JPH0685726B2 - 足型測定装置 - Google Patents

足型測定装置

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JPH0685726B2
JPH0685726B2 JP2046485A JP4648590A JPH0685726B2 JP H0685726 B2 JPH0685726 B2 JP H0685726B2 JP 2046485 A JP2046485 A JP 2046485A JP 4648590 A JP4648590 A JP 4648590A JP H0685726 B2 JPH0685726 B2 JP H0685726B2
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JP
Japan
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foot
footrest
center
gravity
sliding plate
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JP2046485A
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隆 吉井
政一 八阪
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、人間の足型を測定するための足型測定装置
に関し、特定の足の形状に合致した靴を設計、製作し、
また既製靴の製作のための基礎データを蓄積し、また多
数の既製靴から特定の足に会う靴を探し出し、さらに既
製の靴を特定の足に合わせて手直しするために用いられ
る。
(従来の技術) 足の形状を把握するため、従来は計測者、例えばシュー
フィッタがフートゲージ、スクライバ、巻尺、ハイトゲ
ージなどを足に直接当てて各部の寸法を測定していた
が、人間の足が柔かく、測定圧の大きさによって測定値
が異なり、測定に熟練を要するので、最近になって非接
触で足の形状を測定するための自動足型計測器が開発さ
れるようになった。
例えば、片持ち状に固定された足置き台上に被測定者の
片足をのせ、この足の長さ方向、幅方向および高さ方向
に変位センサを移動し、または足の長さ方向軸の周囲に
上記の変位センサを回転しながら足までの距離を計測
し、この計測値および変位センサの移動量などに基づい
て演算を行い、足の輪郭や断面形状を求めるようにした
ものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記公知の足形測定装置は、左右の足を
片側ずつ個別に測定するものであり、かつ1個の変位セ
ンサを使用し、その位置、向きを変えて測定するもので
あるから、左右両足の測定を完了するまでに長時間を必
要とし、また足置き台が単に足をのせるだけのものであ
って圧力分布センサを備えていないので、足裏の接地部
形状を知ることができなかった。しかも、体重のかけ方
によって足の一部がふくらんだりして輪郭が変化するの
に対し、上記公知の装置は、人体の重心位置を確認する
手段を欠いているので、再現性が悪くなり、測定誤差が
大きくなるという問題があった。
この発明は、左右両足の形状を同時に測定して所要時間
を短縮することができ、かつ変位センサによる測定と同
時に足裏の接地面形状(体圧分布)を検出することがで
き、しかも被測定者の重心を所望の範囲内に保ちながら
上記の測定を行って測定誤差を小さくすることができる
足型測定装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明の足型測定装置は、本体ケースの底板上方に左
右の足台フレームを介して左右の足置き台を設け、上記
の底板から足置き台までの任意の部材間に上記左右の足
置き台に足を載せたときの重心を検出するための3個以
上のロードセルを多角形に配置し介在させると共に、上
記足置き台の上面に足裏の接地面形状を検出するための
圧力分布センサを設置し、上記の底板および足台フレー
ムの間に幅方向に長い摺動板を前後摺動自在に支架し、
この摺動板上に上記の左側足置き台を挟んで対向する2
個の左足側面検出用レーザー式変位センサおよび上記の
右側足置き台を挟んで対向する2個の右足側面検出用レ
ーザー式変位センサをそれぞれ昇降自在に設け、上記左
右の足置き台上で被測定者が立ったときに上記3個以上
のロードセルを結ぶ多角形の重心位置に対する被測定者
の重心の偏りを、上記3個以上のロードセルの出力に基
づいて演算し表示する重心測定器を設け、上記の偏りを
所定の範囲内に保ちながら上記の摺動板を前後に往復さ
せ、この往復ストロークの両端で上記変位センサを昇降
させて足を走査することにより足の輪郭、足長、足幅、
第1指高、第5指高、インステップ高さ、足囲を含む足
型を測定し、かつ圧力分布センサにより足裏の体圧分布
を測定するようにしたことを特徴とする。
なお、上記のロードセルを介在させる位置は、例えば上
記底板と足台フレームの下端部との間、または足台フレ
ームと足置き台下面との間等のいずれでもよい。また、
この発明で使用する圧力分布センサは、多数の微小部分
から一定圧力以上の部分のみを検出し、表示するもので
もよく、また上記微小部分の圧力の大きさを数段階に分
けて表示する静電容量型または電流型等でもよい。
(作用) 被測定者が左足を左側足置き台に乗せ、右足を右側足置
き台に乗せて立つと、被測定者の体の傾斜などに応じて
重心が移動し、その重心の位置が重心表示器の表示部に
表示されるので、被測定者は、足型の測定中に上記重心
表示器の表示を見ながら自己の姿勢を制御して重心を所
定の範囲内に保つことができる。
上記のように被測定者が左右の足置き台上に立つと、左
足の足置き台に設置されている圧力分布センサが足裏の
多数の微小部分ごとにその接地圧の大きさを検出し、そ
の検出値の設定値を超える部分が上記圧力センサにあら
かじめ接続されている演算装置およびプロッタを介して
等高線、色分布などの図形(第7図の斜線部S参照)と
して出力される。
また、摺動板を駆動し、かつ摺動板上の側面検出用レー
ザー式変位センサを作動させると、摺動板が足の長さ範
囲を前後に往復し、その往復ストロークの両端で摺動板
上の左右2組の側面検出用レーザー式変位センサが一定
ピッチずつ上昇または下降をして第5図の屈折線Hを描
きながら足を走査して足までの水平距離を測定し、これ
を記憶する。したがって、この記憶されたデータから足
の立体形状が求められ、これに基づいて足の任意位置の
横断面形状(足の長さ方向に対して直角な断面形状、第
6図参照)、足の外輪郭A(第7図参照)が求められ、
この外輪郭Aが必要に応じて図形として出力される。
また、上記外輪郭Aのデータから足長l、足幅bなどが
算出され、上記足型のデータから第1指高i(第9図参
照)、第5指高j、インステップ高さh、内側ボールポ
イントB1(第7図参照)の高さ、外側ボールポイントB2
の高さ、外果端C(第9図参照)や内果端D(第8図参
照)の先端位置、その高さc、dが求められ、任意位置
における横断面の周囲長、例えばインステップガースn
(インステップポイントEを通る周長、第8図参照)、
足囲m(内側ボールポイントB1と外側ボールポイントB2
を通る断面の周長)、ウエイストガースt(インステッ
プガースnと足囲mの中間位置の周長)を算出すること
ができる。また、必要に応じて内不踏長、外不踏長、内
側半足幅b1、外側半足幅b2、ヒール幅b3等を算出するこ
とができる。
なお、足の形状は、爪先側が低く、踵側が高いことが経
験的に知られているので、上記の変位センサによる走査
の際、変位センサの上昇に伴ってその前後方向のトラバ
ース範囲を踵側に偏らせて狭くし、これにより計測所要
時間を短縮することができる。
(実施例) 第1図において、1は計測部、2は制御部、3は重心表
示部、4はキーボード、5はタッチパネル付きディスプ
レイ、6はプロッタ、7はプリンタであり、計測部1の
左右の足置き台18、18上に被測定者が左右の足を乗せて
立つと、その重心の位置が重心表示部3に例えばバーグ
ラフ等によって表示され、ディスプレイ5の指示にした
がって上記ディスプレイのタッチパネルを操作すること
により、計測部1の足置き台18、18の圧力分布センサ19
が作動して足裏の接地部が検出され、この接地部形状が
プロッタ6から出力され、また計測部1のレーザー式変
位センサ36が動作して足の各部の寸法が測定され、制御
部2のコンピュータで演算され、足の外輪郭Aがプロッ
タ6から出力され、各測定値がプリンタ7から出力され
る。
第2図および第3図において、計測部1の本体ケース10
の底板11上に後部(第2図下方)の左右および前部の中
央の合計3箇所のロードセル12a、12b、12cを介して台
板13が載置され、これら3個のロードセル12a、12b、12
cにそれぞれ加わる荷重をWa、Wb、Wcとするとき、制御
部2(第1図参照)において上記個別荷重の平均値(Wa
+Wb+Wc)/3=Wmが算出され、更に個別荷重と平均値と
の差Wa−Wm、Wb−Wm、Wc−Wmがそれぞれ算出され、重心
表示部3上の3本の放射状スケール3a、3b、3cに上記の
差Wa−Wm、Wb−Wm、Wc−Wmが中心からの距離として表示
される。しかして、左右の足置き台18、18の各爪先側お
よび踵側の合計4箇所にそれぞれロードセルを設置した
場合は、左側踵部の荷重が上式のWaに、右側踵部の荷重
が上式のWbに、また左右の爪先部の荷重の平均値が上式
のWcにそれぞれ代入される。この場合は、本体ケース10
の底板11上にロードセルを配置した場合に比べ、変位セ
ンサの移動に伴う重心の移動の影響を受けない。
上記の台板13の上面左右に前後方向のガイド板14、14が
並行に立設され、その対向面に設けた水平なガイド溝14
a、14aに摺動板16が摺動自在に支架される(第4図参
照)。そして、上記の摺動板16を前後方向にまたぐよう
に左足の足台フレーム17、17が固定される。この足台フ
レーム17は、前後方向の水平部17aとその前後両端の脚
部17b、17bとで門形に形成されており、脚部17bによっ
て上記の台板13上に固定される。そして、上記水平部17
a上に足置き台18が固定され、この足置き台18の上面に
圧力分布センサ19が設けられる。この圧力分布センサ19
は、圧力によって導電性が変化する感圧性ゴムシートの
片側に前後方向の導線を、反対側に幅方向の導線をそれ
ぞれ多数本、5mm間隔で配置し、圧力が設定値を超えた
部分に導通が生じるようにしたものであり、足置き台18
上に被測定者が立ったとき、足裏の接地面中、所定圧以
上の部分が検出され、この接地面形状S(第7図参照)
が前記のプロッタ6(第1図参照)によって描かれる。
第2図および第3図に示すように、台板13の前部と後部
間に第1水平軸21、第2水平軸22がそれぞれ前記のガイ
ド溝14aよりも低い位置に支架される。第1水平軸21
は、台板13の前部左端に位置する第1ステッピングモー
タ23により伝動手段24を介して駆動され、第1水平軸21
に固定した左右の歯車21a、21aおよび第2水平軸22に固
定した左右の歯車22a、22aに歯付きベルト25が巻掛けら
れ、この歯付きベルト25が摺動板16に連結され、上記第
1ステッピングモータ23の回転によって摺動板16が前後
に移動する。
上記摺動板16の上面中央に第3水平軸31が幅方向に支架
され、この第3水平軸31が摺動板16上の第2ステッピン
グモータ32により伝動手段32aを介して駆動される。上
記の第3水平軸31の上方には、摺動板16と平行な昇降板
33が昇降自在に設けられ、この昇降板33の下面左右に突
設した下向きのラック34(第3図、第4図参照)に、上
記第3水平軸31の両端に固定したピニオン35が噛み合
い、上記第2ステッピングモータ32の回転によって昇降
板33が昇降する。そして、この昇降板33の左半部に2個
の左足側面検出用レーザー式変位センサ36、36が、また
右半部に2個の右足側面検出用レーザー式変位センサ3
6、36がそれぞれ対向状に固定される。
上記の摺動板16が図示の待機位置から前進する際、この
摺動板16は、第1ステッピングモータ23が制御部2の出
力パルスを受けて回転するのに伴って前進し、足長lを
進んだのち、昇降板33が第2ステッピングモータ32に駆
動されて1mm上昇し、続いて摺動板16が後退し、最初の
位置に戻ったのち昇降板33が1mm上昇する。以下、これ
を繰り返して変位センサ36が第5図の屈折線Hに沿って
足を走査する。そして、設定により所定の高さに変位セ
ンサ36が達したのち、変位センサ36は最初の高さにもど
される。なお、昇降板33の上昇または下降のストローク
は80mm以下の任意の大きさに設定される。そして、上記
昇降板33上の4個の側面検出用レーザー式変位センサ36
は、上記摺動板16および昇降板33が1mm移動するごとに
レーザー光を発射して足までの水平距離を計測し、各計
測値が制御部2に記憶され、この計測値と摺動板16の移
動量とから足の立体的形状が求められ、更に足の外輪郭
A、足長l、足幅b、足囲m、第1指高i、第5指高j
などが算出され、必要に応じてプロッタ6またはプリン
タ7の出力として得られる。
(発明の効果) 上記のようにこの発明は、台板上に左右の足置き台を設
けて左右両足を同時に載せることができるようにすると
共に、この足置き台の下方にロードセルを多角形状に配
置し、このロードセルの出力に基づいて被測定者の重心
位置を示す重心測定器を設け、また上記左右の足置き台
に圧力分布センサを設け、更に台板上に前後摺動自在の
摺動板を介して側面検出用レーザー式変位センサを設け
てこの変位センサから足までの水平距離を計測するよう
にしたものであるから、被測定者が重心表示器を監視す
ることにより、重心位置を所定範囲に保ちながら圧力分
布センサによる足裏の接地面形状および変位センサによ
る外輪郭その他の足型を測定することができ、そのため
重心の偏りによる誤差を防いで測定精度を向上すること
ができる。また、圧力分布センサによる計測および変位
センサによる計測を同時に行うことができ、かつ変位セ
ンサを左右の足の側面用に4個設けたので、同時に計測
できる部分が多くなり、そのため計測に要する時間が短
縮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例の全体斜視図、第2図は計
測部1の内部平面図、第3図は第2図のIII-III線断面
図、第4図は第2図のIV-IV線矢視断面図、第5図は変
位センサによる走査方法を説明する足の側面図、第6図
は第5図のVI-VI線断面図、第7図は足の裏面図、第8
図は足の内側面図、第9図は足の外側面図である。 1:計測部、2:制御部、3:重心表示部、4:キーボード、5:
ディスプレイ、6:プロッタ、7:プリンタ、10:本体ケー
ス、11:底板、12a、12b、12c:ロードセル、13:台板、1
6:摺動板、17:足台フレーム、18:足置き台、19:圧力分
布センサ、33:昇降板、36:側面検出用レーザー式変位セ
ンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケースの底板上方に左右の足台フレー
    ムを介して左右の足置き台を設け、上記の底板から足置
    き台までの任意の部材間に上記左右の足置き台に足を載
    せたときの重心を検出するための3個以上のロードセル
    を多角形に配置し介在させると共に、上記足置き台の上
    面に足裏の接地面形状を検出するための圧力分布センサ
    を設置し、上記の底板および足台フレームの間に幅方向
    に長い摺動板を前後摺動自在に支架し、この摺動板上に
    上記の左側足置き台を挟んで対向する2個の左足側面検
    出用レーザー式変位センサおよび上記の右側足置き台を
    挟んで対向する2個の右足側面検出用レーザー式変位セ
    ンサをそれぞれ昇降自在に設け、上記左右の足置き台上
    で被測定者が立ったときに上記3個以上のロードセルを
    結ぶ多角形の重心位置に対する被測定者の重心の偏り
    を、上記3個以上のロードセルの出力に基づいて演算し
    表示する重心測定器を設け、上記の偏りを所定の範囲内
    に保ちながら上記の摺動板を前後に往復させ、この往復
    ストロークの両端で上記変位センサを昇降させて足を走
    査することにより足の輪郭、足長、足幅、第1指高、第
    5指高、インステップ高さ、足囲を含む足型を測定し、
    かつ圧力分布センサにより足裏の体圧分布を測定するよ
    うにしたことを特徴とする足型測定装置。
JP2046485A 1990-02-26 1990-02-26 足型測定装置 Expired - Lifetime JPH0685726B2 (ja)

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JPH03247305A JPH03247305A (ja) 1991-11-05
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