JPH0241202A - 車両用インシュレータにおけるパッド材の製法 - Google Patents

車両用インシュレータにおけるパッド材の製法

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JPH0241202A
JPH0241202A JP19303588A JP19303588A JPH0241202A JP H0241202 A JPH0241202 A JP H0241202A JP 19303588 A JP19303588 A JP 19303588A JP 19303588 A JP19303588 A JP 19303588A JP H0241202 A JPH0241202 A JP H0241202A
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JP
Japan
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mat
fleece
duct
molding
hot
Prior art date
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Pending
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JP19303588A
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English (en)
Inventor
Toru Inoue
亨 井上
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Takehiro Co Ltd
Original Assignee
Takehiro Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車等のダッシュインシュレータにおけ
るパッド材のyJ造方法に関するらのである。
(従来の技術) 自動車のエンジンルームからの撮動あるいは透過音を防
止するために、ダッシュパネルの部分にはインシユレー
タと呼ばれる部材が貼り付けられるのが通常である。こ
のインシュレータは、パネル側に貼り付けられるパッド
材とΦ室側に積層される表皮材とからなっており、この
うちパッド材は次のようにして製造されてきたく第2図
参照)。
■原料 20・〜10011m程度の繊Ii艮を持つ粗毛綿等の
反毛品1が使用される。
■解繊工程 上記の反毛品1は解lI機2によって解繊され、ブロア
3にてホッパ4へとエアー搬送される。。
■混合工程 ホッパ4からは定量ずつ解繊物が排出され、フィードコ
ンベア5上へ供給される。イして、フィードコンベア5
上には樹脂ホッパ6からさらに一定けの熱硬化性樹脂原
料(主どして、フェノール樹脂)がバインダー材として
投入され、解繊物と混ぜ合わされる。
■抄造工程 そして、抄造用ドラム7(回転可能なローラの周面に多
数の針を備えたもの)を軽で抄造コンベア20に落下さ
れる1、すなわち、解繊物を抄造用ドラム7にて再解繊
しながらドラム7の回転方向に従ってコンベア20上に
飛ばすのである1、こうして、コンベア上20にほぼ一
定の目付は析(10〜20にo/m)を持ったフリース
状のマットMが得られる。
■ベーキング1稈 −F記の7リ一ス状マツトMのままでは、持運び性(ハ
ンドリング性)に欠けて、後の成形工程への搬送に支障
を来たす。そこで、これを付与すべく、フリース状マッ
トMはまずベーキング炉21へ導かれる。ここでは、フ
リース状マットMに対し熱風が吹付けられるとともに、
多数個のプレスローラ22にて圧締される。次いで、直
ちに冷ん1炉23において冷風の吹付けがなされる。す
なわち、このベーキングマツにおいて、フリース状マッ
トMは混入されたバインダー樹脂によって繊維同士が繋
ぎ止められ、ハンドリング性のあるべ一−1:ングマッ
ト24とされる、。
■カッティングエ稈 ベーキングマット24は次いで一定間隔毎にカッティン
グがなされ、所定寸法の原反25となる。
■成形工程 そして、原反25は上下一対の成形型26a。
26bに仕掛けられ、ここで所定の形状に熱圧プレスさ
れる。この場合には、型温180〜230℃、圧力 1
〜10にg/cIi、圧締時間20〜40秒の条件で成
形される。
(発明が解決しようとする課題) 従来の場合、ベーキングマット24を製造する二[程を
経ることに起因して、次のような課題を生じていた。
■凹部の上縁がシャープな形状どなりにくい。
ベーキングマット24を経た後に熱間成形するため、つ
まり繊維相互がバインダー材によって固められたものを
成形]るのであるから、成形の際に四部全体が底側へ引
張り込まれ、その結果上縁の形状が弧状となってしまい
、形状がぼけてしまう。
■スプリングバックを生じやすい。
スプリングバックどうのは、原反25を曲げ成形しても
、これが成形Atのフラットな形状に戻ってしまう現象
をいい、これも上記と同様、バインダー材によって平面
形状に固められた後に成形することに起因して、原形へ
の復元力が強いことによるものである。
■車両振動に対する絶縁性にばら付きを生じる。
インシユレータが敷設されるダツシ〕パネルの周りには
、エアコン等の各種部品が@着される関係で、これらと
の干渉をll111する必要がある。このため、従来よ
りパッド材の厚みを部位に応じて変更することにJ、っ
てこれに対応してきた。
しかし、はぼ均一の厚みに成形されたベーキングマツl
−24を、部位毎に厚みを変えて成形したのでは、圧縮
の程度が少ない厚肉の部分と逆に圧縮の程度が大きく薄
肉の部分とて・密度が責なり、例えば薄肉部分では高密
痩化に伴って&J!質化し、イの結果、振動に対する絶
縁性が鳶しく低下してしまう。
本発明はこうした問題点を解消することを目的とする。
(a1題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明は粗毛綿等の解繊
原料に熱可塑性あるいは熱硬化性樹脂バインダー材を所
定の混合比で添加した後、これらをその底面に成形面が
形成された抄造箱へ投入してフリース状マットとした後
、部位に応じて予め定められた間だけ前記フリース状マ
ットの上面をかき落し、しかる後にこのマットを成形型
に仕掛けて熱間成形することとしたのである。
(作用) 本発明では、バインダー材が混入された解繊原料は、ま
ず抄造箱の中に投入され、ここでフリース状マットが形
成される。この場合、フリース状マットは抄造箱の底面
に形成された成形面に倣って堆積される。次いで、この
フリース状マットの上面がパッドのp定形状に合わせて
かき落される。
これによって、フリース状マットは予めパッドのr定形
状となり、この後熱間成形すればパインダ−材によって
w4維相互が繋ぎ止められ、所定形状に固められる。
(実施例) 以下、本発明方法を具体化した実施例を図面にしたがっ
て詳細に説明する。
■原料 従来と同様にして、粗毛綿等の反毛品1が使用される。
本例の場合、粗毛綿50〜60χ、化1120−30%
、パーム繊維10〜20χの反毛品であり、はぼ20〜
100mmの繊維長のものを使用した。
■解繊、混合工程を経て抄造■稈に至るまでは、従来と
同様の手順によって行なわれる。従来と同様の部月につ
いては、同一符号を付して説明は省略する。
■抄造工程 混合工程におけるフィードコンベア5は抄造機8内の抄
造用ダクト9に通じており、これによって搬送される解
繊物ど熱硬化性別■1°原籾は、このダクト9の最上流
部に設置された回転可能な抄造用ドラム7によって再解
繊されながら上方へ飛ばされる。
一方、ダクト9の下@開口部には上方に開口しダクトつ
と整合可能な抄造箱10が配置されている。また、この
抄造箱10は例えばレール等の手段によって、ダクト9
に対し搬出・搬入可能となっている。さらに、抄造箱1
0は底部が通気性を有するとともに、その搬入位置では
図示しない吸引装置に接続された吸引ダクト11の上端
と整合可能となっている。さらにまた、抄造用ダクト9
内には上下二位置にそれぞれ複数枚の調流板12a、1
2bが設けられており、これらによってダクト9内を流
れる吸引風に沿って流)する原料を8!!流し、抄造箱
10の底面のほぼ全域に落し込ませることができる。但
し、抄造箱10の底面は予めパッド材の形状にほぼ適合
するようにして形成されており、所定時間の経過後には
フリース状マットMとして溜られる。本例では、このマ
ットMの[1付は量は1〜2k(]/TIt、密度は0
.005〜0.010g/Cra3テアル。
■かき落しr稈 抄造工程が完了したら、抄造箱10はダクト11から解
離され本工程に移送される。ここでは、かき落しローラ
13を7リ一ス状マツトMの上面を移動させることによ
って、原料のかき落しがなされるのであるが、この場合
、マットMの部位に応じてかき落しローラ13の昇降量
が制御されるようになっている。これによって、フリー
ス状マットMの目付は口を部位に応じて自由に可変設定
することができる。
■ブリ成形工程 かき落し工程が完了すると、かき落しローラ13は抄造
箱10の外側に退避し、これに代ってブリ成形用上型1
4が進入する。熱間成形■稈に先立ってブリ成形する理
由は、フリース状マットMは!l維相互が未だに樹脂に
よるバインドがなされていないので、仮締めすることな
く熱間成形したのでは、型閉じの際、特に、切り立った
面(立ち壁面)が削り落されてしまうことがあるためで
ある。
ブリ成形用土型14の成形面には、それぞれが図示しな
い吸引装置に連通した多数個の吸引路15の一端が開口
しており、型閉じの際にエアーを吸引してフェルト状マ
ットMの上型14側の成形面に対する密名性の確保が図
られる。
■熱間成形工程 ブリ成形が完了して取出されたマットMは、上下一対の
成形型16a、16bのうら、下型16b側に仕掛()
られ、ここで熱圧プレスされる。この場合の成形条件(
型温、圧力、圧締時間等)については、従来と同様の条
件で行なわれ、所定時間の経過後には所望とするパッド
材を取出すことができた。
さて、熱間成形工程では、フリース状マットMから熱間
成形を行なうものであり、すなわちバインダー材にて繊
維相互が固定されていない状態で行なわれるため、型閉
じの際における追従性が良好である。したがって、例え
ば深絞り部分における欠肉の発生が未然に防止されると
ともに、シャープな形状の製品を得ることができる。
また、バインダー材による形状の固定がなされていない
状態で成形するため、従来と異なり、成形完了後にスプ
リングバックを起すこともない。
さらに、本工程に先立ってなされたかき落しT程におい
て、予定する仕上りf度に合わせて目付は吊がコントロ
ールされているため、薄肉に成形された部分(他部品と
の干渉の回避が予定されている部分)でも、^密度化に
より過度に硬質化することが回避される。これによって
、仕上げられたパッド製品の良好な振動吸収性が保持さ
れる。
(発明の効果) 本発明の効果は次のようである。
■フリース状マットのままの状態で熱間成形するため、
成形時の追従性に優れ、欠肉の発生が回避され、またシ
ャープな形状のものを得ることができる。
■また同様の理由から、スプリングバックを起しにクク
、成形時の形状が保持される。
■熱圧成形に先立ち、部位に応じて目付は那のコントロ
ールを行なうようにしたため、局所的に過麻にfIJ!
質化するのを回避できる。したがって、インシュレータ
として装着した場合に、車両撮動に対する良好な絶縁性
が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る製造過程を示す説明図、第2図は
従来の製造過程を示す説明図である。 1・・・反毛品 10・・・抄造箱 13・・・かき落しローラ i5a、b・・・成形型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 粗毛綿等の解繊原料に熱可塑性あるいは熱硬化性樹脂バ
    インダー材を所定の混合比で添加した後、これらをその
    底面に成形面が形成された抄造箱へ投入してフリース状
    マットとした後、部位に応じて予め定められた量だけ前
    記フリース状マットの上面をかき落し、しかる後にこの
    マットを成形型に仕掛けて熱間成形することを特徴とす
    る車両用インシュレータにおけるパッド材の製法。
JP19303588A 1988-08-02 1988-08-02 車両用インシュレータにおけるパッド材の製法 Pending JPH0241202A (ja)

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