JPH0699547A - 新規な積層体 - Google Patents
新規な積層体Info
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- JPH0699547A JPH0699547A JP4249123A JP24912392A JPH0699547A JP H0699547 A JPH0699547 A JP H0699547A JP 4249123 A JP4249123 A JP 4249123A JP 24912392 A JP24912392 A JP 24912392A JP H0699547 A JPH0699547 A JP H0699547A
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- Japan
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- glass
- sheet
- acrylic resin
- resin
- laminate
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
- B32B17/10—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
- B32B17/10005—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
- B32B17/10009—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the number, the constitution or treatment of glass sheets
- B32B17/10018—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the number, the constitution or treatment of glass sheets comprising only one glass sheet
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
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- B32B17/10—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
- B32B17/10005—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
- B32B17/1055—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
- B32B17/10743—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer containing acrylate (co)polymers or salts thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
- B32B17/10—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
- B32B17/10005—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
- B32B17/1055—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
- B32B17/10761—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer containing vinyl acetal
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B2369/00—Polycarbonates
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高層ビルや車両用の窓ガラスとして好適に使
用できる軽量、断熱性、安全性に優れた積層体を提供す
る。 【構成】 ガラス板と、アクリル樹脂とポリカーボネー
ト樹脂の共押出積層シートの積層体であって、ガラス板
はアクリル樹脂面でポリビニルブチラール樹脂を介して
接合している積層体である。
用できる軽量、断熱性、安全性に優れた積層体を提供す
る。 【構成】 ガラス板と、アクリル樹脂とポリカーボネー
ト樹脂の共押出積層シートの積層体であって、ガラス板
はアクリル樹脂面でポリビニルブチラール樹脂を介して
接合している積層体である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス板にアクリル樹
脂とポリカーボネート樹脂の共押出積層シートをポリビ
ニルブチラール樹脂を介して張り合わせた少なくとも一
表面がガラスである新規な積層体に関する。特に、建築
物の窓やドア用のガラスや車両用の窓ガラスとして好適
に使用できる軽量で、断熱性、安全性に優れた積層体に
関する。
脂とポリカーボネート樹脂の共押出積層シートをポリビ
ニルブチラール樹脂を介して張り合わせた少なくとも一
表面がガラスである新規な積層体に関する。特に、建築
物の窓やドア用のガラスや車両用の窓ガラスとして好適
に使用できる軽量で、断熱性、安全性に優れた積層体に
関する。
【０００２】
【従来の技術】ガラス板は、一般建築物や高層ビル等の
窓ガラス、ショーウィンドーやドア及び自動車、バス、
鉄道車両等の輸送用車両や航空機等の窓ガラス等に広く
用いられている。ガラスは剛性、硬さ、耐候性、耐化学
薬品性に優れるが、一方重量が大きく、衝突、地震等に
より割れた時の安全性に劣り、樹脂シートに較べ断熱性
能が低い等の欠点を有する。
窓ガラス、ショーウィンドーやドア及び自動車、バス、
鉄道車両等の輸送用車両や航空機等の窓ガラス等に広く
用いられている。ガラスは剛性、硬さ、耐候性、耐化学
薬品性に優れるが、一方重量が大きく、衝突、地震等に
より割れた時の安全性に劣り、樹脂シートに較べ断熱性
能が低い等の欠点を有する。
【０００３】一方、硬質合成樹脂シートは、ガラスに比
較して軽く、耐衝撃性に優れる。しかし、合成樹脂シー
トはガラス板に較べ表面硬度が低く、表面に傷が付きや
すい欠点を有する。現在、ガラスの安全性、特に耐衝撃
性能、耐貫通性能の向上、及びガラスが破壊した時のガ
ラス破片の飛散防止を目的として、ポリビニルブチラー
ル樹脂（以下ＰＶＢと略称）のシートを中間に挟んだ合
わせガラスが安全ガラスとして広く用いられている。
較して軽く、耐衝撃性に優れる。しかし、合成樹脂シー
トはガラス板に較べ表面硬度が低く、表面に傷が付きや
すい欠点を有する。現在、ガラスの安全性、特に耐衝撃
性能、耐貫通性能の向上、及びガラスが破壊した時のガ
ラス破片の飛散防止を目的として、ポリビニルブチラー
ル樹脂（以下ＰＶＢと略称）のシートを中間に挟んだ合
わせガラスが安全ガラスとして広く用いられている。
【０００４】しかし、高層建築物の窓ガラス、大面積の
窓ガラス、自動車の窓ガラス等の分野においては、安全
性をより向上させた軽量で、熱遮断性の優れた安全ガラ
スが強く求められている。以上に述べた問題点を解決す
る目的で、ガラス板と硬質合成樹脂シートの積層体が多
数報告されている。硬質合成樹脂シートとしては、透明
性があり、耐候性、耐衝撃性に優れたポリカーボネート
樹脂（以下ＰＣと略称）シート、アクリル樹脂シート、
二軸配向ＰＭＭＡシート、塩化ビニル樹脂シート、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂等が報告されている。
窓ガラス、自動車の窓ガラス等の分野においては、安全
性をより向上させた軽量で、熱遮断性の優れた安全ガラ
スが強く求められている。以上に述べた問題点を解決す
る目的で、ガラス板と硬質合成樹脂シートの積層体が多
数報告されている。硬質合成樹脂シートとしては、透明
性があり、耐候性、耐衝撃性に優れたポリカーボネート
樹脂（以下ＰＣと略称）シート、アクリル樹脂シート、
二軸配向ＰＭＭＡシート、塩化ビニル樹脂シート、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂等が報告されている。
【０００５】中でも、ＰＣシートは、特に耐衝撃性能に
優れており、加工性も良いことから良好な硬質合成樹脂
シートである。一方、ガラス板と硬質合成樹脂シートを
接着させる接着層材料としては、ガラス板及び硬質樹脂
シートとの接着力が大きく、緩衝性能が高く、ガラス板
と硬質合成樹脂シートとの熱膨張率の差によるガラス破
損を防止できる弾性に富んだ材料が必要であり、現在広
く用いられている安全ガラス用接着、緩衝材料であるＰ
ＶＢの使用が一般的である。
優れており、加工性も良いことから良好な硬質合成樹脂
シートである。一方、ガラス板と硬質合成樹脂シートを
接着させる接着層材料としては、ガラス板及び硬質樹脂
シートとの接着力が大きく、緩衝性能が高く、ガラス板
と硬質合成樹脂シートとの熱膨張率の差によるガラス破
損を防止できる弾性に富んだ材料が必要であり、現在広
く用いられている安全ガラス用接着、緩衝材料であるＰ
ＶＢの使用が一般的である。
【０００６】しかし、常用の粘度平均分子量３０，００
０以下のＰＣシートとＰＶＢとを加熱、加圧し張り合わ
せた場合、ＰＶＢに添加されている可塑剤にＰＣが侵さ
れ接着部のＰＣ表面が白濁するという問題が発生する。
この問題を解決する手段として、特開平3-251448号公報
ではＰＣの粘度平均分子量が３０，０００以上好ましく
は４０，０００以上とすることが開示されている。また
実公昭62-18452号公報には、ガラス板とＰＣシートをＰ
ＶＢを介して張り合わせるに、ＰＶＢと接触する側のＰ
Ｃシート上に、アクリル系光硬化型表面硬化剤を塗布硬
化させ、アクリル用プライマーを塗布した後ＰＶＢと積
層する方法及び、ＰＣシートにシートを接着剤により張
り合わせて使用する方法が示されている。
０以下のＰＣシートとＰＶＢとを加熱、加圧し張り合わ
せた場合、ＰＶＢに添加されている可塑剤にＰＣが侵さ
れ接着部のＰＣ表面が白濁するという問題が発生する。
この問題を解決する手段として、特開平3-251448号公報
ではＰＣの粘度平均分子量が３０，０００以上好ましく
は４０，０００以上とすることが開示されている。また
実公昭62-18452号公報には、ガラス板とＰＣシートをＰ
ＶＢを介して張り合わせるに、ＰＶＢと接触する側のＰ
Ｃシート上に、アクリル系光硬化型表面硬化剤を塗布硬
化させ、アクリル用プライマーを塗布した後ＰＶＢと積
層する方法及び、ＰＣシートにシートを接着剤により張
り合わせて使用する方法が示されている。
【０００７】しかしながら、粘度平均分子量の高いＰＣ
は、シート成形が難しく、生産性の面で問題を有する。
また、アクリル系光硬化型硬化剤とアクリル系プライマ
ーを使用する方法も、ＰＣシート表面の洗浄、光硬化剤
の塗布、硬化処理さらにプライマーの塗布と多くの工程
を必要とし、生産性は、低い。また、ＰＣシート上にア
クリル樹脂シートを接着させる方法は、アクリル樹脂シ
ート厚みが、厚くなり、ＰＣシートの耐衝撃性能を充分
には、発揮できない。又接着剤を用いる張り合わせ工程
を必要とし、生産性は良くない。
は、シート成形が難しく、生産性の面で問題を有する。
また、アクリル系光硬化型硬化剤とアクリル系プライマ
ーを使用する方法も、ＰＣシート表面の洗浄、光硬化剤
の塗布、硬化処理さらにプライマーの塗布と多くの工程
を必要とし、生産性は、低い。また、ＰＣシート上にア
クリル樹脂シートを接着させる方法は、アクリル樹脂シ
ート厚みが、厚くなり、ＰＣシートの耐衝撃性能を充分
には、発揮できない。又接着剤を用いる張り合わせ工程
を必要とし、生産性は良くない。
【０００８】
【本発明が解決しようとする課題】本発明者らは、カラ
ス板にＰＶＢでＰＣシートを接合する際、ＰＣシートの
接着面をアクリル樹脂化するに、工程の煩雑さがなく、
アクリル層の厚みが薄くでき、かつ精度のよいカラス板
とポリカーボネート樹脂シートの積層体を提供するもの
である。
ス板にＰＶＢでＰＣシートを接合する際、ＰＣシートの
接着面をアクリル樹脂化するに、工程の煩雑さがなく、
アクリル層の厚みが薄くでき、かつ精度のよいカラス板
とポリカーボネート樹脂シートの積層体を提供するもの
である。
【０００９】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ガラ
ス板、ポリビニルブチラール樹脂層及び硬質樹脂シート
から成り、少なくとも一表面がガラス板であり、また少
なくとも三層構造を有する積層体であって、該硬質樹脂
シートがアクリル樹脂とポリカーボネート樹脂の共押出
積層シートであり、しかも、該ガラス板が該共押出積層
シートのアクリル樹脂面でポリビニルブチラール樹脂を
介して張り合わせていることを特徴とする積層体ずあ
る。
ス板、ポリビニルブチラール樹脂層及び硬質樹脂シート
から成り、少なくとも一表面がガラス板であり、また少
なくとも三層構造を有する積層体であって、該硬質樹脂
シートがアクリル樹脂とポリカーボネート樹脂の共押出
積層シートであり、しかも、該ガラス板が該共押出積層
シートのアクリル樹脂面でポリビニルブチラール樹脂を
介して張り合わせていることを特徴とする積層体ずあ
る。
【００１０】本発明に用いられるガラス板は、一般に板
ガラスや合わせガラスに用いられているガラス板が使用
できる。例えば、材質としては、ソーダ石灰ガラス、リ
ン珪酸ガラス、ホウ珪酸ガラス、石英ガラス、カリ石灰
ガラス、鉛アルカリガラス、アルミナ珪酸ガラス、バリ
ウムガラス等があり、これらの、強化ガラス、半強化ガ
ラス、部分強化ガラス、未強化ガラス等が使用できる
が、特に限定されるものでない。
ガラスや合わせガラスに用いられているガラス板が使用
できる。例えば、材質としては、ソーダ石灰ガラス、リ
ン珪酸ガラス、ホウ珪酸ガラス、石英ガラス、カリ石灰
ガラス、鉛アルカリガラス、アルミナ珪酸ガラス、バリ
ウムガラス等があり、これらの、強化ガラス、半強化ガ
ラス、部分強化ガラス、未強化ガラス等が使用できる
が、特に限定されるものでない。
【００１１】本発明に用いられるＰＶＢは、合わせガラ
ス用中間膜として一般に使用されているＰＶＢフィルム
が好ましく使用でき、ＰＶＢ中の水酸基、アセチル基、
ブチラール基のモル比が、２５〜５０：１〜５：４０〜
７０程度のＰＶＢが最も良好に使用できる。本発明に用
いられるアクリル樹脂，ＰＣ共押出シートは、両側、ま
たは片側表層部がアクリル樹脂の薄膜層である共押出シ
ートであり、共押出シート成形法により容易に製造され
る。表層部アクリル樹脂層はＰＶＢとの良好な接着を確
保すると共にＰＣの耐候性を補い、表面硬度を高めると
ともにＰＣの持つ耐衝撃性を損なわない厚みとすること
が必要であり、５〜１００μｍの厚みとすることが好ま
しい。アクリル樹脂，ＰＣ共押出シート中のアクリル樹
脂およびＰＣには、熱安定剤、離型剤、着色剤、紫外線
吸収剤等が含有されていてもよい。
ス用中間膜として一般に使用されているＰＶＢフィルム
が好ましく使用でき、ＰＶＢ中の水酸基、アセチル基、
ブチラール基のモル比が、２５〜５０：１〜５：４０〜
７０程度のＰＶＢが最も良好に使用できる。本発明に用
いられるアクリル樹脂，ＰＣ共押出シートは、両側、ま
たは片側表層部がアクリル樹脂の薄膜層である共押出シ
ートであり、共押出シート成形法により容易に製造され
る。表層部アクリル樹脂層はＰＶＢとの良好な接着を確
保すると共にＰＣの耐候性を補い、表面硬度を高めると
ともにＰＣの持つ耐衝撃性を損なわない厚みとすること
が必要であり、５〜１００μｍの厚みとすることが好ま
しい。アクリル樹脂，ＰＣ共押出シート中のアクリル樹
脂およびＰＣには、熱安定剤、離型剤、着色剤、紫外線
吸収剤等が含有されていてもよい。
【００１２】本発明のアクリル樹脂とは一般のアクリル
樹脂で、アルキルメタクリレート重合体および共重合体
又は、ゴム弾性体を含有するアルキルアクリレート重合
体が用いられる。アルキルアクリレートは、炭素数（以
下Ｃと略す）１〜４のアルキル基を有するものであり、
アルキルメタクリレート共重合体に用いられる共重合単
量体は、アルキルメタクリレートと共重合できるもので
あればよく、主には、Ｃ1 〜Ｃ8 のアルキル基を有する
アルキルアクリレート、スチレン、α−メチルスチレ
ン、アクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸等が
用いられる。又、ゴム状弾性体は、アルキルアクリレー
ト重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ブタジェン
重合体等であり、主には、アルキルアクリレートの粒状
重合体が用いられる。押出等の熱加工には、アルキルメ
タクリレート共重合体を用いることが好ましい。
樹脂で、アルキルメタクリレート重合体および共重合体
又は、ゴム弾性体を含有するアルキルアクリレート重合
体が用いられる。アルキルアクリレートは、炭素数（以
下Ｃと略す）１〜４のアルキル基を有するものであり、
アルキルメタクリレート共重合体に用いられる共重合単
量体は、アルキルメタクリレートと共重合できるもので
あればよく、主には、Ｃ1 〜Ｃ8 のアルキル基を有する
アルキルアクリレート、スチレン、α−メチルスチレ
ン、アクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸等が
用いられる。又、ゴム状弾性体は、アルキルアクリレー
ト重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ブタジェン
重合体等であり、主には、アルキルアクリレートの粒状
重合体が用いられる。押出等の熱加工には、アルキルメ
タクリレート共重合体を用いることが好ましい。
【００１３】本発明で使用するアクリル樹脂，ＰＣ共押
出シートはアクリル樹脂とＰＣが溶融接着しているの
で、プライマーがなくとも十分に接着し、本願の積層体
として十分な接着力を有する。また、アクリル樹脂層を
薄くしても、本発明の目的を達成できる。そのため、Ｐ
Ｃの性能を十分に発揮でる積層体とすることができる。
本発明の少なくとも三層構造を有する積層体は、ガラス
板、ＰＶＢ層、［アクリル樹脂，ＰＣ共押出シート］の
積層体であって、例えば、ガラス／ＰＶＢ／［アクリル
樹脂、ＰＣ共押出シート〕、［アクリル樹脂，ＰＣ共押
出シート］として両表面にアクリル樹脂層を用い、ガラ
ス／ＰＶＢ／［アクリル樹脂，ＰＣ共押出シート］／Ｐ
ＶＢ／ガラスから成る５層構造を有するもの、ガラス／
ＰＶＢ／［アクリル樹脂、ＰＣ共押出シート］（両表面
アクリル樹脂層）／ＰＶＢ／［アクリル樹脂，ＰＣ共押
出シート］（片面アクリル樹脂層）のような構造のもの
が挙げられる。
出シートはアクリル樹脂とＰＣが溶融接着しているの
で、プライマーがなくとも十分に接着し、本願の積層体
として十分な接着力を有する。また、アクリル樹脂層を
薄くしても、本発明の目的を達成できる。そのため、Ｐ
Ｃの性能を十分に発揮でる積層体とすることができる。
本発明の少なくとも三層構造を有する積層体は、ガラス
板、ＰＶＢ層、［アクリル樹脂，ＰＣ共押出シート］の
積層体であって、例えば、ガラス／ＰＶＢ／［アクリル
樹脂、ＰＣ共押出シート〕、［アクリル樹脂，ＰＣ共押
出シート］として両表面にアクリル樹脂層を用い、ガラ
ス／ＰＶＢ／［アクリル樹脂，ＰＣ共押出シート］／Ｐ
ＶＢ／ガラスから成る５層構造を有するもの、ガラス／
ＰＶＢ／［アクリル樹脂、ＰＣ共押出シート］（両表面
アクリル樹脂層）／ＰＶＢ／［アクリル樹脂，ＰＣ共押
出シート］（片面アクリル樹脂層）のような構造のもの
が挙げられる。
【００１４】本発明の積層体の外層のガラスまたは［ア
クリル樹脂、ＰＣ共押出シート］の表面には光反射フィ
ルムや調光フィルム等を張り合わせることも可能であ
り、外層の［アクリル樹脂，ＰＣ共押出シート］の表面
は、光硬化型硬化剤を用いて被覆し樹脂表面の傷つき易
さを軽減することもできる。本発明の積層体の各層の厚
みは、通常、ガラスが０．１〜１０ｍｍ、ＰＶＢが０．
１〜１．５ｍｍ、［アクリル樹脂、ＰＣ共押出シート］
が０．８〜１５ｍｍの範囲にあるが、用途により異なる
のでこれに限定されるものではない。
クリル樹脂、ＰＣ共押出シート］の表面には光反射フィ
ルムや調光フィルム等を張り合わせることも可能であ
り、外層の［アクリル樹脂，ＰＣ共押出シート］の表面
は、光硬化型硬化剤を用いて被覆し樹脂表面の傷つき易
さを軽減することもできる。本発明の積層体の各層の厚
みは、通常、ガラスが０．１〜１０ｍｍ、ＰＶＢが０．
１〜１．５ｍｍ、［アクリル樹脂、ＰＣ共押出シート］
が０．８〜１５ｍｍの範囲にあるが、用途により異なる
のでこれに限定されるものではない。
【００１５】本発明の積層体は、８０℃以上の温度で加
圧下に張り合わせることで容易に製造できる。例えば、
ＰＶＢにＰＶＢフィルムを用い各層を重ね合わせた後減
圧下に置き、層間の空気を充分に除去した後、加熱加圧
して接着する方法や、あらかじめガラス表面に溶媒で希
釈したＰＶＢをコーティングし乾燥後に〔ＰＭＭＡ、Ｐ
Ｃ共押出シート〕と加熱加圧し張り合わせる方法等があ
る。
圧下に張り合わせることで容易に製造できる。例えば、
ＰＶＢにＰＶＢフィルムを用い各層を重ね合わせた後減
圧下に置き、層間の空気を充分に除去した後、加熱加圧
して接着する方法や、あらかじめガラス表面に溶媒で希
釈したＰＶＢをコーティングし乾燥後に〔ＰＭＭＡ、Ｐ
Ｃ共押出シート〕と加熱加圧し張り合わせる方法等があ
る。
【００１６】以下、実施例にて詳細に説明する。また、
実施例においては本発明内容を明確にする目的で平面状
の合わせガラスについて説明するが、２次及び３次曲面
状の合わせガラスにおいても充分適用できる。なお、実
施例において本発明を構成する各層は、次のものを用い
た。 ガラス：普通板ガラス（ソーダ石灰ガラスの未強化ガラ
ス板） ＰＶＢ Ａ：積水化学工業（株）製 エレックスフィル
ム Ｈ１タイプ ＰＶＢ Ｂ：ＰＶＢ樹脂（ブチラール化度６５モル％）
１００重量部、エステル系可塑剤（Ｃ4 Ｈ9 Ｏー（Ｃ2
Ｈ4 Ｏ）2 −ＣＯＣ4 Ｈ8 ＣＯ−（ＯＣ2 Ｈ4 ）2 −Ｏ
Ｃ4 Ｈ9 ）４０重量部、紫外線吸収剤（２−（２’−ヒ
ドロキシ−３’−ラウリル−５’−メチルフェニル）ベ
ンゾトリアゾール）１４重量部を二軸混練機を用いて８
５℃で５分間混練し、ついで１１０℃、１５０ｋｇ／ｃ
ｍ2 の条件でプレス成形して得られるシート ［アクリル樹脂，ＰＣ共押出シート］ ：帝人化成
（株）製 ポリカーボネート樹脂 パンライトＫ−１２
８５と旭化成工業（株）製 アクリル樹脂ＬＰ−１を用
い、共押出シート成形装置により製造された両面積層シ
ート（表層部アクリル樹脂層厚み３０μｍ及び６０μ
ｍ）
実施例においては本発明内容を明確にする目的で平面状
の合わせガラスについて説明するが、２次及び３次曲面
状の合わせガラスにおいても充分適用できる。なお、実
施例において本発明を構成する各層は、次のものを用い
た。 ガラス：普通板ガラス（ソーダ石灰ガラスの未強化ガラ
ス板） ＰＶＢ Ａ：積水化学工業（株）製 エレックスフィル
ム Ｈ１タイプ ＰＶＢ Ｂ：ＰＶＢ樹脂（ブチラール化度６５モル％）
１００重量部、エステル系可塑剤（Ｃ4 Ｈ9 Ｏー（Ｃ2
Ｈ4 Ｏ）2 −ＣＯＣ4 Ｈ8 ＣＯ−（ＯＣ2 Ｈ4 ）2 −Ｏ
Ｃ4 Ｈ9 ）４０重量部、紫外線吸収剤（２−（２’−ヒ
ドロキシ−３’−ラウリル−５’−メチルフェニル）ベ
ンゾトリアゾール）１４重量部を二軸混練機を用いて８
５℃で５分間混練し、ついで１１０℃、１５０ｋｇ／ｃ
ｍ2 の条件でプレス成形して得られるシート ［アクリル樹脂，ＰＣ共押出シート］ ：帝人化成
（株）製 ポリカーボネート樹脂 パンライトＫ−１２
８５と旭化成工業（株）製 アクリル樹脂ＬＰ−１を用
い、共押出シート成形装置により製造された両面積層シ
ート（表層部アクリル樹脂層厚み３０μｍ及び６０μ
ｍ）
【００１７】
【００１８】
【実施例１，２】１ｍｍ厚のガラス板、０．３８ｍｍ厚
のポリビニルブチラールＡシート、５ｍｍ厚の［ＰＭＭ
Ａ，ＰＣ共押出シート］（表層部アクリル樹脂層厚み３
０μｍ，６０μｍ）をガラス／ＰＶＢ／［ＰＭＭＡ，Ｐ
Ｃ共押出シート］／ＰＶＢ／ガラスの順に重ね合わせ、
全体を真空パック袋にいれ、該真空パック袋内を真空に
した後、真空パックを封止し、テフロン板と鉄板で挟
み、圧力１０ｋｇ／ｃｍ2 、１２０℃で約２０分間プレ
スし接着した。そのままプレスから取り出し、徐冷し
て、合わせガラスを得た。このものの評価結果を表１に
示す。なお、落球試験はＪＩＳ Ｒ３２０５、比重はＡ
ＳＴＭ Ｄ７９２、熱伝導率はＡＳＴＭ Ｃ１７７に示
される方法に準じて行った。
のポリビニルブチラールＡシート、５ｍｍ厚の［ＰＭＭ
Ａ，ＰＣ共押出シート］（表層部アクリル樹脂層厚み３
０μｍ，６０μｍ）をガラス／ＰＶＢ／［ＰＭＭＡ，Ｐ
Ｃ共押出シート］／ＰＶＢ／ガラスの順に重ね合わせ、
全体を真空パック袋にいれ、該真空パック袋内を真空に
した後、真空パックを封止し、テフロン板と鉄板で挟
み、圧力１０ｋｇ／ｃｍ2 、１２０℃で約２０分間プレ
スし接着した。そのままプレスから取り出し、徐冷し
て、合わせガラスを得た。このものの評価結果を表１に
示す。なお、落球試験はＪＩＳ Ｒ３２０５、比重はＡ
ＳＴＭ Ｄ７９２、熱伝導率はＡＳＴＭ Ｃ１７７に示
される方法に準じて行った。
【００１９】
【実施例３】１ｍｍ厚のガラス板、０．３８ｍｍ厚のＰ
ＶＢ Ｂシート、５ｍｍ厚の［ＰＭＭＡ、ＰＣ共押出シ
ート］（表層部アクリル樹脂層厚み６０μｍ）を実施例
１と同様に重ね合わせて、接着し、本発明の合わせガラ
スを得た。評価結果を表１に示す。なお、耐候性は、サ
ンシャインウェザオメーター（キセノン光源、６３℃＊
０．５５Ｗ／ｍ2 ）で６００時間テストした。
ＶＢ Ｂシート、５ｍｍ厚の［ＰＭＭＡ、ＰＣ共押出シ
ート］（表層部アクリル樹脂層厚み６０μｍ）を実施例
１と同様に重ね合わせて、接着し、本発明の合わせガラ
スを得た。評価結果を表１に示す。なお、耐候性は、サ
ンシャインウェザオメーター（キセノン光源、６３℃＊
０．５５Ｗ／ｍ2 ）で６００時間テストした。
【００２０】
【比較例１】１ｍｍ厚のガラス板、０．３８ｍｍ厚のＰ
ＶＢ Ａシート、５ｍｍ厚のポリカーボネートシート
（パンライトＫ−１２８５）を実施例１，２同様に重ね
合わせて接着した合わせガラスを評価した。結果を表１
に示す。
ＶＢ Ａシート、５ｍｍ厚のポリカーボネートシート
（パンライトＫ−１２８５）を実施例１，２同様に重ね
合わせて接着した合わせガラスを評価した。結果を表１
に示す。
【００２１】
【比較例２，３】普通板ガラス（６ｍｍ厚さ＝比較例
２）、及び２．５ｍｍ厚のガラス／０．３８ｍｍのＰＶ
Ｂ Ａシート／２．５ｍｍ厚のガラスを実施例１に示す
方法で接着した合わせガラス（比較例３）を評価した。
結果を表１に示す。
２）、及び２．５ｍｍ厚のガラス／０．３８ｍｍのＰＶ
Ｂ Ａシート／２．５ｍｍ厚のガラスを実施例１に示す
方法で接着した合わせガラス（比較例３）を評価した。
結果を表１に示す。
【００２２】
【表１】
【００２３】
【発明の効果】以上、実施例に示したように、本発明の
積層体は透明で耐衝撃性、割れたガラスの耐飛散性に優
れ、且つ軽量で、断熱性に優れており、安全ガラス、省
エネガラスとしての価値が大きい。そのため、建築物の
窓ガラス、ショーウインドーやドア特にガラス面積の大
きい高層ビルの窓ガラスとして、また自動車、バス、ト
ラック、鉄道等の車両用のガラスとして好適に使用でき
る。更に、学校、体育館、病院等の窓ガラスやドアに用
いられる安全ガラスとしても好適に使用できる。
積層体は透明で耐衝撃性、割れたガラスの耐飛散性に優
れ、且つ軽量で、断熱性に優れており、安全ガラス、省
エネガラスとしての価値が大きい。そのため、建築物の
窓ガラス、ショーウインドーやドア特にガラス面積の大
きい高層ビルの窓ガラスとして、また自動車、バス、ト
ラック、鉄道等の車両用のガラスとして好適に使用でき
る。更に、学校、体育館、病院等の窓ガラスやドアに用
いられる安全ガラスとしても好適に使用できる。
Claims (1)
- 【請求項１】 ガラス板、ポリビニルブチラール樹脂層
及び硬質樹脂シートから成り、少なくとも一表面がガラ
ス板であり、また少なくとも三層構造を有する積層体で
あって、該硬質樹脂シートがアクリル樹脂とポリカーボ
ネート樹脂の共押出積層シートであり、しかも、該ガラ
ス板が該共押出積層シートのアクリル樹脂面でポリビニ
ルブチラール樹脂を介して張り合わせていることを特徴
とする積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4249123A JPH0699547A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 新規な積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4249123A JPH0699547A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 新規な積層体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699547A true JPH0699547A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17188281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4249123A Withdrawn JPH0699547A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 新規な積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699547A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1086659A (ja) * | 1996-08-13 | 1998-04-07 | Saint Gobain Vitrage | 側面衝撃を受けた場合の車両の搭乗者の保護用装置 |
| WO2002049982A1 (en) * | 2000-12-18 | 2002-06-27 | Bridgestone Corporation | Film-reinforced glasses |
| WO2008032781A1 (en) | 2006-09-14 | 2008-03-20 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Sheet glass laminate structure and multiple sheet glass laminate structure |
| US20090237786A1 (en) * | 2005-06-21 | 2009-09-24 | Zeon Corporation | Protective Film for Polarizing Plate |
| US8658283B2 (en) | 2007-05-14 | 2014-02-25 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Laminated glass for window and glass window member |
| JP2015104845A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 日本電気硝子株式会社 | 複合板材の製造方法 |
| TWI490123B (zh) * | 2011-07-06 | 2015-07-01 | Shinetsu Chemical Co | 絕熱疊層體以及具有該絕熱疊層體之透明絕熱薄膜 |
| EP3154783A1 (de) * | 2014-06-12 | 2017-04-19 | Saint-Gobain Glass France | Verbundscheibe aus einer polymeren scheibe und einer glasscheibe |
| JPWO2021002033A1 (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-07 | ||
| JP2021525188A (ja) * | 2018-08-29 | 2021-09-24 | サン−ゴバン グラス フランス | 複合ガラスペイン |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP4249123A patent/JPH0699547A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US11660837B2 (en) | 2018-08-29 | 2023-05-30 | Saint-Gobain Glass France | Composite glass pane |
| JPWO2021002033A1 (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-07 | ||
| WO2021002033A1 (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-07 | 積水化学工業株式会社 | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
| EP3995467A4 (en) * | 2019-07-02 | 2023-07-26 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | INTERLAYER FILM FOR LAMINATED GLASS, AND LAMINATED GLASS |
| US11724481B2 (en) | 2019-07-02 | 2023-08-15 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Interlayer film for laminated glass, and laminated glass |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |