JPH06905U - 自動車用灰皿 - Google Patents

自動車用灰皿

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JPH06905U
JPH06905U JP4610292U JP4610292U JPH06905U JP H06905 U JPH06905 U JP H06905U JP 4610292 U JP4610292 U JP 4610292U JP 4610292 U JP4610292 U JP 4610292U JP H06905 U JPH06905 U JP H06905U
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deodorant
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air damper
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明 山腰
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Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 灰皿部の使用・収納の際に、灰皿部の移動に
連動して灰皿部内に消臭・芳香剤を導入することによ
り、灰皿部の吸殻を捨てる場合にも交換の必要がなく、
取扱いが簡単である消臭・芳香効果を備えた自動車用灰
皿を提供する。 【構成】 ケース11と、該ケース内への収納位置から
前側へ引き出された使用位置まで摺動可能に挿入された
灰皿部12と、該灰皿部を収納位置に係止する係止装置
13と、灰皿部の前後方向の摺動速度を制御するエアダ
ンパ装置14とを含み、ケース内に消臭・芳香剤収容部
17が備えられていると共に、該エアダンパ装置のシリ
ンダ室14bが、弁機構を介して吸気時には該消臭・芳
香剤収容部に接続され、また排気時には灰皿部の内部に
接続され得るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のインストルメントパネル等に組み込まれる、引出し式の 自動車用灰皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような自動車用灰皿は図4乃至図6に示すように構成されている。 図4において、自動車用灰皿1は、自動車のインストルメントパネル等に組み込 まれる前面が開口したケース2と、このケース2内に完全に収容される収納位置 から前側に引き出された図示の使用位置まで摺動可能に挿入された灰皿部3と、 この灰皿部を収納位置に係止する係止装置4(図5参照)と、この灰皿部3の前 後方向の摺動速度を制御するエアダンパ装置5(図6参照)とから構成されてい る。
【0003】 ここで、係止装置4は、図5に示すようにケース2の下面内側にて揺動可能に 枢支されたストッパレバー6と、灰皿部3の底面に植設されたピン7とから構成 されている。このストッパレバー6は、図5(A)に矢印で示すように、両端が ケース2に固定されたピン8aに係合し且つ該ストッパレバー6に係止されたバ ネ8によって、揺動により図示位置からずれたとき、図示位置に復帰するように 付勢されていると共に、図面にて右側の先端付近に上に向かって突出している係 合部9を有している。この係合部9は、図面右側の側縁が一側(図面にて上側) から曲線状に切り欠かれた曲線部9aを有しており、左側の側縁が、右側に向か って傾斜した傾斜部9bとさらに段部9cを介して再び右側に向かってさらに傾 斜した傾斜部9dを有している。
【0004】 また、エアダンパ装置5は、図6に示すようにそのピストン部5aの先端が、 一端がケース2の側方に枢支され且つ他端が該灰皿部3の後端に係合するアーム 5bの中間位置に枢着されており、このアーム5bを介して灰皿部3の摺動速度 を規制するようにしている。
【0005】 このように構成された自動車用灰皿1によれば、灰皿部3が図6(B)に示す 使用位置にある状態から、灰皿部3の前端を手指で押し込むと、該灰皿部3は、 アーム5bを介してエアダンパ装置5のピストン部5aを押し込みながら後方に 移動することになり、その際該灰皿部3の底面に植設されたピン7が、ケース2 の下面内側に枢支されたストッパレバー6の係合部9の曲線部9aに当接し、こ のストッパレバー6を左旋せしめて、その曲線部9aを通過した後、ストッパレ バー6がバネ8の張力によって僅かに右旋することにより、ピン7は傾斜部9b から段部9cに係合することになる。これにより、上記灰皿部3は、係止装置4 により収納位置(図6(A)参照)に保持され得ることになる。尚、このとき、 上記ストッパレバー6は、図示位置より僅かに左旋した状態に保持されることに なる。
【0006】 また、灰皿部3が収納位置に保持された状態にて、この灰皿部3の前面を手指 で軽く押すと、この灰皿部3が僅かにケース2内に押し込まれることになり、こ れによって灰皿部3の底面のピン7は、ストッパレバー6の係合部9の段部9c から外れる。このとき、ストッパレバー6は、バネ8の張力によって、僅かに右 旋することから、ピン7は該係合部9の傾斜部9dに沿って移動し得ることにな り、灰皿部3は、エアダンパー装置5の作用によってアーム5bを介して、所定 の速度でケース2内から押し出され、図6(B)に示す使用位置に持ち来される ことになる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成の自動車用灰皿1においては、灰皿使用時に消 臭・芳香効果を持たせたい場合には、灰皿部3内に、消臭・芳香剤を直接に収納 しておき、灰皿使用時に灰皿部3を引き出すと、この灰皿部3内の消臭・芳香剤 が外気に触れることにより消臭・芳香効果が得られるが、灰皿部3内の吸殻を捨 てる際に、同時に消臭・芳香剤も捨ててしまうことになるため、消臭・芳香剤を 再度該灰皿部3内に収納する必要があり、取扱いが面倒であった。
【0008】 この考案は、以上の点に鑑み、灰皿部の使用・収納の際に、この灰皿部の移動 に連動して灰皿部内に消臭・芳香剤を導入することにより、灰皿部の吸殻を捨て る場合にも交換の必要がなく、取扱いが簡単である、消臭・芳香効果を備えた自 動車用灰皿を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案による自動車用灰皿は、自動車のインストル メントパネル等に組み込まれるべきケースと、このケース内に完全に収容される 収納位置から前側に引き出された使用位置まで摺動可能に挿入された灰皿部と、 この灰皿部を収納位置に係止する係止装置と、この灰皿部の前後方向の摺動速度 を制御するエアダンパ装置とを含んでおり、ケース内に消臭・芳香剤収容部が備 えられていると共に、エアダンパ装置のシリンダ室が弁機構を介して吸気時には 消臭・芳香剤収容部に接続され、また排気時には、この灰皿部の内部に接続され 得るようにしたことを特徴としている。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、灰皿を使用する場合に、灰皿部がエアダンパ装置の作用に より手前に引き出されるときに、このエアダンパ装置のシリンダ室内に消臭・芳 香剤が吸入され、その後灰皿の使用が終わって、灰皿部をケース内に収納する際 にこの灰皿部を押し込むと、エアダンパのシリンダ室内に吸入された消臭・芳香 剤がシリンダ室から灰皿部の内部に導入せしめられるので、灰皿部の移動に連動 してこの灰皿部の内部に消臭・芳香剤が持ち来され得る。したがって、灰皿部の 吸殻を捨てたとしても、消臭・芳香剤は再び該灰皿部の移動に伴って灰皿部内に 導入されることになるので、吸殻を捨てたとしても、消臭・芳香剤を交換する必 要がなく、取扱いが容易に行なわれ得ることになる。また、消臭・芳香剤の灰皿 部内への導入は、灰皿部の移動速度を規制するエアダンパ装置のシリンダ室を利 用していることから、比較的簡単な構成により、低コストで構成され得ることに なる。
【0011】
【実施例】
以下、図面に示した実施例に基づいてこの考案を詳細に説明する。 図1乃至図3はこの考案による自動車用灰皿の一実施例を示している。図にお いて、自動車用灰皿10は、自動車のインストルメントパネル等に組み込まれる 前面が開口したケース11と、このケース11内に完全に収容される収納位置か ら前側に引き出された図示の使用位置まで摺動可能に挿入された灰皿部12と、 この灰皿部12を収納位置に係止する係止装置13(図示せず)と、この灰皿部 12の前後方向の摺動速度を制御するエアダンパ装置14から構成されている。 尚、係止装置13は、図5に示した従来の係止装置4と全く同様に構成されてい る。
【0012】 以上の構成は図4乃至図6に示した従来の自動車用灰皿1と同様に構成されて いるが、この考案による自動車用灰皿10においては、上記エアダンパ装置14 は、そのピストン部14aの先端がこの灰皿部12の側面に設けられた突起12 aを前方に押圧するようになっていると共に、バネ15により前方に向かって付 勢されている。さらに、エアダンパ装置14は、シリンダ室14bがそれぞれ弁 を介して吸気口14c及び排気口14dに連結されている。ここで、吸気口14 cは、パイプ16を介してケース11内にて灰皿部11に隣接して設けられた消 臭・芳香剤収納部17内に接続されており、また排気口14dは、パイプ18を 介してケース11内の灰皿部12の上部に接続されている。
【0013】 この考案実施例は以上のように構成されており、灰皿部12がケース11内に 完全に収納された収納位置にある状態から、灰皿を使用する場合に、灰皿部12 の前面を軽く手指で押すだけのワンプッシュ操作で、灰皿部12は、係止装置1 3による係止が外れることによりバネ15の張力によって手前に引き出される。 その際、該エアダンパ装置14のシリンダ室14b内には、消臭・芳香剤収納部 17内からパイプ16を介して、消臭・芳香剤が吸入されることになると共に、 この消臭・芳香剤のシリンダ室14b内への吸入が、弁により規制されているこ とから、吸入速度が制限されることになり、従って該ピストン部14aの移動速 度、そして灰皿部12の摺動速度が一定値に制限されることになる。
【0014】 その後、灰皿の使用が終わったときには、灰皿部12の前端を手指で押し込む と、この灰皿部12は、バネ15の張力に抗してエアダンパ装置14のピストン 部14aを押し込みながら後方に移動することになる。その際、エアダンパ装置 14のシリンダ室14b内に吸入された消臭・芳香剤が、弁を介して排気口14 dからパイプ18を通って、ケース11内の灰皿部12の上部に導入されること になる。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、灰皿を使用する場合に、灰皿部がエア ダンパ装置の作用により手前に引き出されるときに、このエアダンパ装置のシリ ンダ室内に消臭・芳香剤が吸入され、その後灰皿の使用が終わって、灰皿部をケ ース内に収納する際にこの灰皿部を押し込むと、エアダンパのシリンダ室内に吸 入された消臭・芳香剤がシリンダ室から灰皿部の内部に導入せしめられるので、 灰皿部の移動に連動してその内部に消臭・芳香剤が持ち来され得ることから、灰 皿部の吸殻を捨てたとしても、消臭・芳香剤は再びこの灰皿部の移動に伴って、 その内部に導入されることになる。従って吸殻を捨てたとしても、消臭・芳香剤 を交換する必要がなく、取扱いが容易に行なわれ得ることになると共に、消臭・ 芳香剤の灰皿部内への導入は、灰皿部の移動速度を規制するエアダンパ装置のシ リンダ室を利用していることから、比較的簡単な構成により低コストで構成され 得ることになる。 かくして、本考案によれば、灰皿部の使用・収納の際に、灰皿部の移動に連動 して灰皿部内に消臭・芳香剤を導入することにより、灰皿部の吸殻を捨てる場合 にも交換の必要がなく、取扱いが簡単である、消臭・芳香効果を備えた極めて優 れた自動車用灰皿が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による自動車用灰皿の一実施例の概略
斜視図である。
【図2】図1の灰皿部を引き出す際のエアダンパ装置を
示す概略断面図である。
【図3】図1の灰皿部を収納する際のエアダンパ装置を
示す概略断面図である。
【図4】従来の自動車用灰皿の一例を示す概略斜視図で
ある。
【図5】図4の灰皿の係止装置を示し、(A)は平面
図、(B)は側面図である。
【図6】(A)は灰皿の収納位置を示す概略平面図、
(B)は使用位置における概略平面図である。
【符号の説明】
10 自動車用灰皿 11 ケース 12 灰皿部 13 係止装置 14 エアダンパ装置 14b シリンダ室 14c 吸気口 14d 排気口 15 バネ 16 パイプ 17 消臭・芳香剤収納部 18 パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のインストルメントパネル等に組
    み込まれるべきケースと、このケース内に完全に収容さ
    れる収納位置から前側に引き出された使用位置まで摺動
    可能に挿入された灰皿部と、この灰皿部を収納位置に係
    止する係止装置と、上記灰皿部の前後方向の摺動速度を
    制御するエアダンパ装置とを含んでいる自動車用灰皿に
    おいて、 上記ケース内に、消臭・芳香剤収容部が備えられている
    と共に、上記エアダンパ装置のシリンダ室が、弁機構を
    介して吸気時には該消臭・芳香剤収容部に接続され、ま
    た排気時には上記灰皿部の内部に接続され得るようにし
    たことを特徴とする、自動車用灰皿。
JP1992046102U 1992-06-10 1992-06-10 自動車用灰皿 Expired - Fee Related JP2573964Y2 (ja)

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JPH06905U true JPH06905U (ja) 1994-01-11
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19827335B4 (de) * 1997-06-25 2005-06-02 Kioritz Corp. Handgeführte Motorarbeitsmaschine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE19827335B4 (de) * 1997-06-25 2005-06-02 Kioritz Corp. Handgeführte Motorarbeitsmaschine

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JP2573964Y2 (ja) 1998-06-04

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