
る。
【0018】さらに、上記各シリンダー装置11,2
2,26を制御するとともに、ポンチ12の押し込み量
に応じて、上記ダイ本体15に、下方への付勢力を作用
させてブランク材Aの保持力を調節するための制御装置
31が具備されている。
【0019】すなわち、この制御装置31は、液圧室1
4内の圧力が、ポンチ12の押し込み位置に応じて、予
め設定された圧力となるように設定圧力信号を出力する
主制御部32と、この主制御部32からの設定圧力信号
を入力するとともに、この入力された設定圧力信号に基
づいて上記付勢用シリンダー装置26の付勢力を制御す
る副制御部33と、上記付勢用シリンダー装置26の油
圧配管41途中から分岐された油圧逃がし管42途中に
設けられるとともに副制御部33からの制御信号により
制御される電磁比例式のリリーフ弁43と、上記液圧室
13内の圧力を検出するとともにこの検出圧力値を上記
副制御部33に出力する圧力検出器44とから構成され
ており、また上記副制御部33においては、主制御部3
2からの送られてきた設定圧力信号がリリーフ弁43に
が出力されるとともに、圧力検出器44から入力された
圧力値が、設定圧力にフィードバックされるようにして
いる。なお、上記主制御部32は、他の各シリンダー装
置11,22などの制御も行うようにしている。
【0020】したがって、上記対向液圧成形装置によ
り、ブランク材を液圧(例えば、水圧)により成形する
場合、図1に示すように、ダイ本体15の上面にブラン
ク材Aを載置した後、ホルダー用シリンダー装置22に
より、ブランクホルダー装置21の保持板体23を下降
させて、ブランク材Aの周縁部を保持する。
【0021】次に、図2に示すように、プレス用シリン
ダー装置11により、ポンチ12を下降させて、ブラン
ク材Aを液圧室14内に押圧して、液圧成形する。そし
て、この時、ポンチ12の液圧室14内への下降(押し
込み)に伴い、液体量が不変であるため、ピストン体1
7に対してダイ本体15が上昇することになる。
【0022】この上昇時に、液圧室14内の液体の圧力
が高くなるが、ポンチ12の下降位置(押し込み量)に
応じた適正な液圧室14内の圧力値が、設定圧力信号と
して主制御部32から副制御部33に出力される。そし
て、この設定圧力信号に基づいて、油圧逃がし管42途
中のリリーフ弁43に制御信号が出力されて、付勢用シ
リンダー装置26の付勢力が制御され、液圧室14内の
圧力が設定圧力となるように調節される。
【0023】すなわち、ポンチ12の下降により、液圧
室14内の液体が圧縮され、その圧力でもって、ダイ本
体15を上昇させるが、その時の液圧室14内の液体の
圧力は、付勢用シリンダー装置26の付勢力に比例した
ものとなり、したがって副制御部33により、ポンチ1
2の押し込み量に応じて、ブランク材Aの周縁部の保持
力が最も適正な値となるように、リリーフ弁43が制御
される。例えば、ブランク材Aの保持力がポンチ12の
押し込み量に応じて緩められ、ブランク材Aの周縁部に
割れ・しわなどが発生するのが防止される。
【0024】また、上述したように、液圧室14内の圧
力は、圧力検出器44により検出されるとともに、この
検出圧力値が副制御部33に入力されて、フィードバッ
ク制御が行われている。
【0025】このように、液圧成形時に、ポンチ12が
液圧室14内に押し込まれた際に、ポンチ12の下降
量、すなわち押し込み量に応じて、付勢用シリンダー装
置26の付勢力を大きくして、ダイ本体15を下方に押
圧し、ブランク材Aの保持力を弱めるようにしたので、
ブランク材Aの周縁部の保持力は、従来のように、液圧
室14内に発生する液圧によるそのままの押付力ではな
く、適正な保持力となる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、液
圧成形時に、プレス用ポンチが液圧室内に押し込まれた
際に、プレス用ポンチの押し込み量に応じて、付勢用シ
リンダー装置に作用させる付勢力を大きくしてダイ本体
を下方に押圧し、ブランク材の保持力を弱めるようにし
たので、ブランク材の周縁部の保持力は、従来のよう
に、液圧室内に発生する液圧によるそのままの押付力で
はなく、適正な保持力にすることができ、したがってブ
ランク材自体に、割れ・しわなどが発生するのを防止す
ることができ、良好な製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における対向液圧成形装置の
要部破断正面図である。
【図2】同実施例における対向液圧成形装置の要部破断
正面図である。
【図3】従来例における対向液圧成形装置の要部破断正
面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ベッド部 3 クラウン部 11 プレス用シリンダー装置 12 ポンチ 13 ダイ部材 14 液圧室 15 ダイ本体 21 ブランクホルダー装置 22 ホルダー用シリンダー装置 25 保持力調節装置 26 付勢用シリンダー装置 31 制御装置 32 主制御部 33 副制御部 43 リリーフ弁 44 圧力検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームの上下いずれかの一端側に、プレ
    ス用ポンチをプレス用シリンダー装置を介して昇降自在
    に取り付け、フレームの他端側に、液圧室を有するダイ
    部材を配置するとともに、このダイ部材を、内部に液圧
    室形成用のシリンダー室が形成されたダイ本体と、この
    ダイ本体のシリンダー室内に突出するピストン部を有す
    るピストン体とから構成し、フレーム側に、ブランク材
    保持用の保持部材を昇降させるホルダー用シリンダー装
    置を設けるとともに、上記ダイ本体をピストン体側に付
    勢する付勢用シリンダー装置を設け、かつ上記液圧室内
    の圧力が、プレス用ポンチの押し込み量に応じて設定さ
    れた設定圧力となるように、上記付勢用シリンダー装置
    の付勢力を調節する制御装置を設けたことを特徴とする
    対向液圧成形装置。
JP5252661A 1993-10-08 1993-10-08 対向液圧成形装置 Pending JPH07100548A (ja)

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