JPH0687378A - 車両のバックミラー - Google Patents

車両のバックミラー

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JPH0687378A
JPH0687378A JP26657392A JP26657392A JPH0687378A JP H0687378 A JPH0687378 A JP H0687378A JP 26657392 A JP26657392 A JP 26657392A JP 26657392 A JP26657392 A JP 26657392A JP H0687378 A JPH0687378 A JP H0687378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
main body
front surface
air cylinder
wheel load
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26657392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi China
宏 知名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH0687378A publication Critical patent/JPH0687378A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の高速走行時に、車両に作用する揚力を
抑制して前輪荷重の減少を軽減することにより、車両の
操縦安定性を向上させる。 【構成】 車両のドアミラー1において、本体3の前面
が可撓性樹脂材5で形成されると共に、本体3内にエア
シリンダ6が設置され、車両の走行時に車両に揚力が作
用して前輪荷重が減少したとき、エアシリンダ6が作動
して可撓性樹脂材5の下部を前方へ押すことにより本体
3の前面を傾斜させ、本体3に対し走行風による空気力
学的な下方向の力が生じるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に装備されるバッ
クミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の高速走行時には、車体の表面に沿
う空気流のため車両に作用する揚力が一般に増大するの
で、従来は車両のタイヤ接地力が小さくなって操縦安定
性が悪化し、往々にして高速走行時に危険を伴う場合が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両の高速
走行に伴って車両に作用する揚力の増大を軽減し、車両
の操縦安定性を改善しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明にかかる車両のバックミラーは、少なくとも
前面が可撓性樹脂材により形成された本体及び同本体内
に設置され上記本体前面に連結された駆動機構を有し、
車両に作用する揚力の増大を直接もしくは間接に検知し
たとき上記駆動機構の作動により上記本体前面の傾斜を
変化させて空力学的に前輪荷重を増大させるように構成
されている。
【0005】
【作用】すなわち、車両に作用する揚力の増大を直接も
しくは間接に検知したとき、駆動機構が作動してバック
ミラー本体前面の傾斜を変化させることにより空力学的
に前輪荷重を増大させるように構成されているため、車
両の高速走行による揚力増大に対応して前輪荷重が減少
しようとしても、バックミラー本体前面の傾斜変化によ
って前輪荷重の減少が空力学的に軽減される。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例について具
体的に説明する。図1において、車両用ドアミラー1の
鏡面2を保持するミラー本体3は、硬質の樹脂材からな
る環状の枠体4と、可撓性樹脂材からなり枠体4の前面
及び外周を覆う被覆材5とにより形成され、本体3の内
部にはエアシリンダ6が前方へ上向きに傾斜して設置さ
れ、その作動腕7のコ字状先端にはローラ8が回動自在
に取り付けられていて、このローラ8は本体3前面の被
覆材5裏側に対しほぼ横幅一杯に当接している。
【0007】上記エアシリンダ6の作動は車両に装備さ
れている図示しない電子制御装置によりコントロールさ
れており、その制御フローは、図3に示されているよう
に、まずステップ10で荷重センサから車両停止時の前
輪荷重信号Gが入力され、次いでステップ11で車速セ
ンサから車速信号Vが入力されて、車両走行の有無がチ
ェックされる。すなわち、車両が停止していて車速信号
Vが0ならば元のステップ10に戻るが、車両が走行し
ていて車速信号Vが正ならば次のステップ12へ進む。
【0008】ステップ12においては、車両停止時の前
輪荷重信号Gと荷重センサから入力される走行時の前輪
荷重信号との差ΔGが設定値Aより大きいかどうかがチ
ェックされ、ΔG>Aでなければステップ10に戻る
が、ΔG>Aならばステップ13へ進む。ステップ13
においては、ステップ12における条件ΔG>Aの継続
時間Tが設定値Bより大きいかどうかがチェックされ、
T>Bでなければ路面の凹凸等による一時的な前輪荷重
の変動としてステップ10に戻るが、T>Bならば、車
両の高速走行により車両に作用する揚力が増大している
と判断してステップ14へ進み、エアシリンダ6に圧縮
エアが送給されて作動腕7が斜め上方へ伸び、作動腕7
先端のローラ8が上方へ回動しながら本体3前面の被覆
材5を裏側から前方へ押圧することにより、図2のよう
に本体3前面の傾斜が変化させられ、強い走行風が本体
3前面に当たって矢印のように流れの向きを変えると
き、本体3前面に下方へ向かう分力が作用して、前輪荷
重が増大するようになる。
【0009】次に、タイマ15により一定時間経過後ス
テップ16に進み、前輪荷重差ΔGが設定値Cより大き
いかどうかがチェックされ、ΔG>Cであればタイマ1
5に戻るが、ΔG>Cでなければ、車両に作用する揚力
が減少したと判断してステップ17へ進み、エアシリン
ダ6から圧縮エアが抜かれて本体3前面は図1の通常状
態に復帰する。すなわち、車両の走行により車両に設定
値以上の揚力が継続的に作用するときには、エアシリン
ダ6の作動により本体3前面の傾斜が変化して、ドアミ
ラー1前面に下向きの空力学的な力が発生することによ
り、前記揚力の増大を抑制して前輪荷重の減少が軽減さ
れることになり、従って、車両の操縦安定性を容易に改
善することができる。
【0010】次に、図4に示す実施例について説明す
る。このドアミラー20においては、ミラー本体21が
硬質の樹脂材からなる枠体22と、可撓性樹脂材からな
り前面及び外周を覆う被覆材23とにより形成され、被
覆材23の下部には波形の収縮部24が設けられている
と共に、本体3内の下部にはエアシリンダ25がほぼ水
平に設置され、その作動腕26のコ字状前端にはローラ
27が回動自在に取り付けられていて、このローラ27
が本体3前面の被覆材23裏側に対しほぼ横幅一杯に当
接している。
【0011】エアシリンダ25は図3の制御フローと同
様に制御され、車両の走行により車両に設定値以上の揚
力が継続的に作用するときには、エアシリンダ25に圧
縮エアが送給されて作動腕26が前方へ伸び、作動腕2
6前端のローラ27が回動しながら本体3前面の被覆材
23を裏側から前方へ押圧することにより、図5のよう
に収縮部24が弾力的に伸長して本体3の前面が傾斜さ
せられ、強い走行風が本体3前面に当たって矢印のよう
に流れの向きを変えるとき、本体3前面に下方へ向かう
分力が作用して前輪荷重が増大するようになり、前記実
施例と同等の作用効果を奏することができる。
【0012】また、図6に示す実施例では、ドアミラー
30の本体31が前方に凸となった流線型をしており、
その前面32は保形力のある可撓性樹脂材により形成さ
れ、本体31の内部にはエアシリンダ33が前方へ上向
きに傾斜して設置され、その作動腕34の先端には作動
板35が取り付けられていて、この作動板35が本体前
面32の裏側に対しほぼ横幅一杯に接着されている。
【0013】エアシリンダ33は図3の制御フローと同
様に制御され、車両の走行により車両に設定値以上の揚
力が継続的に作用するときには、エアシリンダ33に圧
縮エアが送給されて作動腕34が斜め下方に収縮し、作
動腕34先端の作動板35が本体31前面を後方へ引き
込むことにより、図7のように本体31前面の傾斜が変
化させられ、強い走行風が本体前面32に当たって矢印
のように流れの向きを変えるとき、本体前面32に下方
へ向かう分力が作用して前輪荷重の減少が軽減されるこ
とになり、前記各実施例と全く同様に車両の操縦安定性
を容易に改善することができる。
【0014】なお、上記各実施例では荷重センサにより
前輪荷重の変動を検出して、ミラー本体前面の傾斜を変
化させているが、車速センサにより車速を検出すること
により、車両に作用する揚力の大きさを計算し、あるい
は電子制御装置に内蔵されたマップから揚力の大きさを
抽出して、ミラー本体前面の傾斜を変化させることによ
り空力学的に前輪荷重を増大させるようにすることもで
き、また、エアシリンダに代えてモータやラック、ピニ
オン、クランク等を使用することにより、ミラー本体前
面を電気的に駆動してその傾斜を変化させることはもち
ろんのこと、ミラー本体前面の上記各駆動を車両に作用
する揚力の増大に応じて適宜段階的もしくは連続的に行
うこともでき、さらには、フェンダミラーにも同様に実
施できることはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】本発明にかかる車両のバックミラーにお
いては、車両に作用する揚力の増大に応じてバックミラ
ー本体前面の傾斜を変化させることにより、空力学的に
前輪荷重が増大するように構成されているので、高速走
行により車両の操縦安定性が損なわれることを容易に抑
制して、車両の商品性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における要部縦断面図。
【図2】上記実施例の作用説明図。
【図3】上記実施例の制御フローチャート。
【図4】本発明の他の実施例における要部縦断面図。
【図5】上記他の実施例の作用説明図。
【図6】本発明のさらに他の実施例における要部縦断面
図。
【図7】上記他の実施例の作用説明図。
【符号の説明】
1 ドアミラー 3 ミラー本体 5 被覆材 6 エアシリンダ 8 ローラ 20 ドアミラー 21 ミラー本体 23 被覆材 25 エアシリンダ 27 ローラ 30 ドアミラー 31 ミラー本体 32 本体前面 33 エアシリンダ 35 作動板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも前面が可撓性樹脂材により形
    成された本体及び同本体内に設置され上記本体前面に連
    結された駆動機構を有し、車両に作用する揚力の増大を
    直接もしくは間接に検知したとき上記駆動機構の作動に
    より上記本体前面の傾斜を変化させて空力学的に前輪荷
    重を増大させるように構成された車両のバックミラー。
JP26657392A 1992-09-09 1992-09-09 車両のバックミラー Withdrawn JPH0687378A (ja)

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JP26657392A JPH0687378A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 車両のバックミラー

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JP26657392A Withdrawn JPH0687378A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 車両のバックミラー

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003053741A1 (es) * 2001-12-20 2003-07-03 Daniel Serrano Fernandez Accionador perfeccionado para retrovisores
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