JPH069276Y2 - 自動車のスライド式ドアにおけるストッパー装置 - Google Patents
自動車のスライド式ドアにおけるストッパー装置Info
- Publication number
- JPH069276Y2 JPH069276Y2 JP1987151424U JP15142487U JPH069276Y2 JP H069276 Y2 JPH069276 Y2 JP H069276Y2 JP 1987151424 U JP1987151424 U JP 1987151424U JP 15142487 U JP15142487 U JP 15142487U JP H069276 Y2 JPH069276 Y2 JP H069276Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide rail
- sliding door
- guide roller
- end portion
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ａ．産業上の利用分野 本考案は、自動車のスライド式ドアにおけるストッパー
装置に関する。
装置に関する。
ｂ．従来の技術 自動車に設けられているスライド式ドアは、第３図のよ
うに車体の側部パネル100に形成された開口部の縁部に
水平方向の上中下段のガイドレール101,102,103を設
け、一方、第４図のようにスライド式ドア104の上段に
はガイドレール101に係合するガイドローラ105を設け、
スライド式ドア104の中，下段には荷重を受けるメイン
ローラ106と、ドアをガイドするガイドローラ107とが設
けられている。
うに車体の側部パネル100に形成された開口部の縁部に
水平方向の上中下段のガイドレール101,102,103を設
け、一方、第４図のようにスライド式ドア104の上段に
はガイドレール101に係合するガイドローラ105を設け、
スライド式ドア104の中，下段には荷重を受けるメイン
ローラ106と、ドアをガイドするガイドローラ107とが設
けられている。
下段のガイドレール103には、第５図のように、側面に
開口部108が設けられ、この開口部108からガイドレール
103内に突起部109を挿入した板バネ110をガイドレール1
03側面にネジまたはボルト111等によって固定してい
る。
開口部108が設けられ、この開口部108からガイドレール
103内に突起部109を挿入した板バネ110をガイドレール1
03側面にネジまたはボルト111等によって固定してい
る。
そして、第６図のようにスライド式ドア104を開くと、
一部のガイドローラ107は、板バネ110を越えて開扉位置
を保持することになる。
一部のガイドローラ107は、板バネ110を越えて開扉位置
を保持することになる。
ｃ．考案が解決しようとする課題 このため、板バネ110を越えたガイドローラ107は、ガイ
ドレール幅に遊びが少ないため、ネジまたはボルト111
の頭部に接触することがある。また、スライド式ドア10
4をガイドレール３に組付ける際にネジまたはボルト111
の頭部にガイドローラ107が引っ掛かり、組付けに支障
を来していた。したがって、ガイドレール幅を広げる
と、レール構造が複雑となり、組付け幅が大きくなる問
題があった。
ドレール幅に遊びが少ないため、ネジまたはボルト111
の頭部に接触することがある。また、スライド式ドア10
4をガイドレール３に組付ける際にネジまたはボルト111
の頭部にガイドローラ107が引っ掛かり、組付けに支障
を来していた。したがって、ガイドレール幅を広げる
と、レール構造が複雑となり、組付け幅が大きくなる問
題があった。
ｄ．課題を解決するための手段 本考案は、上記課題を解決するため、断面略コ字型のガ
イドレールの内側に突出する突出部を設け、この突出部
に係合するガイドローラによって、上記突出部を越えた
位置でスライド式ドアを保持するようにした自動車のス
ライド式ドアにおけるストッパー装置において、上記ス
ライド式ドアのガイドローラを支持するロアガイドレー
ルの側面に開口部を形成し、この開口部からガイドレー
ルの内側に湾曲して突出する突出部を先端部に一体に設
け、かつ上記ロアガイドレールの外側面から上面に沿っ
てＬ字型に屈曲して形成した基端部を有するストッパー
部材を上記基端部を介してロアガイドレールの上面に固
定したことにある。
イドレールの内側に突出する突出部を設け、この突出部
に係合するガイドローラによって、上記突出部を越えた
位置でスライド式ドアを保持するようにした自動車のス
ライド式ドアにおけるストッパー装置において、上記ス
ライド式ドアのガイドローラを支持するロアガイドレー
ルの側面に開口部を形成し、この開口部からガイドレー
ルの内側に湾曲して突出する突出部を先端部に一体に設
け、かつ上記ロアガイドレールの外側面から上面に沿っ
てＬ字型に屈曲して形成した基端部を有するストッパー
部材を上記基端部を介してロアガイドレールの上面に固
定したことにある。
ｅ．作用 スライド式ドアの開扉時に、スライド式ドアをスライド
させるとガイドローラはストッパー部材の突出部を越え
て停止する。突出部を越えたガイドローラは突出部によ
って係止されるので、スライド式ドアは開扉状態を保持
する。
させるとガイドローラはストッパー部材の突出部を越え
て停止する。突出部を越えたガイドローラは突出部によ
って係止されるので、スライド式ドアは開扉状態を保持
する。
このとき、ガイドレールの側面にネジ等の突起部がない
ので、ガイドローラの移動が妨げられることはない。
ので、ガイドローラの移動が妨げられることはない。
ｆ．実施例 以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
明する。
第１図および第２図において、１は側部パネルの下段に
設けられた断面略コ字型のロアガイドレールであり、こ
のロアガイドレール１は側面長手方向に沿って後述する
ローラの支持アーム挿入溝1aを形成し、かつ他方側面、
所定位置に開口部２が形成されている。３は、上記開口
部２からガイドレール１の内側に突出部４を挿入したス
トッパー部材であり、このストッパー部材３は板バネの
先端部3aを折り曲げて上記突出部４を一体に形成し、か
つ基端部3bを上方に延出してガイドレール１側面から上
面に沿わせてＬ字型に折り曲げ、ネジ５またはカシメ等
によりガイドレール１上面に固定してある。ストッパー
部材３は突出部４が設けられた先端部3aと、基端部3bの
２個所でバネ作用が、図示矢印のように働くように
してある。
設けられた断面略コ字型のロアガイドレールであり、こ
のロアガイドレール１は側面長手方向に沿って後述する
ローラの支持アーム挿入溝1aを形成し、かつ他方側面、
所定位置に開口部２が形成されている。３は、上記開口
部２からガイドレール１の内側に突出部４を挿入したス
トッパー部材であり、このストッパー部材３は板バネの
先端部3aを折り曲げて上記突出部４を一体に形成し、か
つ基端部3bを上方に延出してガイドレール１側面から上
面に沿わせてＬ字型に折り曲げ、ネジ５またはカシメ等
によりガイドレール１上面に固定してある。ストッパー
部材３は突出部４が設けられた先端部3aと、基端部3bの
２個所でバネ作用が、図示矢印のように働くように
してある。
上記突出部４は、スライド式ドアの下部側に設けられた
ガイドローラ６の移動位置に設けられ、スライド式ドア
を所定の開扉位置に保持するものである。
ガイドローラ６の移動位置に設けられ、スライド式ドア
を所定の開扉位置に保持するものである。
上記構成によると、スライド式ドアを開けると所定位置
でガイドローラ６が突出部４を越えてスライド式ドアを
開扉位置に保持する。このとき、ストッパー部材３を固
定するネジ５等はガイドレール１の側面内部には突出し
ないので、ガイドローラ６の移動を妨げることはない。
でガイドローラ６が突出部４を越えてスライド式ドアを
開扉位置に保持する。このとき、ストッパー部材３を固
定するネジ５等はガイドレール１の側面内部には突出し
ないので、ガイドローラ６の移動を妨げることはない。
ストッパー部材３は突出部４が設けられた先端部3aと、
基端部3bの２個所でバネ作用が、図示矢印のように
働くようにしてあるので、ストッパー部材３にガイドロ
ーラ６が当接する初期段階はバネ作用の働きで軽いバ
ネ作用が生じ、ガイドローラ６がストッパー部材３に徐
々に当接して基端部3b近くまでくると、バネ作用の働
きでスライド式ドアの操作が初期の段階より重くなる。
そして、ストッパー部材３の突出部４を越えると、突出
部４によってガイドローラ６が係止されその位置に保持
される。
基端部3bの２個所でバネ作用が、図示矢印のように
働くようにしてあるので、ストッパー部材３にガイドロ
ーラ６が当接する初期段階はバネ作用の働きで軽いバ
ネ作用が生じ、ガイドローラ６がストッパー部材３に徐
々に当接して基端部3b近くまでくると、バネ作用の働
きでスライド式ドアの操作が初期の段階より重くなる。
そして、ストッパー部材３の突出部４を越えると、突出
部４によってガイドローラ６が係止されその位置に保持
される。
ｇ．考案の効果 以上述べたように、本考案による自動車のスライド式ド
アにおけるストッパー装置によると、断面略コ字型のガ
イドレールの内側に突出する突出部を設け、この突出部
に係合するガイドローラによって、上記突出部を越えた
位置でスライド式ドアを保持するようにした自動車のス
ライド式ドアにおけるストッパー装置において、上記ス
ライド式ドアのガイドローラを支持するロアガイドレー
ルの側面に開口部を形成し、この開口部からガイドレー
ルの内側に湾曲して突出する突出部を先端部に一体に設
け、かつ上記ロアガイドレールの外側面から上面に沿っ
てＬ字型に屈曲して形成した基端部を有するストッパー
部材を上記基端部を介してロアガイドレールの上面に固
定したので、ストッパー部材の先端部によるロアガイド
レールの長手方向のバネ作用と、Ｌ字型に屈曲して形成
した基端部によるロアガイドレールと交差する方向のバ
ネ作用が働き、スライド式ドアのガイドローラを適宜な
バネ作用で保持する。したがって、スライド式ドアの開
け閉めに際して必要以上の力を必要としたり、力を入れ
すぎてスライド式ドアを破損させたりする恐れがない。
また、ストッパー部材の取付位置がロアガイドレールの
上面で、かつ突出部を先端部に一体に設けたので、スト
ッパー部材がスライド式ドアのガイドローラと干渉しな
いため、ロアガイドレールの端に限らず、中間部にも取
付が可能であり、ロアガイドレールが車体に組み付けら
れた状態においてもスライド式ドアの取付け、取り外し
が容易にできる。
アにおけるストッパー装置によると、断面略コ字型のガ
イドレールの内側に突出する突出部を設け、この突出部
に係合するガイドローラによって、上記突出部を越えた
位置でスライド式ドアを保持するようにした自動車のス
ライド式ドアにおけるストッパー装置において、上記ス
ライド式ドアのガイドローラを支持するロアガイドレー
ルの側面に開口部を形成し、この開口部からガイドレー
ルの内側に湾曲して突出する突出部を先端部に一体に設
け、かつ上記ロアガイドレールの外側面から上面に沿っ
てＬ字型に屈曲して形成した基端部を有するストッパー
部材を上記基端部を介してロアガイドレールの上面に固
定したので、ストッパー部材の先端部によるロアガイド
レールの長手方向のバネ作用と、Ｌ字型に屈曲して形成
した基端部によるロアガイドレールと交差する方向のバ
ネ作用が働き、スライド式ドアのガイドローラを適宜な
バネ作用で保持する。したがって、スライド式ドアの開
け閉めに際して必要以上の力を必要としたり、力を入れ
すぎてスライド式ドアを破損させたりする恐れがない。
また、ストッパー部材の取付位置がロアガイドレールの
上面で、かつ突出部を先端部に一体に設けたので、スト
ッパー部材がスライド式ドアのガイドローラと干渉しな
いため、ロアガイドレールの端に限らず、中間部にも取
付が可能であり、ロアガイドレールが車体に組み付けら
れた状態においてもスライド式ドアの取付け、取り外し
が容易にできる。
ストッパー装置の固定手段によってスライド式ドアのガ
イドローラの移動を妨げることがないので、スライド式
ドアのスムーズな開閉および、スライド式ドアの取付け
を容易に行なうことができる。
イドローラの移動を妨げることがないので、スライド式
ドアのスムーズな開閉および、スライド式ドアの取付け
を容易に行なうことができる。
第１図は、本考案による自動車のスライド式ドアにおけ
るストッパー装置の一実施例を示す斜視図、第２図は第
１図のII−II線断面図、第３図はワンボックスカーを示
す概念図、第４図は第３図のIV−IV線断面図、第５図は
従来の自動車のスライド式ドアにおけるストッパー装置
を示す斜視図、第６図は第５図のVI−VI線断面図であ
る。 １……ロアガイドレール、２……開口部、 ３……ストッパー部材、４……突出部、 ５……ネジ、６……ガイドローラ。
るストッパー装置の一実施例を示す斜視図、第２図は第
１図のII−II線断面図、第３図はワンボックスカーを示
す概念図、第４図は第３図のIV−IV線断面図、第５図は
従来の自動車のスライド式ドアにおけるストッパー装置
を示す斜視図、第６図は第５図のVI−VI線断面図であ
る。 １……ロアガイドレール、２……開口部、 ３……ストッパー部材、４……突出部、 ５……ネジ、６……ガイドローラ。
Claims (1)
- 【請求項１】断面略コ字型のガイドレールの内側に突出
する突出部を設け、この突出部に係合するガイドローラ
によって、上記突出部を越えた位置でスライド式ドアを
保持するようにした自動車のスライド式ドアにおけるス
トッパー装置において、上記スライド式ドアのガイドロ
ーラを支持するロアガイドレールの側面に開口部を形成
し、この開口部からガイドレールの内側に湾曲して突出
する突出部を先端部に一体に設け、かつ上記ロアガイド
レールの外側面から上面に沿ってＬ字型に屈曲して形成
した基端部を有するストッパー部材を上記基端部を介し
てロアガイドレールの上面に固定したことを特徴とする
自動車のスライド式ドアにおけるストッパー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987151424U JPH069276Y2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 自動車のスライド式ドアにおけるストッパー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987151424U JPH069276Y2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 自動車のスライド式ドアにおけるストッパー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6457278U JPS6457278U (ja) | 1989-04-10 |
| JPH069276Y2 true JPH069276Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31425457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987151424U Expired - Lifetime JPH069276Y2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 自動車のスライド式ドアにおけるストッパー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069276Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010066493A (ko) * | 1999-12-31 | 2001-07-11 | 이계안 | 자동차의 슬라이딩 도어용 가이드 레일의 보강구조 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5835571U (ja) * | 1981-09-03 | 1983-03-08 | 三菱自動車工業株式会社 | スライドドアチエツカ |
| JPS5926175U (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-18 | 富士重工業株式会社 | 自動車用スライドドアのストツパ構造 |
| JP2514645Y2 (ja) * | 1985-05-31 | 1996-10-23 | 三菱自動車工業株式会社 | スライドドア装置 |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP1987151424U patent/JPH069276Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6457278U (ja) | 1989-04-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4433507A (en) | Structure for preventing vertical movement of a sliding door | |
| JPH069276Y2 (ja) | 自動車のスライド式ドアにおけるストッパー装置 | |
| JP2520670Y2 (ja) | スライドドアのチェック機構 | |
| JPH02120487A (ja) | 扉の走行案内装置 | |
| JP2909047B2 (ja) | 戸車装置及び引戸の係止装置 | |
| JP2544649B2 (ja) | 自動車用スライドドアハンドル装置 | |
| JPH0742438A (ja) | 開閉扉のキャッチ機構 | |
| JPH0425901Y2 (ja) | ||
| JPH079989Y2 (ja) | 引違い戸の停止装置 | |
| CN217872362U (zh) | 一种内开内倒铰链 | |
| JPH0717755Y2 (ja) | ドアのシ−ル装置 | |
| JPH0723499Y2 (ja) | 間仕切り装置のロック構造 | |
| JPH0610076Y2 (ja) | ２枚折り扉の戸当たりの構造 | |
| JP3116208B2 (ja) | 車両用スライドドアのレールカバー構造 | |
| JPH04135680U (ja) | 折り戸 | |
| JP3000559U (ja) | 引戸の軟係止具 | |
| JPH0736046Y2 (ja) | 折り畳み扉におけるラッチ装置 | |
| JP3291612B2 (ja) | 蓋の開閉装置 | |
| JPS6012060Y2 (ja) | ２つ折り扉のビボツトピン取付装置 | |
| JP3198963B2 (ja) | 上下開閉式扉のストッパー装置 | |
| JPS6018529Y2 (ja) | スイングタイプのオ−バ−ヘツドドア | |
| KR0124246Y1 (ko) | 스토퍼 기능을 가지는 경첩 | |
| JPH0336414Y2 (ja) | ||
| JPH0716110B2 (ja) | スライドパネルの開閉機構 | |
| JPH0414626Y2 (ja) |