JPH0699010B2 - 移載装置 - Google Patents

移載装置

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JPH0699010B2
JPH0699010B2 JP25405689A JP25405689A JPH0699010B2 JP H0699010 B2 JPH0699010 B2 JP H0699010B2 JP 25405689 A JP25405689 A JP 25405689A JP 25405689 A JP25405689 A JP 25405689A JP H0699010 B2 JPH0699010 B2 JP H0699010B2
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学 小吹
久 金谷
正憲 富吉
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、移載装置に関するものであり、特に開口部を
有する段ボール箱、プラスチックコンテナ等の容器と該
容器の開口部を閉鎖する蓋体とを重ね合わせ、重ね合わ
された上記容器と蓋体とを回動して所定の位置に移載す
ることのできる移載装置に関するものである。
(従来の技術) 移載装置に関する従来の技術としては、特公昭50−1623
8号公報、特開昭5827179号公報、特開昭63−17702号公
報に記載のもの等が知られている。
上記公報に記載されている従来の技術について説明する
と、特公昭50−16238号公報には、ケース(容器)に詰
められた壜等(物品)を該ケースより取り出すための壜
等の取り出し装置が記載されている。
また、特公昭58−27179号公報には、横伸縮式コンテナ
(容器)を反転装置により反転せしめて内容物(物品)
を排出する内容物排出装置が記載されている。
また、特開昭63−17702号公報には、物品を収納したコ
ンテナ(容器)を棚から取り出す出し入れ具、取り出し
た容器を回動する回動装置等から構成される出し入れ装
置を備える自動倉庫設備が記載されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の従来の技術は以下のような問題点
を有していた。
即ち、特公昭50−16238号公報に記載の壜等の取り出し
装置、特公昭58−27179号公報に記載の内容物排出装
置、或いは特開昭63−17702号公報に記載の出し入れ装
置は、回動装置によって容器に収納されている物品を取
り出す技術を開示するに過ぎず、容器と蓋体とを重ね合
わせ、重ね合わされた上記容器と蓋体とを回動して所定
の位置に移載することについては記載されておらず、何
らの示唆もない。
従って、本発明の目的は、開口部を有する段ボール棚、
プラスチックコンテナ等の容器と該容器の開口部を閉鎖
する蓋体とを重ね合わせ、重ね合わされた上記容器と蓋
体とを回動して所定の位置に移載することのできる移載
装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、昇降する基体(50)上を走行する走行体(4
2)に立設された支柱(43)に支持されている旋回軸(4
4)に沿って開閉する第1把持ハンド(45)と、上記旋
回軸(44)の軸線またはその近傍から上記旋回軸(44)
の軸線方向に対して略垂直方向に配設される案内部材
(46)と、該案内部材(46)に沿って移動する移動体
(49)と、該移動体(49)に固定設置される受け台(47
a)と、上記移動体(49)に取り付けられ上記受け台(4
7a)に沿って開閉する第2把持ハンド(47)とを備え、
物品(B)が収納された開口部(11)を有する容器(1
0)を流動棚(C)から取り出して上記受け台(47a)に
載せ、上記受け台(47a)に載せられた容器(10)を上
記第2把持ハンド(47)で把持し、上記第2把持ハンド
(47)で把持された容器(10)を上記移動体(49)によ
り上昇して、上記容器(10)の開口部(11)を上記第1
把持ハンド(45)で把持された蓋体(23)に重ね合わ
せ、上記容器(10)の開口部(11)を上記蓋体(23)に
より閉鎖した状態で、上記蓋体(23)、上記第1把持ハ
ンド(45)、上記案内部材(46)、上記移動体(49)、
上記受け台(47a)及び上記第2把持ハンド(47)が上
記旋回軸(44)を中心として一体的に反転され、反転さ
れた蓋体(23)を開いて物品(B)を取り出すようにな
してあることを特徴とする移載装置を提供することによ
って上記の目的を達成したものである。
尚、走行体(42)が、容器取り出し用のコンベヤ(3
1)、(33)を備えていることが好ましい。
また、基体(50)が、スタッカークレーン(60)のキャ
リッジに配設されていることが好ましい。
(作用) 本発明の移載装置によれば、開口部を有する段ボール
箱、プラスチックコンテナ等の容器と該容器の開口部を
閉鎖する蓋体とを重ね合わせ、重ね合わされた上記容器
と蓋体とを回動して所定の位置に移載する。
(実施例) 以下、本発明の移載装置の一実施例について説明する。
第1図は本発明の移載装置の一実施例の要部を示す斜視
図、第2図(a),(b)はその移載装置の全体を示す
と共にその移載装置を用いた物品取り出し装置の一実施
例を示す斜視図で、同図(a)は物品取り出し装置を示
す図、同図(b)はその回動装置により容器と物品取り
出し具とを物品切り出し具側に回動させた状態を示す
図、第3図は第2図(a)における側面を示す図であ
る。
本実施例の移載装置は、垂直搬送機(60)の昇降キャリ
ッジに配設されている基体(50)上を走行する走行体
(42)に立設された支柱(43)に支持されている旋回軸
(44)に沿って開閉する第1把持ハンド(45)と、旋回
軸(44)の軸線またはその近傍から旋回軸(44)の軸線
方向に対して略垂直方向に配設される案内部材(46)
と、案内部材(46)に沿って移動する移動体(49)と、
移動体(49)に固定設置される受け台(47a)と、移動
体(49)に取り付けられ受け台(47a)に沿って開閉す
る第2把持ハンド(47)とを備え、第1把持ハンド(4
5)、案内部材(46)、移動体(49)、受け台(47a)及
び第2把持ハンド(47)が旋回軸(44)を中心として一
体的に回動できるようになしてあり、走行体(42)は容
器取り出し用のコンベヤ(31),(33)を備えている。
また、上記移載装置を用いた物品取り出し装置(A)
は、第2図(a)、第3図に示す如く、容器(10)に収
納された物品(B)を保管する保管設備(C)から、容
器(10)を取り出して、物品供給装置(D)に容器(1
0)内の物品(B)のみを移し替えるもので、保管設備
(C)と物品供給装置(D)の間に位置させて配設され
ている。
而して、物品取り出し装置(A)は、容器(10)の開口
部(11)を閉鎖する蓋体(23)としての物品取り出し具
(20)、即ち容器(10)に収納されている複数個の物品
(B)の収納状態の配列に対応し、物品(B)を1個ず
つ仕切る交叉状に配設された仕切り(21)を備えると共
に、仕切り(21)の交叉部の先端より突出させ上記容器
(10)に収納された物品(B)間に上記仕切り(21)を
案内するガイド部材(27)を設けた物品取り出し具(2
0)と、保管設備(C)から容器(10)を取り出す容器
取り出し装置(30)と、物品取り出し具(20)と容器
(10)とを重ね合わせる重ね合わせ装置(41)を有する
回動装置(40)と、これら容器取り出し装置(30)、回
動装置(40)を備える基体(50)を搭載したキャリッジ
と、該昇降キャリッジを昇降自在に支持する垂直搬送機
(60)とを備えて構成される。尚、基体(50)が上記垂
直キャリッジを構成するようになしても良い。
また、保管設備(C)は、後述する複数列、複数段の傾
斜ローラコンベヤ(70)を備える流動棚、物品供給装置
(D)は、物品取り出し装置(A)から物品(B)を切
り出す物品切り出し具(80)を備えたスパイラルシュー
ト(90)を主体に構成されている。
次に上記各構成要素について更に詳述する。
先ず、物品取り出し装置(A)を構成する物品取り出し
具(20)、容器取り出し装置(30)、回動装置(40)な
どについて説明する。
物品取り出し具(20)は、第4図に示す如く、交叉状に
配設された仕切り(21)、上部を円錐状に形成したガイ
ド部材(27)、シャッタ(22)等を備えた蓋体(23)と
して構成され、仕切り(21)は、物品取り出し具(20)
の蓋体(23)の基部(24)から外方に突出するように形
成されている。また、仕切り(21)の交叉部の先端にガ
イド部材(27)が突出するように設けられている。そし
て仕切り(21)の突出した先端部分及びガイド部材(2
7)を容器(10)の開口部(11)側に反転して、物品取
り出し具(20)を容器(10)に重ね合わせた状態にしよ
うとすると、まず物品取り出し具(20)のガイド部材
(27)が4個の物品(B)によって形成される隙間へ入
り込み、続いて仕切り(21)の先端が物品(B)と他の
物品(B)との間に挿入されるように形成されている。
そして仕切り(21)は、第4図に示す如く、容器(10)
に収納されている物品(B)の配列(4行×2列)に従
って物品(B)を1個ずつ収納する物品収納部(26)と
して仕切るように構成されている。また、シャッタ(2
2)は、1枚の板からなり、全ての物品(B)を略同時
に、後述する物品供給装置(D)の物品切り出し具(8
0)に移し替えることができるよう物品取り出し具(2
0)の蓋体(23)内を摺動し開閉自在に取り付けられ、
物品取り出し具(20)から物品切り出し具(80)に物品
(B)が移し替えられた後は、ピッキング指令に従っ
て、物品(B)をシュート(91)を介してスパイラルシ
ュート(90)に切り出して荷揃えするように構成されて
いる。
また、容器取り出し装置(30)は、走行体(42)上に固
定設置された容器取り出し用コンベヤ、即ちホイールコ
ンベヤ(31)と、枢支点(32)において容器取り出し側
を上下に揺動可能とした揺動コンベヤ(33)と、ホイー
ルコンベヤ(31)及び揺動コンベヤ(33)を駆動するた
めの駆動装置(図示省略)とを備え、走行体(42)の走
行によってその揺動コンベヤ(33)が傾斜ローラコンベ
ヤ(70)に進出するように構成されている。
また、回動装置(40)は、垂直搬送機(60)の昇降キャ
リッジに配設されている基体(50)上を傾斜ローラコン
ベヤ(70)に格納された容器(10)の流動方向、即ち、
傾斜ローラコンベヤ(70)を基準にすれば前後方向に沿
って走行する走行体(42)と、走行体(42)上に立設さ
れた支柱(43)と、支柱(43)の上端近傍に支持された
旋回軸(44)と、旋回軸(44)の軸線方向(以下、左右
方向と云う)に開閉する一対の把持板(45a),(45a)
を備え、物品取り出し具(20)を把持する第1把持ハン
ド(45)と、旋回軸(44)の軸線の近傍を中心として第
1把持ハンド(45)の垂下方向に対して、時計方向に略
90゜の方向に垂下する案内部材(46)と、案内部材(4
6)に沿って昇降する移動体(49)と、移動体(49)に
取り付けられ受け台(47a)に沿って開閉する一対の把
持板(47b),(47b)を備え、容器(10)を把持した状
態で昇降させ、第1把持ハンド(45)が把持した物品取
り出し具(20)に容器(10)を重ね合わせる第2把持ハ
ンド(47)等を備えて構成されている。これら第1,第2
把持ハンド(45),(47)及び案内部材(46)等によっ
て重ね合わせ装置(41)が構成され、回動装置(40)
は、旋回軸(44)に固着された旋回ギヤ(44a)と旋回
モータ(図示省略)軸に固着された駆動ギヤ(44b)と
を介して、上記旋回モータによって、旋回軸(44)を中
心として重ね合わせ装置(41)を一体的に回動させるよ
うに構成されている。而して、第1把持ハンド(45)の
把持板(45a)は、アーム(43a)を介して旋回軸(44)
に対して垂直に取り付けられて旋回軸(44)と共に回動
し得るように構成されている。また、一対のアーム(43
a),(43a)間には旋回軸(44)に平行させたスクリュ
ー軸(48)、即ち軸中央から一方に右螺子が、他方に左
螺子が形成されたスクリュー軸(48)が架設されてスク
リュー軸(48)の駆動によって一対のアーム(43a),
(43a)の間隔を拡縮させて第1把持ハンド(45)の一
対の把持板(45a),(45a)を開閉し得るように構成し
ている。また、第1把持ハンド(45)の把持板(45a)
の内側には、物品取り出し具(20)の蓋体(23)に形成
された係合凹部(25)と係合する係合凸部(45b)が設
けられており、第1把持ハンド(45)が物品取り出し具
(20)を確実に把持できるようになされ、しかも回動中
に物品取り出し具(20)が落下することのないように構
成されている。また、第2把持ハンド(47)は、移動体
(49)に取り付けられた容器(10)の底面を略平面状に
支承する孔空きプレートから受け台(47a)の上方を左
右方向に移動する一対の把持板(47b),(47b)と、把
持板(47b),(47b)を開閉するためのスクリュー軸
(47c)、即ち軸中央から一方に右螺子が他方に左螺子
が形成されているスクリュー軸(47c)とによって構成
され、把持板(47b),(47b)を所望の把持間隔まで左
右方向に移動して両者の間隔を拡縮して容器(10)を把
持するようになしてある。また、受け台(47a)が降下
端に位置したときには受け台(47a)の孔部からホイー
ルコンベヤ(31)のホイールが嵌入して孔部から突出す
るように構成されている。また、案内部材(46)には、
案内部材(46)に沿ってスクリュー軸(46a)が設けら
れており、スクリュー軸(46a)を駆動することによっ
て、移動体(49)を案内部材(46)に沿って昇降させる
ことにより容器(10)を物品取り出し具(20)に重ね合
わせるようになしてある。
更に、垂直搬送機(60)は、傾斜ローラコンベヤ(70)
の取り出し開口(71)に沿って垂直方向に昇降する昇降
キャリッジに搭載された移載装置、即ち容器取り出し装
置(30),回動装置(40)等を昇降可能に備えて構成さ
れている。
次に保管設備(C)を構成する流動棚、物品供給装置
(D)を構成する物品切り出し具(80)、スパイラルシ
ュート(90)について夫々説明する。
保管設備(C)の流動棚は、複数列、複数段の傾斜ロー
ラコンベヤ(70)からなり、その傾斜前端に取り出し開
口(71)が形成され、且つ、傾斜ローラコンベヤ(70)
の前端部にはストッパ(72)が設けられ、供給された容
器(10)が自重によって傾斜ローラコンベヤ(70)を滑
落してストッパ(72)で係止するように構成されてい
る。
また、物品供給装置(D)の物品切り出し具(80)は、
物品取り出し具(20)から移し替えられた物品(B)を
収納し、1個ずつ切り出し得るように構成された筺体
(81)で、物品(B)をスパイラルシュート(90)に案
内するシュート(91)の上部に固定設置されている。そ
して、物品取り出し具(20)の仕切り(21)に対応し
て、物品(B)を1個ずつ仕切る仕切り(82)と、収納
された物品(B)を1個ずつ切り出しシュート(91)に
落下させるためのシャッタ(83)(第4図参照)とを備
えて構成されている。また、物品切り出し具(80)上に
物品取り出し具(20)を円滑に重ね合わせるように案内
するガイド板(84)が物品切り出し具(80)の上端に設
けられている(第3図参照)。
また、スパイラルシュート(90)は、複数個のシュート
(91)を介して、夫々の物品切り出し具(80)から切り
出された物品(B)を所望のコンテナ等(図示省略)に
搬送、供給するように構成されている。
また、スパイラルシュート(90)と物品切り出し具(8
0)との間に形成される空間には、物品移し替え装置
(A)の回動装置(40)によって回動させて物品取り出
し具(20)を物品切り出し具(80)に重積した状態下に
ある容器(10)と略同じ高さ位置に合わせた空容器排出
コンベヤ(100)が配設されており、空になった容器(1
0)を、受け台(47a)によって押し出して空容器排出コ
ンベヤ(100)に移載して、空になった容器(10)を系
外へ排出するように構成されている。
また、容器(10)は、天面部に開口部(11)を有する段
ボール箱等である場合には、そのまま傾斜ローラコンベ
ヤ(70)に供給すれば良いが、容器(10)が段ボール箱
等で包装されている場合には、天面部を予め切断する等
して開口部(11)を形成してから、傾斜ローラコンベヤ
(70)に供給するようにすれば良い。
次に、上述の物品取り出し装置(A)を用いた物品取り
出し態様について説明する。
保管設備(C)における傾斜ローラコンベヤ(70)の各
取り出し開口(71)には、夫々1種類の物品(B)を収
納している容器(10)が複数個格納されている。
一方、物品取り出し具(20)によって仕切られた物品
(B)が、物品切り出し具(80)に移し替えられると、
回動装置(40)が垂直搬送機(60)の昇降キャリッジの
昇降により、物品(B)が移し替えられた物品取り出し
具(20)に対向する位置まで移動すると共に、空になっ
た容器(10)を受け台(47a)の先端によって空容器排
出コンベヤ(100)に突き出す。即ち、移動体(49)の
移動により受け台(47a)を容器(10)の側面の高さに
位置させた状態で、走行体(42)を空容器排出コンベヤ
(100)方向に進め、つまり傾斜ローラコンベヤ(70)
を基準とすれば、後進させることにより、空になった容
器(10)を空容器排出コンベヤ(100)に移載する。ま
た、空になった容器(10)が移載されると、第1把持ハ
ンド(45)の係合凸部(45b)が物品取り出し具(20)
の係合凹部(25)の外側に位置しているので、第1把持
ハンド(45)の把持板(45a),(45a)を閉じて物品取
り出し具(20)を把持する。第1把持ハンド(45)が物
品取り出し具(20)を把持すると、回動装置(40)が、
第3図に示す側面図において時計方向に略10゜回動した
後、走行体(42)が傾斜ローラコンベヤ(70)方向に、
同図において実線で示す位置まで前進し、回動装置(4
0)が、その状態で更に時計方向に略170゜回動し、回動
装置(40)が、第3図において実線で示した状態にな
る。
更に、垂直搬送機(60)の昇降キャリッジの昇降によ
り、回動装置(40)が所望の取り出し開口(71)の位置
に移動すると共に、容器取り出し装置(30)が所望の取
り出し開口(71)に格納されている容器(10)を取り出
す。即ち、垂直搬送機(60)の昇降キャリッジが所望の
位置に停止すると、走行体(42)が取り出し開口(71)
に向かって前進し、揺動コンベヤ(33)が枢支点(32)
を中心として容器取り出し側を上方に揺動させることに
より、容器(10)を1個取り出すと、ホイールコンベヤ
(31)の所定位置に容器(10)を搬送する。このとき、
受け台(47a)を予め降下端に位置させてあるため、搬
入された容器(10)の下方には受け台(47a)が位置し
ている。
然る後、受け台(47a)が案内部材(46)に沿ってセン
タリング位置、即ち受け台(47a)の上面がホイールコ
ンベヤ(31)の形成する上面より高い位置まで上昇する
と、受け台(47a)が、取り出された上記容器(10)の
底面を略平面状に支承しながら、スクリュー軸(47c)
の駆動により把持板(47b),(47b)が所望の間隔まで
閉じることによって容器(10)の側面を把持すると共に
センタリングする。センタリング後、第2把持ハンド
(47)は、案内部材(46)に沿って上昇することによっ
て把持した容器(10)を物品取り出し具(20)の基部
(24)近傍まで持ち上げて、第4図に示す如く、基部
(24)から突出した仕切り(21)の先端及びガイド部材
(27)を容器(10)に挿入した状態にして、停止する。
従って、受け台(47a)が容器(10)の底面を略平面状
に支承しているので、容器(10)に収納された物品
(B)の収納状態を乱すことなく、仕切り(21)を容器
(10)の開口部(11)に対してスムースに挿入できる。
尚、容器(10)と物品取り出し具(20)とのセンタリン
グが多少ずれていても、隙間に先ずガイド部材(27)が
挿入された物品(B)の収納状態を矯正しながら、続い
て仕切り(21)の先端が挿入されるので、容器(10)に
収納された物品(B)を確実に個々に仕切ることができ
る。
上述の如くして、物品取り出し具(20)の基部(24)と
容器(10)の開口部(11)とが重ね合わされると、回動
装置(40)が駆動して、物品取り出し具(20)と容器
(10)とを第2図(b)に示す如く反転させる。即ち、
旋回軸(44)を中心として、回動装置(40)、即ち第
1、第2把持ハンド(45),(47)、案内部材(46)、
移動体(49)、受け台(47a)等が第3図において反時
計方向に一体的回動する。この反転動作を更に詳述にす
ると、回動装置(40)が反時計方向に略170゜回動した
後、走行体(42)が後進して、反転過程にある物品取り
出し具(20)を物品切り出し具(80)の略上部に位置さ
せた後、更に回動装置(40)が反時計方向に略10゜回転
し、物品切り出し具(80)上に物品取り出し具(20)と
容器(10)が重ね合わされる。この反転動作により、容
器(10)に収納されていた物品(B)は、仕切り(21)
によって1個ずつ仕切られる。
物品切り出し具(80)上に物品取り出し具(20)と容器
(10)とが重なり合うと、第1把持ハンド(45)の把持
板(45a),(45a)が開いて物品取り出し具(20)を解
放すると共に、第2把持ハンド(47)の把持板(47
b),(47b)も開いて容器(10)を解放した後、走行体
(42)が前進して、次の物品(B)の移し替えに備えて
待機する。
物品切り出し具(80)に収納されていた物品(B)は、
物品の行毎に対応したシャッタ(83)を順次解放するこ
とによってシュート(91)に落とし込まれる。全ての物
品(B)が物品切り出し具(80)から切り出されると、
引き続き、物品取り出し具(20)のシャッタ(22)を第
4図矢示方向に開放して物品取り出し具(20)に収納さ
れている物品(B)を全て物品切り出し具(80)に自動
的に移し替える。
上述の如くして、物品取り出し具(80)に移し替えられ
た物品(B)を、ピッキング指令の所望の個数に応じ
て、例えば第4図に示す如くシャッタ(83)を開放して
物品(B)を順次切り出すと、切り出された物品(B)
は、シュート(91)、スパイラルシュート(90)を介し
て所望のコンテナ等(図示省略)迄搬送される。尚、複
数個のシュート(91)が1個のスパイルラシュート(9
0)に高さを異にして夫々繋がっているので、複数個の
物品切り出し具(80)から夫々種類を異にする物品
(B)を略同時に1個のコンテナ等に自動的に荷揃えす
ることができる。
以上、本発明の移載装置の一実施例について説明した
が、本発明はこれらの実施例に制限されるものでなく、
例えば第5図に示す如く、受け台(47a)を櫛歯状と
し、ホイールコンベヤ(31)の代わりに複数のチェーン
コンベヤ(31a)を用いても良い。
また、容器取り出し装置(30)を走行体(42)上に設け
ず昇降キャリッジ上に設け、走行容器(42)とは別に走
行するようにしても良い。尚、容器取り出し装置(30)
は容器(10)を複数個ずつ取り出して、複数個纏めて反
転するようにしても良い。
また、物品(B)が容器(10)に多段に収納されていて
も良く、また、仕切り(21)が、容器(10)に収納され
ている物品(B)を2個以上ずつ仕切るようにしても良
い。
尚、第2図においては、1個の傾斜ローラコンベヤ(7
0)とそれに対応する1基の移載装置のみを図示してい
るが、全ての取り出し開口(71)から自動的に物品
(B)を取り出す場合には、保管設備(C)に設けられ
た傾斜ローラコンベヤ(70)の列数に応じて必要数の移
載装置を設けることは言うまでもない。また、一部の取
り出し開口(71)から手作業等で物品(B)を取り出す
場合には、保管設備(C)の全ての取り出し開口(71)
に対応するように移載装置を設ける必要はない。
(発明の効果) 本発明の移載装置は、上述の如く、開口部を有する段ボ
ール箱、プラスチックコンテナ等の容器と該容器の開口
部を閉鎖する蓋体とを重ね合わせ、重ね合わされた上記
容器と蓋体とを回動して所定の位置に移載することがで
きる。
尚、走行体が、容器取り出し用のコンベヤを備えていこ
とによって、容器を効率良く取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の移載装置の一実施例の要部を示す斜視
図、第2図(a),(b)はその移載装置の全体を示す
と共にその移載装置を用いた物品取り出し装置の一実施
例を示す斜視図で、同図(a)は物品取り出し装置を示
す図、同図(b)はその回動装置により容器と物品取り
出し具とを物品切り出し具側に回動させた状態を示す
図、第3図は第2図(a)における側面を示す図、第4
図は物品取り出し具を示す図で、容器と物品取り出し具
とを反転して物品切り出し具に重ね合わせた状態を示す
斜視図、第5図は受け台の第2の実施例を示す要部斜視
図である。 (31):ホイールコンベヤ (33):揺動コンベヤ、(42):走行体 (43):支柱、(44):旋回軸 (45):第1把持ハンド、(46):案内部材 (47):第2把持ハンド (47a):受け台、(49):移動体 (50):基体 (60):垂直搬送機
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 65/23 7456−3F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降する基体(50)上を走行する走行体
    (42)に立設された支柱(43)に支持されている旋回軸
    (44)に沿って開閉する第1把持ハンド(45)と、 上記旋回軸(44)の軸線またはその近傍から上記旋回軸
    (44)の軸線方向に対して垂直方向に配設される案内部
    材(46)と、 該案内部材(46)に沿って移動する移動体(49)と、 該移動体(49)に固定設置される受け台(47a)と、 上記移動体(49)に取り付けられ上記受け台(47a)に
    沿って開閉する第2把持ハンド(47)とを備え、 物品(B)が収納された開口部(11)を有する容器(1
    0)を流動棚(C)から取り出して上記受け台(47a)に
    載せ、上記受け台(47a)に載せられた容器(10)を上
    記第2把持ハンド(47)で把持し、上記第2把持ハンド
    (47)で把持された容器(10)を上記移動体(49)によ
    り上昇して、上記容器(10)の開口部(11)を上記第1
    把持ハンド(45)で把持された蓋体(23)に重ね合わ
    せ、上記容器(10)の開口部(11)を上記蓋体(23)に
    より閉鎖した状態で、 上記蓋体(23)、上記第1把持ハンド(45)、上記案内
    部材(46)、上記移動体(49)、上記受け台(47a)及
    び上記第2把持ハンド(47)が上記旋回軸(44)を中心
    として一体的に反転され、 反転された蓋体(23)を開いて物品(B)を取り出すよ
    うになしてあることを特徴とする移載装置。
  2. 【請求項2】走行体(42)が、容器取り出し用のコンベ
    ヤ(31)、(33)を備えている、請求項1記載の移載装
    置。
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