JPH0688534B2 - 車両の制動装置 - Google Patents

車両の制動装置

Info

Publication number
JPH0688534B2
JPH0688534B2 JP60083427A JP8342785A JPH0688534B2 JP H0688534 B2 JPH0688534 B2 JP H0688534B2 JP 60083427 A JP60083427 A JP 60083427A JP 8342785 A JP8342785 A JP 8342785A JP H0688534 B2 JPH0688534 B2 JP H0688534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
hydraulic pressure
adjusting means
piston
force adjusting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60083427A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61241253A (ja
Inventor
秀夫 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP60083427A priority Critical patent/JPH0688534B2/ja
Publication of JPS61241253A publication Critical patent/JPS61241253A/ja
Publication of JPH0688534B2 publication Critical patent/JPH0688534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、運転条件に応じて制動装置の異なるブレー
キ剛性を選択することができる車両の制動装置に関する
ものである。
[従来の技術] 自動二輪車、自動三輪車等の車両に備えられた制動装置
は、ブレーキレバーまたはブレーキペダル等のブレーキ
操作手段を作動してマスタシリンダに液圧を発生せし
め、この液圧をブレーキホースまたはブレーキパイプ等
のブレーキラインを介してブレーキに供給し、車輪の制
動を行なうものがある。
一般的にブレーキ操作手段の入力が大きく、ストローク
を短くして制動するものはブレーキ剛性が高く、これに
対して入力が小さく、ストロークを長くして制動するも
のはブレーキ剛性が低いといわれている。このブレーキ
剛性は操作性に影響を与え、低速走行の場合には比較的
低い制動力が要求されるからブレーキ剛性を低くしてス
トロークでコントロールし、一方高速では比較的高い制
動力が要求されるからブレーキ剛性を高くして、入力で
コントロールする方が操作が行ない易い傾向がある。
[発明が解決しようとする課題] このように、ブレーキ剛性はブレーキの操作性に影響を
与えるため、車種に応じて適切なブレーキ剛性に設定さ
れるが、運転者側においても比較的低速指向で運転した
り、高速指向で運転したりすることがある。さらに、運
転者によって握り力あるいは踏力に個人差がある。この
ため、ブレーキ剛性を選択できるようにして、入力また
はストロークを運転者に応じて選定し、制動のコントロ
ールができるようにすると、操作が容易になり好都合で
ある。
この発明はかかる実情に鑑みなされたもので、運転者側
の運転条件に応じて異なるブレーキ剛性を選択して調整
し、操作入力及びストロークを選定できる車両の制動装
置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明は、ブレーキ操作
手段によってマスタシリンダに液圧を発生せしめ、この
液圧をブレーキラインを介してブレーキに供給し、車輪
の制動を行なう車両の制動装置において、前記マスタシ
リンダからブレーキラインを介してブレーキまでの液圧
系に、所定の液圧により容積が可変する部屋を有する操
作力調整手段を配置し、この操作力調整手段を操作する
ことにより異なるブレーキ剛性を選択可能に構成したこ
とを特徴としている。
[作用] この発明では、運転者側において、マスタシリンダから
ブレーキラインを介してブレーキまでの液圧系に配置さ
れた操作力調整手段を、所定の液圧により容積が可変す
るように設定する。これにより、マスタシリンダからの
液圧が操作力調整手段の部屋によって制御されて、ブレ
ーキに供給されるため、運転者側の運転条件に応じた異
なるブレーキ剛性が選定される。
[実施例] 以下、この発明を自動二輪車に適用した一実施例を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
図において、符号1はマスタシリンダで、このマスタシ
リンダ1はハンドル2に固定されている。マスタシリン
ダ1には図示しないピストンが摺動可能に内蔵されてお
り、このピストンの押動によって、シリンダ内のブレー
キ液が昇圧される。マスタシリンダ1のピストンはブレ
ーキ操作手段であるブレーキレバー3によって押動さ
れ、このブレーキレバー3はハンドル2と所定間隔離れ
た位置に設けられている。
マスタシリンダ1はブレーキラインであるブレーキホー
ス4を介して操作力調整手段5と連結され、この操作力
調整手段5で分岐し、同様にブレーキホース6,7を介し
てそれぞれのブレーキ8のキャリパ9と連結されてい
る。ブレーキ8は液圧で作動するダブルディスクブレー
キが採用されており、車輪10の両側に配置されている。
このキャリパ9は図示しないブラケットに車軸方向に移
動可能に支持され、さらに車輪10と一体に回転するブレ
ーキディスク11の外周を跨いでいる。キャリパ9には図
示しないピストンが内蔵されており、このピストンはブ
レーキホース6,7を介して供給されるブレーキ液の液圧
によって作動し、ブレーキディスク11の両側に配置され
ている図示しない摩擦パッドをブレーキディスク11の制
動面に摺接させて制動するようになっている。
前記操作力調整手段5は第2図に示すように構成されて
いる。即ち、シリンダ本体12には小径シリンダ部13と大
径シリンダ部14とが形成され、さらに小径シリンダ部13
の先端部にはマスタシリンダ1側のブレーキホース4と
接続される流入口15と、ブレーキ8側のブレーキホース
6,7と接続される一対の流出口16とが形成されている。
また、小径シリンダ部13にはロッド17を有するピストン
18が摺動可能に嵌合され、このピストン18によって流入
口15及び流出口16側に容積が可変な部屋19が画成され
る。
ピストン18と大径シリンダ部14に嵌合された移動体20と
の間にはスプリング21が縮設され、ピストン18はこのス
プリング21によって小径シリンダ部13に係止したストッ
パ22に当接して位置規制され、常に流入口15方向に付勢
されている。
大径シリンダ部14には移動体20がその一部に形成された
雄ねじ部20aを大径シリンダ部14の一部に形成されてい
る雌ねじ部14aに螺合されている。この移動体20はその
回転により軸方向へ移動可能に配置されており、移動体
20の移動量はその先端部20bと小径シリンダ部13側の段
部14bと間の距離L1によって決定される。この移動体20
の移動位置によってスプリング21の無負荷時のバネ力が
変化し、ピストン18を移動させる液圧が調整される。
移動体20には支持体23がスプライン係合され、この移動
体20及び支持体23はシリンダ本体12の開口部に螺着した
キャップ24によって抜け止めされている。支持体23には
調整ボルト25が螺着され、さらにこの支持体23にはハン
ドル26がサークリップ27とプレート28によって固定され
ている。ハンドル26を回転すると、支持体23が一体に回
転して移動体20を回動させる。これにより、移動体20は
大径シリンダ部14内を軸方向へ移動する。
調整ボルト25の先端部は前記ピストン18のロッド17と対
向しており、マスタシリンダ1が作動していない無負荷
時には、両者間は距離L2に設定されている。この距離L2
によってピストン18の限界移動量が決定さ、距離L2は調
整ボルト25を螺動して軸方向に移動することによって任
意の値に設定される。
これにより、ピストン18はマスタシリンダ1側から供給
される液圧によってスプリング21に抗して、液圧とバネ
力とがバランスするまで押動されて制動する。ところ
で、操作力調整手段5の移動体20を固定して、調整ボル
ト25のみを作動すると、ピストン18の作動する液圧は第
3図(a)に示すように、点aで一定であり、そしてス
プリング21のバネ力と液圧とがバランスする点までピス
トン18が押動されるが、ピストン18の限界ストロークは
A〜Cに変化する。
次に、操作力調整手段5の移動体20を作動して、調整ボ
ルト25を固定すると第3図(b)に示すように、ピスト
ン18が移動を開始する液圧は点a1,a2,a3と変化するが、
ピストン18の限界ストロークはAで一定である。
さらに、スプリング21を交換してバネ定数を変化する
と、第3図(c)に示すように、ピストン18が移動を開
始する液圧は点aで、また限界ストロークはAで一定で
あるが、限界ストロークになる液圧が点b1,b2,b3と変化
する。
次に、この実施例の作用について説明する。
車両の制動はブレーキレバー3をハンドル2側に引き、
マスタシリンダ1内の図示しないピストンを押動して、
ブレーキ液を昇圧する。この液圧はブレーキホース4を
介して操作力調整手段5に供給され、さらにこの操作力
調整手段5で分岐され、ブレーキホース6,7を介して車
輪10の両側に配置したそれぞれのブレーキ8のキャリパ
9に供給される。これにより、キャリパ9に内蔵された
図示しないピストンを作動して摩擦パッドを車輪10と一
体に回転するブレーキディスク11に摺接して制動する。
この制動において、操作力調整手段5を操作して調整す
ると、第4図のブレーキ剛性曲線B1〜B3に示すレバー入
力とレバーストロークとの関係が得られる。操作力調整
手段5を備えない制動装置の出力特性は曲線Xで示すよ
うに、液圧が上昇してo点において、ブレーキホース4,
6,7等のたわみによる比例関係が変り、以後同様な比例
関係でレバー入力とレバーストロークが上昇する。
ところで、運転者が運転する際に、操作力調整手段5の
調整ボルト25とハンドル26を作動して、特性曲線を二点
鎖線A1で示すように設定すると、ブレーキ剛性曲線A2を
得る。同様に操作力調整手段5のスプリング21を交換し
てバネ定数を変え、さらにハンドル26を固定して調整ボ
ルト25を作動し、特性曲線B1で示すように設定すると、
ブレーキ剛性曲線B2を得る。さらに、操作力調整手段5
の調整ボルト25とハンドル2を作動して、特性曲線C1で
示すように設定すると、ブレーキ剛性曲線C2を得る。
このように、運転者が操作力調整手段5を操作して調整
することによって、ブレーキ剛性を選択して設定するこ
とが可能で、運転者は運転条件に応じたレバー入力また
はレバーストロークを選定することができる。
なお、前記実施例では操作力調整手段5はブレーキホー
ス4,6,7に配置されているが、マスタシリンダ1または
ブレーキ8のキャリパ9に組み込んでもよい。また、ダ
ブルディスクブレーキを採用している場合には、それぞ
れのディスクブレーキに組み込んでもよく、一方のディ
スクブレーキに組み込んで、他方のディスクブレーキに
分岐するようにしてもよい。さらに、ベダル式の制動装
置にも同様に適用できる。
[発明の効果] この発明は前記のように、マスタシリンダからブレーキ
ラインを介してブレーキまでの液圧系に、所定の液圧に
より容積が可変する部屋を有する操作力調整手段を配置
し、運転者側でこの操作力調整手段を操作することによ
り、異なるブレーキ剛性を選択可能に構成したから、運
転者は入力またはストロークを基準とした異なるコント
ロール特性を選択することができ、運転者に応じた制動
操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した制動装置の一例を示す概略
図、第2図は操作力調整手段の断面図、第3図(a),
(b),(c)は操作力調整手段の液圧とピストンスト
ロークとの関係を示す図、第4図は制動装置のレバー入
力とレバーストロークとの関係を示す図である。 1……マスタシリンダ 2……ハンドル 3……ブレーキレバー 4,6,7……ブレーキホース 5……操作力調整手段 8……ブレーキ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキ操作手段によってマスタシリンダ
    に液圧を発生せしめ、この液圧をブレーキラインを介し
    てブレーキに供給し、車輪の制動を行なう車両の制動装
    置において、前記マスタシリンダからブレーキラインを
    介してブレーキまでの液圧系に、所定の液圧により容積
    が可変する部屋を有する操作力調整手段を配置し、この
    操作力調整手段を操作することにより異なるブレーキ剛
    性を選択可能に構成したことを特徴とする車両の制動装
    置。
JP60083427A 1985-04-18 1985-04-18 車両の制動装置 Expired - Fee Related JPH0688534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60083427A JPH0688534B2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18 車両の制動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60083427A JPH0688534B2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18 車両の制動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61241253A JPS61241253A (ja) 1986-10-27
JPH0688534B2 true JPH0688534B2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=13802138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60083427A Expired - Fee Related JPH0688534B2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18 車両の制動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0688534B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005082024A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Honda Motor Co Ltd ブレーキホースの支持構造
JP5120247B2 (ja) * 2008-12-26 2013-01-16 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ制御装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51145478U (ja) * 1975-05-19 1976-11-22
JPS6045167U (ja) * 1983-08-31 1985-03-29 日信工業株式会社 急速充填型マスタシリンダ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61241253A (ja) 1986-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4290507A (en) Actuating system and apparatus for brakes and clutches and the like
JPS5911470B2 (ja) 自動自転車用流体圧ブレ−キ装置
US20070045061A1 (en) Disc Brake Apparatus
US5379868A (en) Disc braking device with automatic boost
US3404758A (en) Vehicle anti-skid braking system
JPS61241287A (ja) 車両の制動レバ−位置調整装置
JPH0688534B2 (ja) 車両の制動装置
US4475774A (en) Vehicle braking systems
US5730256A (en) Mechanical anti-lock braking system
US6450586B1 (en) Brake control apparatus capable of preventing wheels from locking without increasing a braking time and a braking distance
US4020925A (en) Bicycle braking system
KR101000165B1 (ko) 자동차용 제동력조절장치
JP3491220B2 (ja) バーハンドル車両用二系統式ディスクブレーキ装置
JP2749383B2 (ja) 車輪のブレーキシステム
JPH11278229A (ja) ブレーキ制御装置
US5951117A (en) Boosted braking system with automatically-controlled reaction
JPH0543556B2 (ja)
US20200101954A1 (en) Braking System for Three Wheel Vehicles
JP3630534B2 (ja) バーハンドル車両用ブレーキ装置
KR100422548B1 (ko) 자동차의 브레이크 장치
JP3306524B2 (ja) 自動二輪車用連動ブレーキ装置
JPS6220956B2 (ja)
JPH10291489A (ja) 車両用連動ブレーキ装置
WO2022049587A1 (en) A synchronized braking system for a motor vehicle
JPH1179048A (ja) 車両用ブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees