JPH068777U - 送油ポンプ - Google Patents
送油ポンプInfo
- Publication number
- JPH068777U JPH068777U JP4730192U JP4730192U JPH068777U JP H068777 U JPH068777 U JP H068777U JP 4730192 U JP4730192 U JP 4730192U JP 4730192 U JP4730192 U JP 4730192U JP H068777 U JPH068777 U JP H068777U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- stator core
- casing
- bearing
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベアリング21の摩耗粉により巻線15に絶
縁破壊を生じさせない。 【構成】 ベアリング21をセラミックスで形成した。
縁破壊を生じさせない。 【構成】 ベアリング21をセラミックスで形成した。
Description
【0001】
本考案は、例えば送油自冷又は送油風冷式の変圧器に使用される送油ポンプに 関する。
【0002】
図2は、例えば電車の床下に吊り下げられる車両用変圧器の概略構成図である 。変圧器中身は、鉄心1と巻線群2からなり、外鉄形を構成している。この変圧 器中身は、その中身形状に沿って形成された本体タンク3内に収納され、絶縁油 により絶縁冷却される。
【0003】 この絶縁油は、送油ポンプ6によって本体タンク3の一方から吸い出され、冷 却された後、本体タンク3の他方に流入されて再度巻線群2および鉄心1を冷却 するように循環される。本体タンク3と送油ポンプ6はそれぞれ送油管4および 5によって接続されている。図中矢印7は、絶縁油の流れ方向を示している。
【0004】 ところで、変圧器中身を冷却する絶縁油は、送油ポンプ6自体の中身を冷却す る作用を有するとともに、ロータコアおよびインペラを支持するボールベアリン グの潤滑油としての作用も同時に有する構成が一般的である。
【0005】
しかしながら、上記のような構成の送油ポンプ6においては、ボールベアリン グの材質が金属であり、常に接触しながら回転しているため、その摩耗によって 寿命が変圧器の寿命よりも短く、したがってベアリング交換を数回行う必要があ った。
【0006】 また金属球からなるボールベアリングの摩耗粉が送油ポンプ6の巻線内に侵入 したり、変圧器本体タンク3内へ侵入して蓄積されることがあり、このような状 態で変圧器が運転されると、金属摩耗粉によって巻線が電気的に破壊されるおそ れがあった。 本考案は、上記の問題点を除去するためになされたもので、ベアリングの摩耗 粉により巻線に絶縁破壊を生じさせない送油ポンプを提供することにある。
【0007】
本考案は、吸油孔および排油孔を有するケーシングと、このケーシング内に収 納されたステータコアと、このステータコアに巻装された巻線と、前記ステータ コアの中央部に配置され前記ケーシングのフレームに固定されたシャフトと、こ のシャフトにベアリングを介して取付けられ前記ステータコアに対向して位置す るロータコアおよびインペラとを備えた送油ポンプにおいて、前記ベアリングを セラミックスで形成したことを特徴とする。
【0008】
セラミックは非金属物質であるためその磨耗粉が発生して循環しても巻線の電 気的破壊を生じることがない。
【0009】
本考案の一実施例を図1に示す。ケーシング10は筒状をなし軸方向の一方の 側に吸油孔11を有し側面に排油孔12を有している。ケーシング10の軸方向 の他方の側にはフレーム13が油密に取付けられており、このフレーム13にシ ャフト14が固定されている。ケーシング10内のシャフト14の回りには巻線 15を巻装したステータコア16が配置されボルト17によりフレーム13に固 定されている。ステータコア16と電磁結合するロータコア18はステータコア 16に対向して配置され皿ボルト19によってインペラ20に固定されている。 このインペラ20はボールベアリング21によってシャフト14に回転自在に支 持されている。 この構成からなる送油ポンプの作用を説明する。
【0010】 ステータコア16の巻線15が通電されると電磁誘導によりロータコア18が これと一体のインペラ14とともに回転する。これにより変圧器本体タンク内の 絶縁油が配管を介して吸油孔11から流入し、排油孔12から排出され、変圧器 本体タンク内に送出される。
【0011】 この際、送油ポンプの内部においては、絶縁油がインペラ20に設けられた孔 20aからステータコア16側に流入し、さらにケーシング10に設けられた孔 10aを通して排油孔12に至る経路を流れる。したがって絶縁油は巻線15を 冷却する作用とともにボールベアリング21の潤滑油としての作用も同時に得て いる。
【0012】 ここで、本実施例においては、ボールベアリング21が従来の金属物質に代え て非金属物質であるセラミックスで形成してあるために、寿命が長く、しかも回 転接触により磨耗粉が発生しても非導電物であるため、送油ポンプの巻線15内 に侵入したり、変圧器本体タンク内へ侵入して蓄積されても、これら巻線を電気 的に破壊させるようなことがない。
【0013】 なお、ボールベアリング21をセラミックで形成する場合、表面のみセラミッ クで形成してもよく、さらにローラベアリングなどの他のベアリング構造であっ てもよい。
【0014】
本考案によれば、非金属物質であるセラミックスでベアリングを形成している ため、長期使用による摩耗粉の蓄積が、送油ポンプおよび電気機器巻線の電気的 破壊を生じさせる懸念がなくなり、より信頼性の高い送油ポンプを提供すること ができる。
【図1】本考案による送油ポンプの一実施例を示す断面
図
図
【図2】送油式変圧器の概略構成を示す外形図
10はケーシング、11は給油孔、12は排油孔、13
はフレーム、14はシャフト、15は巻線、16はステ
ータコア、18はロータコア、20はインペラ、21は
ボールベアリングを示す。
はフレーム、14はシャフト、15は巻線、16はステ
ータコア、18はロータコア、20はインペラ、21は
ボールベアリングを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 吸油孔および排油孔を有するケーシング
と、このケーシング内に収納されたステータコアと、こ
のステータコアに巻装された巻線と、前記ステータコア
の中央部に配置され前記ケーシングのフレームに固定さ
れたシャフトと、このシャフトにベアリングを介して取
付けられ前記ステータコアに対向して位置するロータコ
アおよびインペラとを備えた送油ポンプにおいて、前記
ベアリングをセラミックスで形成したことを特徴とする
送油ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4730192U JPH068777U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 送油ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4730192U JPH068777U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 送油ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068777U true JPH068777U (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=12771464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4730192U Pending JPH068777U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 送油ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068777U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005012731A1 (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-10 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | ポンプ |
JP2013177859A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Nabtesco Corp | 油圧ポンプ |
JP2014138186A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Gap-Dong Kim | 熱交換型変圧器冷却装置 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP4730192U patent/JPH068777U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005012731A1 (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-10 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | ポンプ |
US7416344B2 (en) | 2003-07-30 | 2008-08-26 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Pump carrying supercritical fluid with ceramic bearings |
JP2013177859A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Nabtesco Corp | 油圧ポンプ |
US9624914B2 (en) | 2012-02-28 | 2017-04-18 | Nabtesco Corporation | Hydraulic pump |
JP2014138186A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Gap-Dong Kim | 熱交換型変圧器冷却装置 |
JP2015165575A (ja) * | 2013-01-16 | 2015-09-17 | 甲 東 金 | 熱交換型変圧器冷却装置 |
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