JPH0684440A - サーモスイッチ - Google Patents

サーモスイッチ

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JPH0684440A
JPH0684440A JP17602291A JP17602291A JPH0684440A JP H0684440 A JPH0684440 A JP H0684440A JP 17602291 A JP17602291 A JP 17602291A JP 17602291 A JP17602291 A JP 17602291A JP H0684440 A JPH0684440 A JP H0684440A
Authority
JP
Japan
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bimetal
movable plate
contact
thermoswitch
conductive
Prior art date
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Pending
Application number
JP17602291A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Shimizu
水 政 壽 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISUZU DENKI KK
Original Assignee
ISUZU DENKI KK
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Publication date
Application filed by ISUZU DENKI KK filed Critical ISUZU DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 バイメタルの湾曲深さに比べて接点の開度が
大きいサーモスイッチを提供すること。 【構成】 非導電性の基板1に導電性を有する一対の端
子板2,3を間隔をおいて固定し、これらの端子板2,
3の間に、両端子板をオン・オフ状態に切換える導電性
の可動板10を配設すると共に、温度に応じて反転して
該可動板10を動作させる皿ばね形のバイメタル14を
配設したサーモスイッチにおいて、上記バイメタル14
の一端の係止用突部13を端子板3の係止孔15に嵌入
させることにより定位置に係止させ、反対側の自由端1
1aを力の作用点として可動板10に臨ませた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気炊飯器のような発
熱源をもった電気機器等において使用され、該電気機器
等の温度に応じて電気回路を開閉するサーモスイッチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のサーモスイッチとして、図5に
示すものが従来より公知である。これは、非導電性の基
板30に導電性を有する一対の端子板31,32を間隔
をおいて固定し、これらの端子板の間に、一端が第1端
子板31に固定されて他端の接点33aが第2端子板3
2の接点部32aに接離自在となった導電性の可動板3
3を配設すると共に、該可動板33の下面に、熱により
反転して該可動板を切り換える皿ばね状のバイメタル3
4を配設したもので、図5の如く、バイメタル34が上
に凸なる形に湾曲して可動板33から離間し、該可動板
33の接点33aが第2端子板32の接点部32aに接
触したオン位置にある常温時の状態から、電気機器等が
発熱して所定の温度に達すると、その熱によりバイメタ
ル34が図6の状態に反転して可動板33を押し上げ、
接点33aを第2端子板32から離間させて電気回路を
開放し、温度が低下すると、バイメタル34が再び図5
の状態に反転、復帰して接点33aを閉じるものであ
る。
【0003】しかしながら、上記従来のサーモスイッチ
は、バイメタル34が中心点を支点として基板30上に
支持され、熱による反転時に両方の自由端34a,34
aで可動板33を押し上げるようになっているため、接
点33aの開度hを十分大きくとることができないとい
う欠点があった。即ち、上記接点33aの開度hは、バ
イメタル34の反転時における湾曲深さd(図7参照)
によって決まるため、開度hを十分大きくとるために
は、湾曲深さdをそれに見合う程度に大きくする必要が
あるが、バイメタル34の成形条件や動作特性等の制約
によって湾曲深さdを余り大きくすることができないた
め、接点33aの開度hも余り大きくとることができな
い。
【0004】また、接点の開度が小さいことに関連し、
該接点が開放時にバタつくいわゆるチャタリング現象を
生じ易いという欠点もあった。そのため従来では、常温
時におけるバイメタルと可動板との間のギャップをでき
るだけ小さく調整することにより、バイメタルが反転し
た時の自由端の変移量を最大限有効に利用して接点の開
度をなるべく大きくとるようにしていたが、数分の1m
mという微小距離での調整である上に、バイメタルの両
端の2か所を対象としてギャップを調整しなければなら
ないため、調整作業が非常に面倒であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、バイ
メタルの湾曲深さに比べて接点の開度が大きく、且つチ
ャタリング防止のためのギャップの調整が容易なサーモ
スイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、非導電性の基板に導電性を有す
る一対の端子板を間隔をおいて固定し、これらの端子板
の間に、両端子板を導通させるオン位置と非導通状態に
切り離すオフ位置との間で切換可能な導電性の可動板を
配設すると共に、温度に応じて反転して該可動板を切り
換える皿ばね形のバイメタルを配設したサーモスイッチ
において、上記バイメタルの一端を定位置に係止させ、
反対側の自由端を力の作用点として可動板に臨ませたこ
とを特徴とするものである。
【0007】バイメタルの中心部よりも係止部側に片寄
った位置にガイドを設け、該ガイドによってバイメタル
の反転時における変移を案内させるように構成すること
もできる。
【0008】
【作用】バイメタルが可動板から離間する方向に湾曲し
て、該可動板がオン位置を占める常温時の状態から、電
気機器等が所定の温度にまで昇温すると、その熱により
バイメタルが反転し、可動板を接点が開放するオフ位置
に切り換える。そして、電気機器等の温度が下がると、
バイメタルが逆向きに反転、復帰して可動板から離間
し、該可動板を接点が閉鎖するオン位置に切り換える。
【0009】上記バイメタルの熱による反転時には、そ
の一端が定位置に係止し、該係止部を支点として反対側
の自由端が持ち上がって可動板を押動するから、該自由
端の変移量は上記支点と自由端との距離に応じた大きな
ものとなり、この結果、接点の開度が非常に大きくな
る。
【0010】また、上記の如く接点の開度が大きいため
にチャタリングが発生しにくく、しかも、バイメタルの
自由端の変移量が大きいことから、常温時におけるバイ
メタルの自由端と可動板との間のギャップも大きくとる
ことができ、この結果、チャタリング防止のために該ギ
ャップを微妙に調整する必要がなく、しかもバイメタル
の一端のみにおいてギャップを調整すれば良いため、そ
の調整作業が非常に容易になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明するに、図1及び図2において、1はアルミナや
合成樹脂等の非導電性素材からなる基板であって、該基
板1の両端部には、導電性を有する第1及び第2の一対
の端子板2,3が間隔をおいて固定されている。
【0012】第1の端子板2は基板1の下面に当接し、
該基板1を貫通して上面に突出する固定金具5により該
基板1に固定され、固定金具5の上端に第1の端子板2
に通じる接点2aが形成されている。また第2の端子板
3は、端部が鍵形に折り曲げられて基板1の側面及び上
面に当接し、該基板1を両側から抱持するカシメ部7に
よって該基板1に固定されており、該第2の端子板3の
基板上面に当接する基端部3bには、該端子板3の軸線
方向に延出する端子部3aが該端子板3の一部を切り起
すことにより形成されると共に、上方に立ち上がったガ
イド用突起8が基端部3bの一部を切り起すことにより
形成されている。
【0013】上記両端子板2,3の間には、これらの端
子板2,3を導通状態に連結し又は非導通状態に切り離
す導電性の可動板10が配設されている。該可動板10
は、一端が第2の端子板3の端子部3aに固定され、他
端に形成された接点10aが第1の端子板2の接点2a
に接離自在となっていて、通常は、該可動板自身の弾性
力によって接点10aが閉じたオン位置(図1参照)を
占めるようになっている。
【0014】上記可動板10の下面には、温度により上
下に反転して該可動板10を切り換える皿ばね状のバイ
メタル11が配設されている。該バイメタル11は、図
3に示すように、一方の端部に係止用突部13を有する
と共に、中心部よりも該係止用突部13側に片寄った位
置にガイド孔14を有するもので、上記係止用突部13
を、第2の端子板3の端子部3aに穿設された係止孔1
5に嵌入係止させると共に、ガイド孔14内にガイド用
突起8を嵌入させることにより、第2の端子板3の基端
部3b上に配設され、上記係止用突部13を設けた側と
は反対側の自由端11aが、力の作用点として可動板1
0の下面に対向している。この場合、可動板10の下面
の自由端11aが当接する位置には、当接用突起10b
を形成しておくことが望ましい。
【0015】上記構成を有するサーモスイッチは、例え
ば電気炊飯器に使用され、該電気炊飯器の温度が所定温
度より低い常温状態では、図1に示すように、バイメタ
ル11が上に凸なる形に湾曲して自由端11aが可動板
10から離間した状態にあるため、該可動板10は接点
10aが閉じたオン位置を占めている。
【0016】この状態から電気炊飯器が発熱して所定の
温度にまで昇温すると、その熱によりバイメタル11が
図4に示すように下に凸なる形に反転し、可動板10を
押し上げて該可動板10を接点10aが開放するオフ位
置に切り換えるため、電気回路は開放する。この場合、
バイメタル11は、一端に設けた係止用突部13が係止
孔15内に係止し、この係止用突部13側の端部を支点
として反転することにより、反対側の自由端11aが持
ち上がって可動板10を押し上げるため、該自由端11
aの変移量は上記支点と自由端11aとの距離に応じた
大きなものとなり、これによって接点10aの開度hを
十分大きくとることができる。電気炊飯器の温度が下が
ると、バイメタル11が再び図1の状態に反転、復帰し
て可動板10から離間するため、該可動板10は接点1
0aが閉鎖するオン位置に切り換わる。
【0017】また、上記の如く接点10aの開度が大き
いためにチャタリングが発生しにくく、しかも、バイメ
タル11の自由端の変移量が大きいことから、常温時に
おけるバイメタル11の自由端と可動板10との間のギ
ャップも大きくとることができ、この結果、チャタリン
グ防止のために該ギャップを微妙に調整する必要がな
く、しかもバイメタル11の一端のみにおいてギャップ
を調整すれば良いため、その調整作業が非常に容易であ
る。
【0018】なお、上記バイメタル11の位置決め及び
反転時の案内は、ガイド用突起8によって行われる。
【0019】
【発明の効果】以上に詳述した如く、本発明のサーモス
イッチによれば、バイメタルの一端を定位置に係止させ
て反転時の支点とし、反対側の自由端を力の作用点とし
て可動板に臨ませたので、自由端の変移量をバイメタル
の湾曲深さに拘らず大きくすることができ、これによっ
て接点の開度を十分大きくとることができる。
【0020】また、上記の如く接点の開度を大きくした
ことによりチャタリングの発生を確実に防止することが
でき、しかも、バイメタルの自由端の変移量が大きいこ
とから、常温時におけるバイメタルの自由端と可動板と
の間のギャップも大きくとることができ、この結果、チ
ャタリング防止のために該ギャップを微妙に調整する必
要がなく、しかもバイメタルの一端のみにおいてギャッ
プを調整すれば良いため、その調整作業が非常に容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーモスイッチの断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】バイメタルの平面図である。
【図4】図1のサーモスイッチの異なる切換状態の断面
図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】図5の異なる切換状態の断面図である。
【図6】バイメタルの断面図である。
【符号の説明】 1 基板 2,3 端子板 10 可動板 11 バイメタル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年8月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサーモスイッチの断面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 バイメタルの平面図である。
【図4】 図1のサーモスイッチの異なる切換状態の断
面図である。
【図5】 従来例の断面図である。
【図6】 図5の異なる切換状態の断面図である。
【図】 バイメタルの断面図である。
【符号の説明】 1 基板 2,3 端子板 10 可動板 11 バイメタル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非導電性の基板に導電性を有する一対の
    端子板を間隔をおいて固定し、これらの端子板の間に、
    両端子板を導通させるオン位置と非導通状態に切り離す
    オフ位置との間で切換可能な導電性の可動板を配設する
    と共に、温度に応じて反転して該可動板を切り換える皿
    ばね形のバイメタルを配設したサーモスイッチにおい
    て、 上記バイメタルの一端を定位置に係止させ、反対側の自
    由端を力の作用点として可動板に臨ませた、ことを特徴
    とするサーモスイッチ。
  2. 【請求項2】 バイメタルの中心部よりも係止部側に寄
    った位置において、該バイメタルの反転時の変移をガイ
    ドにより案内させていることを特徴とする請求項1に記
    載のサーモスイッチ。
JP17602291A 1991-06-20 1991-06-20 サーモスイッチ Pending JPH0684440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17602291A JPH0684440A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 サーモスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17602291A JPH0684440A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 サーモスイッチ

Publications (1)

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JPH0684440A true JPH0684440A (ja) 1994-03-25

Family

ID=16006358

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17602291A Pending JPH0684440A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 サーモスイッチ

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Cited By (4)

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