JPH069278Y2 - プッシュオ−プン式ドアロック機構 - Google Patents

プッシュオ−プン式ドアロック機構

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JPH069278Y2
JPH069278Y2 JP13213187U JP13213187U JPH069278Y2 JP H069278 Y2 JPH069278 Y2 JP H069278Y2 JP 13213187 U JP13213187 U JP 13213187U JP 13213187 U JP13213187 U JP 13213187U JP H069278 Y2 JPH069278 Y2 JP H069278Y2
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JP
Japan
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cam
door
support
push
closed
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13213187U
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JPS6436482U (ja
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英一 立沢
正昭 鬼塚
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は小物入れボックスのドアの開閉機構、特に自動
車の車内に設けるものに好適なボックスのプッシュオー
プン式ドアロック機構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来プッシュオープン式ドアロック機構は第1図〜第3
図において突起31を持たない事以外は同一なので、以
下同図によってその概略を説明する。ボックス5開口下
縁に沿う軸6に回動可能に支持され、ばね8により開放
側に付勢されたドア1にはアーム13が伸長しており、
その先端に設けてある係合ピン14が、ロック用のカム
3と係合する。ボックス5に固設されたサポート4下部
の軸9に遊嵌されたカム3はばね7で反時計方向Dに付
勢され、ドア1閉時は第3図(a)位置にある。第3図
(b)に示すように、ドア1をC矢方向にプッシュした
時カム3はD方向に回動し、係合ピン14は上に浅くな
るように傾斜したカム裏面の溝32(第4図参照)の下
部に位置する。プッシュ後手をゆるめると、係合ピン1
4は溝32に沿って上昇し、第3図(c)に示す位置に
来る。このときカム3は第4図に示すように傾き、或い
はサポート4側に横に動く。ドア1を更に開くと、カム
3のD方向の回動が止まった状態で係合ピン14がアー
ム13と共に更に回動するから、係合ピン14は、カム
3をサポート4方向に押しながら溝32の端まで達して
この溝32から外れ、さらにはカム3から離れる。この
開いた状態からドア1を閉じると、係合ピン14が第3
図での下方向下降して、カム3の輪郭線である第3図で
の上側曲線に接触する。ドア1を更に閉じる方向に押す
と、係合ピン14がカム3を押すことによってカム3が
時計方向(D方向とは反対の方向)に回動し、前記上側
曲線の最下部から図示の鉤状の部分の内側に入り、第3
図(a)のドア閉時の位置に至る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
係合ピン14とカム3の係り代はロック開時、係合ピン
先端がカム3の溝32内に入るようにするため、係合ピ
ン14の先端がカム3よりサポート4側に突出しない構
成とされ、またカム3はドア1に相対的に移動したり、
傾いたりできる様に構成されている。自動車のように運
動や振動によってあらゆる方向に慣性力が作用する場合
には、前後慣性力によって係合ピン14とカム3の接触
圧が弱まり、横慣性力によってカム3が傾き、係合ピン
14との係りが外れ、ロックが解除され、ドアが不意に
開くという不具合が発生する恐れがあるので、従来は軸
9に設けられたばね7の設定荷重を強くすることにより
係合ピン14の外れを防止していた。しかし、あらゆる
方向の慣性力が加わってもロックが外れないようにする
ためにはばね7の設定荷重を強くする必要があるが、こ
のばね7を強くするとドア1の開閉に強いドアプッシュ
力が必要とされるという問題があった。
本考案の目的はドア閉時にはカム3とドア1の相対横移
動をカム3と係合ピン14の係り代以下に制限し、慣性
力によるドアの開放を機械的に確実に防止するととも
に、軽い力で開閉操作できるプッシュオープン式ドアロ
ック機構を提供することにある。
〔問題点の解決手段と作用〕
ロック開のためのドアプッシュ時のカム位置とドア閉時
のカム位置が変わることに着目し、ドア閉時のみにカム
3の傾き、横移動を係合ピン14とカム3の係り代以内
に制限するが、ドアプッシュ時のカム位置ではカム3の
傾き、横移動を制限しないような手段を設ければよい。
すなわち、カムとサポートとの互いに対向する面のいず
れか一方に突起を設け、この突起の先端が、ドア閉時に
いずれか他方の面に接近してカムの傾きあるいは横移動
が規制され、またドアプッシュ時およびドア開時には、
前記いずれか他方の面から離間して、カムの傾きあるい
は横移動が許容される。
〔実施例〕
第1図〜第3図は第1の実施例のプッシュオープン式ド
アロック機構を示すもので、カム3を支持する軸9を固
持するサポート4は段42を設けてあり、その段42の
高さh(先端側と基端側との高低差)は、カム3と係合
ピン14との係り代2(第2図および第4図参照)の寸
法より大きい。すなわち、この段42より基端側(第4
図において下側)はカム3側に突出するとともに、カム
3の側面とほぼ平行とされている。また、カム3のサポ
ート4に対向する面に突起31を設ける。この突起31
の高さは、カム3のサポート4に対向する面から段42
の基端側部分までの距離とほぼ等しく設定されており、
このことによりドア閉時にカム3のアーム13に対向す
る面が、係合ピン14の先端よりサポート4側に位置す
るのを防いでいる。また、突起31のカム3上の位置
は、第3図(a)に示すドア閉時には段42の基端側に
対向し、第3図(b)に示すドアプッシュ時には、段4
2より先端側に対向するような位置、すなわち、カム3
の傾き等が許容される位置にする。この実施例の作用は
第3図(a)に示すドア閉時にはカム3は設けた突起3
1とサポート4の段42より基端側との隙間が微少で、
カム3の傾斜或いは横移動を止めるので、横慣性力が作
用しても係合ピンが外れない。第3図(b)〜(c)、
第4図に示すプッシュ及び開動作中には、設けた突起3
1は段42の先端側に位置するので、傾きあるいは横移
動が許容され、カム3は溝32内を上昇する係合ピン1
4によって横に押されて傾斜し、あるいは横移動する。
その結果、係合ピン14がカム3から離れてロックを解
除し、ドア1が開く。
第7図(a)〜(c)に示す第2実施例はサポート4に
段42を設けるのに代えて、孔42′を設けたもので、
ドア閉(a)の時には突起31は孔42′の外に位置
し、カム3のアーム13に対向する面が、係合ピン31
の先端よりサポート4側に位置するのを防いでいる。ド
アプッシュ(b)の時には突起31は孔42′内に位置
し、カム3は傾動、横移動が可能になる。
第5図(a)〜(c)および第6図に示す第3の実施例
では、突起41をサポート4側に、かつ、ドアプッシュ
時(第5図(b)の状態)にはカム3と重ならず、ドア
閉時(第5図(a)の状態)にカム3と重なる位置に設
け、その高さはカム3のサポート4側と対向しない面
が、係合ピン14の先端よりサポート4側に位置するの
を防ぐ長さに設定されている。この実施例でもドア閉時
の係合ピン14とカム3の係り外れが突起41により防
止される事は前記実施例と同様である。
〔効果〕
この考案においては、カムとサポートとの互いに対向す
る面のいずれか一方に突起を設け、この突起の先端が、
ドア閉時にいずれか他方の面に近接してカムの傾きを規
制し、ドアプッシュ時およびドア開時には、前記いずれ
か他方の面から離れて、カムの傾き等が許容されるよう
にしたので、あらゆる方向に慣性力の作用する自動車内
に設ける小物入れのドアのプッシュオープン式ドアロッ
ク機構に於いて慣性力により不意にドアロックが解除さ
れてドアが開くことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す側面図であり、第
2図は第1図のA矢視図である。第3図(a)〜(c)
は第1の実施例の作動説明図で(a)はドア閉時、
(b)はドアプッシュ時、(c)はドアプッシュ後開動
作途中時を示す。第4図は第3図(c)のB−B断面図
である。第7図(a)、(b)は第2の実施例の要部を
示す側面図で(a)は閉時、(b)はドアプッシュ時を
示す。第5図(a)〜(c)は第3の実施例の要部の作
動説明図で(a)はドア閉時、(b)はドアプッシュ
時、(c)はドアプッシュ後開動作途中時を示す。第6
図は第5図(c)のB′−B′断面図である。 1……ドア 13……アーム 14……係合ピン 2……係り代 3……カム 31……突起 32……溝 4……サポート 41……突起 42……段 42′……孔 5……ボックス 6……軸 7……ばね 8……ばね 9……軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア1をばね8によって開放方向に付勢し
    てボックス5に回動自在に取付けると共に、ドア1から
    伸長したアーム13の端部の係合ピン14をカム3に係
    合、離脱させて、ドア1を開閉するプッシュオープン式
    ドア機構において、(ア)カム3に突起31を、サポー
    ト4に段42又は孔42′を夫々設けるか、或は(イ)
    サポート4に突起41を設け、(ア)の場合は突起31
    とサポート4の隙間を、(イ)の場合は突起41とカム
    3の隙間をドア1の閉時のカム3回動位置においては微
    少とし、ドア1のプッシュ時のカム3回動位置において
    は係合ピン14とカム3の係り代を超える寸法まで大き
    くしたプッシュオープン式ドアロック機構。
JP13213187U 1987-08-29 1987-08-29 プッシュオ−プン式ドアロック機構 Expired - Lifetime JPH069278Y2 (ja)

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JP13213187U JPH069278Y2 (ja) 1987-08-29 1987-08-29 プッシュオ−プン式ドアロック機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014104800A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Kojima Press Industry Co Ltd グローブボックス

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