JPH0684004B2 - 木質系成形素材のシェービング装置 - Google Patents

木質系成形素材のシェービング装置

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JPH0684004B2
JPH0684004B2 JP63107950A JP10795088A JPH0684004B2 JP H0684004 B2 JPH0684004 B2 JP H0684004B2 JP 63107950 A JP63107950 A JP 63107950A JP 10795088 A JP10795088 A JP 10795088A JP H0684004 B2 JPH0684004 B2 JP H0684004B2
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貞雄 池田
喜夫 田口
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、木質系成形体を製造する際に用いる木質系成
形素材のシェービング装置に係り、より詳しくは木質繊
維に結合剤等を加えた木質系成形素材を積層容器内の多
孔板上に堆積させて得た素材集合体の上面を削除してそ
の重量を調整するシェービング装置に関する。
(従来の技術) 木質系成形体としては、いわゆるハードボードが良く知
られ、自動車の内装材、電気製品のキャビネット等に広
く用いられている。しかしながらこのハードボードは、
木材チップを解繊して得た木質繊維に結合剤等を加えて
一旦成形用マットを形成し、しかる後にこの成形用マッ
トを適宜裁断して熱圧縮成形する工程を採っており、前
記マット化が必要な分、工程の煩雑さや歩留りの低下が
避けられず、かつまた成形性も劣って深絞り部を有する
成形体の製造に適さないという問題があった。
そこで、上記木質系成形素材を所定形状に集合させて素
材集合体を形成し、この素材集合体を直接成形型に供給
して熱圧縮成形する方法が提案され、既に特開昭62−90
203号公報、特開昭62−134215号公報等に紹介されてい
る。
この製造方法は、第4図に概略の工程を示すように、先
ず木質系成形素材Mを集合装置1に供給し、これを上部
の散布器2から拡散器3内に散布し、さらに下部の積層
器4内の多孔板5上に所定高さ堆積させて所定形状の素
材集合体Wを形成する。前記積層器4と拡散器3とは脱
着自在となっており、次に該積層器4を拡散器3から切
離し、保持器6に素材集合体Wを移載する。保持器6
は、その内部に前出同様の多孔板7を有すると共に、図
示を略す排気手段によりその内部が排気せられるように
なっており、素材集合体Wは該保持器6の多孔板7上に
吸引保持される。その後保持器6は成形装置8まで移動
し、その吸引を解除して型内に素材集合体Wを投入す
る。成形装置8を構成する成形型は下型9、上型10およ
び保持枠11から成り、予め所定の温度に加熱されてい
る。型内に投入された素材集合体Wは、上型10の下降に
より圧縮され、これにて成形体Pが得られるようにな
る。かゝる製造方法によれば、マット化が不要となるた
め、上記マット使用による問題をほゞ解決し、低コスト
でかつ品質的に優れた木質系成形体Pを得ることができ
る。
ところで、上記新たな製造方法によれば、集合装置1を
用いて素材集合体Wを製造する際、原料チップの含水率
や解繊条件等のバラツキにより該素材集合体Wのかさ密
度が変化し、結果として素材集合体Wの重量にバラツキ
が生じて、後の圧縮成形性が阻害される。つまり重量が
重すぎる場合には発生ガスの増加や素材通気度の減少に
よる表面ふくれを、軽すぎる場合には密度低下による強
度不足をそれぞれ来たす虞れがあった。この問題を解決
するため、本発明者等は、上記素材集合体Wを集合装置
1により形成した後、積層器4に保持しつゝその上面を
シェービング(削除)して重量を調整し、しかる後に保
持器6に移載するようにした製造方法を確立し、既に特
願昭61−184774号にて開示した。
第5図は、そのシェービング装置の詳細を示したもので
ある。同図において12は、前記積層器4を搬送するため
の搬送テーブルで、この中には図示を略すコンベアが組
込まれている。この搬送テーブル12の下で、前記集合装
置1が設置された側の部位には、積層器4内を排気する
ための排気管13が配設されている。前記散布器3の一側
には、シリンダ14により開閉せられるシャッタ15が設け
られており、多孔板5上への成形素材Mの堆積が終了し
た段階でこのシャッタ15が開かれ、素材集合体Wは積層
器4と共にシェービング工程へ搬送されるようになって
いる。
シェービング工程には、前記集合装置1に隣接して第1
のシェービングローラ(削除手段)16が配設されると共
に、該第1のシェービングローラ(削除手段)16から積
層器4の搬送方向へ所定間隔を有して第2のシェービン
グローラ(削除手段)17が配設されている。第1、第2
のシェービングローラ16,17は、軸の周面に多数の針状
体を植立して成るもので、積層器4の幅より大きい長さ
を有し、その全長がカバー18,18で覆われている。各カ
バー18はサブダクト19,19を介してメインダクト20に接
続され、メインダクト20は図示を略す排気手段に接続さ
れている。また第1のシェービングローラ16は、その位
置が固定されており、積層器4上の素材集合体の上面を
平滑に削除することができ、一方第2のシェービングロ
ーラ17は、その位置が上下方向へ移動可能となって該素
材集合体Wの上面を任意の深さに削除することができ
る。シェービング工程にはまた、搬送テーブル12下であ
って、前記第1、第2のシェービングローラ16,17の中
間に位置する部分に秤量装置21が配設されている。秤量
装置21は、シリンダ22によって上下動せられるテーブル
23上に重量センサ24を備えており、シリンダ22の作動で
前記テーブル23を上昇させることにより該重量センサ24
の上に積層器4の下部フレーム4aを載せ、素材集合体W
を含む積層容器4の全体の重量を計量することができ
る。
すなわち、第1、第2のシェービングローラ16,17、ダ
クト19,20、秤量装置21等は1つのシェービング装置30
を構成し、素材集合体Wが積層器4と共に搬送テーブル
12上を移動する間に、その上面が第1のシェービングロ
ーラ16により削除され、続いて秤量装置21によりその重
量が計測される。そしてこの秤量結果にもとづいて、第
2のシェービングローラ17の削除量(削除高さ)が決定
され、第2のシェービングローラ17はその削除量を得る
ことができる高さに移動して素材集合体Wの上面を削除
し、これにより該素材集合体Wはその重量が一定とされ
る。なお、これらシェービングローラ16,17にて削除さ
れた成形素材は、サブダクト19およびメインダクト20を
介して元に戻される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記シェービング装置によれば、カバー
18でシェービングローラ16,17を一様に覆っているた
め、カバー18内の両端側のエアの吸引量が中間部分に比
して不足し、結果として削除された成形素材の一部が素
材集合体Wの両側部上面に残り、素材集合体Wの重量調
整精度が阻害されるという問題があった。なお前記両側
部における成形素材の残りを防止するため、カバー18を
通して吸引するエアの吸引量を増大すると、素材集合体
Wの幅方向中央部から必要以上の成形素材が運び去ら
れ、前記同様に重量調整が困難になる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
シェービングローラで削除した成形素材を素材集合体上
から円滑に排出して削除面を平滑に仕上げ、もって重量
調整精度を高めることができる木質系成形素材のシェー
ビング装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明の構成を実施例図面で
ある第1図および第2図を参照して説明すると、本発明
は、削除手段16,17を覆うカバー18の、削除手段による
シェービング方向に対して後背となる後面に、削除手段
の長手方向でエアの吸引量を調整する流量制御板32を設
けるようにした点にある。
(作用) 上記構成の木質系成形素材のシェービング装置において
は、削除手段で削除した成形素材の残り易い箇所に対応
する部分の吸込口が狭くなるように流量制御板の形状を
設定することにより、その部分に対応するシェービング
方向前側のエア吸込量が他の部分に比して増大し、成形
素材の排出に必要なエアの吸引量を確保でき、削除した
成形素材をより確実に排除できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。なお、以下の図において、前出第4図および第5図
に示した部分と同一部分には同一符号を付し、こゝでは
その説明を省略する。
第1図および第2図において、削除手段としてのシェー
ビングローラ16(17)を覆うカバー18は、積層器4の搬
送方向Bに対して後流側に位置する後部つまりシェービ
ングローラ16(17)によるシェービング方向に対して後
背となる部分に開口部31を設けると共に、その後部に該
開口部31を被蓋する流量制御板32を取付けている。前記
流量制御板32は、そのシェービングローラ16(17)の長
手方向に対する中間部分が湾曲状に切欠かれており、こ
れによってカバー18の後面には中央を中高とするエアの
吸込口33が形成されている。なお34は、シェービンググ
ローラ16(17)の回転軸であり(第2図)、図示を略す
モータに接続されている。
かゝる構成により、いま第5図に示した態様により、積
層器4の多孔板5上に成形素材Mを堆積させて素材集合
体Wを形成し、これを積層器4と共にシェービング工程
内に搬入する。シェービング工程内に搬送された素材集
合体Wは、積層器4と共に搬送テーブル12上を移動する
間に、第1のシェービングローラ16による第1回のシェ
ービング、秤量装置21による重量測定、第2のシェービ
ングローラ17による第2回のシェービングを順に受け、
その重量が一定とされる。
上記シェービングの間、シェービングローラ16(17)に
より削除された成形素材は、カバー18内の前部側からサ
ブダクト19内に吸引され、さらにメインダクト20へと排
出される。このとき、前記エアの吸引口33がカバー18の
両端側で狭くなっているため、この両端側に対応するカ
バー18内の前部側のエアの吸引量が相対的に増し、結果
として成形素材の排出に必要なエアの吸引量を十分確保
でき、素材集合体Wの上面からは、削除された成形素材
の排出残りの大部分が排出され、その上面が平滑となっ
て重量調整の精度が向上する。しかも、本実施例におい
ては、カバー18と別体の流量制御板32を用いて吸込口33
を形成するようにしたので、素材集合体Wの形状が変更
になっても該流量制御板32を交換するだけで容易に対応
できる利点がある。
こゝで、積層器4としては、第3図に示すように、後の
熱圧縮成形に(第4図)に際して、深絞り部分がプレス
方向に対して急激にならないように、多孔板5を含む上
部分を傾斜させて、全体として一方向へ傾斜した素材集
合体Wを製造する場合があるが、かゝる積層器4を対象
とした場合は、同図に示すように、シェービングローラ
16(17)も傾斜させて素材集合体の上面を均一に削除で
きるように、かつ流量制御板32により形成する吸込口3
3′を、上方に位置する側で大きくなるように設定す
る。かゝる構成により、シェービングローラ16(17)で
削除した際、削除された成形素材が下方へ流動するが、
前記上方側の吸込量が少なく、下方側の吸引量が多くな
るため、削除された成形素材は下方側から優先的に排出
され、上記実施例同様に成形素材の排出残りが削減され
る。
なお、上記実施例において、吸込口33を別途設けた流量
制御板32により形成するようにしたが、この流量制御板
32は、カバー18と一体に形成しても良いものである。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明にかゝる木質系成
形素材のシェービング装置によれば、削除手段を覆うカ
バーに、長手方向でエアの吸引量を調整する流量制御板
を設けたので、素材集合体の上面から削除した成形素材
をより確実に排除でき、重量調整の精度が著しく向上す
る効果が得られた。またエアの吸引量を適正に設定する
ことが可能になり、素材集合体の形状くずれを未然に防
止できる効果も得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかゝる木質系成形素材のシェービン
グ装置の一部を示す断面図、第2図は第1図のA矢視に
沿う正面図、第3図は本発明の変形例を示す正面図、第
4図は本集合装置が適用される木質系成形体の製造工程
を示す模式図、第5図は前記製造工程に付加されたシェ
ービング工程を集合装置と共に示す模式図である。 4……積層器、5……多孔板 16,17……シェービングローラ(削除手段) 18……カバー、19,20……ダクト 21……秤量装置、30……シェービング装置 32……流量制御板、33……吸込口 W……素材集合体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質繊維に結合剤等を加えた木質系成形素
    材を積層器内に堆積させて得た素材集合体の上面を削除
    してその重量を調整するシェービング装置であって、前
    記積層器上で前記素材集合体の上面を平滑に削除する削
    除手段を備え、該削除手段の全長をダクトに接続された
    カバーで覆い、前記削除手段によるシェービング方向に
    対して後背となる該カバーの後面に、前記削除手段の長
    手方向でエアの吸引量を調整する流量制御板を設けたこ
    とを特徴とする木質系成形素材のシェービング装置。
JP63107950A 1988-04-30 1988-04-30 木質系成形素材のシェービング装置 Expired - Lifetime JPH0684004B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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