JPH068287A - 金型装置 - Google Patents

金型装置

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JPH068287A
JPH068287A JP17125992A JP17125992A JPH068287A JP H068287 A JPH068287 A JP H068287A JP 17125992 A JP17125992 A JP 17125992A JP 17125992 A JP17125992 A JP 17125992A JP H068287 A JPH068287 A JP H068287A
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光博 小原
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国雄 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドコアと可動側金型との摺動面の耐摩
耗性を向上させる。 【構成】 スライドコア23に、連結部材37を介して案内
レール38を止着する。可動側金型22には、スライドコア
23と摺接する左右一対の摺接部材41と案内レール38を案
内する左右一対の案内部材40を止着する。この案内部材
40間に案内レール38と嵌合する案内凹部43を形成する。
そして、スライドコア23と摺接する摺接部材41を平板状
の焼入れ鋼によって形成する。 【効果】 スライドコア23は平板状の焼入れ鋼から成る
摺接部材41に摺接し、摺接面の摩耗を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライドコアを備えた
金型装置に係わり、特に、スライドコアのスライド案内
溝造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アンダーカット部を有する成形
品を成形する場合、アンギュラーピンにより摺動するス
ライドコアを使用し、このようなスライドコアを有する
従来の金型装置を図5および図6に基いて説明する。図
中1は固定側金型、2は可動側金型、3は両金型1,2
間に組込まれたスライドコアで、両金型1,2は、相対
的に図示上下方向に移動して開閉し、スライドコア3は
金型1,2の開閉方向と直交する方向に摺動可能に設け
られいる。そして、型締時に各金型1,2及びスライド
コア3によって成形品aのキャビティ4を画形する。前
記固定側金型1には、可動側金型2に向ってキャビティ
4から離れる方向に傾斜するアンギュラーピン5が固定
され、一方、スライドコア3には、前記アンギュラーピ
ン5を挿通する傾斜孔6が設けられ、このアンギュラー
ピン5と傾斜孔6との係合により、前記固定側金型1と
可動側金型2の開閉に連繋させて前記スライドコア3を
可動側金型3に沿わせて摺動する。また、可動側金型2
には、スライドコア3をスライド案内する左右一対の案
内レール7が固定され、この案内レール7は、図6に示
すように、上面内側にフランジ部8を突出する逆L字状
を成し、このように形成された各案内レール7を相対向
させて可動金型2に設けた凹溝9にボルト10によって止
着して各案内レール7間に案内凹部11を形成している。
一方、スライドコア3はその下端部に側方に突出するフ
ランジ部12を形成し、そのフランジ部12を各案内レール
7間に形成する案内凹部11に嵌合させて、スライドコア
3のフランジ部12を抜け止め状態で案内している。
【0003】そして、成形に際して、図5で示すよう
に、まず固定側金型1と可動側金型2並びにスライドコ
ア3を型締し、この状態でキャビティ4に溶融樹脂を流
し込む。そして、このキャビティ4内に充填された樹脂
が固化した後、固定側金型1と可動側金型2とを型開す
る。この型開に伴ない、キャビティ4内の成形品aと固
定側金型1とが離れるとともに、図5に鎖線で示すよう
に、固定側金型1に固定されたアンギュラーピン5によ
りスライドコア3が案内レール7に沿ってに移動し、成
形品aとスライドコア3とが離れる。そして、可動側金
型2側に設けた図示しない突き出し部材によって成形品
aが突き出され成形品aと可動側金型2とが離れる。そ
して、成形品aが取り出された後、再び固定側金型1と
可動側金型2を型締すると、スライドコア3はアンギュ
ラーピン5によって移動し、成形時の初期位置に戻る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の金型装置に
おいては、アンギュラーピン5によってスライドコア3
のフランジ部12が各金型1,2の開閉に伴い案内レール
7に沿って摺動するが、その際、スライドコア3と摺接
する凹溝9の底壁面9A並びにスライドコア3のフラン
ジ部12と摺接する案内レール7はスライドコア3が摺動
する毎に繰り返して擦り合わされ、この結果、その摺接
面が摩耗してスライドコア3と案内レール7との間に必
要以上の隙間が生じ、スライドコア3を円滑に案内でき
ないことが懸念される。そこで、このような摩耗による
悪影響を防止するため、スライドコア3との摺接面を焼
入れし、耐摩耗性を向上することが要望されている。し
かし、可動側金型2の凹溝9とスライドコア3のフラン
ジ部12をそれぞれ焼入れするには、その凹溝9とフラン
ジ部12を局部的に焼入れすることができず、スライドコ
ア3と可動側金型2を焼入れ鋼で製作することになる。
しかし、焼入れ鋼は高硬度であるため、このような焼入
れ鋼を加工することは製作精度並びに製作加工的な面か
ら困難である。このため、従来の金型装置においては、
スライドコア3のフランジ部12と摺接する案内レール7
のみを焼入れしていた。したがって、スライドコア3と
直接摺接する凹溝9の摩耗を防止することができず、ス
ライドコア3を長期間、円滑に案内できず、特にアンギ
ュラーピン5によってスライドコア3を摺動させる場合
には、アンギュラーピン5が傾斜しているため、型締時
にスライドコア3が図示下方に向う力が加わり、スライ
ドコア3と摺接する凹溝9が早期に摩耗しやすいという
問題があった。また、案内レール7を製作するうえで、
案内レール7が上面内側にフランジ部8を突出する逆L
字状に形成されているため、先に説明したように、フラ
ンジ部8部分の加工が必要があり、製作加工性にも劣る
という課題を有している。
【0005】本発明は前記問題点を解決して、スライド
コアと可動側金型との摺接面の耐摩耗性を向上すること
ができるともに、製作加工性に優れた金型装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の金型装置は、開閉可能な固定側金型と可動側
金型と、この両金型の開閉方向と直交する方向に摺動可
能に設けたスライドコアとを備え、前記固定側型と可動
側金型及びスライドコアとでキャビティを画形し、前記
固定側金型と可動側金型の開閉に連繋させて前記スライ
ドコアを可動側金型に沿わせて摺動する金型装置におい
て、前記スライドコアに連結部材を介してこの連結部材
より幅広な案内レールを固定し、前記可動側金型にはス
ライドコアと摺接する平板状の焼入れ鋼から成る左右一
対の摺接部材を固定するとともに、この各摺接部材の下
方に左右一対の案内部材を設け、この各案内部材間に前
記スライドコアの移動方向に沿って案内レールと嵌合す
る案内凹部を設けたものである。
【0007】また上記目的を達成するために本発明の金
型装置は、前記固定側金型にキャビティから離れる方向
に傾斜するアンギュラーピンを可動側金型に向けて固定
し、スライドコアには前記アンギュラーピンを挿通する
傾斜孔を設け、このアンギュラーピンと傾斜孔との係合
により、前記固定側金型と可動側金型の開閉に連繋させ
て前記スライドコアを可動側金型に沿わせて摺動するよ
うに設けたものである。 また上記目的を達成するため
に本発明の金型装置は、前記可動側金型に案内用段部を
一体に突設し、この案内用段部の上面に前記摺接部材を
固定するとともに、案内用段部間に前記スライドコアの
移動方向に沿って案内レールと嵌合する案内凹部を設け
たものである。
【0008】
【作用】本発明の金型装置においては、成形時に、固定
側金型と可動側金型とスライドコアとで画形されたキャ
ビティに樹脂を充填し、この充填した樹脂が固化した
後、固定側金型と可動側金型とが型開するが、この型開
に伴い、固定側金型のアンギュラーピンがスライドコア
の傾斜孔から抜ていくことにより、このスライドコアは
可動側金型に固定した焼入れ鋼から成る摺接部材上を摺
接しながらスライドコアの案内レールが案内部材間に形
成された案内凹部に沿って摺動して成形品から離れる。
この場合、スライドコアと摺接する焼入れ鋼からなる摺
接部材によって、スライドコアとの摺接面の耐摩耗性が
向上し、摺接面の摩耗を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の金型装置の実施例を図1乃至
図3を参照しながら説明する。
【0010】図中、20は樹脂成形品で、この成形品20
は、例えば図示下面を開口する箱状となっており、側面
部にアンダーカット部となる孔20Aを有する。また、21
は固定側金型、22は可動側金型で、これら金型21,22間
に前記孔20Aに対応した突部20Bを有するスライドコア
23が図示水平方向に移動可能に組込まれている。そし
て、固定側金型21,可動側金型22は相対的に図示上下方
向に移動して開閉し、スライドコア23は各金型21,22の
開閉に連繋してその開閉方向と直交して可動側金型22上
を摺動し、その金型21,22及びスライドコア23の型締時
において、前記成形品20の形状をしたキャビティ24を画
成する。前記固定側金型21は、キャビティ24を形成する
キャビティ部材25と、このキャビティ部材25の図示上側
に固定された受け板26と、図示しないがこの受け板26の
図示上側にスペーサブロックを介して固定され射出成形
機の固定側プラテンに取付けられた固定側取付け板と、
この固定側取付け板および受け板26間に設けられたマニ
ホールドとなどからなっている。一方、前記可動側金型
22は、キャビティ24を形成するコア部材27と、このコア
部材27の図示下方に固定された受け板28と、この受け板
28の図示下側にスペーサブロック29を介して固定された
射出成形機の可動側プラテンに取付けられる可動側取付
け板30となどからなり、前記受け板28とスペーサブロッ
ク29と可動側取付け板30との間には図示上下動可能に支
持された突き出し板31,32が配置され、この突き出し板
31,32に前記コア部材27を摺動自在に貫通して成形品20
を固定側金型21の方へ突き出す突き出しピン33の下端部
が固定されている。また、前記コア部材27上面には前記
スライドコア23の移動方向に沿って凹溝34が設けられ、
この凹溝34内にスライドコア23が図示水平方向に移動可
能に組付られているとともに、固定側金型21には、図示
下方へ向ってキャビティ24から離れる方向へ傾斜したア
ンギュラーピン35が固定され、一方、スライドコア23に
は、アンギュラーピン35を摺動自在に挿通する傾斜孔36
が形成され、これらアンギュラーピン35と傾斜孔36との
係合によって、固定側金型21と可動側金型22の型締およ
び型開に連繋させてスライドコア23を凹溝34に沿わせて
摺動させる。この場合、前記スライドコア23の下面には
連結部材37を介してこの連結部材37より幅広な案内レー
ル38が逆T字状となるようにして、ボルト39によって止
着され、一方、スライドコア23との摺動面となる前記凹
溝34内には、左右一対の案内部材40とスライドコア23の
下面と摺接する左右一対の摺接部材41とを図示下方から
順次組付けてボルト39Aによってコア部材27に固定し、
かつ、これら摺接部材41間の間隔を前記連結部材37の幅
に設定し、案内部材40の間隔を前記案内レール38の幅に
設定することにより、各摺接部材41間に前記スライドコ
ア23の移動方向に沿って連結部37の挿通部42と、この挿
通部42に連通して各案内部材40間に前記案内レール38と
嵌合する案内凹部43を形成している。そして、案内凹部
43にスライドコア23の案内レール38を側方から差し入
れ、案内レール38を抜け止め状態にスライド案内するよ
うにしている。なお、前記連結部材37,案内レール38,
案内部材40および摺接部材41はそれぞれ矩形平板状の焼
入れ鋼から形成されている。また、図中44は、射出成形
機の突き出しロッドで、この突き出しロッド44は、可動
取付け板30に形成された通孔45を貫通して前記突き出し
板31,32を図示上方に突き出すものである。
【0011】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。成形に際しては、図1に示すように、まず固
定側金型21と可動側金型22とを型締する。この状態で
は、固定側金型21のキャビティ部材25と可動側金型22の
コア部材27およびスライドコア23との間にキャビティ24
が形成される。また、固定側金型21側に設けた図示しな
いリターンピンなどによって、突き出し板31,32が図示
下降位置に保持され、突き出しピン33の上端面がキャビ
ティ面の一部を形成するように位置する。このような型
締状態において、キャビティ24内に溶融樹脂を流し入れ
る。そして、キャビティ24内に充填した樹脂が固化した
後、図2に示すように、固定側金型21と可動側金型22と
を型開する。この型開に伴い、まず固定側金型21のキャ
ビティ部材25が成形品20から離れ、これとともに、固定
側金型21のアンギュラーピン35がスライドコア23の傾斜
孔36から抜ていくことにより、このスライドコア23は摺
接部材41上を摺接しながらスライドコア23の案内レール
38が案内部材40間に形成された案内凹部43に沿って摺動
して成形品20から離れ、その孔20Aから突部20Bが抜け
る。そして、スライドコア23が成形品20から充分、すな
わち、成形品20の突き出しに邪魔にならない位置まで離
れた後、突き出し板31,32を図示上方すなわち固定側金
型21に方に突き出し始める。そうすると、成形品20が可
動側金型22から固定側金型21の方へ突き出され、可動側
金型22から離れる。そして、離型した成形品20を取り出
した後、次に成形のため、再び型締する。この型締時に
は、射出成形機の突き出しロッド44が図示下降するのに
伴って、突き出し板31,32が突き出しロッド44とともに
可動側金型22に対して相対的に図示下降し、図1に示す
ように、突き出し板31,32および突き出しピン33は、可
動側金型22の最下降位置すなわち成形時の初期位置に戻
る。また、突き出し板31,32や突き出しピン33が成形時
の初期位置に戻った頃から、アンギュラーピン35がスラ
イドコア23の傾斜孔36に挿入され、このスライドコア23
が型開時とは逆方向に凹溝34内の摺接部材41上を摺接し
ながらスライドコア23の案内レール38が案内部材40間に
形成された案内凹部43に沿って移動し始める。そして、
型締が完了した状態にあっては、図1に示すように、固
定側金型21のキャビティ部材25と可動側金型22のコア部
材27およびスライドコア23との間に再びキャビティ24が
形成される。
【0012】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、スライドコア23に固定された連結部材37,案内レー
ル38およびこれら連結部材37,案内レール38と摺接する
案内部材40,摺接部材41をそれぞれ焼入れ鋼によって形
成し、摺接面の耐摩耗性を向上することができるため、
摺接面の摩耗を抑えることができる。特に、本実施例の
ように、スライドコア23の摺動駆動手段として傾斜する
アンギュラーピン35を用いる場合、型締時にスライドコ
ア23がアンギュラーピン35で押され図示下方側、すなわ
ち摺接部材41を押圧する力が加わるが、摺接部材41が焼
入れ鋼であるため、がじりなどによりスライドコア23の
作動不良が生じる虞れはない。しかも、スライドコア23
に取付ける連結部材37,案内レール38と可動側金型22に
取付ける案内部材40,摺接部材41をそれぞれスライドコ
ア23および可動側金型22と独立した別体物として製作
し、かつ、その連結部材37,案内レール38および案内部
材40,摺接部材41はそれぞれ矩形平板状とすることによ
り、予め、連結部材37,案内レール38や案内部材40,摺
接部材41の形状に対応した矩形平板状の焼入れ鋼を用
い、これをスライドコア23および可動側金型22に組付け
ればよいため、これら各部品を製作するうえで各部品を
加工する必要もなく、製作加工性にも優れるものであ
る。
【0013】図4は、本発明の第2実施例を示すもの
で、前記第1実施例と同一部分には同一符号を用い、そ
の詳細を省略して説明する。
【0014】本実施例では、第1実施例と同様にスライ
ドコア23に連結部材37を介してこの連結部材37より幅広
な案内レール38が逆T字状となるようにしてボルト39に
よって止着し、一方、前記第1実施例でコア部材27の凹
溝34内に別体物として設けた案内部材40を省略し、コア
部材27に案内用段部50を一体形成する。この案内用段部
50の上面に左右一対の摺接部材41をボルト39Aによって
固定する。そして、案内用段部50によって、案内レール
38を抜け止め状態で嵌合する案内凹部51を形成する。こ
れにより、固定側金型21と可動側金型22の開閉に連繋し
て摺動するスライドコア23は摺接部材41上を移動し、か
つ、スライドコア23の案内レール38が案内用段部50間の
案内凹部51により、円滑に案内できる。なお、スライド
コア23に設けた連結部材37と案内レール38およびコア部
材27の案内用段部50に固定する摺接部材41は、前記第1
実施例と同様に矩形平板状の焼入れ鋼によって形成され
ている。このような構成によれば、スライドコア23の摺
動によって、摩耗しやすいスライドコア23との摺動面の
摩耗が防止される。なお、本実施例では、コア部材27に
案内用段部50を一体形成するものとしたので、その製作
加工性にやや難があるものの、コア部材27に別体物の案
内部材40を固定する第1実施例に比較して部品点数の削
減によって組付作業を簡略できる。
【0015】なお、本発明は、前記各実施例に限定され
るものではなく、種々の変形実施が可能である。例え
ば、成形品を突き出す突き出しピンの構造などは適宜設
定すればよく、さらに、スライドコアをアンギュラーピ
ンによって駆動したもの示したがシリンダー装置によっ
てスライドコアを摺動してもよく、スライドコアの摺動
駆動手段は適宜設定すればよい。また、スライドコアに
それぞれ別体物の連結部材と案内レールを固定したが、
スライドコアと連結部材とを一体成形したり、あるいは
連結部材と案内レールとを一体成形し、これをスライド
コアに固定してもよい。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、開閉可
能な固定側金型と可動側金型と、この両金型の開閉方向
と直交する方向に摺動可能に設けたスライドコアとを備
え、前記固定側金型と可動側金型及びスライドコアとで
キャビティを画形し、前記固定側金型と可動側金型の開
閉に連繋させて前記スライドコアを可動側金型に沿わせ
て摺動する金型装置において、前記スライドコアに連結
部材を介してこの連結部材より幅広な案内レールを固定
し、前記可動側金型にはスライドコアと摺接する平板状
の焼入れ鋼から成る左右一対の摺接部材を固定ととも
に、この各摺接部材の下方に左右一対の案内部材を設
け、この各案内部材間に前記スライドコアの移動方向に
沿って案内レールと嵌合する案内凹部を設けたことによ
って、製作が容易であるとともに、スライドコアとの摺
接面の耐摩耗性を向上することができる金型装置を提供
することができる。
【0017】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記固定側金型にキャビティから離れる方向に傾斜するア
ンギュラーピンを可動側金型に向けて固定し、スライド
コアには前記アンギュラーピンを挿通する傾斜孔を設
け、このアンギュラーピンと傾斜孔との係合により、前
記固定側金型と可動側金型の開閉に連繋させて前記スラ
イドコアを可動側金型に沿わせて摺動するように設けた
ことにより、アンギュラーピンによってスライドコアを
摺動する際に、スライドコアが摺接部材を押圧したとし
てもがじりなどがなく、スライドコアを良好に作動でき
る。
【0018】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記可動側金型に案内用段部を一体に突設し、この案内用
段部の上面に前記摺接部材を固定するとともに、案内用
段部間に前記スライドコアの移動方向に沿って案内レー
ルと嵌合する案内凹部を設けたことによって、組付作業
が容易であるとともに、スライドコアと摺接する面の耐
摩耗性を向上することができる金型装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型装置の第1実施例を示す型締状態
の断面図である。
【図2】同上型開状態の断面図である。
【図3】同上断面図で、図1のB−B断面に相当する。
【図4】本発明の金型装置の第2実施例を示す型締状態
の断面図である。
【図5】従来の金型装置の一例を示す型締状態の断面図
である。
【図6】同上断面図で、図5のA−A断面に相当する。
【符号の説明】
21 固定側金型 22 可動側金型 23 スライドコア 24 キャビティ 35 アンギュラーピン 36 傾斜孔 37 連結部材 38 案内レール 40 案内部材 41 摺接部材 43 案内凹部 50 案内用段部 51 案内凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な固定側金型と可動側金型と、
    この両金型の開閉方向と直交する方向に摺動可能に設け
    たスライドコアとを備え、前記固定側金型と可動側金型
    及びスライドコアとでキャビティを画形し、前記固定側
    金型と可動側金型の開閉に連繋させて前記スライドコア
    を可動側金型に沿わせて摺動する金型装置において、前
    記スライドコアに連結部材を介してこの連結部材より幅
    広な案内レールを固定し、前記可動側金型にはスライド
    コアと摺接する平板状の焼入れ鋼から成る左右一対の摺
    接部材を固定するとともに、この各摺接部材の下方に左
    右一対の案内部材を設け、この各案内部材間に前記スラ
    イドコアの移動方向に沿って案内レールと嵌合する案内
    凹部を設けたことを特徴とする金型装置。
  2. 【請求項2】 前記固定側金型にキャビティから離れる
    方向に傾斜するアンギュラーピンを可動側金型に向けて
    固定し、スライドコアには前記アンギュラーピンを挿通
    する傾斜孔を設け、このアンギュラーピンと傾斜孔との
    係合により、前記固定側金型と可動側金型の開閉に連繋
    させて前記スライドコアを可動側金型に沿わせて摺動す
    るように設けたことを特徴とする請求項1記載の金型装
    置。
  3. 【請求項3】 前記可動側金型に案内用段部を一体に突
    設し、この案内用段部の上面に前記摺接部材を固定する
    とともに、案内用段部間に前記スライドコアの移動方向
    に沿って案内レールと嵌合する案内凹部を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の金型装置。
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