JPH069345B2 - 音声分析合成装置 - Google Patents

音声分析合成装置

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JPH069345B2
JPH069345B2 JP62241571A JP24157187A JPH069345B2 JP H069345 B2 JPH069345 B2 JP H069345B2 JP 62241571 A JP62241571 A JP 62241571A JP 24157187 A JP24157187 A JP 24157187A JP H069345 B2 JPH069345 B2 JP H069345B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/04Differential modulation with several bits, e.g. differential pulse code modulation [DPCM]
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
    • H03M7/3002Conversion to or from differential modulation
    • H03M7/3044Conversion to or from differential modulation with several bits only, i.e. the difference between successive samples being coded by more than one bit, e.g. differential pulse code modulation [DPCM]
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、音声信号を分析して平均符号長を短縮して
符号化して伝送・保存する音声分析合成装置に関する。
<従来の技術> 音声信号を表現するには、多大な情報量が必要である
が、音声信号には大きな冗長性があり、これを圧縮する
ことにより高能率伝送や低容量記憶を行うことができ
る。
音声信号の符号化法は波形次元での符号化と周波数領域
での符号化に大別できる。上記波形次元での符号化は、
例えば各サンプル毎に一定情報量の符号を出力するもの
であり、上記周波数領域での符号化は、例えばフレーム
単位で一定情報量の符号を出力するものである。ここ
で、波形次元の符号化を考えると、各サンプル毎に一定
の情報量を出力するよりも、波形の変化が激しく予測が
困難な場合に多くの情報を出力し、波形の変化が少なく
予測が容易な場合には少ない情報を出力するという可変
長符号化を行なう方が、平均符号長を短縮することがで
き、低容量記憶には適している。上記のことは周波数領
域での符号化でも同様である。
従来、音声分析合成装置としては、入力音声信号の分析
符号のうち特定符号をマーカー符号として可変長符号を
出力することにより、入力音声信号の変化量に応じて、
符号化結果の情報量を簡単な処理で変化させて平均符号
長を短縮するものが提案されている。
この音声分析合成装置は、サンプリングされた隣接する
音声信号の差分値を求める差分検出部と、上記差分検出
部によって求められた差分値が一定数の符号で符号化可
能な分析符号化範囲内に入るか否かを判別する判別部
と、上記差分値が上記分析符号化範囲内に入る場合はそ
の分析符号化範囲内で上記差分値を符号化する一方、上
記差分値が上記分析符号化範囲内に入らない場合は上記
差分値を表わすのに必要な上記分析符号化範囲の繰り返
し数を算出し、この繰り返し数を表すマーカー符号を含
む符号列によって上記差分値を符号化する符号化部とを
有している。そして、上記差分値が分析符号化範囲内に
入るときは、一定数の符号の内で符号化を行う一方、差
分値が分析符号化範囲内に入らないときは、上記差分値
を表わすのに必要な上記分析符号化範囲の繰り返し数を
表すマーカー符号を含む符号列に符号化を行う。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来の音声分析合成装置は、差分値
が分析符号化範囲に入らない場合は、差分値を表現する
のに必要な分析符号化範囲の繰り返しを表わすマーカー
符号を出力するので、一定数の符号の情報量(ビット
長)が少ない場合に、分析符号化範囲を狭めて差分値の
量子化誤差を小さくしようとすると、差分値が分析符号
化範囲内に入らないケースが大幅に増加し、そのケース
の度ごとにマーカー符号を含む符号列を出力するように
なる。したがって、平均符号長の短縮が期待できないと
いう問題がある。
そこで、この発明の目的は、上記差分値が分析符号化範
囲内に入らない場合、現サンプル時の直前に出力した符
号列に基づいて、1サンプル当たりに出力可能な符号の
数を制限することによって、より平均符号長を短縮し、
メモリの低容量化が実現できる音声分析合成装置を提供
することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明の音声分析合成装置
は、サンプリング手段でサンプリングされた隣接する音
声信号の差分値の大きさに応じて1サンプル当たり1以
上の差分値を表す符号を符号化部から出力して可変長の
符号化を行う一方、上記符号から差分値を復号する復号
化部を有する音声分析合成装置において、現サンプリン
グ時に出力可能な符号数と直前のサンプリング時におけ
る符号列とを関係付けた表を格納する格納部と、現サン
プリング時における差分値に基づいて上記符号化部によ
って符号化を行うに際して、上記格納部に格納された上
記表を用いて、現サンプリング時の直前のサンプリング
時に得られた符号列から現サンプリング時に出力可能な
最大符号数を得、現サンプリング時において1サンプル
当たりに出力可能な符号数を上記最大符号数に制限する
制限部を備えて、上記符号化部は、現サンプリング時に
おける差分値が符号化範囲を越えるために複数の符号を
出力するに際しては、上記制限部によって制限された符
号数以下の符号を出力するように成したことを特徴とし
ている。
ここで、上記格納部に格納される表は、例えば現サンプ
リング時より2つ前のサンプリング時における差分値ま
たは現サンプリング時の1つ前のサンプリング時におけ
る差分値が所定範囲外にあるか否かを、符号列により区
分して、1サンプル当たりに出力可能な符号の数を設定
するものである。
あるいは、上記表は、現サンプリング時における差分値
が所定範囲外にあり、かつ、現サンプリング時の1つ前
のサンプリング時における差分値が所定範囲外にあり、
しかも、上記2つのサンプリング時の差分値が同一の極
性を持つか否かを、符号列により区分して、1サンプル
当たりに出力可能な符号の数を設定するものであっても
よい。
あるいは、上記表は、現サンプリング時の1つ前のサン
プリング時における差分値が所定範囲外にあるか否か
を、符号列により区分して、1サンプル当たりに出力可
能な符号の数を設定するものであってもよい。
あるいは、上記表は、現サンプリング時の3つ前と2つ
前のサンプリング時における差分値、または、現サンプ
リング時の1つ前のサンプリング時における差分値が所
定範囲外にあるか否かを、符号列により区分して、1サ
ンプル当たりの出力可能な符号の数を設定するものであ
ってもよい。
あるいは、上記表は、上述の1サンプル当たりに出力可
能な符号の数の設定方法を組合せることによって、1サ
ンプル当たりの出力可能な符号の数を設定するものであ
ってもよい。
<作用> 制限部によって、サンプリング手段による直前のサンプ
リング時に符号化部によって得られた符号列に基づい
て、格納部に格納された表を用いて、現サンプリング時
に出力可能な最大符号数が得られる。そして、現サンプ
リング時において1サンプル当たりに出力可能な符号の
数が上記最大符号数に制限される。そうすると、符号化
部によって、現サンプリング時における音声信号と隣接
する音声信号との差分値が符号化範囲を越えるために複
数の符号を出力するに際しては、上記制限部によって制
限された符号数以下の上記差分値を表す符号が、符号化
部から出力されて可変長の符号化が行われる。一方、上
記符号化部によって符号化された差分値を表す符号が復
号化部に入力されると、この符号に基づいて、隣接する
音声信号の差分値が算出されて合成音声に復号化され
る。
このように、隣接する音声信号の差分値を表す符号の1
サンプル当たりに出力可能な数を制限部によって制限す
るので、平均符号長がさらに短縮され、記憶容量の低減
が図られる。
<実施例> 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図にこの判明の音声分析合成装置のブロック図を示
す。この音声分析合成装置は、音声を分析して符号化す
る符号化部と、この符号に基づいて音声を合成する復号
化部とから成る。
まず、音声を分析して符号化する符号化部の動作を説明
する。入力端子より入力した音声波形は、サンプリング
周波数発振回路5より発生するクロック信号CKによっ
て制御されるAD変換器1によってディジタル化され
る。上記のAD変換器1でディジタル化されたデータは
上記クロック信号CKによってラッチ2に入力され、次
のクロック信号CKで音声波形の次のサンプルがAD変
換されるまで保持される。さらに、上記クロック信号C
Kはオア(OR)回路6を通り符号化器3にスタート信
号として入力される。このスタート信号により符号化器
3はラッチ2に保持されている入力波形のディジタルデ
ータを取り込んで符号化し、音声符号を符号化結果判定
回路4に出力する。
ここで、上記符号化器3は第2図に示す差分PCM(パ
ルス・コード・モデュレーション)分析合成装値、また
は、第3図に示す適応差分PCM分析合成装置の符号化
器等を用いる。第2図の差分PCM分析合成装置は、量
子化部21と符号化部22と符号化側の予測部23と復
号化部24と復号化側の予測部25と加算器26,2
7,28とからなり、第3図の適応差分PCM分析合成
装置は適応量子化部31と符号化部32と符号化側の論
理部33と符号化側の固定1次予測部34と復号化部3
5と復号化側の論理部36と復号化側の固定1次予測部
37と加算器38,39,40とからなる。
第1図の上記符号化結果判定回路4は入力された音声符
号を通信路8または記憶媒体へ伝送し、さらに、符号出
力制限回路7に出力すると共に、上記符号が分析符号化
範囲の両端符号であるか否かを判定する。その結果、上
記符号が両端符号であり、かつ、後に詳述するようにし
て1回のサンプリングデータを符号化する際に、この両
端符号に引続いてさらに符号を出力する必要があると判
定された場合は、この両端符号はマーカー符号となる。
ここで分析符号化範囲の両端の符号とは、第4図に示す
一様量子化の中間立上りの場合の入出力量子化特性図に
おけるコード(CODE)1やCODE3のことであ
る。すなわち、入力信号が大き過ぎて量子化(符号化)
範囲を超える場合に出力される符号である。
上記符号化結果判定回路4は、入力された符号が上記両
端符号ではない場合は判定信号“0”を、また、入力さ
れた符号が上記両端符号である場合は、判定信号“1”
を符号出力制限回路7に出力する。
この符号出力制限回路7は、後に詳述する表を格納する
と共に、直前の数サンプリング時に出力した符号列を記
憶しておき、この記憶した符号列に基づいて上記表を引
いて、1サンプルを符号化して出力できる符号の最大数
を予め決定して記憶しておく。そして、符号化結果判定
回路4から判定信号“1”が入力される毎に、1サンプ
ルにおける判定信号“1”の回数(すなわち、両端符号
CODE1またはCODE3が連続した回数)を数え
る。そして、この回数が予め定められた上記1サンプル
を符号化して出力できる符号の最大数より小さいとき、
符号化結果判定回路4に入力された両端符号をマーカー
符号として、信号“1”をOR回路6に出力する。
一方、1サンプルにおける判定信号“1”の回数が上記
サンプル当たりに出力できる符号の最大数に一致する
と、符号化結果判定回路4に入力された両端符号をマー
カー符号とはせず、それ以後は信号“0”をOR回路6
に出力する。そして、符号出力制限回路7は、次のクロ
ック信号CKによって、記憶している直前の数サンプリ
ング時に出力した符号列を、1つ前のクロック信号CK
の後に出力された符号列に更新し、この更新した後の符
号列に基づいて1サンプルを符号化して出力できる符号
の最大数を新たに決定する。そして、符号化結果判定回
路4から入力される次のサンプルの判定信号“1”とな
る回数を数える。
また、符号出力制限回路7は、符号化結果判定回路4か
ら判定信号“0”が入力されると、OR回路6に信号
“0”を出力する。
このように、符号化結果判定回路4が、入力された符号
が上記両端符号ではないと判定した場合、上記符号出力
制限回路7は、OR回路6に信号“0”を出力する。そ
うすると、上記OR回路6は上記クロック信号が“1”
になる次のサンプル開始まで“0”を出力して符号化器
3を停止させる。
一方、上記符号化結果判定回路4が、入力された符号を
両端符号であると判定し、かつ、符号出力制御回路7で
数えられる符号化結果判定回路4からの1つのサンプル
における所定信号“1”の数が、予め決められている1
サンプルを符号化して出力できる符号の最大数より小さ
い(したがって、この入力された両端符号はマーカー符
号となる)場合は、入力信号が符号化範囲を超えている
ため、そのままでは符号化することができない。そのた
め例えば第2図に示すような差分PCMの場合は、符号
化器3における予測値を、前の符号化で更新されている
両端符号の予測値から次の予測値へ下記のように更新す
るために上記符号出力制限回路7はOR回路6を介して
スタート信号“1”を符号化器3に送る。そうすると、
符号化器3にはラッチ2に保持されているデータが再び
入力され、符号化されて符号化器3から符号が出力され
る。
そして、符号化結果判定回路4が入力された符号を両端
符号ではないと判定して判定信号が“0”となるか、あ
るいは符号化結果判定回路4が入力された符号を両端符
号であると判定し、かつ、符号出力制限回路7で数えら
れる上記1サンプルにおける判定信号“1”の回数が、
予め決定されている1サンプルを符号化して出力できる
符号の最大数と等しくなる(符号化結果判定回路4に入
力された両端符号がマーカー符号でなくなる)まで、符
号化器3の予測値を更新するための次の予測値計算が繰
り返し実行される。
すなわち、上記符号出力制限回路7で上記格納部および
制限部を構成するのである。
上述の動作を第5図により詳細に説明する。ここで、符
号出力制限回路7には、1サンプルを符号化して出力で
きる符号の最大数と直前の2サンプルで出力した符号列
の関係を、例えば、第1表のように予め設定して記憶し
ておく。
第5図は、入力音声波形,予測値の更新に伴う分析符号
化範囲の移動、出力できる符号の最大数および出力され
た符号を示す。
いま、時間t=1の直前のサンプルで出力した符号列
(図示せず)は、第1表ケースNo.3を満たしていると
する。そうすると、第1表よりt=1において出力でき
る符号の最大数は1である。このとき、符号化器3は1
回目の符号CODE0を出力し、予測値X点をA点に更
新する。また、出力した符号は両端符号(CODE1ま
たはCODE3)ではないので、上述したように符号化
結果判定回路4は符号出力制限回路7を介してOR回路
6に信号“0”を出力する。そうすると、符号化器3は
この1回目の予測値計算後、次のサンプリング開始(時
間t=2)まで停止する。
t=2において、t=1の直前のサンプルで出力した符
号列が第1表ケースNo.3を満たし、かつ、t=1にお
いて出力した符号がCODE0であるので、t=2にお
ける直前の2サンプルで出力した符号列は第1表ケース
No.3を満たし、出力できる符号の最大数は1である。
このとき、符号化器3は1回目の符号CODE0を出力
し、予測値をB点に更新する。そして、出力した符号は
両端符号ではないので、符号化器3は次のサンプリング
開始まで停止する。
t=3において、直前の2サンプルで出力された符号列
は第1表ケースNo.3を満たしているので、符号出力限
定回路7は出力できる符号の最大数を1と決定して記憶
する。このとき、音声波形の変化量が大きすぎて、第4
図においてCODE1からCODE3で示される符号化
範囲を超過するので、符号化器3は一旦両端符号COD
E1を出力して予測値をC点に更新する。そして符号化
結果判定回路4は入力された符号が両端符号なので、2
回目の予測値計算を行うべく判定信号“1”を符号出力
制限回路7に出力する。
そうすると、上記符号出力制限回路7は、上記サンプル
における判定信号“1”の回数1を数える。そして、そ
の値1は記憶している出力可能な符号の最大数1と一致
するので、符号化結果判定回路4から出された2回目の
予測値計算を行う要求は認めず、OR回路6を介して符
号化器3に信号“0”を出力する。
したがって、符号化器3は2回目の符号化を行わずに次
のサンプル開始まで動作を停止する。そして、両端符号
CODE1はマーカー符号とはならず、予測値Cは入力
信号の波高値より小さいまま次のサンプルに進む。
t=4において、直前のサンプルで出力した符号はCO
DE1であるので、第1表ケースNo.1により出力でき
る符号の最大数は2となる。このとき、符号化器3はC
ODE2を符号として出力し予測値はD点に更新され
る。そして、出力した符号は両端符号ではないので、符
号化器3は次のサンプリング開始まで停止する。
t=5において、直前のサンプルで出力した符号列は、
第1表ケースNo.2を満たし、出力できる符号の最大数
は2となる。このとき、音声波形の変化量が大きすぎ
て、第4図においてCODE1からCODE3で示され
る符号化範囲を超過するので、符号化器3は一旦両端符
号CODE3を出力して予測値をE点に更新する。そし
て、符号化結果判定回路4は入力された符号が両端符号
なので、2回目の予測値計算を行うべく判定信号“1”
を符号出力制限回路7に出力する。そうすると、符号出
力制限回路7は、上記1サンプルにおける判定信号
“1”の回数1を数え、その値1は出力できる符号の最
大数2より小さいので、信号“1”をOR回路6を介し
て符号化器3に送る。そして、符号化器3は再度予測値
を計算して符号化を行い符号CODE2を出力して予測
値をF点に決定する。この出力符号は両端符号ではない
ので、次のサンプル開始まで符号化器3は停止し、t=
5における符号化を終了する。また、この2回目の予測
値計算で符号化器3がCODE3のような両端符号を出
力しても、1サンプルに対して出力できる符号の最大数
2よりも多く符号を出力できない(符号出力制限回路7
がOR回路6に“0”を出力している)ので、やはり次
のサンプル開始まで符号化器3は停止する。
t=6において、直前のサンプルで出力された2個(1
回目,2回目)の符号のうち、1回目に出力された符号
はCODE3であるから、第1表ケースNo.1により出
力できる符号の最大数は2となる。このとき、符号化器
3はCODE0を出力し、予測値をG点に更新する。そ
して、出力した符号は両端符号ではないので、符号化器
3は次のサンプリング開始まで停止する。以下、この動
作を繰り返して符号化を行う。
次に、第1図における符号化を第2図の差分PCM方式
に用いた場合の処理の簡略したフローチャートを第6図
に示す。
ステップS1で、まず、時点k−iからk−1で出力された
符号列に基づいて、時点kにおける1サンプル当たりに
出力できる符号の最大数Mkを決定する(i:参照するサ
ンプル数)。
ステップS2で、上記ラッチ2より時点kにおける入力音
声の波高値ykを取り込む。
ステップS3で、内部に保持されている前予測波高値xk-
1と時点kの波高値ykとの差分値Skを算出する。
ステップS4で、上記差分値Skを片側符号化範囲幅Rで
除し、商Qkおよび余りrkを算出する。
ステップS5で、商Qkが上記ステップS1で決定したMk
より小さいか否かを判別する。その結果、QkがMkより
小さい場合は、ステップS6に進み、そうでなければス
テップS9に進む。
ステップS6で、商Qkの回数だけ両端符号をマーカー符
号として出力する。すなわち、現波形値ykが符号化範囲
に入るまでマーカー符号を出力して予測波高値をシフト
することを意味する。そして、予測値の計算に入り、ス
テップS7に進む。
ステップS7でCk(Ck=INT(rk÷△)但し△は量
子化幅)を算出する。
ステップS8で、符号Ckを出力する。
ステップS9で、Mkの回数だけマーカー符号を出力す
る。すなわち、Qk≧Mkの場合はQk−Mk個のマーカー
符号の出力を規制して、平均符号長の短縮を行うのであ
る。
ステップS10で、次の予測値xkを、xk=xk-1+R・Qk
+Ck・△の式で算出して更新する。
ステップS11で、k=k+1としてステップS1に戻り次の
時点の符号化を行なう。
以上が分析側の動作であるが、ここで注意すべきこと
は、2回目の符号化範囲が1回目の符号化範囲の半分に
なっていることである。したがって、2回目以降の符号
の情報量(ビット長)は、1回目の符号長に比べ、1ビ
ット少ない。しかし、予測値の更新の仕方を符号化結果
によって制御する回路を付加することや、2回目以降の
符号化を異なる符号化範囲(片側方向のみ)の符号化器
で行なうようにすれば、1回目と同じビット長の符号が
出力できる。
次に音声を合成する復号化部の動作を説明する。第1図
において、通信路8から送られてきた符号に基づき、復
号化器11は合成波形のディジタルデータを計算する。
上記復号化器11は、第2図に示す差分PCM分析合成
装置、または、第3図に示す適応差分PCM分析合成装
置の復号化器等を用いる。符号化結果判定回路14は、
現在通信路8から送られてきた符号が両端符号か否かを
判定する。
その結果、両端符号でない場合は上記符号化結果判定回
路14からラッチ12に信号“1”が出力され、現在復
号化器11で計算した合成波形のディジタルデータをラ
ッチ12に取り込む。このデータはサンプリング周波数
発振回路15で発生されるクロック信号CKによって制
御されるDA変換器13に取り込まれ合成音声波形とし
て出力される。一方、現在判定された符号が両端符号で
ある場合は、まず、この両端符号がマーカー符号である
かどうかを判定する必要がある。そこで、まず符号化結
果判定回路14によって、予め1サンプル当たりに出力
できる符号の最大数を、符号化時の場合の符号出力制限
回路7と同一の方法で決定して保持しておく。そして、
両端符号が繰り返し入力されたとき、符号化結果判定回
路14はこの両端符号回数を数えておく。そして、その
回数が1サンプル当たりに出力できる符号の最大数と一
致するまで、符号化結果判定回路14はラッチ12に信
号“0”を出力し続ける。そして、両端符号の繰り返し
回数が1サンプル当たりに出力できる符号の最大数と一
致したとき、このときの両端符号はマーカー符号ではな
いとして、上記ラッチ12に信号“1”を出力する。す
なわち、両端符号がマーカー符号の場合は、合成波形の
ディジタルデータを出力しない。それと同時に、例えば
第2図に示すような差分PCMの復号化器11における
予測値は、次の符号で合成波形のディジタルデータを計
算する基準となる予測値に一度更新されてその値に保持
され、さらに次の符号を通信路8から取り込み再度復号
化を行なう。そして、入力符号がマーカー符号でなくな
ると、始めて符号化結果判定回路14は信号“1”を出
力し、その結果合成波形のディジタルデータがラッチ1
2に取り込まれ、DA変換器13でD/A変換されて合
成波形として出力端子から出力される。サンプル周波数
発振回路15のクロック信号CKは、DA変換器13を
制御すると共に、符号化結果判定回路14に入力され、
符号化結果判定回路14で決定される1サンプル当たり
に出力できる符号の最大数を更新させる。
この復号化の具体的な処理の流れを簡略して第7図によ
って説明する。
ステップS21で、上述の第6図におけるステップS1
同一方法により、1サンプル当たりに出力できる符号の
最大数Mkを決定する。
ステップS22で、内部に保持されている前合成波高値xk
-1を取り込む。
ステップS23で、音声符号Ckを入力し、Ckが両端符号
であるか否かを判定し、その結果、両端符号であれば、
時点kで受け取る両端符号の回数Qkを1増やし、両端符
号でなければステップS24をスキップする。
ステップS24で、上記ステップS23で両端符号であると
判別されたCkが、マーカー符号であるか否かが判定さ
れる。その結果、マーカー符号の場合はつまり、上記Q
kが上記Mkより小さいときはステップS23に戻る。そう
でなければ、つまり、QkがMkと等しくCkはマーカー
符号ではない場合は、Ck=0としてステップS25に進
む。
ステップS25で、合成波形を式xk-1+R・Qk+Ck・△
で算出する。
ステップS26で、k=k+1としてステップS21ら戻り次
の時点の復号化を行う。
このように、第4図に示すような、ビット長の短い符号
を用いる場合、入力音声波形の変化量がΔ〜2Δ、ある
いは−2Δ〜−Δの分析符号化範囲にある場合でも、符
号化器3は符号として両端符号CODE1やCODE3
を出力するケースが多い。そのとき、この両端符号をそ
のままマーカー符号にすると、2回目以降の符号が出力
されるので、平均符号長が増加する。しかし、このよう
なケースは、直前に出力した符号列によりある程度予測
できるので、このようなケースが予測されるときは、予
め1サンプル当たりに出力できる符号の最大数を1にし
ておけば、2回目の符号は出力されない。したがって、
平均符号長を短縮できるのである。
直前に出力した符号列から1サンプル当たりに出力でき
る符号の最大数を決定する方法として、上述の第1表に
よる方法の他に、次に示す第2表〜第4表がある。
ただし、第2表における符号出力制限回路7および復号
側の符号化結果判定回路14の働きは、少し異なってい
る。すなわち、符号出力制限回路7は直前に出力した符
号列だけでなく、現サンプリング時で出力した1回目符
号も用いて、現時点で出力できる符号の最大数を決定す
る。また、符号化結果判定回路14も、符号出力制限回
路7と同様にして出力できる符号の最大数を決定する。
また、直前に出力した符号列と音声波形の変化量の関係
を利用することにより、無駄なマーカー符号を含む符号
列の出力を制限できる。
上記実施例と異なる他の実施例では、符号化方式として
適応差分PCM方式を用い、分析結果として上述のよう
に波高値の変化が大きいときに2符号以上出力する際
や、両端符号である1符号を出力する際に、その量子化
幅を変化させて符号化を行なう。例えば量子化幅を定数
倍すれば非線形量子化を行なうと同じ効果が得られる。
この実施例方式によれば分析符号化範囲が広くなり、さ
らに急激な波形の変化に追従できると共に、平均符号長
を短く抑えて聴覚的に性能のよい符号化が実現できる。
さらに、上記符号出力制限回路7や、合成側の符号化結
果判定回路14において、1回のサンプリングで出力で
きる符号の最大数を計算するときに、直前の数サンプル
において出力した符号列だけでなく、この数サンプル分
の予測波高値も用いると、さらに、無駄なマーカー符号
を含む符号列の出力を制限できる。
<発明の効果> 以上より明らかなように、この発明の音声分析合成装置
は、サンプリングされた隣接する音声信号の差分値の大
きさに応じて差分値を表す符号を出力する符号化部と、
現サンプリング時に出力可能な符号数と直前のサンプリ
ング時における符号列とを関係付けた表を格納する格納
部と、上記表を用いて得た現サンプリング時に出力可能
な最大符号数によって現サンプリング時に出力可能な符
号数を制限する制限部を備えて、上記符号化部は複数の
符号を出力する際には上記制限部によって制限された符
号数以下の符号を出力するので、余分なマーカー符号の
出力がなくなる。したがって、平均符号長が短縮できメ
モリの低容量化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である音声分析合成装置の
ブロック図、第2図は差分PCM分析合成装置のブロッ
ク図、第3図は適応差分PCM分析合成装置のブロック
図、第4図は一様量子化の中間立上りの場合の入出力量
子化特性と出力符号とを示した図、第5図は上記実施例
によって音声波形を符号化する動作および出力される符
号の説明図、第6図は上記実施例における符号化処理の
流れ図、第7図は上記実施例における符号化処理の流れ
図である。 1…AD変換器、3…符号化器、 4,14…符号化結果判定回路、 5,15…サンプリング周波数発振回路、 6…OR回路、7…符号出力制限回路、 11…復号化器、13…DA変換器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプリング手段でサンプリングされた隣
    接する音声信号の差分値の大きさに応じて、1サンプル
    当たり1以上の差分値を表す符号を符号化部から出力し
    て可変長の符号化を行う一方、上記符号から差分値を復
    号する復号化部を有する音声分析合成装置において、 現サンプリング時に出力可能な符号数と直前のサンプリ
    ング時における符号列とを関係付けた表を格納する格納
    部と、 現サンプリング時における差分値に基づいて上記符号化
    部によって符号化を行うに際して、上記格納部に格納さ
    れた上記表を用いて、現サンプリング時の直前のサンプ
    リング時に得られた符号列から現サンプリング時に出力
    可能な最大符号数を得、現サンプリング時において1サ
    ンプル当たりに出力可能な符号数を上記最大符号数に制
    限する制限部を備えて、 上記符号化部は、現サンプリング時における差分値が符
    号化範囲を越えるために複数の符号を出力するに際して
    は、上記制限部によって制限された符号数以下の符号を
    出力するように成したことを特徴とする音声分析合成装
    置。
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