JPH0691892A - インクジェット記録装置のノズルユニット - Google Patents

インクジェット記録装置のノズルユニット

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JPH0691892A
JPH0691892A JP24168192A JP24168192A JPH0691892A JP H0691892 A JPH0691892 A JP H0691892A JP 24168192 A JP24168192 A JP 24168192A JP 24168192 A JP24168192 A JP 24168192A JP H0691892 A JPH0691892 A JP H0691892A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
nozzle
filter
nozzle unit
pigment
Prior art date
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Pending
Application number
JP24168192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyawaki
博之 宮脇
Takatoshi Minegishi
孝壽 峯岸
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0691892A publication Critical patent/JPH0691892A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インクジェット記録装置において、特に顔料イ
ンク使用時のノズル詰まりやビーム曲がりを防止できる
ノズルユニットを提供することにある。 【構成】ノズルユニット内フィルタ4の2次側のインク
室2aをよどみ部が無くなるように構成し、顔料インク
が沈殿しても、蓄積して凝集,粗大化しにくいようにし
た。 【効果】ノズルユニット内フィルタ4の2次側のインク
のよどみ部を無くすことで、顔料インクが沈殿しても蓄
積しないため、顔料分の凝集,粗大化を防止できる。ま
た、インクを噴出することで沈殿したインクを押し流す
ことができるのでノズル詰まりやビーム曲がりを未然に
防止する効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に係り、特に顔料インク使用時のノズル詰まり、ビー
ム曲がり防止に好適なノズルユニットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に荷電変調形のインクジェット記録
装置の構成は図5のようになっている。まずインクボト
ル10からインクを吸引し、供給ポンプ11によって後
路に圧送する。圧送されたインクはフィルタ12によっ
て不要物を取り除き、圧力を一定にする調圧弁13さら
にインクの流動,停止を行う電磁弁14を介してインク
を噴出,粒子化するノズルユニット15に達する。印字
に使用されなかったインクはガター16により捕らえら
れ、回収ポンプ17によってインクボトル10に戻され
循環する。従来この種の装置はインクの噴出時または噴
出中にノズル内へ進入したエアや不要物によりノズル詰
まりやビーム曲がりが発生するという問題があった。特
に顔料インクを使用する場合、装置を停止しておくと顔
料が沈殿し、沈殿した顔料は凝集,粗大化し、それがそ
のままノズルへ供給されると、ノズル詰まりの原因とな
った。そこでノズルの直前にフィルタを設け、フィルタ
の1次側でできた顔料の粗大化粒子がノズルへ供給され
るのを防いだり、そのフィルタの1次側に循環流路を設
けることで、粗大化した粒子をインクボトルへ戻した
り、循環系のエア抜きを行ったりしてノズル詰まりやビ
ーム曲がりを防止していた。また、ノズル詰まりやビー
ム曲がりが生じた場合でも、ノズル先端から洗浄液を強
制的に流し込んでやることで修復させたりもした(特開
昭58−217736号,特開平4−4002号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置ではフィルタの2次側でも1次側と同じように顔料の
沈殿が起こることに対して配慮がされていない。また、
ノズル先端から洗浄液を流し込むことで詰まりを除去す
ることはできるが、ノズル詰まりやビーム曲がりの原因
となった粗大化粒子または不要物はノズルとフィルタの
間に逃げ路がないため完全に除去することができず、再
び、同じことが原因でノズル詰まりが生じるという問題
もあった。これを完全に除去するためには、ノズルユニ
ットの分解洗浄を行わなければならなかった。
【0004】本発明の目的は、インクジェット記録装置
において、特に顔料インク使用時のノズル詰まりやビー
ム曲がりを防止できるノズルユニットを構成し提供する
ことにある。また、本発明のもう一つの目的は、ノズル
が詰まってしまった場合でも、ノズル先端より洗浄液を
流し込むことで容易に詰まりが除去できるノズルユニッ
トを構成し提供することにもある。
【0005】
【課題を解決するための手段】顔料インクの特性上、沈
殿が起こらなくすることは困難であるが、よどみ部を無
くしてインクがスムーズに流れるようにすればインクが
沈殿して堆積していくことがなく、再び流れを作ってや
ることで沈殿した顔料分が押し流され、沈殿物を除去で
きる。これは、ノズルユニット内フィルタ2次側にイン
クよどみ部を作らない構成とすることにより達成でき
る。更には、フィルタの2次側とインク噴出口との間で
成長した粗大化粒子の除去は、前記フィルタの2次側か
ら開閉手段を介してインクボトルへ接続する流路を備え
ることにより達成できる。
【0006】
【作用】顔料インク使用時に装置を停止して、顔料分が
沈殿してもフィルタの2次側にはよどみ部が無いためイ
ンク噴出を行うことで沈殿していた顔料分は粗大化する
前に流されてしまうため、ノズル詰まりを未然に防止で
きる。またフィルタの2次側に粗大化粒子ができてもフ
ィルタの2次側から弁を介してインクボトルへ接続した
流路の弁を開閉することで粗大化粒子を除去することが
できる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1は本発明に係るノズルユニットの内部
構造の一例を示したもので、ノズル6を収納するノズル
ケース1,フィルタ4及びフィルタ4を固定するための
Oリング5を収納するフィルタケース2,インク供給流
路を有するノズルエンブラ3により構成されている。
【0009】図2は従来のノズルユニットの内部構造の
一例を示したもので、こちらもノズル6を収納するノズ
ルケース1,フィルタ4及びフィルタ4を固定するため
のOリング5を収納するフィルタケース7,ノズルエン
ブラ8により構成されている。本発明と大きく異なる点
はフィルタ4の2次側の構造であり、図2ではインク室
8aにはよどみ部8bがありインクは8b部で沈殿し、
そこで継時的に顔料分は凝集,粗大化する。粗大化した
粒子がノズルへ流れ込むとノズル詰まりの原因となって
しまう。これに対して図1では、インク室2aにはよど
み部が無く、すり鉢状であるためインクが沈殿してもイ
ンクの流れが良く、蓄積することはない。なお、フィル
タ4の1次側のインク室2bはよどみ部が多く粒子が粗
大化しやすいが粗大化した粒子はフィルタ4があるため
ノズル6へは供給されない。
【0010】次に本発明のもう一つの実施例について動
作を含めて説明する。図3はノズルユニットの内部構造
の別の例、図4は図3のノズルユニットを用いた循環図
を示す。通常のインク噴出時、インクはインクボトル1
0から吸引され供給ポンプ11によって後路へ圧送され
る。圧送されたインクはインクフィルタ12を通り圧力
を一定に調圧する調圧弁13、さらにインクの流動,停
止を行う電磁弁14を介してノズルユニット18内から
噴出される。ノズルユニット18には図3で示すように
フィルタ2次側インク室9aからインク循環の為の流路
9cが設けてあり、ここから電磁弁19を介してインク
ボトル10に接続される。循環系のエア抜きは、装置の
保守終了後などエアの混入が考えられる場合に行う。こ
れは循環流路の電磁弁19を開くことで可能となる。ま
た、インクが沈殿し粒子の粗大化が考えられる場合でも
循環流路の電磁弁19を開くことで粗大化粒子はインク
ボトル10へ戻される。再び、粗大化したままの粒子が
供給されてもノズル6に到達する前にフィルタ12また
はフィルタ4によって捕らえられるのでノズル6へ供給
されることを防ぐことができる。
【0011】更には、粗大化粒子に限らずノズル詰まり
の原因となる不要物を除去するためにノズル先端側か
ら、洗浄液によって強制的に押し流す場合も循環流路の
電磁弁19を開くことで不要物は完全に除去することが
できる。
【0012】本実施例によれば、ノズルユニット内フィ
ルタ4の2次側のよどみを無くすことで粗大化粒子のノ
ズル6への進入を防ぐことができる。また、循環流路9
cを設けることで循環系内のエアを取り除くことができ
る。更にはノズル詰まりの原因となる不要物をノズル6
を取り外すことなく取り除くことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ノズルユニット内フィ
ルタ2次側のインクのよどみ部を無くすことで、顔料イ
ンクが沈殿しても蓄積しないため、顔料分の凝集,粗大
化を防止できる。また、循環流路を設けることで循環系
内のエアや不要物を取り除くことができるのでノズル詰
まりやビーム曲がりの防止に効果がある。更にはノズル
詰まりが生じた場合でも、ノズル先端から洗浄液を流し
込んでやることで、詰まりの原因を完全にノズルユニッ
ト内から除去することができノズル詰まりの発生頻度を
少なくすることに効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるノズルユニットを示す図である。
【図2】従来のノズルユニットを示す図である。
【図3】本発明になるノズルユニットの別の例を示す図
である。
【図4】本発明になるノズルユニットの別の例を利用し
た循環図である。
【図5】一般的なインクジェット記録装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1…ノズルケース、2…フィルタケース、2a,2b,
8a,8b,9a…インク室、3…ノズルエンブラ、4
…フィルタ、5…Oリング、6…ノズル、7…フィルタ
ケース、7a…インク室、8,9…ノズルエンブラ、9
c…循環流路、10…インクボトル、11…供給ポン
プ、12…インクフィルタ、13…調圧弁、14…供給
電磁弁、15、18…ノズルユニット、16…ガター、
17…回収ポンプ、19…循環電磁弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクボトルからノズルにインクを供給し
    て、インク粒子を発生させ、このインク粒子により、印
    字を行うインクジェット記録装置の、前記ノズルを収納
    するケースと、前記インクボトルから供給されるインク
    内の不要物を除去するためのフィルタを収納するケース
    で構成されているノズルユニットにおいて、前記フィル
    タケースをフィルタの1次側と2次側の2つに分け、フ
    ィルタの1次側にフィルタケースの接合部及びシール部
    材を配置したことを特徴とするインクジェット記録装置
    のノズルユニット。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記フィルタと前記イ
    ンクボトルとを開閉手段を介して接続したことを特徴と
    するインクジェット記録装置のノズルユニット。
JP24168192A 1992-09-10 1992-09-10 インクジェット記録装置のノズルユニット Pending JPH0691892A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24168192A JPH0691892A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 インクジェット記録装置のノズルユニット

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JP24168192A JPH0691892A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 インクジェット記録装置のノズルユニット

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JPH0691892A true JPH0691892A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17077941

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24168192A Pending JPH0691892A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 インクジェット記録装置のノズルユニット

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200449564Y1 (ko) * 2008-04-21 2010-07-20 주식회사 샤마 팥앙금 토출노즐장치
CN102762384A (zh) * 2010-02-25 2012-10-31 伊斯曼柯达公司 包括在过滤器之后的端口的打印头
JP2013525159A (ja) * 2010-04-27 2013-06-20 イーストマン コダック カンパニー プリントヘッド液体チャンバに被さる刺激器/フィルタ装置
JP2016055548A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 ローランドディー.ジー.株式会社 画像記録装置
KR200481399Y1 (ko) * 2015-03-17 2016-09-27 주식회사 고리 스프레이 기구용 노즐

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