JPH069960A - 強誘電性液晶組成物及び液晶表示素子 - Google Patents

強誘電性液晶組成物及び液晶表示素子

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JPH069960A
JPH069960A JP18762392A JP18762392A JPH069960A JP H069960 A JPH069960 A JP H069960A JP 18762392 A JP18762392 A JP 18762392A JP 18762392 A JP18762392 A JP 18762392A JP H069960 A JPH069960 A JP H069960A
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JP
Japan
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liquid crystal
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fluoro
chiral compound
ferroelectric liquid
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Withdrawn
Application number
JP18762392A
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English (en)
Inventor
Kazumori Minami
一守 南
Mitsuyoshi Ichihashi
光芳 市橋
Takami Onaka
貴美 大仲
Takahiro Ishizuka
孝宏 石塚
Kazunori Nigorikawa
和則 濁川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速応答が可能な強誘電性液晶組成物、及び
これを用いた液晶表示素子を提供する。 【構成】 キラル化合物及び非キラル化合物を含む強誘
電性液晶組成物であって、該キラル化合物が一般式
(I): 【化1】 (但しA、B、Cは独立に芳香族炭化水素、脂環式炭化
水素又は複素環を表す)で表されるキラル化合物を含有
し、そして非キラル化合物が一般式(II): 【化2】 (但しR4 及びR5 は独立に炭素数1〜16のアルキル
基を表す)で表される非キラル化合物を含有する強誘電
性液晶組成物。この強誘電性液晶組成物を封入した液晶
表示素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大面積、高密度、高速
度表示に適した強誘電性液晶組成物に関し、特に応答速
度の大きい強誘電性液晶表示素子に使用するために適し
た強誘電性液晶組成物、及びこの強誘電性液晶組成物を
用いた液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子の表示方式として現在広く
実用化されている代表的なものとしてねじれネマチック
(TN)型を挙げることができる。このTN型は、ネマ
チック液晶相を利用する方式で、ディスプレイに用いた
場合CRT(Cathode Ray Tube)などの表示方式と比較し
て応答速度が遅い、視野角特性に劣る等の問題がある。
このため、ディスプレイに対しては、限定した用途にし
か向けられなかった。
【0003】最近、表面安定化強誘電性液晶素子がクラ
ークとラガーウォル(Clark,Lagerwall , 特公昭63−
22287号公報、米国特許第4,367,924号明
細書等)により提案されている。この素子は、偏光板と
組み合わされたギャップ2μm程度の基板にはさまれた
強誘電性液晶が、印加電界の極性に応じてその分子長軸
の方位を変更することにより透過光量を制御するもの
で、高速な応答性と双安定性を示すことが特長である。
しかも、視野角特性においても優れているので、この素
子は、大容量高密度表示素子としての広い利用が期待さ
れている。
【0004】上記強誘電性液晶は、液晶相の一つとし
て、キラルスメクチックC(以下、Sc* と省略する)
相を有する。強誘電性液晶を表示素子として使用するに
は、幅広いSc* 相を有している(実用可能な温度範囲
を拡大する)こと、高速で応答すること、また表示時の
良好なコントラストを得るには双安定性が良好なこと及
び良好な配向性を示すこと等多くの特性が要求される。
【0005】上記表示素子に要求される特性の内、幅広
いSc* 相は液晶化合物の混合により改善が試みられて
おり、このような組成物の調製方法としては、例えば、
強誘電性を示さないスメクチックC(以下、Scと省略
する)相を示す液晶化合物もしくは液晶混合物(以下、
ベース液晶という)に光学活性化合物を添加する方法が
知られている(Mol. Cryst. Liq. Cryst. 、89巻、 327
(1982)) 。ここでは、Sc相を示すベース液晶の成分と
しては、フェニルベンゾエート系、シッフ塩基系、ビフ
ェニル系、フェニルピリミジン系、フェニルピリジン系
等の液晶化合物が用いられている。
【0006】強誘電性液晶に於いては、応答時間は自発
分極値に逆比例すること、即ち、応答速度を高くするた
めには自発分極値を増加させることが有効であることが
知られている。光学活性である化合物は、強誘電性液晶
組成物の一成分として使用したとき、この組成物の自発
分極を発現させる役割を担っており、強誘電性液晶組成
物の自発分極を増加させるために有効な光学活性な化合
物(キラル化合物)の開発が行われている。このような
キラル化合物は、同時にキラルネマチック(以下、N*
と省略する)相やSc* 相に於いて螺旋を形成する性質
を有している。強誘電性液晶表示素子に於いては配向膜
を用いて液晶分子を単一方向に配向させる必要性がある
ことからN* 相及びSc* 相に於ける螺旋のピッチは長
い方が望ましい。
【0007】ところで、大きな自発分極を発現させるた
めに有効な化合物の中には、形成する螺旋のピッチを極
度に短くするものがある。そこで、このような化合物を
使うときには、自発分極を減少させることなく螺旋のピ
ッチを長くするような添加剤(以下、ピッチキャンセル
剤と言うことがある)を液晶組成物に添加することが行
われている。ピッチキャンセル剤は、(1)自発分極を
発現させる化合物と同じ方向の自発分極を有するか、又
は自発分極を発現しないこと、(2)自発分極を発現さ
せる化合物が形成する螺旋とは逆向きの螺旋を形成する
こと、(3)螺旋のピッチができる限り短いこと、
(4)液晶組成物の相転位に悪影響を与えないこと等の
物性を有するものであることが望ましい。従来、ピッチ
キャンセル剤として光学活性2−メチルブチル基を有す
る化合物が提案されている(例えば、特開昭63−26
7763号公報参照)が、必ずしも十分に満足できるも
のでは無かった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高速
応答が可能な強誘電性液晶組成物、特にセル厚さの薄い
液晶表示素子に於いても高速応答が可能な強誘電性液晶
組成物、及びこれを用いた液晶表示素子を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、キラル化
合物及び非キラル化合物を含む強誘電性液晶組成物の、
キラル化合物成分として特定のキラル化合物を含有する
成分を使用し、且つ非キラル化合物成分として特定の非
キラル化合物を含有する成分を使用することにより上記
の目的が達成できることを見出し、本発明を完成した。
【0010】本発明は、キラル化合物及び非キラル化合
物を含む強誘電性液晶組成物であって、該キラル化合物
が一般式(I):
【0011】
【化3】
【0012】[但し、A、B及びCは、それぞれ独立
に、ハロゲン原子又はシアノ基で置換されていてもよい
二価の芳香族炭化水素基、二価の脂環式炭化水素基又は
二価の複素環基を表わし、X及びYは、それぞれ独立
に、−CH2 O−、−OCH2 −、−COO−、−OC
O−、−CH=CH−又は−C≡C−を表し、R1 は、
ハロゲン原子で置換されていてもよい直鎖又は分岐のア
ルキル基又はアルコキシ基を表し(但し、隣接しないメ
チレン基の一つ以上が、O、S又はCOで置換されてい
てもよい)、R2 は、置換されていてもよいアルキル基
又はアルケニル基を表し、n、p及びqはそれぞれ独立
に0又は1を表し(但し、n=0のときq=0であ
る)、mは、3〜11の整数を表し、*は不斉炭素原子
を表す。]で表されるキラル化合物を含有し、そして該
非キラル化合物が一般式(II):
【0013】
【化4】
【0014】[但し、R4 及びR5 は、それぞれ独立
に、炭素数1〜16の直鎖又は分岐のアルキル基を表
す]で表される非キラル化合物を含有することを特徴と
する強誘電性液晶組成物である。
【0015】他の本発明は、少なくとも透明電極及び配
向膜がこの順で設けられた基板二枚を、配向膜同士が対
面するように配設し、配向膜の間の空隙に液晶を封入し
てなる液晶表示素子に於いて、該液晶が本発明の強誘電
性液晶組成物であり、該配向膜の、該強誘電性液晶組成
物のSA 相でのプレティルト角が5度以上であり、少な
くとも一方の該基板の透明電極と配向膜との間に、比誘
電率が5以上である絶縁層が設けられていることを特徴
とする液晶表示素子である。
【0016】本発明の好適な実施態様は下記の通りであ
る。 (1)一般式(I)で表されるキラル化合物が、一般式
(III ):
【0017】
【化5】
【0018】[但し、A、B及びCは、それぞれ独立
に、ハロゲン原子又はシアノ基で置換されていてもよい
二価の芳香族炭化水素基、二価の脂環式炭化水素基又は
二価の複素環基を表わし、X及びYは、それぞれ独立に
−CH2 O−、−OCH2 −、−COO−、−OCO
−、−CH=CH−又は−C≡C−を表し、R2 及びR
3は、それぞれ独立に、置換されていてもよいアルキル
基又はアルケニル基を表し、n、p及びqはそれぞれ独
立に0又は1を表し(但し、n=0のときq=0であ
る)、m及びm1は、それぞれ独立に3〜11の整数を
表し、*は不斉炭素原子を表す。]で表されるキラル化
合物であることを特徴とする上記の強誘電性液晶組成物
及び液晶表示素子。
【0019】2)上記強誘電性液晶組成物中の一般式
(I)で表されるキラル化合物の含有量が、3〜40重
量%であることを特徴とする上記の強誘電性液晶組成物
及び液晶表示素子。
【0020】3)上記強誘電性液晶組成物中の一般式
(II)で表される非キラル化合物の含有量が、5〜50
重量%であることを特徴とする上記の強誘電性液晶組成
物及び液晶表示素子。
【0021】先ず、上記一般式(I)で表されるキラル
化合物[以下、キラル化合物(I)と言うことがある]
について説明する。一般式(I)において、A、B及び
Cは、それぞれ独立に、ハロゲン原子又はシアノ基で置
換されていてもよい二価の芳香族炭化水素基、二価の脂
環式炭化水素基又は二価の複素環基を表わす。このハロ
ゲン原子としてはフッ素原子が好ましい。またA、B及
びCが置換基を有するものである場合、置換基の数は1
〜2個であることが好ましい。二価の芳香族炭化水素基
としては例えば1,4−フェニレン基、2,6−ナフチ
レン基が好ましく、二価の脂環式炭化水素基としては例
えば1,4−シクロヘキシレン基が好ましい。また、二
価の複素環基としては、炭素原子以外に1個以上の窒素
原子を含む(好ましくは6員環の)複素環基が好まし
く、例えば、2,5−ピリミジニレン基、2,5−ピリ
ジニレン基、3,6−ピリジニレン基、2,5−ピラジ
ニレン基、3,6−ピリダジニレン基、3,6−テトラ
ジニレン基、1,2,4−トリアジン−3,6−イレン
基等を好ましい例として挙げることができる。
【0022】R1 は、ハロゲン原子で置換されていても
よい直鎖又は分岐のアルキル基又はアルコキシ基を表
し、好ましくは、置換基を有しないか又は1〜2個のハ
ロゲン原子(好ましくはフッ素原子)で置換された、炭
素数1〜20の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルコキ
シ基である。また、R1 で表されるアルキル基又はアル
コキシ基の隣接しないメチレン基の一つ以上が、O、S
又はCOで置換されていてもよい。R1 で表される基と
して好ましい例としては、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、ウンデシ
ル、7−メトキシヘプチル、8−メトキシオクチル、1
0−メトキシデシル、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、
デシルオキシ、ドデシルオキシ、ウンデシルオキシ、7
−メトキシヘプチルオキシ、8−メトキシオクチルオキ
シ、10−メトキシデシルオキシ、7−メチルオクチ
ル、8−メチルノニル、9−メチルデシル、7−エチル
ノニル、7−メチルオクチルオキシ、8−メチルノニル
オキシ、オクチルチオ、ノニルチオ、7−メチルオクチ
ルチオ、ノナノイル等を挙げることができる。更に、R
1 は、下記式(I−1):
【0023】
【化6】
【0024】(式中、R3 は置換されていてもよいアル
キル基又はアルケニル基を表し、m1は3〜11の整数
を表し、*は不斉炭素原子を表す)で表される基であっ
てもよい。
【0025】R2 は、置換されていてもよいアルキル基
又はアルケニル基を表し、好ましくは置換されていない
か又はハロゲン原子(好ましくはフッ素原子)等で置換
された炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜4のア
ルケニル基を表す。R2 で表される基として特に好まし
いものは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ビ
ニル、アリル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリ
フルオロエチル等である。また、p及びqは0であるこ
とが好ましい。
【0026】好ましいキラル化合物(I)の一つは、前
記一般式(III )で表されるキラル化合物[以下、キラ
ル化合物(II)と言うことがある]、即ち一般式(I)
に於けるR1 が前記式(I−1)で表される基であるキ
ラル化合物である。
【0027】一般式(III )に於いて、A、B、C、
X、Y、R2 、n、p、q及びmは、一般式(I)につ
いて説明したことと同様である。また、R3 で表される
基として特に好ましいものは、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチル、ビニル、アリル、トリフルオロメチ
ル、2,2,2−トリフルオロエチル等である。
【0028】上記キラル化合物(I)[キラル化合物
(II)を含む]は、下記の反応式(A)に示す合成経路
により合成することができる。
【0029】
【化7】
【0030】[反応式(A)に於いて、A、B、C、
X、Y、R1 、R2 、n、p、q及びmは、一般式
(I)に於いて定義したことと同じである]。
【0031】即ち、光学活性エピクロロヒドリン(1)
を沃化銅の存在下にアルコキシアルキルマグネシウムブ
ロミド(2)と反応させて光学活性化合物(3)を合成
し、光学活性化合物(3)を塩基を用いて脱水反応させ
て光学活性エポキシ化合物(4)を合成し、光学活性エ
ポキシ化合物(4)にフッ化水素ピリジンを反応させて
光学活性フルオロアルコール化合物(5)を合成する。
化合物(5)をp−トルエンスルホン酸クロリド(Ts
Cl)と反応させてトシレート化合物(6)を合成した
後、化合物(6)を化合物(7)と反応させてキラル化
合物(I)を合成する。また、R2 とR3 とが同じであ
りmとm1とが同じである一般式(III)で表されるキ
ラル化合物(II)を合成する場合には、化合物(7)の
代わりにHO−A−(X)p−B−(Y)q−(C)n−OH
で表されるジオール化合物を使用してもよい。
【0032】上記反応で使用することができる化合物
(5)として、例えば下記のような化合物を挙げること
ができる。 2−フルオロ−5−メトキシ−1−ペンタノール 2−フルオロ−5−エトキシ−1−ペンタノール 2−フルオロ−5−ビニルオキシ−1−ペンタノール 2−フルオロ−5−アリルオキシ−1−ペンタノール 2−フルオロ−5−プロピルオキシ−1−ペンタノール 2−フルオロ−5−(1−メチルエチルオキシ)−1−
ペンタノール 2−フルオロ−5−n−ブチルオキシ−1−ペンタノー
ル 2−フルオロ−5−(2−メチルプロピルオキシ)−1
−ペンタノール 2−フルオロ−5−(1−メチルプロピルオキシ)−1
−ペンタノール 2−フルオロ−5−(1,1−ジメチルエチルオキシ)
−1−ペンタノール 2−フルオロ−5−(トリフルオロメチルオキシ)−1
−ペンタノール 2−フルオロ−5−(2,2,2−トリフルオロエチル
オキシ)−1−ペンタノール
【0033】 2−フルオロ−6−メトキシ−1−ヘキサノール 2−フルオロ−6−エトキシ−1−ヘキサノール 2−フルオロ−6−ビニルオキシ−1−ヘキサノール 2−フルオロ−6−アリルオキシ−1−ヘキサノール 2−フルオロ−6−プロピルオキシ−1−ヘキサノール 2−フルオロ−6−(1−メチルエチルオキシ)−1−
ヘキサノール 2−フルオロ−6−n−ブチルオキシ−1−ヘキサノー
ル 2−フルオロ−6−(2−メチルプロピルオキシ)−1
−ヘキサノール 2−フルオロ−6−(1−メチルプロピルオキシ)−1
−ヘキサノール 2−フルオロ−6−(1,1−ジメチルエチルオキシ)
−1−ヘキサノール 2−フルオロ−6−(トリフルオロメチルオキシ)−1
−ヘキサノール 2−フルオロ−6−(2,2,2−トリフルオロエチル
オキシ)−1−ヘキサノール
【0034】 2−フルオロ−7−メトキシ−1−ヘプタノール 2−フルオロ−7−エトキシ−1−ヘプタノール 2−フルオロ−7−ビニルオキシ−1−ヘプタノール 2−フルオロ−7−アリルオキシ−1−ヘプタノール 2−フルオロ−7−プロピルオキシ−1−ヘプタノール 2−フルオロ−7−(1−メチルエチルオキシ)−1−
ヘプタノール 2−フルオロ−7−n−ブチルオキシ−1−ヘプタノー
ル 2−フルオロ−7−(2−メチルプロピルオキシ)−1
−ヘプタノール 2−フルオロ−7−(1−メチルプロピルオキシ)−1
−ヘプタノール 2−フルオロ−7−(1,1−ジメチルエチルオキシ)
−1−ヘプタノール 2−フルオロ−7−(トリフルオロメチルオキシ)−1
−ヘプタノール 2−フルオロ−7−(2,2,2−トリフルオロエチル
オキシ)−1−ヘプタノール
【0035】 2−フルオロ−8−メトキシ−1−オクタノール 2−フルオロ−8−エトキシ−1−オクタノール 2−フルオロ−8−ビニルオキシ−1−オクタノール 2−フルオロ−8−アリルオキシ−1−オクタノール 2−フルオロ−8−プロピルオキシ−1−オクタノール 2−フルオロ−8−(1−メチルエチルオキシ)−1−
オクタノール 2−フルオロ−8−n−ブチルオキシ−1−オクタノー
ル 2−フルオロ−8−(2−メチルプロピルオキシ)−1
−オクタノール 2−フルオロ−8−(1−メチルプロピルオキシ)−1
−オクタノール 2−フルオロ−8−(1,1−ジメチルエチルオキシ)
−1−オクタノール 2−フルオロ−8−(トリフルオロメチルオキシ)−1
−オクタノール 2−フルオロ−8−(2,2,2−トリフルオロエチル
オキシ)−1−オクタノール
【0036】 2−フルオロ−9−メトキシ−1−ノナノール 2−フルオロ−9−エトキシ−1−ノナノール 2−フルオロ−9−ビニルオキシ−1−ノナノール 2−フルオロ−9−アリルオキシ−1−ノナノール 2−フルオロ−9−プロピルオキシ−1−ノナノール 2−フルオロ−9−(1−メチルエチルオキシ)−1−
ノナノール 2−フルオロ−9−n−ブチルオキシ−1−ノナノール 2−フルオロ−9−(2−メチルプロピルオキシ)−1
−ノナノール 2−フルオロ−9−(1−メチルプロピルオキシ)−1
−ノナノール 2−フルオロ−9−(1,1−ジメチルエチルオキシ)
−1−ノナノール 2−フルオロ−9−(トリフルオロメチルオキシ)−1
−ノナノール 2−フルオロ−9−(2,2,2−トリフルオロエチル
オキシ)−1−ノナノール
【0037】 2−フルオロ−10−メトキシ−1−デカノール 2−フルオロ−10−エトキシ−1−デカノール 2−フルオロ−10−ビニルオキシ−1−デカノール 2−フルオロ−10−アリルオキシ−1−デカノール 2−フルオロ−10−プロピルオキシ−1−デカノール 2−フルオロ−10−(1−メチルエチルオキシ)−1
−デカノール 2−フルオロ−10−n−ブチルオキシ−1−デカノー
ル 2−フルオロ−10−(2−メチルプロピルオキシ)−
1−デカノール 2−フルオロ−10−(1−メチルプロピルオキシ)−
1−デカノール 2−フルオロ−10−(1,1−ジメチルエチルオキ
シ)−1−デカノール 2−フルオロ−10−(トリフルオロメチルオキシ)−
1−デカノール 2−フルオロ−10−(2,2,2−トリフルオロエチ
ルオキシ)−1−デカノール
【0038】 2−フルオロ−11−メトキシ−1−ウンデカノール 2−フルオロ−11−エトキシ−1−ウンデカノール 2−フルオロ−11−ビニルオキシ−1−ウンデカノー
ル 2−フルオロ−11−アリルオキシ−1−ウンデカノー
ル 2−フルオロ−11−プロピルオキシ−1−ウンデカノ
ール 2−フルオロ−11−(1−メチルエチルオキシ)−1
−ウンデカノール 2−フルオロ−11−n−ブチルオキシ−1−ウンデカ
ノール 2−フルオロ−11−(2−メチルプロピルオキシ)−
1−ウンデカノール 2−フルオロ−11−(1−メチルプロピルオキシ)−
1−ウンデカノール 2−フルオロ−11−(1,1−ジメチルエチルオキ
シ)−1−ウンデカノール 2−フルオロ−11−(トリフルオロメチルオキシ)−
1−ウンデカノール 2−フルオロ−11−(2,2,2−トリフルオロエチ
ルオキシ)−1−ウンデカノール
【0039】 2−フルオロ−12−メトキシ−1−ドデカノール 2−フルオロ−12−エトキシ−1−ドデカノール 2−フルオロ−12−ビニルオキシ−1−ドデカノール 2−フルオロ−12−アリルオキシ−1−ドデカノール 2−フルオロ−12−プロピルオキシ−1−ドデカノー
ル 2−フルオロ−12−(1−メチルエチルオキシ)−1
−ドデカノール 2−フルオロ−12−n−ブチルオキシ−1−ドデカノ
ール 2−フルオロ−12−(2−メチルプロピルオキシ)−
1−ドデカノール 2−フルオロ−12−(1−メチルプロピルオキシ)−
1−ドデカノール 2−フルオロ−12−(1,1−ジメチルエチルオキ
シ)−1−ドデカノール 2−フルオロ−12−(トリフルオロメチルオキシ)−
1−ドデカノール 2−フルオロ−12−(2,2,2−トリフルオロエチ
ルオキシ)−1−ドデカノール
【0040】キラル化合物(1)[キラル化合物(II)
を含む]の具体例としては、下記の化合物を挙げること
ができる。
【0041】
【化8】
【0042】
【化9】
【0043】
【化10】
【0044】
【化11】
【0045】
【化12】
【0046】
【化13】
【0047】
【化14】
【0048】
【化15】
【0049】
【化16】
【0050】
【化17】
【0051】
【化18】
【0052】
【化19】
【0053】
【化20】
【0054】
【化21】
【0055】
【化22】
【0056】
【化23】
【0057】
【化24】
【0058】
【化25】
【0059】
【化26】
【0060】
【化27】
【0061】
【化28】
【0062】
【化29】
【0063】
【化30】
【0064】
【化31】
【0065】
【化32】
【0066】
【化33】
【0067】
【化34】
【0068】
【化35】
【0069】
【化36】
【0070】
【化37】
【0071】
【化38】
【0072】
【化39】
【0073】
【化40】
【0074】
【化41】
【0075】
【化42】
【0076】
【化43】
【0077】
【化44】
【0078】
【化45】
【0079】
【化46】
【0080】
【化47】
【0081】キラル化合物(I)の合成例を示す。
(S)−2−フルオロ−7−メトキシヘプチルトシレー
ト490mg、4−[2−(4−ヘプチルフェニル)−
5−ピリミジニル]フェノール571mg、及びDMF
3mlの中に、炭酸カリウム570mgを加え、110
℃で8時間攪拌した。反応終了後水5mlを加え、酢酸
エチルで抽出し、水洗い、脱水した後、溶媒を留去し
た。粗生成物をヘキサン/酢酸エチル(8/1)混合溶
媒を用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、更
にエタノールにより再結晶して、445mgの2−フル
オロ−8−メトキシ−1−[4−[2−(4−ヘプチル
フェニル)−5−ピリミジル]フェニルオキシ]ヘプタ
ンを得た。 相転移 Cryst. 72 (S4 * 57 )S3 * 78〜115 Sc* 147
A 172 Iso
【0082】次に、一般式(II)で表される非キラル化
合物について説明する。一般式(II)に於いて、R4
びR5 は、それぞれ独立に、炭素数1〜16の直鎖又は
分岐のアルキル基である。R4 又はR5 で表される基と
して好ましい例としては、n−ブチル基、n−ペンチル
基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル
基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ドデシル基、5
−メチルヘキシル基、6−メチルヘプチル基、7−メチ
ルオクチル基、8−メチルノニル基、9−メチルデシル
基、3,7−ジメチルオクチル基等を挙げることができ
る。一般式(II)で表される非キラル化合物は、公知の
合成方法(例えば、ZaschkeH.,Wiss.Z.Univ. Halle XXI
X '80M,H-3,35(1980)参照)を参考にして合成すること
ができる。
【0083】一般式(II)で表される非キラル化合物の
具体例としては、下記の化合物を挙げることができる。
【0084】5−ヘプチル−2−(4−ヘプチルフェニ
ル)ピリミジン、5−ヘプチル−2−(4−オクチルフ
ェニル)ピリミジン、5−ヘプチル−2−(4−ノニル
フェニル)ピリミジン、5−ヘプチル−2−(4−デシ
ルフェニル)ピリミジン、5−ヘプチル−2−[4−
(8−メチルノニル)フェニル]ピリミジン、5−ヘプ
チル−2−[4−(9−メチルデシル)フェニル]ピリ
ミジン、5−オクチル−2−(4−ヘプチルフェニル)
ピリミジン、5−オクチル−2−(4−オクチルフェニ
ル)ピリミジン、5−オクチル−2−(4−ノニルフェ
ニル)ピリミジン、5−オクチル−2−(4−デシルフ
ェニル)ピリミジン、5−オクチル−2−[4−(8−
メチルノニル)フェニル]ピリミジン、5−オクチル−
2−[4−(9−メチルデシル)フェニル]ピリミジ
ン、
【0085】5−ノニル−2−(4−ヘプチルフェニ
ル)ピリミジン、5−ノニル−2−(4−オクチルフェ
ニル)ピリミジン、5−ノニル−2−(4−ノニルフェ
ニル)ピリミジン、5−ノニル−2−(4−デシルフェ
ニル)ピリミジン、5−ノニル−2−[4−(8−メチ
ルノニル)フェニル]ピリミジン、5−ノニル−2−
[4−(9−メチルデシル)フェニル]ピリミジン、5
−デシル−2−(4−ヘプチルフェニル)ピリミジン、
5−デシル−2−(4−オクチルフェニル)ピリミジ
ン、5−デシル−2−(4−ノニルフェニル)ピリミジ
ン、5−デシル−2−(4−デシルフェニル)ピリミジ
ン、5−デシル−2−[4−(8−メチルノニル)フェ
ニル]ピリミジン、5−デシル−2−[4−(9−メチ
ルデシル)フェニル]ピリミジン、
【0086】5−ウンデシル−2−(4−オクチルフェ
ニル)ピリミジン、5−ウンデシル−2−(4−ノニル
フェニル)ピリミジン、5−ウンデシル−2−(4−デ
シルフェニル)ピリミジン、5−ウンデシル−2−[4
−(8−メチルノニル)フェニル]ピリミジン、5−ウ
ンデシル−2−[4−(9−メチルデシル)フェニル]
ピリミジン、5−ドデシル−2−(4−オクチルフェニ
ル)ピリミジン、5−ドデシル−2−(4−ノニルフェ
ニル)ピリミジン、5−ドデシル−2−[4−(8−メ
チルノニル)フェニル]ピリミジン、5−ドデシル−2
−[4−(9−メチルデシル)フェニル]ピリミジン、
【0087】本発明の強誘電性液晶組成物中の一般式
(I)で表されるキラル化合物の含有量は、3〜40重
量%、特に10〜30重量%であることが好ましい。
【0088】本発明の強誘電性液晶組成物中の一般式
(II)で表される非キラル化合物の含有量は、5〜50
重量%、特に10〜30重量%であることが好ましい。
【0089】また、本発明の強誘電性液晶組成物中のキ
ラル化合物(I)と一般式(II)で表される非キラル化
合物との重量比は、キラル化合物(I):一般式(II)
で表される非キラル化合物=2:1〜1:2の範囲内で
あることが好ましい。
【0090】本発明の強誘電性液晶組成物中には、上記
キラル化合物(I)以外の他のキラル化合物が含有され
ていてもよい。キラル化合物(I)以外の他のキラル化
合物として好ましい化合物としては、例えば、一般式
(IV):
【0091】
【化48】
【0092】[但し、Dは1,4−トランスシクロヘキ
シレン基又は1,4−フェニル基を表し、Eは2,5−
ピリミジニレン基を表し、R6 は炭素数1〜20の置換
されていてもよい直鎖又は分岐のアルキル基であり、r
は0又は1であり、*は不斉炭素原子を表す]で表され
るキラル化合物(III )を挙げることができる。
【0093】一般式(IV)に於いて、Eで表される2,
5−ピリミジニレン基は、2−位又は5−位の何れでD
で表される基に結合していてもよい。R6 は炭素数1〜
20の置換されていてもよい直鎖又は分岐のアルキル基
である。R6 で表される基が有していてもよい置換基と
しては、炭素数2〜15のアルケニル基、フルオロ基、
クロロ基、ブロモ基、炭素数1〜15のアルコキシル
基、炭素数1〜15のアシル基、炭素数1〜15のアシ
ルオキシ基、炭素数2〜15のアルキルオキシカルボニ
ル基、アミノ基、カルバモイル基等を好適な例として挙
げることができる。R6 で表される基として好ましい例
としては、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシ
ル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル
基、n−デシル基、n−エイコシル基、5−メチルヘキ
シル基、6−メチルヘプチル基、7−メチルオクチル
基、8−メチルノニル基、3,7−ジメチルオクチル
基、3,7−ジメチル−6−オクテニル基、4−メトキ
シブチル基、5−メトキシペンチル基、6−メトキシヘ
キシル基、7−メトキシヘプチル基、3−(2,2,2
−トリフルオロエトキシ)プロピル基等を挙げることが
できる。
【0094】キラル化合物(III )は、不斉中心の周囲
に大きな双極子モーメントを有する官能基が存在しない
ことから自発分極を発現せず、N* 相やSc* 相に於い
て螺旋のみを形成する機能を有する。また、キラル化合
物(III )を合成するための原料として使用されるシト
ロネロールは、両鏡像体が入手の容易なものであること
から、望む任意の方向の螺旋のピッチを伸長させること
が可能である。
【0095】キラル化合物(III )は、下記の反応式
(B)に示す合成経路により合成することができる。
【0096】
【化49】
【0097】[反応式(B)に於いて、D、E、R6
びrは、一般式(IV)に於いて定義したことと同じであ
る]。
【0098】即ち、光学活性シトロネロール(11)を
常法に従って、塩基の存在下でp−トルエンスルホン酸
クロリド(TsCl)と反応させてトシレート化合物
(12)を合成し、化合物(12)をヒドロキシル基含
有化合物(13)と反応させてキラル化合物(III )を
合成する。
【0099】キラル化合物(III )の具体例としては、
下記の化合物を挙げることができる。
【0100】
【化50】
【0101】
【化51】
【0102】
【化52】
【0103】
【化53】
【0104】
【化54】
【0105】
【化55】
【0106】キラル化合物(III )の合成例を示す。2
−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−5−ヒ
ドロキシピリミジン500mg、及び(S)−3,7−
ジメチル−6−オクテニル p−トルエンスルホナート
467mgを、N,N−ジメチルホルムアミド10ml
に溶解した。その後、炭酸カリウム430mgを加え、
100℃に加熱して10時間攪拌した後、反応混合物を
リン酸緩衝液50mlに注ぎ反応を停止した。この反応
混合物に酢酸エチルを添加して抽出処理し、食塩水で洗
浄後、抽出液に硫酸マグネシウムを加えて乾燥した後、
溶媒を留去した。残留物をヘキサン/酢酸エチル(10
/1)混合溶媒を用いてカラムクロマトグラフィーによ
り精製し、更にエタノールにより再結晶することによ
り、(S)−2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキ
シル)−5−(3,7−ジメチル−6−オクテニルオキ
シ)ピリミジンを得た。融点:−16.7℃。
【0107】更に、キラル化合物(I)以外の他のキラ
ル化合物の好ましい例としては、5−オクチル−2−
[4−((2S)−2−フルオロオクチルオキシ)フェ
ニル]ピリミジン、5−[(2S)−2−((2S)−
2−プロピルオキシプロパノイルオキシ)プロピルオキ
シ]−2−(4−オクチルオキシフェニル)ピリミジ
ン、5−[(2S)−2−((2S)−2−プロピルオ
キシプロパノイルオキシ)プロピルオキシ]−2−
(4’−ヘプチルビフェニル−4−イル)ピリミジン、
5−((2S)−2−メチルブチル)−2−(4’−ヘ
プチルビフェニル−4−イル)ピリミジン、等を挙げる
ことができる。
【0108】本発明の強誘電性液晶組成物中には、上記
一般式(II)で表される非キラル化合物以外の他の非キ
ラル化合物が含有されていてもよい。一般式(II)で表
される非キラル化合物以外の他の非キラル化合物の好ま
しい例として、下記のような化合物を挙げることができ
る。
【0109】5−ノニルオキシ−2−(4−ヘプチルフ
ェニル)ピリミジン、5−オクチル−2−(4−オクチ
ルオキシフェニル)ピリミジン、5−ノニル−2−(4
−オクチルオキシフェニル)ピリミジン、5−ヘプチル
−2−(4−ノニルオキシフェニル)ピリミジン、5−
ヘキシル−2−(4’−ペンチルビフェニル−4−イ
ル)ピリミジン、5−ヘプチル−2−(4’−ペンチル
ビフェニル−4−イル)ピリミジン、5−オクチル−2
−(4’−ヘプチルビフェニル−4−イル)ピリミジ
ン、
【0110】5−ヘプチル−2−(4−ヘプチルオキシ
フェニル)ピリジン、5−ヘプチル−2−(4−オクチ
ルオキシフェニル)ピリジン、5−ヘプチル−2−(4
−ノニルオキシフェニル)ピリジン、5−ヘプチル−2
−(3−フルオロ−4−オクチルオキシフェニル)ピリ
ジン、5−(4−ヘプチルオキシフェニル)−2−(4
−ヘプチルフェニル)ピリジン、5−デシル−2−(4
−デカノイルオキシフェニル)ピリジン、4−オクチル
オキシフェニル 4−デシルオキシベンゾエート、4−
オクチルオキシフェニル 4−デシルベンゾエート、4
−ヘキシルオキシフェニル 4−オクチルベンゾエー
ト。
【0111】次に、本発明の液晶表示素子について添付
する図面を参照して説明する。図1は、本発明の液晶表
示素子の一実施例の主要部を模式的に示す断面図であ
る。図1に於いて、液晶表示素子1は、基板2の上に透
明電極3が設けられ、その上に絶縁層4が設けられ、更
にその上に配向膜5が設けられ、一方基板6の上に透明
電極7が設けられ、その上に絶縁層8が設けられ、更に
その上に配向膜9が設けられ、基板2と基板6とが配向
膜5及び配向膜9とが対面しそれらの間に空隙が形成さ
れるように配設され、この空隙内に本発明の強誘電性液
晶組成物(以下、単に液晶と言うことがある)10が封
入されて構成されている。
【0112】液晶表示素子1は、配向膜5及び9が特定
のティルト角を有し、絶縁層4及び8が特定の比誘電率
を有し、液晶10が本発明の強誘電性液晶組成物である
ことの他は従来公知の液晶表示素子と同様である。
【0113】即ち、基板2及び基板6としては、ガラス
基板、透明な耐熱性樹脂基板等を使用することができ、
透明電極3及び7としては、ITO膜、SnO2 膜、I
23 膜等を使用することができる。
【0114】また、絶縁層4及び8としては、5以上、
好ましくは8以上の比誘電率を有するものであれば特に
限定されないが、例えばTa25 、Al23 、Hf
2、Y23 、Nd23 、ZrO2 、TiO2 等か
ら形成された、30〜300nmの膜厚を有するものが
好ましい。このような絶縁層は、従来公知の成膜法、例
えば、抵抗加熱による真空蒸着法、エレクトロンビーム
(EB)加熱による真空蒸着法、スパッタリング法、イ
オンプレーティング法等により形成することができる。
絶縁層4及び8は何れか一方のみ設けてもよい。
【0115】また、配向膜5及び9としては、使用する
本発明の強誘電性液晶組成物のSA相でのプレティルト
角(液晶表示素子用セルをアンチパラレルに組み、液晶
を注入した後、SA 相を示す温度でクリスタルローテー
ション法により求めた値)が5度以上、好ましくは8度
以上である配向膜であれば特に限定されず、ラビング処
理したポリイミド膜、SiO2 斜め蒸着膜等を使用する
ことができる。このような配向膜はそれ自体公知の方法
により形成することができる。
【0116】例えば、上記のような性質を有するポリイ
ミド配向膜は、下記のようなジアミン(a)とテトラカ
ルボン酸二無水物(b)とから得られるポリアミック酸
を、溶剤に溶解して配向膜形成用塗布液を調製し、この
塗布液を絶縁層4又は8の上に塗布し、乾燥し、加熱処
理し、次いでラビング処理することにより形成すること
ができる。
【0117】
【化56】
【0118】
【化57】
【0119】ポリイミド配向膜の膜厚は一般に5〜20
0nm、特に10〜50nmであることが好ましく、S
iO2 斜め蒸着配向膜の膜厚は一般に5〜100nm、
特に5〜50nmであることが好ましい。
【0120】液晶表示素子1の液晶を封入する空隙の厚
さ(セル・ギャップ)は、一般に1〜6μm、好ましく
は1〜2μmであり、このような薄いセル・ギャップの
液晶表示素子に於いても、本発明の強誘電性液晶組成物
を用いた液晶表示素子は極めて優れた高速応答性を示
す。
【0121】本発明の液晶表示素子は、セグメント型表
示方式のものであっても、マトリクス型表示方式のもの
であってもよく、また黒白又はカラーの何れであっても
よく、必要に応じて更にカラーフィルタ、ブラックマス
ク、保護層、ヒーター等が設けられていてもよい。
【0122】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。し
かしながら、本発明は以下の実施例によって制限を受け
るものでない。
【0123】[実施例1]表1に示す化合物及びそれら
の組成割合の強誘電性液晶組成物を調製した。
【0124】
【表1】
【0125】上記強誘電性液晶組成物を二枚のガラス板
にはさみ、偏光顕微鏡による相の組織模様の観察を行っ
た結果、相転移温度を下記の通り確認した。 84.4℃ 76.0-74.5℃ 56.9℃ Iso → N* → SA → SC *
【0126】次に、この液晶組成物を、配向膜としてポ
リイミドを塗布しその表面をラビングすることにより平
行配向処理を施した、透明ガラス電極を備えた厚さ2μ
mのセルに注入して徐冷し、配向させて液晶素子とし、
これを2枚の直交した偏光板にはさみ、±10V、50
Hzの矩形波を印加した際に、その透過光強度が0%か
ら90%に変化するのに要する時間(応答時間τ)を測
定した。その結果、45℃におけるτは36.35μs
ecであった。
【0127】また三角波印加時の分極反転電流のピーク
の面積から求めた自発分極Psは、−11.5nCcm
-2であった。
【0128】また、100Vの直流電流をかけその極性
を反転させたときの消光位の移動角(2θ)を調べるこ
とにより求めたチルト角θは、45℃で16.25°で
あった。
【0129】更に、直流で10Vの電圧を印加後、電圧
を0にして、印加時の配向状態が維持されているかどう
か観察した。電圧0の時も印加時と同じ光学強度が得ら
れ、配向状態に変化がないことが確認された。従って、
本発明の組成物は双安定性(メモリー性)に優れたもの
であることが分かった。
【0130】上記本発明の強誘電性液晶組成物は、応答
速度が高く且つ双安定性に優れている。また上記相転移
温度のN* →SA が示すように、SA 、N* の両方の相
を有し、且つ偏光顕微鏡でSA 相を観察すると均一な二
次元の相が確認されたことから、配向性にも優れている
ことが分かった。
【0131】[実施例2]表2に示す化合物及びそれら
の組成割合の強誘電性液晶組成物を調製した。
【0132】
【表2】
【0133】上記の強誘電性液晶組成物について、実施
例1におけると同様にして相転移温度、45℃における
応答時間、自発分極、チルト角を測定した結果、次のよ
うな値を得た。 τ=34.4μs、 Ps=−10.5nCcm-2
θ=16.1°
【0134】[実施例3]表3に示す化合物及びそれら
の組成割合の強誘電性液晶組成物を調製した。
【0135】
【表3】
【0136】上記の強誘電性液晶組成物について、実施
例1におけると同様にして相転移温度、45℃における
応答時間、自発分極、チルト角を測定した結果、次のよ
うな値を得た。 τ=38.3μs、 Ps=10.2nCcm-2
θ=15.8°
【0137】[実施例4]表4に示す化合物及びそれら
の組成割合の強誘電性液晶組成物を調製した。
【0138】
【表4】
【0139】上記の強誘電性液晶組成物について、実施
例1におけると同様にして相転移温度、35℃における
応答時間、自発分極、チルト角を測定した結果、次のよ
うな値を得た。 τ=58.2μs、 Ps=−13.3nCcm-2
θ=18.2°
【0140】[実施例5]表5に示す化合物及びそれら
の組成割合の強誘電性液晶組成物を調製した。
【0141】
【表5】
【0142】上記の強誘電性液晶組成物について、実施
例1におけると同様にして35℃における応答時間、自
発分極、チルト角を測定した結果、次のような値を得
た。 τ=49.75μs、 Ps=−12.8nCc
-2、 θ=16.65°
【0143】[実施例6]表6に示す化合物及びそれら
の組成割合の強誘電性液晶組成物を調製した。
【0144】
【表6】
【0145】上記の強誘電性液晶組成物について、実施
例1におけると同様にして相転移温度、45℃における
応答時間、自発分極、チルト角を測定した結果、次のよ
うな値を得た。 τ=52μs、 Ps=8.6nCcm-2、 θ=
18.1°
【0146】[実施例7]表7に示す化合物及びそれら
の組成割合の強誘電性液晶組成物を調製した。
【0147】
【表7】
【0148】上記の強誘電性液晶組成物について、実施
例1におけると同様にして35℃における応答時間、自
発分極、チルト角を測定した結果、次のような値を得
た。 τ=52μs、 Ps=10.5nCcm-2、 θ=
16.1°
【0149】[実施例8]表8に示す化合物及びそれら
の組成割合の強誘電性液晶組成物を調製した。
【0150】
【表8】
【0151】上記の強誘電性液晶組成物について、実施
例1におけると同様にして相転移温度、35℃における
応答時間、自発分極、チルト角を測定した結果、次のよ
うな値を得た。 τ=68μs、 Ps=−12.6nCcm-2
θ=17.3°
【0152】[実施例9]ガラス基板(厚さ:1.1m
m)の上にITOの透明電極(膜厚:150nm)を形
成し、透明電極の上にTa25 からなる絶縁層(膜
厚:100nm)をエレクトロンビーム真空蒸着法によ
り形成した。この絶縁層の比誘電率は、銅板上に上記と
同じ条件でTa25 層を形成し、この層の上に他の銅
板を置いて構成した試験体について、LCRメーター
(横河・ヒューレット・パッカード株式会社製)により
測定したところ、22であった。
【0153】この絶縁層の上に、等モル量の前記ジアミ
ン(a−1)とテトラカルボン酸二無水物(b−1)と
から脱水縮合により得られたポリアミック酸の10重量
%N−メチルピロリドン溶液20重量部と、塗布液用希
釈剤(N−メチルピロリドン20重量%、エチレングリ
コールモノブチルエーテル40重量%及びジエチレング
リコールモノエチルエーテル40重量%の混合物)80
重量部とを混合して得られた配向膜用塗布液をスピナー
を用いて塗布し、塗膜を295℃で1時間乾燥してポリ
イミド配向膜を形成した。ポリイミド配向膜の表面をナ
イロン起毛布でラビング処理した。
【0154】上記のようにして得られた、透明電極、絶
縁層及び配向膜を有する基板の二枚を、配向膜のラビン
グ処理面をラビング方向が反平行になるように内側に向
かい合わせて、3μmのスペーサを混入した接着剤を用
いて貼合せ、セル・ギャップが3μmのプレティルト角
測定用セルを作製した。
【0155】このプレティルト角測定用セルに、実施例
1で調製した強誘電性液晶組成物を注入し、70℃でS
A 相に於けるプレティルト角を、日本光学株式会社製の
偏光顕微鏡を用いてクリスタルローテーション法により
測定したところ、上記プレティルト角は22°であっ
た。
【0156】前記のようにして得られた、透明電極、絶
縁層及び配向膜を有する基板の二枚を、配向膜のラビン
グ処理面をラビング方向が平行になるように内側に向か
い合わせて、2μmのスペーサを混入した接着剤を用い
て貼合せ、セル・ギャップが1.9μmの液晶表示素子
用セルを作製した。
【0157】上記液晶表示素子用セルに、実施例1で調
製した強誘電性液晶組成物を注入し、45℃に保持し
て、図2に示す波形(但し、VS =±42V、τS =1
0μsec)の電場を印加して、偏光顕微鏡を用いてス
イッチング状態を観察したところ、コントラスト比の高
い明瞭なスイッチング動作が認められた。
【0158】[実施例10]実施例9に於けると同様に
して、ガラス基板の上にITOの透明電極およびTa2
5 からなる絶縁層を形成し、絶縁層の上に、ポリイミ
ド配向膜の代わりに、斜め蒸着法により蒸着角83°で
SiO2 配向膜(膜厚:25nm)を形成した。
【0159】上記のようにして得られた、透明電極、絶
縁層及び配向膜を有する基板の二枚を、SiO2 の蒸着
方向が反平行になるように配向膜を内側に向かい合わせ
て、3μmのスペーサを混入した接着剤を用いて貼合
せ、セル・ギャップが3μmのプレティルト角測定用セ
ルを作製した。
【0160】このプレティルト角測定用セルに、実施例
1で調製した強誘電性液晶組成物を注入し、70℃でS
A 相に於けるプレティルト角を、日本光学株式会社製の
偏光顕微鏡を用いてクリスタルローテーション法により
測定したところ、上記プレティルト角は9°であった。
【0161】前記のようにして得られた、透明電極、絶
縁層及び配向膜を有する基板の二枚を、配向膜をSiO
2 の蒸着方向が平行になるように内側に向かい合わせ
て、2μmのスペーサを混入した接着剤を用いて貼合
せ、セル・ギャップが1.9μmの液晶表示素子用セル
を作製した。
【0162】上記液晶表示素子用セルに、実施例1で調
製した強誘電性液晶組成物を注入し、45℃に保持し
て、図2に示す波形(但し、VS =±42V、τS =1
1μsec)の電場を印加して、偏光顕微鏡を用いてス
イッチング状態を観察したところ、コントラスト比の高
い明瞭なスイッチング動作が認められた。
【0163】
【発明の効果】本発明の強誘電性液晶組成物は、特にセ
ル厚さの薄い液晶表示素子に於いても高速応答が可能で
あり配向性が優れているという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示素子の一実施例の主要部を模
式的に示す断面図である。
【図2】実施例9に於いて、スイッチング状態を観察す
るために液晶表示素子に印加した波形を示す。
【符号の説明】
1 液晶表示素子 2 基板 3 透明電極 4 絶縁層 5 配向膜 6 基板 7 透明電極 8 絶縁層 9 配向膜 10 強誘電性液晶組成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 孝宏 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 濁川 和則 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キラル化合物及び非キラル化合物を含む
    強誘電性液晶組成物であって、該キラル化合物が一般式
    (I): 【化1】 [但し、A、B及びCは、それぞれ独立に、ハロゲン原
    子又はシアノ基で置換されていてもよい二価の芳香族炭
    化水素基、二価の脂環式炭化水素基又は二価の複素環基
    を表わし、X及びYは、それぞれ独立に、−CH2
    −、−OCH2 −、−COO−、−OCO−、−CH=
    CH−又は−C≡C−を表し、R1 は、ハロゲン原子で
    置換されていてもよい直鎖又は分岐のアルキル基又はア
    ルコキシ基を表し(但し、隣接しないメチレン基の一つ
    以上が、O、S又はCOで置換されていてもよい)、R
    2 は、置換されていてもよいアルキル基又はアルケニル
    基を表し、n、p及びqはそれぞれ独立に0又は1を表
    し(但し、n=0のときq=0である)、mは、3〜1
    1の整数を表し、*は不斉炭素原子を表す。]で表され
    るキラル化合物を含有し、そして該非キラル化合物が一
    般式(II): 【化2】 [但し、R4 及びR5 は、それぞれ独立に、炭素数1〜
    16の直鎖又は分岐のアルキル基を表す]で表される非
    キラル化合物を含有することを特徴とする強誘電性液晶
    組成物。
  2. 【請求項2】 少なくとも透明電極及び配向膜がこの順
    で設けられた基板二枚を、配向膜同士が対面するように
    配設し、配向膜の間の空隙に液晶を封入してなる液晶表
    示素子に於いて、該液晶が請求項1に記載の強誘電性液
    晶組成物であり、該配向膜の、該強誘電性液晶組成物の
    A 相でのプレティルト角が5度以上であり、少なくと
    も一方の該基板の透明電極と配向膜との間に、比誘電率
    が5以上である絶縁層が設けられていることを特徴とす
    る液晶表示素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009157424A1 (ja) * 2008-06-23 2009-12-30 住友化学株式会社 金属錯体の残基を含む高分子化合物及びそれを用いた素子

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