JPH0686886A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH0686886A
JPH0686886A JP23921992A JP23921992A JPH0686886A JP H0686886 A JPH0686886 A JP H0686886A JP 23921992 A JP23921992 A JP 23921992A JP 23921992 A JP23921992 A JP 23921992A JP H0686886 A JPH0686886 A JP H0686886A
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looper
needle thread
thread
needle
sewing
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弘恭 岩越
Yukio Nishida
幸夫 西田
Yasuro Ichihashi
保朗 市橋
Takafumi Ikeda
尚文 池田
Tsunefumi Ito
常文 伊藤
Kiyoshi Ueda
清志 上田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 針糸20のメス機構による糸切りミスの発生
を抑える。 【構成】 ルーパー34の根元部に溝部34dを設ける
ことにより、針糸20を下メス24の刃の根元近くの位
置で保持すると共に、針糸20のなす輪の幅の広がりを
防止して、糸切りを確実に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫針に挿通された針糸
に下糸を係合させるルーパーと、このルーパーに沿って
移動させられる針糸を切断する切断機構を備えたミシン
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、二重環縫いや飾り縫いのためのミ
シンなどは、図7に示すように、単数又は複数の縫針1
2を下端に装着した針棒14を上下往復駆動する針棒駆
動機構と、ルーパー206を針棒14の上下往復運動に
合わせて矢印K方向の布送り方向に直交する矢印L方向
に往復運動するルーパー駆動機構と、ミシンベッド部の
針板のすぐ下側に配置された糸切り装置とを備えてい
た。この糸切り装置は、縫製終了時に下糸18と針糸2
0とを上メス22と下メス24とで自動的に又は手動操
作で切断するものが実用に供されている。この下メス2
4は、図示しない押えバネによりその中心部に上向き付
勢力(刃圧)を受けており、針糸20が上メス22及び
下メス24の中心部で最も確実に切断可能になってい
る。
【0003】布送り後に、図8に示すように、下メス2
4は、ルーパー根元部206bから矢印B方向にルーパ
ー先端部206aへ移動する。その後、下メス24は、
ルーパー先端部206aから矢印A方向にルーパー根元
部206bへ移動復帰し、その移動途中において、下メ
ス24の第1フック24aにはルーパー206の下糸1
8が係合され、且つ、第2フック24bには針糸20が
係合され、下メス24が更に復帰移動すると、第1フッ
ク24aに係合した下糸18と第2フック24bに係合
した針糸20が上メス22及び下メス24により順次切
断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、針糸2
0が上メス22及び下メス24により切断される時、針
糸20が下メス24の外側にずれて、針糸20が上メス
22及び下メス24の中心から遠くなり刃圧が弱い位置
にあると、糸切りミスが発生する問題点がある。
【0005】また、図8に示すように、ルーパー根元部
206bはルーパー206を固定するのに十分な強度を
持たせるために、ルーパー先端部206aよりも太くな
っているので、図9に示すように、ルーパー根元部20
6bに移動された針糸20は、実線で示すルーパー先端
部206aで位置する時よりも破線で示されたように広
がり、第2フック24bのより外側へと移動する。そう
なると、針糸20が上メス22及び下メス24の中心か
ら遠くなり刃圧が弱くなってしまい、糸切りミスが発生
しやすくなるという問題があり、更に、針糸がなす輪の
幅が広がって大きくなった場合には、針糸20が下メス
24から外れてしまう恐れもある。更に、布送りがされ
た後に糸切り動作が行われるので、図10の破線に示す
ように、縫い目ピッチが大きい場合には、実線に示す縫
い目ピッチが小さい場合よりも、針糸20が下メス24
のより外側に位置することとなり、よって、特に縫い目
ピッチが大きい場合には、同様に、針糸20が上メス2
2及び下メス24の中心から遠くなり刃圧が弱くなって
しまい、糸切りミスが発生しやすくなるという問題があ
る。
【0006】請求項1に記載の発明は、上述した問題点
を解決するためになされたものであり、切断時に針糸が
ずれることを防止して、確実に針糸を切断することがで
きるミシンを提供することを目的としている。請求項2
に記載の発明は、上述した問題点を解決するためになさ
れたものであり、ルーパーの形状に関わらず、確実に針
糸を切断することができるミシンを提供することを目的
としている。請求項3に記載の発明は、上述した問題点
を解決するためになされたものであり、縫い目ピッチの
大きさに関わらず、確実に針糸を切断することができる
ミシンを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に係るミシンは、切断手段が針糸を
切断する時に、針糸の移動を規制する規制部が設けられ
たルーパーを備えている。
【0008】また、この目的を達成するために本発明の
請求項2に係るミシンは、ルーパーの根元部の近傍に配
置された切断手段と、針糸をルーパーの先端から根元部
方向に移動される移動手段と、凹部で構成される規制部
が形成されたルーパーとを備えている。
【0009】更に、この目的を達成するために本発明の
請求項3に係るミシンは、規制部が被加工布の送り方向
下流側側面に形成されているルーパーを備えている。
【0010】
【作用】上記の構成を有する請求項1に係るミシンにお
いては、ルーパーに設けられた規制部が針糸の移動を規
制して、切断手段がこの針糸を確実に切断する。
【0011】また、上記の構成を有する請求項2に係る
ミシンにおいては、凹部で構成されている規制部が針糸
の移動を規制すると共に針糸のなす輪の幅を狭くして、
ルーパーの形状に関わらず、ルーパーの根元部の近傍に
配置された切断手段がこの針糸を確実に切断する。
【0012】更に、上記の構成を有する請求項3に係る
ミシンにおいては、ルーパーの布の送り方向下流側側面
に設けられた規制部が針糸の移動を規制すると共に針糸
のなす輪の幅を狭くして、縫目ピッチに関わらず、切断
手段がこの針糸を確実に切断する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。尚、従来の構成と同様の構成のもの
については、同番号を付す。
【0014】飾り縫いミシン10は、図2に示すよう
に、ベッド部30と、そのベッド部30から立設された
アーム部32とから構成されており、ベッド部30には
布送りを行う送り歯駆動機構(図示略),ルーパー34
を布送り方向(矢印K方向)と直交する方向に往復駆動
させるルーパー駆動機構(図4参照)、及び、ルーパー
34の下糸18と縫い針12の針糸20とを同時に切断
する糸切り装置(図5及び図6参照)などが設けられて
いる。そして、アーム部32には針棒14を上下動させ
る針棒駆動機構(図3参照)などが設けられており、こ
の針棒14の下端には、3本の縫い針12が装着可能に
取り付けられている。
【0015】次に、針棒駆動機構について図3を参照し
て説明する。
【0016】前記アーム部32の内部には、上軸40が
回転自在に支持されており、この上軸40の端部には、
針棒クランク42が固定され、更に、この針棒クランク
42の端部には、連結レバー44の一端が回転可能に連
結されている。この連結レバー44の他端は針棒抱き4
6を介して前記針棒14に連結され、これにより、前記
針棒クランク42の回転に伴って、前記針棒14が前記
連結レバー44を介して上下方向に往復駆動されるよう
になっている。そして、前記針棒14の下端部には、針
取り付け具50が固定され、前述したように、この針取
り付け具50には縫い針12が装着されている。前記縫
い針12の針孔(図示しない)には、針糸20が挿通さ
れている。
【0017】次に、前記ベッド部30に配置されている
ルーパー駆動機構について図4を参照して説明する。
【0018】前記ベッド部30の内部には、下軸54が
回転可能に支持されており、周知のミシンモータ(図示
しない)により前記上軸40と対応して回転駆動される
ようになっている。前記下軸54には、クランク部56
が備えられていて、更に、このクランク部56の突出部
分には、垂直連結レバー58の上端部が回転可能に取り
付けられており、従って、前記垂直連結レバー58は、
前記下軸54の回転に伴い上下運動する。この垂直連結
レバー58の下端には、回転軸60に固定された水平腕
62の先端が揺動可能に取り付けられている。前記回転
軸60は、前記下軸54とは直交するように、前記ベッ
ド部30の内部に回転可能に支持されており、従って、
前記回転軸60は、前記下軸54の回転に伴い一定の回
動範囲で往復回動する。
【0019】前記回転軸60には、垂直腕64の下端が
固定されており、この垂直腕64は前記回転軸60より
上方に伸びている。前記垂直腕64の上端は2股に分か
れており、その2股の間でルーパー棒66を挟んでい
る。前記ルーパー棒66は、前記下軸54と平行に配置
され、回転可能であると共に、その軸線方向(矢印P方
向)に摺動可能にベッド部30の内部に支持されてい
る。前記ルーパー棒66の上には、板状の固定部材6
8,69が前記垂直腕64の2股部を挟んで固定されて
おり、従って、前記ルーパー棒66は、前記下軸54の
回転に伴って前記ルーパー棒66をその軸線方向(矢印
P方向)に往復運動する。
【0020】更に、前記ルーパー棒66は、略コ字形を
した連結部材70の両端部70a,70cに摺動可能に
挿通されており、この連結部材70の中間部70bは、
前記ルーパー棒66の上方に位置している。その中間部
70bには、ガイド溝70dが形成されており、このガ
イド溝70dには、前記固定部材68の上方に突出した
上端部68aがガイド溝70dに沿って移動可能に挿通
されている。この中間部70bの側面には、水平連結レ
バー76の一端が揺動可能に取り付けられている。この
水平連結レバー76の他端は、偏心カム78を介して回
転可能に前記下軸54に取り付けられており、従って、
前記水平連結レバー76は前記下軸54の回転に伴って
前記連結部材70を揺動させるようになっている。前記
ルーパー棒66は、前記固定部材68を介して前記連結
部材70に連結されており、従って、前記ルーパー棒6
6は、前記下軸54の回転に伴って一定回動範囲で往復
回動(矢印Q方向)すると共に、軸線方向(矢印P方
向)に往復摺動するようになっている。
【0021】前記ルーパー棒66の先端部には、ルーパ
ー固定部材80を介して前記ルーパー34が固定されて
いる。このルーパー根元部34b近傍で布送り方向Kの
下流側の側面には、図1に示すように、溝部34dが斜
めに形成されている。この溝部34dにより、糸切り時
に針糸20が下メス24の中心部の近くに保持されると
共に、針糸20のなす輪の幅の広がりが防止されるよう
になっている。尚、この溝部34dの深さ及び斜め加減
は、後述する糸切り機構とルーパー34との配置やルー
パー34の移動量に基づいて設定されている。
【0022】また、図4に示すように、前記ルーパー3
4には、その軸線方向に沿って糸溝34eが形成されて
おり、糸溝34eの両端には、その貫通穴34f,34
g(図1参照)がそれぞれ設けられている。更に、前記
ルーパー34の布送り方向Kの下流側側面には、縫い針
12とルーパー34とが係合するときに縫い針12がル
ーパー34の表面を滑るようにするための傾斜が設けら
れている。
【0023】前記ルーパー34は、前記下軸54の回転
に伴って前記ルーパー棒66の軸線方向(矢印P方向)
に往復運動すると共に、揺動運動(矢印Q方向)するよ
うになっている。更に、前記下軸54は前記上軸40に
対応して回転するようになっており、前記ルーパー34
は前記縫い針12の上下運動とも対応しているので、前
記下糸18と針糸20とを係合させられるようになって
いる。
【0024】次に、ルーパー駆動機構のすぐ上側のベッ
ド部30内に設置された糸切り装置について図5及び図
6に基いて説明する。
【0025】前記ベッド部30内には、ベースプレート
82がビス止めされており、このベースプレート82に
は、上メスレバー84が溝部84aに沿って移動可能に
取り付けられ、また、下メスレバー86が溝部86a,
86bに沿って可動に取り付けられている。前記上メス
レバー84には、前記上メス22が固定されおり、前記
下メスレバー86には、第1フック24a及び第2フッ
ク24bが先端部に形成された前記下メス24が固定さ
れている。この下メスレバー86には、前記上メスレバ
ー84と係合する係合部86cが形成されており、この
下メスレバー86が移動するのに伴って、この係合部8
6cが前記上メスレバー84と係合することにより、上
メスレバー84は下メスレバー86と共に移動するよう
になっている。上メス22の糸切り端部は、針糸20の
糸切り時に、ルーパー根元部34dのすぐ上方に位置す
るようになっている。
【0026】尚、前記下メス24に形成されている第1
フック24a及び第2フック24bは、前記下メス24
の中心部分まで切り込まれるようにして形成されてい
る。また、上メス22及び下メス24は、縫製時に妨げ
にならないように、縫製時はルーパー34よりも、後方
(布送り方向の下流側)に待機している。
【0027】また、前記ベースプレート82には、駆動
レバー90がその中央部分において回動可能に取り付け
られ、この駆動レバー90の一端は前記下メスレバー8
6に連結されており、また、他端は糸切り駆動機構の作
動軸92に回動可能に連結されている。そして、前記上
メスレバー84とベースプレート82との間に圧縮バネ
94がかけられ、前記上メスレバー84は、この圧縮バ
ネ94の付勢力により常に矢印B方向に付勢されてい
る。更に、前記上メスレバー84には、当接部84bが
形成されており、前記上メスレバー84の矢印B方向の
移動に伴って、当接部84bが前記ベースプレート82
に突設されたストッパ部材96と当接してその移動量が
規制されるようになっている。
【0028】前記下メス24は、図示しない押えバネに
より上方に付勢力を受けており、刃圧が前記上メス22
と下メス24とに与えられている。この押えバネは、前
記上メス22及び下メス24の中心部に備えらているの
で、前記上メス22及び下メス24の中心部が最も刃圧
が高く、最も糸を切断可能な位置である。つまり、針糸
20のなす輪の幅が広がらずに、針糸20が第1フック
24a及び第2フック24bの内側に位置すれば、針糸
20は確実に切断されるのである。
【0029】以下、糸切りのための駆動機構について説
明する。
【0030】前記作動軸92は、前記ベッド部30に取
り付けられた支持部材98により左右方向に移動可能に
支持されている。その作動軸92には、作動レバー10
0の一端側が固定され、その作動レバー100の他端に
は、ベッド30に固定されたソレノイド106のプラン
ジャー108が連結されている。また、従って、前記ソ
レノイド106が駆動されると、前記上メスレバー84
及び下メスレバー86は、矢印B方向に移動するように
なっている。ソレノイド106が駆動されなくなったと
きには、圧縮バネ104の付勢力により、上メスレバー
84及び下メスレバー86は、矢印A方向に移動するよ
うになっている。尚、作動軸92上に固定されたバネ受
け部材110と支持部材98との間には圧縮バネ104
が装着されている。
【0031】次に、このように構成されたミシンの糸切
り動作について説明する。
【0032】縫製終了後に、縫い針12が針上位置に上
昇し、且つ、ルーパー34が図4に示す最左限位置であ
る係合位置に移動したときに、ソレノイド106が駆動
され、作動軸92が図5に示す待機位置から矢印A方向
に移動すると、作動レバー90を介して下メスレバー8
6は、下メスレバー86に形成された溝部86aに沿っ
て一旦斜めに移動された後、矢印B方向に一直線に移動
される(図6に示す位置)。
【0033】この下メスレバー86の移動に伴い、圧縮
バネ94の作用により上メスレバー84も同時に矢印B
方向に移動するが、その途中、上メスレバー84はスト
ッパ部材96に当接してその動きが規制されて切断位置
で止まる。このとき、下メス24の先端部分が前記ルー
パー34のすぐ上側の作用位置に矢印B方向に移動す
る。
【0034】その後、ソレノイド106が駆動されなく
なったときには、圧縮バネ104の付勢力により、下メ
ス24及び下メスレバー86が矢印A方向に一直線移動
した後、斜めに移動して図5に示す待機位置に位置す
る。この下メス24の待機位置への移動途中(一直線移
動)において、第1フック24aにはルーパー34の下
糸14が係合され、且つ、第2フック24bには針糸2
0が係合される。そして、第1フック24aに係合した
下糸14と第2フック24bに係合した針糸20が上メ
ス22及び下メス24により順次切断される。この時、
図1に示すように、下メス24の第2フック24bに引
っかけられた針糸20は下メス24により引っ張られ
て、ルーパー34の側面上を滑りルーパー根元部34b
の方へ移動する。
【0035】そして、針糸20はルーパー根元部34b
に設けられた溝部34dに入り、針糸20が係止され針
糸20が安定しているので確実に切断される。また、こ
の時、針糸20が溝部34dに入ることにより、ルーパ
ー根元部34bの形状によって、針糸20のなす輪の幅
が広がらず、針糸20の位置が上メス22及び下メス2
4の中心近くに保持され、刃圧が十分にかかった位置で
糸切りが行われるので、確実に針糸20が切断される。
更に、ルーパー34の布の送り方向下流側側面に設けら
れた溝部34dが形成されているので、縫目ピッチが大
きくなっても、針糸20のなす輪の幅を狭くなる。よっ
て、針糸20の位置が、上メス22及び下メス24の中
心、即ち、刃圧が十分にかかった位置で糸切りが行われ
るので、確実に針糸20が切断される。このように、上
メス22及び下メス24の中心部で糸切りを行っている
ので、上メス22及び下メス24の大きさが小さくて済
み、ベッド部30の内部のその他の機構の設計の自由度
が増すと共に、ベッド部30のコンパクト化が可能であ
る。
【0036】尚、ソレノイド106に代えて、エアシリ
ンダや種種のアクチュエータを用いる事が可能である。
また、スプレダーを設けて上飾り糸を用いるようにした
飾り縫いミシンや二重環縫いミシンなどの種種のミシン
のルーパーに本発明を適用できることは勿論である。ま
た、針糸20のなす輪の幅が狭くなるようになれば良
く、布送り上流側に設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、ル
ーパーに設けられた規制部が針糸の移動を規制している
ので、針糸が安定して切断手段により確実に切断され
る。また、凹部により針糸の移動を規制すると共に針糸
のなす輪の幅を狭くしているので、針糸がなす輪の幅が
ルーパーの形状によって広がらず、針糸がルーパーの根
元部の近傍に配置された切断手段により確実に切断され
る。更に、規制部材がルーパーの布の送り方向下流側側
面に設けられて、その規制部が針糸の移動を規制すると
共に針糸のなす輪の幅を狭くしているので、縫目ピッチ
が大きくなっても、針糸が切断手段により確実に切断さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸切り途中のルーパーと下メスと針糸との関係
を示す部分斜視図である。
【図2】糸切り装置を設けた飾り縫いミシンの斜視図で
ある。
【図3】針棒駆動機構の斜視図である。
【図4】ルーパー駆動機構の斜視図である。
【図5】ソレノイドが駆動されていない時の糸切り機構
の平面図である。
【図6】ソレノイドが駆動されている時の糸切り機構の
平面図である。
【図7】縫い針とルーパーとの関係を示す部分斜視図で
ある。
【図8】従来技術に係る図1相当図である。
【図9】ルーパー先端から見た針糸と下メスとの関係を
説明する説明図である。
【図10】縫い目ピッチが大きい時の図8相当図であ
る。
【符号の説明】
12 縫い針 18 下糸 20 針糸 22 上メス 24 下メス 34 ルーパー 54 下軸 66 ルーパー棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 尚文 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内 (72)発明者 伊藤 常文 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内 (72)発明者 上田 清志 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫針に挿通された針糸に別の下糸を係合
    させる棒状のルーパーと、前記針糸を前記ルーパーの側
    面に沿って移動させる移動手段と、前記ルーパーの近傍
    に取り付けられて前記移動手段により移動された前記針
    糸を切断する切断手段とを備えるミシンにおいて、 前記切断手段が前記針糸を切断する時に、前記針糸の移
    動を規制する規制部を前記ルーパーに設けたことを特徴
    とするミシン。
  2. 【請求項2】 前記切断手段がルーパーの根元部の近傍
    に配置されており、前記針糸が前記移動手段により前記
    ルーパーの先端から根元部方向に移動され、且つ、前記
    規制部が前記ルーパーに形成された凹部で構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 【請求項3】 前記規制部が被加工布の送り方向下流側
    側面に形成されていることを特徴とする請求項2記載の
    ミシン。
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