JPH0690823B2 - テープレコーダのオートストップ機構 - Google Patents

テープレコーダのオートストップ機構

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JPH0690823B2
JPH0690823B2 JP63212362A JP21236288A JPH0690823B2 JP H0690823 B2 JPH0690823 B2 JP H0690823B2 JP 63212362 A JP63212362 A JP 63212362A JP 21236288 A JP21236288 A JP 21236288A JP H0690823 B2 JPH0690823 B2 JP H0690823B2
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/10Manually-operated control; Solenoid-operated control
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/05Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container
    • G11B15/093Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container by sensing driving condition of record carrier, e.g. travel, tape tension

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テープの走行停止でストップ機構が動作する
テープレコーダのオートストツプ機構に関する。
〔従来技術〕
従来テープレコーダのオートストップ機構として第12図
のように、図示しないテープの巻取方向に関連して回動
変位するセンサー9にハート形状の二股カム孔9eを形成
し、二股カム孔9eにテープ走行に関係なく常時揺動され
るセンサーレバー7の度当りピン7bを嵌合し、センサー
9の回動力が消失すると度当りピン7bが二股カム孔9e内
の度当り部9hに度当ってセンサーレバー7の揺動ストロ
ークが制限されてストップ動作を行うオートストップ機
構がある。
このオートストップ機構でセンサー9が実線矢印の方向
の回動力を受けているとすると、センサーレバー7がカ
ム面6aで揺動されていて、いま度当りピン7bが第10図の
説明の矢印の方向に動いている。又、二股カム孔9eは実
線矢印の方向に動こうとしている。これが続いていれば
度当りピン7bが二股カム孔9eの奥端9gに入るが、こゝで
テープ走行の方向を反対にする操作を行なったとする
と、センサー9は反対の回動力を受け、その二股カム孔
9eは第10図点線の方向に動くため、度当りピン7bが二股
カム孔9eの度当り部9hに衝突することがある。方向変換
中の衝突があると、度当りピン7bは二股カム孔9eの度当
り部9hに載ったまゝでいることになり、オートストップ
動作してしまうという欠点が発生する。
更にテープにたるみがあると、センサー9の回動力がな
い時間を生じ、誤動作が起こってしまう欠点もある。
〔発明の目的〕
本発明は前記欠点に鑑み、度当りピンと度当り部との度
当ったやゝ後に、センサーレバーを僅か揺動してセンサ
ーの回動力の消失を確認する確認機構を設けて、テープ
走行方向の変換中やテープのたるみによる誤動作を防止
したテープレコーダのオートストツプ機構を提案するこ
とである。
〔発明の構成〕
本発明は、テープの巻取方向に関連して回動変位する二
股カム孔を形成したセンサーと、テープ走行に関係なく
常時揺動される前記二股カム孔に嵌合する度当りピンを
有したセンサーレバーとを備え、前記センサーの回動力
が消失すると前記度当りピンが前記二股カム孔内の度当
り部に度当って前記センサーレバーの揺動ストロークが
制限されてストップ動作を行うストップ−機構におい
て、前記度当りピンと前記度当り部とが度当ったやゝ後
に、前記センサーレバーを僅か揺動して前記センサーの
回動力の消失を確認する確認機構を設けたことにある。
〔実施例〕
以下、図示の一実施例で本発明を説明する。第1図はオ
ートストップ機構100及び関連機構を示す分解斜視図、
第2図は基板1からオートストップ機構100を取り外し
た斜視図、第3図はオートストップ機構の斜視図であ
る。テープレコーダは第1図から第3図で基板1上にヘ
ッド基板10が載せられ、テープレコーダの諸動作を選択
的に行わせる押釦が固定された複数の捜査レバーのうち
押釦11が固定された、たとえば録・再操作レバー2等で
ヘッド基板10が前後動される。基板1の下側にはオート
ストップ機構100の諸要素が組み込まれたオートシャッ
トオフ基板3が取り付けられている。
更に基板1の下側には図示しない基板にモータ12が取り
付けられている。モータ12は定速で回転されてベルト13
を介してフライホイール14が矢印方向に回転される。フ
ライホイール14にはキャプスタン軸15が固定されてキャ
プスタン軸15は基板1上面に突出されている。基板1上
に突設されたアイドラ4はフライホイール14またはモー
タ12から適当な伝達手段により矢印の方向に回転されて
いる。基板1上に回転自在に設けられたリールスピンド
ル16、17は図示しないカセットを装着した時に夫々その
巻取側及び供給側のテープの巻き付けハブに嵌合され
る。リールスピンドル16にはギヤー18がフリクション伝
達等の手段を介して取り付けられ、テープ定速送りの時
の巻き取りを行はせる巻取アイドラ19が噛合可能に臨ま
されている。巻取アイドラ19はレバー5に軸承されてい
る。レバー5は基板1に軸36で回動自在に軸承されてい
る。巻取アイドラ19はアイドラ4の小径ギヤー4aからリ
ールスピンドル16へ低速回転を伝達するものである。前
記フリクション伝達の手段はテープ定速送りとリールス
ピンドル16の定回転巻取りとの間で生ずる速度差があっ
てもよいようにしたものである。
図示しないが別にテープが終端に達してもリールスピン
ドル回転が停止してもモータ、フライホイールその他必
要部の回転が続けられるようにフリクション伝達等の手
段が設けられている。
ヘッド基板10上にはピンチアーム20が軸承されてピンチ
アームにピンチローラ21が軸承されている。ピンチロー
ラ21は録音・再生時に前進してテープをキャプスタン軸
15との間に挟んで定速送りをさせる。更にヘッド基板10
上には消去ヘッド22、録音・再生ヘッド23が固定されて
いる。
オートストップ機構を説明すると、オートシャットオフ
基板3の取付軸3a、3b、3cにカムギヤー6、センサーレ
バー7及びコントロールレバー8が回転または回動自在
に取り付けられている。カムギヤー6は中心の軸孔がオ
ートシャットオフ基板3の取付軸3aに回転自在に嵌めら
れている。カムギヤー6は3つのカム面を持っている。
カム面6aは中心を囲み偏心的に置かれてほぼ楕円状のも
のである。カム面6bは半径方向ほぼ中間から外方に向け
てセンサーレバー7の第1従動片7aを案内するものであ
る。カム面6cは外周近くにあって僅かに内方に向けて確
認機構の第2従動片7cを案内するものである。
センサーレバー7はほぼ中間に回動軸孔を有し、オート
シャットオフ基板3の取付軸3bに回自在に嵌められてい
る。センサーレバー7は両方向に伸びた枝と側方に述び
た枝とからなる形状をしている。
側方に伸びた枝の先端に下方に突出した第1従動片7aが
あり、カムギヤー6のカム面6a及び6bと関係している。
前方に伸びた枝の先端には上方に突出した度当りピン7b
があり、これはセンサー9のハート形状に二股カム孔9e
が関係する。
また先端近くに下方に突出する確認機構の第2従動片7c
があり、カムギヤー6のカム面6cに関係する。
後方に伸びる枝は二股となり、その1つの先端7dは係止
板24に、またもう一つの弾性を持たせた枝の先端7eはス
イッチ板25に相対している。係止板24とスイッチ板25は
重ねられて配設され、夫々バネ26、27で第1図で右側に
付勢されている。
コントロールレバー8はほぼ中央に回動軸孔を有し、両
方向に伸びた枝を持ち、オートシャットオフ基板3の取
付軸3cに回動自在に取り付けられている。
コントロールレバー8は他部材と関係する先端8a、係合
部8b、8c及び8dがある。それらについては動作説明で述
べる。
センサーレバー7とコントロールレバー8との間にはバ
ネ28が掛けられ、両レバーに反時計方向の回動力を発生
させている。
そのためセンサーレバー7は通常ではその従動片7aがカ
ムギヤー6のカム面6aに接している。
センサー9はほぼY字状をしたレバーであって中央部に
上方に突出した軸9aがあり、リールスピンドル16の支軸
29の下方から開けられた軸孔29aに回動自在に嵌められ
ている。
Y字状の枝の一つの先端からはぼ中央に向かってUター
ンしたバネ性のある枝9bがある。そして組み立てられた
オートストップ機構100が基板1に取り付けられた時、
オートシャットオフ基板3に設けられた凸部3dによりバ
ネ性枝9bの先端を押し上げるように配置されている。軸
9aの両側には突起9cが3本立っている。突起9cは基板1
に開けられた扇形の孔1aを通ってリールスピンドル16と
一体に動くギヤー30の下面30aに達している。
そしてバネ性枝9bのバネ性により常に軽く圧接されてい
る。
従ってセンサー9はある範囲でリールスピンドル16の回
転方向に回動変位することが出来る。
突起9cの片方の一つのほぼ下側に一つの突起9dが立って
いる。
突起9dにはコントロールレバー8の先端8aが当たってセ
ンサー9に反時計方向の回動力を与えている。回動力の
大きさはリールスピンドル16との圧接により生じる回動
力より大きくなるように設定してある。
Y字状枝の別の一つの枝には延長部を持ったハート形状
の二股カム孔9eが開けてある。
二股カム孔9eにはセンサーレバー7先端の度当りピン7b
が入っている。
前記巻取アイドラ19を載せたレバー5の端部下方に突片
5aがある。巻取アイドラ19が巻き取りのための位置に来
たとき突片5aはコントロールレバー8の係合部8bを押し
てコントロールレバーに時計方向の回動変位を与える。
前記アイドラ4の軸31はレバー32に軸承され、レバー32
は軸33に長孔32aで軸承されてテープの早送り、巻戻し
のために位置が移動するようになっている。位置が移動
し、アイドラ4が早送り、または巻戻しの伝達を行うよ
うになると、このレバー32の係合部32b、または32cはコ
ントロールレバー8の係合部8c、または8dを押してコン
トロールレバー8に時計方向の回動変位を与える。
いずれの場合でもアイドラ4が伝達状態のときはコント
ロールレバー8は時計方向に回動変位し、センサー9は
コントロールレバー8から自由にされる。
前記係止板24は押釦11が固定された操作レバー2を操作
状態に保持する。前記スイッチ板25は押釦11が操作状態
に押された時スイッチ34がONとなるようになっている。
係止板24及びスイッチ板25の端部24a及び25aはセンサー
レバー7の二股の先端7d及び7eに対向している。
センサーレバー7が時計方向に回動すると、これらを押
して係止板24は押釦11のロックを解除し、スイッチ板25
はスイッチ34をONの状態に継続して保持させる。
テープレコーダのオートストツプ機構の動作を説明する
と、第4図から第9図はカムギヤー6の回転に関連して
各機構部材の位置がどうなっているかを示しており、例
えば再生動作を行わせるために押釦11を第1図のバネ35
に抗して押し込んだとする。
押釦11と操作レバー2は動作に必要な部材を動かすと共
に、操作レバー2の突片2aは係止板24の係止部24bに係
止されてロックされる。
同時に操作レバー2の突片2a′でスイッチ板25が変位さ
れてスイッチ34がONされる。突片2a、2a′は同一突片で
ある。係止板24とスイッチ板25は説明をわかり易くする
為に並べて図示してある。
こうして動作が始まると、カムギヤー6は矢印の方向に
回転される。
リールスピンドル16も回転し、これと突起9cを介して圧
接しているセンサー9も回動力を受ける。
センサー9の回動方向は、例えば再生及び早送りの場合
は第4図の実線矢印の方向であり、巻戻しの場合はその
反対点線矢印の方向である。
リールスピンドル16が回転する以前センサー9はコント
ロールレバー8の先端8aで矢印方向の回動力を受けてい
たが、リールスピンドル16への回転が伝達されるように
なると、コントロールレバー8は時計方向に回動変位す
るのでセンサー9はこれからの影響を受けなくなる。
これからは第4図の状態からスタートして動作を説明す
る。センサーレバー7はバネ28で反時計方向の回動力を
受けているが図では、カムギヤー6のカム面6aの一番遠
くになった所に第1従動片7aが接した時を示している。
センサーレバー7の先端の度当りピン7bはセンサー9の
二股カム孔9eの延長部の根元9fの所にいる。
カムギヤー6が矢印の方向に回転すると、センサーレバ
ー7はカム面6aの退行にそって反時計方向に回動し、第
5図の状態となる。
この間リールスピンドル16が回転していれば、つまりテ
ープが送られていれば、センサー9には回動力が与えら
れているので、二股カム孔9eの壁面はこの中に入ってい
るセンサーレバー7先端の度当りピン7bに常に添うよう
になる。
そこで第5図のようにセンサーレバー7が最も反時計方
向に回動変位するのに際し、その先端度当りピン7bの進
行はセンサー9の二股カム孔9eの中で妨げられることな
く行われ、、二股カム孔9eの送端9gの一つに到達する。
どちらの奥端になるかはリールスピンドル16の回転方
向、つまりテープの巻取りか早巻取り、または巻戻しか
によってきまる。第5図の場合巻取りか早巻取りの状態
である。
次に続いてセンサーレバー7はカムギヤー6のカム面6a
によって時計方向の回動変位が行われる。
センサーレバー7の第1従動片7aはカムギヤー6の二つ
のカム面6aと6bの間を通り抜ける。
センサーレバー7の先端の度当りピン7bはセンサー9の
二股カム孔9eに沿って進み、延長部の根元9fに致る。
この間センサー9はリールスピンドル16から受けている
回動力に逆らって最初の位置に引き戻される。
こうして第4図の状態となり、テープ走行中は第4図と
第5図の状態を繰り返している。
今テープ終端になり、リールスピンドル16が停止したと
する。
第4図の状態以降、センサレバーは反時計方向の回動を
始める。
しかし今度はリールスピンドル16が止まっているので、
センサー9も回動力を受けなくても、そのまゝの位置に
いる。
そこでセンサーレバー7先端の度当りピン7bは二股カム
孔9eの中間を進み、ハート形中央に突出している度当り
部9hにぶつかる。
つまりセンサーレバー7の反時計方向の回動は途中で邪
魔される。この状態を第6図に示す。
まだモータ12は回転を続けていて、カムギヤー6も回転
を続け第7図のようになる。
センサーレバー7の第1従動片7aはカム面6aから離れて
いる。そしてやがてカム面6bが近づいて来る。
今度はカム面6bにより、センサーレバー7は大きく時計
方向に回動される。この状態を第8図に示す。
センサーレバー7が大きく時計方向に回動すると、二股
になっている枝の先端7dは係止板24の端部24aを押して
操作レバー2のロックを解除し、二股の先端7eはスイッ
チ板25の戻って来るのを阻止し、スイッチONの状態を保
つ。
更にカムギヤー6の回転が続くとセンサレバー7の第1
従動片7aはカム面6bの終片を取り過ぎてカム面6aに落ち
込む。
センサーレバー7は反時計方向に回動するのでその二股
の先端7d及び7eも係止板24及びスイッチ板25を押してい
たのを止め、自由にさせる。
押釦11の押し込みが解除され、アイドラ4、巻取アイド
ラ19も回転伝達をやめた位置に戻るのでコントロールレ
バー8は反時計方向に回動してセンサー9に反時計方向
の回動力を与える。
コントロールレバー8はリールスピンドル16が回転すべ
き状態になった時にのみセンサー9が働くようにするも
ので不必要なときにオートストップするのを防いでい
る。
これで完全に押釦操作以前の状態に戻り、次の操作が可
能となっている。第9図はこの時の状態である。
このようにしてオートストップ機構は働くわけである
が、実際の使用において誤ってオートストップをする機
会が僅かではあるが存在する。
第10図は誤動作の発生を説明するもので、センサーレバ
ー7先端の度当りピン7bとセンサー9の二股カム孔9eは
拡大してある。
今第10図は第4図の状態から第5図の状態に変わろうと
しているところである。
第10図において度当りピン7bは矢印の方向に動いてい
る。
二股カム孔9eは実線矢印の方向に動こうとしている。
これが続いていれば第5図の状態になるのであるが、こ
ゝでテープ走行の方向を反対にする操作を行なったとす
る。この例では巻取または早巻取から巻戻しに変えたも
のである。
するとリールスピンドル16の回転が反対になるので二股
カム孔9eは点線矢印の方向に動きその壁が度当りピン7b
に当たるまでになる。
そして度当りピン7bは先とは反対の奥端9g′の一つに入
っては次は第4図の状態になり、こうして新しい動作が
継続する。
しかし、度当りピン7bは矢印方向に動いているために運
が悪いと二股カム孔9eの移動中にその度当り部9hに衝突
することがある。
リールスピンドル16からセンサー9への回動力の伝達が
十分大きければ衝突があっても回動が行われて度当りピ
ン7bは奥端9g′に入れることが出来る。
しかし、リールスピンドル16には余計な負荷は与えたく
なく、センサー9への伝達力は小さく止めている。
従って方向変換中の衝突があると、度当りピン7bは二股
カム孔9eの度当り部7hに載ったまゝでいることが多い。
こうなると第6図の状態となり、前記の説明にあるよう
に第7図以下のオートストップ動作が行われることにな
る。
つまり誤ってオートストップしてしまうことになる。
本発明ではこの誤動作を次の確認機構で防ぐものであ
る。
確認機構は前記カムギヤー6のカム面6cで、センサーレ
バー7の第2従動片7cを、度当りピン7bと度当り部9hと
の度当ったやゝ後に、僅か揺動してセンサー9の回動力
の消失を確認するように構成されている。
確認機構の動作は第6図においてカムギヤー6のカム面
6cがセンサーレバー7の一つの枝から下方に突出した第
2従動片7cに近づいている。
これはやがて接触するがこの時センサーレバー7が僅か
に時計方向に回動するようにしてある。
それでハート形状の二股カム孔9eの度当り部9hに載って
いた度当りピン7bは僅かに離れる。
この時反対方向のテープ送りのためリールスピンドル16
が回転していればセンサー9は回動し、次いで度当りピ
ン7bは二股カム孔9eの奥端9g′に入り込む。
従って、オートストップすることはない。
本当にテープ終端でリールスピンドル16が停止していた
ものならば、カムギヤー6のカム面6cによりセンサーレ
バー7が僅かに時計方向に回動され、度当りピン7bが二
股カム孔9eの度当り部9hから離れてもセンサー9は動か
ないでいるので、カム面6cが通り過ぎた時、再び度当り
ピン7bは度当り部9hに載ることになって、第7図の状態
となり、それ以降はオートストップが行われる。
なおカムギヤー6のカム面6cはセンサーレバー7の度当
りピン7bが二股カム孔9eの度当り部9hに載っている時
に、センサーレバー7の第2従動片7cに接触し得るもの
であって、センサレバー7の度当りピン7bが既に二股カ
ム孔9eの奥端9gに入っている時にはカム面6cは第2従動
片7cの横を通り抜けてしまいお互いに干渉しない。
このカム面6cの経路を第5図の点線矢印で示す。
第11図はカムギヤー6の回転または時間の経過を横軸
に、センサーレバー7の時計方向の回動変位量を縦軸に
表している。
回動変位量を点線で示してある。もし、リールスピンド
ル16が回転していれば前記の説明のようにセンサーレバ
ー7の第1従動片7aはずっとカム面6aに接しているので
それに倣って回動変動量は点線A・B・C・Dのように
経過する。
もしセンサー9が止まっていると、Bの所で度当りピン
7dと二股カム孔9eの度当り部9hの衝突が起こる。
以後センサーレバー7の回動は行われないので、点線E
のように経過する。
次にカム面6cが第2従動片7cに接するのでセンサーレバ
ー7はやゝ時計方向に回動する。
これは点線Fのように経過する。
カム面6cが通り過ぎて、センサー9が止まっていると再
び、度当り部9hでの衝突が起り、センサーレバー9の回
動はGの位置に留まり、続いて来るカム面6bによりHの
ように大きく回動する。
Fの所を経過している間にセンサー9が回動すればもう
度当り部9hでの衝突は起こらず、度当りピン7bは二股カ
ム孔9eの奥端9g′に入るので、センサーレバー7の回動
はCからの経過と同じ位置になり、以後Dのように経過
する。
誤動作の起こる要因の一つはBの寸前でテープ走行方向
が変わったことであるが、これは後にFの所で再確認さ
れて正されることになる。
本発明のもう一つの目的である、テープたるみによる誤
動作を防ぐ動作は次の通りである。
センサー9の付いていない方のリールスピンドル、この
場合巻戻し側リールスピンドル17の方にテープを巻取ろ
うという操作をしたとする。
もしテープにたるみがあると、たるみ量が巻取られるま
ではセンサー9のある方のリールスピンドル16は回転し
ないでいるということが起こる。
つまり、テープが止まったとして、オートストップ機構
が誤動作する恐れがある。
この発生のチャンスは、第4図の状態から第6図の状態
に移る間にある。第11図で見るとAからBに到る期間で
ある。
この間テープたるみのためリールスピンドル16が止まっ
たまゝでいると、度当りピン7bが二股カム孔9eの度当り
部9hに載ってオートストップしてしまうことになる。
しかし、後にFの所でカム面6cと第2従動片7cで再確認
が行われるので、この時までにリールスピンドル16が回
転すればよい。
こんどはAからFまでの間リールスピンドル16は停止し
たままでいてもよいことになる。
テープたるみの量はAB間に比べて約3.5倍まで許される
ことになり、これによる誤動作は大幅に改良される。
前記のようにテープレコーダのオートストップ機構が構
成されると、カム面6cと第2従動片7cからなる簡単な構
成の確認機構でセンサーレバー7を僅か揺動し、二股カ
ム孔9eの度当り部9hに載っている度当りピン7bを一時離
すことで、センサー9の回転力の消失が確認されて誤動
作が防止される。
〔発明の効果〕
本発明は前述のように構成されたから、簡単な構成の確
認機構でセンサーレバーを僅か揺動し、二股カム孔の度
当り部に載っている度当りピンを一時離すことで、セン
サーの回動力の消失が確認されて誤動作が防止される等
優れた効果を奏するテープレコーダのオートストツプ機
構を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例が示され、第1図はテープレコ
ーダのオートストツプ機構の分解斜視図、第2図は同テ
ープレコーダからオートストツプ機構を取り外した分解
斜視図、第3図はオートストツプ機構の斜視図、第4図
から第9図はオートストツプ機構の動作説明図、第10図
はセンサーの動作説明図、第11図はカムギヤーの回転ま
たは時間の経過を横軸に、センサーレバーの時計方向の
回動変位量を縦軸に表した動作展開図、第12図は従来の
オートストツプ機構の要部平面図である。 6c、7c……確認機構、7……センサーレバー、7b……度
当りピン、9……センサー、9e……二股カム孔、100…
…オートストップ機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープの巻取方向に関連して回動変位する
    二股カム孔を形成したセンサーと、テープ走行に関係な
    く常時揺動される前記二股カム孔に嵌合する度当りピン
    を有したセンサーレバーとを備え、前記センサーの回動
    力が消失すると前記度当りピンが前記二股カム孔内の度
    当り部に度当って前記センサーレバーの揺動ストローク
    が制限されてストップ動作を行うストップ機構におい
    て、前記度当りピンと前記度当り部とが度当ったやゝ後
    に、前記センサーレバーを僅かに揺動して再び度当りピ
    ンと度当り部が度当った場合に前記センサーの回動力の
    消失を確認する確認機構を設けたことを特徴とするテー
    プレコーダのオートストップ機構。
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