JPH0695767B2 - 高画質テレビジヨンy/c分離装置 - Google Patents
高画質テレビジヨンy/c分離装置Info
- Publication number
- JPH0695767B2 JPH0695767B2 JP60210955A JP21095585A JPH0695767B2 JP H0695767 B2 JPH0695767 B2 JP H0695767B2 JP 60210955 A JP60210955 A JP 60210955A JP 21095585 A JP21095585 A JP 21095585A JP H0695767 B2 JPH0695767 B2 JP H0695767B2
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- Japan
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- signal
- circuit
- output
- subtraction
- input
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、NTSC方式におけるビデオ信号の、ノイズリデ
ューサのフレームメモリを利用し、輝度信号(以下Y信
号と略称する)と搬送色信号(以下C信号と略称する)
とを分離するY/C分離装置に関する。
ューサのフレームメモリを利用し、輝度信号(以下Y信
号と略称する)と搬送色信号(以下C信号と略称する)
とを分離するY/C分離装置に関する。
現在、NTSC方式の複合映像信号(ビデオ信号)からY信
号とC信号とを分離するY/C分離回路は、周波数フィル
タあるいはくし型フィルタによっている。しかしC信号
がY信号に周波数インタリービングされているので、上
記のアナログフィルタによる分離方式では、完全なY/C
分離ができず、クロスカラー・ドットクロール妨害があ
り画質劣化がさけられなかった。
号とC信号とを分離するY/C分離回路は、周波数フィル
タあるいはくし型フィルタによっている。しかしC信号
がY信号に周波数インタリービングされているので、上
記のアナログフィルタによる分離方式では、完全なY/C
分離ができず、クロスカラー・ドットクロール妨害があ
り画質劣化がさけられなかった。
最近、高品質・高精細な画像に対する要求が増大し、一
方半導体技術の進歩によりコストが低下したことから、
ディジタル処理技術を適用することで前記問題を実用的
に解決する見込みが大きくなった。
方半導体技術の進歩によりコストが低下したことから、
ディジタル処理技術を適用することで前記問題を実用的
に解決する見込みが大きくなった。
ところで、ディジタル処理回路として、第2図に示すノ
イズリデューサが周知である。この回路は、フレーム間
の強い相関とこれと対照的なノイズの非相関性を利用し
てノイズの軽減をはかるものである。すなわち、入力現
信号と、フレームメモリ3により1フレーム遅延した信
号とに含まれるノイズ信号の非相関性を利用し、係数回
路1,5の定数Kによってノイズ軽減を適当な値になしう
る。クロマインバータ4は、NTSC方式のC信号がフレー
ム間で180°反転するのを補正して、位相を合わせるた
めに挿入される。上記回路では、入力のSN比に比べて出
力のSN比が10log(1+K)/(1−K)だけ向上す
る。
イズリデューサが周知である。この回路は、フレーム間
の強い相関とこれと対照的なノイズの非相関性を利用し
てノイズの軽減をはかるものである。すなわち、入力現
信号と、フレームメモリ3により1フレーム遅延した信
号とに含まれるノイズ信号の非相関性を利用し、係数回
路1,5の定数Kによってノイズ軽減を適当な値になしう
る。クロマインバータ4は、NTSC方式のC信号がフレー
ム間で180°反転するのを補正して、位相を合わせるた
めに挿入される。上記回路では、入力のSN比に比べて出
力のSN比が10log(1+K)/(1−K)だけ向上す
る。
一方、Y/C分離方式として、ライン間の相関あるいはフ
レーム間の相関を利用することができるが、前記ノイズ
リデューサのフレームメモリをこの目的に利用すること
ができれば、メモリの有効活用の点から極めて有利であ
る。
レーム間の相関を利用することができるが、前記ノイズ
リデューサのフレームメモリをこの目的に利用すること
ができれば、メモリの有効活用の点から極めて有利であ
る。
しかしながら、第2図の回路では、クロマインバータは
1フレーム内のC信号のライン間の相関関係を利用し
て、Y信号とC信号とを分離し、C信号のみ反転したビ
デオ信号として出力していることから、C信号のライン
間の相関関係が少ない画像では良好に動作せず、画質を
劣化させる。さらに画質の劣化だけでなく、前記したよ
うにノイズリデューサのフレームメモリを共用してY/C
分離を行なうならばY/C分離が完全でなく、クロスカラ
ー・ドットクロールの原因となる。
1フレーム内のC信号のライン間の相関関係を利用し
て、Y信号とC信号とを分離し、C信号のみ反転したビ
デオ信号として出力していることから、C信号のライン
間の相関関係が少ない画像では良好に動作せず、画質を
劣化させる。さらに画質の劣化だけでなく、前記したよ
うにノイズリデューサのフレームメモリを共用してY/C
分離を行なうならばY/C分離が完全でなく、クロスカラ
ー・ドットクロールの原因となる。
本発明の目的は、ノイズリデューサとY/C分離回路のフ
レームメモリを共用し、しかも上記欠点を除去したY/C
分離装置を提供することにある。
レームメモリを共用し、しかも上記欠点を除去したY/C
分離装置を提供することにある。
本発明の装置は、ノイズリデューサとして、加算回路の
一方の入力がA/D変換されたビデオ入力信号を(1−
K)倍した信号であり、他方の入力が前記加算回路の出
力を直列の2個のフレームメモリで遅延しK倍した信号
であるように構成し、前記加算回路の出力と前記加算回
路に直結する1フレームメモリの出力とから輝度信号
(Y信号)と搬送色信号(C信号)とを分離する回路を
接続し、Y/C分離する回路は、加算回路の出力から加算
回路に直結する一方のフレームメモリの出力を減算する
第1の減算回路と加算回路の出力から第1の減算回路の
出力を減算する第2の減算回路とから構成したものであ
る。
一方の入力がA/D変換されたビデオ入力信号を(1−
K)倍した信号であり、他方の入力が前記加算回路の出
力を直列の2個のフレームメモリで遅延しK倍した信号
であるように構成し、前記加算回路の出力と前記加算回
路に直結する1フレームメモリの出力とから輝度信号
(Y信号)と搬送色信号(C信号)とを分離する回路を
接続し、Y/C分離する回路は、加算回路の出力から加算
回路に直結する一方のフレームメモリの出力を減算する
第1の減算回路と加算回路の出力から第1の減算回路の
出力を減算する第2の減算回路とから構成したものであ
る。
本発明では、ノイズリデューサのフレームメモリを2個
とし、クロマインバータを除去した。2フレーム遅延に
よりY信号,C信号とも同相となるので、フレーム間の相
関が存在するかぎり有効に動作する。C信号につきライ
ン間の相関がない画像についても問題が生じない。した
がって適正にノイズ軽減のなされたノイズリデューサ内
の加算回路に直結するフレームメモリ両端におけるビデ
オ信号からフレーム相関のある静止画像の場合にY/C分
離を完全な形でなしうる。
とし、クロマインバータを除去した。2フレーム遅延に
よりY信号,C信号とも同相となるので、フレーム間の相
関が存在するかぎり有効に動作する。C信号につきライ
ン間の相関がない画像についても問題が生じない。した
がって適正にノイズ軽減のなされたノイズリデューサ内
の加算回路に直結するフレームメモリ両端におけるビデ
オ信号からフレーム相関のある静止画像の場合にY/C分
離を完全な形でなしうる。
以下、第1図を参照して本発明の一実施例につき説明す
る。第1図において、先ずノイズリデューサの回路につ
き説明する。ノイズリデューサは再帰型の通常の形式で
あって、ディジタルビデオ信号が入力端子から入力し、
係数器1を経て、(1−K)倍されて加算回路2の一方
の入力端子に信号1aとして入力する。ここでKは1より
小さい定数である。加算回路2の出力のうち信号2aは2
つの直列接続されたフレームメモリの10,11を経て、2
フレーム遅延後、係数器5でK倍されて、信号5aとして
加算回路2の他方の入力端子に入力する。加算回路2は
信号1aと信号5aとを加算し、信号2aとしてノイズリデュ
ーサのループ回路へ、また信号2bとしてY/C分離回路20
へ入力する。Y/C分離回路20は前記信号2bとフレームメ
モリ10の出力信号10aとを入力し、第1の減算回路12、
第2の減算回路13により、Y信号とC信号とを分離す
る。ここで第1の減算回路12は減算後、1/2倍して出力
する回路である。
る。第1図において、先ずノイズリデューサの回路につ
き説明する。ノイズリデューサは再帰型の通常の形式で
あって、ディジタルビデオ信号が入力端子から入力し、
係数器1を経て、(1−K)倍されて加算回路2の一方
の入力端子に信号1aとして入力する。ここでKは1より
小さい定数である。加算回路2の出力のうち信号2aは2
つの直列接続されたフレームメモリの10,11を経て、2
フレーム遅延後、係数器5でK倍されて、信号5aとして
加算回路2の他方の入力端子に入力する。加算回路2は
信号1aと信号5aとを加算し、信号2aとしてノイズリデュ
ーサのループ回路へ、また信号2bとしてY/C分離回路20
へ入力する。Y/C分離回路20は前記信号2bとフレームメ
モリ10の出力信号10aとを入力し、第1の減算回路12、
第2の減算回路13により、Y信号とC信号とを分離す
る。ここで第1の減算回路12は減算後、1/2倍して出力
する回路である。
ノイズリデューサの回路は、従来回路と異なり、加算回
路2の出力2aを2フレーム遅延させるので、それだけで
Y信号,C信号とも現信号に対し2フレーム遅れの同相と
して再帰的に入力し、クロマインバータは不要になる。
路2の出力2aを2フレーム遅延させるので、それだけで
Y信号,C信号とも現信号に対し2フレーム遅れの同相と
して再帰的に入力し、クロマインバータは不要になる。
次にY/C分離回路20で、信号2bから1フレーム遅延した
信号10aを、第1の減算回路12で減算し、1/2倍して出力
する。信号2b,信号10aに含まれるY信号成分は相関が1
に近いので減算により相殺されるが、同時に含まれるC
信号成分は2倍となるので1/2倍することでC信号とし
て端子22から出力される。また、第2の減算回路13にお
いて、信号2bから第1の減算回路12の出力信号12aすな
わちC信号を減算することで端子21にY信号が出力され
る。
信号10aを、第1の減算回路12で減算し、1/2倍して出力
する。信号2b,信号10aに含まれるY信号成分は相関が1
に近いので減算により相殺されるが、同時に含まれるC
信号成分は2倍となるので1/2倍することでC信号とし
て端子22から出力される。また、第2の減算回路13にお
いて、信号2bから第1の減算回路12の出力信号12aすな
わちC信号を減算することで端子21にY信号が出力され
る。
以上、説明したように、本発明の実施例である第1図の
回路におけるノイズリデューサは2フレームメモリを用
いて2フレーム遅延するので、再帰ループにクロマイン
バータが不要となり、C信号のライン間の相関関係が少
ない画像についても充分なノイズ軽減動作をなし、加算
回路の出力は正しくビデオ信号を再現する。したがって
ノイズリデューサの1フレームメモリを利用したY/C分
離回路のY信号・C信号の分離が完全になり、クロスカ
ラー・ドットクロール妨害が生じない。
回路におけるノイズリデューサは2フレームメモリを用
いて2フレーム遅延するので、再帰ループにクロマイン
バータが不要となり、C信号のライン間の相関関係が少
ない画像についても充分なノイズ軽減動作をなし、加算
回路の出力は正しくビデオ信号を再現する。したがって
ノイズリデューサの1フレームメモリを利用したY/C分
離回路のY信号・C信号の分離が完全になり、クロスカ
ラー・ドットクロール妨害が生じない。
本発明はフレームメモリを2個設けることによりコスト
アップを招来すると考えられるが、メモリの価格下降の
傾向と複雑なクロマインバータが不要なことから高品質
・高精細テレビジョンの実用化に極めて有望である。
アップを招来すると考えられるが、メモリの価格下降の
傾向と複雑なクロマインバータが不要なことから高品質
・高精細テレビジョンの実用化に極めて有望である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の回路ブロック図、第2図は
従来のノイズリデューサの回路ブロック図である。 1,5……係数器、2……加算回路、 10,11……フレームメモリ、 12……第1の減算回路、13……第2の減算回路 20……Y/C分離回路。
従来のノイズリデューサの回路ブロック図である。 1,5……係数器、2……加算回路、 10,11……フレームメモリ、 12……第1の減算回路、13……第2の減算回路 20……Y/C分離回路。
Claims (1)
- 【請求項1】加算回路の一方の入力がA/D変換されたビ
デオ入力信号を(1−K)倍した信号であり、他方の入
力が前記加算回路の出力を直列の2個のフレームメモリ
で遅延しK倍した信号であるノイズリデューサに、前記
加算回路の出力と前記加算回路に直結する一方のフレー
ムメモリの出力とから輝度信号(Y信号)と搬送色信号
(C信号)とを分離する回路を接続し、前記分離する回
路は、前記加算回路の出力から前記加算回路に直結する
一方のフレームメモリの出力を減算する第1の減算回路
と前記加算回路の出力から前記第1の減算回路の出力を
減算する第2の減算回路とから構成されたことを特徴と
する高画質テレビジョンY/C分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60210955A JPH0695767B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | 高画質テレビジヨンy/c分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60210955A JPH0695767B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | 高画質テレビジヨンy/c分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6272290A JPS6272290A (ja) | 1987-04-02 |
JPH0695767B2 true JPH0695767B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=16597874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60210955A Expired - Lifetime JPH0695767B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | 高画質テレビジヨンy/c分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0695767B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2589548B2 (ja) * | 1988-06-28 | 1997-03-12 | 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 | 複合映像信号のy/c分離装置 |
JP2589549B2 (ja) * | 1988-06-29 | 1997-03-12 | 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 | 複合映像信号のy/c分離装置 |
JPH0340566A (ja) * | 1989-07-06 | 1991-02-21 | Yuuseishiyou Tsushin Sogo Kenkyusho | オフセットビート除去装置 |
US5519454A (en) * | 1995-04-21 | 1996-05-21 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Luma/chroma separation filter with common delay element for comb filter separation and recursive noise reduction of composite video input signal |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5510201A (en) * | 1978-04-28 | 1980-01-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | Separator for color television luminance signal and chromaticity signal |
JPS5756844A (en) * | 1980-09-01 | 1982-04-05 | Toppan Printing Co Ltd | Television picture photoengraving and photographing device |
-
1985
- 1985-09-26 JP JP60210955A patent/JPH0695767B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5510201A (en) * | 1978-04-28 | 1980-01-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | Separator for color television luminance signal and chromaticity signal |
JPS5756844A (en) * | 1980-09-01 | 1982-04-05 | Toppan Printing Co Ltd | Television picture photoengraving and photographing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6272290A (ja) | 1987-04-02 |
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