JP2941181B2 - 対向液圧成形装置 - Google Patents

対向液圧成形装置

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JP2941181B2
JP2941181B2 JP6295435A JP29543594A JP2941181B2 JP 2941181 B2 JP2941181 B2 JP 2941181B2 JP 6295435 A JP6295435 A JP 6295435A JP 29543594 A JP29543594 A JP 29543594A JP 2941181 B2 JP2941181 B2 JP 2941181B2
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祐司 松本
良仁 酒井
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄板などのブランクを
絞り加工して自動車部品や電気部品、航空機部品などを
成形する対向液圧成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】対向液圧プレス装置では、ポンチとブラ
ンクホルダー間の隙間で、素材が逆張出を起こすが、こ
の逆張出は、たとえば日本機械学会論文集(第3部
(要)30巻214号(昭和39年6月)第724頁〜
第725頁で、左欄の6.油圧作用の一側面において、
「本法の特徴を発揮させ、良好な絞り結果を得る為の指
針として、すでに次の3要目が指摘されている。」とあ
る(3)項目に「ダイスの圧力室に初圧を与え、材料に
いわゆる『逆張出』をさせて、これにより絞り比の向上
を期待すること」と記載されている。また、実公昭57
−3622号公報には、逆張出量を一定にするため、ブ
ランクホルダーに一定の湾曲部を設けることが提案され
ている。なお、既に提案されている特公昭57−780
9号公報の成形方法にも同じことが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
絞り比の向上を目的として逆張出をさせる場合、製品を
まず成形し、破断の有無やしわの状況を観察し、ストロ
ークに対するしわ押さえ力、発生液圧を設定する必要が
あるが、素材材質のバラツキや、潤滑状態により、同一
の設定であっても製品の良否が発生する。また、後者の
ように、ブランクホルダーに湾曲部を形成したのでは、
上記の諸条件が変化すれば、逆張出の効果が生じないこ
とがある。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、逆張出
を有効に利用して絞り比を向上させ、破断やしわのない
良好な製品を安定して生産することができる対向液圧成
形装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の対向液圧成形装置は、フレームの一端側に
配置されて液圧室を形成する筒体上にダイを配置し、フ
レームの他端側に、ダイ上のブランク材の周縁を保持す
るブランクホルダー装置を設けるとともに、プレス用ポ
ンチを駆動してブランク材を液圧室内に押込可能なプレ
ス用シリンダ装置を設け、プレス用ポンチによりブラン
ク材を液圧室に押し込んだ時にその初圧によりブランク
材に生じる逆張出量を検出する逆張出量検出器を設け、
この逆張出量検出器の検出値に基づいて液圧室の液圧を
制御する制御装置を設けたものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、逆張出量検出器の検出値に
基づいて液圧室の液圧を制御することにより、ブランク
材の素材材質のバラツキや潤滑状態が変化することがあ
っても、逆張出量を一定に保持できるので、常に逆張出
を有効に利用して絞り比を向上させ、破断やしわのない
良好な製品を生産することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る対向液圧成形装置の一実
施例を図面に基づいて説明する。フレーム1のベッド部
1a上には、液圧室2を形成する筒体3が設置され、こ
の筒体3の上面開口部に臨んでダイ4が設けられてい
る。一方、フレーム1のクラウン部1bには、プレス用
ポンチ5を昇降自在に支持するプレス用シリンダ装置6
が設置されるとともに、ホールドシリンダ装置7Aによ
りホールド部材7Bを介してダイ4上のブランク材Wの
周縁を押圧保持するブランクホルダー装置7が設けられ
ている。
【0008】前記ブランクホルダー装置7のホールド部
材7Bには、底面と内面のコーナー部に逆張出をスムー
ズに行うために小径のアール部7aが形成され、また内
面部にブランク材Wの逆張出量βを検出するための複数
の逆張出量検出器8が配置されて、検出値が制御装置9
に入力されるように構成されている。この逆張出量検出
器8にはレーザー式変位計などの無接触式が好ましい
が、接触式歪み変位計であってもよい。前記液圧室2に
は、液圧室2に液体を供給する液体供給管11と、リリ
ーフ弁12が介在されて液圧室2の液圧を制御する液体
排出管13とが接続されるとともに、液圧室2の液圧を
検出する圧力検出器14が設けられている。そして、前
記逆張出量検出器8の検出信号と圧力検出器14からの
検出信号とに基づいて制御装置9から出力される操作信
号により、リリーフ弁12が操作されて液圧室2の液圧
を制御し、ブランク材Wの逆張出量βが一定になるよう
に構成されている。
【0009】前記プレス用シリンダ装置6には、制御装
置9の信号によりプレス用油圧供給装置15から所定圧
の油圧が供給されてプレス用ポンチ5が起動され、また
ホールドシリンダ装置7Aには制御装置9の信号により
ホールド用油圧供給装置16から所定圧の油圧が供給さ
れてブランク材Wを適性圧で保持するように構成されて
いる。
【0010】上記構成において、ダイ4上にブランク材
Wが配置され、ブランクホルダー装置7によりブランク
材Wの周縁が押圧されて保持されると、プレス用油圧供
給装置15からプレス用シリンダ装置6に油圧が供給さ
れてプレス用ポンチ5が下降され、ブランク材Wを液圧
室2側に押し込む。すると、液圧室2の初圧の作用でプ
レス用ポンチ5の押込部周縁でブランク材Wに逆張出が
生じ、この逆張出量βが逆張出量検出器8により検出さ
れて制御装置9に入力される。制御装置9では、この検
出値と予め設定器17から入力された基準逆張出量とを
比較し、逆張出量βが基準逆張出量より大きい場合に
は、リリーブ弁12に開信号を出力して圧力室2内の液
圧を減少させ、反対に逆張出量βが基準逆張出量より小
さい場合には、リリーブ弁12に閉信号を出力し圧力室
2内の液圧の減圧量を少なくして増圧することにより、
逆張出量βを適性範囲内となるように制御する。さらに
プレス用ポンチ5が液圧室2内に押し込まれてプレス加
工が続行され、下死点で終了する。
【0011】上記実施例によれば、逆張出量検出器8の
検出値に基づいて液圧室2の液圧を制御することによ
り、ブランク材Wの素材材質のバラツキや潤滑状態が変
化することがあっても、各ブランク材W毎に逆張出量β
を適性範囲内に保持することができるので、逆張出を有
効に利用して絞り比を向上させ、破断やしわのない良好
な製品を安定して生産することができる。
【0012】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の対向液圧成
形装置によれば、ブランク材の素材材質のバラツキや潤
滑状態が変化することがあっても、逆張出量検出器の検
出値に基づいて液圧室の液圧を制御することにより、各
ブランク材ごとに逆張出量を一定に保持できるので、常
に逆張出を有効に利用して絞り比を向上させ、破断やし
わのない良好な製品を安定して生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る対向液圧成形装置の一実施例を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
W ブランク材 β 逆張出量 1 フレーム 2 液圧室 3 筒体 4 ダイ 5 プレス用ポンチ 6 プレス用シリンダ装置 7 ブランクホルダー装置 7A ホールドシリンダ装置 7B ホールド部材 8 逆張出量検出器 9 制御装置 12 リリーフ弁 13 液体排出管 14 圧力検出器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−146427(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 22/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームの一端側に配置されて液圧室を形
    成する筒体上にダイを配置し、フレームの他端側に、ダ
    イ上のブランク材の周縁を保持するブランクホルダー装
    置を設けるとともに、プレス用ポンチを駆動してブラン
    ク材を液圧室内に押込可能なプレス用シリンダ装置を設
    け、プレス用ポンチによりブランク材を液圧室に押し込
    んだ時にその初圧によりブランク材に生じる逆張出量を
    検出する逆張出量検出器を設け、この逆張出量検出器の
    検出値に基づいて液圧室の液圧を制御する制御装置を設
    けたことを特徴とする対向液圧成形装置。
JP6295435A 1994-11-30 1994-11-30 対向液圧成形装置 Expired - Fee Related JP2941181B2 (ja)

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JP2006315048A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Toyota Motor Corp 液圧成形装置
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