JPH0688188U - リニア直流モータ - Google Patents

リニア直流モータ

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Publication number
JPH0688188U
JPH0688188U JP3384393U JP3384393U JPH0688188U JP H0688188 U JPH0688188 U JP H0688188U JP 3384393 U JP3384393 U JP 3384393U JP 3384393 U JP3384393 U JP 3384393U JP H0688188 U JPH0688188 U JP H0688188U
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JP
Japan
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movable coil
permanent magnet
linear
yoke
linear portion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3384393U
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English (en)
Inventor
忠 岡田
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Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストをかけず、しかも形状的にもかさ
ばらずに、効率良く大きな推力が得られることのできる
リニア直流モータを提供すること。 【構成】 閉ループを構成し少なくとも直線状部を有す
る磁性のヨーク部材と、このヨーク部材の前記直線状部
を移動可能に巻回された可動コイルと、この可動コイル
に対応して前記ヨーク部材に装着された永久磁石とを具
備し、前記可動コイルと前記永久磁石との相対駆動によ
り、前記可動コイルは前記ヨーク部材の前記直線状部を
往復動自在に駆動されるリニア直流モータである。前記
永久磁石から発生する磁束と前記可動コイルとが作用す
る間隙部は、前記ヨーク部材の前記直線状部方向へ沿う
と共に、この直線状部に対向して配置される前記永久磁
石とにより生成される。この間隙部は、実質上一定の幅
寸法で形成され、かつ前記可動コイルの移動方向に対し
垂直に規定する平面の断面形状が略菱形形状を成す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば光ディスク或いは光磁気ディスク駆動装置に搭載され、ヘッ ドを移送するために用いられるリニア直流モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば光ディスク駆動装置のヘッド移送用に用いられるリニア直流モータは、 ヘッドと一体に固定された可動コイルと、この可動コイルを直線状に移動自在に 支持する磁性のヨークと、このヨークと磁気的に連設すると共にこれに平行して 設けられた永久磁石とから構成される。
【0003】 可動コイルが支持されるヨークは、通常、断面形状が方形乃至長方形を成す四 角柱形状を成し、これに対向して配置された永久磁石も同様な四角柱形状をゆう して成る。ヨークと永久磁石との間隙部は、ヨークの長手方向へ実質上一定間隔 で形成される。そしてこの間隙部には、可動コイルの少なくとも一部が介在され 、永久磁石から発生する磁束に対して可動コイルが作用する作用空間を成す。
【0004】 即ち、間隙部は、可動コイルが移動する方向に対して垂直に規定する平面の断 面形状が実質上、方形または長方形を成し、従って可動コイルの作用長はヨーク とこれに対向する永久磁石のそれぞれの最小距離で規定される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近年、光・光磁気ディスク駆動装置の高容量化に対応して、当該装 置においても、ヘッドの移送速度を早くして、アクセス時間の短縮化を図る要求 が出てきつつある。このため、ヘッドの移送速度を上げるために可動コイルの推 力を増す必要がある。上述の構成によれば、可動コイルに大きな推力を得ようと するには、ヨークを大きくしたり永久磁石に磁束密度の高い品種を用いる方法が ある。しかしながら、ヨークを大きくすることは材料を多く用いる必要があると 共にモータ自体の形状も大きくなり、また磁束密度の高い永久磁石を用いること は高価である。また可動コイルに大電流を流す方法もあるが、これに伴い、可動 コイルの電流容量を大きくする必要があるため、コイルの線径が大きくなり、形 状が大きくなる一方、モータ効率の面でも問題が残る。
【0006】 本考案は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑み行われたものであって 、その課題とするところは、製造コストをかけず、しかも形状的にもかさばらず に、効率良く大きな推力を得ることのできるリニア直流モータを提供することに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本考案のリニア直流モータは、閉ループを構成し 少なくとも直線状部を有する磁性のヨーク部材と、このヨーク部材の前記直線状 部を移動可能に巻回された可動コイルと、この可動コイルに対応して前記ヨーク 部材に装着された永久磁石とを具備し、前記可動コイルと前記永久磁石との相対 駆動により、前記可動コイルは前記ヨーク部材の前記直線状部を往復動自在に駆 動されるリニア直流モータであって;前記永久磁石から発生する磁束と前記可動 コイルとが作用する間隙部は、前記ヨーク部材の前記直線状部方向へ沿うと共に 、この直線状部に対向して配置される前記永久磁石とにより生成され、この間隙 部は、実質上一定の幅寸法で形成され、かつ前記可動コイルの移動方向に対して 垂直に規定する平面の断面形状が略菱形形状を成しているものである。
【0008】
【作用】
本願考案のリニア直流モータによれば、前記間隙部は、実質上一定の幅寸法で 形成され、かつ前記可動コイルの移動方向に対して垂直に規定する平面の断面形 状が略菱形形状を成している。従って、永久磁石から発生する磁束に対して、可 動コイルが作用する作用長は、永久磁石とヨーク部材とが対向する最短の作用寸 法長よりも、前記菱形形状による傾きの分だけ長くなる。このため、可動コイル から発生する推力は、永久磁石の磁束密度と可動コイルへの通電電流が一定の場 合、可動コイルの作用長の増加分が大きくなる。
【0009】
【実施例】
本考案に従うリニア直流モータの実施例について、以下の図面を参照しつつ説 明する。図1は、本考案の一実施例としての光(または光磁気)ディスク駆動装 置の一部分を示す平面図である。図1において、部材8は光(または光磁気ディ スク)であり、概略形状を示すスピンドルモータ7に装着されており、回転軸芯 Oに対してこれらは同軸的に且つ一体的に回転する。光ディスク8上には、この 光ディスク8における実質上半径方向へ、ヘッド14が移動自在に設けられてい る。即ち、ヘッド14はヘッド支持台10と一体に固定されており、このヘッド 支持台10は、駆動装置に固定された支持部13,14を介して固定されるスラ イダー9により、光ディスク8の実質上半径方向へ移動自在に支持されている。
【0010】 ヘッド支持台10の一端には、可動コイル2が設けられている。可動コイル2 は巻線を所定回巻回され、熱硬化性接着剤あるいは樹脂等により、空芯状に成形 されてなる単一巻線である。可動コイル2は、磁性ヨーク1における直線状部で ある第1ヨーク5に挿通されている。ヘッド支持台10の別の端部には、図示省 略の本体装置から引き込まれるフレキシブル回路基板11が電気接続されている 。このフレキシブル回路基板11には、ヘッド14や可動コイル2へ接続される 導電パターンが配設されている。
【0011】 第1ヨーク5の両端部には、U字状を成す第2ヨーク6が連結固定されている 。第1ヨーク5及び第2ヨーク6により、図1の平面視において磁気的に閉ルー プが形成され、これらにより磁性ヨーク1が構成される。また第2ヨーク6のル ープ内側には、第一ヨーク5と長手方向へ実質上平行に(間隙部4を介して)、 棒状を成す永久磁石3が装着されている。
【0012】 図2は、図1における磁性ヨーク1,可動コイル2及び永久磁石3の部位を示 した矢視X−X‘の断面図である。即ち、図2は第1ヨーク5の長手方向に対し て、実質上垂直に規定した平面における断面図を示している。図2において、第 1ヨーク5及び第2ヨーク6は、共に薄板状の電磁鋼板を所定枚数積層して形成 されている。しかも、これらは図に示すように斜め方向へ僅かずつ、実質上一定 の割合でずらして積層し形成してある。また第2ヨーク6に装着される永久磁石 3も第2ヨーク6の傾斜に対応して、その断面形状が略菱形形状に設けてある。
【0013】 従って、これらの傾きは実質上同一であり、このため永久磁石3と対向する第 1ヨーク5との間における間隙部4は、第1ヨーク5方向へ均一であると共に、 断面形状が略菱形形状を成す。なお、永久磁石3は、フェライト材等が用いられ 、図1における上下方向にN極とS極とが着磁されている。即ち対向配置される 可動コイル2に対して単極状に着磁されている。また可動コイル2の断面形状は 、図2に示す通り、間隙部4の断面の略菱形形状に対応して、形成されている。
【0014】 こうして、フレキシブル回路基板11から、可動コイル2へ所定の信号が通電 されると、図2に示すように、永久磁石3から第1ヨーク5へ透過する磁束の作 用範囲、つまり間隙部4において、この磁束と可動コイル2が磁束をきる作用部 15との電磁作用により、可動コイル2は第1ヨーク5方向へ推力を受ける。そ して通電の極性に従い、可動コイル2は第1ヨーク5上を往復移動する。その際 可動コイル2は、一体に設けられたヘッド支持台10のスライダー9により位置 規制されつつ駆動され、これによりヘッド14を光ディスク8の実質上半径方向 へ移送する。この実施例におけるリニア直流モータは、単極型のコアレス(空芯 コイル)型を示している。
【0015】 本考案のリニア直流モータの特徴は、可動コイル2の(図2に示した)作用部 15が規定される、間隙部4の作用範囲を実質上長くするべく、間隙部4の断面 を略菱形形状とした、ことにある。即ち図3の(a)に示すように、可動コイル 2が作用を受ける作用部15の長さL1(作用長)は、第1ヨーク5,第2ヨー ク6及び永久磁石3の厚み寸法T1に比べて長くなっている。間隙部4の断面略 菱形形状にかかる傾きをΘとすると、L1=T1×cosecΘとなり、従来の 図3(b)の作用部の長さL2(作用長)よりも長くなる。即ち(b)では、L 2は、第1ヨーク5‘第2ヨーク6‘及び永久磁石3‘の厚み寸法T2と実質上 同一である。
【0016】 可動コイル2の受ける推力は、永久磁石3の磁束密度、可動コイル2に通電さ れる電流、及び可動コイル2の作用部15の長さL1(作用長)により規定され る(フレミングの左手の法則)。従って、永久磁石3と可動コイル2への通電電 流が同一のままであっても、確実に推力を増加させることができる。即ち、上記 の構成とするだけで、高磁束密度の永久磁石を装着する必要がなく、また可動コ イル2のコイル仕様の変更をする必要もない。このため、同一条件であれば、確 実に推力を増加させることが出来、また言い換えると、効率の良いリニア直流モ ータが実現できる。
【0017】 なお、図2に示すように、第1ヨーク5及び第2ヨーク6は、電磁鋼板を積層 して形成しているが、その際その積層方向が図における上下の斜め方向に構成さ れている。これは、斜めに積層しているため図の上下端部には、凹凸ができ、こ の凹凸が、例えば間隙部4側に設けてあると、磁束の透過に損失が生じるためで ある。また、間隙部4の断面が略菱形形状を成す、傾き度合いによって、作用長 L1の設定を自由にできる。
【0018】 次に示す図4は、本考案に従うリニア直流モータの別の実施例を示し、複数極 を有する多極型のリニア直流モータの斜視図である。即ち、21,22は、別電 極を有する第1,第2可動コイルであり、磁性の第1(直線状部)ヨーク23上 を移動可能に設けられている。そしてこれらに対向して磁性の第2ヨーク24に は、N極とS極とが移動(長手)方向へ交互に配設された永久磁石25が装着さ れている。そしてこの実施例の場合も、第1,第2可動コイル21,22が作用 する、第1ヨーク23と第2ヨーク24との間隙部26は、既に説明した実施例 と同様に、断面が略菱形形状を成している。この場合もその作用効果は前述と同 様である。
【0019】 以上、本考案に従うリニア直流モータについて説明したが、上述の構成による 他、本考案の主旨の範囲内で、設計変更等種々自由にできる。すなわち、可動コ イルや永久磁石の極数及びそれらの数量、可動コイルの移動方向や移動距離、あ るいは有心型の可動コイルを用いる等も任意に選択することができる。さらに前 述の間隙部4の断面略菱形形状にかかる傾き度合いも自由に設計するこる。
【0020】
【考案の効果】
本考案のリニア直流モータは、上述の構成を有しているので、次のような効果 を奏する。本願考案のリニア直流モータによれば、可動コイル2の(図2に示し た)作用部15が規定される、間隙部4の作用範囲を実質上長くするべく、間隙 部4の断面を略菱形形状とした、このため、製造コストをかけず、しかも形状的 にもかさばらずに、効率良く大きな推力が得られることのできるリニア直流モー タが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るリニア直流モータが用い
られて示される装置の一部を示した平面図である。
【図2】図1の一部を示した断面図である。
【図3】図1及び図2の機能説明図である。
【図4】本考案の別の実施例にかかるリニア直流モータ
の斜視図である。
【符号の説明】
1 磁性ヨーク 2 可動コイル 3 永久磁石 4 間隙部 5 第1ヨーク 6 第2ヨーク 7 スピンドルモータ 8 光(光磁気)ディスク 9 スライダー 10 ヘッド支持台 14 ヘッド 21 第1可動コイル 22 第2可動コイル 23 第1ヨーク 24 第2ヨーク 25 永久磁石 26 間隙部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉ループを構成し少なくとも直線状部を
    有する磁性のヨーク部材と、このヨーク部材の前記直線
    状部を移動可能に巻回された可動コイルと、この可動コ
    イルに対応して前記ヨーク部材に装着された永久磁石と
    を具備し、前記可動コイルと前記永久磁石との相対駆動
    により、前記可動コイルは前記ヨーク部材の前記直線状
    部を往復動自在に駆動されるリニア直流モータであっ
    て、 前記永久磁石から発生する磁束と前記可動コイルとが作
    用する間隙部は、前記ヨーク部材の前記直線状部方向へ
    沿うと共に、この直線状部に対向して配置される前記永
    久磁石とにより生成され、 この間隙部は、実質上一定の幅寸法で形成され、かつ前
    記可動コイルの移動方向に対して垂直に規定する平面の
    断面形状が略菱形形状を成す、ことを特徴とするリニア
    直流モータ。
JP3384393U 1993-05-27 1993-05-27 リニア直流モータ Withdrawn JPH0688188U (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106