JPH0688400A - 外装パネル - Google Patents
外装パネルInfo
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- JPH0688400A JPH0688400A JP26542892A JP26542892A JPH0688400A JP H0688400 A JPH0688400 A JP H0688400A JP 26542892 A JP26542892 A JP 26542892A JP 26542892 A JP26542892 A JP 26542892A JP H0688400 A JPH0688400 A JP H0688400A
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- Japan
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- panel
- mortar
- steel frame
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- external facing
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
組付けた外装パネルにおいて、製造工程の短縮および簡
略化を図ると共に、パネル裏面のポンディングパッドを
無くして見栄えを良くする。 【構成】 鉄骨フレーム2と、モルタルパネル3と、定
着アンカー4とで外装パネル1を構成する。鉄骨フレー
ム2は、モルタルパネル3のモルタル打設時の内型枠を
兼用するものであり、モルタルパネル3は、板部3aお
よび鉄骨フレーム2の外周を覆う厚肉縁部3bを有する
ものとする。定着アンカー4は鉄骨フレーム2に溶接し
たフラットバー等からなり、モルタルパネル3内に埋め
込み状態に定着させる。
Description
ント(GRC)などからなるモルタルパネルを用いた外
装パネルに関する。
外装用に使用される外装パネルとして、GRC等のモル
タルパネルに鉄骨フレームをアンカーで組付けた構成の
ものがある。この種の外装パネルでは、一般に図3に示
す方法で製造される。まず、定盤20に内型枠21と外
型枠22とをセットする(図3(A))。次に、内型枠
21と外型枠22で囲まれる空間内にモルタル23を打
設する(図3(B))。仮養生の後、内型枠21を除去
し(図3(C))、定着アンカー25の取付けられた鉄
骨フレーム24を、仮養生を経たモルタル23の板部2
3aにセットする(図3(D))。定着アンカー25
の、モルタル板部23aに当接する部分を、ボンディン
グパッド26によりモルタル板部23aの内側面に固定
する(図3(E))。養生の後、定盤20および外型枠
22を取外して外装パネル27が得られる(図3
(F))。
装パネル27では、モルタル23の打設後に、内型枠2
1を外してもモルタル23の各部が崩れなくなるまで仮
養生が必要で、製造の所要期間が長くかかるという問題
点がある。さらに、内型枠21の除去、鉄骨フレーム2
4のセット、ボンディングパッド26の施工など、多数
の工程が必要で、品質管理も複雑になる。また、ボンデ
ィングパッド26のために外装パネル27の内側面に凹
凸が目立ち、見栄えが悪いという問題点もある。
化でき、仮養生時間も省け、さらに見栄えもよい外装パ
ネルを提供することである。
は、鉄骨フレームと、この鉄骨フレームに張られた板部
および前記鉄骨フレームの外周を覆う厚肉縁部を有する
モルタルパネルと、前記鉄骨フレームに固定されかつ前
記モルタルパネルの板部内に定着された定着アンカーと
を備えたものである。
いて、鉄骨フレームをモルタル打設時の内型枠に兼用し
てモルタルパネルを成形できる。そのため、仮養生,内
型枠の脱型、および鉄骨フレームのセット作業が省け
る。また、モルタル打設時に鉄骨フレームの定着アンカ
ーをモルタル内に埋設できる。そのため、定着アンカー
をボンディングパッドで定着する工程が不要になり、モ
ルタル打ちが1回で済む。しかも、ボンディングパッド
を形成しないため、モルタルパネルの内側面が平坦面に
なり、パネルの内観がすっきりとする。
いて説明する。この外装パネル1は、鉄骨フレーム2
と、GRC等からなるモルタルパネル3と、多数本の定
着アンカー4とで構成される。鉄骨フレーム2の外周面
から底面にかけてはグラスウールマットなどの緩衝材5
が貼付けられる。モルタルパネル3は、鉄骨フレーム2
に張られた板部3aと、鉄骨フレーム2の外周を覆う厚
肉縁部3bとを有する。定着アンカー4はL形に折曲し
た鉄製のフラットバー等からなり、鉄骨フレーム2に溶
接等で固定され、かつモルタルパネル3の板部3a内に
埋め込み状態に定着される。定着アンカー4には鉄筋を
用いても良い。なお、鉄骨フレーム2は形鋼製の中桟を
有するものであっても良く、その場合、定着アンカー4
も中桟に適宜設ける。
より行われる。先ず、図2(A)のように定盤6上に内
型枠兼用の鉄骨フレーム2と外型枠7とをセットする。
この場合に、鉄骨フレーム2は常盤6から所定高さだけ
浮き上がる位置に適宜の手段で保持する。定着アンカー
4および緩衝材5は、鉄骨フレーム2に予め取付けてお
く。
まれる空間内に、図2(B)のようにGRC等のモルタ
ルを打設してモルタルパネル3を成形する。このモルタ
ル打設により、鉄骨フレーム2に固定されている定着ア
ンカー4の水平延長部4aがモルタル内に埋め込まれ
る。養生期間を経て定盤6および外型枠7を脱型する
と、図1に示す外装パネル1が得られる。なお、モルタ
ルパネル3の外面には必要に応じて塗装等の表面処理を
施す。
は、定着アンカー4のモルタルパネル3への定着にボン
ディングパッド施工が要らないので、外装パネル1の内
側面がフラットになり、見栄えがよくなる。また、鉄骨
フレーム2とモルタルパネル3とはグラスウールマット
などの緩衝材5を介して接しているので、この部分で外
力に対して縁が切られる。そのため、撓みなどの曲げ変
形があっても鉄骨フレーム2とモルタルパネル3との間
にストレスが生じることがなく、曲げ変形に強い構造と
なる。
製造過程で次の利点が得られる。すなわち、前記のよう
に鉄骨フレーム2がモルタル打設時の内型枠に兼用され
るため、型枠の脱型、および鉄骨フレーム2のセット作
業が省け、製造工程が短縮される。しかも、モルタルの
仮養生時間が省ける。また、モルタル打設時に定着アン
カー4をモルタルパネル3内に埋設できるため、ボンデ
ィングパッドの施工の必要がなく、モルタル打ちが1回
で済む。これらにより、製造が簡単になり、かつ製造時
間が短縮される。
が、緩衝材5の代わりに別のスペーサを介在させ、その
スペーサをモルタルパネル3の養生後に取り除いても良
い。
と、この鉄骨フレームの外周を覆う厚肉縁部を有するモ
ルタルパネルと、鉄骨フレームに固定されてモルタルパ
ネル内に定着された定着アンカーとでなるため、鉄骨フ
レームがモルタルパネルの打設時の内型枠を兼用でき、
また従来のボンディングパッドが不要となる。そのた
め、製造工程が短縮されかつ簡略化されると共に、仮養
生時間も省け、さらにパネル裏面にボンディングパッド
が突出しなくてパネル内観の見栄えもよくなる。
図である。
3b…厚肉縁部、4…定着アンカー、5…緩衝材
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄骨フレームと、この鉄骨フレームに張
られた板部および前記鉄骨フレームの外周を覆う厚肉縁
部を有するモルタルパネルと、前記鉄骨フレームに固定
されかつ前記モルタルパネルの板部内に定着された定着
アンカーとを備えた外装パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4265428A JP2667768B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 外装パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4265428A JP2667768B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 外装パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688400A true JPH0688400A (ja) | 1994-03-29 |
JP2667768B2 JP2667768B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=17417024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4265428A Expired - Fee Related JP2667768B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 外装パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2667768B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5420514U (ja) * | 1977-07-13 | 1979-02-09 | ||
JPH02164968A (ja) * | 1988-12-16 | 1990-06-25 | Kajima Corp | スチールフレーム型カーテンウォールおよびその製造法 |
JPH0569211U (ja) * | 1992-02-26 | 1993-09-21 | セントラル硝子株式会社 | 建築用パネル |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP4265428A patent/JP2667768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5420514U (ja) * | 1977-07-13 | 1979-02-09 | ||
JPH02164968A (ja) * | 1988-12-16 | 1990-06-25 | Kajima Corp | スチールフレーム型カーテンウォールおよびその製造法 |
JPH0569211U (ja) * | 1992-02-26 | 1993-09-21 | セントラル硝子株式会社 | 建築用パネル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2667768B2 (ja) | 1997-10-27 |
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