JPH0688968A - 光導波路、それを用いる光入力装置、これらを用いた表示装置及びこれらの製造方法 - Google Patents

光導波路、それを用いる光入力装置、これらを用いた表示装置及びこれらの製造方法

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JPH0688968A
JPH0688968A JP5078377A JP7837793A JPH0688968A JP H0688968 A JPH0688968 A JP H0688968A JP 5078377 A JP5078377 A JP 5078377A JP 7837793 A JP7837793 A JP 7837793A JP H0688968 A JPH0688968 A JP H0688968A
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optical waveguide
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optical
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Mitsuhiro Shigeta
光浩 繁田
Hirosaku Nonomura
啓作 野々村
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光損失を低減した光導波路、構成が簡便であ
って小型化された光入力装置、構成が簡便で小型化さ
れ、表示品位が向上され、高速表示と長寿命化とを併せ
て図ることができる表示装置及び、製造工程が簡略化で
きる製造方法を提供する。 【構成】 光導波基幹路2において複数の光スイッチ素
子3が設けられており、各光スイッチ素子3毎に行光導
波路4が接続されている。この光スイッチ素子3は、液
晶をクラッディング材として用いている。複数の光スイ
ッチ素子3の中の選択された1個の光スイッチ素子3の
みが光学的に導通することによって、選択された1個の
行方向の行光導波路4に、光源1から発生した光のほと
んど全てが導かれる。この光の一部は、行光導波路4上
に設けられた複数の光出力部6から取り出され、光導電
体膜7を照射し、光導電体素子5を導通する。この光出
力部6と、光導電体膜7を有する光導電体素子5とは、
表示装置において行列状に配列されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導波路、それを用い
る光入力装置、これらを用いた表示装置及びこれらの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】平面ディスプレイ装置として、ELP
(エレクトロルミネッセンスパネル)、PDP(プラズ
マディスプレイパネル)、LCD(液晶表示装置)等が
用いられている。これらの中で、フルカラー化の容易性
及びLSI(大規模集積回路)との整合性の点に関し
て、LCDが有望視されており、その技術進歩も著し
い。そして、LCDに関して、大型、大容量表示等に伴
う信号の遅延等の問題を解消するために、光を信号伝達
に用いる技術が検討されている。
【0003】光を信号伝達に用いるには、光源からの光
信号を所定の場所まで伝達して、スイッチ素子などに入
力する光入力装置が必要になる。従来、このような光入
力を行う技術として、光ファイバーを利用した技術や、
基板上に形成した光導波路を利用した技術がある。
【0004】また、液晶表示装置において光を信号伝達
に用いるために、光入力装置からの入力光を検知してス
イッチングを行うトランジスタが必要となる。従来か
ら、pn接合を用いたフォトトランジスタが用いられて
いる。これに用いる光電変換材料として、可視光領域の
用途の場合、Si単結晶及びa−Si等が用いられ、赤
外光領域の用途の場合、Ge及び鉛カルコゲナイド等が
用いられている。
【0005】さらに、液晶表示装置で光信号を用いるた
めに、光源と光入力装置との配置を決める必要がある。
絵素が行列状に配列された従来の表示基板に於て、行方
向または列方向に沿って相互に平行に配置された複数の
光導波路に、一個ずつ光源が取り付けられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光入力装置に光ファイ
バーを利用する場合、他の光部品との接続が繁雑になる
という問題がある。これに対し、基板上に形成した光導
波路を利用することによって上記の接続を簡単にするこ
とが考えられるが、この光導波路に適した入出力構造が
未だ見いだされていないのが現状である。
【0007】光導波路は、他の光素子と複合化すること
によって、通信や制御に用いられる光機能素子を構成す
る際の骨格的な役割を果たすものと期待されている。光
導波路は、石英基板上や多成分ガラス基板又はプラスチ
ック基板上に形成される。この光導波路の形成方法とし
て、石英基板上では火炎堆積法、多成分ガラス基板上で
はイオン交換法が一般に用いられていて、共に単一モー
ドまたは多モードの光導波路を形成することができる。
火炎堆積法は、原料となるシランガスを燃焼反応させ
て、基板上に堆積させる方法である。また、イオン交換
法は、ソーダライムまたはボロシリケイトガラスに、A
g、TlまたはK等のイオンを含む溶融塩をイオン源と
して加熱処理によって拡散させる方法である。多成分ガ
ラス基板上では、スパッタ法を用いることもできる。
【0008】一方、有機材料であるプラスチック基板の
場合の光導波路の作成方法として、選択光重合法または
ホトロッキング法などが知られている。選択光重合法
は、ポリカーボネイトを母材とし、アクリル酸メチルを
モノマーとして、紫外線を選択的に照射することによっ
て重合反応を生じさせ、重合反応物を固定する方法であ
る。モノマーは、重合することによって屈折率が低下す
るので、未照射部分が高屈折率の光導波路となる。
【0009】光導波路は、上記のように石英基板上での
火炎堆積法や、多成分ガラス基板上でのイオン交換法等
によって製造される。従来の直線状の光導波路におい
て、光損失は0.1dB/cmのような大きな値とな
り、曲線状の光導波路において、さらに高い値となる。
このため、従来技術に於て、10cm以上の長さの光導
波路は実用化できなかった。
【0010】このように光導波路において光ファイバー
に比べて光損失が大きい理由は、光導波路の側面の境界
部分に荒れが発生するからである。例えば1μm径の光
導波路の側面に10nm程度の荒れが1ヶ所ある場合を
想定する。このとき、該側面において、光強度に関して
5%程度に相当する光が散乱によって失われる。そし
て、光導波路の従来の製造方法において、このような側
面の荒れは避け得ないものである。従って、光信号の伝
達に光導波路を用いる場合、光を導波路の中心に集中さ
せ、光導波路の側面での光強度を小さくすることによっ
て、前記光損失をできるだけ減少させる必要がある。
【0011】一方、前記光導波路における光損失は、導
波方向の屈折率の不均一性をも原因として発生する。例
えば、100μm径の円形ファイバーに、不均一部分と
して径が100μm、長さが100μmの不均一部分が
ある場合を想定する。該不均一部分の屈折率と円形ファ
イバーの残余の部分の屈折率との間の変化が1%であっ
たとき、該不均一部分によって、光の総量のうち5%が
散乱される。ファイバー内を伝達する光の伝達特性は、
前記屈折率の不均一に関して、このように敏感である。
このため、液晶表示装置のように、3000を超える数
の絵素電極に対し、光導波路によって光を等しい強度で
分配するためには、光導波路の形成に関して1μmのオ
ーダーの加工精度が要求される。
【0012】従来のpn型フォトダイオードを流れる電
流の値は、該フォトダイオードへの印加電圧の極性に対
応して異なる。このようなフォトダイオードを液晶表示
装置の絵素電極毎に接続されているスイッチ素子として
用いると、液晶の駆動時に於て、フォトダイオードへの
印加電圧の極性が一方の極性である場合と他方の極性で
ある場合とで、電流値が非対称となる。従って、液晶表
示素子の表示明度が変動し、制御が困難になるという問
題がある。
【0013】さらに、単一の光源に対し複数の光導波路
を接続する構造とすれば、光源の数を減らし装置構成を
簡略化できるが、逆に光源から複数の光導波路への分波
構造が複雑になるという問題がある。
【0014】本発明は、上記問題点を解決しようとして
なされたものであり、光損失を低減した光導波路、構成
が簡便であって小型化された光入力装置、構成が簡便で
小型化され、表示品位が向上され、高速表示と長寿命化
とを併せて図ることができる表示装置及び、製造工程が
簡略化できる製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願発明の光導波路にお
いて、光導波路の導波中心から外方に向けて、複数の低
屈折率層と複数の高屈折率層とが交互に積層され、光導
波路内の屈折率が層状分布となっている。この低屈折率
層と高屈折率層とにおいて、少なくともいずれか一方の
層厚が1nm以上で10μm以下の場合がある。また、
光導波路は、該複数の低屈折率層と複数の高屈折率層と
を積層してなる積層的構成を含むことがある。該積層的
構成は非周期的構造を備える場合がある。該非周期的構
造とは、該積層的構成における各層が、層厚または屈折
率の少なくともいずれか一方に関して、該積層的構成の
他の層と異なることである。
【0016】本願発明の第1の光入力装置において、光
導波路上に該光導波路内の屈折率よりも大きい屈折率を
有する光出力部が設けられている。この光出力部は、例
えば光導波路の周囲を覆っていて、光導波路の屈折率よ
りも屈折率の小さい材料の一部を除去することによっ
て、または該除去部を光導波路内の屈折率よりも大きい
屈折率を有する材料で被覆することによって形成出来
る。そして、該除去部から取り出される光量は、除去部
の面積に比例する。
【0017】本願発明の第2の光入力装置は、光導波路
上に光出力部として光散乱部が設けられていることを特
徴とする。この光散乱部は、基板内に設けられ、円柱状
または半球状とすると容易に形成できる。この光散乱部
内の屈折率は、光導波路内の屈折率と基板の屈折率との
中間の屈折率とし、内部で屈折率を均一もしくは変化を
つける。好ましくは、光導波路から光の取り出し方向に
向かって屈折率が大きくなるようにする場合がある。こ
の光出力部から取り出される光量は、光散乱部の体積に
比例する。
【0018】本願発明の第3の光入力装置は、光導波路
上に光出力部としてマイクロレンズが設けられている。
このマイクロレンズは、セルフォックレンズである場合
がある。この時、光導波路中の光のモード角とセルフォ
ックレンズの開口角との和が90°以上となるように定
める場合がある。このような光出力部は、上記光散乱部
の屈折率を変えることで形成できる。この場合、セルフ
ォックレンズと光導波路との間に上記光散乱部を設ける
場合がある。
【0019】以上のような光出力部の大きさは、光源か
ら離れた位置にある光出力部ほどその大きさが等比級数
的に大きくなるようにする。即ち、上記大きい屈折率の
光出力部の場合、除去面積を大きくし、上記光散乱部の
場合、その体積を大きくし、上記マイクロレンズの場
合、レンズ径を大きくする。また、光導波路上にセルフ
ォックレンズを設ける場合、該セルフォックレンズ上に
光源を配置し、前記光導波路中の光のモード角とセルフ
ォックレンズの開口角との和が90°以上となるように
定める場合がある。
【0020】上記光導波路又は光入力装置を利用した本
願発明の表示装置は、表示媒体と、該表示媒体を表示駆
動する行列状に配列された複数の絵素電極と、行方向又
は列方向のいずれかの方向に沿って配置された複数の信
号線と、前記複数の絵素電極毎にそれぞれ設けられ、前
記信号線と該絵素電極とを電気的に接続又は遮断するた
めの複数の光導電体と、該光導電体に選択的に光を照射
する位置に配置され、該光導電体の該接続または遮断を
制御する複数の光入力装置とを具備していて、該光導波
路上に、該光導波路内の光を外部に取り出すための光出
力部を有している。
【0021】上記光導電体は、npnまたはpnpまた
はnpnpまたはpnpnまたはnipinまたはpi
nip構造のいずれかの構造に選ばれる。光源からの光
の波長が1μm以上の赤外光領域の場合には、鉛カルコ
ゲナイド化合物を用いる場合がある。鉛カルコゲナイド
には、pnpn接合が出来易いという利点もある。ま
た、鉛カルコゲナイド化合物を赤外光検出器として用い
る場合には、暗電流を小さくするため電極間の距離を長
くすると共に、照射面積を大きくする。
【0022】また、上記絵素電極形成のために、光出力
部以外の光導波路上に直接透明電極を設ける場合におい
て、該透明電極の厚みが上記光源から発する光の波長よ
り小さく選ばれる。
【0023】また、単一の光源が接続された光導波路に
液晶をクラッディング材料としたスイッチ素子を介して
複数の光入力装置が設けられた構造とした場合、光源の
数を減少することができ、しかも製造が簡単な表示装置
となり、導波路を用いて光で表示駆動する表示装置を実
現できる。
【0024】光導波路を製造する本願発明は、透明基板
内において、周囲の領域の屈折率と異なる屈折率を有す
る領域を形成するための方法であり、湿式電界イオン交
換法を用い、イオン槽内に電場と共に磁場を印加する。
磁場の方向は、イオンを走らせたい方向(例として、透
光性基板表面に於ける正確な円形の範囲内にイオンを注
入し、かつ透光性基板と垂直に透光性基板内部に更にイ
オンを侵入させて、イオンが注入された領域を円柱形状
にする場合には、該透光性基板の該表面に垂直な方向)
と同一とする。さらに、この際、透光性基板を平坦に研
磨しておく場合がある。
【0025】光入力装置を製造するための本願発明は、
透明基板内において、周囲の領域の屈折率と異なる屈折
率を有する領域を形成するための方法であり、湿式電界
イオン交換法を用い、イオン槽内に電場と共に磁場を印
加する。磁場の方向は、イオンを走らせたい方向(例と
して、透光性基板表面に於ける正確な円形の範囲内にイ
オンを注入し、かつ透光性基板と垂直に透光性基板内部
に更にイオンを侵入させて、イオンが注入された領域を
円柱形状にする場合には、該透光性基板の該表面に垂直
な方向)と同一とする。該光導波路上に、該光導波路内
の光を外部に取り出すための光出力部を設ける。このと
き、光導波路の製造時と同様に、透光性基板を平坦に研
磨しておく場合がある。
【0026】
【作用】本願発明の光導波路において、この光導波路を
進む光が導波中心から外方に移行する際に、何度か高屈
折率層から低屈折率層への境界を通過する必要がある。
従って、光は外部への広がりを抑制され、光導波路の導
波中心付近に集中する。これにより、光導波路外方側の
側面における光強度が小さくなるので、該側面における
光損失を低減させることができる。ただし、これら高屈
折率層と低屈折率層の層厚が、光導波路内の光の波長の
数百分の1以下の場合、前記光を導波中心付近に閉じ込
める効果を期待できない。一方、前記層厚があまりに厚
い場合、光導波路の幅や深さが過大になり、光導波路を
微細構造として形成することができない。従って、前記
光屈折率層と低屈折率層との少なくともいずれか一方の
層厚が、例として1nm以上であって、かつ、10μm
以下であるようにする場合がある。
【0027】また、この低屈折率層と高屈折率層とを繰
り返し積層して得られる積層的構成のいずれかの層が、
その層厚と屈折率との少なくとも一方に関して、他の層
と異なるように構成される非周期的構成とする場合があ
る。これにより、電場の波形の広がりを抑制できるの
で、より効果的に側面での光強度を小さくして光損失を
減少させることができる。
【0028】本願発明の第1の光入力装置では、光導波
路内を伝わってきた光が光出力部に達すると、光出力部
の屈折率が高いので全反射できずに透過屈折して、光が
光出力部から取り出される。従って、光出力部の面積が
大きいほど、光出力部に入射する光が増大し外部への光
の入力量が増大する。
【0029】本願発明の第2の光入力装置において、光
散乱部内の屈折率が、光導波路から前記光の取り出し方
向に向かって大きくなっているので、光散乱部に一旦導
波路内から光が取り出され、ここで前記取り出された光
が光散乱部内で散乱された後に、更に外部へ取り出され
る。従って、取り出された光の量は光散乱部の体積で決
まり、該体積が大きくなるほど光の量は多くなる。ま
た、光散乱部内の屈折率を前記光の取り出し方向に向か
って大きくすると、光導波路から取り出された光が、光
散乱部内で徐々に屈折し、透光性基板に対して大きな角
度で光が出力される。このような光散乱部がない場合、
光導波路から取り出された光は、通常、基板法線方向に
対して10°程度の角度で、外部に出力される。
【0030】本願発明の第3の光入力装置において、光
導波路に光出力部としてマイクロレンズを用いた場合、
光導波路内の光のモード角と前記マイクロレンズの開口
角との和が90°以上となって初めて、光は導波路内か
ら外部に取り出される。そして、取り出された光は基板
に対して垂直に出力される。
【0031】光導波路内に伝わる光信号が複数の光出力
部から同時に取り出される場合、光源に近い光出力部と
光源から離れた光出力部とにおいて、光出力部に到達し
た光の光強度が異なる。これは、光出力部を通る度に少
しずつ光が取り出されていくためである。そこで、光出
力部の大きさを等比級数的に変えると、各光出力部から
同じ強度の光が取り出される。
【0032】本願発明の第4の光入力装置では、本願第
3の光入力装置の逆で、光導波路上のマイクロレンズ上
に、光導波路と垂直に光を出射するように光源を配置す
る。これにより、光源からの光が光導波路内に導かれ
る。
【0033】本願発明の製造方法によれば、磁力線に対
して水平方向成分を有する速度を持ったイオンが、磁力
線に対して、サイクロトロンと同様に引き寄せられ、イ
オン進行方向の広がりが抑制される。これにより、イオ
ン種のランダムな動きが抑制され、また、対象物への拡
散が助長される。
【0034】本願発明の表示装置において、npn構造
等の構造を有する光導電体を用いると、表示装置に付随
したコンデンサー等への蓄積電荷量が絵素電極の電位の
正負によらず対称になる。
【0035】また、透明電極の厚さを、光源から発生さ
れる光の波長よりも小さく、例として該波長の1/10
以下等に選ぶと、光導波路上に光導波路内の屈折率より
も大きな透明電極が用いられても、透明電極のさらに外
側に屈折率の小さい材料が形成されておれば、透明電極
によって光が散乱されて外側に不必要に光が漏れること
が防げる。
【0036】また、単一の光源が接続された光導波路に
液晶をクラッディング材料としたスイッチ素子を介して
複数の光入力装置が設けられた構造において、該一つの
光源から光導波路に入力された光信号が、上記スイッチ
素子を介して所定の光入力装置に入力され、光入力装置
の光出力部から光導電体に光信号が入力される。
【0037】
【実施例】以下、図面を参照し、液晶表示装置の実施例
を用いて本発明を説明する。
【0038】図1は本実施例の液晶表示装置(以下、表
示装置)の構造を説明する平面図であり、図2は図1の
切断面線A1−A2から見た断面図であり、図3は光走
査信号発生部19を説明するための光導波基幹路2に沿
った方向の断面図である。本表示装置において、半導体
レーザー素子又はLED(発光ダイオード)等を用いて
構成され、光走査に用いる光源1から発生した光は、ガ
ラス基板13内に形成された光導波基幹路2に入射され
る。光源1から発生される光源光は、雑音防止の点で単
色光が好ましい。
【0039】光導波基幹路2には、複数の光スイッチ素
子3が設けられており、各光スイッチ素子3毎に行光導
波路4が接続されている。この光スイッチ素子3は、液
晶をクラッディング材として用いている。複数の光スイ
ッチ素子3の中の選択された1個の光スイッチ素子3の
みが光学的に導通することによって、選択された1個の
行方向の行光導波路4に、光源1から発生した光のほと
んど全てが導かれる。この光の一部は行光導波路4上に
設けられた複数の光出力部6から取り出され、光導電体
膜7を照射し、光導電体素子5を導通する。この光出力
部6と、光導電体膜7を有する光導電体素子5とは、本
実施例の表示装置に於て、行列状に配列されている。
【0040】以下、本実施例の表示装置の前記光スイッ
チ素子3の構成を説明する。
【0041】本表示装置は、光走査信号発生部19と表
示部20の2ブロックに区分され、これら2つのブロッ
クは、前記複数の行光導波路4を形成したガラス基板1
1によって連結されている。このような構成が可能とな
ったのは、光スイッチ素子3に液晶をクラッディング材
料とした構成を採用したからである。このような表示装
置は、容易に製造でき、小型、簡便な構成にできるとい
う特徴を有している。ガラス基板11、13には、プラ
スチック基板を用いることも可能である。ガラスの屈折
率は、組成を調整して1.45〜1.95程度の範囲で
選ぶ。光導波基幹路2及び行光導波路4の屈折率は、ガ
ラス基板11、13の屈折率より0.5〜5%程度大き
くする。この屈折率差によって光を光導波基幹路2及び
行光導波路4に閉じ込める。光スイッチ素子3に用いる
液晶17の屈折率は、その組成又は光軸に対する液晶分
子の配向方向によって、最大屈折率n2と最小屈折率n1
との間で変化する。この最大屈折率n2と最小屈折率n1
とは、それぞれ1.45<n1<n2<1.8程度の範囲
に選ばれ、前記最小及び最大屈折率n1、n2の屈折率差
は0.1〜0.2程度に選ばれる。光導波路2、4と液
晶17との屈折率が、上記必要条件を満たすように、ガ
ラス基板11、13、15と液晶17との組成を選定す
る。
【0042】本実施例では、ガラス基板13としてKB
7ガラス(屈折率nA0=1.52)を選んだ。湿式電界
イオン交換法によって、Ag+をガラス基板13の光導
波路2に相当する部分に拡散させ、屈折率nA1=1.5
5の帯状の光導波基幹路2を、幅50μm、深さ50μ
mに形成した。ガラス基板11として、KzF1ガラス
(屈折率nB0=1.55)を選び、Tlを各行光導波路
4に相当する部分に拡散させて、屈折率nB1=1.63
の帯状の行光導波路4を幅50μm〜70μm、深さ3
0μmに形成した。また、透明セグメント電極21及び
透明共通電極22は、In2O3を50nmの厚さに蒸着
した後、フォトエッチング処理によって、該In2O3層
をパターンニングして形成した。前記透明セグメント電
極21及び透明共通電極22がそれぞれ形成されている
ガラス基板11、13、15の表面に、電気絶縁性を有
する絶縁膜(図示せず)が形成されている。前記絶縁膜
に配向処理が施され、配向膜として用いられる。
【0043】液晶分子が接する前記絶縁膜の壁面への配
向処理は、SiO2の斜め蒸着によって行われた。又、
液晶17として、強誘電性液晶(3M2CPOOB:(2
S,3S)-3-methyl-2-chloropentanoic acid-4',4''-octyl
oxybiphenylester;屈折率n1'=1.49、n2'=1.
60)を使用した。本液晶17において、電界を印加し
た場合、印加される電界の方向(正電界又は負電界)に
よって、液晶分子が配向軸に対し±30°回転する。こ
のような材料で構成した本光スイッチ素子3において、
光の入射方向に対し、液晶分子が垂直になるように、正
電界の電圧を印加すると、最大屈折率n2'=n2=1.
60となった。負電界の電圧を印加すると、液晶分子は
前記回転方向と逆方向の負の方向へ60°回転する。こ
の時の最小屈折率n1は、下記第1式、
【0044】
【数1】
【0045】によって定められ、最小屈折率n1=1.
52となる。すなわち、前記屈折率の比n1:nA1:n
2:nB1は、下記第2式、
【0046】
【数2】 n1:nA1:n2:nB1=1.52:1.55:1.60:1.63 となり、前記必要条件が満たされている。
【0047】液晶17が、最小屈折率n1(=1.5
2)を有する時(光スイッチ素子3が光学的にオフ状
態)の光走査信号発生部19の状態は、図3に示され
る。この時、光導波基幹路2、ガラス基板13、及び液
晶17の屈折率nA1、nA0、n1の関係は、nA0<nA
1、nA1>n1となり、図3に示すように、光は光導波基
幹路2の中に閉じ込められ、全反射を繰り返し直進す
る。
【0048】液晶17の屈折率が最大屈折率n2(=
1.60)の時(光スイッチ素子3が光学的にオン状
態)の光走査信号発生部19の状態は、図4に示され
る。この時、光導波基幹路2、行光導波路4、ガラス基
板11、ガラス基板13及び液晶17の屈折率nA1、n
B1、nB0、nA0の関係は、nA0<nA1、nA1<n2<nB
1、nB1>nB0となる。この関係が成立することによっ
て、図4に示すように、光導波基幹路2を直進して来た
光は、全反射されず液晶17内を直進し、対応する行光
導波路4に侵入して閉じ込められる。
【0049】このような光スイッチ素子3を用いる場
合、表示装置の絵素数がm個(横)×n個(縦)であれ
ば、表示装置のn本の行光導波路4に1個ずつ、合計n
個の光スイッチ素子3を、光導波基幹路2に設ける。表
示部20に於ける表示動作時には、前記複数の光スイッ
チ素子3の中の1個の光スイッチ素子3を、垂直走査方
向、即ち図1の上から下へ順次導通させ、他の光スイッ
チ素子3は遮断させる動作を行う。この動作によって、
光源1からのほとんど全部の光が、目的とする行光導波
路4に順次導かれ、効率良く光走査を行うことができ
る。
【0050】図5は、表示部20の平面図であり、図6
は絵素電極9と信号線8との接続部分を説明するための
斜視図であり、図7は図6の切断面線C1−C2から見た
断面図であり、図8は図5の光走査基板101を組み込
んだ表示装置の一例を示す図5の切断面線B1−B2から
見た断面図である。これらの図を用いて表示部20の構
成を説明する。本実施例の表示装置の絵素数は、m個
(横)×n個(縦)であり、液晶の表示モードは、TN
(ツイストネマチック)モードである。図5に示すよう
に、ガラス基板11上に於いて、列方向(図5の横方
向)にm個、行方向(図5の縦方向)にn個の絵素電極
(参照符号は9、個々の絵素電極を示す場合には、符号
Pi,j(i=1〜m、j=1〜n)で示す)P1,1〜Pm,nがマ
トリクス状に配置されている。
【0051】これら絵素電極P1,1〜Pm,n毎に、光導電
体素子(参照符号は5、個々の光導電体素子を示す場合
には符号Si,j(i=1〜m、j=1〜n)で示す)S1,1〜S
m,nがそれぞれ設けられている。絵素電極P1,1〜Pm,n
の各列、即ち絵素電極P1,1〜P1,n、P2,1〜P2,n、
…、Pm,1〜Pm,nに対応して、列方向に延びるデータ信
号線(参照符号は8、個々の信号線を示す場合には、符
号Xi,j(i=1〜m、j=1〜n)で示す)X1〜Xmが、同
一のガラス基板11上に形成されている。データ信号線
X1〜Xmは、前記各光導電体素子列S1,1〜S1,n、S2,
1〜S2,n、…、Sm,1〜Sm,nをそれぞれ介して、対応す
る絵素電極列P1,1〜P1,n、P2,1〜P2,n、Pm,1〜P
m,nの各絵素電極Pi,jに結合されている。
【0052】光導電体素子S1,1〜Sm,nは、通常、高イ
ンピーダンス状態であるが、光が照射されると低インピ
ーダンス状態に変化し、データ信号線X1〜Xmと、絵素
電極P1,1〜Pm,nとを選択的に電気的に接続する。絵素
電極P1,1〜Pm,nの各行、即ち各光導電体素子行S1,1
〜Sm,1、S1,2〜Sm,2、…、S1,n〜Sm,nにそれぞれ
対応して、行方向に延びる行光導波路(参照符号は4、
個々の行光導波路を示す場合には、符号Yj(j=1〜n)
で示す)Y1〜Ynが、同一のガラス基板11内に形成さ
れている。
【0053】これら行光導波路Y1〜Ynは、光導電体素
子S1,1〜Sm,nに行単位で選択的に光を照射するため
に、光導電体素子S1,1〜Sm,n及び絵素電極P1,1〜P
m,nの下部に設けられている。図6及び図7に示すよう
に、ガラス基板11上に於いて、行方向に延びる複数の
行光導波路4が設けられている。この行光導波路4の上
に絵素電極9と、前記列方向に延びるデータ信号線8と
の電気的に接続及び遮断の間のスイッチングを行う光導
電体素子5を構成する光導電体膜7が、図7に示すよう
に行光導波路4上に、絵素電極9、光導電体膜7及びデ
ータ信号線8の順で積層されている。各行光導波路Y1
〜Ynへ、光スイッチ素子3に連結された走査用光信号
が所定のタイミングで伝送され、この走査用光信号によ
って光導電体素子5が照射される。
【0054】以下に光導電体素子5の構造および作成法
についてさらに説明する。光導電体素子5は、図7に示
す構造以外に、図18に示すような変形例とすることも
可能である。図18に示す構造とする場合、光散乱部9
1の上に光導電体膜7を配置し、列方向信号線128は
絶縁物122を介して、光導電体膜7の上に作成され
る。光導電体膜7は列方向信号線128と絵素電極12
9との間で、光の照射/遮断によって電気信号の導通/
遮断を制御するスイッチの作用を実現する。
【0055】入射光の波長が1μm以下の場合におい
て、光導電体膜7の材料として、多結晶Si、あるいは
a−Siを用いることが可能であり、光導電体素子5の
構造として、図5及び図6に示すようなnpn、pn
p、npnp、pnpn接合、または、nipin接合
のいずれかの接合を有するフォトダイオードとするのが
良い。一方、入射光が近赤外光の場合、光導電体膜7の
材料として多結晶PbS、PbSe、Teまたはそれら
の混晶を材料として用いる。そのさい、光導電体膜7に
流れる電流量を調整するため、p型もしくはn型不純物
を添加する。
【0056】このように、光導電体膜7の材料として、
前記多結晶PbS等を用いる場合、本実施例の光導電体
膜7の変形例として、効率良く光電変換が行えるよう
に、光導電体膜7における受光面積を大きくし、かつ暗
抵抗を大きくできるように、光導電体膜7を、図19に
示すように帯状とし、しかもクランク状に屈曲した形状
にパターン形成する。また、図19のように光導電体膜
131の両端に金などの材料からなる電極132をそれ
ぞれ設け、列方向に延びているデータ信号線8に一方の
電極132を接続し、絵素電極9に他方の電極132を
接続して、該データ信号線8と絵素電極9とを接続す
る。これにより光導電体膜131において、各電極13
2の間の電極間距離を長くすることができる。従って、
光導電帯膜131における受光面積を増大することがで
き、また暗抵抗を増大することができる。
【0057】このような光導電体膜131によって、絵
素電極9と接続されているデータ信号線8にデータ信号
を供給すると、データ信号線8と絵素電極9とに電位差
を生じる。この時、該光導電体膜131に光を照射する
と、前記材料からなる光導電体膜131における抵抗値
が減少する。従って、光導電体膜131を介して、デー
タ信号線8から絵素電極9に電流が流れ、絵素電極9に
データ信号が供給される。
【0058】従って、前記多結晶PbS等を用いて形成
される光導電体膜131を用いても本発明の表示装置を
実現することができる。なお、a−SiCやa−SiN
も、光導電体膜7の材料として用いることができる。
【0059】次に、本実施例の液晶表示装置を構成する
行光導波路4及び光出力部6を有する光入力装置につい
て説明する。
【0060】図9は行光導波路4の作成方法を説明する
ための断面図である。ガラス基板11に対し、湿式電界
イオン交換法を用いて、ガラス中に屈折率増大イオン種
81を拡散させる。ガラス基板11としては、アルカリ
酸化物を有するソーダライムあるいはホウケイ酸ガラス
を用いる。イオン交換槽の温度は、200〜700°C
に保持される。ガラス基板11に対し、ガラス基板11
の表面における凹凸が0.1μm以下になるように研磨
をした後、ガラス基板11の該表面にTi等の金属やそ
れらの酸化物からなるマスク50を形成する。
【0061】前記のようにガラス基板11の表面の平坦
性が要求される理由は、表面に印加される電界の均一性
を向上して、形成される行光導波路4の形状を平滑にす
るためである。これにより、行光導波路4の側面におけ
る不要な光の散乱をなくし、伝達される光の減衰を出来
るだけ少なくすることができる。前記表面の粗さ0.1
μmは、可視光に対してこの目的を達成するために十分
な値である。伝達される光が赤外光の場合、ガラス基板
11の表面におけるこれほどの平坦性は必要ない。次に
溶液中に白金電極を陽極80として挿入し、電界を印加
することにより陽極80側からAg+、Tl+、K+等の
イオン種81を、選択的にガラス基板11に向けて拡散
する。
【0062】イオン交換槽内において、電場はガラス基
板11の該表面に垂直方向に印加されている。この時、
該イオン交換槽内に於て、外部磁場を前記電場と平行に
印加する。この磁場によりガラス基板11表面へのイオ
ン種81の拡散が助長され、ガラス基板11の深さ方向
あるいは深さ方向と垂直方向に沿って、屈折率が均一な
行光導波路4を形成できる。また、前記拡散におけるイ
オンの移動方向が、前記磁場の方向と平行な方向に規制
されるので、効率的に、且つ作成される行光導波路4の
外形サイズ及び形成位置に関して、極めて高精度に行光
導波路4を形成することができる。
【0063】上記のように外部磁場を印加する理由は、
以下の通りである。イオン交換槽内に於て、イオンはそ
の速度に関して、ガラス基板11の表面に垂直な第1方
向に沿う第1方向成分と、該第1方向に対して垂直な第
2方向に沿う第2方向成分とを有している。このような
速度成分を有しているイオンに於て、外部磁場による前
記第1方向に平行な磁力線に対して交差する前記第2方
向に沿う第2成分を有する速度を持ったイオンが、該磁
力線に対して、サイクロトロンと同様に引き寄せられ、
イオンの進行方向の広がりが抑制される。これにより、
イオン種の任意な方向への動きが抑制され、また、対象
物へのイオンの拡散が助長される。
【0064】また、行光導波路4に於ける屈折率分布
を、図21に示すように、低屈折率層41と高屈折率層
42とを複数回積層した積層状分布となるようにするこ
ともできる。即ち、ガラス基板11として、上記図9を
参照した説明と同様に、アルカリ酸化物を有するソーダ
ライムあるいはホウケイ酸ガラスを用い、湿式電界イオ
ン交換法により、該ガラス基板11中に、屈折率増大イ
オン種と屈折率減少イオン種とを交互に拡散させる。イ
オン交換槽の温度は、本実施例においても、200〜7
00°Cに保持される。
【0065】一方、Ti等の金属やそれらの酸化物から
なり、前記マスク50と同様な形状のマスクとして、線
状であるスリットのサイズが、長さが共通に1mmであ
り、幅が100μm、90μm、80μm及び70μm
などのように、順次10μmずつ減少した複数種類のマ
スクを、前述のように表面を研磨後のガラス基板11の
表面に順に形成する。そして、各マスクを形成する毎
に、溶液中に白金電極を陽極として挿入し、前述のよう
に電界を印加することにより、該イオン種を該陽極側か
ら選択的にガラス基板11の表面に向けて拡散する。
【0066】このイオン種として、Ag+、Tl+、K+
等の屈折率増大イオン種と、ガラス基板11を構成する
材料と同一のイオン種とが交互に切り替えて用いられ
る。すると、図21に示すように、全体の断面が略半円
弧状の行光導波路4を、膜厚がそれぞれ5μmである低
屈折率層41と高屈折率層42とが交互に積層されてい
る積層構造として形成することができる。なお、本実施
例に於て、該積層構造の行光導波路4を作成するために
イオン交換法を用いたが、他の方法を用いることもでき
る。
【0067】上記のようにして行光導波路4を、低屈折
率層41と高屈折率層42とが複数回積層された積層構
造として形成すると、この行光導波路4を進む光が導波
中心から側面に移行するには、何度か高屈折率層42か
ら低屈折率層41への境界を通過する必要がある。導波
中心から側面に向かって移行しようとする光は、該複数
の境界においてそれぞれ反射される。従って、光は導波
中心付近に集中するので、側面での光強度が小さくな
る。このため、この行光導波路4の側面に表面荒れが存
在しても、表面荒れの箇所における光散乱を抑制するこ
とができ、行光導波路4内を進行する光の損失を低減す
ることができる。
【0068】ただし、これら高屈折率層42と低屈折率
層41との各膜厚が、行光導波路4内の光の波長の数百
分の1以下の場合、光は高屈折率層42と低屈折率層4
1とを透過することが確認されており、前記光を行光導
波路4の中心付近に閉じ込める効果を達成することがで
きない。一方、前記膜厚があまりに厚い場合、行光導波
路4の幅や深さが過大になり、行光導波路4を微細構造
として形成することができない。従って、前記高屈折率
層42と低屈折率層41との少なくともいずれか一方の
層厚は、例として1nm以上であって、かつ、10μm
以下であるように定められる。
【0069】さらに、行光導波路4を、図22に示すよ
うに、低屈折率層43と高屈折率層44とが複数回積層
され多積層構造とし、この積層構造を非周期的にするこ
ともできる。この場合、前記マスク50と同様な形状の
マスクとして、線状であるスリットのサイズが、長さが
共通に1mmであり、幅が例えば100μm、95μ
m、85μm、80μm、75μm及び65μmという
ように順次減少し、しかもこの減少の幅が非周期的な複
数のマスクを使用する。
【0070】このようなマスクを使用すると、図22に
示すように、断面が略半円弧状の行光導波路4を、低屈
折率層41と高屈折率層42とが複数回積層された積層
構造として形成できる。一方、低屈折率層41と高屈折
率層42との各層厚は部分的に異なり、非周期的にな
る。なお、本実施例に於て、低屈折率層41と高屈折率
層42との各層厚が非周期的である構造としたが、本実
施例の変形例として、低屈折率層41と高屈折率層42
との各層厚は一定にして、低屈折率層41と高屈折率層
42とにおける屈折率の変化を非周期的にし、又は、層
厚及び屈折率を共に非周期的にすることもできる。屈折
率を変えるには、低屈折率層41と高屈折率層42とを
前述のように形成する際のイオン種のドーパント量を、
相互に異なるように調整すればよい。
【0071】このように、低屈折率層43と高屈折率層
44の複数回の積層による積層構造における層厚又は屈
折率の少なくとも一方を非周期的にすることにより、行
光導波路4内を伝達する光に関して、電場の波形が行光
導波路4の表面から外方に広がらないようにできる。従
って、行光導波路4内の光が、行光導波路4の側面に向
けて広がることを抑制できるので、該側面に於ける光強
度を更に小さくして、前記光損失を減少させることがで
きる。
【0072】本発明の他の実施例として、図10に示す
ように光出力部6として光散乱部91を、行光導波路4
と同時に形成する場合、ガラス基板11中に屈折率増大
イオン種81の拡散に続き、屈折率減少イオン種を拡散
させる。つまり、行光導波路4を前述したように形成す
る際に、前記絵素電極9の配列間隔と同じ間隔で、行光
導波路4から光を取り出す部分が被覆されずに残るよう
にマスクを形成する。この後、屈折率増大イオン種81
を拡散して行光導波路4を形成した後、ガラス基板11
の構成材料と同一材料のイオン種を、ガラス基板11に
更に拡散する。これにより、例として図10に示すよう
に、断面が円形の行光導波路4および断面が半球状の光
散乱部91が形成される。
【0073】光出力部6として光散乱部91を用いる場
合について、さらに説明する。上記のような製造工程に
よって作成された光散乱部91は、その断面が図10に
示すように半球状となり、もしくは図11に示すような
円柱状となる。一つの光源1からの光を、同時に300
0個程度の光散乱部91から取り出す場合、各光散乱部
91の大きさは行光導波路4に対し、行光導波路4と垂
直方向の高さが行光導波路4のコア径の1/10以下、
行光導波路4に沿った長さは絵素電極9相互の間隔の1
/5以下とする。
【0074】これによって、行光導波路4の内を伝達さ
れる光から、伝達される光の全光エネルギーの約0.1
%以下のエネルギーに相当する光を、行光導波路4の外
に拡散させるようにできることが、本願出願人によって
確認された。そして、体積がこの程度に小さい光散乱部
91の場合、光散乱部91で外部に散乱される光のエネ
ルギーは、光散乱部91の該体積にほぼ正比例すること
が、本願出願人によって確認された。従って、全ての光
散乱部91から取り出される光の強度を均一にするため
には、光源1から離れた光散乱部91ほど、行光導波路
4内の体積を等比級数的に大きくする。
【0075】光散乱部91と行光導波路4との接続構造
の複数の実施例を図12〜図17に示す。図12〜図1
4は各実施例におけるガラス基板11の導波方向に垂直
な断面図であり、図15〜図17は各実施例におけるガ
ラス基板11の導波方向に平行な断面図である。光散乱
部91は、それぞれ図12及び図15に示されるような
円柱状、図13及び図16に示されるような半球状、及
び図14及び図17に示されるような逆半球状のいずれ
かあるいはそれ以外の形状のいずれかの形状に形成され
る。
【0076】光散乱部91の屈折率は、ガラス基板11
の屈折率と行光導波路4の屈折率との間の値に選ばれ、
各光散乱部91に亘って共通な一定値でもよく、あるい
は各光散乱部91毎に変化していても良い。屈折率が各
光散乱部91に亘って一定の場合、光の散乱方向が行光
導波路4のモード角とほぼ同じ10°程度と比較的小さ
いが、光散乱部91の内部における屈折率を、屈折率分
布型レンズ(セルフォックレンズ)のように分布させる
ことで、行光導波路4から光をほぼ垂直方向に取り出す
ことができる。
【0077】なお、行光導波路4の形状は、断面が円形
でも、四角等の多角形でも良い。平面導波路の場合、上
で述べた導波路のコア径は平面導波路の幅に対応する。
さらに、行光導波路4と、光散乱部91とを同時に形成
せず、光散乱部91を、行光導波路4の形成後に作成し
ても良い。なお、光導波基幹路2も同様にして作成され
る。
【0078】次に光源1と、光導波基幹路2との接続構
造について説明する。ここでは、光源1として可視光L
ED(発光ダイオード)を用いた場合を例示して説明す
る。図20は行光導波路4とセルフォックレンズ141
との接続構造を説明する断面図である。ガラス基板11
に於て、光導波基幹路2に開口したセルフォックレンズ
141が形成される。光源1は、セルフォックレンズ1
41上に取り付けられる。セルフォックレンズ141の
開口角βと行光導波路4中の光のモード角αとの和が9
0°以上でなければ、光を有効に導波路に対して入力あ
るいは出力できない。ガラス基板11に作成したセルフ
ォックレンズ141において、開口角βを35〜70°
程度にできることが、本願出願人によって確認された。
本実施例において、モード角αが0〜55°の光導波基
幹路2にセルフォックレンズ141が接続され、その開
口角βは60°に選ばれた。このようなセルフォックレ
ンズ141に光源1を接続したとき、光の接続損失は3
dBであった。
【0079】本実施例の表示装置は、以上に説明された
構成を有する。次に図6〜図8に基づいて、表示部20
の作成方法を説明する。光走査基板101は、ガラス基
板11の全面にIn2O3を50nmの厚さに蒸着後、フ
ォトエッチング操作により、絵素電極9及び図3に示す
各光スイッチ素子3の透明共通電極22を同時に形成す
る。この絵素電極9は、上記行光導波路4に部分的に重
なっており、この重なっている部分に光導電体素子5を
形成する。絵素電極9(In2O3)は、光導電体素子5
の一方の電極の機能も兼ねる。
【0080】次にa−SiをプラズマCVDによって1
〜2μm程度の厚さで蒸着後、同様にフォトエッチング
操作によって光導電体膜7を形成する。この上にNi、
Al等の金属を200〜500nm程度の膜厚で蒸着
後、エッチング操作によってデータ信号線8及び図3に
示す複数の透明共通電極22を相互に連結するための複
数の共通金属電極23を同時に形成する。
【0081】さらに全面にSiO2を蒸着する。このS
iO2膜は次に蒸着する配向膜の下地膜57であり、液
晶の分子配向を良くするための膜となる。液晶材料によ
ってはなくても良い場合がある。つぎに、下地膜57上
に、例としてポリイミド膜などを塗布して配向膜58を
形成する。この配向膜58の液晶分子が接する壁面への
配向処理は、SiO2の斜め蒸着として施した。このS
iO2膜には、光走査信号発生部19における強誘電体
液晶17のガラス基板11側の配向処理効果も併用させ
ることができる。
【0082】この構造において行光導波路4は、絵素電
極9(In2O3)を介して光導電体膜7(a−Si)及
び配向下地膜57(SiO2)、配向膜(SiO2)58
及び液晶16と接している。これらの材料の屈折率は、
In2O3:2.0、a−Si:3.5、SiO2:1.
46、液晶:1.52〜1.60、行光導波路4:1.
63である。従って、行導波路4に接触している絵素電
極9の屈折率は、該行導波路4の屈折率よりも大きい。
【0083】しかし、絵素電極9であるIn2O3の膜厚
は50nmと薄く、光の波長と比べると10分の1程度
である。このような絵素電極9の膜厚は、行光導波路4
のクラッディング材料を考える上で無視されてもよい程
度である。従って、行導波路4内の光の一部の光が、前
述したように、絵素電極9を介して、a−Si膜からな
る前記光導電体膜7を照射する。しかし、絵素電極9に
おいて光導電体膜7と接触していない部分は、前記下地
膜57、配向膜58と接触しており、また、行光導波路
4は、前記下地膜57、配向膜58あるいは液晶16と
接触する。これら下地膜57、配向膜58及び液晶16
の屈折率は、行光導波路4の屈折率よりも小さい。
【0084】従って、前記のように絵素電極9を介して
光導電体膜7を照射する光以外の光が、行光導波路4の
周囲の構成要素によって散乱されることが防止されてい
る。前記絵素電極9を形成するIn2O3の膜厚を、この
ように光の波長の1/10以下程度とすることによっ
て、行光導波路4内の光が、図1に示す光出力部6以外
の位置で、行光導波路4から漏れて、行光導波路4を伝
達される光の損失が増大する事態が防止される。
【0085】一方、この光走査基板101に対向する対
向基板102には、ガラス基板15上に、In2O3を1
50nmの厚さに蒸着後、エッチング操作によって対向
電極55を形成する。さらに対向電極102の表面に於
て、液晶16の水平配向材としてポリイミド膜58を約
50nmの厚さで塗布し、ラビング処理を施す。
【0086】これら光走査基板101及び対向基板10
2は、例として粒径5μmの真球形のスペーサ(図示せ
ず)によって所定の間隔が保持され状態で、シール材1
8によって貼り合わされる。そして、これら両基板10
1、102の間において、表示媒体として例としてPC
H(フェニルシクロヘキサン)系の液晶16(例とし
て、ZLI1132、メルク社製)が真空注入され、前
記シール材18によって封止される。これによって本実
施例の液晶表示装置の表示部20が完成する。
【0087】以下に、本実施例の液晶表示装置の動作に
ついて説明する。
【0088】図3の透明セグメント電極21及び透明共
通電極22間に電圧を印加する。光源1から発生して光
導波基幹路2を通過して来た光は、該電圧の印加によっ
て光を通過させるように切り換えられたいずれか一つの
光スイッチ素子3を介して、行光導波路4に導かれる。
行光導波路4内の光は、行光導波路4上に形成された光
導電体素子S1,1〜Sm,1を照射する。光導電体素子S1,
1〜Sm,1は、図7に示す前述した構成を有し、各光導電
体素子S1,1〜Sm,1に備えられる光導電体膜7は、この
光を受けるとそのインピーダンスが低下して導通状態と
なる。従って、データ信号線X1〜Xmと、各データ信号
線X1〜Xmに対応する絵素電極P1,1〜Pm,1とがそれぞ
れ電気的に導通状態になる。
【0089】従って、データ信号線X1〜Xmにそれぞれ
入力された表示画像に対応するデータ信号は、前述した
ように、光スイッチ素子3によって選択された行光導波
路4に接続されている複数の絵素電極P1,1〜Pm,1に同
時に与えられる。
【0090】このような動作を各行導波路4毎に、順次
的に行うことによって、各行の行光導波路4に、光源1
からの光を順次的に導き入れることができる。これによ
り、データ信号線X1〜Xmに、各行の絵素電極P1,1〜
Pm,1、P1,2〜Pm,2、…、P1,n〜Pm,nが、順次電気
的に接続される。これによって、データ信号線X1〜Xm
にそれぞれ入力された表示画像に対応するデータ信号
が、各行の絵素電極9に、行毎に同時に与えられる。
【0091】各行毎の光導電体素子5を、光スイッチ素
子3からの光が照射することによって、前記各行毎の光
導電体素子5が順次的に選択状態となる。一つの行の選
択期間が経過した後、非選択期間(非照射時)になる
と、光導電体素子5が高インピーダンス状態となる。こ
のため、絵素電極9に一度充電された電荷は、絵素電極
9毎の液晶16の等価容量であるコンデンサー10内
に、次の選択期間まで保持される。
【0092】この駆動方法は、従来から用いられている
TFT等の3端子型非線形素子を用いたアクティブマト
リックス駆動型LCDの駆動方法と同一である。一方、
本実施例の表示装置において、データ信号線と走査信号
線との2組の信号線群の一方の走査信号線が、前述した
光導波路3、4で形成されている。このため、従来のT
FT−LCDのように、各絵素毎に設けられているTF
Tに各走査信号線から供給されるゲート信号が、TFT
のゲート電極と、絵素電極9に結合されているTFTの
ドレイン電極との間の寄生容量によって、絵素電極9に
漏洩するという不都合が完全に解消される。従って、前
記寄生容量による電圧の漏洩によって、TFTを通過す
る電圧に直流成分が生じ、液晶16に印加される電圧の
正負極性に関して、対称な電圧波形であるデータ信号の
波形が、絵素電極9上で歪むことが防止される。これに
より、データ信号波形の歪に基づくコントラストの低
下、残像の発生、寿命の低下等は全く発生しない。
【0093】さらに、従来のTFT−LCDのいずれの
走査信号線においても、各走査信号線に固有の前記寄生
容量及び配線抵抗によって走査信号の減衰及び走査信号
への雑音の混入が生じ、コントラストの低下や表示の不
均一化を招く結果となっていた。これに対し、本実施例
の表示装置において、光導波路2、4を用いる光走査方
式が採用されているため、前記寄生容量及び配線抵抗に
よって発生する前記諸問題は全く生じない。
【0094】なお、本実施例の表示装置において、行光
導波路4の図1に於ける行方向一方側だけに光走査信号
発生部19を設けたが、行光導波路4の前記行方向両端
に光走査信号発生部19を設けてもよい。また、前記実
施例に於て、単一個の光源1が、表示装置の図1におけ
る行方向一方側上部だけに設けられている。これに対
し、図1に示す光走査信号発生部19を例として、図1
の上下方向に沿って2分割し、分割された各光走査信号
発生部19毎に光源1を1個ずつ計2個設けるようにし
てもよい。皿に、該上下方向に2分割された各光走査信
号発生部19を、表示部20の図1における右側端部に
も設け、この表示部20の左右両側にそれぞれ各2個ず
つ計4個設けられた光走査信号発生部19にそれぞれ光
源1を設けるようにしてもよい。この場合、合計4個の
光源1が設けられる。
【0095】更に、対向基板102として、カラーフィ
ルタを装着した基板を使用し、液晶としてゲストホスト
モード液晶のようなカラー表示モードが可能な液晶を採
用すれば、反射型あるいは透過型の液晶表示装置をも構
成することが可能となり、これらのいずれの液晶表示装
置においても、フルカラーまたはマルチカラー表示が可
能となる。
【0096】
【発明の効果】以上のように、本発明の光導波路におい
て、光損失を格段に低減することができる。本願発明の
光入力装置によれば、基板上に形成された光導波路を用
いて簡単な接続構造で光信号を所定の光部品に入力でき
る。さらに、光散乱部を用いれば、基板に対する出力角
を大きくできるので効率良く入力できる。さらに、セル
フォックレンズを用いれば、より効率良く入力出来る。
また、セルフォックレンズを用いることによって、基板
に直接光源を取り付けることが可能となり、接続構造を
簡略化できる。
【0097】また、本発明の光入力装置は損失が少な
く、伝達効率も良いので、液晶表示装置に利用すること
によって、大容量で高速の液晶表示装置を作成出来る。
また、本発明の表示装置に於て、構成が簡便にでき小型
化され、表示品位が向上され、高速表示と長寿命化とを
併せて図ることができる。本発明の液晶表示装置は制御
が容易である。また、本発明の製造方法によれば、製造
工程が簡略化され、しかもそのような製造方法によっ
て、光損失の少ない光入力装置及び表示装置を製造する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の液晶表示装置の構造を説明
する図である。
【図2】図1の切断面線A1−A2から見た断面図であ
る。
【図3】光走査信号発生部19の光スイッチ素子3がオ
フ時の構成を説明する断面図である。
【図4】光走査信号発生部19の光スイッチ素子3がオ
ン時の構成を説明する断面図である。
【図5】本実施例の表示部20の平面図である。
【図6】本実施例の絵素電極9と信号線8との接続構造
を説明する斜視図である。
【図7】図6の切断面線C1−C2から見た断面図であ
る。
【図8】光走査基板101を組み込んだ図5の表示部2
0の切断面線B1−B2から見た断面図である。
【図9】光導波路の作成方法を説明する断面図である。
【図10】本発明の一実施例の半球状の光散乱部19を
示す断面図である。
【図11】本発明の他の実施例の円柱状の光散乱部19
を示す断面図である。
【図12】円柱状の光散乱部19と行光導波路4との接
続構造を示す導波方向に垂直な断面図である。
【図13】半球状の光散乱部19と行光導波路4との接
続構造を示す導波方向に垂直な断面図である。
【図14】逆半球状の光散乱部19と行光導波路4との
接続構造を示す導波方向に垂直な断面図である。
【図15】円柱状の光散乱部19と行光導波路4との接
続構造を示す導波方向に平行な断面図である。
【図16】半球状の光散乱部19と行光導波路4との接
続構造を示す導波方向に平行な断面図である。
【図17】逆半球状の光散乱部19と行光導波路4との
接続構造を示す導波方向に平行な断面図である。
【図18】光導電体素子5構造を示す断面図である。
【図19】本発明の他の実施例の光導電体素子5の構造
を示す断面図である。
【図20】行光導波路4とセルフォックレンズ141と
の接続構造を説明する断面図である。
【図21】本発明の他の実施例の積層構造とした行光導
波路4の断面図である。
【図22】本発明の更に他の実施例において非周期的な
積層構造とした行光導波路4の断面図である。
【符号の説明】
1 光源 2 光導波基幹路 3 光スイッチ素子 4 行光導波路 5 光導電体素子 6 光出力部 7、131 光導電体膜 8 データ信号線 9、129 絵素電極 11、13、15 ガラス基板 16、17 液晶 19 光走査信号発生部 20 表示部 41、43 低屈折率層 42、44 高屈折率層 50 マスク 80 陽極 91 光散乱部 101 光走査基板 141 セルフォックレンズ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導波中心から外方に向けて第1の屈折率
    を有する複数の低屈折率層と、該第1の屈折率よりも高
    い第2の屈折率を有する複数の高屈折率層とが交互に積
    層され、該屈折率が導波中心から外方に向けて層状分布
    となっている光導波路。
  2. 【請求項2】 前記複数の低屈折率層と複数の高屈折率
    層との少なくともいずれか一方の層厚が、それぞれ1n
    m以上、10μm以下である請求項1に記載の光導波
    路。
  3. 【請求項3】 前記複数の低屈折率層と複数の高屈折率
    層とは、相互に層厚が異なる層を含む請求項1に記載の
    光導波路。
  4. 【請求項4】 前記複数の低屈折率層と複数の高屈折率
    層とは、相互に屈折率が異なる層を含む請求項1に記載
    の光導波路。
  5. 【請求項5】 前記複数の低屈折率層と複数の高屈折率
    層とが交互に積層された構成を含み、該構成は長手方向
    に沿って延びている請求項1に記載の光導波路。
  6. 【請求項6】 光導波路上に、該光導波路内の光を外部
    に取り出すために、該光導波路内部の屈折率よりも大き
    い屈折率を有する光出力部が設けられている光入力装
    置。
  7. 【請求項7】 光導波路上に、該光導波路内の光を外部
    に取り出すために、光出力部として、光導波路内の光を
    散乱する光散乱部が設けられている光入力装置。
  8. 【請求項8】 前記光散乱部は、前記光導波路から光の
    取り出し方向に向かって屈折率が大きくなる屈折率分布
    を有している請求項7に記載の光入力装置。
  9. 【請求項9】 光導波路上に、該光導波路内の光を外部
    に取り出すために、光出力部としてマイクロレンズが設
    けられている光入力装置。
  10. 【請求項10】 前記マイクロレンズは、セルフォック
    レンズであり、光導波路中の光のモード角とセルフォッ
    クレンズの開口角との和が90°以上に定められる請求
    項9に記載の光入力装置。
  11. 【請求項11】 前記セルフォックレンズ上に光源が配
    置されている請求項9に記載の光入力装置。
  12. 【請求項12】 表示媒体と、該表示媒体を表示駆動す
    る行列状に配列された複数の絵素電極と、行方向又は列
    方向のいずれかの方向に沿って配置された複数の信号線
    と、前記複数の絵素電極毎にそれぞれ設けられ、前記複
    数の信号線の一つと該複数の絵素電極の一つとを電気的
    に接続又は遮断するための複数の光導電体と、該光導電
    体に選択的に光を照射する位置に配置され、該光導電体
    の該接続又は遮断を制御する複数の光入力装置とを具備
    し、 該光導波路上に、該光導波路内の光を外部に取り出すた
    めの光出力部を設けた表示装置。
  13. 【請求項13】 単一の光源が接続された前記光導波路
    に、液晶をクラッディング材料とし、該光導波路内の光
    を出力または遮断するように切り換えるスイッチ素子を
    介して、複数の前記光入力装置が設けられている請求項
    12に記載の表示装置。
  14. 【請求項14】 前記光導電体が、npnまたはpnp
    またはnpnpまたはpnpnまたはnipinまたは
    pinipのいずれかの構造に選ばれている請求項12
    に記載の表示装置。
  15. 【請求項15】 前記光導波路において、前記光入力装
    置及び前記光出力部以外の位置に、透明である絵素電極
    が光導波路に接触して配置され、前記透明な絵素電極の
    層厚が、前記光源より発生される光の波長より小さく選
    ばれる請求項12に記載の表示装置。
  16. 【請求項16】 透明基板内に湿式電界イオン交換法に
    よって光導波路を形成する方法であって、該透明基板に
    対して、電場と共に磁場を印加する光導波路の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 湿式電界イオン交換法を用い、透明基
    板に対して電場と共に磁場を印加して光導波路を製造
    し、 該光導波路上に、該光導波路内の光を外部に取り出すた
    めの光出力部を設ける光入力装置の製造方法。
JP5078377A 1992-04-07 1993-04-05 光導波路、それを用いる光入力装置、これらを用いた表示装置及びこれらの製造方法 Pending JPH0688968A (ja)

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