JPH069755Y2 - レ−ザ加工機のノズル姿勢角検出装置 - Google Patents

レ−ザ加工機のノズル姿勢角検出装置

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JPH069755Y2
JPH069755Y2 JP1987019672U JP1967287U JPH069755Y2 JP H069755 Y2 JPH069755 Y2 JP H069755Y2 JP 1987019672 U JP1987019672 U JP 1987019672U JP 1967287 U JP1967287 U JP 1967287U JP H069755 Y2 JPH069755 Y2 JP H069755Y2
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JP
Japan
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nozzle
attitude angle
pressure
workpiece
processing machine
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幸夫 吉村
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レーザ加工機に適用されるノズル姿勢角検出
装置に関する。
〔従来の技術〕
特開昭60−72692に示すレーザ加工機において
は、被加工物表面の手前で交差するように複数の光ビー
ムをノズルより照射し、これらの光ビームの上記被加工
物表面における照射スポットを撮像装置で撮像し、これ
によって得られる上記スポットの画像を処理することに
よってノズル姿勢角を検出している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記した従来の技術では、以下のような問題点があっ
た。
)撮像手段等の光学系と、画像処理手段とを必要とす
るため、加工機自体が大型化し、かつコスト高になる。
ii)光学系の光路調整等、複雑な調整が必要となる。
iii)画像処理を行なうので検出結果を得るまでに時間
を要し、このため、検出結果に基づいてノズルの姿勢角
を補正制御する場合に、制御に遅れを生じる。
iv)光学系がノズル先端近傍に配置されるので、この光
学系が邪魔になってノズルを被加工物の狭所にもってい
くことができない。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされる
もので、アシストガスを放出するノズルの中心軸線に対
して対称状に設けられ、各々上記ノズル先端から放出さ
れるアシストガスの圧力を検出する一対の圧力検出手段
と、上記圧力検出手段の出力に基づいて、上記被加工物
の上面に対する上記ノズルの姿勢角を検出するノズル姿
勢角検出手段とを備えている。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
第2図は、本考案が適用されるレーザ加工機の加工ヘッ
ドの断面図を示している。
同図において加工ヘッド1は、θ,θおよびθ
向についての回動軸2,3および4を有している。そし
てその内部には、図示されていないレーザ発振器から放
出されたレーザ光Lをノズル5に導くための反射鏡6お
よび7が各々45度の角度で配設されている。
上記ノズル5には、レーザ光Lを集光するレンズ8と、
アシストガス(たとえば酸素、空気、窒素等)の供給口
9が設けられている。
上記レンズ8によって集光されたレーザ光Lは、被加工
物10の上面10aで集光され、また上記アシストガス
は加工点に吹きつけられる。これにより被加工物10に
対して切断等の加工が施こされる。このとき、加工精度
・効率を最適ならしめるためには、ノズル5の中心軸線
と被加工物10の上面10aの法線が一致する
ことが要求される。
ここでノズル5の中心軸線と被加工物10の加工面
10aの法線とのなす角θを検出する原理について
説明する。
第3図に示すように、一般に直管から曲がり管に入った
流体は、曲がり部分で遠心力を受けるので、上記流体の
圧力は曲がり部分の外側で高く(正圧に)、内側で低く
(負圧に)なり、その大きさは曲がりがきついほど増大
する。
第4図(a)に示すノズル5の先端面上の位置A,Bは、
該ノズルの軸線に関して対称となるように設定され
ている。いま、同図に示すように被加工物10の上面1
0aに対して、ノズル5が垂直に位置している場合(θ
=0)を考えると、ノズルから放出されたガスが矢印で
示すように上記管路と等価な流路に沿って流れ、したが
って位置A,Bに負圧が発生する。そして、同図の場
合、左右の流路が対称となるので、位置A,Bのガス圧
は等しくなる。
つぎに同図(b)に示すように被加工物10の上面10a
に対して上記ノズル5が姿勢角θをもっている場合に
は、この姿勢角θに比例して上記A点で負圧が増大し、
上記B点で負圧が減少する。このときA,B各点P
は下記(1),(2)式で表わされる。
=−Kθ+P ……(1) P= Kθ+P ……(2) ただし、K; 比例定数 P;=0のときのP,Pの圧力 したがって、ノズル姿勢角θは、上記(1),(2)式から下
記(3)式で表わされる。
θ=P−P/−2K ……(3) 第1図は、上記した原理に基づいた本考案の実施例を示
す。
同図において、ノズル5の先端部には、該ノズルの中心
軸線に対して対称状にガス導入通路11,12が設
けられている。各通路11および12の先端はノズル5
の先端面の位置A′およびB′で開口し、またそれらの
通路11,12の基端はそれぞれチューブ13および1
4を介して圧力センサ15および16に接続されてい
る。
また、上記ノズル5には、ガス導入通路17,18が上
記通路11,12と同様に対称状に設けられている。そ
して、これらの通路17および18の先端はそれぞれ上
記ノズル先端面の位置A″およびB″で開口し、それら
の基端はそれぞれチューブ19および20を介して圧力
センサ21および22に接続されている。
第5図は、ノズル5の底面図であり、第1図の上部およ
び下部に示したノズル断面は、それぞれ第5図のa−a
断面およびb−b断面である。そして第5図のa−a方
向は、第2図における左右方向を示し、またb−b方向
は同図における紙面に垂直な方向を示している。
前記位置A′およびB′におけるガス圧力P′および
′を示すセンサ15および16の出力信号は、それ
ぞれ増幅器23および24を介して演算器25に加えら
れる。この演算器25では、前記(3)式の演算が実行さ
れ、これにより被加工物10の上面10aに対するノズ
ル5の姿勢角θが検出される。
また、前記位置A″およびB″におけるガス圧力P
およびP″を示すセンサ21および22の出力信号
は、それぞれ増幅器26および27を介して演算器28
に加えられる。この演算器28では、前記(3)式の演算
が実行され、これにより被加工物10の上面10aに対
するノズル5の姿勢角θが検出される。そして上記演
算器25および28で演算された姿勢角θおよびθ
は、それぞれディスプレイ29に表される。
さらにまた、演算器30では、下記(4)式の演算が実行
され、前記位置A′,B′,A″およびB″における各
ガス圧力の平均圧力Pが求められる。
P=P′+P′+P″+P″/4……(4) 比較器31では、上記演算器30によって得られた平均
圧力Pが、設定機32に予め設定された基準圧力P
比較される。この基準圧力Pは、ノズル5と被加工物
10が離れ過ぎているか否かまたはノズル5の先端部に
被加工物10が存在しているか否かを判断するためのし
きい値であり、上記比較器32はP≦Pである場合、
つまり被加工物が離れ過ぎているか、または被加工物が
存在していない場合に警報信号を発生する。なお、この
警報信号は、警報器33の駆動やレーザ光の緊急停止等
に適用される。
上記実施例におけるノズル姿勢角θおよびθは、テ
ィーチング時の被加工物に対するノズル姿勢角の確認お
よび切断等の加工時におけるノズル姿勢角補正制御に役
立てることができる。
なお上記実施例では、ガス圧を検出するためにノズル5
に通路10,11,16および17を形成したが、第6
図に示すように、上記ノズル側方部にチューブ34,3
5を設け、これらのチューブ34,35の先端をノズル
先端面に臨ませて圧力を検出するようにしてもよい。
また、上記実施例では、A′,B′,A″およびB″と
4点の圧力から2方向についてのノズル姿勢角θ,θ
を検出するようにしているが、圧力の測定点を増やす
ことによって測定精度を上げることも可能である。
〔考案の効果〕
上記したように本考案によれば、アシストガスの圧力を
検出することによってノズルの姿勢角を検出することが
できる。したがって、撮像手段等を用いて姿勢角を検出
する従来装置の前記した問題点i)〜iv)のすべてを解
決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るレーザ加工機のノズル姿勢角検出
装置の一実施例を示したブロック図、第2図はレーザ加
工機の加工ヘッド部分の断面図、第3図は曲がり管にお
ける圧力分布を示した図、第4図(a),(b)はそれぞれア
シストガス放出の様子を示した図、第5図は実施例に係
るノズルの底面図、第6図は本考案の他の実施例を示し
た図である。 1…加工ヘッド、2,3,4…回動軸、6,7…反射
鏡、8…レンズ、9…供給口、10…被加工物、10a
…上面、11,12,17,18…通路、13,14,
19,20…チューブ、15,16,21,22…圧力
センサ、23,24,26,27…増幅器、25,28
…演算器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端開口より被加工物に向けてアシストガ
    スおよびレーザ光を放出するノズルを備えたレーザ加工
    機において、 上記ノズルの中心軸線に対して対称状に設けられ、各々
    上記ノズル先端から放出されるアシストガスの圧力を検
    出する一対の圧力検出手段と、 上記一対の圧力検出手段でそれぞれ検出された圧力の差
    に基づいて、上記被加工物の上面に対する上記ノズルの
    姿勢角を検出するノズル姿勢角検出手段 とを備えることを特徴とするレーザ加工機におけるノズ
    ル姿勢角検出装置。
JP1987019672U 1987-02-13 1987-02-13 レ−ザ加工機のノズル姿勢角検出装置 Expired - Lifetime JPH069755Y2 (ja)

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