JPH0689052B2 - 安定化パ−オキシジカ−ボネ−ト組成物 - Google Patents

安定化パ−オキシジカ−ボネ−ト組成物

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JPH0689052B2
JPH0689052B2 JP61254850A JP25485086A JPH0689052B2 JP H0689052 B2 JPH0689052 B2 JP H0689052B2 JP 61254850 A JP61254850 A JP 61254850A JP 25485086 A JP25485086 A JP 25485086A JP H0689052 B2 JPH0689052 B2 JP H0689052B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式ROOHで示されるヒドロパーオキシドが
添加されたパーオキシジカーボネートを含む、保存及び
/又は輸送し得る組成物に関する。
上述のタイプの組成物は、米国化学会誌72巻第1254−12
63頁(1950)に開示されている。この論文には、数々の
パーオキシジカーボネートの製造例が記載され、またヨ
ウ素、フェノール、ヒドロキノン、サリチル酸、ニトロ
メタン又はピロガロールのような物質の添加によりジイ
ソプロピルパーオキシジカーボネートの分解が遅らされ
ることも示され、このことに関連して過酸化水素(上記
一般式においてR=Hも述べられている(第1261頁右欄
下部)。
しかし、実用上、パーオキシジカーボネートの分解を遅
らせるための安定剤として過酸化水素を使用すると、い
くつかの不都合が存在する。第一に、過酸化水素はパー
オキシジカーボネートの水性乳化物又は懸濁物中で非常
にうまくは使用できない。これは、存在する過酸化水素
が完全に或いは実質上完全に水性相の中に存在するため
であること分った。その結果、有機のパーオキシジカー
ボネート相中で安定化作用は、皆無であるか、非常に小
さいことになる。第二に、パーオキシジカーボネートの
み又は有機溶剤に溶解されたパーオキシジカーボネート
のような非水系でのその使用は、このような系に過酸化
水素を十分高濃度で再現性をもって混合したり、その分
散が永久に均一であるように溶解させたりするのが極め
て困難であるのが分ったので、実際には問題である。第
三に、過酸化水素は、微量の金属イオンによって非常に
分解を受け易いので、その結果安定化剤としてのその利
用はかなり制限されることになる。分解を生起する金属
イオンは、EDTA、ジピコリン酸及びある種のスズ化合物
のような金属イオン封鎖剤を添加することにより抑制す
ることができるのも事実である。しかし、本発明におい
ては、これは最終製品に望ましくない汚染をもたらす。
ここでは、過酸化水素に比べ、有機ヒドロパーオキシド
が、過酸化水素を用いた場合に付随する上述の欠点を示
すことなく、勝らずとも少なくとも同様の安定化作用を
示すことが見い出された。
本発明の組成物は、Rが有機の基を表わし、そしてヒド
ロパーオキシドの量がパーオキシジカーボネートを基準
に計算して少なくとも0.03当量%であることを特徴とす
るものである。
米国特許第4,515,929号明細書には、安定剤としてジフ
ェニルパーオキシジカーボネートまたはジ(アルキル置
換)フェニルパーオキシジカーボネートを含むパーオキ
シジカーボネートを包含する有機過酸化物の水性分散液
が記載されていることを記しておかねばならない。しか
しこれらの安定化剤は、製品を着色させるという不都合
な点を有する。更に、特定の目的には、芳香族化合物の
利用が適しているであろう。
また、米国特許第3,778,422号明細書には、ハロゲン化
ビニルモノマー、該モノマー成分の重量に対し、0.005
〜1%のパーオキシジカーボネートおよび0.00001〜0.1
%の炭素数2〜8のアルキルヒドロパーオキシドを含む
水性重合混合物が開示されていることも述べねばならな
い。該混合物において、パーオキシジカーボネート開始
剤の存在下、水系で重合する場合、ヒドロパーオキシド
は、ハロゲン化ビニルがヒートキックを受ける傾向にあ
るのを排除するか或いは、実質的に減少させるのに役立
つ。本発明の組成物とは違って、かかる重合混合物は、
勿論保存及び/又は輸送できるものではない。更に、本
発明組成物は、ハロゲン化ビニルモノマーを含むもので
はないことを記しておかねばならない。
本発明の安定化パーオキシジカーボネートは、よく知ら
れた化合物で、その多くは商業ベースで入手できるもの
である。それらはエチレン生不飽和化合物の塊重合、エ
マルジョン重合或いは懸濁重合の開始剤として用いられ
る。このパーオキシジカーボネートは、次の一般式で表
わされる 式中R1とR2は有機の基である。R1とR2は、各々通常1〜
20の炭素原子を有し、好ましくは2〜18、より好ましく
は2〜16の炭素原子を有する。R1とR2は、分枝又は非分
枝、置換又は非置換のアルキル、アルケニル又はシクロ
アルキル基を表わすのが好ましい。好適な置換基として
は、芳香族基、塩素及び臭素の如きハロゲン原子、ニト
ロ基、アリーロキシ基、及びアルコキシ基が挙げられ
る。R1及びR2の例としては、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、第二級ブチル、イソ
ブチル、ヘキシル、オクチル、2−エチルヘキシル、ラ
ウリル、ミリスチル、セチル、ステアリル、アリル、メ
タリル、クロチル、シクロヘキシル、4−t−ブチル−
シクロヘキシル、4−t−アミルシクロヘキシル、ベン
ジル、2−フェニルエチル、2−フェニルブチル、2−
フェノキシエチル、2−メトキシエチル、2−エトキシ
エチル及び3−メトキシブチルが挙げられる。R1とR2
通常同一であるが、本発明はこれら対称形のパーオキシ
ジカーボネートに限定されるものではない。本発明のヒ
ドロパーオキシドを用いれば、イソプロピル−第二級ブ
チルパーオキシジカーボネートの如き、非対称形のパー
オキシジカーボネート、対称形のパーオキシジカーボネ
ートの混合物及び米国特許第4,269,726号に記載のジ−
イソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−第二級ブ
チルパーオキシジカーボネート及びイソプロピル第二級
ブチルパーオキシジカーボネートの混合物の如き対称形
と非対称形のパーオキシジカーボネートの混合物また安
定化される。
本発明のパーオキシジカーボネートを得るには、例えば
米国特許第2,370,588号明細書、欧州特許第49,470号明
細書(B1)及び前記米国化学会誌の論文に記載の如き、
クロル蟻酸と過酸化水素を水酸化ナトリウム水溶液の存
在下、低温(例えば0〜20℃)で反応させる通常の方法
によればよい。
本発明において安定化剤として用いるヒドロパーオキシ
ドもよく知られた化合物であり、その多くは商業ベース
で入手できる。それらは次式で示される。
ROOH 式中Rは有機の基を表わし、特に分枝又は非分枝、置換
又は非置換のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基
又はシクロアルキル基を表わす。Rは通常40を越える炭
素原子を持たず、好ましくは炭素原子数が20を越えず、
とりわけ炭素原子数が12を越えないものが好ましい。好
適な置換基の例としては、ヒドロパーオキシ基、フェニ
ル基及びヒドロキシル基が挙げられる。ヒドロパーオキ
シドの例としては、メチルヒドロパーオキシド、エチル
ヒドロパーオキシド、n−プロピルヒドロパーオキシ
ド、イソプロピルヒドロパーオキシド、第二級ブチルヒ
ドロパーオキシド、イソブチルヒドロパーオキシド、1
−フェニル−1−ヒドロパーオキシエタン、ベンジルヒ
ドロパーオキシド、メチルエチルケトンパーオキシド
(即ち、2,2′−ジヒドロパーオキシ−2,2′−ジ−n−
ブチルパーオキシドと2,2−ジヒドロパーオキシブタン
の混合物)、シクロヘキサノンパーオキサイド(即ち、
1,1′−ジヒドロパーオキシ−1,1′−ジシクロヘキシル
パーオキシドと1,1−ジヒドロパーオキシシクロヘキサ
ンの混合物)及びシクロヘキシルヒドロパーオキシドが
挙げられる。とりわけ第三級ヒドロパーオキシド、即ち
第三級炭素原子に結合した一つ或いはそれ以上のヒドロ
パーオキシ基を有するヒドロパーオキシドを用いるのが
好ましい。このような好ましいヒドロパーオキシドの例
としては、t−ブチルヒドロパーオキシド、t−アミル
ヒドロパーオキシド、2−ヒドロパーオキシ−2−メチ
ルペンタン、2−ヒドロパーオキシ−2−メチル−3−
ブテン、2−ヒドロパーオキシ−2,4,4−トリメチルペ
ンタン、2,5−ジヒドロパーオキシ−2,5−ジメチルヘキ
サン、2,5−ジヒドロパーオキシ−2,5−ジメチル−3−
ヘキシン、2,6−ジヒドロパーオキシ−4−ヒドロキシ
−2,6−ジメチルヘプタン、2−ヒドロパーオキシ−4
−ヒドロキシ−2−メチルブタン、2−ヒドロパーオキ
シ−4−ヒドロキシ−2−メチルペンタン、2−ヒドロ
パーオキシ−4−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン、3
−エチル−3−ヒドロパーオキシ−5−ヒドロキシヘキ
サン、クミルヒドロパーオキシド(2−フェニル−2−
ヒドロパーオキシプロパン)、m−及びp−イソロピル
クミルヒドロパーオキシド、1−ヒドロパーオキシ−1
−メチルシクロヘキサン、1−ヒドロパーオキシ−5−
ヒドロキシ−1,3,3−トリメチルシクロヘキサン、p−
メンタンヒドロパーオキシド及びピナンヒドロパーオキ
シドが挙げられる。本発明では、ヒドロパーオキシドの
混合物も安定化剤として用いることができる。
該ヒドロパーオキシドは、例えば米国特許第2,845,461
号明細書、同第3,049,477号明細書、同第2,954,405号明
細書、同第3,592,857号明細書、同第3,475,498号明細
書、同第4,154,768号明細書、同第2,996,549号明細書及
びオランダ国特許第6,713,241号明細書に記載の公知の
方法により得ることができる。
本発明の組成物におけるヒドロパーオキシドの量は、パ
ーオキシジカーボネートを基準に計算して、通常少なく
とも0.03当量%、好ましくは少なくとも0.05当量%、よ
り好ましくは少なくとも0.07当量%、そして更に好まし
くは少なくとも0.10当量%である。当量%をここでは次
のように解釈する: 0.03当量%未満の添加量では、安定化が不十分となる。
ヒドロパーオキシド使用量の上限は、実用上の考慮によ
り決定される。使用量は、3.5当量%もの高い量であっ
てよいが、この程度の量或いは更に高い比率は安定化効
果をより高めることはなく、またこのような量はパーオ
キシジカーボネートの最終用途を害するかも知れない。
それ故、本発明の組成物では、パーオキシジカーボネー
トを基準に計算してヒドロパーオキシドが通常3当量%
を越えることはなく、好ましくは2.5当量%を、より好
ましくは、2当量%を越えることはない。
本発明の組成物は、(i)液状、粒状、粉末状又はフレ
ーク状のそのままの物理的混合物、(ii)分散物及び
(iii)溶液に分けることができる。ここで用いられる
そのままの物理的混合物は、純粋な又は実質的に純粋な
パーオキシジカーボネートとヒドロパーオキシドの混合
物をいう。分散物とは、ここではパーオキシジカーボネ
ート(不連続相)が液体(連続相)中に分散し、ヒドロ
パーオキシドは不連続のパーオキシジカーボネート相中
に完全に又は少なくとも実質的にあるものと理解すべき
であり、また溶液とは、ここでは有機溶剤、パーオキシ
ジカーボネートおよびヒドロパーオキシドの均質な混合
物と理解すべきである。
本発明に係る物理的混合物を得るには、パーオキシジカ
ーボネートを希望する量のヒドロパーオキシドと慣用の
混合器で混合し、そして望む場合は、得られた混合物を
粒状化、粉砕又はフレーク化することによる簡単な方法
で行うことができる(ルート1)。しかし、ヒドロパー
オキシドの安定化効果から可能最大の利益を達成し、か
つ該二成分を可能な限り均一に混合するために、ヒドロ
パーオキシドを、パーオキシジカーボネートの製造前に
クロル蟻酸を含有する反応混合物に添加する(ルート
2)か又は、パーオキシジカーボネートの製造直後の未
処理の反応混合物に添加する(ルート3)のが好まし
い。ルート2或いはルート3の選択は、なかんずくクロ
ル蟻酸へのヒドロパーオキシドの反応性に依存する。そ
の理由は、ヒドロパーオキシドを犠牲にするパーオキシ
モノカーボネートの生成が勿論避けられなければならな
いからである。
ルート2又は3を用いる場合、一般にアルカリ性である
と知られている水相中でのヒドロパーオキシドの起りう
る損失の量を考慮に入れて、最後に得られるパーオキシ
ジカーボネートとヒドロパーオキシドの物理的混合物が
望む量のヒドロパーオキシドを含有するように添加する
ヒドロパーオキシドの量を選定するのは、当業者にとっ
て困難ではない。
本発明の分散物は、乳化剤及び/又はコロイド剤と、こ
のような製造の際に用いる公知の装置を使用して、本発
明に係る物理的混合物(上記参照)を分散することによ
り又は望む量のヒドロパーオキシドを激しい場合下に従
来公知のパーオキシジカーボネート分散物に加えること
により簡単に作ることができる。
パーオキシジカーボネート分散物とその製法に関する技
術の現状についての詳細な記載は、オランダ国特許第8,
000,260号明細書、欧州特許第42,826号明細書、米国特
許第3,825,509号明細書、同第3,988,261号明細書、同第
4,092,470号明細書及び同第4,515,929号明細書などにも
ある。分散物とは、乳化物(即ち、液体パーオキシジカ
ーボネートの分散物)及び懸濁物(即ち、固体パーオキ
シジカーボネートの分散物)の両者を指すものと理解す
べきである。本発明の分散物は、通常5〜70重量%、好
ましくは15〜70重量%のパーオキシジカーボネートを含
有する。分散媒としては、通常、水が使われる。分散物
の凝固点を下げるために、炭素原子数1〜4のアルカノ
ール及び/又は、炭素原子数2〜4のアルカンジオール
を2〜20重量%添加すればよい。例えば欧州特許第32,7
57号明細書参照。
本発明の溶液は、パーオキシジカーボネート溶液に通常
用いられる有機溶剤を含むことができる。このような溶
剤の例としては、ジブチルフタレートの如きフタル酸の
エステル、脂肪族及び芳香族炭化水素たとえばヘキサ
ン、鉱油、ベンゼン、トルエン、キシレン類およびイソ
ドデカンの如き(イソ)パラフィンが挙げられる。また
非常に好適な溶剤として、モノマーがプラスチックレン
ズの製造に用いられるジエチレングリコールビス(アリ
ルカーボネート)の如き、活性化アリル基を含むモノマ
ーが挙げられる。
本発明の溶液を製造するには、望む量のヒドロパーオキ
シドを公知のパーオキシジカーボネート溶液に添加する
か、又は本発明に係る物理的混合物(前記参照)を有機
溶剤に溶解するか、それをこのような溶剤と混合すれば
よい。ある場合には、本発明の溶液は、用いられる溶剤
がクロル蟻酸を含有する反応混合物の一部を構成する、
特開昭55−139,357号公報に記載の方法に似た方法によ
り製造することもできる。この場合もまた、クロル蟻酸
へのヒドロパーオキシドの反応性に依存して、パーオキ
シジカーボネートの製造前にヒドロパーオキシドをクロ
ル蟻酸含有混合物に添加するか又はその製造直後の未処
理の反応混合物にヒドロパーオキシドを添加すればよい
のは明らかであり、そして用いるヒドロパーオキシドの
量の選定には、水相中で起りうる損失をも見越しておか
ねばならない。本発明の溶液は、通常、少なくとも3重
量%、好ましくは少なくとも10重量%のパーオキシジカ
ーボネートを含有する。パーオキシジカーボネート量の
上限は、実用的考慮により支配される。これは、なかん
ずく使用する溶剤中のパーオキシジカーボネートの溶解
度と関係する。
本発明の組成物は、その名にヒドロパーオキシドが存在
するために、通常優れた保存安定性を示す。対応する、
安定化していないパーオキシジカーボネートまたはパー
オキシジカーボネート調合物と比べ、本発明の組成物は
推奨される貯蔵温度で品質を損なうことなく、より長期
間貯蔵することができる。更に、パーオキシジカーボネ
ートまたはパーオキシジカーボネート調合物の場合、普
通は低温で(例えば−15℃)保存されるが、ここではよ
り高い温度で貯蔵や輸送ができるようになった。
本発明の組成物は、エチレン性不飽和化合物の塊(共)
重合、乳化(共)重合又は懸濁(共)重合に用いるのに
適している。エチレン性不飽和化合物の例としては、塩
化ビニル、スチレン、エチレン、酢酸ビニル、ジエチレ
ングリコールビス(アリルカーボネート)、アクリル
酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸及びメタクリル
酸エステルを挙げることができる。本発明の組成物は、
モノマーを基準に計算して、反応開始時にパーオキシジ
カーボネートが0.01〜3重量%存在するような量で通常
使用する。
最後に、本発明の組成物中には、パーオキシジカーボネ
ートに加えて、他の過酸化物開始剤、例えば過酸化ジラ
ウロイルまたはアセチルシクロヘキサンスルホニルパー
オキシドが存在することができることを記しておく。こ
のようないわゆる急速開始剤と緩慢開始剤を組み合わせ
て用いることは、重合反応過程を通して一定の反応速度
を維持するために雑際に屡々行なわれる。例えば米国特
許第3,781,255号明細書参照。
以下実施例により、本発明をより具体的に説明する。
実施例 1. いわゆる断熱試験において、サンプルの過酸化物が何ら
かの制御されない熱分解を始める前の特定の温度に加熱
するのに要する時間を測定した。この分解は、サンプル
の指数的な温度上昇によって明らかとなる。得られた結
果の比較ができるように、総ての実験において同じ装置
を用いた。
本実施例では、ジミリスチルパーオキシジカーボネート
(実験1−4〜1−12)とジセチルパーオキシジカーボ
ネート(実験1−17〜1−20)についての2−ヒドロパ
ーオキシ−2,4,4−トリメチルペンタン(HTMP)の安定
化作用を調べた。実験は以下の通り実施した。
完全に或いは部分的に溶融したパーオキシジカーボネー
ト約72gに、攪拌しつつヒドロパーオキシドの希望量を
添加した。得られた混合物をすみやかにデュワー壜に移
し、ゴム製のストッパーで閉じた。該混合物をマグネッ
トで攪拌しつつ、ゴム製ストッパーを通して混合物中に
差し込んだNi−Cr−Ni熱電対により開始温度を測定し
た。続いて、混合物が分解するのに要する時間を測定し
た。組成と結果を第1表に示し、またヒドロパーオキシ
ドを含まないサンプルについての比較実験結果(1−1
〜1−3,1−13〜1−16)も併記する。この結果は、ヒ
ドロパーオキシドの存在がパーオキシジカーボネートの
分解を遅らせることを明示している。
実施例 2. 実施例1に記載の方法により、第2表に示した組成物の
断熱試験を実施した。実験2−1,2−19及び2−21は、
そのままのパーオキシジカーボネートについての比較実
験であり、他の総ての実験は本発明組成物(物理的混合
物の形)に関するものである。実験2−1〜2−18にお
いては、サンプルが15℃から30℃に加熱されるのに要し
た時間(加熱時間t)を測定した。実験2−19〜2−22
においては、開始温度は10℃であり、最終温度は30℃で
あることを守った。結果を第2表に示す。これらの結果
から、パーオキシジカーボネートの分解に対する種々の
ヒドロパーオキシドの遅延効果は明らかである。
1 ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート 2 ジ−第二級ブチルパーオキシジカーボネート 3 ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−第
二級ブチルパーオキシジカーボネート及びイソプロピル
−第二級ブチルパーオキシジカーボネートの混合物(1:
1:2) 4 t−ブチルヒドロパーオキシド 5 クミルヒドロパーオキシド 6 t−アミルヒドロパーオキシド 7 2−ヒドロパーオキシ−2,4,4−トリメチルペンタ
ン 8 イソブチルヒドロパーオキシド 9 第二級ブチルフドロパーオキシド 10 シクロルヘキサノンパーオキシド 11 メチルエチルケトンパーオキシド 12 2−ヒドロパーオキシ−4−ヒドロキシ−2−メチ
ルペンタン 13 2−ヒドロパーオキシ−2−メチル−3−ブテン 14 2−ヒドロパーオキシ−2−メチルペンタン 15 p−メンタンヒドロパーオキシド 16 m−イソプロピルクミルヒドロパーオキシド 実施例 3. 実施例2に記載の方法により、ジ−2−エチルヘキシル
パーオキシジカーボネートのイソドデカン中及びジブチ
ルフタレート中溶液について実験を行った。該溶液は夫
々パーオキシジカーボネートを65及び75重量%含有し
た。該組成物は、第3表に示したヒドロパーオキシドを
も含有した。実験3−1及び3−5は、比較実験であ
る。総ての実験において、サンプルが20℃から35℃に加
熱されるのに要した時間を測定した。
結果を第3表に示した。これらのデータは、溶解状態で
もヒドロパーオキシドの存在がパーオキシジカーボネー
トの分解を遅らせることを明示している。
実施例 4. 実施例2に記載の方法を用いて、ジ−2−エチルヘキシ
ルパーオキシジカーボネートの水性エマルジョンについ
て実験を行った。パーオキシジカーボネート40重量%、
ポリビニルアルコール(日本合成製、Gohsenol(商標)
KP−08)3重量%、メタノール20重量%及び水を含むエ
マルジョンに、攪拌しつつ第4表に示すヒドロパーオキ
シドを添加した。実験4−1は、比較実験である。総て
の実験について、組成物が19℃から28℃の温度に加熱さ
れるのに要する時間を測定した。
結果を第4表に示した。これらのデータは、エマルジョ
ン形態のパーオキシジカーボネートの分解がヒドロパー
オキシドの存在により遅らせられないことを明示してい
る。
実施例 5. 実施例2に記載の方法を用いて、ジミリスチルパーオキ
シジカーボネート(di−C14)、ジセチルパーオキシジ
カーボネート(di−C16)及びジ(4−t−ブチルシク
ロヘキシル)パーオキシジカーボネート(di−TBCH)の
水性懸濁物について実験を行った。
懸濁物は、以下の通り製造した。パーオキシジカーボネ
ートを40重量%含み、且つ共にエトキシ化ノニルフェノ
ールである二種の乳化剤の混合物を使って製造された懸
濁物を用いた。該懸濁物は、以下の組成をもつ。
該懸濁物に攪拌しつつ第5表に示した量のヒドロパーオ
キシドを添加した。実験5−1,5−4及び5−7は、比
較実験である。実験5−1〜5−6において、組成物が
30℃から60℃の温度に加熱されるのに要する加熱時間を
測定した。残りの三つの実験では、開始温度と最終温度
は、夫々56℃及び72℃である。
結果を第5表に示す。これらのデータは、懸濁物におい
てもヒドロパーオキシドの存在がパーオキシジカーボネ
ートの分解を遅らせることを明示している。
実施例 6. 本実施例では、ヒドロパーオキシドの存在がジ−2−エ
チルヘキシルパーオキシジカーボネートの貯蔵安定性に
及ぼす影響を調べた。t−ブチルヒドロパーオキシド
(TBHP)が添加された、及び添加されない該パーオキシ
ジカーボネートのサンプルを+5℃で貯蔵し、定期的に
パーオキシジカーボネート含有量を調べた。
TBHPの添加量および結果を第6表に示す。これらのデー
タは、本発明を用いればパーオキシジカーボネートの貯
蔵安定性が改善されることを明示している。
実施例 7. ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネートの自
己加速分解温度(SADT)を「危険物の輸送、危険物輸送
専門家委員会勧告(Transport of Dangerous Goods,Rec
ommendation of the Committee of Exports on the tra
nsport of dangerous goods):第11:11.9章。熱蓄積貯
蔵試験、第3改訂版、ST/SG/AC 10/1/Rev.3;UN出版、セ
ールスNo.E.83.VIII.I」に記載の方法により調べた。ま
た該出版物の「目次2122」及び第11.1表も参照のこと。
SADTは、物品の輸送が許される最高温度を決定する国際
的に認められた数値である。工業的に純粋なジ−2−エ
チルヘキシルパーオキシジカーボネートのSADTは、0℃
である。t−ブチルヒドロパーオキシドを1.92当量%添
加すれば、SADTは少なくとも+15℃となり、このことは
本発明の重要性の追加的証拠である。
実施例 8. ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−第二級
ブチルパーオキシジカーボネート及びイソプロピル−第
二級ブチルパーオキシジカーボネートの混合物(1:1:
2)60重量%を含むジエチレングリコールビス(アリル
カーボネート)中溶液にt−ブチルヒドロパーオキシド
(TBHP)0.81当量%を添加し、−20℃での安定性を、1
ケ月及び2ケ月貯蔵後にその中に形成されたプレポリマ
ーの測定(高性能サイズ排除クロマトグラフィーを使
用)及び粘度の増加の測定(ウベローデ粘度計を使用)
により試験した。比較のために、ヒドロパーオキシドを
含まない溶液も試験した。
結果を第7表に示す。それらは、本発明を用いることに
より貯蔵安定性が改善されることを明示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 18/08 20/06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式ROOHで表わされるヒドロパーオキシ
    ドが添加されたパーオキシジカーボネートを含む貯蔵及
    び/又は輸送し得る組成物において、Rは有機の基を表
    わし、用いられるヒドロパーオキシドの量はパーオキシ
    ジカーボネートを基準に計算して少なくとも0.03当量%
    であることを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】用いられるヒドロパーオキシドの量が、パ
    ーオキシジカーボネートを基準に計算して3.5当量%を
    越えない特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. 【請求項3】Rが分枝又は非分枝、置換又は非置換の炭
    素数が40を越えないアルキル基、アルケニル基、アルキ
    ニル基又はシクロアルキル基である特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。
  4. 【請求項4】ヒドロパーオキシドが第三級ヒドロパーオ
    キシドである特許請求の範囲第3項記載の組成物。
  5. 【請求項5】ヒドロパーオキシドがt−ブチルヒドロパ
    ーオキシド、t−アミルヒドロパーオキシド、2−ヒド
    ロパーオキシ−2−メチルペンタン、2−ヒドロパーオ
    キシ−2,4,4−トリメチルペンタン、クミルヒドロパー
    オキシド及びp−メンタンヒドロパーオキシドからなる
    群より選ばれたものである特許請求の範囲第4項記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】パーオキシジカーボネートが次の一般的構
    造式 〔式中R1及びR2は、分枝又は非分枝、置換又は非置換の
    アルキル基、アルケニル基又はシクロアルキル基を意味
    する)を満す特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  7. 【請求項7】パーオキシジカーボネートがジ−n−プロ
    ピルパーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオ
    キシジカーボネート、ジ−n−ブチルパーオキシジカー
    ボネート、ジ−第二級ブチルパーオキシジカーボネー
    ト、ジイソプロピルパーオキシジカーボネートとジ−第
    二級ブチルパーオキシジカーボネートとイソプロピル−
    第二級ブチルパーオキシジカーボネートの混合物、ジ−
    2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジ−3
    −メトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ−2−
    フェノキシエチルパーオキシジカーボネート、ジミリス
    チルパーオキシジカーボネート、ジセチルパーオキシジ
    カーボネート、ジシクロヘキシルパーオキシジカーボネ
    ート及びジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキ
    シジカーボネートからなる群より選ばれたものである特
    許請求の範囲第6項記載の組成物。
  8. 【請求項8】組成物が物理的な混合物の形を成している
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  9. 【請求項9】組成物が水性分散物の形を成している特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。
  10. 【請求項10】組成物が有機溶剤中の溶液の形を成して
    いる特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  11. 【請求項11】有機溶剤が(イソ)パラフィン、フタル
    酸エステル及びジエチレングリコールビス(アリルカー
    ボネート)からなる群より選ばれたものである特許請求
    の範囲第10項記載の組成物。
  12. 【請求項12】パーオキシジカーボネートの存在下でエ
    チレン性不飽和化合物を(共)重合する方法において、
    一般式ROOH(Rは有機の基を表わす)で表わされるヒド
    ロパーオキシドを、パーオキシジカーボネートを基準に
    計算して少なくとも0.03当量%の量で含むパーオキシジ
    カーボネート組成物を用いることを特徴とする方法。
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