JPH068285A - 射出成形装置 - Google Patents
射出成形装置Info
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- JPH068285A JPH068285A JP19349592A JP19349592A JPH068285A JP H068285 A JPH068285 A JP H068285A JP 19349592 A JP19349592 A JP 19349592A JP 19349592 A JP19349592 A JP 19349592A JP H068285 A JPH068285 A JP H068285A
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 31
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/30—Flow control means disposed within the sprue channel, e.g. "torpedo" construction
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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-
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- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
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-
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形のサイクルタイムを短くして、生産
性を向上させる。 【構成】 本発明に係る射出成形装置は、ホットランナ
ブロック２２ｂの樹脂流路内に保圧用スクリュー１２２
を備えている。この保圧用スクリュー１２２は油圧モー
タ＆油圧シリンダ１２２ｍによって軸心回りに回転しな
がら樹脂流路に沿って前進できるようになっている。さ
らに保圧用スクリュー１２２にはフランジ状の弁体１２
２ｂが取り付けられており、この弁体１２２ｂがホット
ランナブロック２２ｂの弁座部２２ｔに当接することに
より樹脂流路が閉塞される。これによって、溶融樹脂の
射出が完了した段階で保圧用スクリュー１２２によって
樹脂流路を閉鎖すれば、加熱筒１４側の射出圧力を解除
しても溶融樹脂がキャビティ２６から逆流することはな
い。このため速やかに加熱筒１４内の射出用スクリュー
１５を計量位置に戻すことができる。
性を向上させる。 【構成】 本発明に係る射出成形装置は、ホットランナ
ブロック２２ｂの樹脂流路内に保圧用スクリュー１２２
を備えている。この保圧用スクリュー１２２は油圧モー
タ＆油圧シリンダ１２２ｍによって軸心回りに回転しな
がら樹脂流路に沿って前進できるようになっている。さ
らに保圧用スクリュー１２２にはフランジ状の弁体１２
２ｂが取り付けられており、この弁体１２２ｂがホット
ランナブロック２２ｂの弁座部２２ｔに当接することに
より樹脂流路が閉塞される。これによって、溶融樹脂の
射出が完了した段階で保圧用スクリュー１２２によって
樹脂流路を閉鎖すれば、加熱筒１４側の射出圧力を解除
しても溶融樹脂がキャビティ２６から逆流することはな
い。このため速やかに加熱筒１４内の射出用スクリュー
１５を計量位置に戻すことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、射出筒から射出された
溶融樹脂を金型に設けられた樹脂流路を通して前記金型
内に形成されたキャビティに導く射出成形装置に関す
る。
溶融樹脂を金型に設けられた樹脂流路を通して前記金型
内に形成されたキャビティに導く射出成形装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】これに関する従来技術が特開平１−２０
８１１４号公報に記載されており、この射出成形装置の
縦断面図が本出願の願書に添付した図３および図４に示
されている。前記射出成形装置は、溶融樹脂の温度調節
機能を有する加熱筒１４を備えている。この加熱筒１４
の後部にはホッパー１２が取り付けられており、前記ホ
ッパー１２から樹脂のペレットが加熱筒１４の内に供給
される。さらにこの加熱筒１４の内部には射出用スクリ
ュー１５が収納されている。そしてこの射出用スクリュ
ー１５を軸心回りに回転させ、また軸心方向に移動させ
る油圧モータ＆油圧シリンダ１６が前記加熱筒１４の後
端に同軸に取り付けられている。また、前記加熱筒１４
の先端には、樹脂を射出するためのノズル１３が形成さ
れている。一方、射出成形用金型は固定型２２と可動型
２４とから構成されており、両者２２，２４が係合した
状態で前記金型の内部には製品成形部２６（キャビティ
２６）および樹脂流路として機能するゲート部２７、ラ
ンナ２８が形成される。また、固定型２２には、同じく
樹脂流路を形成するホットランナブロック２２ｂ、スプ
ル２２ｃが設けられている。そして前記ホットランナブ
ロック２２ｂの周囲には、樹脂を溶融状態に保持するた
めのヒータ２２ｈが設置されている。前記加熱筒１４の
先端に形成されたノズル１３は、固定型２２のホットラ
ンナブロック２２ｂに形成された樹脂注入口２２ａに接
続される。これによって、前記ノズル１３から射出され
た樹脂は樹脂流路を通ってキャビティ２６まで導かれ
る。
８１１４号公報に記載されており、この射出成形装置の
縦断面図が本出願の願書に添付した図３および図４に示
されている。前記射出成形装置は、溶融樹脂の温度調節
機能を有する加熱筒１４を備えている。この加熱筒１４
の後部にはホッパー１２が取り付けられており、前記ホ
ッパー１２から樹脂のペレットが加熱筒１４の内に供給
される。さらにこの加熱筒１４の内部には射出用スクリ
ュー１５が収納されている。そしてこの射出用スクリュ
ー１５を軸心回りに回転させ、また軸心方向に移動させ
る油圧モータ＆油圧シリンダ１６が前記加熱筒１４の後
端に同軸に取り付けられている。また、前記加熱筒１４
の先端には、樹脂を射出するためのノズル１３が形成さ
れている。一方、射出成形用金型は固定型２２と可動型
２４とから構成されており、両者２２，２４が係合した
状態で前記金型の内部には製品成形部２６（キャビティ
２６）および樹脂流路として機能するゲート部２７、ラ
ンナ２８が形成される。また、固定型２２には、同じく
樹脂流路を形成するホットランナブロック２２ｂ、スプ
ル２２ｃが設けられている。そして前記ホットランナブ
ロック２２ｂの周囲には、樹脂を溶融状態に保持するた
めのヒータ２２ｈが設置されている。前記加熱筒１４の
先端に形成されたノズル１３は、固定型２２のホットラ
ンナブロック２２ｂに形成された樹脂注入口２２ａに接
続される。これによって、前記ノズル１３から射出され
た樹脂は樹脂流路を通ってキャビティ２６まで導かれ
る。
【０００３】前記射出成形用金型の型締めが行われる
と、射出用スクリュー１５が油圧モータ＆油圧シリンダ
１６によって回転されて、ホッパー１２内の樹脂ペレッ
トが加熱筒１４の内部に供給される。そしてこの樹脂ペ
レットが加熱筒１４の熱と、射出用スクリュー１５によ
って圧縮剪断されることによる自身の発熱によって溶融
する。この状態で、射出用スクリュー１５が油圧モータ
＆油圧シリンダ１６によって回転しながら加熱筒１４の
先端方向に変位し、前記溶融樹脂がノズル１３から射出
される。前記ノズル１３から射出された樹脂は、ホット
ランナブロック２２ｂ、スプル２２ｃ、ランナ２８およ
びゲート部２７を通ってキャビティ２６に充填される。
ここでキャビティ２６内の樹脂は、射出過程、保圧過程
を通じて加熱筒１４側から所定の圧力（射出圧力）を受
けており、ゲート部２７に位置する樹脂が固化して初め
てこの圧力が解除される。なお、射出過程において溶融
樹脂に圧力を加えるのはキャビティ２６に樹脂を確実に
充填するためであり、保圧過程において圧力を加えるの
は樹脂の体積収縮による損失分を補うためである。この
ように加熱筒１４側から加えられる射出圧力によって成
形品の面品質を確保している。
と、射出用スクリュー１５が油圧モータ＆油圧シリンダ
１６によって回転されて、ホッパー１２内の樹脂ペレッ
トが加熱筒１４の内部に供給される。そしてこの樹脂ペ
レットが加熱筒１４の熱と、射出用スクリュー１５によ
って圧縮剪断されることによる自身の発熱によって溶融
する。この状態で、射出用スクリュー１５が油圧モータ
＆油圧シリンダ１６によって回転しながら加熱筒１４の
先端方向に変位し、前記溶融樹脂がノズル１３から射出
される。前記ノズル１３から射出された樹脂は、ホット
ランナブロック２２ｂ、スプル２２ｃ、ランナ２８およ
びゲート部２７を通ってキャビティ２６に充填される。
ここでキャビティ２６内の樹脂は、射出過程、保圧過程
を通じて加熱筒１４側から所定の圧力（射出圧力）を受
けており、ゲート部２７に位置する樹脂が固化して初め
てこの圧力が解除される。なお、射出過程において溶融
樹脂に圧力を加えるのはキャビティ２６に樹脂を確実に
充填するためであり、保圧過程において圧力を加えるの
は樹脂の体積収縮による損失分を補うためである。この
ように加熱筒１４側から加えられる射出圧力によって成
形品の面品質を確保している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の射
出成形装置によると、図４に示すように、射出過程から
保圧過程に移行する際に樹脂に加える圧力を低下させた
り、また保圧過程から冷却過程に移行する際に樹脂に加
える圧力を低下させたりすると、ゲート部２７の樹脂が
固化していないときには、キャビティ２６内の樹脂が流
出する現象（バックフロー現象）が生じる。このバック
フロー現象が生じると、製品の面歪みやヒケ等が発生す
る。したがって従来の射出成形装置では、製品不良を起
こさないようにするために、ゲート部２７に位置する樹
脂が固化するまで、加熱筒１４側から射出圧力を加え続
ける必要がある。即ち、ゲート部２７の樹脂が固化する
までは、加熱筒１４内の射出用スクリュー１５を射出完
了位置から元の計量位置まで戻すことはできない。この
ため、例えば、大型ゲートを採用した場合などゲート部
２７の樹脂が固化するまで非常に長い時間がかかるが、
この間、射出用スクリュー１５を射出完了位置に保持し
ておく必要がある。したがって、次回の射出成形のため
の樹脂ペレットの計量はゲート部２７の樹脂が固化する
までは行うことができなくなり、射出成形のサイクルタ
イムが長くなって生産性が低下する。本発明の技術的な
課題は、ホットランナブロックの樹脂流路内に樹脂の逆
流を防止する逆流防止機構を設けることにより、射出が
完了した後は加熱筒側の射出圧力を速やかに解除できる
ようにして、射出成形のサイクルタイムを短くし生産性
を向上させようとするものである。
出成形装置によると、図４に示すように、射出過程から
保圧過程に移行する際に樹脂に加える圧力を低下させた
り、また保圧過程から冷却過程に移行する際に樹脂に加
える圧力を低下させたりすると、ゲート部２７の樹脂が
固化していないときには、キャビティ２６内の樹脂が流
出する現象（バックフロー現象）が生じる。このバック
フロー現象が生じると、製品の面歪みやヒケ等が発生す
る。したがって従来の射出成形装置では、製品不良を起
こさないようにするために、ゲート部２７に位置する樹
脂が固化するまで、加熱筒１４側から射出圧力を加え続
ける必要がある。即ち、ゲート部２７の樹脂が固化する
までは、加熱筒１４内の射出用スクリュー１５を射出完
了位置から元の計量位置まで戻すことはできない。この
ため、例えば、大型ゲートを採用した場合などゲート部
２７の樹脂が固化するまで非常に長い時間がかかるが、
この間、射出用スクリュー１５を射出完了位置に保持し
ておく必要がある。したがって、次回の射出成形のため
の樹脂ペレットの計量はゲート部２７の樹脂が固化する
までは行うことができなくなり、射出成形のサイクルタ
イムが長くなって生産性が低下する。本発明の技術的な
課題は、ホットランナブロックの樹脂流路内に樹脂の逆
流を防止する逆流防止機構を設けることにより、射出が
完了した後は加熱筒側の射出圧力を速やかに解除できる
ようにして、射出成形のサイクルタイムを短くし生産性
を向上させようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
各部構造を有する射出成形装置によって解決される。即
ち、本発明に係る射出成形装置は、射出筒から射出され
た溶融樹脂を金型に設けられた樹脂流路を通して前記金
型内に形成されたキャビティに導く射出成形装置におい
て、前記樹脂流路内に設置されて、この樹脂流路に沿っ
て移動でき、かつ軸心回りに回転することにより溶融樹
脂を流す保圧用スクリューと、前記保圧用スクリューに
取り付けられており、この保圧用スクリューが基準位置
から前記キャビティに近づく方向に所定距離だけ移動す
ることにより前記樹脂流路を閉塞する流路閉塞部材と、
溶融樹脂がキャビティの方向に流れるように、前記保圧
用スクリューを回転させ、さらにこの保圧用スクリュー
を基準位置から前記キャビティに近づく方向に所定距離
だけ移動させる保圧用スクリュー駆動手段とを有してい
る。
各部構造を有する射出成形装置によって解決される。即
ち、本発明に係る射出成形装置は、射出筒から射出され
た溶融樹脂を金型に設けられた樹脂流路を通して前記金
型内に形成されたキャビティに導く射出成形装置におい
て、前記樹脂流路内に設置されて、この樹脂流路に沿っ
て移動でき、かつ軸心回りに回転することにより溶融樹
脂を流す保圧用スクリューと、前記保圧用スクリューに
取り付けられており、この保圧用スクリューが基準位置
から前記キャビティに近づく方向に所定距離だけ移動す
ることにより前記樹脂流路を閉塞する流路閉塞部材と、
溶融樹脂がキャビティの方向に流れるように、前記保圧
用スクリューを回転させ、さらにこの保圧用スクリュー
を基準位置から前記キャビティに近づく方向に所定距離
だけ移動させる保圧用スクリュー駆動手段とを有してい
る。
【０００６】
【作用】本発明によると、例えば、溶融樹脂の射出が完
了する際に、保圧用スクリュー駆動手段によって保圧用
スクリューを回転させ、さらにこの保圧用スクリューを
基準位置からキャビティに近づく方向に所定距離だけ移
動させることにより、溶融樹脂をキャビティの方向に流
しながら樹脂流路を流路閉塞部材によって閉塞すること
ができる。これによってキャビティには射出圧力とほぼ
等しい圧力が加えられた状態のまま保持される。このた
め溶融樹脂の射出が完了した段階で直ちに射出筒側の圧
力を解除しても、溶融樹脂がキャビティから逆流するこ
とがない。
了する際に、保圧用スクリュー駆動手段によって保圧用
スクリューを回転させ、さらにこの保圧用スクリューを
基準位置からキャビティに近づく方向に所定距離だけ移
動させることにより、溶融樹脂をキャビティの方向に流
しながら樹脂流路を流路閉塞部材によって閉塞すること
ができる。これによってキャビティには射出圧力とほぼ
等しい圧力が加えられた状態のまま保持される。このた
め溶融樹脂の射出が完了した段階で直ちに射出筒側の圧
力を解除しても、溶融樹脂がキャビティから逆流するこ
とがない。
【０００７】
【実施例】以下、図１〜図３を参照して本発明の一実施
例に係る射出成形装置の説明を行う。本実施例に係る射
出成形装置は、図３に示す従来の射出成形装置のホット
ランナブロック２２ｂの構造を改良したものであり、そ
の他の構造は従来の射出成形装置の構造と同様である。
本実施例に係る射出成形装置は、溶融樹脂の温度調節機
能を有する加熱筒１４を備えている。この加熱筒１４の
後部にはホッパー１２が取り付けられており、前記ホッ
パー１２から樹脂のペレットが加熱筒１４の内に供給さ
れる。さらにこの加熱筒１４の内部には射出用スクリュ
ー１５が収納されている。そしてこの射出用スクリュー
１５を軸心回りに回転させ、また軸心方向に移動させる
油圧モータ＆油圧シリンダ１６が前記加熱筒１４の後端
に同軸に取り付けられている。また、前記加熱筒１４の
先端には、樹脂を射出するためのノズル１３が形成され
ている。また、射出用スクリュー１５を軸心方向に移動
させる油圧モータ＆油圧シリンダ１６には、射出用スク
リュー１５の軸心方向の位置を検出するための位置検出
器（図示されていない）が設置されている。そして射出
用スクリュー１５の位置によって射出が完了したか否か
が判別できるようになっている。
例に係る射出成形装置の説明を行う。本実施例に係る射
出成形装置は、図３に示す従来の射出成形装置のホット
ランナブロック２２ｂの構造を改良したものであり、そ
の他の構造は従来の射出成形装置の構造と同様である。
本実施例に係る射出成形装置は、溶融樹脂の温度調節機
能を有する加熱筒１４を備えている。この加熱筒１４の
後部にはホッパー１２が取り付けられており、前記ホッ
パー１２から樹脂のペレットが加熱筒１４の内に供給さ
れる。さらにこの加熱筒１４の内部には射出用スクリュ
ー１５が収納されている。そしてこの射出用スクリュー
１５を軸心回りに回転させ、また軸心方向に移動させる
油圧モータ＆油圧シリンダ１６が前記加熱筒１４の後端
に同軸に取り付けられている。また、前記加熱筒１４の
先端には、樹脂を射出するためのノズル１３が形成され
ている。また、射出用スクリュー１５を軸心方向に移動
させる油圧モータ＆油圧シリンダ１６には、射出用スク
リュー１５の軸心方向の位置を検出するための位置検出
器（図示されていない）が設置されている。そして射出
用スクリュー１５の位置によって射出が完了したか否か
が判別できるようになっている。
【０００８】一方、射出成形用金型は固定型２２と可動
型２４とから構成されており、両者２２，２４が係合し
た状態で前記金型の内部には製品成形部２６（キャビテ
ィ２６）および樹脂流路として機能するゲート部２７、
ランナ２８が形成される。また、固定型２２には、樹脂
流路を形成するホットランナブロック２２ｂ、スプル２
２ｃが設けられている。前記ホットランナブロック２２
ｂの樹脂流路は、図３に示すように、平面コ字形状をし
ており、この流路の折曲部位に、図１に示すように、保
圧用スクリュー１２２が設置されている。この保圧用ス
クリュー１２２は中央部分にフランジ状の弁体１２２ｂ
が設けられており、この弁体１２２ｂよりも先端寄りに
スクリュー１２２ｓが形成されている。そしてこのスク
リュー１２２ｓが前記流路と同軸に、かつスクリュー１
２２ｓの先端側が前記流路の末端側に向くように配置さ
れている。また、前記弁体１２２ｂの前面側には、テー
パ面１２２ｔが形成されており、この弁体１２２ｂのテ
ーパ面１２２ｔに対向する前記ホットランナブロック２
２ｂの折曲部には弁座部２２ｔが形成されている。
型２４とから構成されており、両者２２，２４が係合し
た状態で前記金型の内部には製品成形部２６（キャビテ
ィ２６）および樹脂流路として機能するゲート部２７、
ランナ２８が形成される。また、固定型２２には、樹脂
流路を形成するホットランナブロック２２ｂ、スプル２
２ｃが設けられている。前記ホットランナブロック２２
ｂの樹脂流路は、図３に示すように、平面コ字形状をし
ており、この流路の折曲部位に、図１に示すように、保
圧用スクリュー１２２が設置されている。この保圧用ス
クリュー１２２は中央部分にフランジ状の弁体１２２ｂ
が設けられており、この弁体１２２ｂよりも先端寄りに
スクリュー１２２ｓが形成されている。そしてこのスク
リュー１２２ｓが前記流路と同軸に、かつスクリュー１
２２ｓの先端側が前記流路の末端側に向くように配置さ
れている。また、前記弁体１２２ｂの前面側には、テー
パ面１２２ｔが形成されており、この弁体１２２ｂのテ
ーパ面１２２ｔに対向する前記ホットランナブロック２
２ｂの折曲部には弁座部２２ｔが形成されている。
【０００９】また、この保圧用スクリュー１２２の弁体
１２２ｂよりも後側はシャフト部１２２ｈになってお
り、このシャフト部１２２ｈが前記ホットランナブロッ
ク２２ｂに形成された貫通孔２２ｋに摺動可能に挿通さ
れている。そしてこのシャフト１２２ｈの端部に油圧モ
ータ＆油圧シリンダ１２２ｍが接続されている。これに
よって油圧モータ＆油圧シリンダ１２２ｍが駆動される
と保圧用スクリュー１２２は軸心回りに回転し、また軸
心方向に移動する。そして保圧用スクリュー１２２が基
準位置から所定距離だけ前進して、前記弁体１２２ｂの
テーパ面１２２ｔが前記ホットランナブロック２２ｂの
弁座部２２ｔに当接すると、前記流路が閉塞される。即
ち、前記弁体１２２ｂが流路閉鎖部材として機能し、油
圧モータ＆油圧シリンダ１２２ｍが保圧用スクリュー駆
動手段として機能する。前記ホットランナブロック２２
ｂの周囲には、樹脂を溶融状態に保持するためのヒータ
２２ｈが設置されている。さらにホットランナブロック
２２ｂには樹脂注入口２２ａが形成されており、この樹
脂注入口２２ａに前記加熱筒１４の先端に形成されたノ
ズル１３が接続される。
１２２ｂよりも後側はシャフト部１２２ｈになってお
り、このシャフト部１２２ｈが前記ホットランナブロッ
ク２２ｂに形成された貫通孔２２ｋに摺動可能に挿通さ
れている。そしてこのシャフト１２２ｈの端部に油圧モ
ータ＆油圧シリンダ１２２ｍが接続されている。これに
よって油圧モータ＆油圧シリンダ１２２ｍが駆動される
と保圧用スクリュー１２２は軸心回りに回転し、また軸
心方向に移動する。そして保圧用スクリュー１２２が基
準位置から所定距離だけ前進して、前記弁体１２２ｂの
テーパ面１２２ｔが前記ホットランナブロック２２ｂの
弁座部２２ｔに当接すると、前記流路が閉塞される。即
ち、前記弁体１２２ｂが流路閉鎖部材として機能し、油
圧モータ＆油圧シリンダ１２２ｍが保圧用スクリュー駆
動手段として機能する。前記ホットランナブロック２２
ｂの周囲には、樹脂を溶融状態に保持するためのヒータ
２２ｈが設置されている。さらにホットランナブロック
２２ｂには樹脂注入口２２ａが形成されており、この樹
脂注入口２２ａに前記加熱筒１４の先端に形成されたノ
ズル１３が接続される。
【００１０】次に、本実施例に係る射出成形装置の作用
を説明する。先ず、射出成形用金型の型締めが行われ
る。この時、固定型２２のホットランナブロック２２ｂ
に設置された保圧用スクリュー１２２は、図２（Ａ）に
示すように、基準位置に保持されており、ホットランナ
ブロック２２ｂに形成された流路は開放状態に保持され
る。さらに、前記加熱筒１４内の射出用スクリュー１５
が油圧モータ＆油圧シリンダ１６によって回転されて、
ホッパー１２内の樹脂ペレットが加熱筒１４の内部に供
給される。そしてこの樹脂ペレットが加熱筒１４の熱
と、射出用スクリュー１５によって圧縮剪断されること
による自身の発熱によって溶融する。この状態で、射出
用スクリュー１５が油圧モータ＆油圧シリンダ１６によ
って加熱筒１４の先端方向に変位し、前記溶融樹脂がノ
ズル１３から射出される。前記ノズル１３から射出され
た樹脂は、ホットランナブロック２２ｂ、スプル２２
ｃ、ランナ２８およびゲート部２７を通ってキャビティ
２６に充填される。
を説明する。先ず、射出成形用金型の型締めが行われ
る。この時、固定型２２のホットランナブロック２２ｂ
に設置された保圧用スクリュー１２２は、図２（Ａ）に
示すように、基準位置に保持されており、ホットランナ
ブロック２２ｂに形成された流路は開放状態に保持され
る。さらに、前記加熱筒１４内の射出用スクリュー１５
が油圧モータ＆油圧シリンダ１６によって回転されて、
ホッパー１２内の樹脂ペレットが加熱筒１４の内部に供
給される。そしてこの樹脂ペレットが加熱筒１４の熱
と、射出用スクリュー１５によって圧縮剪断されること
による自身の発熱によって溶融する。この状態で、射出
用スクリュー１５が油圧モータ＆油圧シリンダ１６によ
って加熱筒１４の先端方向に変位し、前記溶融樹脂がノ
ズル１３から射出される。前記ノズル１３から射出され
た樹脂は、ホットランナブロック２２ｂ、スプル２２
ｃ、ランナ２８およびゲート部２７を通ってキャビティ
２６に充填される。
【００１１】ここで前記射出用スクリュー１５の軸心方
向の位置は前記位置検出器によって検出されており、こ
の射出用スクリュー１５が射出完了位置に到達する直前
に前記保圧用スクリュー１２２の油圧モータ＆油圧シリ
ンダ１２２ｍが起動される。この保圧用スクリュー１２
２が軸心回りに回転することによって溶融樹脂はキャビ
ティ２６の方向に流れ、さらに保圧用スクリュー１２２
が軸心方向に所定距離だけ前進することにより、弁体１
２２ｂのテーパ面１２２ｔがホットランナブロック２２
ｂの弁座部２２ｔに当接して前記流路が閉塞される。こ
れによって、キャビティ２６は射出圧力とほぼ等しい圧
力が加えられた状態のまま保持される。このため、加熱
筒１４側の射出圧力を解除しても、溶融樹脂がキャビテ
ィから逆流することがない。即ち、溶融樹脂の射出が完
了した段階で、速やかに加熱筒１４内の射出用スクリュ
ー１５を射出完了位置から元の計量位置まで戻すことが
でき、次の射出成形のための計量を行うことができる。
この状態で、所定時間が経過してゲート部２７およびキ
ャビティ２６内の樹脂が凝固すると、保圧用スクリュー
１２２が油圧モータ＆油圧シリンダ１２２ｍによって基
準位置に戻されて前記流路が開かれる。そして射出成形
用金型の型開きが行われる。このように本実施例による
と溶融樹脂の射出が完了した段階で、次回の射出成形の
ための計量が行えるために、射出成形のサイクルタイム
が短くなり生産性が向上する。
向の位置は前記位置検出器によって検出されており、こ
の射出用スクリュー１５が射出完了位置に到達する直前
に前記保圧用スクリュー１２２の油圧モータ＆油圧シリ
ンダ１２２ｍが起動される。この保圧用スクリュー１２
２が軸心回りに回転することによって溶融樹脂はキャビ
ティ２６の方向に流れ、さらに保圧用スクリュー１２２
が軸心方向に所定距離だけ前進することにより、弁体１
２２ｂのテーパ面１２２ｔがホットランナブロック２２
ｂの弁座部２２ｔに当接して前記流路が閉塞される。こ
れによって、キャビティ２６は射出圧力とほぼ等しい圧
力が加えられた状態のまま保持される。このため、加熱
筒１４側の射出圧力を解除しても、溶融樹脂がキャビテ
ィから逆流することがない。即ち、溶融樹脂の射出が完
了した段階で、速やかに加熱筒１４内の射出用スクリュ
ー１５を射出完了位置から元の計量位置まで戻すことが
でき、次の射出成形のための計量を行うことができる。
この状態で、所定時間が経過してゲート部２７およびキ
ャビティ２６内の樹脂が凝固すると、保圧用スクリュー
１２２が油圧モータ＆油圧シリンダ１２２ｍによって基
準位置に戻されて前記流路が開かれる。そして射出成形
用金型の型開きが行われる。このように本実施例による
と溶融樹脂の射出が完了した段階で、次回の射出成形の
ための計量が行えるために、射出成形のサイクルタイム
が短くなり生産性が向上する。
【００１２】
【発明の効果】本発明によると、溶融樹脂の射出が完了
した段階で保圧用スクリューおよび流路閉鎖部材によっ
て樹脂流路を閉鎖すれば、射出筒側の射出圧力を解除し
ても溶融樹脂がキャビティから逆流することがない。こ
のため射出筒内の射出用スクリューを速やかに計量位置
に戻すことができ、次回の射出成形のための計量が可能
になる。このため射出成形のサイクルタイムが短くなり
生産性が向上する。
した段階で保圧用スクリューおよび流路閉鎖部材によっ
て樹脂流路を閉鎖すれば、射出筒側の射出圧力を解除し
ても溶融樹脂がキャビティから逆流することがない。こ
のため射出筒内の射出用スクリューを速やかに計量位置
に戻すことができ、次回の射出成形のための計量が可能
になる。このため射出成形のサイクルタイムが短くなり
生産性が向上する。
【図１】本発明の一実施例に係る射出成形装置の要部詳
細断面図である。
細断面図である。
【図２】保圧用スクリューの移動範囲を表す断面図であ
る。
る。
【図３】従来の射出成形装置の縦断面図である。
【図４】射出成形装置の射出用スクリューの位置を表す
断面図である。
断面図である。
１４ 加熱筒（射出筒） ２２ 固定型（金型） ２４ 可動型（金型） ２２ｂ ホットランナブロック ２６ キャビティ １２２ 保圧用スクリュー １２２ｂ 弁体（流路閉鎖部材） １２２ｍ 油圧モータ＆油圧シリンダ（保圧用スクリュ
ー駆動手段）
ー駆動手段）
Claims (1)
- 【請求項１】 射出筒から射出された溶融樹脂を金型に
設けられた樹脂流路を通して前記金型内に形成されたキ
ャビティに導く射出成形装置において、 前記樹脂流路内に設置されて、この樹脂流路に沿って移
動でき、かつ軸心回りに回転することにより溶融樹脂を
流す保圧用スクリューと、 前記保圧用スクリューに取り付けられており、この保圧
用スクリューが基準位置から前記キャビティに近づく方
向に所定距離だけ移動することにより前記流路を閉塞す
る流路閉塞部材と、 溶融樹脂がキャビティの方向に流れるように、前記保圧
用スクリューを回転させ、さらにこの保圧用スクリュー
を基準位置から前記キャビティに近づく方向に所定距離
だけ移動させる保圧用スクリュー駆動手段と、を有する
ことを特徴とする射出成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19349592A JPH068285A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19349592A JPH068285A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 射出成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH068285A true JPH068285A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=16308997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19349592A Pending JPH068285A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 射出成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068285A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1310345A1 (en) * | 1998-04-21 | 2003-05-14 | Synventive Molding Solutions, Inc. | An injection molding apparatus and a method of controlling the rate of fluid material injection to the gate of a mold cavity |
| US6884061B2 (en) | 2002-09-18 | 2005-04-26 | Mold-Masters Limited | Metering device for a nozzle of an injection molding apparatus |
| US7175420B2 (en) | 2003-02-13 | 2007-02-13 | Mold-Masters Limited | Valve gated injection molding system with independent flow control |
| US7175419B2 (en) | 2002-12-03 | 2007-02-13 | Mold-Masters Limited | Hot runner co-injection nozzle |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP19349592A patent/JPH068285A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1310345A1 (en) * | 1998-04-21 | 2003-05-14 | Synventive Molding Solutions, Inc. | An injection molding apparatus and a method of controlling the rate of fluid material injection to the gate of a mold cavity |
| US6884061B2 (en) | 2002-09-18 | 2005-04-26 | Mold-Masters Limited | Metering device for a nozzle of an injection molding apparatus |
| US7192268B2 (en) | 2002-09-18 | 2007-03-20 | Mold-Masters Limited | Metering device for a nozzle of a hot runner injection molding apparatus |
| US7175419B2 (en) | 2002-12-03 | 2007-02-13 | Mold-Masters Limited | Hot runner co-injection nozzle |
| US7175420B2 (en) | 2003-02-13 | 2007-02-13 | Mold-Masters Limited | Valve gated injection molding system with independent flow control |
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