JPH0689623A - 避雷碍子 - Google Patents

避雷碍子

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Publication number
JPH0689623A
JPH0689623A JP23745792A JP23745792A JPH0689623A JP H0689623 A JPH0689623 A JP H0689623A JP 23745792 A JP23745792 A JP 23745792A JP 23745792 A JP23745792 A JP 23745792A JP H0689623 A JPH0689623 A JP H0689623A
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JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
insulating
outer peripheral
electrode
fitted
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Pending
Application number
JP23745792A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Nakayama
哲也 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立方式の避雷碍子であっても、容易に絶縁
外套体の沿面絶縁距離を確保して全長を短くすることが
でき、既設の鉄塔への適用を容易に行う。 【構成】 耐圧絶縁筒1の内部に電圧−電流特性が非直
線性を有する抵抗素子2を収容する。又、この絶縁筒1
の外周面には笠部10を有する絶縁外套体9を被嵌す
る。前記絶縁筒1及び絶縁外套体9の両端部に電極金具
7,8を嵌合固定する。絶縁外套体9の両端外周面に厚
肉部11,15及び段差部12,16を形成し、厚肉部
11,15の外周面S2の径D2と、電極金具7,8の
円筒部7a,8aの外周面S1の径D1とを同一にし、
両外周面には絶縁スリーブ13,17を嵌合し接着剤1
4,18により固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電線路に雷サージ電流が
侵入した場合にそれを速やかに大地に放電するととも
に、その後に生じる商用周波の続流電流を抑制遮断して
地絡事故を未然に防止することができる避雷碍子に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の避雷碍子として、耐圧絶縁筒の内
部に電圧−電流特性が非直線性の抵抗素子を収容し、耐
圧絶縁筒の両端部には接地側及び課電側の電極金具を嵌
合固定し、さらに前記耐圧絶縁筒の外周面及び前記両電
極金具の筒状部外周面に笠部を有する絶縁外套体をモー
ルド成型したのもが提案されている。このような避雷碍
子では前記両電極金具の筒状部外周面をゴム製の絶縁外
套体の一部で被覆しているので、被覆していない構成の
ものに比べて碍子全体の沿面絶縁距離をより多く確保す
ることができ、このため所要沿面絶縁距離に対して避雷
碍子の全長も短くできるという利点がある。しかし、抵
抗素子を内蔵した耐圧絶縁筒の両端に電極金具を嵌合し
た状態でこれらをモールド成型装置のキャビティ内に収
容し、この状態で加熱された溶融ゴムをキャビティ内に
加圧注入して絶縁外套体を成型するため、熱容量の面か
ら成型作業に時間を要するという問題があった。
【0003】この問題を解消するため本願出願人は次の
ような避雷碍子の製造方法を提案している。まず、耐圧
絶縁筒の外周部に一体に成型した笠部を有する絶縁外套
体を形成する。次に耐圧絶縁筒の内部に抵抗素子を収容
した状態で該絶縁筒の内部に被圧着金具を嵌入する。さ
らに、耐圧絶縁筒の両端外周部にキャップ状の電極金具
を嵌合した状態で両電極金具の筒状部を被圧着金具に向
かって圧着固定する。このとき前記耐圧絶縁筒の両端外
周面と電極金具の筒状部内周面との間には前記絶縁外套
体の両端一部が挟着されるので、圧着固定時に絶縁外套
体の内外のシール性が確保される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
組立方式の避雷碍子では両電極金具の円筒部の外周面が
絶縁外套体の一部で被覆されていると十分な圧着ができ
ない。すなわち、避雷碍子全体の沿面絶縁距離を絶縁外
套体部のみで確保する必要があった。このことはモール
ド成型のものに比べ必然的に全長を長くする必要が生じ
た。このような長い避雷碍子を使用する場合には、既設
の鉄塔への装着が場合によっては困難になるという問題
がある。
【0005】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、組立方式の避雷碍子で
あっても、容易に絶縁外套体の沿面絶縁距離を確保して
全長を短くすることができ、既設の鉄塔への適用を容易
に行うことができる避雷碍子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では笠部を有する絶縁外套体の内部に電圧−
電流特性が非直線性を有する抵抗素子を収容し、該絶縁
外套体の両端外周部にキャップ状の電極金具をそれぞれ
嵌合固定した避雷碍子において、絶縁外套体の両端外周
部に対し電極金具の筒状部に連なる厚肉部を形成し、該
厚肉部外周面の径と電極金具の筒状部外周面の径とをほ
ぼ同一にし、両外周面には絶縁スリーブを嵌合固定して
いる。
【0007】
【作用】絶縁外套体の両端外周部にキャップ状電極金具
の筒状部外周面とほぼ同一径の厚肉部を形成し、該厚肉
部の外周面と筒状部外周面に絶縁スリーブを被嵌したの
で、電極金具の筒状部外周面が絶縁物で被覆されること
になる。この結果、避雷碍子全体の沿面絶縁距離を長く
することができ、その分、避雷碍子の全長を短くして既
設の鉄塔への装着を容易に行うことができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明を具体化した一実施例について
図1,図2に従って説明する。FRP等の耐張強化合成
樹脂よりなる円筒状の耐圧絶縁筒1の内部には、電圧−
電流特性が非直線性を有する複数個の抵抗素子2が積層
して収容されている。最上段及び最下段の抵抗素子2の
上面及び下面には複数の導電材よりなる皿バネ3,4を
介して同じく導電材よりなる被圧着金具5,6が接合さ
れている。前記耐圧絶縁筒1の両端部にはキャップ状を
なす接地側電極金具7及び課電側電極金具8が嵌合固定
されている。又、前記耐圧絶縁筒1の外周面には単独で
モールド成型したゴム製の絶縁外套体9が嵌合されてい
る。この絶縁外套体9の外周には笠部10が複数箇所に
一体に形成されている。そして、前記円筒部7a,8a
の外周面S1を前記被圧着金具5,6に向かって押圧す
ることにより、被圧着金具5,6と電極金具7,8の円
筒部7a,8aとの間で耐圧絶縁筒1の両端部を挟着固
定している。なお、この圧着作業は電極金具7,8の一
方を先に行い他方を後に行う。
【0009】前記絶縁外套体9を構成する円筒部9aの
上下両端部は前記両電極金具7,8の円筒部7a,8a
の先端寄りに形成した薄肉部7b,8bの内周面と耐圧
絶縁筒1の外周面との間に介在され、シール性を向上す
るようにしている。
【0010】前記絶縁外套体9の上端部には前記電極金
具7の円筒部7aの外周面S1の径D1と同一径D2の
外周面S2を有する厚肉部11と、その厚肉部11に連
なる段差部12が一体状に形成されている。そして、前
記円筒部7aの外周面S1と厚肉部11の外周面S2に
は、EPDMゴム又はシリコンゴム製の絶縁スリーブ1
3が被嵌され、接着剤14により固定されている。同様
にして、課電側の電極金具8側の絶縁外套体9にも厚肉
部15、段差部16が形成され、両部15,16に絶縁
スリーブ17が被嵌され、接着剤18により固定されて
いる。
【0011】次に、前記のように構成した避雷碍子につ
いて、その作用を説明する。避雷碍子は図示しないが接
地側の電極金具7をもって鉄塔の支持アームに取り付け
られる。又、課電側の電極金具8には放電電極(図示
略)が支持され、送電線側に取着した課電側の放電電極
と所定の気中放電間隙をもって対向する接地側の放電電
極が支持される。
【0012】従って、送電線に雷サージ電流が侵入する
と、課電側の放電電極から気中放電間隙を閃絡して接地
側の放電電極に流れ、課電側の電極金具9、被圧着金具
6、皿バネ4、抵抗素子2、皿バネ3、被圧着金具5、
接地側の電極金具7を順次流れ、支持アームを介して鉄
塔に放電される。その後に生じる商用周波に基づく続流
電流は前記気中放電間隙と抵抗素子2の抵抗値の復元に
より抑制遮断されて、地絡事故が未然に防止される。
【0013】さて、この発明の実施例では絶縁外套体9
の両端部に厚肉部11,15を一体状に形成して、その
外周面S2の径D2と電極金具7,8の円筒部7a,8
aの外周面S1の径D1とを同一とし、両外周面S1,
S2に絶縁スリーブ13,17を被嵌している。このた
め両電極金具7,8の円筒部7a,8aが絶縁物で覆わ
れ、絶縁外套体9全体の沿面絶縁距離を長くすることが
できる。従って、その分、避雷碍子の全長を短くして既
設鉄塔への装着を容易に行うことができる。
【0014】図2において、もし、絶縁スリーブ13が
ない従来例の場合には、電極金具7の円筒部7aの下端
縁が沿面閃絡点Poになり、アークの閃絡距離はLoと
短くなる。しかし、この実施例のように電極金具7の円
筒部7aが絶縁スリーブ13により被覆された場合に
は、沿面閃絡点がP1になり、アークの閃絡距離はL1
となり、従来例の前記閃絡距離Loと比較して大幅に長
くなる。又、前記接着剤14を使用しない場合には、図
2の閃絡点Poに連なるアークの閃絡軌跡(閃絡距離L
2)のように屈曲することも予測される。この場合にも
閃絡距離L2が直線となる前記閃絡距離Loと比較して
長くなるとともに絶縁スリーブ13の遮蔽効果もあるの
で、沿面絶縁強度が大きくなりそれだけ避雷碍子を短く
することができる。ここで段差部12は絶縁スリーブ1
3が自重により落下しようとすることを防止する機能を
合わせもつ。
【0015】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)図3に示すように絶縁スリーブ13の外周面の形
状をテーパ状に形成するとともに、中央部の肉厚を最大
にすること。この場合には電極金具7の円筒部7aの中
間部と対応する閃絡点となり易い部分が厚肉となってい
るので、閃絡点P1を確実に円筒部7aの上端部に誘導
することができる。
【0016】(2)前記絶縁スリーブ13,17の材質
として、熱収縮性弾性チューブを使用すること。この場
合には、加熱されたチューブの冷却収縮時に円筒部7
a,8aの外周面S1と厚肉部11,15の外周面S2
に弾性チューブが圧接されるので、接着剤14(18)
を省略しても絶縁スリーブ13,17が離脱することは
ない。あるいは、絶縁スリーブ13の内径を円筒部7
a,7b、厚肉部の径より若干小さくし、圧入して両者
を圧接するようにしてもよい。
【0017】(3)絶縁スリーブ13,17の内周面に
テーパ部(図示略)を形成して電極金具7,8の円筒部
7a,8aに嵌合し易くすること。 (4)前記実施例では耐圧絶縁筒1を使用する避雷碍子
に適用したが、機械的強度を備えた絶縁外套体9のみを
有する避雷碍子に適用することもできる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、組
立方式の避雷碍子であっても、容易に絶縁外套体の沿面
絶縁距離を確保して避雷碍子の全長を短くすることがで
き、既設の鉄塔への適用を容易に行うことができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の避雷碍子の一実施例を示す縦断面図
である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】この発明の別の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 耐圧絶縁筒、2 非直線抵抗素子、7,8 接地側
及び課電側の電極金具、9 絶縁外套体、11,15
厚肉部、12,16 段差部、13,17 絶縁スリー
ブ、14,18 接着剤、D1 電極金具7の円筒部7
aの外周面S1の径、D2 厚肉部11の外周面S2の
径、S1 円筒部7aの外周面、S2厚肉部11の外周
面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 笠部を有する絶縁外套体の内部に電圧−
    電流特性が非直線性を有する抵抗素子を収容し、該絶縁
    外套体の両端外周部にキャップ状の電極金具をそれぞれ
    嵌合固定した避雷碍子において、 絶縁外套体の両端外周部に対し電極金具の筒状部に連な
    る厚肉部を形成し、該厚肉部外周面の径と電極金具の筒
    状部外周面の径とをほぼ同一にし、両外周面には絶縁ス
    リーブを嵌合固定したことを特徴とする避雷碍子。
JP23745792A 1992-09-04 1992-09-04 避雷碍子 Pending JPH0689623A (ja)

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JP23745792A JPH0689623A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 避雷碍子

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JP23745792A JPH0689623A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 避雷碍子

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JPH0689623A true JPH0689623A (ja) 1994-03-29

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JP23745792A Pending JPH0689623A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 避雷碍子

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