JPH069277U - 表示装置の角度調整装置 - Google Patents

表示装置の角度調整装置

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JPH069277U
JPH069277U JP4850992U JP4850992U JPH069277U JP H069277 U JPH069277 U JP H069277U JP 4850992 U JP4850992 U JP 4850992U JP 4850992 U JP4850992 U JP 4850992U JP H069277 U JPH069277 U JP H069277U
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JP
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housing
shaped cross
holding shaft
pedestal
section holding
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JP4850992U
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English (en)
Inventor
和司 木村
Original Assignee
セイコー電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示装置の角度調整装置機構において本構造
により筺体と角度調整装置台を一体化し、部品点数の低
減及び組立作業性保守点検性の向上を図る。 【構成】 筺体1の長穴3を有する球面椀状部2aが軸
穴4cを有する受け台4の球面凹状部4aと係合してお
り、2つの穴を貫通させT字断面保持軸7を通す。T字
断面保持軸7を中心にコイルバネ10を受け台4の軸ボ
ス4bの凹部と、T字断面保持軸7の端面にネジ9で止
められたワッシャー11の間に圧縮させ取付け、その反
力で係合面2aと4a及びT字断面保持軸7の座部7a
と筺体のボス逃げ部2bの端面に一定圧接力を与え摩擦
力を発生させつつ連結させる。これにより受け台4に分
離係合機構、角度変更保持機能を付与された角度調整機
構。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はモニターテレビ等表示装置の角度調整装置台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の角度調整台2を持つモニターテレビの一例の外観図である。 例えば図11、12は、実開昭61ー184382号公報に示された従来の角度 調整装置台の平面図と断面図であり、図において1はテレビモニター筺体を示し 、2は球面椀状部2aを有するモニターテレビ角度調整装置台であり、両者は別 部品として構成されている。この角度調整装置台2の頂部(底部)を含む面内に 長穴3が形成されている。4は球面椀状部2aと係合する球面凹状部4aを有す る受け台で、受け台の球面凹状部4aの底部中心部に、軸穴4cを持つ軸ボス4 bを突出させている。
【0003】 また受け台4には軸ボス4bと同心の外周壁4dがある。この二つの穴を貫通 してT字断面保持軸7が挿入されており、このT字断面保持軸7が挿入されてい る軸ボス4bと外周壁の間にコイルバネ10を通し更にワッシャー11をネジ9 を用いてT字断面保持軸7と結合させ軸ボス4bとワッシャー11でコイルバネ 10を圧縮させることによりT字断面保持軸7を介してT字断面保持軸7と角度 調整装置台2の球面椀状部2a内壁面及び球面椀状部2aと受け台4の球面凹状 部4aの係合面に一定圧接力を与え摩擦力を発生させながら連結させている。図 12のように筐体1と角度調整装置台2はネジ9又は本例では図示しないが爪に よる装脱機構を有するため角度調整装置台2装着時の本体は2重底構造となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の角度調整装置台は以上のように構成されており、角度調整機能の取捨選 択を可能とするために筺体と角度調整装置台を別体としなければならず部品点数 の増加、部品構造の複雑化を招いていた。又組み付け作業を行う際にT字断面保 持軸とワッシャーをネジで結合させるためには、T字断面保持軸は角度調整装置 台と受け台を係合させた上でそれを貫通させおき、そこにバネを挿入して圧縮さ せながらワッシャーのネジ止めを行うため作業性に難があった。
【0005】 本考案は前記の不具合点を解消するためになされたもので角度調整装置台の削 除による部品点数の低減、材料の節約を図り、T字断面保持軸にバネを通したあ とバネの圧縮作業を伴わずに容易かつ事前に受け台とワッシャー及びネジで結合 させることができ、かつ受け台と筺体の係合、分離作業を工程上の他の組立、分 解順序に影響されずに行えるようにすることによる作業性向上させたモニターテ レビの角度調整装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によるモニターテレビの角度調整装置機構は筺体1に球面椀状部2aと その中心部のボス逃げ部2bに長穴3を有する角度調整装置台2の機能を一体付 与し、T字断面保持軸に受け台との挿入方向と係合方向を持たせ、バネの一定圧 接力を利用してT字断面保持軸に方向保持機能を付加させ連結させたものである 。
【0007】
【作用】
本考案による角度調整装置機構はモニターテレビ筺体に球面椀状部を設け、筺 体と受け台の一定圧接力発生用のバネ力をT字断面保持軸の方向保持力として利 用するもので、これにより角度調整装置台の省略による部品点数の節約、筺体と 受け台の係合、分離作業性の向上と誤外れ防止機能を充足させている。
【0008】
【実施例】
以下、この実施例を図によって説明する。 図1、2において1はモニターテレビ筺体を示し、4は筺体と摩擦回転係合す る受け台である。図2は筺体1と受け台4の断面図であり、筺体1は球面椀状部 2aとその頂部(底部)を含む面内に長円形のボス逃げ部2bが形成され、長円 形ボス逃げ部2b天面に長穴3が開口している。受け台4は筺体1の球面椀状部 2aに係合する球面凹状部4aを持ち、球面凹部4aの底部中心に軸穴4cを有 する軸ボス4bが突出している。7はT字断面で上端が座部7aを形成するT字 断面保持軸で、このT字断面保持軸7の座部7aが筺体1のボス逃げ部2b天面 と接触し長穴3及び受け台4の軸穴4cを貫通した後バネ10及びワッシャー1 1を介したネジ9で結合されている。
【0009】 図1において、T字断面保持軸7の座部7aは長辺L1 、短辺L2 、軸径dで 構成されており、又筺体1のボス逃げ部2bの長穴3は長径D1 、短径D2 で構 成され、受け台4の軸穴4cは穴径D、バネ10は内径d’で構成されており各 径及び長さの関係は D1 >L1 >D2 >L2 、D≧d、d’>d となっている。このためT字断面保持軸7の座部7aは図1の縦長方向において は筺体1の長穴3と通り抜け可能であるが、T字断面保持軸7を90゜回転させ 横長方向とすることで通り抜け不可となる。図2におけるA1 はT字断面保持軸 7が受け台4の軸穴4cに挿入され筺体1に係合される前の受け台4とワッシャ ー11の間にコイルバス10が配設されるバネ通し部長さで、aは図示しないが コイルバネ10の自由長である。
【0010】 図3においてA2 は筺体1と受け台4を係合した後の受け台4とワッシャー1 1の間にコイルバネ10が圧縮されるバネ通し部長さで、それぞれの長さをA1 ≧a>A2 とする。これによりT字断面保持軸7をコイルバネ10、ワッシャー 11と共にネジ9で受け台4に先行組み付けを行う時にはコイルバネ10の圧縮 作業は伴わない。筺体1と受け台4を係合させる時はT字断面保持軸7の座部7 aを図1中で縦長方向に置き筺体1のボス逃げ部2bの頂面にある長穴3を通し た後、T字断面保持軸7の座部7a両端に設けた突起が筺体1のボス逃げ部2b 上面より上になるまでバネ10を圧縮しT字断面保持軸7を90゜回転させる。 これにより筺体1とT字断面保持軸7の間に自由長aのバネがA2 まで圧縮され た反力により一定圧接力が発生し、T字断面保持軸7も座部7aの両端突起と筺 体1のボス逃げ部2bの側壁が嵌合するため回転運動を規制され外れることがな い。
【0011】 このため水平回動時には受け台4に対しT字断面保持軸7と筺体1が同時にT 字断面保持軸7を中心として回動運動を行い、筐体1が受け台4に俯仰自在、水 平回転自在の運動である滑りは筺体1と受け台4の係合部2aと4aの間及びバ ネ10とワッシャー11の間で発生する。又筐体1を受け台4を装着した状態で は筐体1の下部に固着するゴム足13が筺体1の球面椀状部2aより低い位置に あるため筺体1は安定して設置することができる。
【0012】 図4、5は本考案の第二実施例でT字断面保持軸7と受け台4の軸穴4cの形 状の異なる実施例である。図5は筺体1及び受け台4の断面図である。 図4及び図5においてT字断面保持軸7はT字断面で上端が座部7aを形成し 軸部が3つの異なる径部からなり、最も太い軸径部は筺体1のボス逃げ部2bの 長穴3と、受け台4の軸穴4cと、中段の軸径と2段を嵌合し、最下部軸径がコ イルバネ10とのガイド形状を有している。
【0013】 図4においてT字断面保持軸7の座部7aは長辺L1 、短辺L2 、上部軸径d 3 、中間部軸径d4 、面取り部で軸の回転止め機能の短軸径d5 、最下部軸径d 6 で構成され筺体1のボス逃げ部2bの長穴3は長径D1 、短径D2 で構成され 、受け台4の軸穴4cは図示しないが長径D3 、短径D4 であり、コイルバネ1 0は内径d’で構成されており各径及び長さの関係は、 D1 >L1 >D2 =d3 =L2 >D3 =d4 >D4 =d5 >d’>d6 となっている。
【0014】 図5においてA1 はT字断面保持軸7が受け台4に挿入され筺体1に係合され る前の受け台4とワッシャー11により構成されるバネ通し部長さで、aは図示 しないがコイルバネ10の自由長である。 図6においてA2 は筺体1と受け台4を係合した後の受け台4とワッシャー1 1の間にコイルバネ10が圧縮されるバネ通し部長さで、それぞれの長さを A1 ≧a>A2 とする。これによりT字断面保持軸7をコイルバネ10、ワッシャー11と共に ネジ9で受け台4に先行組み付けを行う時にはコイルバネ10の圧縮作業は伴わ ない。筺体1と受け台4を係合させる時はT字断面保持軸7の座部7aを図4中 で縦長方向に置き筺体1の長穴3を通した後、T字断面保持軸7の座部7aが筺 体1のボス逃げ部2b上面より上になるまでバネを圧縮しT字断面保持軸7を9 0゜回転させる。これにより筺体1とT字断面保持軸7の間に自由長aのバネが A2 まで圧縮された反力により一定圧接力が発生し、T字断面保持軸7も軸部中 段が受け台4の軸穴4cと嵌合するため回転運動を規制され外れることがない。
【0015】 このため水平回動時には受け台4に対し筺体1がT字断面保持軸7を中心とし て回動運動を行い、俯仰自在の動きである滑りは筺体1と受け台4の係合部2a と4a及びT字断面保持軸7の座部7aと筺体1のボス逃げ部2bの間で発生す る。
【0016】 図7、8、9は本考案の第三実施例で上記2例に対しワッシャーとバネを板バ ネ15で兼用とした構造である。 図9のようにA3 はT字断面保持軸7が受け台4に挿入され筺体1に係合され る前の受け台4と板バネ15により構成される長さで板バネ15は受け台回転止 め部16で受け台4に固定される。a’は図示しない板バネ15の自由長である がこの状態は図示していない。図9においてA4 は筺体1と受け台4を係合した 後の受け台4と板バネ15により構成される長さで、それぞれの長さを A3 ≧ a’>A4 とする。
【0017】 これによりT字断面保持軸7を板バネ15と共にネジ9で受け台4に先行組み 付けを行う時には板バネ15の圧縮作業は伴わない。筺体1と受け台4を係合さ せる時はT字断面保持軸7の座部7aを図9の縦長方向に置き筺体1の長穴3を 通した後、T字断面保持軸7の座部7aが筺体1のボス逃げ部2b上面より上に なるまで板バネ15を圧縮しT字断面保持軸7を90゜回転させる。これにより 筺体1とT字断面保持軸7の間に自由長a’のバネがA4 まで圧縮された反力に より一定圧接力が発生する。
【0018】 また、T字断面保持軸7はネジ9により締結された板バネ15が90゜回転し た時に受け台4に設けた回転止め部16を乗り越えるため、係合後は回転運動が 規制され外れることがない。このため水平回動時には受け台4に対し筺体1がT 字断面保持軸7を中心として回動運動を行い、俯仰運動である滑りは筺体1と受 け台4の係合部2aと4a及びT字断面保持軸7の座部7aと筺体1のボス逃げ 部2bの間で発生する。
【0019】 以上は、モニターテレビの角度調整装置の一例を述べたが、モニターテレビに 限定さるものではなくテレビ受像機等他の表示装置に適用できること勿論出ある 。
【0020】
【考案の効果】
以上の考案によれば以下の効果を得ることができる。まず従来方式における角 度調整装置台の機能を筺体と一体に組み込むことにより部品点数と組立工数節減 が図れる。又組立工程時、筺体本体部と受け台部を独立して行えるため、設計や 作業方向、作業手順の自由度が向上する。次に従来方式に比べT字断面保持軸部 の組立時にバネの圧縮作業とネジ締め作業を同時に行う必要が無くなるため作業 性の向上が図れる。T字断面保持軸や受け台等の取り外しを伴う保守、修理時の 作業性の改善及び 体と角度調整機構部の装脱機構の省略が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案は、筺体側に回転防止機構を持たせた角
度調整機構の実施例の平面図である。
【図2】本考案は、筺体側に回転防止機構を持たせた角
度調整機構の実施例の係合前の断面図である。
【図3】本考案は、筺体側に回転防止機構を持たせた角
度調整機構の実施例の係合後の断面図である。
【図4】本考案の受け台側に回転防止機構を持たせた角
度調整機構の実施例の平面図である。
【図5】本考案の受け台側に回転防止機構を持たせた角
度調整機構の実施例の係合前の断面図である。
【図6】本考案の第二実施例の受け台側に回転防止機構
を持たせた角度調整機構の実施例の係合後の断面図であ
る。
【図7】本考案の第三実施例のスプリングに回転防止機
構を持たせた角度調整機構の実施例の平面図である。
【図8】本考案の第三実施例のスプリングに回転防止機
構を持たせた角度調整機構の実施例の係合前の断面図で
ある。
【図9】本考案の第三実施例のスプリングに回転防止機
構を持たせた角度調整機構の実施例の係合後の断面図で
ある。
【図10】従来の角度調整台を持つモニターテレビの外
観図である。
【図11】従来の回転調整台部分の平面図である。
【図12】従来の回転調整台部分の断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 角度調整装置台 2a 球面椀状部 2b ボス逃げ部 3 長穴 4 受け台 4a 球面凹状部 4b 軸ボス 4c 軸穴 4d 外周壁 7 T字断面保持軸 7a 保持軸座部 9 ネジ 10 コイルバネ 11 ワッシャー 13 ゴム足 15 板バネ 16 受け台回転止め部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の筐体を俯仰自在、水平回動自
    在に支持する表示装置角度調整装置において、筐体と球
    面椀状部面内の凸起部頂面に長穴を有する角度調整装置
    台とを一体化し、受け台には前記筐体の球面椀状部と係
    合する球面凹部を設け、前記球面凹部面内には、前記球
    面椀状部の凸起部内面を係合する凸起部があり、その頂
    面に長穴を有し、前記球面凹部の凸起部頂面の長穴とT
    字断面保持軸は着脱自在とし、前記T字断面保持軸と受
    け台の間に弾性部材を配設し、受け台とT字断面保持軸
    と弾性部材を一体化した構成とし、前記T字断面保持軸
    の座部は前記筐体の球面椀状部凸起部頂面の長穴と着脱
    可能で、前記座部を回動し前記筐体と受け台を弾性的に
    連結することを特徴とする表示装置の角度調整装置。
JP4850992U 1992-07-10 1992-07-10 表示装置の角度調整装置 Pending JPH069277U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002209161A (ja) * 2001-01-10 2002-07-26 Sony Corp 画像表示装置およびその支持機構
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