JPH0691983A - 通帳プリンタの行検知方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】金融機関で使用されている通帳への印字を行う
プリンタで、どこまで印字されているかを正しく検出す
る。 【構成】イメージスキャナ１とイメージスキャナ１のア
ナログ信号をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換部２
と、変換された１行分のデジタル信号を記憶するバッフ
ァ３と、バッファ３内の黒のドット数を計数する計数／
判断部４とをもち、行内の黒のドット数により、印字さ
れているか、汚れかの区別をする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は通帳プリンタの行検知方
式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の通帳プリンタの行検知方式は、あ
る特定の印字エリアに黒点があるかで行を検出してい
た。

【０００３】図３は、日付欄の印字の有無チェックの例
である。発行部１１２からの光が通帳の日付欄からの反
射光として受光部１１３に入り、電気信号に変換され増
幅器１１０を通して判断部１１１にて、信号のレベルに
より、印字されているか否かを判断していた。印字され
ていると反射光の量が減ることで判断していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術は特定の印
字エリアに汚れが付着したような場合には誤検出とな
り、行をとばして印字する可能性があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明による通帳の行検
知方式は、イメージスキャナと、イメージスキャナから
のアナログ信号をデジタル信号に変換する変換部と、変
換された１行分のデジタル信号情報を記憶するバッファ
と、バッファ内の黒のドット数を計算し、どこまで印字
されているかを検知する手段とを含んで構成される。

【０００６】

【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００７】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
である。イメージスキャナ１と、アナログ信号をデジタ
ル信号に変換するＡ／Ｄ変換部２と、１行分のイメージ
情報を記憶するバッファ３と、バッファ３の黒のドット
数を計算し、一定以上であれば、印字済と判断する計数
／判断部４とを含んで構成される。

【０００８】制御部５の制御のもと搬送機構６による通
帳の搬送に同期してイメージスキャナ１からのアナログ
信号をＡ／Ｄ変換部２でデジタル信号に変換する。変換
されたデジタルイメージ信号は、搬送機構６からの同期
信号により、バッファ３へ記憶される。Ａ／Ｄ変換部２
のデジタル化の最も簡単な例として“０”と“１”の２
値化の場合で、計数／判断部４の動作の説明する。

【０００９】印字されている黒い部分を“１”に、白い
部分を“０”とし、バッファ内の黒のドットの数を計数
する。計数方法の１例を図２に示す。１文字分の印字エ
リア単位に垂直方向に論理和を求める。各印字エリア毎
にこの論理和を求め、各印字エリア毎の演算結果“０”
でないものを合計する。“０”でないものは、その印字
エリアに何か印字されているか、何か汚れがあるものと
して判断する。印字する場合の最低文字数以上に“０”
でない印字エリアがある場合には、その行は印字されて
いるものと判断し、制御部１０１へ通知する。最低印字
文字数に“０”でない印字エリアが満たない場合には、
汚れがついているものとして印字されていないと判断
し、制御部５へ通知する。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は通帳への
印字をするプリンタにおける印字済の行検知において、
汚れによる誤検出を防止する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】計数／判断部の計数方法の一例を示す模式図で
ある。

【図３】従来の一例を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ イメージスキャナ ２ Ａ／Ｄ変換部 ３ バッファ ４ 計数判断部 ５ 制御部 ６ 搬送機構 １２０ 通帳

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 イメージスキャナと、イメージスキャナ
   からのアナログ信号をデジタル信号に変換する変換部
   と、変換された１行分のデジタル信号情報を記憶するバ
   ッファと、バッファ内の黒のドット数を計算し、どこま
   で印字されているかを検知する手段とを含むことを特徴
   とする通帳プリンタの行検知方式。