JPH069538Y2 - フロアダクト等の支持構造 - Google Patents

フロアダクト等の支持構造

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JPH069538Y2
JPH069538Y2 JP1988103249U JP10324988U JPH069538Y2 JP H069538 Y2 JPH069538 Y2 JP H069538Y2 JP 1988103249 U JP1988103249 U JP 1988103249U JP 10324988 U JP10324988 U JP 10324988U JP H069538 Y2 JPH069538 Y2 JP H069538Y2
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JP
Japan
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floor
support
mounting bracket
neck portion
rotary tool
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JP1988103249U
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JPH0226325U (ja
Inventor
重徳 大塚
Original Assignee
日本パイプ製造株式会社
住友電設株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフロア下方に配設されて、各種動力線や信号線
等を収納するために用いられるフロアダクトあるいは該
フロアダクトが接続されるフロアボックスの支持構造に
関するものである。
(従来技術) 最近、オフィス用ビルは勿論のこと、一般住宅用家屋に
おいても、動力線や信号線等の使用量が飛躍的に増加す
る傾向にある。
このため、上記動力線や信号線等の配線を効率よく配設
すると共に、フロアの所望の位置からこれ等配線に対し
て容易に結線し得るように、フロアダクトが用いられる
ようになってきた。このフロアダクトは、フロア(床
面)下方に配設されて、その内部に配線が収納される。
そして、種々の方向に伸びる複数のフロアダクト同士の
接続のため、フロアボックスが用いられる。このフロア
ダクトあるいはフロアボックスは、従来フロアの基礎床
より上方へ延設された支持ボルトに対して、取付ブラケ
ットを介して所定高さ位置をとるように支持されてい
た。より具体的には、一本の支持ボルトに対して上ナッ
トと下ナットの2つのナットを螺合させて、この2つの
ナット間に取付ブラケットを挟み込むようにしていた。
これにより、上下2つのナットの高さ位置を変えること
により、取付ブラケットの高さ位置が変更され得ること
になり、この2つのナットを利用した高さ位置調整によ
り、フロアダクトあるいはフロアボックスの水平な取付
けの確保と、フロアに対する上下方向間隔を所望のもの
に調整するようにしていた。
すなわち、取付ブラケットの位置を高くするには、先ず
上ナットを回転させてこれをより上方へと変位させた
後、下ナットを回転させてこれを上方位置へと変位させ
ることにより行なわれる。逆に、取付ブラケットの位置
を低くするには、先ず下ナットを回転させてこれをより
下方位置へと変位させた後、上ナットを回転させてこれ
を下方位置へと変位させることにより行なわれる。そし
て、特にオフィス用ビルの場合は、この調整後は、フロ
アダクトやフロアボックスを、ナットや支持ボルトと共
にコンクリートで埋設し、このコンクリート上にアスタ
イル等の処理を行なって実質的なフロア(床面)を構成
するのが一般的である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前述した従来の支持構造のものでは、1
つの取付ブラケットの高さ位置調整のために上下2つの
ナットを回転させなければならず、このための作業に手
間どることになっていた。このナットを回転させる作業
は、取付ブラケット上方側によりスパナ等の回転工具を
利用して行なわれているが、特に取付ブラケット下方に
ある下ナットを回転させる作業は当該取付ブラケットが
邪魔となって行ないにくいものとなっていた。
したがって、本考案の目的は、フロアダクトあるいはフ
ロアボックスに取付けた取付ブラケットの高さ位置調整
の作業をより容易になし得るようにしたフロアダクト等
の支持構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本考案にあっては、次のよ
うな構成としてある。すなわち、フロアの下方に配設さ
れるフロアダクトまたは該フロアダクトが接続されるフ
ロアボックスを支持するための支持構造において、 フロア下方において、上下方向に伸ばして配設された支
持ボルトと、 前記支持ボルトに螺合された支持ナットと、 フロアダクトまたはフロアボックスに取付けられ、前記
支持ナットを介して前記支持ボルトに支持される取付ブ
ラケットと、を備え、 前記支持ナットは、上下方向中間部に小径の首部が形成
されて、該首部よりも上方部分が回転工具が係合される
回転工具係合部とされると共に、該首部よりも下方部分
が保持部とされ、 前記取付ブラケットには、その端面に開口して前記首部
の外径よりも大きくかつ前記回転工具係合部および保持
部の外径よりも小さな幅とされた係合溝が形成されて、
該係合溝が前記首部に横方向から嵌合される。
このように構成された本考案にあっては、取付ブラケッ
トの係合溝を支持ナットの首部に嵌合させるだけで、支
持ボルトに対して取付ブラケットが支持され、これによ
ってまた、取付ブラケットの上方向の動きは回転工具係
合部によって規制され、また下方への動きは保持部によ
って規制されることになる。
そして、首部の上側部分にある回転工具係合部に回転工
具を係合させて支持ナットを回転させることによって、
当該支持ナットすなわちその首部に嵌合された取付ブラ
ケットが上または下へと変位されることになる。
(考案の効果) このように、本考案によれば、取付ブラケットの係合溝
を支持ナットの首部に嵌合させるだけで、支持ボルトに
対して取付ブラケットが支持されることから、その支持
作業を容易にすることができることになる。
また、取付ブラケットの高さ位置調整のためには、取付
ブラケットよりも上方に位置して容易に接近し得る回転
工具係合部に対してのみ回転力を付与するだけでよく、
取付ブラケットが邪魔になる当該取付ブラケット下方部
分にはこの回転力付与のための特別の作業は一切要しな
いので、高さ位置調整の作業が極めて容易化されること
になる。
さらに、支持ナットに首部を形成する一方、取付ブラケ
ットに係合溝を形成するだけでよいので、構造も簡単で
あり、容易に実施化し得るものである。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1はフロア(床面)を示し、このフロ
ア1は、その下方にある基礎床2に対して所定高さだけ
高い位置に設定される。
上記フロア1の下方、すなわちフロア1と基礎床2との
間には、フロアダクト3が配設されている。このフロア
ダクト3は、少なくともその施工途中においては基礎床
2によって支持されるものである。このため、基礎床2
には、複数本(実施例では2本)の支持ボルト4が上方
に伸ばして固設されている。この各支持ボルト4には、
それぞれ、後述する支持ナット5が螺合されている。そ
して、フロアダクト3は、取付ブラケット6、支持ナッ
ト5を介して、支持ボルト4に支持されるようになって
いる。
取付ブラケット6は、既知のように、それぞれ細幅の金
属板からなる上下一対の取付バンド7,8と、該両バン
ド7と8とを結合する複数本(実施例では2本)の結合
ボルト9と、によって構成されている。すなわち、上取
付バンド8に対して回転自在に挿入された結合ボルト9
を、下取付バンド7に形成されたねじ孔7aに螺合する
ことにより、フロアダクト3が上下一対の取付バンド7
と8との間に挟持される。そして、下取付バンド7に
は、その中央部において、フロアダクト3が図中左方向
に位置ずれしないように、当該フロアダクト3が図中横
方向にがたつきなく収納される凹部7bが形成されてい
る。なお、下取付バンド7は、凹部7bを有しないもの
であってもよい。
なお、このような取付ブラケット6は、図中左右方向に
複数本のフロアダクト3を支持し得るものであってもよ
い。また、上記支持ボルト4(支持ナット5)は、取付
ブラケット6と共に、フロアダクト3の長手方向所定間
隔毎に設けられるものである。
支持ナット5は、第2図〜第4図に示すように、その軸
方向中間部に小径とされた断面円形の首部5aを有す
る。そして、この首部5aの上側部分が回転工具係合部
5bとされ、首部5aの下側部分が保持部5cとされて
いる。この回転工具係合部5bは、図示を略すスパナ等
の回転工具が相対回転不能に係合されるもので、六角形
等異形状とされている。また、保持部5cは、実施例で
は、回転工具係合部5bと同じように六角形状とされて
いるが、後述する取付ブラケット6(の下取付バンド
7)が着座してこれが下方へ落下するのを防止し得るも
のであれば、その形状は特に問わないものである。ただ
し、実施例のようにすれば、既存のやや細長のナットに
対して、首部5aを切削加工する等により容易に得るこ
とができる。なお、第2図〜第4図中5dは、支持ボル
ト4に対するねじ部である。
前記取付ブラケット6は、その下取付バンド7の左右端
部において、左右の支持ナット5に係合支持される。す
なわち、下取付バンド7の第1図左端部側に着目して説
明すると(右端部側についても同じ)、その左端面に開
口するように係合溝7cが形成されている。この係合溝
7cは、その幅が、支持ナット5の首部5a外径よりも
若干大きい幅に形成される一方、支持ナット5の回転工
具係合部5bおよび保持部5cよりも小さい幅とされて
いる。そして、下取付バンド7のうち少なくともこの係
合溝7cを有する部分の厚さは、首部5aの長さよりも
若干小さくされている。
上記係合溝7cは、第4図に示すように、支持ナット5
の首部5aに対してその横方向から嵌合される。そし
て、この嵌合状態においては、取付ブラケット6は、支
持ナット5の保持部5c上面に着座されて、これ以上の
下方への変位が規制される。また、下取付バンド7の上
方への動きは、支持ナット5の回転工具係合部5bによ
って規制される。なお、係合溝7cを首部5aに嵌合さ
せる作業は、支持ナット5を支持ボルト4に螺合させる
前に行っておくとよい。
以上のような構成において、フロア1が実際に敷設され
る前に、支持ナット5の回転工具係合部5bに回転工具
を係合させて当該支持ナット5を回転させ、これにより
フロアダクト3のフロア1に対する高さ位置関係や、水
平調整がなされる。この後、一般家屋においては、通常
図示を略す支台を介して基礎床2上にフロア1が敷設さ
れる。また、オフィス用ビルのように大掛りな建物の場
合は、基礎床2上に、フロア1よりも若干低い位置とな
るまでコンクリートが流し込まれる。そして、コンクリ
ートが固まった後、この上にフロア1が敷設される。な
お、コンクリート流し込み後これが十分固まっていない
間は、ナット5を利用して高さ調整することも可能であ
る。
第5図は、フロアダクト3が複数本接続されるフロアボ
ックス11を支持する場合の例を示し、前記実施例と同
一構成要素には同一符号を付してその説明は省略する。
本実施例では、取付ブラケット6′が、フロアボックス
11の下面に溶接またはその他の手法で固定されてい
る。そして、この取付ブラケット6′と支持ナット5と
の係合は、前記実施例における下取付バンド7と支持ナ
ット5との係合と同じようにされている。なお、フロア
ボックス11は、その上面に配線引出口11aが開口さ
れているが、この引出口11aは使用しないときは盲蓋
により施蓋され、ここから配線を引出すときは、フロア
1上に若干突出するコネクタが接続される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図。 第2図は第1図のA方向矢視図。 第3図は第1図のIII−III線断面図。 第4図は第3図のIV−IV線断面図で、嵌合前の取付ブラ
ケットを実線で、また嵌合後の取付ブラケットを一点鎖
線で示してある。 第5図は本考案の他の実施例を示す断面図。 1:フロア 2:基礎床 3:フロアダクト 4:支持ボルト 5:支持ナット 5a:首部 5b:回転工具係合部 5c:保持部 6,6′:取付ブラケット 7:下取付バンド 7c:係合溝 11:フロアボックス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアの下方に配設されるフロアダクトま
    たは該フロアダクトが接続されるフロアボックスを支持
    するための支持構造において、 フロア下方において、上下方向に伸ばして配設された支
    持ボルトと、 前記支持ボルトに螺合された支持ナットと、 フロアダクトまたはフロアボックスに取付けられ、前記
    支持ナットを介して前記支持ボルトに支持される取付ブ
    ラケットと、を備え、 前記支持ナットは、上下方向中間部に小径の首部が形成
    されて、該首部よりも上方部分が回転工具が係合される
    回転工具係合部とされると共に、該首部よりも下方部分
    が保持部とされ、 前記取付ブラケットには、その端面に開口して前記首部
    の外径よりも大きくかつ前記回転工具係合部および保持
    部の外径よりも小さな幅とされた係合溝が形成されて、
    該係合溝が前記首部に横方向から嵌合される、 ことを特徴とするフロアダクト等の支持構造。
JP1988103249U 1988-08-05 1988-08-05 フロアダクト等の支持構造 Expired - Lifetime JPH069538Y2 (ja)

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JPH0226325U JPH0226325U (ja) 1990-02-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50625A (ja) * 1973-05-08 1975-01-07
JPS6132054Y2 (ja) * 1978-08-18 1986-09-18

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JPH0226325U (ja) 1990-02-21

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