JPH0682345A - 押しボタンスイッチの操作性検査方法 - Google Patents

押しボタンスイッチの操作性検査方法

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JPH0682345A
JPH0682345A JP4260759A JP26075992A JPH0682345A JP H0682345 A JPH0682345 A JP H0682345A JP 4260759 A JP4260759 A JP 4260759A JP 26075992 A JP26075992 A JP 26075992A JP H0682345 A JPH0682345 A JP H0682345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
operability
output waveform
button switch
inspection
Prior art date
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Pending
Application number
JP4260759A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Osumi
龍司 大角
Matsukenjii Guranto
マッケンジー グラント
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Publication of JPH0682345A publication Critical patent/JPH0682345A/ja
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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 押しボタンの寸法に影響されることなく操作
性の検査ができ、また、操作性の検査を自動化すること
を可能にする。 【構成】 フォースゲージを内蔵したロボット11のロ
ボットハンド12の作用部で押しボタンを押下し、これ
によって得られたフォースゲージの出力波形を微分処理
し速度データを作り、この速度データのゼロクロス点を
見つけて出力波形のクリックピーク点とし、このクリッ
クピーク点における出力波形の波高値、時間により押し
ボタンのクリック感を定量化して操作性の判定を行うよ
うにした。 【効果】 押しボタンの寸法のばらつきによる影響を受
けることなく適切な操作性の判定が可能になり、更に押
しボタンスイッチの操作性検査の自動化可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押しボタンスイッチの
操作性の良否を判定する検査方法に係り、特に操作性の
検査を自動化することを可能にする押しボタンスイッチ
の操作性検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、押しボタンスイッチの操作性を検
査するには、押しボタンに対する押圧力とストロークの
関係を検出して、その検出結果から良否の判定を行って
おり、フォースゲージを用いた検査装置が実用化され一
般に使用されている。この検査装置は、フォースゲージ
を内蔵した圧力センサを押しボタンに接触させて等速で
押下させるもので、フォースゲージの出力波形によって
押圧力とストロークの関係を検出するものである。
【0003】図4にこの検出装置による出力波形の一例
を示す。このような波形が得られた場合に、波形全体の
上下限を図中の点線で示す範囲のように設定し、出力波
形がこの範囲に入るものは良と判定して操作性の検査を
行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この検
査装置の出力波形は押しボタンの寸法によって波高値
(最大値)が異なるので、押しボタンに寸法のばらつき
がある場合には、そのばらつきが許容範囲のものであっ
たとしても出力波形には大きく影響を与え、押しボタン
の操作性と検査装置の出力波形との因果関係が薄いもの
となってしまい、誤判定を生じるという問題がある。
【0005】また、押しボタンスイッチの操作性の良否
の目安としては、このような押しボタンに対する押圧力
とストロークの関係に加えて、押しボタンを押下したと
きの操作フィーリングがある。これは押しボタンスイッ
チの構造、例えばボタンを押下していくと皿板ばねの凸
面が凹面に反転する等の構造により、ある押下点でボタ
ンが急に沈むように感じるクリック感と呼ばれるものに
代表される。このクリック感を操作性の良否判定の目安
とすることにより押しボタンの寸法に影響されない判定
が可能になるが、これまでこのクリック感を定量的に検
出した検査方法の例はなく、作業者の手の感触または聴
感覚を合わせながら良否の判定を行う方法が取られてお
り、検査作業に大変な手間が掛かると共に、主観的な基
準に基づき判定されるので基準となるレベルが不安定に
なり安い問題があった。
【0006】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、押しボタンの寸法のばらつきに影響される
ことがなく、さらに自動化を可能にする押しボタンスイ
ッチの検査方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の押しボタンスイ
ッチの検査方法は、上記目的を達成するために、フォー
スゲージを内蔵した検査装置の作用部で押しボタンを押
下し、フォースゲージの出力波形を時間で微分すること
により出力波形のクリックピーク点を検出し、このクリ
ックピーク点の波高値、時間を予め登録した値と比較す
ることにより押しボタンスイッチの操作性の良否を判定
することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の押しボタンスイッチの検査方法では、
押しボタンのクリック感を定量化し、この定量化した特
性値によって操作性の良否を判定するものであり、これ
によって押しボタンの寸法のばらつきに影響されること
なく、更に検査の自動化を可能にするものである。つま
り、フォースゲージを内蔵した検査装置の作用部で押し
ボタンを押下し、これによって得られたフォースゲージ
の出力波形を微分処理し速度データを作り、この速度デ
ータのゼロクロス点を見つけて前記出力波形のクリック
ピーク点とし、このクリックピーク点における出力波形
の波高値、時間により押しボタンのクリック感を定量化
して操作性の判定を行うものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図1は、本発明の押しボタンの操作性検査
方法の一実施例に係るシステム構成を示すものである。
【0010】同図において、11はロボットハンド12
を有し、フォースゲージを内蔵した検査装置を構成する
ロボット、13はパーソナルコンピュータ、14は検査
治具、15は被検査物となる押しボタンスイッチを有す
る電気部品である。ロボット11は、パーソナルコンピ
ュータ13からの信号によりロボットハンド12を移動
させ、ロボットハンド12の作用部が被検査物15の押
しボタンを押下するように制御される。ロボットハンド
12が受ける押圧力はロボット11に内蔵させたフォー
スゲージの出力波形として検出され、この出力波形はA
/D変換され検出信号としてパーソナルコンピュータ1
3に送られる。また、被検査物15は押しボタンスイッ
チが電気的にONしたか否かを検出するための検査治具
14に接続されており、この検査治具14の検出出力も
パーソナルコンピュータ13に送られる。
【0011】パーソナルコンピュータ13では、図2に
示すフローに従ったアルゴリズム処理が実行され、この
アルゴリズム処理に従ってロボット11の操作が制御さ
れると共に、ロボット11に内蔵されたフォースゲージ
の出力波形信号のデータ処理がなされる。
【0012】次に、図2及び図3を用いて押しボタンス
イッチの検査方法について説明する。 まず、パーソナ
ルコンピュータ13からの信号によりロボット11を制
御し、ロボットハンド12により検査すべき押しボタン
の押下を開始させる(ステップ201)。同時にフォー
スゲージ出力をパーソナルコンピュータ13に取り込む
(ステップ202)。
【0013】フォースゲージの出力は図3(a)のよう
な出力波形31を示す。ここで、ステップ1の開始信号
によりロボットハンド12が移動を始めて押しボタンに
接触するまでの期間と押しボタンの遊び期間に相当する
時間t0 を経て出力波形31がトリガーレベルFt に達
すると、トリガー信号を発し出力波形データのサンプリ
ングを開始する(ステップ203,204)。
【0014】そして、押しボタンの押下が終了するまで
データのサンプリングを続け(ステップ205)、押し
ボタンの押下が終了するとサンプリングしたデータから
クリックピーク点を検出するためのデータ処理を開始す
る(ステップ206)。
【0015】ここで、データ処理について説明すると、
まず出力波形のサンプリングデータを時間で微分処理
し、図3(b)のような速度データ32に変換する。そ
して、速度データ32のゼロクロスポイントPを抽出
し、このゼロクロスポイントPにおける出力波形のデー
タをクリックピーク点の出力とする。つまり、トリガー
信号からゼロクロスポイントPまでの時間tp 及びトリ
ガーレベルFt からゼロクロスポイントPにおける出力
波形31の波高値までの出力Fp がクリックピーク点の
出力となる(ステップ207)。
【0016】次に(ステップ208)において、検出し
たクリックピーク点の出力を予め登録した値と比較する
ことにより押しボタンスイッチの操作性の良否を判定す
る。
【0017】このように、本実施例では、フォースゲー
ジを内蔵したロボット11のロボットハンド12の作用
部で押しボタンを押下し、これによって得られたフォー
スゲージの出力波形を微分処理し速度データを作り、こ
の速度データのゼロクロス点を見つけて出力波形のクリ
ックピーク点とし、このクリックピーク点における出力
波形の波高値、時間により押しボタンのクリック感を定
量化して操作性の判定を行うようにしたので、押しボタ
ンの寸法のばらつきによる影響を受けることなく適切な
操作性の判定が可能になり、更に押しボタンスイッチの
操作性検査の自動化が可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の押しボタ
ンの操作性検査方法によれば、押しボタンスイッチの操
作性を示すクリック感を定量化して操作性の良否判定に
適用するものであるから、押しボタンの寸法のばらつき
による影響を受けることなく適切な操作性の判定が可能
になり、更に押しボタンスイッチの操作性検査の自動化
を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押しボタンの操作性検査方法の一実施
例に係るシステム構成を示す図である。
【図2】図1の押しボタンの操作性検査方法の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図3】図1のフォースゲージの出力波形におけるクリ
ックピーク点を説明するための図である。
【図4】従来の操作性検査装置による出力波形を説明す
るための図である。
【符号の説明】
11 ロボット 12 ロボットハンド 13 パーソナルコンピュータ 14 検査治具 15 被検査物 31 出力波形 32 速度データ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォースゲージを内蔵した検査装置の作
    用部で押しボタンを押下し、フォースゲージの出力波形
    を時間で微分することにより出力波形のクリックピーク
    点を検出し、該クリックピーク点の波高値、時間を予め
    登録した値と比較することにより押しボタンスイッチの
    操作性の良否を判定することを特徴とする押しボタンス
    イッチの操作性検査方法
JP4260759A 1992-09-03 1992-09-03 押しボタンスイッチの操作性検査方法 Pending JPH0682345A (ja)

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