JPH0685158A - 電気伝送線路およびその製造方法 - Google Patents

電気伝送線路およびその製造方法

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JPH0685158A
JPH0685158A JP4237993A JP23799392A JPH0685158A JP H0685158 A JPH0685158 A JP H0685158A JP 4237993 A JP4237993 A JP 4237993A JP 23799392 A JP23799392 A JP 23799392A JP H0685158 A JPH0685158 A JP H0685158A
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JP
Japan
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conductor
groove
transmission line
resist
electric transmission
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Application number
JP4237993A
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English (en)
Inventor
Junji Ito
順治 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板上に形成した溝の側面に接地側の
配線を形成することにより、占有面積を従来よりも少な
くした、電気伝送線路を提供する。 【構成】 半導体基板11の溝の側壁部分に形成した接
地用導体12と溝の底部に形成した信号用導体13から
電気伝送線路を構成する。側壁部分に接地用導体12を
形成するために横方向の占有面積を減らすことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体表面において高速
信号を伝搬する電気伝送線路およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】今日、半導体素子の高速化、高周波化、
高集積化技術は著しく進歩してきている。マイクロ波、
ミリ波帯においても従来個別の素子で構成されていた回
路の集積化がなされ、装置の小型、低消費電力化が実現
されている。また素子の高速化にともない素子間の信号
伝送路の重要性が増している。従来、高速信号を半導体
表面で伝送する方法としては、アナログ高速素子の信号
伝送路用として広く利用されているマイクロストリップ
線路、ならびにコプレーナー線路が利用されている。典
型的なマイクロストリップ線路を図4に示した。41は
高誘電率の絶縁体であり、半導体素子では半導体基板と
なる。42はストリップ導体、43は接地導体である。
マイクロストリップ線路は平行平板形導波管の変形であ
り、接地導体43とストリップ導体42の間に電界を加
えて電磁波を伝搬させる。点線はこの時生じる電磁場を
簡単に示したものである。
【0003】典型的なコプレーナー線路を図5に示し
た。マイクロストッリプ線路の接地導体を表面に配置し
ている。図5の51はスリット導体である。マイクロス
トリップ線路と同様に表面に形成した接地導体43とス
トリップ導体51との間に電界を加えて電磁波を伝搬さ
せる。点線はこの時生じる電磁場を簡単に示したもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4に示
したマイクロストリップ線路では、表面に形成された半
導体素子の接地を取るためにバイアホール等の裏面から
の接続工程が必要となり、バイアホールの大きさに制限
を受けて集積化が困難となっている。さらに信号と信号
の干渉を小さくするために信号線の間を広く取らなけれ
ばならないことから伝送線路の占める割合が大きくな
り、半導体素子の集積化に対しては不適当である。
【0005】図5に示したコプレーナー線路は裏面に接
地用の金属を堆積する必要がないため構造が簡単であり
半導体超高速素子間の伝送線路としてひろく利用されて
いるが、表面での接地導体の占める面積が大きくなると
いう欠点を有している。さらに複数の信号線を平行に配
線する場合、各信号線の間に接地導体を必要とし、配線
の占める割合が大きくなってしまう。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高集積化された回路においても良好な信号伝送線
路、ならびにその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、半導体基板上に形成された溝において、側
面に形成された導体と底面に形成された導体、ならびに
底面の導体の下部に半導体基板以外の絶縁層、ならびに
底面の導体の上部に半導体基板以外の絶縁層を有した構
成を有している。
【0008】さらにこの構成を形成する手段として半導
体基板に溝を形成する工程と、前記溝の表面に導体を堆
積する工程と、前記導体が堆積した溝の底面の一部にレ
ジストを形成する工程と、基板に対して垂直方向にエッ
チングを行い前記レジストの下部ならびに溝側面以外の
導体を除去する工程と、レジストを除去する工程と、絶
縁体を堆積する工程を有している。さらに半導体基板に
溝を形成する工程と、前記溝の表面に導体を堆積する工
程と、基板に対して垂直方向にエッチングを行い、溝側
面以外の導体を除去する工程と、絶縁体を堆積する工程
と、導体を表面に堆積させる工程と、溝の底面の一部に
レジストを形成する工程と、エッチングを行い前記レジ
スト下部以外の導体を除去する工程と、絶縁体を堆積す
る工程を有している。
【0009】
【作用】この構成によって本発明の伝送線路は接地導体
を溝側面に形成することによって従来のコプレーナ線路
の接地導体よりも占有面積を小さくすることができ、高
集積化が容易になる。さらに側面接地導体によって外部
に漏れる電磁場を従来のストリップ線路やコプレーナ線
路に比べて少なくすることが出来る。このことにより配
線を近接したときに生じる配線間の結合を少なくするこ
とができ、複数の配線を従来よりも近接させることがで
きる。さらに本発明の伝送線路の製造方法は従来用いら
れている半導体プロセスをそのまま使用するために容易
に製造することができる。
【0010】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の一実施例につい
て図面を参照しながら説明する。
【0011】図1において、11は半導体基板、12は
側面に形成した接地用導体、13は底面に形成した信号
用導体、14は上部絶縁体、15は下部絶縁体である。
(a)は半導体基板21に垂直に溝を形成した場合であ
り、溝の両端の側面には接地導体12が形成してあり、
溝の平坦なところに信号用導体13を形成したものであ
る。このような構成にする事により側面を有効に利用で
きるので従来のコプレーナ線路よりも信号線の占有する
面積を小さくすることができる。また接地用導体が信号
用導体に対してほぼ垂直に形成されていることから電磁
場が外部に漏洩する量が従来のコプレーナ線路より少な
くすることができ、従来よりも配線を近接させることが
できる。(b)は半導体基板に逆メサに溝を形成したと
きの構成である。(c)は信号用導体の下部に絶縁体を
形成したときの構成であり、下部絶縁体の膜厚を変化さ
せることによって、側面に形成した接地用導体との相対
位置関係を制御できるようになっている。
【0012】図2は本発明の線路を形成する方法の一実
施例である。図2において、21はGaAs半絶縁性基
板、22は全面に堆積したAu、23はレジスト、24
は側面に形成した接地用導体のAu、25は底面に形成
した信号用導体のAu22、26はSiN膜である。以
下図2(a),(b),(c),(d),(e)の順番に沿
って形成方法を説明する。
【0013】まずはじめにGaAs半絶縁性基板21に
CF4、SF6などのガスを用いた反応性イオンエッチン
グにより5μm垂直に溝を形成する(a)。全面にAu
を1μmメッキにより堆積させる(b)。レジストを塗
布した後、フォトリソグラフィにより溝の底面にレジス
ト23を残す(c)。CF4、SF6などのガスを用いた
反応性イオンエッチングによりGaAs半絶縁性基板2
1に垂直方向にエッチングを行い平坦部分のAuを除
く。この時、側面のAu24は上部のAuがマスクとな
りエッチングされない。レジストを除去すると側面のA
u24および平坦部のAu25が残る(d)。次に全面
にSiH3、NH3を用いたプラズマ化学的気相成長によ
りSiN膜26を1μm堆積させる(e)。このように
して本発明の構成を形成する。
【0014】本発明では各工程を従来用いられている半
導体製造装置をそのまま使用することから、容易に製造
できる。なお溝の形成方法を酒石酸:過酸化水素を用い
たウェットエッチングによって順メサ、逆メサとしても
上記と同様な行程で容易に形成できる。
【0015】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0016】図3において、21はGaAs半絶縁性基
板、22は全面に堆積したAu、24は側面に形成した
接地用導体のAu、31は下部SiN膜、32は上部S
iN膜、25は下部SiN膜32上に形成した信号用導
体のAu、23は信号用導体を形成するためのレジスト
である。以下図3(a),(b),(c),(d),
(e),(f)の順番に沿って形成方法を説明する。
【0017】まずはじめにGaAs半絶縁性基板21に
CF4、SF6などのガスを用いた反応性イオンエッチン
グにより垂直に5μmの溝を形成する(a)。全面にA
u22を1μmメッキにより堆積させる(b)。C
4、SF6などのガスを用いた反応性イオンエッチング
によりGaAs半絶縁性基板21に垂直方向にエッチン
グを行い平坦部分のAuを除く。この時、側面のAu2
4は上部のAuがマスクとなりエッチングされず、側面
の接地導体が形成される(c)。全面にSiH3、NH3
を用いたプラズマ化学的気相成長によりSiNを200
nm堆積させ下部SiN膜31を形成する。さらに全面
にAu25を1μmメッキにより堆積させる。レジスト
を塗布した後、フォトリソグラフィにより溝の底面にレ
ジスト23を残す(d)。レジスト23下部以外のAu
をエッチングにより取り除き、レジストを除去する
(e)。最後にSiH3、NH3を用いたプラズマ化学的
気相成長により上部SiN膜を1μm堆積させる
(f)。このようにして本発明の構成を形成する。
【0018】信号用導体のAu25とGaAs半絶縁性
基板21との間に下部SiN膜31を形成することによ
って、信号用導体25のAuと接地用導体24のAuと
の位置関係を下部SiN膜31の堆積膜厚を変えること
によって任意に設定できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明は、半導体上に形
成した溝の側面に接地用導体を形成することによりコプ
レーナ形等の従来線路と比較して占有面積が格段に少な
い高周波伝送線路を提供する。
【0020】さらに本発明は従来用いられている半導体
製造方法を利用して本発明の線路を形成する方法を提供
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の伝送線路の断面図
【図2】本発明の一実施例の伝送線路の製造方法を示す
工程断面図
【図3】本発明の一実施例の伝送線路の製造方法を示す
工程断面図
【図4】従来のマイクロストリップラインの断面図
【図5】従来のコプレーナラインの断面図
【符号の説明】
11 半導体基板 12 接地用導体 13 信号用導体 14 上部絶縁体 15 下部絶縁体 21 GaAs半絶縁性基板 22 全面に堆積したAu 23 レジスト 24 側面に形成した接地用導体のAu 25 信号用導体のAu 26 SiN膜 31 下部SiN膜 32 上部SiN膜 41 高誘電率の絶縁体 42 ストリップ導体 43 接地導体 51 スリット導体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、前記半導体基板上に形成さ
    れた溝と、前記溝の側面に形成された導体と前記溝の底
    面に形成された導体とを有し、前記溝の側面に形成され
    た導体と底面に形成された導体により電気信号を伝送す
    ることを特徴とする電気伝送線路。
  2. 【請求項2】底面の導体の下部に絶縁層を有した請求項
    1記載の電気伝送線路。
  3. 【請求項3】底面の導体の上部に絶縁層を有した請求項
    1または2に記載の電気伝送線路。
  4. 【請求項4】半導体基板に溝を形成する工程と、前記溝
    の表面に導体を堆積する工程と、前記導体が堆積した溝
    の底面の一部にレジストを形成する工程と、基板に対し
    て垂直方向にエッチングを行い前記レジストの下部なら
    びに溝側面以外の導体を除去する工程と、レジストを除
    去する工程を有することを特徴とする電気伝送線路の製
    造方法。
  5. 【請求項5】半導体基板に溝を形成する工程と、前記溝
    の表面に導体を堆積する工程と、基板に対して垂直方向
    にエッチングを行い、溝側面以外の導体を除去する工程
    と、絶縁体を堆積する工程と、導体を表面に堆積させる
    工程と、溝の底面の一部にレジストを形成する工程と、
    エッチングを行い前記レジスト下部以外の導体を除去す
    る工程を有することを特徴とした電気伝送線路の製造方
    法。
JP4237993A 1992-09-07 1992-09-07 電気伝送線路およびその製造方法 Pending JPH0685158A (ja)

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